JP2010197193A - プローブカード用基板およびプローブカード用積層体ならびにこのプローブカード用積層体を用いたプローブカード - Google Patents

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Abstract

【課題】 高集積化が進んだLSIチップ等の半導体素子上に配列された電極パッドの電気的特性を正確に検査できるプローブカードを構成するプローブカード用基板およびプローブカード用積層体、さらに、このプローブカード用積層体を用いたプローブカードおよびこのプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置を提供すること。
【解決手段】 アルミナおよびムライトからなる化合物を主成分とする複合セラミックスからなるプローブカード用基板1a,1b,1cである。アルミナおよびムライトの各含有量を調整することにより、支持部材4および半導体ウエハ6の熱膨張係数の差を小さくなるように設定することができるため、高温における検査において、半導体ウエハ6,プローブカード用基板1a,1b,1cおよび支持部材4の各部材間で生じる膨張の差を抑制してプローブ5と電極パッド7との位置ずれが生じるのを少なくすることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体ウエハに形成された回路の検査に用いられるプローブカードを構成するプローブカード用基板およびこれらを複数積み重ねたプローブカード用積層体、さらにはこのプローブカード用積層体を用いたプローブカードおよびこのプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置に関する。
CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置),MPU(Microprocessor Unit:超小型演算処理装置)やフラッシュメモリ等に用いられる半導体ウエハに形成された回路の電気的特性の検査は、高温に加熱した状態でプローブカードを用いて行なわれる。
図4は従来のプローブカードを用いた電気的特性の測定状態を示す概略断面図である。
図4に示すプローブカードは、配線パターン310が形成されたガラスエポキシ系樹脂からなるプリント基板300と、プリント基板300に取り付けられるプローブ100とを備えたものである。プリント基板300の裏面側には、セラミックスからなる保持部材240が取り付けられ、この保持部材240に形成された傾斜面241にシリコンウエハ600の電気的特性を測定するプローブ100が保持されている。プローブ100の先端は下向きに折り曲げられており、シリコンウエハ600を分割するLSI(Large Scale Integrated circuit:大規模集積回路)チップ610の電極パッド611に対応するように位置決めされている。
そして、プリント基板300の内部にはスルーホール210が形成され、プローブ100とコネクタ端子320とがスルーホール210の内部およびプリント基板300の表面に形成された配線パターン310を介して接続されている。また、シリコンウエハ600は、LSIチップ610の検査が高温下でもできるように、ヒーター710が内蔵された真空チャック700上に載置されている。
しかしながら、このようなプローブカードは、プリント基板300がヒーター710で加熱された真空チャック700からの輻射熱によって膨張しやすく、その結果、プローブ100の接触部が電極パッド611に対してずれてしまい、正確な検査ができないという問題がある。このような問題を解決するために、特許文献1では、真空チャックからの輻射熱によって、プローブの接触部が電極パッドに対してずれることの少ない高温測定用プローブカードが提案されている。
図5は、特許文献1で提案された高温測定用のプローブカードを用いた電気的特性の測定状態を示す概略断面図である。
図5に示す高温測定用プローブカードは、測定対象物であるLSIチップ610を加熱した状態で電気的諸特性を測定する高温測定用プローブカードであって、LSIチップ610の電極パッド611に接触するプローブ100と、このプローブ100が取り付けられる基板400とを備えており、基板400は複数のセラミックス板410を積層したものである。なお、プローブ100,LSIチップ610および電極パッド611等は、図4を用いて説明したものと同一であるので、その詳細な説明は省略する。
