JP2001075311A - 画像形成方法と画像形成装置及びそれらに用いられる静電潜像現像用トナー - Google Patents
画像形成方法と画像形成装置及びそれらに用いられる静電潜像現像用トナーInfo
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Abstract
することができ、更に、転写時の転写率の向上と画像ア
レの抑制を達成することのできる画像形成方法と画像形
成装置、及びそれに用いるための静電潜像現像用トナー
を提供する。 【解決手段】 静電潜像形成体上を均一帯電させた後、
画像に応じたデジタル露光を行って形成された静電潜像
をトナーを含む現像剤により反転現像し、得られたトナ
ー画像を画像支持体上に転写後定着する画像形成方法に
於いて、該トナーが少なくとも樹脂粒子を水系媒体中に
て融着させて造られたトナーであることを特徴とする画
像形成方法。
Description
う画像形成方法と画像形成装置及びそれらに用いられる
静電潜像現像用トナーに関するものである。
置としては、ますます高画質を要求されており、又、レ
ーザービーム露光等によるデジタル露光により静電潜像
を形成し現像するデジタル画像化が進んできている。
3割以下であり、デジタル露光ではアナログ露光と異な
り画像情報信号を反転させて露光することは容易である
から、画像部分について露光を行い、反転現像するのが
印字速度、感光体疲労防止上からも有利である。しか
し、反転現像は現像系としては正規現像に比して不安定
であり、それだけ安定性を保ちにくい。
レーザーやLED等の光強度や照射時間を制御して潜像
ドット形成が行われている。このため形成された潜像ド
ットは基本的には正規分布状に成った電位で構成されて
いる。しかしながら、この状態に形成された潜像ドット
を現像する場合、原稿のドットと現像画像のドットの大
きさ形状が一致したものとすることが必要である。特
に、ハーフトーンなどの印字を行う場合には、そのドッ
トと現像画像ドットをいかに一致させるかで画質が決定
される。
正規分布状を有する電位に対して再現性の高い、安定し
た現像はできない。この理由としては、一般的に広く用
いられている粉砕法で調製されたトナーでは、その表面
に破断面が存在するし、分級されずに残った微細なトナ
ーが残存し、あるいは現像器内部のストレスなどで発生
する微粉トナーの存在により、帯電性がブロードにな
り、ドットのエッジ部分に帯電性の低いあるいは逆極性
のトナー成分が付着し、ドットの大きさ形状を安定に形
成することができないからである。
する解決策を提供するためになされたものである。
優れ、高画質な画像を形成することができ、更に、転写
時の転写率の向上と画像アレの抑制を達成する画像形成
方法と画像形成装置、及びそれに用いるための静電潜像
現像用トナーを提供することにある。
成のいずれかを採ることにより達成される。
た後、画像に応じたデジタル露光を行って形成された静
電潜像をトナーを含む現像剤により反転現像し、得られ
たトナー画像を画像支持体上に転写後定着する画像形成
方法に於いて、該トナーが少なくとも樹脂粒子を水系媒
体中にて融着させて造られたトナーであることを特徴と
する画像形成方法。
る手段、画像に応じたデジタル露光を行って形成された
静電潜像を形成する手段、トナーを含む現像剤により反
転現像する手段、得られたトナー画像を画像支持体上に
転写する手段及びそのトナー像を定着する手段を有する
画像形成装置に於いて、該トナーが少なくとも樹脂粒子
を水系媒体中にて融着させて造られたトナーであること
を特徴とする画像形成装置。
た後、画像に応じたデジタル露光を行って形成された静
電潜像をトナーを含む現像剤により反転現像し、得られ
たトナー画像を画像支持体上に転写後定着する画像形成
方法に用いられる静電潜像現像用トナーに於いて、少な
くとも樹脂粒子を水系媒体中にて融着させて造られたこ
とを特徴とする静電潜像現像用トナー。
平均粒径が3〜9μmであり、該トナーの下記式で示さ
れる形状係数が1.3〜2.2の範囲内にあり、且つ形
状係数が1.5〜2.0の範囲内にあるトナー粒子が8
0個数%以上であることを特徴とする〔3〕記載の静電
潜像現像用トナー。
影面積 〔5〕 前記静電潜像現像用トナーの3.0μm以下の
微粉トナー量が20個数%以下であることを特徴とする
〔4〕記載の静電潜像現像用トナー。
0μm以下の微粉トナー量が10個数%以下であること
を特徴とする〔5〕記載の静電潜像現像用トナー。
光により静電潜像形成体上に形成された潜像を、トナー
を含む現像剤で反転現像により画像を形成し、主走査方
向の露光径(Aμm)と現像された画像の主走査方向の
現像径(Bμm)との間に下記関係を満足することを特
徴とする画像形成方法。
る画像形成方法及び装置、特にコンピュータ等からのデ
ジタル画像データで変調した変調ビームにより静電潜像
を形成し、これを顕像化して画像形成する装置に関する
ものである。
潜像を現像して可視画像を得る電子写真等の分野におい
て、画質の改善、変換、編集等が容易で高品質の画像形
成が可能なデジタル方式を採用した画像形成方法の研究
開発が盛んになされている。この画像形成方法及び装置
に採用されるコンピュータまたは複写原稿からのデジタ
ル画像信号により光変調する走査光学系として、レー
ザ光学系に音響光学変調器を介在させ、当該音響光学変
調器により光変調する装置、半導体レーザを用い、レ
ーザ強度を直接変調する装置、或いは光源としてLE
Dを用いるもの等があり、これらの走査光学系から一様
に帯電した感光体上にスポット露光してドット状の画像
を形成する。
は、裾が左右に広がった正規分布に近似した丸状や楕円
状の輝度分布となり、例えばレーザビームの場合、通
常、感光体上で主走査方向あるいは副走査方向の一方あ
るいは両者が20〜100μmという極めて小さい丸状
あるいは楕円状である。
された主走査方向の露光径(Aμm)と主走査方向の現
像径(Bμm)が下記関係を満足するものである。ここ
で、露光径とは、走査光学系より照射され、感光体上に
形成されたビーム自身の径をいい、主走査方向の露光径
とは、上述の感光体上に形成された1ドットに相当する
ビーム径の主走査方向の最大径を示すものである。ま
た、現像径とは、前述のビームの照射された感光体上に
形成される静電潜像の径をいい、主走査方向の現像径と
は、上述の感光体上に形成された1ドットに相当する静
電潜像の主走査方向の最大径を示すものである。 1.1≦B/A≦1.5
画像となり、いわゆる細線再現性も良好で、且つ、いわ
ゆる世代コピーも多世代が可能となる。すなわち、現像
径(Bμm)と露光径(Aμm)の関係については、上
記の条件とすることで高いドットの再現性とドット形状
の均一化された高画質な画像を形成することができる。
現像径を露光径の1.1〜1.5倍に大きく拡大するこ
とで、書き込まれた1画素の鮮鋭性を向上することがで
き、画像自体の目視での再現性を向上することができる
ものである。現像径が露光径の1.1倍未満であると、
1ドット自体の画像としての大きさが小さくなるため、
目視での画像が細くなるため、画像としてドットの再現
性が低下してしまう。また、現像径が露光径の1.5倍
を超えてしまう場合には、隣接したドットの間隙が埋ま
ってしまい、細線の再現性が低下する問題がある。尚、
上記特定の範囲の現像径と露光径の関係は、1ドット中
の電位分布、トナーの有する帯電量分布、レーザーパワ
ー、感光体電位及び現像条件を制御することによって達
成されるものである。
することで、転写時の転写率の向上及び転写時の画像ア
レの抑制を図ることができる。すなわち、露光径よりも
若干大きめの現像領域とすることで、トナーと感光体と
の付着力を低下させることができるとともに転写時にチ
リを発生しやすい電位エッジ部に現像されたトナーの飛
