JP2014010126A - アルミナ/ジルコニア積層焼結体とその製造方法、並びに、アルミナ/ジルコニア積層焼結体を含むガスセンサ素子 - Google Patents

アルミナ/ジルコニア積層焼結体とその製造方法、並びに、アルミナ/ジルコニア積層焼結体を含むガスセンサ素子 Download PDF

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Abstract

【課題】耐久性の高いアルミナ/ジルコニア積層焼結体と、その製造方法、並びに、耐久性の高いアルミナ/ジルコニア積層焼結体を含むガスセンサ素子を提供する。
【解決手段】少なくとも、アルミナ層(130、190)とジルコニア層(100)とを積層し、一体に焼結せしめたアルミナ/ジルコニア積層焼結体(1)であって、焼成温度を1450〜1500℃、保持時間1〜2hに限定することにより、アルミナ層(130、190)の相対密度が94%以上で、かつ、ジルコニア層(100)の相対密度が84%以上、95%以下に調整されている。
【選択図】図2A

Description

本発明は、アルミナ/ジルコニア積層焼結体とその製造方法、並びに、アルミナ/ジルコニア積層焼結体を含むガスセンサ素子に関する。
従来、内燃機関の燃焼排気流路等に設けられ、燃焼排気等の被測定ガス中に含まれる酸素濃度等の特定ガス成分を検出するガスセンサが広く用いられている。
酸素センサ、NOxセンサ、アンモニアセンサ等のガスセンサには、酸素イオン、プロトン等の特定のイオンに対して伝導性を呈する固体電解質材料からなる略平板状の固体電解質体の両面に少なくとも一対の対向電極を設け検出セルを構成している。
この種のガスセンサ素子に用いられるジルコニア等の固体電解質体は300℃以上の高温で活性状態となるため、通常は固体電解質体に積層された発熱体により加温された状態で用いられている。
このため、ガスセンサ素子に被測定対ガス中の水滴や油滴が付着すると熱衝撃によりクラックが発生する虞があった。
特に、絶縁体等として用いられているアルミナと固体電解質層として用いられている部分安定化ジルコニア(YSZ)との界面においては、熱膨張率の差による熱ストレスが大きく、クラックが発生しやすくなっている。
このような問題に対して、例えば、特許文献1には、絶縁性セラミックからなる基体に対して、固体電解質層が一体に設けられたセラミック積層体であって、該固体電解質層は、ジルコニアと上記絶縁性セラミックとを含有し、該ジルコニアと該絶縁性セラミックの合計量を100質量%とした場合に、該絶縁性セラミックの含有量は10〜80質量%の範囲内であることを特徴とするセラミック積層体が開示されている。
特許文献1では、固体電解質層の表面に接合されるセラミック層の相対密度を60〜99.5%とするのが望ましいとされている。
また、特許文献2には、ジルコニア固体電解質体とヒータを付与したアルミナ基板とよりなる積層型空燃比センサ素子において、上記ジルコニア固体電解質体は5〜7モル%のイットリアを含み、C相(キュービック相)、M相(モノクリニック相)及びT相(テトラゴナル層)が混在する部分安定化ジルコニアよりなると共に、上記ジルコニア固体電解質体の相対密度は94%以上であり、焼結平均粒子径RZRは0.5〜3.0μmであり、また、上記アルミナ基板の相対密度は95%以上であり、焼結平均粒子径RALは0.5〜4.0μmであり、更に、上記部分安定化ジルコニアのM/C比は0.05〜0.25の範囲内にあることを特徴とする積層型空燃比センサ素子が開示されている。
ところが、従来は、アルミナとジルコニアとが一体に積層焼成されたアルミナ/ジルコニア積層焼結体において、ジルコニアの焼結密度を高くすることによって、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の強度を高くできると考えられていたが、本発明者等の鋭意試験により、アルミナ/ジルコニア積層焼結体において、アルミナの相対密度が94%以上の時に、ジルコニアの相対密度を95%より高くとすると、ジルコニア単体の機械的強度は高くなるのにも拘わらず、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の実効強度は、却って低くなり、ジルコニアの相対密度を84%以上、95%以下の範囲に調整することによってアルミナ/ジルコニア積層焼結体の実効強度を高くできるが判明した。