図6は、特許文献1で提案された高温測定用プローブカードに用いられる基板を構成するセラミックス板の斜視図である。
この図6に示すセラミックス板410は、厚さが0.3mmのセラミックスからなり、開口411を有し、銀パラジュームの厚膜からなる配線パターン412が形成されている。また、セラミックス板410には、積層される他のセラミックス板410の配線パターン412との接続を考慮した接続手段であるスルーホール413あるいはバイアホール等が形成されている。
そして、これらの図5および図6に示すように、特許文献1には、測定対象物を加熱した状態で電気的特性を測定する高温測定用プローブカードにおいて、測定対象物の電極パッド611に接触するプローブ100と、このプローブ100が取り付けられる基板400とを具備しており、この基板400はセラミックス板410を積層したものであることが提案されている。これによれば、従来のガラスエポキシ系樹脂からなるプリント基板300より、セラミックスからなる基板400の方が、熱膨張係数は測定対象物であるLSIチップ610を構成する単結晶シリコンのウエハに近いので、基板の熱膨張に起因するプローブ100の接触部の電極パッド611に対するずれを小さくすることができるというものである。
特開平9−54116号公報
しかしながら、特許文献1で提案された高温測定用プローブカードは、従来のガラスエポキシ系樹脂からなるプリント基板300より、セラミックスからなる基板400の方が熱膨張係数は測定対象物であるLSIチップ610を構成する単結晶シリコンのウエハに近いので基板400の熱膨張に起因するプローブ100の接触部の電極パッド611に対するずれを小さくすることができるものの、基板400を構成するセラミックス板410がアルミナグリーンシートであれば、その熱膨張係数は6.0×10−6/℃であり、LSIチップ610における高集積化の進む今日では、プローブ100の接触部の電極パッド611に対するずれをさらに小さくすることが求められている。
本発明は、上記課題を解決すべく案出されたものであり、高集積化が進んだLSIチップ等の半導体素子上に配列された電極パッドの電気的特性を正確に検査できるプローブカードを構成するプローブカード用基板およびプローブカード用積層体、さらにはこのプローブカード用積層体を用いたプローブカードおよびこのプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置を提供することを目的とするものである。
本発明のプローブカード用基板は、アルミナおよびムライトからなる化合物を主成分とする複合セラミックスからなることを特徴とするものである。
また、本発明のプローブカード用基板は、上記構成において、前記化合物における前記アルミナの含有量が20質量%以上70質量%以下であることを特徴とするものである。
また、本発明のプローブカード用積層体は、上記いずれかの構成のプローブカード用基板が複数積み重ねられてなるプローブカード用積層体であって、板状の支持部材に固定されるとともに、半導体ウエハ側に配置された前記プローブカード用基板よりも前記支持部材側に配置された前記プローブカード用基板の方が前記化合物における前記アルミナの含有量が多いことを特徴とするものである。
また、本発明のプローブカード用積層体は、上記構成において、前記支持部材が樹脂で形成されており、前記プローブカード用積層体は、前記支持部材側に他の複合セラミックスからなる第2のプローブカード用基板を備え、前記他の複合セラミックスはアルミナおよびジルコニアからなる化合物を主成分とし、該化合物における前記アルミナの含有量が9質量%以上41質量%以下であることを特徴とするものである。
また、本発明のプローブカードは、上記いずれかの構成のプローブカード用積層体と、プローブとを備えてなることを特徴とするものである。
また、本発明の半導体ウエハ検査装置は、上記構成のプローブカードを用いたことを特徴とするものである。
本発明のプローブカード用基板によれば、アルミナおよびムライトからなる化合物を主成分とする複合セラミックスからなることから、アルミナおよびムライトの各含有量を調整することにより、プローブカード用基板の熱膨張係数と半導体ウエハの熱膨張係数との差が小さくなるように設定することができる。
