JP2001064082A - セラミック焼結体及びその製造方法並びにガスセンサ素子及びその製造方法 - Google Patents
セラミック焼結体及びその製造方法並びにガスセンサ素子及びその製造方法Info
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Abstract
た、2種以上のセラミックス層を有する焼結体の製造方
法及び得られる焼結体、並びにそれを用いたガスセンサ
素子及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 アルミナ、ジルコニア等、2種以上のセ
ラミックス層を有する焼結体を製造する。また、内部に
ヒータが配設されたアルミナ基板1、及びこのアルミナ
基板に接合され、両面に電極が形成されたジルコニア固
体電解質層7を備えるガスセンサ素子を得る。アルミナ
基板及びジルコニア固体電解質層等の2種以上のセラミ
ックス層の相対密度がいずれも80%以上である。ま
た、相対密度を80%以上にするための焼成温度の下限
値の差が80℃以内、特に50℃以内である。更に、焼
成温度における各々のセラミックス層の焼成割りかけ率
の差が0.09以下、特に0.065以下である。
Description
及びその製造方法並びにガスセンサ素子及びその製造方
法に関する。本発明のガスセンサ素子は、内燃機関用の
ジルコニアラムダセンサ等、各種の燃焼装置における空
燃比の制御などに利用することができる。
有するセラミック焼結体が種々の用途において使用され
ている。このようなセラミック焼結体は、未焼成体を積
層し、これらを一体に焼成する方法により形成されてい
る。しかし、この方法では、熱膨張率の差、及び相転移
にともなう収縮等の要因により、生成する焼結体にクラ
ックが生じたり、端面等において剥離したりすることが
ある。
しては、内部にヒータが配設されたアルミナ基板が、ジ
ルコニア固体電解質層に一体に積層された厚膜型等のガ
スセンサ素子が知られている。しかし、これらの素子に
おいて、固体電解質層のクラックを十分に抑え、アルミ
ナ基板と固体電解質層とを強固に接合させることは容易
ではない。特開昭61−51557号公報、特開昭61
−172054号公報及び特開平8−114571号公
報等には、このクラックの発生を抑え、且つ強固に接合
させる方法が開示されているが、未だ十分ではない。
発生し難く、各層が強固に接合されたセラミック焼結体
及びその製造方法を提供することを目的とする。また、
本発明は、特に、厚膜型ガスセンサ素子において、ジル
コニア固体電解質層のクラックの発生が抑えられ、アル
ミナ基板と固体電解質層とが強固に接合されたガスセン
サ素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
ルミナとジルコニア等、2種以上のセラミックスからな
る焼結体において、クラックの発生を抑え、且つこれら
を十分に緻密化するためには、それぞれのセラミックス
の最適な焼成温度の下限値に大きな差がないことが好ま
しい。更に、十分に緻密化することができる焼成温度域
において、それぞれのセラミックスの焼成割り掛け率の
差が小さいことが必要である。本発明は、このような知
見に基づきなされたものである。
アルミナとジルコニアなどの異なる熱膨張率を有する、
2種以上のセラミックス層を有する焼結体の製造方法に
おいて、それぞれのセラミックス層の相対密度が80%
以上となる焼成温度の差が80℃以下であり、且つ焼成
割り掛け率の差が0.09以下である各々の未焼成体を
用意し、少なくともこれらの未焼成体を積層して積層体
とした後、それぞれのセラミックス層の相対密度が80