散をその周囲に存在するトナーを利用して抑制すること
ができる。
20〜100μm、好ましくは30〜80μmである
が、必要とされる画像の解像度により種々選択すること
ができる。また、副走査方向の露光径としても20〜1
00μm、好ましくは30〜80mであるが、主走査方
向同様画質の解像度により種々選択することができる。
像条件を制御することで調整することができる。すなわ
ち、接触現像の場合では、感光体の線速度(Vp)と現
像剤搬送部材の線速度(Vs)の線速比(Vs/Vp)
を1.1〜3.0、好ましくは1.2〜2.5とするこ
とで、本発明の現像径と露光径の比に調整することがで
きる。これは、露光径に対して若干大きめに現像するた
めには、現像剤の供給量を若干増加させることが必要と
なるので、現像剤搬送部材の線速度(Vs)を感光体の
線速度(Vp)よりも若干大きくすることで、現像領域
へトナーが多めに搬送されて現像径を大きくすることが
できるためである。また、Vs/Vpが3.0を超える
場合には比率も1.5を超えてしまうことが発生する。
発明の少なくとも樹脂粒子を水系媒体中にて融着させて
造られたトナーを使用すればよい。いわゆる粉砕法で調
製されたトナーでは、破砕でトナーの表面が形成される
ため、表面性の異なるトナーが存在しており、トナー間
のバラツキが大きく、帯電量分布が広く、現像時に露光
径よりも大きな面積で現像されてしまう問題がある。ま
た、懸濁重合法で調製されたトナーでは、形状が球形化
されたもののみになってしまうことから、現像性自体の
幅が狭くなり、露光径に近く、或いは露光径以下の現像
径になりやすい。
式により形成された潜像を現像するためには、現像剤中
のトナーの微粉の混入が無いことが大切であり、微粉含
有量は3.0μm以下の微粉トナー量が個数分布で全体
の20個数%以下、好ましくは2.0μm以下の微粉ト
ナー量が10個数%以下であるのがよい。
現像自体は再現性よく形成させることができるものの、
微粉トナーは静電的な付着性が高く、感光体との付着性
が高いものであることから、転写性が低下し、転写時に
画像の乱れを発生する原因となる。
水系媒体中にて融着させて造られたトナーである。この
製造方法では特に微粒子を融着する工程を経るために、
形状が不定形化されたものであり、かつ表面は破砕面の
ない丸みを帯びた構造であることから、適度な現像性を
保有しており、現像径と露光径の関係を満足することが
できるものである。更に、本発明の融着で作製されたト
ナーでは、微粉自体が残留することが無く、粉砕法トナ
ーと比較して遊離する微粉トナーを発生することが無
い。
件、装置等について更に詳細に説明する。
系媒体中に於いて融着させたトナーである。
有した樹脂粒子を水系媒体中で融着させて製造してもよ
いが、着色剤を内包した樹脂粒子を調製する際の重合安
定能の問題、及びトナー生産に於ける安定化の観点か
ら、樹脂粒子と着色剤粒子さらには離型剤粒子を水系媒
体中において融着させたトナーがより好ましい。該トナ
ーはトナー製造時から表面に凹凸がある形状を有してお
り、さらに、水系媒体中で融着するため、粒子間の形状
や表面性に差がでることも少なく、結果として帯電量分
布もシャープであり、トナー飛散の少ない解像性の優れ
た仕上がり画像をえることができる。又、これが本発明
の効果に大きく寄与しているであろうことは先に記載し
た通りである。
ば特開昭63−186253号公報、同63−2827
49号公報、特開平7−146583号公報等に記載さ
れている方法や、樹脂粒子を塩析/融着させて形成する
方法等をあげることができる。
重量平均粒径50〜2000nmが好ましく、これらの
樹脂粒子は乳化重合、懸濁重合、シード重合等のいずれ
の造粒重合法によっても良いが、本発明に最も好ましく
用いられるのは乳化重合法である。
ついて記述する。 《材料》 〔単量体〕重合性単量体としては、ラジカル重合性単量
体を必須の構成成分とし、必要に応じて架橋剤を使用す
ることができる。また、以下の酸性基を有するラジカル
重合性単量体または塩基性基を有するラジカル重合性単
量体を少なくとも1種類含有させることが好ましい。
のではなく従来公知のラジカル重合性単量体を用いるこ
とができる。また、要求される特性を満たすように、1
種または2種以上のものを組み合わせて用いることがで
きる。
タ)アクリル酸エステル系単量体、ビニルエステル系単
量体、ビニルエーテル系単量体、モノオレフィン系単量
体、ジオレフィン系単量体、ハロゲン化オレフィン系単
量体等を用いることができる。
スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェ
ニルスチレン、p−クロロスチレン、p−エチルスチレ
ン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルス
チレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチル
スチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルス
チレン、p−n−ドデシルスチレン、2,4−ジメチル
スチレン、3,4−ジクロロスチレン等のスチレン系単
量体およびその誘導体が挙げられる。
ては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル
酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノアク
リル酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル
酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノ
エチル等が挙げられる。
ニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等が挙げ
られる。
メチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブ
チルエーテル、ビニルフェニルエーテル等が挙げられ
る。
ン、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン等が挙げられる。
ン、イソプレン、クロロプレン等が挙げられる。
塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル等が挙げられ
る。
ル重合性架橋剤を添加しても良い。ラジカル重合性架橋
剤としては、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、
ジビニルエーテル、ジエチレングリコールメタクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリル等の
不飽和結合を2個以上有するものが挙げられる。
体または塩基性基を有するラジカル重合性単量体 酸性基を有するラジカル重合性単量体または塩基性基を
有するラジカル重合性単量体としては、例えば、カルボ
キシル基含有単量体、スルホン酸基含有単量体、第1級
アミン、第2級アミン、第3級アミン、第4級アンモニ
ウム塩等のアミン系の化合物を用いることができる。
ては、カルボン酸基含有単量体として、アクリル酸、メ
タクリル酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸、ケ
イ皮酸、マレイン酸モノブチルエステル、マレイン酸モ
ノオクチルエステル等が挙げられる。
ンスルホン酸、アリルスルホコハク酸、アリルスルホコ
ハク酸オクチル等が挙げられる。
カリ金属塩あるいはカルシウムなどのアルカリ土類金属
塩の構造であってもよい。
しては、アミン系の化合物があげられ、ジメチルアミノ
エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレ
ート、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジエチルア
ミノエチルメタクリレート、および上記4化合物の4級
アンモニウム塩、3−ジメチルアミノフェニルアクリレ
ート、2−ヒドロキシ−3−メタクリルオキシプロピル
トリメチルアンモニウム塩、アクリルアミド、N−ブチ
ルアクリルアミド、N,N−ジブチルアクリルアミド、
ピペリジルアクリルアミド、メタクリルアミド、N−ブ
チルメタクリルアミド、N−オクタデシルアクリルアミ
ド;ビニルピリジン、ビニルピロリドン;ビニルN−メ
チルピリジニウムクロリド、ビニルN-エチルピリジニ
ウムクロリド、N,N−ジアリルメチルアンモニウムク
ロリド、N,N−ジアリルエチルアンモニウムクロリド
等を挙げることができる。
としては、酸性基を有するラジカル重合性単量体または
塩基性基を有するラジカル重合性単量体が単量体全体の
0.1〜15質量%使用することが好ましく、ラジカル
重合性架橋剤はその特性にもよるが、全ラジカル重合性
単量体に対して0.1〜10質量%の範囲で使用するこ
とが好ましい。
的として、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いること
が可能である。
ではなく例えばオクチルメルカプタン、ドデシルメルカ
プタン、tert−ドデシルメルカプタン等のメルカプ
タン、およびスチレンダイマー等が使用される。
ル重合開始剤は水溶性であれば適宜使用が可能である。
例えば過硫酸塩(過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
等)、アゾ系化合物(4,4′−アゾビス4−シアノ吉
草酸及びその塩、2,2′−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)塩等)、パーオキシド化合物等が挙げられる。
応じて還元剤と組み合わせレドックス系開始剤とする事
が可能である。レドックス系開始剤を用いる事で、重合
活性が上昇し重合温度の低下が図れ、更に重合時間の短
縮が期待できる。
成温度以上であればどの温度を選択しても良いが例えば
50℃から90℃の範囲が用いられる。但し、常温開始
の重合開始剤、例えば過酸化水素−還元剤(アスコルビ
ン酸等)の組み合わせを用いる事で、室温またはそれ以
上の温度で重合する事も可能である。
体を使用して乳化重合を行うためには、界面活性剤を使
用して乳化重合を行う必要がある。この際に使用するこ
とのできる界面活性剤としては特に限定されるものでは
無いが、下記のイオン性界面活性剤を好適なものの例と
して挙げることができる。
塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アリール
アルキルポリエーテルスルホン酸ナトリウム、3,3−
ジスルホンジフェニル尿素−4,4−ジアゾ−ビス−ア
ミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オ
ルト−カルボキシベンゼン−アゾ−ジメチルアニリン、
2,2,5,5−テトラメチル−トリフェニルメタン−
4,4−ジアゾ−ビス−β−ナフトール−6−スルホン
酸ナトリウム等)、硫酸エステル塩(ドデシル硫酸ナト
リウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫
酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム等)、脂肪酸塩
(オレイン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、カプ
リン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、カプロン酸
ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カルシ
ウム等)が挙げられる。
とができる。具体的には、ポリエチレンオキサイド、ポ
リプロピレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドと
ポリエチレンオキサイドの組み合わせ、ポリエチレング
リコールと高級脂肪酸とのエステル、アルキルフェノー
ルポリエチレンオキサイド、高級脂肪酸とポリエチレン
グリコールのエステル、高級脂肪酸とポリプロピレンオ
キサイドのエステル、ソルビタンエステル等をあげるこ
とができる。
時の乳化剤として使用されるが、他の工程または使用目
的で使用してもよい。
顔料を挙げることができる。
ることができる。具体的な無機顔料を以下に例示する。
ブラック、チャンネルブラック、アセチレンブラック、
サーマルブラック、ランプブラック等のカーボンブラッ
ク、更にマグネタイト、フェライト等の磁性粉も用いら
れる。
は複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加
量は重合体に対して2〜20質量%であり、好ましくは
3〜15質量%が選択される。
マグネタイトを添加することができる。この場合には所
定の磁気特性を付与する観点から、トナー中に20〜6
0質量%添加することが好ましい。
ことができる。具体的な有機顔料を以下に例示する。
C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッ
ド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメン
トレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピ
グメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、
C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメン
トレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:
1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメ
ントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、
C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメント
レッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.
I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッ
ド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げら
れる。
は、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメ
ントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、
C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメント
イエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.
I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエ
ロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.
