JP2014190940A - ポンプセルの内部電極の製法及びポンプセル - Google Patents

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【課題】NOxセンサの内部空間のNOxの分解を低く抑えながら該内部空間の酸素を外部空間へ汲み出すことが可能なポンプセルの内部電極を安定して供給する。
【解決手段】主ポンプセル21は、外部空間に露呈する外側ポンプ電極23とNOxを含む被測定ガスが導入される第1内部空所20に露呈する内側ポンプ電極22とで固体電解質層6を挟んだ構造を有している。内側ポンプ電極22は、以下のように作製される。まず、Au粉末を大気中150〜300℃で加熱することによりAu粉末の粒度d50が2〜7μmになるようにする熱処理工程を行う。次に、Pt粉末を主成分とし熱処理工程後のAu粉末を副成分とする電極ペーストを作製し、該電極ペーストを印刷したあと焼成して内側ポンプ電極22を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポンプセルの内部電極の製法及びポンプセルに関する。
従来より、自動車の排気ガスなどの被測定ガスにおけるNOx濃度を検出するNOxセンサが知られている。こうしたNOxセンサは、一般的に、主ポンプセルと測定用ポンプセルとを備えている。主ポンプセルでは、センサの内部に導入された被測定ガスの酸素濃度がゼロになるように被測定ガスから酸素を外部へ汲み出す。また、測定用ポンプセルでは、主ポンプセルで処理された後の被測定ガスに含まれるNOxを窒素と酸素に分解し、分解後の酸素濃度に応じて測定用ポンプセルを流れる電流に基づいて被測定ガス中のNOx濃度を検出する。ここで、主ポンプセルは、外部空間に露呈する外側ポンプ電極とNOxを含む被測定ガスが導入される内部空間に露呈する内側ポンプ電極とで固体電解質層を挟んだ構造を有している。この主ポンプセルの内側ポンプ電極は、NOxを窒素と酸素に分解してしまうことがないことが要求される。こうした要求を満足する内側ポンプ電極は、例えば、白金粉末にAu粉末を微量混合した電極ペーストを印刷後、焼成して作製される(特許文献1参照)。
特開平9−288086号公報
しかしながら、Au粉末は保管中に凝集しやすい性質を持つため、電極ペースト中のAu粉末の分散形態はAu粉末の作製ロットや保管期間によって変化してしまう。電極ペースト中のAu粉末の分散状態が変わると、主ポンプセルの内側ポンプ電極に要求される性質、すなわちNOxの分解を低く抑える性質を損なうことがあるため、好ましくない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、NOxセンサの内部空間のNOxの分解を低く抑えながら該内部空間の酸素を外部空間へ汲み出すことが可能なポンプセルの内部電極を安定して供給することを目的とする。
本発明のポンプセルの内部電極の製法は、
外部空間に露呈する外部電極とNOxを含む被測定ガスが導入される内部空間に露呈する内部電極とで固体電解質層を挟んだ構造を有し、前記内部空間の酸素を前記外部空間へ汲み出すことが可能なポンプセルの、前記内部電極を製造する方法であって、
Au粉末を150〜300℃で加熱することにより前記Au粉末のレーザ回折/散乱法による粒度d50が2〜7μmになるようにする熱処理工程と、
白金族元素を主成分とし前記熱処理工程後のAu粉末を副成分とする電極ペーストを作製し、該電極ペーストを印刷したあと焼成して前記内部電極を形成する電極形成工程と、
を含むものである。
この製法によって得られる内部電極は、使用するAu粉末の作製ロットや保管期間にかかわらず、内部空間のNOxの分解を低く抑えながら該内部空間内の酸素を外部空間へ汲み出すことが可能になる。つまり、電極性能が安定した内部電極を提供することができる。
なお、「白金族元素」とは、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金であるが、このうち白金が好ましい。