これは、ジルコニアの相対密度が高くなるにしたがって、理論強度が高くなる反面、内部の残留応力も大きくなり、理論強度と残留応力との差が小さくなるため、却って実強度が低下するためと推察される。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、実強度の高いアルミナ/ジルコニア積層焼結体とその製造方法、並びに、アルミナ/ジルコニア積層焼結体を含むガスセンサ素子を提供することを目的とする。
請求項1の発明では、少なくとも、アルミナ層とジルコニア層とを積層し、一体に焼結せしめたアルミナ/ジルコニア積層焼結体であって、上記アルミナ層の相対密度が94%以上で、かつ、上記ジルコニア層の相対密度が84%以上、95%以下である。
請求項2の発明では、上記ジルコニア層の相変態温度における上記アルミナ層の熱膨張率と上記ジルコニア層の熱膨張率との差が0.03%以下である。
請求項3の発明では、被測定ガス中の特定の成分を検出すべく、特定のイオンに対して伝導性を有する固体電解質層と、該固体電解質層の対向する面に形成した一対の電極と、内側にヒータを内蔵する絶縁層とを含むガスセンサ素子であって、上記固体電解質層が3〜8mol%のイットリアを含む部分安定化ジルコニアを主成分とするジルコニア層からなり、上記絶縁層がアルミナを主成分とするアルミナ層からなり、上記ジルコニア層と上記アルミナ層とが、請求項1、又は2に記載のアルミナ/ジルコニア積層焼結体を構成している。
請求項4の発明では、請求項1又は2のアルミナ/ジルコニア積層焼結体の製造方法であって、少なくとも、アルミナ粉末を主原料とし、所定量の焼結助剤、結合材、可塑剤、分散剤と共に分散媒に分散せしめて、粉砕・混合工程を経て、メジアン径を1μm以下としたアルミナスラリーを用いてアルミナグリーンシートを形成するアルミナシート成形工程と、安定化剤として3〜8mol%のイットリアを含有するジルコニア粉末を主原料とし、所定量の結合材、可塑剤、分散剤と共に分散媒に分散せしめて、粉砕・混合工程を経てメジアン径を1μm以下としたジルコニアスラリーを用いてジルコニアグリーンシートを形成するジルコニアシート成形工程と、得られたアルミナグリーンシートとジルコニアグリーンシートとを積層してアルミナ/ジルコニア積層体を形成するアルミナ/ジルコニア積層工程と、得られたアルミナ/ジルコニア積層体を、1450〜1500℃の焼成温度で、1〜2hの保持時間によって一体に焼成するジルコニア焼結密度範囲限定一体焼成工程とを具備する。
請求項5の発明では、900〜1200℃の温度で、1〜2時間保持する熱膨張差緩和用加熱処理を少なくとも1回以上繰り返す熱膨張差緩和用加熱処理工程を具備する。
本発明者等の鋭意試験により、請求項1の発明によれば、相変態温度Tc前後におけるジルコニア層の熱膨張率とアルミナ層の熱膨張率との差を小さくすると共に、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の理論強度と焼結体内部に残留する応力との差を大きくして、実強度の向上を図ることができることが判明した。
請求項2の発明によれば、熱衝撃に対して高い耐久性を発揮できる。
請求項3の発明によれば、熱衝撃に対して耐久性に優れたガスセンサ素子が実現できる。
請求項4の発明によれば、請求項1、又は2に記載の耐久性に優れたアルミナ/ジルコニア積層焼結体の実現が可能となる。
請求項5の発明によれば、相変態温度Tc前後におけるジルコニア層の熱膨張率とアルミナ層の熱膨張率との差を更に小さくし、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の実強度を更に高くすることができる。
本発明の第1の実施形態におけるアルミナ/ジルコニア積層焼結体を有するガスセンサ素子の概要を示す展開斜視図。 本発明の第1の実施形態におけるアルミナ/ジルコニア積層焼結体の基本構成を示す断面模式図。 本発明の第1の実施形態におけるアルミナ/ジルコニア積層焼結体の基本構成の変形例を示す断面模式図。 本発明のアルミナ/ジルコニア積層焼結体の製造方法の概要を示すフローチャート。 本発明の効果を確認するために行った三点曲強度試験結果を示す特性図。 図4Aの結果のバラツキを示す特性図。 比較例における熱膨張率の変化を示す特性図。 本発明の実施例1における熱膨張率の変化を示す特性図。 本発明の実施例2における熱膨張率の変化を示す特性図。 本発明の作用効果を説明するための図であって、ジルコニア層の温度に対する内部応力の変化を示す特性図。 本発明の作用効果を説明するための図であって、ジルコニア層の相対密度に対する理論強度と残留応力の変化を示す特性図。 本発明の臨界的意義を表し、ジルコニア層の焼結密度と転移温度における熱膨張率差の関係を示す特性図。 本発明における二次加熱処理の熱膨張率差低減効果を示す特性図。