ピグメントイエロー138等が挙げられる。
C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブ
ルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、
C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブ
ルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられ
る。
は複数を選択併用する事が可能である。また顔料の添加
量は重合体に対して2〜20質量%であり、好ましくは
3〜15質量%が選択される。
る。その表面改質剤としては、従来公知のものを使用す
ることができ、具体的にはシランカップリング剤、チタ
ンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤等が好
ましく用いることができる。
良やクリーニング性の向上などの目的で、いわゆる外添
剤を添加して使用することができる。これら外添剤とし
ては特に限定されるものでは無く、種々の無機微粒子、
有機微粒子及び滑剤を使用することができる。
用することができる。具体的には、シリカ、チタン、ア
ルミナ微粒子等が好ましく用いることができる。これら
無機微粒子としては疎水性のものが好ましい。具体的に
は、シリカ微粒子として、例えば日本アエロジル社製の
市販品R−805、R−976、R−974、R−97
2、R−812、R−809、ヘキスト社製のHVK−
2150、H−200、キャボット社製の市販品TS−
720、TS−530、TS−610、H−5、MS−
5等が挙げられる。
ロジル社製の市販品T−805、T−604、テイカ社
製の市販品MT−100S、MT−100B、MT−5
00BS、MT−600、MT−600SS、JA−
1、富士チタン社製の市販品TA−300SI、TA−
500、TAF−130、TAF−510、TAF−5
10T、出光興産社製の市販品IT−S、IT−OA、
IT−OB、IT−OC等が挙げられる。
エロジル社製の市販品RFY−C、C−604、石原産
業社製の市販品TTO−55等が挙げられる。
径が10〜2000nm程度の球形の有機微粒子を使用
することができる。このものとしては、スチレンやメチ
ルメタクリレートなどの単独重合体やこれらの共重合体
を使用することができる。
ルミニウム、銅、マグネシウム、カルシウム等の塩、オ
レイン酸の亜鉛、マンガン、鉄、銅、マグネシウム等の
塩、パルミチン酸の亜鉛、銅、マグネシウム、カルシウ
ム等の塩、リノール酸の亜鉛、カルシウム等の塩、リシ
ノール酸の亜鉛、カルシウムなどの塩等の高級脂肪酸の
金属塩が挙げられる。
0.1〜5質量%程度が好ましい。
程は、乳化重合を行い樹脂粒子を調製する重合工程、前
記樹脂粒子分散液を用いて水系媒体中で樹脂粒子を融着
させる工程、得られた粒子を水系媒体中より濾過し界面
活性剤などを除去する洗浄工程、得られた粒子を乾燥さ
せる工程、さらに乾燥させて得られた粒子に外添剤など
を添加する外添剤添加工程などから構成される。ここで
樹脂粒子としては着色された粒子であってもよい。ま
た、非着色粒子を樹脂粒子として使用することもでき
る。この場合には、樹脂粒子の分散液に着色剤粒子分散
液などを添加した後に水系媒体中で融着させることで着
色粒子とすることができる。
って生成された樹脂粒子を用いて塩析し、融着する方法
が好ましい。また、非着色の樹脂粒子を使用した場合に
は、樹脂粒子と着色剤粒子を水系媒体中で塩析し、融着
させることができる。
構成要素である荷電制御剤等も本工程で粒子として添加
することができる。
からなるもので、水の含有量が50質量%以上であるも
のを示す。水以外のものとしては、水に溶解する有機溶
媒を挙げることができ、例えば、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、ブタノール、アセトン、メチル
エチルケトン、テトラヒドロフランなどをあげることが
できる。好ましくは樹脂を溶解しない有機溶媒である、
メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノー
ルのようなアルコール系有機溶媒が特に好ましい。
い。着色剤の表面改質法は、溶媒中に着色剤を分散し、
その中に表面改質剤を添加した後昇温し反応を行う。反
応終了後、ろ過し同一の溶媒で洗浄ろ過を繰り返し乾燥
させ表面改質剤で処理された顔料を得る。
て調製される方法がある。この分散は、水中で界面活性
剤濃度を臨界ミセル濃度(CMC)以上にした状態で行
われる。
が、好ましくは超音波分散機、機械的ホモジナイザー、
マントンゴーリンや圧力式ホモジナイザー等の加圧分散
機、サンドグラインダー、ゲッツマンミルやダイヤモン
ドファインミル等の媒体型分散機が挙げられる。
面活性剤を使用することができる。
色剤粒子とが存在している水中にアルカリ金属塩やアル
カリ土類金属塩等からなる塩析剤を臨界凝集濃度以上の
凝集剤として添加し、ついで樹脂粒子のガラス転移点以
上に加熱することで塩析を進行させると同時に融着を行
う工程である。この工程では、水に無限溶解する有機溶
媒を添加し、樹脂粒子のガラス転移温度を実質的に下げ
ることで融着を効果的に行う手法を使用してもよい。
アルカリ土類金属塩は、アルカリ金属として、リチウ
ム、カリウム、ナトリウム等が挙げられ、アルカリ土類
金属として、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウムなどが挙げられ、好ましくはカリウム、ナ
トリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムが挙げ
られる。また塩を構成するものとしては、塩素塩、臭素
塩、沃素塩、炭酸塩、硫酸塩等が挙げられる。
しては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、
2−プロパノール、エチレングリコール、グリセリン、
アセトン等があげられるが、炭素数が3以下のメタノー
ル、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール
のアルコールが好ましく、特に、2−プロパノールが好
ましい。
析剤を添加した後に放置する時間をできるだけ短くする
ことが好ましい。この理由として明確では無いが、塩析
した後の放置時間によって、粒子の凝集状態が変動し、
粒径分布が不安定になったり、融着させたトナーの表面
性が変動したりする問題が発生する。また、塩析剤を添
加する温度としては少なくとも樹脂粒子のガラス転移温
度以下であることが必要である。この理由としては、塩
析剤を添加する温度が樹脂粒子のガラス転移温度以上で
あると樹脂粒子の塩析/融着は速やかに進行するもの
の、粒径の制御を行うことができず、大粒径の粒子が発
生したりする問題が発生する。この添加温度の範囲とし
ては樹脂のガラス転移温度以下であればよいが、一般的
には5〜55℃、好ましくは10〜45℃である。