また、本発明のプローブカード用基板によれば、化合物におけるアルミナの含有量が20質量%以上70質量%以下であるときには、半導体ウエハの材質としては最も多く用いられているシリコン(Si)の熱膨張係数との差が小さくなるように熱膨張係数を設定することができるため、特に半導体ウエハがシリコンで形成されている場合に、高温における検査において、プローブと電極パッドとの位置ずれが生じるのを少なくすることができる。
また、本発明のプローブカード用積層体によれば、本発明のプローブカード用基板が複数積み重ねられてなるプローブカード用積層体であって、板状の支持部材に固定されるとともに、半導体ウエハ側に配置されたプローブカード用基板よりも支持部材側に配置されたプローブカード用基板の方が化合物におけるアルミナの含有量が多いことから、支持部材側に配置されたプローブカード用基板と支持部材との熱膨張係数の差および半導体ウエハ側に配置されたプローブカード用基板と半導体ウエハとの熱膨張係数の差を小さくすることができるとともに、半導体ウエハ側に配置されたプローブカード用基板よりも支持部材側に配置されたプローブカード用基板の方の熱膨張係数が大きくなっているため、高温における検査において、半導体ウエハ,プローブカードおよび支持部材の各部材間で生じる膨張の差を抑制することができる。
また、本発明のプローブカード用積層体によれば、支持部材が樹脂で形成されており、プローブカード用積層体は、支持部材側に他の複合セラミックスからなる第2のプローブカード用基板を備え、他の複合セラミックスはアルミナおよびジルコニアからなる化合物を主成分とし、この化合物におけるアルミナの含有量が9質量%以上41質量%以下であるときには、この第2のプローブカード用基板の熱膨張係数を樹脂で形成された支持部材の熱膨張係数に近づけられるため、高温における検査において、半導体ウエハ,プローブカードおよび支持部材の各部材間で生じる膨張の差を抑制することができる。
また、本発明のプローブカードによれば、本発明のプローブカード用積層体と、プローブとを備えてなることから、高温における検査の際に電極パッドとプローブとの位置ずれが生じることが少ないので、電気的特性の検査を正確に行なうことができる。
また、本発明の半導体ウエハ検査装置によれば、本発明のプローブカードを用いたことから、検査効率の高い優れた半導体ウエハ装置とすることができる。
本発明のプローブカード用基板の実施の形態の一例を示す平面図である。 本発明のプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置の実施の形態の一例を示す概略断面図である。 本発明のプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置の実施の形態の他の例を示す概略断面図である。 従来のプローブカードを用いた電気的特性の測定状態を示す概略断面図である。 従来の高温測定用のプローブカードを用いた電気的特性の測定状態を示す断面図である。 従来の高温測定用プローブカードに用いられる基板を構成するセラミックス板の斜視図である。
以下、半導体ウエハに形成された回路の検査に用いられるプローブカードを構成する本発明のプローブカード用基板およびプローブカード用積層体、さらにこのプローブカード用積層体とプローブとを備えてなるプローブカードならびにこのプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置の実施の形態の例について説明する。
図1は、本発明のプローブカード用基板の実施の形態の一例を示す平面図である。
このプローブカード用基板1は円板状であって、その外周側には、支持部材に固定するためのピン等の固定部材(図示しない)を通す取付孔2と、この取付孔2の位置より内周側に半導体素子の電極パッドの電気的特性の検査に用いられるプローブを挿入するための貫通孔3とを備えている。なお、本例では、円板状のプローブカード用基板1を示したが、半導体素子に配列される電極パッドの位置に応じて、角板状など適宜変更可能である。また、取付孔2および貫通孔3についても、固定場所や半導体素子に配列される電極パッドの位置に応じて、適宜変更可能である。