%以上となる焼成温度より高い温度で焼成し、未焼成体
をセラミックス層とすることを特徴とする。
層を構成するセラミックの種類としては、アルミナ、ジ
ルコニア、スピネル(MgO・Al2O3)、窒化珪素な
どが挙げられる。第1セラミックス層及び第2セラミッ
クス層の少なくとも1方の相対密度が85%未満、特に
80%未満である場合は、焼成割り掛け率の差に特に留
意することなく焼結することができる。しかし、強度の
小さいセラミック焼結体しか得ることができない。
焼成温度の下限値の差が80℃を超える場合、及び焼成
温度における各々のセラミックス層の焼成割り掛け率の
差が0.09を超える場合は、それぞれのセラミックス
層における残留応力の差が大きくなり、クラックを生じ
易くなる。この焼成温度の下限値の差は特に50℃以
下、更には30℃以下であることが好ましい。更に、焼
成割り掛け率の差は0.065以下、更には0.05以
下であることが好ましい。
ニアで構成し、第2セラミックス層をアルミナで構成す
ると、ジルコニアからなるセラミックスが高強度のアル
ミナ層に支持された形で焼結されるので、高強度なジル
コニアを有するセラミック焼結体を形成することができ
る。また、この場合、第1セラミックス層と第2セラミ
ックス層の間にアルミナ、ジルコニア及びガラスのうち
の少なくとも2種を含有させた接合層を介在させると、
第1セラミックス層と第2セラミックス層の熱膨張差の
緩和に役立つ。
ニアで構成し、第2セラミックス層をアルミナで構成す
る場合には、第1セラミックス層のアルミナとジルコニ
アの含有量の合計を80質量%以上とし、第2セラミッ
クス層のアルミナの含有量を80質量%以上とし、且つ
第1セラミックス層のアルミナの含有率は20質量%以
上とすることが好ましい。アルミナを20質量%以上含
有させれば、第1セラミックス層と第2セラミックス層
の熱膨張差の緩和に役立つ。尚、ジルコニアとしての各
種特性を維持するためには第1セラミックス層中に含有
させるアルミナとジルコニアの合計を100質量%とし
た場合に、アルミナは80質量%以下が好ましい。更
に、熱膨張差とジルコニアの特性の両立を図るために
は、アルミナの含有量は40〜60質量%とすることが
好ましい。
構成することもできるが、20質量%以下のジルコニア
を混入することで熱膨張差を緩和することができる。2
0質量%を超えると高温耐久性が劣化するので好ましく
ない。尚、接合層は、第1セラミックス層と第2セラミ
ックス層の中間のアルミナ含有率のセラミック層とする
ことが好ましい。
とは反対側に多孔質のセラミックス層を積層する場合に
は、熱衝撃などに対するセラミック焼結体の耐久性を高
めるために、多孔質セラミックス層は焼成前の段階で第
1焼成割り掛け率との差が0.03以下である第3焼成
割り掛け率を有し、第1焼成温度との差が80℃以下で
ある第3焼成温度にて50%以上の相対密度となる第3
末焼成体の形で第1未焼成体及び第2未焼成体と積層さ
れていることが好ましい。
グリーンシート或いはペーストといった形態をとること
ができる。そして、第1及び第3未焼成体として、比較
的厚い層を形成する場合にはグリーンシートを採用する
と加工上扱いが容易で好ましい。また、第2未焼成体を
比較的薄い層として形成する場合には、ペーストを採用
すると加工が容易であり、コストが安い。
しては、ガスセンサ素子が挙げられる。即ち、アルミナ
基板の上にジルコニアからなる固体電解質層を形成する
ガスセンサ素子がその代表例である。その製造方法とし
て、アルミナ基板となるグリーンシートとしては第4焼
成割り掛け率を有し、第4焼成温度にて相対密度が85