ラス転移温度以下で加え、その後にできるだけ速やかに
昇温し、樹脂粒子のガラス転移温度以上に加熱する方法
を使用することが好ましい。この昇温までの時間として
は30分未満、好ましくは10分未満である。さらに、
昇温を速やかに行う必要があるが、昇温速度としては、
1℃/分以上が好ましい。上限としては特に明確では無
いが、急速な塩析/融着の進行により粗大粒子の発生を
抑制する観点で、15℃/分以下が好ましい。
ーの粒径は、体積平均粒径で3〜9μmが好ましい。こ
れらのトナーの体積平均粒径は、コールターカウンター
TA−II、コールターマルチサイザー、SLAD110
0(島津製作所社製レーザー回折式粒径測定装置)等を
用いて測定することができる。コールターカウンターT
A−II及びコールターマルチサイザーではアパーチャー
径=100μmのアパーチャーを用いて2.0〜40μ
mの範囲における粒径分布を用いて測定されたものを示
す。
の微粉トナー量が個数分布で全体の20個数%以下、さ
らに好ましくは2.0μm以下の微粉トナー量が10個
数%以下であるのがよい。この微粉トナー量は大塚電子
社製・電気泳動光散乱光度計ELS−800を用いて測
定することができる。この範囲に粒径分布を調整するた
めには、塩析/融着段階での温度制御を狭くすることが
よい。具体的にはできるだけすばやく昇温することであ
る。この条件としては、前述の条件に示したものであ
り、昇温までの時間としては30分未満、好ましくは1
0分未満、さらに、昇温速度としては、1〜15℃/分
が好ましい。
は、下記式で示される形状係数が1.3〜2.2の範囲
内にあり、且つ形状係数が1.5〜2.0の範囲にある
トナー粒子が80個数%以上であることが好ましい。
ナー粒子を拡大した写真を撮影し、ついでこの写真に基
づいて「SCANNING IMAGE ANALYS
ER」(日本電子社製)を使用して写真画像の解析を行
う。この際、500個のトナー粒子について形状係数を
測定し、これらの算術平均値を本発明の形状係数とす
る。形状係数の好ましい範囲は、1.5〜2.0であ
る。
は、形状が球形化してくるため、電荷密度が高くなるた
めに、複数の転写工程を繰り返し受けた場合の電荷の蓄
積が過多となり、定着工程でのハジキを抑制する効果が
低下する傾向となる。
は、不定形化の度合いが高くなり、凹凸の存在が多くな
ることにより、電荷の保持能が低下するため、画像支持
体に対するトナーの付着力が低下し、画像支持体の搬送
時に受ける振動で動いたりする問題が発生しやすく、い
わゆる文字チリなどの画像欠陥を発生しやすくなってい
く。
あるトナー粒子が80個数%以上とすることで、形状の
分布を均一にすることができるため、より球形化された
トナーやより不定形化されたトナーの存在量を少なくす
ることができることから、前述の問題点を長期に亘って
抑制することができる。
られたトナー粒子をそのまま使用してもよいが、例えば
流動性、帯電性、クリーニング性の改良を行うことを目
的として、前述の外添剤を添加してもよい。外添剤の添
加方法としては、タービュラーミキサー、ヘンシェルミ
キサー、ナウターミキサー、V型混合機などの種々の公
知の混合装置を使用することができる。
材料として種々の機能を付与することのできる材料を加
えてもよい。具体的には荷電制御剤等が挙げられる。こ
れらの成分は樹脂粒子を乳化重合する段階でその分散液
を添加する方法、前述の塩析/融着段階で樹脂粒子と着
色剤粒子と同時に添加し、トナー中に包含する方法、樹
脂粒子自体に添加する方法等種々の方法で添加すること
ができる。好ましい方法としては、前述の樹脂粒子を乳
化重合する段階で荷電制御剤粒子及び/又は離型剤粒子
を分散液の状態で添加する方法及び前述の塩析/融着工
程で樹脂粒子及び着色剤粒子と同時に荷電制御剤粒子及
び/又は離型剤粒子を分散液の状態で添加し、塩析/融
着させる方法が挙げられる。
で、且つ水中に分散することができるものを使用するこ
とが好ましい。具体的には、ポリプロピレン、ポリエチ
レン等のオレフィン系ワックスや、これらの変性物、カ
ルナウバワックスやライスワックス等の天然ワックス、
脂肪酸ビスアミドなどのアミド系ワックスなどをあげる
ことができる。これらは離型剤粒子として加えられ、樹
脂や着色剤と共に塩析/融着させることが好ましいこと
はすでに述べた。
且つ水中に分散することができるものを使用することが
できる。具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸ま
たは高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4
級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸
金属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。
した状態で数平均一次粒子径が10〜500nm程度と
することが好ましい。
一成分現像剤でも二成分現像剤として用いてもよいが、
好ましくは二成分現像剤としてである。
一成分現像剤として前記トナーをそのまま用いる方法も
あるが、通常はトナー粒子中に0.1〜5μm程度の磁
性粒子を含有させ磁性一成分現像剤として用いる。その
含有方法としては、着色剤と同様にして非球形粒子中に
含有させるのが普通である。
て用いることができる。この場合は、キャリアの磁性粒
子として、鉄、フェライト、マグネタイト等の金属、そ
れらの金属とアルミニウム、鉛等の金属との合金等の従
来から公知の材料を用いる。特にフェライト粒子が好ま
しい。上記磁性粒子は、その体積平均粒径としては15
〜100μm、より好ましくは25〜60μmのものが
よい。
には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置
「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMP
ATEC)社製)により測定することができる。
覆されているもの、あるいは樹脂中に磁性粒子を分散さ
せたいわゆる樹脂分散型キャリアが好ましい。コーティ
ング用の樹脂組成としては、特に限定は無いが、例え
ば、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン/ア
クリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エステル系樹脂或い
はフッ素含有重合体系樹脂等が用いられる。また、樹脂
分散型キャリアを構成するための樹脂としては、特に限
定されず公知のものを使用することができ、例えば、ス
チレン/アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹
脂、フェノール樹脂等を使用することができる。
れに限定されるものではないが、図1にデジタル複写機
の例を挙げ、本発明の画像形成方法及び画像形成装置に
ついて説明する。
置にて読み取った情報に基づき、半導体レーザ光源1か
ら露光光が発せられる。これをポリゴンミラー2によ