図1を参照して、本発明の第1の実施形態におけるアルミナ/ジルコニア積層焼結体の例として、少なくとも、イットリア安定化ジルコニアからなり、略平板状に形成した固体電解質層100と、アルミナからなり、略平板状に形成した絶縁層(130、190)とが一体に積層され焼結されたアルミナ/ジルコニア積層焼結体を含み、被測定ガス中の特定成分を検出するガスセンサ素子1の概要について説明する。
ガスセンサ素子1は、図1に示すように、固体電解質層100と、接着層110と、測定電極120と、測定ガス室形成層130と、焼失層140と、拡散抵抗層150a、150bと、遮蔽層160と、基準電極170と、接着層180と、基準ガス室形成層190と、発熱体210、絶縁層200、220とが積層、焼成され一体となっている。
固体電解質層100は、イットリア安定化ジルコニアやカルシア安定化ジルコニア等の酸素イオン伝導性の固体電解質材料によって構成されており、84%以上、95%以下の相対密度を有するように焼成されている。
接着層110は、ジルコニアからなる固体電解質層100と、アルミナからなる測定ガス室形成層130との中間的な材質であるアルミナ/ジルコニア混合層をからなり、測定電極120を埋設するための測定電極埋設空間111が区画されており、固体電界質層100と測定ガス室形成層130とを強固に接合している。
測定電極層120は、Pt等の公知の電極材料から成り、測定ガス室131内に導入された被測定ガスに晒されている。
測定電極層120は、測定電極リード部121、測定側スルーホール電極123、124、測定電極端子122を介して外部に接続されている。
測定ガス室形成層130は、アルミナからなり、略平板状に形成され、94%以上の相対密度を有するように焼成されている。
測定ガス室形成層130には、測定ガス室131と、測定ガス室131内に測定ガスを導入する測定ガス導入孔132a、132bとが区画されている。
測定ガス導入孔132a、132bには、所定の拡散抵抗を付与すべく、アルミナ等の多孔質材料を用いた拡散抵抗層150a、150bが形成されている。
焼失層140は、カーボン等、焼成によって焼失する材料を主成分とし、測定ガス室131を形成する空間内に充填され、積層工程において基準ガス室131周辺にクラックが発生するのを防止する機能を発揮し、ガスセンサ素子1の完成時には焼失している。
遮蔽層160は、アルミナからなり、略平板状に形成され、拡散抵抗層150a、150bを介することなく測定ガス室131内に被測定ガスが導入されないように、測定ガス室形成層130の表面を覆っている。
基準電極層170は、基準電極リード部171、基準側スルーホール電極173、174、175、176、基準電極端子172を介して外部に接続されている。
接着層180は、接着層110と同様、ジルコニアからなる固体電解質層100と、アルミナからなる基準ガス室形成層190との中間的な材質であるアルミナ/ジルコニア混合層をからなり、固体電解質層100と基準ガス室形成層190とを強固に接合している。
基準ガス室形成層190は、アルミナからなり、アルミナからなり、略平板状に形成され、94%以上の相対密度を有するように焼成されている。
基準ガス室形成層190には、基準電極層170側に積層され、大気を基準ガスとして素子の内側に導入する基準ガス室191が区画されている。
発熱体120は、Pt等の公知の抵抗発熱体によって形成され、発熱体リード部211a、211b、発熱体スルーホール電極213a、213b、発熱体電極端子212a、212bを介して外部に接続されている。
なお、接着層110、180を省略することもできる。
本発明は、アルミナ層(130、190)とジルコニア層(100)とが積層され、一体に焼結したアルミナ/ジルコニア積層焼結体1、1aであれば、図2Aに示すような、アルミナ層(130、190)とジルコニア層(100)とを直接積層し、焼結した場合にも、図2Bに示すような、アルミナ層(130、190)とジルコニア層(100)との間に中間的な材質の接着層(アルミナ/ジルコニア混合層)(110、180)を形成した場合にも適宜採用し得るものである。
本発明において最も重要なのは、ジルコニア層の完全焼結を目指すのではなく、ジルコニア層の相対密度が84%以上、95%以下の範囲となるように調整することによって、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の実強度の向上を図るものである。