%以上となるものを用意し、一方、固体電解質層となる
材料としてはアルミナとジルコニアを有機バインダで混
錬して用意したぺーストを用い、上記グリーンシートに
上記ペーストを印刷することで固体電解質層を形成する
のである。
け率との差が0.09以下である第5焼成割り掛け率を
有するもので、第4焼成温度との差が80℃以下である
第5焼成温度にて相対密度85%以上の相対密度となる
ぺーストを用いるのである。このように出発材料の焼成
割り掛け率と焼成温度を調整することで、高温環境下で
使用してもクラックの発生しないガスセンサ素子を製造
することができる。
間には少なくとも1層の接合層を形成することができ
る。この接合層は、アルミナ基板の全表面に形成しても
よいし、基準ガス導入方式の酸素センサ素子とする場合
は、少なくとも固体電解質層側の接合層、或いは2層以
上の全接合層を通気路形成層とすることもできる。接合
層の厚さ(2層以上である場合は全厚さとする。)は5
〜200μm、特に10〜100μm、更には20〜5
0μmとすることが好ましい。接合層の厚さが5μm未
満であると、クラックの発生を抑え、基板と固体電解質
層とを強固に接合させる作用が不十分となるため好まし
くない。
いることができるが、基板材料としてアルミナを用いた
場合には、熱膨張差を緩和するために、ジルコニアとア
ルミナとの合計量を100質量%とした場合に、20〜
90質量%のジルコニアに10〜80質量%のアルミナ
を含有させることが好ましい。
雰囲気下で焼成して得ることができる。焼成温度は13
50〜1600℃と広範な温度域において、アルミナ基
板及びジルコニア固体電解質層の相対密度が85%とな
り、且つそれぞれの焼成割りかけ率の差が0.09以下
となる温度とすることができ、特に1380〜1540
℃とすることができる。このように広範な温度域におい
て焼成することができるため、ヒータの抵抗値を幅広く
制御することができる。焼成温度が1350℃未満であ
ると、緻密な焼結体とすることができないことがあり、
好ましくない。
側の面は、多孔質層で覆って、固体電解質層へのガスの
直接の接触を防止することがある。こうすることで、ガ
スの検出精度を向上させることができるが、多孔質層を
固体電解質層やアルミナ基板と未焼成体の段階で一体化
してから同時に焼成すると、加工が簡単になって好まし
い。そして、それらを同時焼成する場合には、多孔質層
となる未焼成体は、固体電解質体やアルミナ基板となる
未焼成体と焼成割り掛け率や焼成温度を所定の範囲に入
れることで、クラックのないガスセンサ素子を製造する
ことができる。
焼結によって昇華又は酸素との反応により散逸するよう
な固形有機粉末を含有し、第4焼成割り掛け率との差が
0.03以下であり、第4焼成温度との差が80℃以下
である第6焼成温度にて50%以上の相対密度となるよ
うに多孔質グリーンシートを形成する。そしてこの多孔
質グリーンシートを前記のグリーンシートやぺーストと
共に積層して未焼成積層体を構成してから同時焼成する
のである。この製造方法によれば、ジルコニア等からな
る固体電解質層に強固に接合した保護層(多孔質層)を
形成することができる。
する実施例により本発明を更に詳しく説明する。 実施例1(基準ガスを基準電極と接触させるための基準
ガス導入路が形成された酸素センサ素子及びその外観調
査) 絶縁性基板としてアルミナ基板、固体電解質層としてジ
ルコニア層を用いた基準ガス導入路が形成された酸素セ
ンサ素子について、素子を分解して模式的に表す図1を
参照して説明する。
ナグリーンシートの作製 アルミナ粉末に、所要量のブチラール樹脂及びジブチル
フタレート、分散剤を配合し、スラリーを調合した後、