り、図1の紙面と垂直方向に振り分け、画像の歪みを補
正するfθレンズ3を介して、感光体面上に照射され静
電潜像を作る。感光体は、あらかじめ帯電器5により一
様帯電され、像露光のタイミングにあわせて時計方向に
回転を開始している。
現像され、形成された現像像はタイミングを合わせて搬
送されてきた画像支持体Pに転写器7の作用により転写
される。さらに感光体4と画像支持体Pは分離器(分離
極)9により分離されるが、現像像は画像支持体Pに転
写担持されて、定着器10へと導かれ定着される。
クリーニングブレード方式のクリーニング器11にて清
掃され、帯電前露光(PCL)12にて残留電荷を除
き、次の画像形成のため再び帯電器5により、一様帯電
される。
が、現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に限定
されず、OHP用のPETベース等も無論含まれる。
〜30mm程度のゴム状弾性体を用い、材質としてはウ
レタンゴムが最も良く用いられる。
し、画像支持体へ転写する工程を繰り返す方式、すなわ
ち逐次転写方式(ドラム転写方式)の画像形成に関して
は、図2に示す。
像形成装置は、装置本体301の右側(図2上側)から
装置本体の略中央部に亘って設けられている画像支持体
(記録材ともいう)搬送系Iと、装置本体301の略中
央部に、上記画像支持体搬送系Iを構成している転写ド
ラム315に近接して設けられている潜像形成部IIと、
上記潜像形成部IIと近接して配設されている現像手段、
すなわち回転式現像器IIIとに大別される。
構成となっている。上記装置本体301の右壁(図2右
側)に開口部が形成されており、該開口部に着脱自在な
画像支持体供給用トレイ302及び303が一部機外に
突出して配設されている。該トレイ302及び303の
略直上部には給紙用ローラー304及び305が配設さ
れ、これら給紙用ローラー304及び305と左方に配
された矢印方向に回転自在な転写ドラム315とを連係
するように、給紙ローラー306及び給紙ガイド307
及び308が設けられている。上記転写ドラム315の
外周面近傍には回転方向上流側から下流側に向かって当
接用ローラー309、グリッパ310、画像支持体分離
用帯電器311、分離爪312が順次配設されている。
電器313、画像支持体分離用帯電器314が配設され
ている。転写ドラム315の画像支持体が巻き付く部分
にはポリフッ化ビニリデンの如き、ポリマーで形成され
ている転写シート(図示せず)が貼り付けられており、
記録材は該転写シート上に静電的に密着貼り付けされて
いる。上記転写ドラム315の右側上部には上記分離爪
312と近接して搬送ベルト手段316が配設され、該
搬送ベルト手段316の記録材搬送方向終端(右端)に
は記録材にカラートナー画像を加熱定着するための定着
器10が配設されている。該定着器10よりもさらに搬
送方向後流には装置本体301外へと延在し、装置本体
301に対して着脱自在な排出用トレイ317が配設さ
れている。
る。図2矢印方向に回転自在な潜像保持体である感光体
4(例えば、OPC感光ドラム)が、外周面を上記転写
ドラム315の外周面と当接して配設されている。上記
感光体4の上方でその外周面近傍には、該感光体4の回
転方向上流側から下流側に向かって除電用帯電器32
0、クリーニング器11及び帯電器5が順次配設され、
さらに上記感光体4の外周面上に静電潜像を形成するた
めのレーザビームスキャナのごとき像露光手段324、
及びミラーのごとき像露光反射手段が配設されている。
とくである。上記感光体4の外周面と対向する位置に、
回転自在な筐体(以下「回転体」という)326が配設
され、該回転体326中には四種類の現像器が周方向の
四位置に搭載され、上記感光体4の外周面上に形成され
た静電潜像を可視化(すなわち現像化)するようになっ
ている。上記四種類の現像器は、それぞれイエロー現像
器327Y、マゼンタ現像器327M、シアン現像器3
27C及びブラック現像器327Bを有する。
シーケンスについて、フルカラーモードの場合を例とし
て説明する。上述した感光体4が図2矢印方向に回転す
ると、該感光体4上の感光体は帯電器5によって帯電さ
れる。図2の装置においては、各部動作速度(以下、プ
ロセススピードとする)は100mm/sec以上(例
えば、130〜250mm/sec)である。
われると、原稿328のイエロー画像信号にて変調され
たレーザ光Eにより画像露光が行われ、感光体4上に静
電潜像が形成され、回転体326の回転によりあらかじ
め現像位置に定置されたイエロー現像器327Yによっ
て上記静電潜像の現像が行われ、イエロートナー画像が
形成される。
給紙ガイド308を経由して搬送されてきた画像支持体
は、所定のタイミングにてグリッパ310により保持さ
れ、当接用ローラー309と該当接用ローラー309と
対向している電極とによって静電的に転写ドラム315
に巻き付けられる。転写ドラム315は、感光体4と同
期して図2矢印方向に回転しており、イエロー現像器3
27Yにより形成されたイエロートナー画像は、上記感
光体4の外周面と上記転写ドラム315の外周面とが当
接している部位にて転写帯電器313によって記録材上
に転写される。転写ドラム315はそのまま回転を継続
し、次の色(図2においてはマゼンタ)の転写に備え
る。
除電され、従来公知のブレード法によるクリーニング器
11によってクリーニングされた後、再び帯電器5によ
って帯電され、次のマゼンタ画像信号により画像露光が
行われ、静電潜像が形成される。上記回転式現像器は、
感光体4上にマゼンタ画像信号による像露光により静電
潜像が形成される間に回転して、マゼンタ現像器327
Mを上述した所定の現像位置に配置せしめ所定のマゼン
タトナーにより現像を行う。引き続いて、上述したごと
きプロセスをそれぞれシアン色及びブラック色に対して
も実施し、4色のカラートナー画像の転写が終了する
と、画像支持体上に形成された4色のカラートナー画像
は帯電器322及び314により除電され、上記グリッ
パ310による画像支持体の把持が解除されると共に、
該画像支持体は、分離爪312によって転写ドラム31
5より分離され、搬送ベルト116で定着器10に送ら
れ、熱と圧力により加熱定着され一連のフルカラープリ
ントシーケンスが終了し、所要のフルカラープリント画
像が画像支持体の一方の面に形成される。
しては、担持体内部に磁石を内蔵した現像器が用いら
れ、現像剤担持体表面を構成するものとしてはアルミニ
ウムや表面を酸化処理したアルミニウムあるいはステン
レス製のものが用いられる。
トナー像は、転写工程により紙等の画像支持体に転写さ
れる。転写方式としては特に限定されず、いわゆるコロ
ナ転写方式やローラー転写方式等種々の方式を採用する
ことができる。
しては、通常用いられる熱ローラー定着器の他に、サー
フ定着器、ベルト定着器等の圧接加熱定着器が用いられ
てもよい。
が、本発明はこの態様に限定されるものではない。な
お、文中「部」とは「質量部」を表す。
0.0Lを入れ攪拌溶解する。この液に、攪拌下、リー
ガル330R(キャボット社製カーボンブラック)1.