図3を参照して本発明のアルミナ/ジルコニア積層焼結体の製造方法の概要について説明する。
第1の工程(アルミナシート成形工程)P1では、焼成後、絶縁層(130、160、190、200、220)となるアルミナグリーンシートを作製する。
絶縁性セラミックであるアルミナ粉末を主原料とし、イットリア、シリカ、カルシア、マグネシア等を焼結助剤として、所要量のブチラール樹脂等の結合材、ジブチルフタレート等の可塑剤、非イオン性ポリエーテル、カチオン性ポリアルキレンポリアミン、アニオン性カルボン酸等の分散剤を配合する。
このとき、焼成温度1450〜1500℃、保持時間1〜2時間の条件で焼成した時の、相対密度が94%以上となるように、配合比を調整する。
なお、後述する試験においては、アルミナに1〜3内wt%のジルコニアを含有させ、その他のフラックスのような低融点の焼結助剤を特に添加せず、当該原料を水系溶媒によりスラリー化し、さらに噴霧乾燥工程を経て平均顆粒径50〜100μmの顆粒を形成する。
その後、この顆粒の解砕工程によりメジアン径を1μm以下とし、有機溶媒としてカルボン酸エステル系溶液とアルコール系溶液との混合溶液をアルミナに対し80〜90wt%、バインダーとしてボリビニルブチラールをアルミナに対し10〜20wt%、可塑剤としてフタル酸エステル系溶液をアルミナに対し5〜10Wt%の割合で調合し、24時間ボールミル混合してスラリーを作製したものを用いた。
ボールミル、転動ミル、高剪断ロータミキサー等の分散手段を用い、上記原料を水又は有機溶剤に分散させ、メジアン径が1μm以下のアルミナスラリーを調製し、真空脱泡により粘度調整した後、ドクターブレード法により、厚さ0.2〜0.3mmのアルミナグリーンシート(焼成により測定ガス室形成層130、遮蔽層160、基準ガス室形成層190、絶縁層200、220となる。)を作製する。
必要に応じて、アルミナグリーンシートを所定の形状に打ち抜き、重ね合わせる等して、焼成後に、測定ガス室形成層130、遮蔽層160、基準ガス室形成層190、絶縁層200、220となる層を区画する。
第2の工程(ジルコニアシート成形工程)P2では、焼成後、固体電解質層(100)となるジルコニアグリーンシートを作製する。
酸素イオン伝導性セラミックであり、イットリアを3〜8mol%含有するイットリア安定化ジルコニア粉末と、所要量のブチラール樹脂等の結合材、ジブチルフタレート等の可塑剤、非イオン性ポリエーテル、カチオン性歩リアルキレンポリアミン、アニオン性カルボン酸等の分散剤を配合する。
このとき、焼成温度1450〜1500℃、保持時間1〜2時間の条件で焼成した時の、相対密度が84%以上、95%以下となり、1500℃より高い温度で焼成した時の相対密度が95%以上となるように、配合比を調整する。
なお、後述する試験においては、ジルコニアに対して、イットリア以外のフラックスのような助剤は特に添加はせず、当該原料を水系溶媒によりスラリー化し、さらに噴霧乾燥工程を経て平均顆粒径50〜100μmの顆粒を形成した。
その後、顆粒の解砕工程によりメジアン径を1μm以下とし、有機溶媒としてカルボン酸エステル系溶液とアルコール系水溶液との混合溶液をジルコニアに対して50〜60Wt%、バインダーとしてボリビニルブチラールをジルコニアに対し5〜10Wt%、可塑剤としてフタル酸エステル系溶液をジルコニアに対し5〜10Wt%、24時間ボールミル混合してスラリーを作製したものを用いた。
ボールミル、転動ミル、高剪断ロータミキサー等の分散手段を用い、上記原料を水又は有機溶剤に分散させ、メジアン径が1μm以下のジルコニアスラリーを調製し、真空脱泡により粘度調整した後、ドクターブレード法により、厚さ0.2〜0.3mmのジルコニアグリーンシートを作製する。
ここで、具体的なガスセンサの構成に応じて適宜変更し得る副工程PSUBについて簡単に説明する。
副工程PSUBでは、必要に応じて、測定電極110、基準電極170、測定ガス室形成層130、焼失層140、拡散抵抗層150a、150b、基準ガス室形成層190、発熱体210等の形成を行う。具体的には、以下の手順による。
発熱体形成工程では、アルミナグリーシート(焼成後に絶縁層200、220となる。)の所定位置に所定のヒータパターン(発熱体210、発熱体リード部211a、211b、スルーホール電極213a、213b、発熱体通電端子212a、212b)を、白金ペースト等公知の導電性材料を用い、厚膜印刷等の公知の方法により形成する。