ドクターブレード法により、厚さ0.4mmのアルミナ
グリーンシートa(焼成後、基板1aとなる。)及びb
(焼成後、基板1bとなる。)を作製した。尚、この基
板1aと基板1bによってアルミナ基板1が形成され
る。
と20質量%のRhに、これらの合計量を100質量部
とした場合に5質量部のアルミナを配合して調合したヒ
ータ用ペーストをスクリーン印刷し、厚さ約20μmの
ヒータパターン(焼成後、発熱部4並びにリード部41
a及び41bとなる。)を形成し、乾燥させた。その
後、白金からなるリード線を配設した。次いで、アルミ
ナグリーンシートaの他面にアルミナグリーンシートb
の一面を圧着した。
し、共沈法により得られたジルコニア粉末20質量%
に、所要量のブチラール樹脂及びジブチルフタレート、
分散剤を配合し、スラリーを調合した後、ドクターブレ
ード法により厚さ0.2mmの接合シート(焼成後、接
合層2となる。)を作製した。
解質シートの作製 5.5モル%のY2O3を含有し、共沈法により得られた
ジルコニア粉末70質量%とアルミナ粉末30質量%
に、所要量のブチラール樹脂及びジブチルフタレート、
分散剤を配合し、固体電解質スラリーを調合した。この
固体電解質スラリーを用いて(1)と同様にドクターブ
レード法により厚さ150μmの固体電解質シート(焼
成後、固体電解質層7となる。)を形成した。
極リード線の配設 固体電解質シートの一面に、白金ペーストを用いて基準
電極パターン(焼成後、基準電極5及び基準電極リード
部51となる。)をスクリーン印刷し、乾燥させ、厚さ
20μmの塗膜を形成した後、センサ出力取り出し用の
基準電極リード線となる白金線(図示せず)を配設し
た。
極リード線の配設 固体電解質シートの他面に白金ペーストを用いて測定電
極パターン(焼成後、測定電極6及び測定電極リード部
61となる。)をスクリーン印刷し、乾燥させ、厚さ2
0μmの塗膜を形成した後、センサ出力取り出し用の測
定電極リード線となる白金線(図示せず)を配設した。
なるアルミナ塗膜の形成 測定電極パターン及び固体電解質シートの表面に、
(1)において調合したスラリーに粘度調整用のブチル
カルビトールを加えて調合したアルミナペーストをスク
リーン印刷し、乾燥させ、20μmの厚さの塗膜を形成
した。その後、同様にして更に2回印刷し、合計厚さが
60μmのアルミナ塗膜(焼成後、アルミナセラミック
ス層8となる。)を形成した。
体に積層し、大気雰囲気下、420℃で2時間保持し、
脱脂した。その後、大気雰囲気下、1500℃で1時間
保持し、焼成した。このようにして得られた酸素センサ
素子の特に端面等を目視によって観察したところ、クラ
ックはまったくみられず、層間の剥離もまったくなく、
素子全体の反り等の問題もなかった。
ル樹脂及びジブチルフタレート、分散剤の量比を調整
し、数種類の固体電解質スラリーを調合した。これら各
種スラリーを用いて、ドクターブレード法により厚さ
0.2mmの固体電解質シートを作製し、焼成割り掛け
率と、相対密度80%以上となる焼成温度の異なる数種
類の固体電解質シートを用意した。その後、各種シート
を長さ55mm、幅11.5mmにカットして、外観調
査用サンプルとした。これら調査用サンプルを、100
0〜1600℃の範囲で焼成温度を変化させて焼成し、
それらから各調査用サンプルの相対密度が80%に達す
る焼成温度を測定した。また、各調査用サンプルを15
00℃で焼結した場合について、焼成前のシートの長さ
を焼成後の焼結体の長さで除した値である焼成割り掛け
率をそれぞれ測定した。
合でブチラール樹脂及びジブチルフタレート、分散剤の
量比を調整したスラリーを用いて作った固体電解質シー