本発明のポンプセルの内部電極の製法において、前記熱処理工程では、前記Au粉末を大気中、常圧下150〜300℃で熱処理することが好ましい。こうすれば、大気中、常圧下で熱処理を行うため、特殊な雰囲気が不要であり、熱処理工程のコストが嵩まない。
本発明のポンプセルは、上述した製法により製造された内部電極を備えたポンプセルである。このポンプセルは内部電極の性能が安定化しているため、検出されるNOx濃度は信頼性の高いものとなる。
ガスセンサ100の断面模式図。 実施例8,9及び比較例3の粒度分布図。 実施例8,9及び比較例6のSEM写真。
次に、本発明の実施の形態の一例であるガスセンサ100の概略構成について説明する。図1は、ガスセンサ100の構成の一例を概略的に示した断面模式図である。このガスセンサ100は、被測定ガス中のNOx濃度を検出するセンサ素子101を備えている。
センサ素子101は、それぞれがジルコニア(ZrO2)等の酸素イオン伝導性固体電解質層からなる第1基板層1と、第2基板層2と、第3基板層3と、第1固体電解質層4と、スペーサ層5と、第2固体電解質層6との6つの層が、図面視で下側からこの順に積層された構造を有する素子である。また、これら6つの層を形成する固体電解質は緻密な気密のものである。係るセンサ素子101は、例えば、各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工および回路パターンの印刷などを行った後にそれらを積層し、さらに、焼成して一体化させることによって製造される。
センサ素子101の一先端部であって、第2固体電解質層6の下面と第1固体電解質層4の上面との間には、ガス導入口10と、第1拡散律速部11と、緩衝空間12と、第2拡散律速部13と、第1内部空所20と、第3拡散律速部30と、第2内部空所40とが、この順に連通する態様にて隣接形成されてなる。
ガス導入口10と、緩衝空間12と、第1内部空所20と、第2内部空所40とは、スペーサ層5をくり抜いた態様にて設けられた上部を第2固体電解質層6の下面で、下部を第1固体電解質層4の上面で、側部をスペーサ層5の側面で区画されたセンサ素子101内部の空間である。
第1拡散律速部11と、第2拡散律速部13と、第3拡散律速部30とはいずれも、2本の横長の(図面に垂直な方向に開口が長手方向を有する)スリットとして設けられる。なお、ガス導入口10から第2内部空所40に至る部位をガス流通部とも称する。
また、ガス流通部よりも先端側から遠い位置には、第3基板層3の上面と、スペーサ層5の下面との間であって、側部を第1固体電解質層4の側面で区画される位置に基準ガス導入空間43が設けられている。基準ガス導入空間43には、NOx濃度の測定を行う際の基準ガスとして、例えば大気が導入される。
大気導入層48は、多孔質アルミナからなる層であって、大気導入層48には基準ガス導入空間43を通じて基準ガスが導入されるようになっている。また、大気導入層48は、基準電極42を被覆するように形成されている。
基準電極42は、第3基板層3の上面と第1固体電解質層4とに挟まれる態様にて形成される電極であり、上述のように、その周囲には、基準ガス導入空間43につながる大気導入層48が設けられている。また、後述するように、基準電極42を用いて第1内部空所20内や第2内部空所40内の酸素濃度(酸素分圧)を測定することが可能となっている。
ガス流通部において、ガス導入口10は、外部空間に対して開口してなる部位であり、該ガス導入口10を通じて外部空間からセンサ素子101内に被測定ガスが取り込まれるようになっている。
第1拡散律速部11は、ガス導入口10から取り込まれた被測定ガスに対して、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
緩衝空間12は、第1拡散律速部11より導入された被測定ガスを第2拡散律速部13へと導くために設けられた空間である。
第2拡散律速部13は、緩衝空間12から第1内部空所20に導入される被測定ガスに対して、所定の拡散抵抗を付与する部位である。