電極形成工程では、ジルコニアシート(焼成後に固体電解質層100となる。)の対向する表面に、所定の電極パターン(測定電極120、測定電極リード部121、基準電極170、基準電極リード部171、スルーホール電極173)を、白金ペースト等公知の導電性材料を用い、厚膜印刷等の公知の方法により形成する。
測定ガス室形成層成形工程では、アルミナグリーンシートを用いて、測定ガス室131、測定ガス導入孔132a、132bとなる部分を区画した所定形状の測定ガス室形成層130を形成する。
焼失層形成工程では、焼成により焼失するカーボン等の焼失材料と結合材を主成分とする焼失シート140を形成し、測定ガス室形成層130に設けた測定ガス室131となる空間内に埋設する。
拡散抵抗形成工程では、所定の拡散抵抗を有する多孔質の拡散抵抗層150a、150bとなる大粒径のアルミナ粉末と気孔を調整するための焼失材料等を主成分とする拡散抵抗層シートを形成し、測定ガス室形成層130の測定ガス導入孔132a、132bとなる部分に埋設する。
中間層形成工程では、上述のアルミナスラリーとジルコニアスラリーとを適宜混合し、アルミナ/ジルコニア混合層(111、180)となるアルミナ/ジルコニア混合スラリー、又は、アルミナ/ジルコニア混合ペーストを作成し、必要に応じて、アルミナ層とジルコニア層との境界となる位置にアルミナ/ジルコニア混合層を形成する。
このとき、ペースト状に調整したアルミナ/ジルコニア混合層を接着剤代わりに、使用しても良いし、シート状に形成したアルミナ/ジルコニア混合層を重ね合わせ、熱圧着するようにしても良い。
第3の工程(アルミナ/ジルコニア積層工程)P3では、例えば、図1に示すように、アルミナ層として設けられた、測定ガス形成層130、遮蔽層160、基準ガス室形成層190、絶縁層200、絶縁層220と、ジルコニア層として設けられた、固体電解質層100を積層し、加熱、圧着することにより、一体のアルミナ/ジルコニア積層体であるガスセンサ素子成形体(1)を形成する。
本発明の要部である第4の工程(ジルコニア焼結密度範囲限定一体焼成工程)P4では、得られたアルミナ/ジルコニア積層体を大気雰囲気下で、例えば、420℃で2時間保持し、脱脂した後、大気雰囲気下で、アルミナ層(130、160、190、200、220)の相対密度が94%以上で、ジルコニア層100の相対密度が85%〜95%に維持されるように、1450〜1500℃で、1〜2時間保持することによりアルミナ/ジルコニア積層焼結体であるガスセンサ素子1が得られる。
本工程においては、特に、ジルコニア層100の相対密度が95%を超えないように焼成温度、及び、時間を調整するのが重要である。
このままでも、ジルコニア層100の相対密度が85%〜95%であれば、本発明の効果を発揮し得るが、より望ましくは、後述する熱膨張差緩和用加熱処理工程P5を経ることによって確実に、アルミナ/ジルコニア積層体の実強度を高くすることができる。
本発明の要部である第5の工程(熱膨張差緩和用加熱処理工程)P5では、焼成の完了したガスセンサ素子1を、大気雰囲気下で、900〜1200℃で、1〜2時間保持する熱膨張差緩和用加熱処理を、少なくとも1回以上行う。
これにより、ジルコニアの相変態温度Tc(=460℃)におけるアルミナ層の熱膨張率とジルコニア層の熱膨張率の差をより一層小さくして(具体的には、0.03%以下とすることができる。)、理論強度と、残留応力の差が大きく高い実強度を有するアルミナ/ジルコニア積層焼結体であるガスセンサ素子1が完成する。
本発明者等の鋭意試験により、当該加熱処理を、3回程度繰り返して行うと、アルミナ層とジルコニア層との熱膨張差が最も小さくなり、5〜8回以上繰り返しても、その効果は変わらず、9回以上繰り返すと、徐々に焼結が進行し、ジルコニアの相対密度が上がってしまい、却って熱膨張差が大きくなることが判明した。
図4A、図4Bを参照して、本発明の効果を確認するために行った三点曲強度試験結果について説明する。
アルミナグリーシートとジルコニアグリーンシートとを積層圧着し、所定形状に打ち抜いた試験片を各水準に付き10個ずつ用意し、アルミナ層の焼結密度は94%以上で、ジルコニア層の焼結密度が、相対密度で75.0%〜97.5%まで、0.5%間隔となるよう焼成温度を1400℃〜1600℃までの範囲で焼成温度を変えた試料を用意した。得られたアルミナ/ジルコニア積層焼結体について、三点曲げ強度(JIS R1601準拠)の測定を行い、その結果を図4A、図4Bに示す。