20kgを徐々に加え、ついで、サンドグラインダー
(媒体型分散機)を用いて、20時間連続分散した。分
散後、大塚電子社製・電気泳動光散乱光度計ELS−8
00を用いて、上記分散液の粒径を測定した結果、重量
平均径で122nmであった。また、静置乾燥による重
量法で測定した上記分散液の固形分濃度は16.6質量
%であった。この分散液を「着色剤分散液1」とする。
0.055kgをイオン交換水4.0Lに室温下攪拌溶
解する。これを、アニオン界面活性剤溶液Aとする。
14kgをイオン交換水4.0Lに室温下攪拌溶解す
る。これを、ノニオン界面活性剤溶液Aとする。
換水12.0Lに室温下攪拌溶解する。これを、開始剤
溶液Aと呼ぶ。
けた100LのGL(グラスライニング)反応釜に、W
AXエマルジョン(数平均分子量3000のポリプロピ
レンエマルジョン:数平均一次粒子径=120nm/固
形分濃度=29.9%)3.41kgとアニオン界面活
性剤溶液Aとノニオン界面活性剤溶液Aとを入れ、攪拌
を開始する。次いで、イオン交換水44.0Lを加え
る。
ころで、開始剤溶液Aを全量添加する。その後、液温度
を75℃±1℃に制御しながら、スチレン12.1kg
とアクリル酸n−ブチル2.88kgとメタクリル酸
1.04kgとt−ドデシルメルカプタン548gとを
投入する。
6時間加熱攪拌を行った。
る。ポールフィルターで濾過し、これをラテックスA1
とした。
ス転移温度は57℃、軟化点は121℃、分子量分布
は、重量平均分子量=1.27万、重量平均粒径は12
0nmであった。
換水12.0Lに室温下攪拌溶解する。これを、開始剤
溶液Bとする。
形バッフルを付けた100LのGL反応釜(攪拌翼はフ
ァウドラー翼)に、WAXエマルジョン(数平均分子量
3000のポリプロピレンエマルジョン:数平均一次粒
子径=120nm/固形分濃度 29.9%)3.41
kgとアニオン界面活性剤溶液Aとノニオン界面活性剤
溶液Aとを入れ、攪拌を開始する。次いで、イオン交換
水44.0Lを投入する。
ころで、開始剤溶液Bを添加する。この時、スチレン1
1.0kgとアクリル酸n−ブチル4.00kgとメタ
クリル酸1.04kgとt−ドデシルメルカプタン9.
02gとをあらかじめ混合した溶液を投入する。
て、6時間加熱攪拌を行った。さらに、液温度を80℃
±2℃に上げて、12時間加熱攪拌を行った。
る。ポールフィルターで濾過し、この濾液をラテックス
B1とした。
ス転移温度は58℃、軟化点は132℃、分子量分布
は、重量平均分子量=24.5万、重量平均粒径は11
0nmであった。
kgとイオン交換水20.0Lを入れ、攪拌溶解する。
これを、塩化ナトリウム溶液Aとする。
形バッフルを付けた100LのSUS反応釜(攪拌翼は
アンカー翼)に、上記で作製したラテックスA1=2
0.0kgとラテックスB1=5.2kgと着色剤分散
液1=0.4kgとイオン交換水20.0kgとを入れ
攪拌する。ついで、35℃に加温し、塩化ナトリウム溶
液A、イソプロパノール6.00kgをこの順に添加す
る。その後、5分間放置した後に、昇温を開始し、液温
度85℃まで5分で昇温する(昇温速度=10℃/
分)。液温度85℃±2℃にて、6時間加熱攪拌し、塩
析/融着させる。その後、30℃以下に冷却し攪拌を停
止する。目開き45μmの篩いで濾過し、この濾液を会
合液とする。ついで、遠心分離機を使用し、会合液
よりウェットケーキ状の非球形状粒子を濾取した。その
後、イオン交換水により洗浄した。
非球形状粒子を、40℃の温風で乾燥し、非球形状粒子
を得た。以上のようにして得られた非球形状粒子を「非
球形状粒子1」とする。
温開始までの時間及び昇温速度、さらに、塩析/融着の
温度を種々変化させて表1に示す非球形状粒子を得た。
ーボンブラック20g、スチレン−メタクリル酸共重合
体8g、パラフィンワックス(mp=70℃)20gを
60℃に加温し、TKホモミキサー(特殊機化工業社
製)にて12000rpmで均一に溶解、分散した、こ
れに重合開始剤として2,2′−アゾビス(2,4−バ
レロニトリル)10gを加えて溶解させ、重合性単量体
組成物を調製した。ついで、イオン交換水710gに
0.1M燐酸ナトリウム水溶液450gを加え、TKホ
モミキサーにて12000rpmで攪拌しながら1.0
M塩化カルシウム68gを徐々に加え、燐酸三カルシウ
ムを分散させた懸濁液を調製した。
加し、TKホモミキサーにて13000rpmで20分
間攪拌し、重合性単量体組成物を造粒した。その後、8
0℃にて10時間反応させた。塩酸により燐酸三カルシ
ウムを溶解除去し、ついで濾過、洗浄、乾燥を行い球形
状粒子を得た。これを「比較用粒子1」とする。
0部、低分子量ポリプロピレン(数平均分子量=300
0)4部とを溶融、混練、粉砕して着色粒子を得た。こ
の粒子を「比較用粒子2」とする。
2で行った粉砕時間を変化させて粉砕を行い着色粒子を
得た。これを「比較用粒子3」とする。
1」〜「非球形状粒子7」及び「比較用粒子1」〜「比
較用粒子3」の形状係数等を下記表1に示す。
状粒子7」及び「比較用粒子1」〜「比較用粒子3」に
それぞれ疎水性シリカ(数平均一次粒子径=12nm)
を1質量%添加してトナーを得た。これらを「本発明ト
ナー1」〜「本発明トナー7」及び「比較用トナー1」
〜「比較用トナー3」とする。
7」及び「比較用トナー1」〜「比較用トナー3」にシ
リコーン樹脂を被覆した体積平均粒径が52μmのフェ
ライトキャリアを混合してトナー濃度が6%の現像剤を