トにより、前記の実施例と同じ手順で素子を作製した。
これらの調査用サンプルに関して、焼成割り掛け率と相
対密度が80%に達する焼成温度を測定した結果を、ア
ルミナ基板(1500℃で焼成した場合のこのアルミナ
基板の相対密度は96.25%である。)についてのデ
ータと共に調査した結果を表1に示す。
焼成割り掛け率の差は0.09以下でないと、剥離が生
じる恐れがあることが分かった。また、アルミナ基板の
相対密度が80%以上となる焼成温度と固体電解質層の
相対密度が80%以上となる焼成温度の温度差が80℃
以下でないと、シートに剥離が生じることが判明した。
ンサ素子及びその外観調査) 絶縁性基板としてアルミナ基板、固体電解質層としてジ
ルコニア層を用いた基準酸素自己生成方式の酸素センサ
素子について、素子を分解して模式的に表す図2を参照
して説明する。 (1)焼成後、アルミナ基板となるアルミナグリーンシ
ートの作製 (2)ヒータパターンの形成 (1)及び(2)は実施例1の場合と同様である。
の形成 アルミナ粉末80質量%とジルコニア粉末20質量%
に、所要量のブチラール樹脂及びジブチルフタレート、
分散剤、ブチルカルビトールを配合し、ペーストを調合
した後、アルミナグリーンシートbの他面にスクリーン
印刷し、厚さ40μmの緩衝層用塗膜(焼成後、緩衝層
9となる。)を作製した。
極リード線の配設 緩衝層用塗膜の表面に、白金ペーストを用いて基準電極
パターン(焼成後、基準電極5及び基準電極リード部5
1となる。)をスクリーン印刷し、乾燥させ、厚さ20
μmの塗膜を形成した後、センサ出力取り出し用の基準
電極リード線となる白金線(図示せず)を配設した。
解質塗膜の形成 5.5モル%のY2O3を含有し、共沈法により得られた
ジルコニア粉末50質量%とアルミナ粉末50質量%
に、所要量のブチラール樹脂及びジブチルフタレート、
分散剤、ブチルカルビトールを配合し、固体電解質ペー
ストを調合した。この固体電解質ペーストを、緩衝層用
塗膜及び基準電極パターンの、焼成後、基準電極5とな
る部位に対応する位置に塗布し、乾燥させ、厚さ15μ
mの塗膜を形成した。その後、同様にして更に2回塗布
し、合計厚さが45μmの固体電解質塗膜(焼成後、固
体電解質皮膜7’となる。)を形成した。
極リード線の配設 固体電解質塗膜及び緩衝層用塗膜の表面に白金ペースト
を用いて測定電極パターン(焼成後、測定電極6及び測
定電極リード部61となる。)をスクリーン印刷し、乾
燥させ、厚さ20μmの塗膜を形成した後、センサ出力
取り出し用の測定電極リード線となる白金線(図示せ
ず)を配設した。
と、焼成時、昇華して、焼成後の保護層に気孔が形成さ
れるテオブロミン粉末22質量%に、所要量のブチラー
ル樹脂及びジブチルフタレート、分散剤を配合して保護
層用スラリーを調製した後、ドクターブレード法により
厚さ0.2mmの保護層用未焼成シート(焼成後、保護
層10となる。)を作製した。
なるアルミナ塗膜の形成 測定電極パターンの、焼成後、測定電極リード部61と
なる部位の表面に、(1)と同様にして形成した厚さ
0.96mmのアルミナグリーンシート(焼成後、アル
ミナセラミックス層8となる。)の一面を積層した。
気雰囲気下、420℃で2時間保持し、脱脂した。その
後、大気雰囲気下、1520℃で1時間保持し、焼成し
た。このようにして得られた酸素センサ素子の特に端面
等を目視によって観察したところ、クラックはまったく
みられず、層間の剥離もまったくなく、素子全体の反り
等の問題もなかった。
ル樹脂及びジブチルフタレート、分散剤の量比を調整
し、数種類の保護層用スラリーを調合した。これら各種
スラリーを用いて、ドクターブレード法により厚さ0.