なお、図3Bは、各水準のバラツキの評価として変動係数(標準偏差σ/平均値μ)(%)を算出して比較したものである。
図3Aに示すように、従来のジルコニア層の焼結密度が95%を超えている場合の三点曲げ強度(220MPa)を比較例とし、比較例のバラツキを考慮して、200MPa(平均値μ+3σ)以上の高い強度を発揮した場合を効果ありと判断した。
その結果、ジルコニアの相対密度を84%以上、95%以下とした場合に、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の三点曲げ強度が、比較例よりも大きくなることが判明した。
また、図4Bに示すように、当該範囲において、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の三点曲げ強度のバラツキも、比較例のバラツキよりも小さくなることが判明した。
次いで、図5A、図5B、図5Cを参照して、本発明の熱膨張率に対する効果について説明する。
図5Aは、比較例として、焼結密度が5.59g/cm(相対密度96.4%(YSZの理論密度を5.80とする。))のジルコニア焼結体を、ガスセンサ素子が使用される環境を模して常温から1000℃まで加熱し、1000℃から常温まで冷却した時の熱膨張率の変化と、アルミナ焼結体を常温から1000℃まで加熱し、1000℃から常温まで冷却した時の熱膨張率の変化とを重ね合わせた特性図である。
図5Aに示すように、ジルコニア焼結体の熱膨張率は、昇温時と降温時とで異なる値を示し、ヒステリシス曲線となる。
特に、ジルコニア層において相変態が起きる相変態温度Tc(460℃)前後において、アルミナの熱膨張率との差が大きく、これがストレスとなってアルミナ/ジルコニア積層焼結体にクラックを生じさせる要因となっている。
一方、ジルコニア層の焼結密度を相対密度で、84%以上、95%以下の範囲に抑制すると、昇温時の熱膨張率と降温時の熱膨張率との差が少なくなることが判明した。
図5Bに実施例1として示すように、焼結密度が5.34g/cm(相対密度92.4%)のジルコニア焼結体を常温から1000℃まで加熱し、1000℃から常温まで冷却した時の熱膨張率の変化を、アルミナ焼結体を常温から1000℃まで加熱し、1000℃から常温まで冷却した時の熱膨張率の変化とを重ね合わせると、比較例として図4Aに示したジルコニア焼結体の焼結密度が5.59g/cmの時よりも相変態温度Tc前後におけるアルミナの熱膨張率との差が小さくなっていることが判る。
更に、図5Cに実施例2として示すように、焼結密度が5.59g/cm3のジルコニア焼結体を900〜1200℃の温度で1〜2時間保持する熱膨張差緩和用加熱処理を複数回(本実施例では5回)繰り返すと、加熱処理を行っていない比較例よりも相変態温度Tc前後におけるアルミナの熱膨張率との差が小さくなっていることが判明した。
表1を参照して本発明の効果を調査するために行った急冷試験結果について説明する。上述のアルミナシート成形工程P1及びジルコニアシート成形工程P2によって得られたアルミナグリーンシートとジルコニアグリーシートとを所定の大きさに打ち抜き積層圧着し、テストピースを用意し、所定の温度で脱脂した後、焼成温度を1400〜1600℃の範囲で、ジルコニアの焼結密度が相対密度で75.0%から97.5%までの試料を、各水準につきn=10個ずつ、急冷試験を行い、その結果を表1に示す。
急冷試験は、オートクレーブ内に各試料を置き、オートクレーブ内の温度をジルコニアの相変態温度Tc(460℃)より高い1000℃から相変態温度Tcより低い室温まで急激に変化させ、試料に熱衝撃が加わった時の破損の有無を調べた。
割れ発生数rが、0個の場合を、優れた効果ありと判定して、◎印を付し、割れ発生数rが1から3個までを効果ありと判定して、○印を付し、現状の比較例と同じレベルである割れ発生数rが、4から6個までを効果なしと判定し、△印を付し、比較例よりも悪いレベルである割れ発生数が7個以上を逆効果ありと判定して、×印を付した。
Figure 2014010126
図6A、図6Bを参照して、本発明の作用原理について説明する。
図6Aに示すように、部分安定化ジルコニアの内部応力は、温度の低下と共に大きくなり、例えば、460℃前後で、T相(立方晶)からM相(単斜晶)への相変態が起こり内部応力の急激な変化が見られる。
また常温において、比較的大きな残留応力が存在している。