被測定ガスが、センサ素子101外部から第1内部空所20内まで導入されるにあたって、外部空間における被測定ガスの圧力変動(被測定ガスが自動車の排気ガスの場合であれば排気圧の脈動)によってガス導入口10からセンサ素子101内部に急激に取り込まれた被測定ガスは、直接第1内部空所20へ導入されるのではなく、第1拡散律速部11、緩衝空間12、第2拡散律速部13を通じて被測定ガスの濃度変動が打ち消された後、第1内部空所20へ導入されるようになっている。これによって、第1内部空間へ導入される被測定ガスの濃度変動はほとんど無視できる程度のものとなる。
第1内部空所20は、第2拡散律速部13を通じて導入された被測定ガス中の酸素分圧を調整するための空間として設けられている。係る酸素分圧は、主ポンプセル21が作動することによって調整される。
主ポンプセル21は、第1内部空所20に面する第2固体電解質層6の下面のほぼ全面に設けられた天井電極部22aを有する内側ポンプ電極22と、第2固体電解質層6の上面の天井電極部22aと対応する領域に外部空間に露出する態様にて設けられた外側ポンプ電極23と、これらの電極に挟まれた第2固体電解質層6とによって構成されてなる電気化学的ポンプセルである。
内側ポンプ電極22は、第1内部空所20を区画する上下の固体電解質層(第2固体電解質層6および第1固体電解質層4)、および、側壁を与えるスペーサ層5にまたがって形成されている。具体的には、第1内部空所20の天井面を与える第2固体電解質層6の下面には天井電極部22aが形成され、また、底面を与える第1固体電解質層4の上面には底部電極部22bが形成され、そして、それら天井電極部22aと底部電極部22bとを接続するように、側部電極部(図示省略)が第1内部空所20の両側壁部を構成するスペーサ層5の側壁面(内面)に形成されて、該側部電極部の配設部位においてトンネル形態とされた構造において配設されている。
内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23とは、多孔質サーメット電極(例えば、Auを1%含むPtとZrO2とのサーメット電極)として形成される。なお、被測定ガスに接触する内側ポンプ電極22は、被測定ガス中のNOx成分に対する還元能力を弱めた材料を用いて形成される。
主ポンプセル21においては、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間に所望のポンプ電圧Vp0を印加して、内側ポンプ電極22と外側ポンプ電極23との間に正方向あるいは負方向にポンプ電流Ip0を流すことにより、第1内部空所20内の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは、外部空間の酸素を第1内部空所20に汲み入れることが可能となっている。
また、第1内部空所20における雰囲気中の酸素濃度(酸素分圧)を検出するために、内側ポンプ電極22と、第2固体電解質6と、スペーサ層5と、第1固体電解質4と、第3基板層3と、基準電極42によって、電気化学的なセンサセル、すなわち、主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80が構成されている。
主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80における起電力V0を測定することで第1内部空所20内の酸素濃度(酸素分圧)がわかるようになっている。さらに、起電力V0が一定となるように可変電源24のポンプ電圧Vp0をフィードバック制御することでポンプ電流Ip0が制御されている。これによって、第1内部空所内20内の酸素濃度は所定の一定値に保つことができる。
第3拡散律速部30は、第1内部空所20で主ポンプセル21の動作により酸素濃度(酸素分圧)が制御された被測定ガスに所定の拡散抵抗を付与して、該被測定ガスを第2内部空所40に導く部位である。
第2内部空所40は、第3拡散律速部30を通じて導入された被測定ガス中の窒素酸化物(NOx)濃度の測定に係る処理を行うための空間として設けられている。NOx濃度の測定は、主として、補助ポンプセル50により酸素濃度が調整された第2内部空所40において、さらに、測定用ポンプセル41の動作によりNOx濃度が測定される。