2mmの保護層用未焼成シートを作製し、焼成割り掛け
率と、相対密度50%以上となる焼成温度の異なる数種
類の保護層用未焼成シートを用意した。その後、各種シ
ートを長さ55mm、幅11.5mmにカットして、外
観調査用サンプルとした。これら調査用サンプルを、1
000〜1600℃の範囲で焼成温度を変化させて焼成
し、それらから各調査用サンプルの相対密度が50%に
達する焼成温度を測定した。また、各調査用サンプルを
1500℃で焼結した場合について、焼成前のシートの
長さを焼成後の焼結体の長さで除した値である焼成割り
掛け率をそれぞれ測定した。
合でブチラール樹脂及びジブチルフタレート、分散剤の
量比を調整したスラリーを用いて作った保護層用未焼成
シートにより、前記の実施例と同じ手順で素子を作製し
た。これらの調査用サンプルに関して、焼成割り掛け率
と相対密度が50%に達する焼成温度を測定した結果
を、12種類の保護層に関してアルミナ基板(1500
℃で焼成した場合のこのアルミナ基板の相対密度は9
6.25%である。)についてのデータと共に調査した
結果を表2に示す。
り掛け率の差は0.03以下でないと、クラックが生じ
る恐れがあることが分かった。また、アルミナ基板の相
対密度が80%以上となる焼成温度と保護層の相対密度
が50%以上となる焼成温度の温度差が80℃以下でな
いと、シートにクラックが生じることが判明した。
によれば、第11発明のように、焼成時、或いは使用時
の冷熱サイクル等の過酷な環境においてもクラックが発
生し難く、強固に接合され、一体となったセラミック焼
結体とすることができる。また、第12発明のガスセン
サ素子の製造方法にによれば、第15発明のように、ア
ルミナ基板及びジルコニア固体電解質層を備え、クラッ
クの発生が抑えられ、強固に接合され、耐久性及び応答
性等に優れた酸素センサ素子とすることができる。
解して模式的に表す斜視図である。
解して模式的に表す斜視図である。
3;通気路、4;発熱部、41a、41b;リード部、
5;基準電極、51;基準電極リード部、6;測定電
極、61測定電極リード部、7;ジルコニア固体電解質
層、7’;ジルコニア固体電解質皮膜、8;アルミナセ
ラミックス層、9;緩衝層、10;保護層。
Claims (15)
- 【請求項1】 成分が異なる第1セラミックス層と第2
セラミックス層とを有するセラミック焼結体の製造方法
において、第1焼成割り掛け率を有し、第1焼成温度に
て80%以上の相対密度となる第1未焼成体と、上記第
1焼成割り掛け率との差が0.09以下である第2焼成
割り掛け率を有し、上記第1焼成温度との差が80℃以
下である第2焼成温度にて80%以上の相対密度となる
第2未焼成体とを用意した後、少なくとも上記第1未焼
成体と該第2未焼成体とを積層して第1未焼成積層体を
形成し、次いで、上記第1焼成温度及び上記第2焼成温
度より高い焼成温度にて上記第1未焼成積層体を焼成
し、上記第1末焼成体を上記第1セラミックス層とし、
上記第2未焼成体を上記第2セラミックス層とすること
を特徴とするセラミック焼結体の製造方法。 - 【請求項2】 上記第1セラミックス層はアルミナとジ
ルコニアの含有量の合計を80質量%とし、上記第2セ
ラミックス層はアルミナの含有量を80質量%以上とす
る請求項1記載のセラミック焼結体の製造方法。 - 【請求項3】 上記第1セラミックス層と上記第2セラ
ミックス層とを、アルミナ、ジルコニア及びガラスのう
ちの少なくとも2種を含有する接合層を介して積層する
請求項1又は2に記載のセラミック焼結体の製造方法。 - 【請求項4】 上記第1セラミックス層に20質量%以
上のアルミナを含有させる請求項1乃至3のうちのいず
れか1項に記載のセラミック焼結体の製造方法。 - 【請求項5】 上記第2セラミックス層に20質量%以
下のジルコニアを含有させる請求項1乃至4のうちのい
ずれか1項に記載のセラミック焼結体の製造方法。 - 【請求項6】 上記第1焼成割り掛け率との差が0.0
3以下である第3焼成割り掛け率を有し、上記第1焼成
温度との差が80℃以下である第3焼成温度にて50%
以上の相対密度となる第3未焼成体を用意し、上記第1