部分安定化ジルコニアにおいては、相転移に伴う急激な体積変化を不完全な安定化を図ることで、部分的な相変態により亀裂の進展を防止ししている。
図6Bに示すように、ジルコニア層の相対密度が高くなるにしたがって理論強度は高くなるが、同時に残留応力も大きくなり、その結果、高密度な状態では理論強度と残留応力と差が小さく、却って実強度が低くなるものと推察される。
ジルコニア層の相対密度を84%以上、95%以下に抑制すれば、理論強度と残留応力との差を大きくし、実強度を高くできるものと考えられる。
また、この結果は、先に示した実験結果にも良くあっている。
図7を参照して、本発明の臨界的意義について説明する。図7は、ジルコニア焼結体の焼結密度が異なる試料を用意し、1000℃から常温まで降温した時の相変態温度Tc(460℃)における熱膨張率とアルミナ焼結体の熱膨張率との差を計測し、ジルコニア焼結密度の違いによる熱膨張率差の違いをプロットしたものである。
本図に示すように、従来の相対密度で95%を超える焼結密度を有するジルコニア焼結体の熱膨張率とアルミナ焼結体の熱膨張率の差は、0.05%程度であるのに対し、相対密度で84%以上、95%以下の焼結密度を有するジルコニア焼結体の熱膨張率と、アルミナ焼結体の熱膨張率との差は、0.01から0.02程度と急激に小さくなっている。
なお、ジルコニア焼結体の相対密度が84%より低い場合にも、熱膨張率差は小さくなり、残留応力の影響は小さくなるものと予想されるが、ジルコニア焼結体の強度自体が低下し、その影響が強くなるためジルコニア焼結体の下限を相対密度で84%とした。
図8を参照して、本発明の要部である、900〜1200℃、1〜2時間の熱膨張差低減用加熱処理を行った時の熱膨張率差低減効果について説明する。
焼結密度を相対密度で91.3%としたジルコニア焼結体の熱膨張率とアルミナ焼結体との熱膨張率の差を測定し、これを複数回加熱処理した時の変化を調べた。
図8に示すように、900〜1200℃で保持時間1〜2時間の熱膨張差低減用加熱処理を1回行ったところ、熱膨張率の差は0.05%から、0.005%未満に低減され、再度、熱膨張差低減用加熱処理を行ったところ更に熱膨張率差が小さくなり、3回繰り返したところで、熱膨張率差が0.001%以下となり、最も高い効果が発揮され、それ以上、加熱を繰り返しても、熱膨張率差の低減効果は得られなかった。
しかし、膨張差低減用加熱処理を5〜8回以上繰り返すと、ジルコニア焼結体の焼結が徐々に進行し、熱膨張率差が徐々に大きくなり、9回を超えると、相対密度が95%を超え、却って熱膨張率差が従来よりも大きくなってしまう虞があることが判明した。
以上の試験により、以下の知見を得た。
(1)少なくとも、アルミナ粉末を主原料とし、所定量の焼結助剤、結合材、可塑剤、分散剤と共に分散媒に分散せしめて、粉砕・混合工程を経て、メジアン径を1μm以下としたアルミナスラリーを用いて形成したアルミナグリーンシートと、安定化剤として3〜8mol%のイットリアを含有するジルコニア粉末を主原料とし、所定量の結合材、可塑剤、分散剤と共に分散媒に分散せしめて、粉砕・混合工程を経てメジアン径を1μm以下としたジルコニアスラリーを用いて形成したジルコニアグリーンシートとを積層し、一体に焼成したアルミナ/ジルコニア積層焼結体において、焼成温度を1450〜1500℃、保持時間を1〜2hに設定して、アルミナ層の相対密度を94%以上とし、かつ、ジルコニア層の相対密度を84%以上、95%以下とすることによって、相変態温度Tc前後におけるジルコニア層の熱膨張率とアルミナ層の熱膨張率との差を小さくすると共に、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の理論強度と焼結体内部に残留する応力との差を大きくして、実強度の向上を図ることができる。
(2)アルミナ/ジルコニア積層焼結体において、900〜1200℃の温度で、1〜2時間保持する熱膨張差緩和用加熱処理を少なくとも1回以上繰り返すことにより相変態温度Tc前後におけるジルコニア層の熱膨張率とアルミナ層の熱膨張率との差を更に小さくし、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の実強度を更に高くすることができる。
(3)なお、アルミナ/ジルコニア積層焼結体の実強度の向上に伴い、被水割れの発生も抑制できる。