第2内部空所40では、あらかじめ第1内部空所20において酸素濃度(酸素分圧)が調整された後、第3拡散律速部を通じて導入された被測定ガスに対して、さらに補助ポンプセル50による酸素分圧の調整が行われるようになっている。これにより、第2内部空所40内の酸素濃度を高精度に一定に保つことができるため、係るガスセンサ100においては精度の高いNOx濃度測定が可能となる。
補助ポンプセル50は、第2内部空所40に面する第2固体電解質層6の下面の略全体に設けられた天井電極部51aを有する補助ポンプ電極51と、外側ポンプ電極23(外側ポンプ電極23に限られるものではなく、センサ素子101と外側の適当な電極であれば足りる)と、第2固体電解質層6とによって構成される、補助的な電気化学的ポンプセルである。
係る補助ポンプ電極51は、先の第1内部空所20内に設けられた内側ポンプ電極22と同様なトンネル形態とされた構造において、第2内部空所40内に配設されている。つまり、第2内部空所40の天井面を与える第2固体電解質層6に対して天井電極部51aが形成され、また、第2内部空所40の底面を与える第1固体電解質層4には、底部電極部51bが形成され、そして、それらの天井電極部51aと底部電極部51bとを連結する側部電極部(図示省略)が、第2内部空所40の側壁を与えるスペーサ層5の両壁面にそれぞれ形成されたトンネル形態の構造となっている。
なお、補助ポンプ電極51についても、内側ポンプ電極22と同様に、被測定ガス中のNOx成分に対する還元能力を弱めた材料を用いて形成される。
補助ポンプセル50においては、補助ポンプ電極51と外側ポンプ電極23との間に所望の電圧Vp1を印加することにより、第2内部空所40内の雰囲気中の酸素を外部空間に汲み出し、あるいは、外部空間から第2内部空所40内に汲み入れることが可能となっている。
また、第2内部空所40内における雰囲気中の酸素分圧を制御するために、補助ポンプ電極51と、基準電極42と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3とによって電気化学的なセンサセル、すなわち、補助ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル81が構成されている。
なお、この補助ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル81にて検出される起電力V1に基づいて電圧制御される可変電源52にて、補助ポンプセル50がポンピングを行う。これにより第2内部空所40内の雰囲気中の酸素分圧は、NOxの測定に実質的に影響がない低い分圧にまで制御されるようになっている。
また、これとともに、そのポンプ電流Ip1が、主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80の起電力の制御に用いられるようになっている。具体的には、ポンプ電流Ip1は、制御信号として主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル80に入力され、その起電力V0が制御されることにより、第3拡散律速部30から第2内部空所40内に導入される被測定ガス中の酸素分圧の勾配が常に一定となるように制御されている。NOxセンサとして使用する際は、主ポンプセル21と補助ポンプセル50との働きによって、第2内部空所40内での酸素濃度は約0.001ppm程度の一定の値に保たれる。
測定用ポンプセル41は、第2内部空所40内において、被測定ガス中のNOx濃度の測定を行う。測定用ポンプセル41は、第2内部空所40に面する第1固体電解質層4の上面であって第3拡散律速部30から離間した位置に設けられた測定電極44と、外側ポンプ電極23と、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4とによって構成された電気化学的ポンプセルである。
測定電極44は、多孔質サーメット電極である。測定電極44は、第2内部空所40内の雰囲気中に存在するNOxを還元するNOx還元触媒としても機能する。さらに、測定電極44は、第4拡散律速部45によって被覆されてなる。