そして、本発明のプローブカード用基板1は、アルミナおよびムライトからなる化合物を主成分とする複合セラミックスからなることが重要である。アルミナおよびムライトの各含有量を調整することにより、半導体ウエハの材質に合わせてプローブカード用基板1の熱膨張係数と半導体ウエハの熱膨張係数との差を小さくすることができる。
半導体ウエハの材質としては、例えば、シリコン(Si),ゲルマニウム(Ge),窒化ガリウム(GaN),ガリウム砒素(GaAs),インジウムリン(InP)および炭化珪素(SiC)等があり、これらの−40〜150℃における各熱膨張係数は、それぞれ4.2×10−6/℃,6.1×10−6/℃,4.7×10−6/℃,5.7×10−6/℃,4.5×10−6/℃および4.2×10−6/℃以上4.7×10−6/℃以下である。一方、本発明のプローブカード用基板1を構成するアルミナおよびムライトからなる化合物を主成分とする複合セラミックスの−40〜150℃における熱膨張係数は、アルミナおよびムライトの各含有量を調整することにより、3.3×10−6以上6.0×10−6/℃以下の範囲で設定することができるので、これらのどの材質を用いた半導体ウエハであっても本発明のプローブカード用基板1の熱膨張係数と半導体ウエハの熱膨張係数との差を小さくすることができる。
そして、本発明のプローブカード用基板1を構成する複合セラミックスの主成分であるアルミナおよびムライトは、X線回折法を用いて同定することができる。これらのアルミナおよびムライトの含有量については、具体的にはアルミナの組成はAlであり、ムライトの組成は3Al・2SiOであるので、複合セラミックス中のAlおよびSiの各含有量を蛍光X線分析法またはICP(Inductively Coupled Plasma)発光分析法により求め、この各含有量をそれぞれ酸化物であるAlおよびSiOに換算して、SiOの含有量からムライト中のAlの含有量を算出する。これらSiOの含有量とAlの含有量との合算値がムライトの含有量となる。そして、全体のAlの含有量から、算出したムライト中のAlの含有量を差し引けば、アルミナの含有量を求めることができる。
また、この本発明のプローブカード用基板1を構成する複合セラミックスの焼結助剤としては、炭酸カルシウム(CaCO)や炭酸マグネシウム(MgCO)等の周期表第2族元素の炭酸塩を用いることが好適であり、これら焼結助剤は焼結後の複合セラミックスには酸化カルシウム(CaO)や酸化マグネシウム(MgO)として含まれ、これらはそれぞれ1.0質量%を超えない範囲で含まれていてもよい。そして、酸化カルシウム(CaO)や酸化マグネシウム(MgO)の各含有量は、それぞれカルシウム(Ca)およびマグネシウム(Mg)の各含有量を蛍光X線分析法またはICP発光分析法により求め、この各含有量をそれぞれ酸化カルシウム(CaO),酸化マグネシウム(MgO)に換算することで求めることができる。
また、この複合セラミックスに含まれる不可避不純物としては、酸化ナトリウム(NaO),酸化チタン(TiO),酸化ニオブ(Nb),酸化イットリウム(Y),酸化硼素(B),酸化リチウム(LiO)が挙げられ、酸化ナトリウム(NaO)および酸化チタン(TiO)は、それぞれ0.09質量%以下、酸化ニオブ(Nb)および酸化イットリウム(Y)は、それぞれ0.04質量%以下、酸化硼素(B)は0.004質量%以下、酸化リチウム(LiO)は0.001質量%以下であることが好適である。これらの不可避不純物は、前述と同様に金属元素の含有量をICP発光分析法により求め、酸化物に換算することで求めることができる。
また、本発明のプローブカード用基板1は、化合物におけるアルミナの含有量が20質量%以上70質量%以下であることが好ましい。この範囲であれば、複合セラミックスの熱膨張係数と半導体ウエハの材質として最も多く用いられているシリコン(Si)の熱膨張係数との差が小さくなるように設定することができるため、特に半導体ウエハがシリコン(Si)で形成されている場合に、高温における検査において、プローブと電極パッドとの位置ずれが生じるのを少なくすることができる。