(4)本発明のアルミナ/ジルコニア積層焼結体を、一部に用いることによって、ジルコニアを主成分とする固体電解質層と、その対向する表面に設けた一対の電極と、ヒータを内蔵し、アルミナを主成分とする絶縁層とを一体に積層した、ガスセンサ素子の耐久性向上を図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定するものではない、例えば、本発明のアルミナ/ジルコニア積層焼結体の実施例として、最も基本的な構造の酸素センサ素子を例に示したが、NOxセンサ、アンモニアセンサ等の種々のガスセンサ素子にも適宜採用することが可能であり、検出セルを複数設けたり、酸素ポンピングセルを設けたりした構造のものでも良い。
また、本発明は、固体電解質層に、櫛歯状に形成した一対の電極を形成し、ヒータを内蔵する絶縁層を積層して一体に焼成したPMセンサ素子等にも適用できる。
さらに、ガスセンサ素子に限定するものではなく、例えば、電極層とジルコニア層と絶縁層とを繰り返し積層した積層型圧電素子等にも適用することができる。
1 ガスセンサ素子
100 固体電解質層(ジルコニア層)
110 接着層(アルミナ/ジルコニア混合層)
111 電極層埋設空間
120 測定電極層
121 測定電極リード部
122 測定電極端子部
123、124 スルーホール電極
130 測定ガス室形成層(アルミナ層)
131 測定ガス室
132a、132b 測定ガス導入孔
140 焼失層
150a、150b 拡散抵抗層(多孔質セラミック層)
160 遮蔽層(アルミナ層)
170 基準電極層
171 基準電極リード部
172 基準電極端子部
173、174、175、176 スルーホール電極
180 接着層(アルミナ/ジルコニア混合層)
190 基準ガス室形成層(アルミナ層)
191 基準ガス室
200、220 絶縁層(アルミナ層)
210 発熱体
211a、211b 発熱体リード部
212a、212b 発熱体通電端子部
213a、213b スルーホール電極
特開2001−66280号公報 特開平11−316211号公報

Claims (5)

  1. 少なくとも、アルミナ層とジルコニア層とを積層し、一体に焼結せしめたアルミナ/ジルコニア積層焼結体であって、
    上記アルミナ層の相対密度が94%以上で、かつ、上記ジルコニア層の相対密度が84%以上、95%以下であることを特徴とするアルミナ/ジルコニア積層焼結体。
  2. 上記ジルコニア層の相変態温度における上記アルミナ層の熱膨張率と上記ジルコニア層の熱膨張率との差が0.03%以下である請求項1に記載のアルミナ/ジルコニア積層焼結体。
  3. 被測定ガス中の特定の成分を検出すべく、特定のイオンに対して伝導性を有する固体電解質層と、該固体電解質層の対向する面に形成した一対の電極と、内側にヒータを内蔵する絶縁層とを含むガスセンサ素子であって、
    上記固体電解質層が3〜8mol%のイットリアを含む部分安定化ジルコニアを主成分とするジルコニア層からなり、
    上記絶縁層がアルミナを主成分とするアルミナ層からなり、
    上記ジルコニア層と上記アルミナ層とが、請求項1又は2に記載のアルミナ/ジルコニア積層焼結体を構成していることを特徴とするガスセンサ素子。
  4. 請求項1又は2に記載のアルミナ/ジルコニア積層焼結体の製造方法であって、
    少なくとも、アルミナ粉末を主原料とし、所定量の焼結助剤、結合材、可塑剤、分散剤と共に分散媒に分散せしめて、粉砕・混合工程を経て、メジアン径を1μm以下としたアルミナスラリーを用いてアルミナグリーンシートを形成するアルミナシート成形工程P1と、
    安定化剤として3〜8mol%のイットリアを含有するジルコニア粉末を主原料とし、所定量の結合材、可塑剤、分散剤と共に分散媒に分散せしめて、粉砕・混合工程を経てメジアン径を1μm以下としたジルコニアスラリーを用いてジルコニアグリーンシートを形成するジルコニアシート成形工程P2と、
    得られたアルミナグリーンシートとジルコニアグリーンシートとを積層してアルミナ/ジルコニア積層体を形成するアルミナ/ジルコニア積層工程P3と、
    得られたアルミナ/ジルコニア積層体を、1450〜1500℃の焼成温度で、1〜2hの保持時間によって一体に焼成するジルコニア焼結密度範囲限定一体焼成工程P5と、
    を具備することを特徴とするアルミナ/ジルコニア積層焼結体の製造方法。
  5. 900〜1200℃の温度で、1〜2時間保持する熱膨張差緩和用加熱処理を少なくとも1回以上繰り返す熱膨張差緩和用加熱処理工程を具備する請求項4に記載のアルミナ/ジルコニア積層焼結体の製造方法。
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