第4拡散律速部45は、アルミナ(Al23)を主成分とする多孔体にて構成される膜である。第4拡散律速部45は、測定電極44に流入するNOxの量を制限する役割を担うとともに、測定電極44の保護膜としても機能する。測定用ポンプセル41においては、測定電極44の周囲の雰囲気中における窒素酸化物の分解によって生じた酸素を汲み出して、その発生量をポンプ電流Ip2として検出することができる。
また、測定電極44の周囲の酸素分圧を検出するために、第1固体電解質層4と、第3基板層3と、測定電極44と、基準電極42とによって電気化学的なセンサセル、すなわち、測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82が構成されている。測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82にて検出された起電力V2に基づいて可変電源46が制御される。
第2内部空所40内に導かれた被測定ガスは、酸素分圧が制御された状況下で第4拡散律速部45を通じて測定電極44に到達することとなる。測定電極44の周囲の被測定ガス中の窒素酸化物は還元されて(2NO→N2+O2)酸素を発生する。そして、この発生した酸素は測定用ポンプセル41によってポンピングされることとなるが、その際、測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル82にて検出された制御電圧V2が一定となるように可変電源46の電圧Vp2が制御される。測定電極44の周囲において発生する酸素の量は、被測定ガス中の窒素酸化物の濃度に比例するものであるから、測定用ポンプセル41におけるポンプ電流Ip2を用いて被測定ガス中の窒素酸化物濃度が算出されることとなる。
また、測定電極44と、第1固体電解質層4と、第3基板層3と基準電極42を組み合わせて、電気化学的センサセルとして酸素分圧検出手段を構成するようにすれば、測定電極44の周りの雰囲気中のNOx成分の還元によって発生した酸素の量と基準大気に含まれる酸素の量との差に応じた起電力を検出することができ、これによって被測定ガス中のNOx成分の濃度を求めることも可能である。
また、第2固体電解質層6と、スペーサ層5と、第1固体電解質層4と、第3基板層3と、外側ポンプ電極23と、基準電極42とから電気化学的なセンサセル83が構成されており、このセンサセル83によって得られる起電力Vrefによりセンサ外部の被測定ガス中の酸素分圧を検出可能となっている。
このような構成を有するガスセンサ100においては、主ポンプセル21と補助ポンプセル50とを作動させることによって酸素分圧が常に一定の低い値(NOxの測定に実質的に影響がない値)に保たれた被測定ガスが測定用ポンプセル41に与えられる。したがって、被測定ガス中のNOxの濃度に略比例して、NOxの還元によって発生する酸素が測定用ポンプセル41より汲み出されることによって流れるポンプ電流Ip2に基づいて、被測定ガス中のNOx濃度を知ることができるようになっている。
さらに、センサ素子101は、固体電解質の酸素イオン伝導性を高めるために、センサ素子101を加熱して保温する温度調整の役割を担うヒータ部70を備えている。ヒータ部70は、ヒータ電極71と、ヒータ72と、スルーホール73と、ヒータ絶縁層74、圧力放散孔75とを備えている。
ヒータ電極71は、第1基板層1の下面に接する態様にて形成されてなる電極である。ヒータ電極71を外部電源と接続することによって、外部からヒータ部70へ給電することができるようになっている。
ヒータ72は、第2基板層2と第3基板層3とに上下から挟まれた態様にて形成される電気抵抗体である。ヒータ72は、スルーホール73を介してヒータ電極71と接続されており、該ヒータ電極71を通して外部より給電されることにより発熱し、センサ素子101を形成する固体電解質の加熱と保温を行う。
また、ヒータ72は、第1内部空所20から第2内部空所40の全域に渡って埋設されており、センサ素子101全体を上記固体電解質が活性化する温度に調整することが可能となっている。