具体的には、シリコン(Si)の−40〜150℃における熱膨張係数が4.2×10−6/℃であるのに対して、化合物におけるアルミナの含有量が20質量%以上70質量%以下であることによって、本発明のプローブカード用基板1の−40〜150℃における熱膨張係数を3.6×10−6/℃〜4.8×10−6/℃とすることができるので、シリコン(Si)からなる半導体ウエハとの熱膨張係数の差を小さくすることができる。
また、アルミナの含有量が多ければ、複合セラミックスの剛性が高くなり、アルミナの含有量が少なければ、複合セラミックスの熱膨張係数が小さくなるので、要求される特性に応じて、アルミナの含有量を調整すればよい。
図2は、本発明のプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置の実施の形態の一例を示す概略断面図である。
図2に示す本発明の半導体ウエハ検査装置13は、本発明のプローブカード用基板1a,1b,1cが複数積み重ねられてなるプローブカード用積層体11と、貫通孔3の中に挿通されるプローブ5とを備えてなるプローブカード12を有しており、このプローブカード用積層体11は、板状の支持部材4に固定されている。また、半導体ウエハ検査装置13は、半導体ウエハ6を吸着して固定する真空チャック8と、真空チャック8を保持するステージ10とを有している。また、真空チャック8には、半導体ウエハ6を加熱するヒーター9が内蔵されている。なお、複数積み重ねられている本発明のプローブカード用基板1a,1b,1cにおいて、すべてに同じ径の貫通孔3が設けられているものではなくてもよい。さらに、プローブカード用基板1bが枠状であり、これがプローブカード用基板1aおよび1cのスペーサとなるものであってもよい。
支持部材4は、例えばアルミナ,窒化アルミニウムおよび窒化珪素のいずれかを主成分とし、プローブカード用積層体11側の表面にプローブ5が接続されるパッド4aを備え、パッド4aは内部の回路4bを介して反対側の表面に形成されたパッド4cに電気的に接続されている。パッド4a,4cは、例えば、フォトリソグラフィ技術によって作製され、導電性を有するものであり、回路4bは、例えば、Cu,Au,Al,NiおよびPb−Sn合金の少なくともいずれか1種で形成されている。
そして、真空チャック8を用いて半導体ウエハ6を吸着して固定し、ヒーター9で加熱した状態で、半導体ウエハ6の半導体素子6a上に配列された電極パッド7に、触針であるプローブ5を接触させることによって、半導体素子6aに形成された回路の電気的特性を検査することができる。
また、本発明のプローブカード用積層体11は、半導体ウエハ6側に配置されたプローブカード用基板1cよりも支持部材4側に配置されたプローブカード用基板1aの方が、アルミナおよびムライトからなる化合物におけるアルミナの含有量が多いことが好適である。すなわち、図2に示すプローブカード用積層体11が複数のプローブカード用基板1a,1b,1cからなるときには、プローブカード用基板1cよりもプローブカード用基板1bの方が、さらにプローブカード用基板1bよりもプローブカード用基板1aの方が、アルミナおよびムライトからなる化合物におけるアルミナの含有量が多いことが好適である。
例えば、支持部材4の−40℃〜150℃における熱膨張係数が5.8×10−6/℃〜6.2×10−6/℃であり、半導体ウエハ6がシリコン(Si)で−40℃〜150℃における熱膨張係数が4.2×10−6/℃であるとき、アルミナおよびムライトからなる化合物を主成分とする複合セラミックスからなるプローブカード用基板1a,1b,1cにおけるアルミナの含有量を90質量%以上100質量%未満,70質量%以上90質量%未満,40質量%以上70質量%未満とすることにより、−40℃〜150℃における熱膨張係数をそれぞれ5.5×10−6/℃〜6.0×10−6/℃,4.8×10−6/℃〜5.5×10−6/℃,4.0×10−6/℃〜4.8×10−6/℃とすることができる。
そのため、支持部材4側に配置されたプローブカード用基板1aと支持部材4との熱膨張係数の差および半導体ウエハ6側に配置されたプローブカード用基板1cと半導体ウエハ6との熱膨張係数の差を小さくすることができるとともに、半導体ウエハ6側に配置されたプローブカード用基板1cよりもプローブカード用基板1bの方の熱膨張係数が大きく、さらにプローブカード用基板1bよりも支持部材4側に配置されたプローブカード用基板1aの方の熱膨張係数が大きくなっているため、高温における検査において、半導体ウエハ6,プローブカード4およびプローブカード用積層体11の各部材間で生じる膨張の差を抑制することができるので、プローブ5と電極パッド7との位置ずれが生じるのを少なくすることができ、正確に電気的特性を検査することができる。