それぞれ調製し、印字評価に使用した。これらの現像剤
をトナーに対応してそれぞれ「本発明用現像剤1」〜
「本発明用現像剤7」及び「比較例用現像剤1」〜「比
較例用現像剤3」とする。
の画像形成装置を用いて、実写評価を実施した。感光体
としては積層型有機感光体を使用した。なお、露光は半
導体レーザーを使用し、露光径として主走査方向の露光
径を62μmとした。現像条件は反転現像とし、感光体
に残留する未転写トナーはブレードクリーニング方式で
クリーニングする方法を採用した。尚、具体的な現像条
件を以下に示す。 DCバイアス : −500V Dsd(感光体と現像スリ−ブ間距離): 600μm 現像剤層規制 :磁性H−Cut方式 現像剤層厚 :700μm 現像スリーブ径:40mm 現像剤搬送部材(Vs)と感光体(Vp)との線速比:1.7
用した。構成は下記である。
オロアルキルビニルエーテル共重合体で被覆した直径3
0mmのヒーターを中央部に内蔵した円柱状の鉄を上ロ
ーラーとして有し、表面が同様にテトラフルオロエチレ
ン−パーフルオロアルキルエーテル共重合体で被覆した
シリコーンゴムで構成された直径30mmの下ローラー
を有している。線圧は0.8kg/cmに設定され、ニ
ップの幅は4.3mmとした。この定着器を使用して、
印字の線速を250mm/secに設定した。定着の温
度は上ロールの表面温度で制御し、185℃の設定温度
とした。
gの普通紙を使用し、縦方向に画像を形成した。また、
画像形成条件としては低温低湿環境(10℃、15%R
H)及び高温高湿環境(30℃、80%RH)にて現像
を行い、モノクロ画像(画素率=1%)の画像を1枚間
欠で印字した。総数10万枚の印字を実施し、10万枚
処理前後の画像を比較評価した。
し、露光径(Aμm)とを比較した。結果はB/Aの値
で比較した。さらに、画質は、濃度0.2、0.5、
1.0の画像部分のドットを80倍に拡大して、原稿の
ドットとの大きさの違い(再現性)、ドット形状のそろ
い方、及び転写率を評価した。
実用性あり C:ドット再現性全体的にやや悪く、実用上やや問題 D:ドット再現性全体的に悪く、実用には問題がある
が、実用性上問題なし。 C:不揃いのドットがあり、実用上やや問題。 D:ドット形状一定でなく、実用には問題がある。
画像を使用し、現像されたトナー量(MA)と転写され
たトナー量(MB)とを重量で測定することで算出し
た。 転写率=(MB/MA)×100(%)
ぼ同一で、下記の表2にその結果を示した。
像現像用トナーを用いたものは画像ドットの原稿ドット
の再現性、ドット形状のそろい方、及び転写率に優れた
特性を示すことがわかる。
高画質な画像を形成することができ、更に、転写時にお
ける転写率の向上と画像アレの抑制することのできる画
像形成方法と画像形成装置、及びそれに用いるための静
電潜像現像用トナーを提供することを達成した。
図。
ー画像形成装置の構成断面図。
Claims (7)
- 【請求項1】 静電潜像形成体上を均一帯電させた後、
画像に応じたデジタル露光を行って形成された静電潜像
をトナーを含む現像剤により反転現像し、得られたトナ
ー画像を画像支持体上に転写後定着する画像形成方法に
於いて、該トナーが少なくとも樹脂粒子を水系媒体中に
て融着させて造られたトナーであることを特徴とする画
像形成方法。 - 【請求項2】 静電潜像形成体上を均一帯電させる手
段、画像に応じたデジタル露光を行って形成された静電
潜像を形成する手段、トナーを含む現像剤により反転現
像する手段、得られたトナー画像を画像支持体上に転写
する手段及びそのトナー像を定着する手段を有する画像
形成装置に於いて、該トナーが少なくとも樹脂粒子を水
系媒体中にて融着させて造られたトナーであることを特
徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 静電潜像形成体上を均一帯電させた後、
画像に応じたデジタル露光を行って形成された静電潜像
をトナーを含む現像剤により反転現像し、得られたトナ
ー画像を画像支持体上に転写後定着する画像形成方法に
用いられる静電潜像現像用トナーに於いて、少なくとも
樹脂粒子を水系媒体中にて融着させて造られたことを特
徴とする静電潜像現像用トナー。 - 【請求項4】 前記静電潜像現像用トナーの体積平均粒
径が3〜9μmであり、該トナーの下記式で示される形
状係数が1.3〜2.2の範囲内にあり、且つ形状係数
が1.5〜2.0の範囲内にあるトナー粒子が80個数
%以上であることを特徴とする請求項3記載の静電潜像
現像用トナー。 形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積 - 【請求項5】 前記静電潜像現像用トナーの3.0μm
以下の微粉トナー量が20個数%以下であることを特徴
とする請求項4記載の静電潜像現像用トナー。 - 【請求項6】 前記静電潜像現像用トナーの2.0μm
以下の微粉トナー量が10個数%以下であることを特徴
とする請求項5記載の静電潜像現像用トナー。 - 【請求項7】 主走査方向の露光径(Aμm)の露光に
より静電潜像形成体上に形成された潜像を、トナーを含
む現像剤で反転現像により画像を形成し、主走査方向の
露光径(Aμm)と現像された画像の主走査方向の現像
径(Bμm)との間に下記関係を満足することを特徴と
する画像形成方法。 1.1≦B/A≦1.5
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