ヒータ絶縁層74は、ヒータ72の上下面に、アルミナ等の絶縁体によって形成されてなる絶縁層である。ヒータ絶縁層74は、第2基板層2とヒータ72との間の電気的絶縁性、および、第3基板層3とヒータ72との間の電気的絶縁性を得る目的で形成されている。
圧力放散孔75は、第3基板層3を貫通し、基準ガス導入空間43に連通するように設けられてなる部位であり、ヒータ絶縁層74内の温度上昇に伴う内圧上昇を緩和する目的で形成されてなる。
次に、センサ素子101の主ポンプセル21の内側ポンプ電極22や補助ポンプセル50の補助ポンプ電極51の製造方法について説明する。内側ポンプ電極22及び補助ポンプ電極51は、上述したように、被測定ガス中のNOx成分に対する還元能力を弱めた材料を用いて形成されたものである。以下には、内側ポンプ電極22の製造方法について説明するが、補助ポンプ電極51も同様に製造される。
まず、予めAu粉末に熱処理を施す。熱処理前のAu粉末の粒度d50(レーザ回折/散乱法による、以下同じ)は、2μm未満のものを使用する。熱処理は、150〜300℃で加熱することによりAu粉末の粒度d50が2〜7μmになるようにする。具体的には、大気中、常圧下で150〜300℃で加熱する。熱処理後のAu粉末の粒度d50が2μm未満では、NOxを窒素ガスと酸素ガスに分解する能力を十分抑制できないため好ましくなく、7μmを超えると、膜厚を薄く制御するのが困難になり、取り扱いにくいうえ経済的にも不利なため好ましくない。熱処理時の温度が150℃未満では、熱処理後のAu粉末の粒度d50が2μm未満になるため好ましくなく、300℃を超えると、熱処理後のAu粉末が焼結して粒度d50が7μmを超えるため好ましくない。熱処理時間は粒度d50が2〜7μmになるように、例えば1〜10時間の範囲で適宜設定すればよい。Au粉末の熱処理は、窒素雰囲気などの不活性雰囲気で行ってもよいが、大気雰囲気でも十分なため、コストを考慮して大気雰囲気で行うことが好ましい。この熱処理は、加圧雰囲気で行ってもよいが、常圧でも十分なため、コストを考慮して常圧で行うことが好ましい。
次に、Pt粉末を主成分とし熱処理後のAu粉末を副成分とする電極ペーストを作製し、該電極ペーストをセラミックグリーンシートに所定のパターンとなるようにスクリーン印刷したあと焼成する。電極ペーストは、バインダを溶剤に溶解したバインダ液に、Pt粉末、熱処理工程後のAu粉末及び固体電解質粉末を入れ、得られた混合物を混合することにより、作製する。Au粉末は、Pt粉末に対して質量比で0.01%以上2%未満使用するのが好ましい。固体電解質粉末は、第2固体電解質層6と同じ成分のものを用いる。セラミックグリーンシートは、焼成すると第2固体電解質層6となるものを用いる。電極ペーストの印刷は、印刷乾燥後の膜厚が5〜20μmとなるように行う。
その後、電極ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを、大気雰囲気中、常圧下で1300〜1400℃で焼成する。これにより、セラミックグリーンシートは第2固体電解質層6となり、印刷された電極ペーストは内側ポンプ電極22となる。なお、実際には、センサ素子101は、各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工および回路パターンの印刷などを行った後にそれらを積層し、その積層体を上述した条件で焼成して一体化させることによって製造する。このため、電極ペーストの焼成は、こうした積層体の焼成と同時に行われることになる。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の主ポンプセル21及び補助ポンプセル50のいずれもが本発明のポンプセルに相当し、外側ポンプ電極23が外部電極に相当し、内側ポンプ電極22及び補助ポンプ電極51のいずれもが内部電極に相当し、第1内部空所20及び第2内部空所40のいずれも内部空間に相当する。