未焼成体に該第3未焼成体を積層して第2未焼成積層体
を形成した後、上記第1焼成温度、上記第2焼成温度及
び上記第3焼成温度より高い焼成温度にて上記第2未焼
成積層体を焼成し、上記第3未焼成体を第3セラミック
ス層とする請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載
のセラミック焼結体の製造方法。 - 【請求項7】 上記第1未焼成体はグリーンシートであ
る請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のセラミ
ック焼結体の製造方法。 - 【請求項8】 上記第2未焼成体はグリーンシートであ
る請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のセラミ
ック焼結体の製造方法。 - 【請求項9】 上記第2未焼成体はペーストから用意さ
れる塗膜である請求項1乃至7記載のうちのいずれか1
項に記載のセラミック焼結体の製造方法。 - 【請求項10】 上記第3未焼成体はグリーンシートで
ある請求項6乃至9のうちのいずれか1項に記載のセラ
ミック焼結体の製造方法。 - 【請求項11】 2種以上のセラミックス層を有するセ
ラミック焼結体において、いずれのセラミックス層の相
対密度も80%以上であり、それぞれのセラミックス層
の相対密度を80%以上とするための焼成温度の下限値
の差が80℃以内であり、且つ焼成温度における各々の
セラミックス層の焼成割り掛け率の差が0.09以下で
あることを特徴とするセラミック焼結体。 - 【請求項12】 アルミナ基板と固体電解質層とを有す
るガスセンサ素子の製造方法において、アルミナ粉末と
有機バインダとを含有し、第4焼成割り掛け率を有し、
第4焼成温度にて85%以上の相対密度となる第1グリ
ーンシートと、ジルコニア粉末、アルミナ粉末及び有機
バインダを含有し、上記第4焼成割り掛け率との差が
0.09以下である第5焼成割り掛け率を有し、上記第
4焼成温度との差が80℃以下である第5焼成温度にて
85%以上の相対密度となるぺーストとを用意した後、
上記第1グリーンシートに直接又は他部材を介して上記
ぺーストを印刷して第3未焼成積層体を形成し、次い
で、上記第4焼成温度及び上記第5焼成温度より高い焼
成温度にて上記第3未焼成積層体を焼成し、上記第1グ
リーンシートを上記アルミナ基板とし、上記ペーストを
上記固体電解質層とすることを特徴とするガスセンサ素
子の製造方法。 - 【請求項13】 上記ペーストは、上記ジルコニア粉末
と上記アルミナ粉末との合計量を100質量%とした場
合に、20〜90質量%のジルコニア粉末と、10〜8
0質量%のアルミナ粉末とを含有している請求項12記
載のガスセンサ素子の製造方法。 - 【請求項14】 アルミナ粉末、有機バインダ及び20
0℃以上の温度にて昇華若しくは酸素と反応して散逸す
る固形有機粉末を含有し、上記第4焼成割り掛け率との
差が0.03以下である第6焼成割り掛け率を有し、上
記第4焼成温度との差が80℃以下である第6焼成温度
にて50%以上の相対密度となる第2グリーンシートを
用意し、少なくとも上記ペーストを印刷した面を覆うよ
うに上記第2グリーンシートを積層して第4未焼成積層
体を形成した後、上記第4焼成温度、上記第5焼成温度
及び上記第6焼成温度より高い焼成温度にて上記第4未
焼成積層体を焼成し、上記第2グリーンシートを保護層
とする請求項12又は13記載のガスセンサ素子の製造
方法。 - 【請求項15】 内部にヒータが配設されたアルミナ基
板と、両面に電極が形成されたジルコニア固体電解質層
とを備えるガスセンサ素子において、上記アルミナ基板
を構成するアルミナ質焼結体及び上記ジルコニア固体電
解質層の相対密度が85%以上であり、該アルミナ質焼
結体及び該ジルコニア固体電解質層の相対密度を85%
以上とするための焼成温度の下限値の差が80℃以内で
あり、且つ焼成温度における上記アルミナ基板及び上記
ジルコニア固体電解質層の焼成割りかけ率の差が0.0
9以下であることを特徴とするガスセンサ素子。
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