以上詳述した本実施形態によれば、内側ポンプ電極22や補助ポンプ電極51は、使用するAu粉末の作製ロットや保管期間にかかわらず、第1内部空所20や第2内部空所40のNOxの分解を低く抑えながら各内部空所20,40内の酸素を外部空間へ汲み出すことが可能になる。つまり、電極性能が安定した内側ポンプ電極22や補助ポンプ電極51を得ることができる。
また、主ポンプセル21や補助ポンプセル50は、上述した製法により製造された内側ポンプ電極22や補助ポンプ電極51を備えたポンプセルであるため、検出されるNOx濃度は信頼性の高いものとなる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、補助ポンプセル50を設けたが、第2内部空所40内の酸素濃度を主ポンプセル21のみで十分低くすることができる場合や、それほど精度の高いNOx濃度測定が要求されない場合には、補助ポンプセル50を省略してもよい。
上述した実施形態では、内側ポンプ電極22や補助ポンプ電極51として、Pt粉末に微量のAu粉末を混合した材料を用いたが、そのほかの白金族元素(例えばPdなど)が含まれていてもよい。
[一般的製造手順]
各実施例及び各比較例のセンサ素子101は、各層に対応するセラミックスグリーンシートに所定の加工および回路パターンの印刷などを行った後にそれらを積層し、その積層体を大気雰囲気中、常圧下で1350℃で焼成して一体化させることによって製造した。特に、内側ポンプ電極22は、電極ペーストを作製し、該電極ペーストをセラミックグリーンシートに所定のパターンとなるようにスクリーン印刷し、その後焼成することにより作製した。電極ペーストは、バインダであるブチラール樹脂3gを溶剤であるブチルカルビトール18gに溶解したバインダ液に、Pt粉末60g、Au粉末0.6g及びジルコニア粉末15gを入れ、得られた混合物を擂潰機(らいかいき)で混合後、トリロールミルで分散処理することにより、作製した。電極ペーストの印刷は、印刷乾燥後の膜厚が9〜16μmとなるように行った。電極ペーストは、各セラミックスグリーンシートを積層した積層体を焼成した際に同時に焼成した。
熱処理前のAu粉末としては、ロットA〜Eの5種類を用いた。各ロットの熱処理前の粒度d50の値を表1に示す。
[比較例1〜5,実施例1〜9]
比較例1〜5では、ロットA〜EのAu粉末を熱処理せずにそのまま電極ペーストの成分として使用して、センサ素子101を作製した。そして、被測定ガスとして、N2ガスをベースとしてO2:18%、NO:500ppm、H2O:3%(いずれも体積比)を含有させたガスを用い、主ポンプセル21のポンプ電流Ip0を3.0mAとしたときのポンプ電圧Vp0を測定した。その結果を表2に示す。また、比較例3の粒度分布を図2に示す。
実施例1〜5では、表2に示すように、ロットA〜EのAu粉末を大気中、常圧下150℃で2〜4時間処理することにより、熱処理後の粒度d50が2.6〜3.3μmとなるようにした。このように熱処理したAu粉末を電極ペーストの成分として使用し、センサ素子101を作製した。そして、上述した被測定ガスを用い、主ポンプセル21のポンプ電流Ip0を3.0mAとしたときのポンプ電圧Vp0を測定した。その結果を表2に示す。
実施例6〜9では、表2に示すように、ロットCのAu粉末を大気中、常圧下150℃で3〜10時間処理することにより、熱処理後の粒度d50が3.0〜7.0μmとなるようにした。このように熱処理したAu粉末を電極ペーストの成分として使用し、センサ素子101を作製した。そして、上述した被測定ガスを用い、主ポンプセル21のポンプ電流Ip0を3.0mAとしたときのポンプ電圧Vp0を測定した。その結果を表2に示す。また、実施例8,9の粒度分布及びSEM写真をそれぞれ図2及び図3に示す。
表2において、異なるロットのAu粉末を用いた実施例1〜5及び比較例1〜5を比べると、ポンプ電圧Vp0は、実施例1〜5では530〜580mVであったのに対して、比較例1〜5では660〜760mVであった。ポンプ電圧Vp0が高いということは、内側ポンプ電極22で被測定ガス中のNOx成分が窒素ガスと酸素ガスに分解しやすいことを意味する。実施例1〜5のように予めAu粉末を熱処理して粒度d50を2.6〜3.3μmの範囲に入るようにした場合には、Au粉末のロットにかかわらず、第1内部空所20のNOxを分解を低く抑えながら第1内部空所20内の酸素を外部空間へ汲み出すことができることがわかった。また、実施例5〜9では、同じロットCのAu粉末を用いて150℃での保持時間を変更して、熱処理後のAu粉末の粒度d50が2.6〜7.0μの範囲になるようにした。その結果、150℃での保持時間が長くなるにつれて、粒度d50の値が上昇すると共にポンプ電圧Vp0が低くなることがわかった。以上の実施例1〜9から、ロットの異なるAu粉末であっても、熱処理条件を適宜設定すれば、ポンプ電圧Vp0をほぼ同等の値にすることつまり被測定ガス中のNOx成分の分解を低く抑える能力を同程度にすることが可能なことがわかった。
[比較例6]
比較例6では、ロットCのAu粉末を大気中、常圧下150℃で10時間処理したところ、粒度d50は測定不能となった。これは、加熱しすぎたため、Au粉末の焼結が起こり、粒子が粗大化したためである。この比較例6のSEM写真を図3に示す。
[実施例10,11及び比較例7,8]
実施例10では、ロットDのAu粉末を大気中、常圧下250℃で2時間処理し、熱処理後のAu粉末の粒度d50を2.7μmとした。実施例11では温度を300℃に変更し、熱処理後のAu粉末の粒度d50を4.3μmとした。これらのAu粉末を電極ペーストの成分として使用し、センサ素子101を作製して上述した条件でポンプ電圧Vp0を測定したところ、ポンプ電圧Vp0はそれぞれ550mV及び420mVであった(表2参照)。一方、比較例7では温度を350℃に、比較例8では温度を400℃に変更したところ、いずれもAu粉末の焼結が進み、粒度d50を測定できなかった。これらの結果から、Au粉末の熱処理の上限は300℃であることがわかった。
本発明は、NOxセンサに利用可能である。
1 第1基板層、2 第2基板層、3 第3基板層、4 第1固体電解質層、5 スペーサ層、6 第2固体電解質層、10 ガス導入口、11 拡散律速部、12 緩衝空間、13 拡散律速部、20 第1内部空所、21 主ポンプセル、22 内側ポンプ電極、22a 天井電極部、22b 底部電極部、23 外側ポンプ電極、24 可変電源、30 拡散律速部、40 第2内部空所、41 測定用ポンプセル、42 基準電極、43 基準ガス導入空間、44 測定電極、45 拡散律速部、46 可変電源、48 大気導入層、50 補助ポンプセル、51 補助ポンプ電極、51a 天井電極部、51b 底部電極部、52 可変電源、70 ヒータ部、71 ヒータ電極、72 ヒータ、73 スルーホール、74 ヒータ絶縁層、75 圧力放散孔、80 主ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル、81 補助ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル、82 測定用ポンプ制御用酸素分圧検出センサセル、83 センサセル、100 ガスセンサ、101 センサ素子。

Claims (3)

  1. 外部空間に露呈する外部電極とNOxを含む被測定ガスが導入される内部空間に露呈する内部電極とで固体電解質層を挟んだ構造を有し、前記内部空間の酸素を前記外部空間へ汲み出すことが可能なポンプセルの、前記内部電極を製造する方法であって、
    Au粉末を150〜300℃で加熱することにより前記Au粉末のレーザ回折/散乱法による粒度d50が2〜7μmになるようにする熱処理工程と、
    白金族元素を主成分とし前記熱処理工程後のAu粉末を副成分とする電極ペーストを作製し、該電極ペーストを印刷したあと焼成して前記内部電極を形成する電極形成工程と、
    を含むポンプセルの内部電極の製法。
  2. 前記熱処理工程では、前記Au粉末を大気中、常圧下150〜300℃で熱処理する、
    請求項1に記載のポンプセルの内部電極の製法。
  3. 請求項1又は2に記載のポンプセルの内部電極の製法により製造された内部電極を備えたポンプセル。
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