また、図2に示す本発明の半導体ウエハ装置13は、本発明のプローブカード用積層体11とプローブ5とを備えた本発明のプローブカード12を用いているので、プローブ5と電極パッド7との位置ずれが生じることの少ない、検査効率の高い優れた半導体ウエハ装置13とすることができる。
図3は、本発明のプローブカードを用いた半導体ウエハ検査装置の実施の形態の他の例を示す断面図である。
図3に示す半導体ウエハ検査装置13は、図2に示す半導体ウエハ検査装置13と基本的な構成は同じであるが、支持部材4がエポキシ,ベークライト等の樹脂で形成されている点で、また支持部材4側のプローブカード用基板1aが他の複合セラミックスからなる第2のプローブカード用基板1dに置き換わっている点で異なる。
本発明のプローブカード用積層体11は、支持部材4が樹脂で形成されているときには、本発明のプローブカード用積層体11が、支持部材4側にアルミナおよびジルコニアからなる化合物を主成分とし、この化合物におけるアルミナの含有量が9質量%以上41質量%以下である第2のプローブカード用基板1dを備えていることが好ましい。
例えば、支持部材4がガラス不織布の織り込まれたエポキシ樹脂で形成されており、−40℃〜150℃における熱膨張係数は7.5×10−6/℃以上9.5×10−6/℃以下であるとき、他の複合セラミックスがアルミナおよびジルコニアからなる化合物を主成分とし、この化合物におけるアルミナの含有量が9質量%以上41質量%以下であるものとすることによって、−40℃〜150℃における他の複合セラミックスの熱膨張係数を7.5×10−6/℃〜9.5×10−6/℃とすることができるので、高温における検査において、半導体ウエハ6,プローブカード12および支持部材4の各部材間で生じる膨張の差を抑制できる。そのため、プローブ5と電極パッド7との位置ずれが生じるのを少なくすることができる。
なお、他の複合セラミックスの主成分であるアルミナおよびジルコニアは、X線回折法を用いて同定することができる。また、それらの含有量については、具体的には複合セラミックス中のAlおよびZrの各含有量を蛍光X線分析法またはICP発光分析法により求め、この各含有量をそれぞれ酸化物であるAlおよびZrOに換算することにより算出することができ、この算出したAlとZrOとの含有量を合算した量が主成分量である。
なお、図2および図3に示すプローブカード用積層体11は、プローブカード用基板1が3枚積み重ねられてなる例を示したが、プローブカード用基板1は2枚以上であればよく、半導体ウエハ6と支持部材4との熱膨張係数の差に応じて、高温における検査の際の膨張の差を抑制することができればよい。また、本発明のプローブカード用積層体11と支持部材4との間に、熱膨張係数が支持部材4側のプローブカード用基板1よりも大きく支持部材4よりも小さいセラミックスが配置されるものであってもよい。
次に、本発明のプローブカード用基板1を得るための製造方法の一例について説明する。
まず、アルミナの粉末が8質量%以上95質量%以下であり、残部がムライトの粉末となるように秤量して100質量部とし、さらに焼結助剤として炭酸カルシウム(CaCO)および炭酸マグネシウム(MgCO)の各粉末を所定量添加して調合粉末とする。そして、この調合粉末を溶媒である水とともに回転ミルに投入して、アルミナボールで24時間混合粉砕する。なお、混合粉砕後の平均粒径は1μm以上3μm以下にすればよい。また、焼結助剤である炭酸カルシウム(CaCO)および炭酸マグネシウム(MgCO)は、構成成分の一部である二酸化炭素(CO)が焼成中に焼失して、複合セラミックス中では、それぞれ酸化カルシウム(CaO),酸化マグネシウム(MgO)として存在する。
次に、成形用バインダとして、ポリビニルアルコール,ポリエチレングリコールおよびアクリル樹脂を混合粉末100質量%に対して合計6質量%となるように添加した後、混合してスラリーとする。そして、このスラリーを用いてドクターブレード法を用いてシートを成形し、所定形状の金型でこのシートを打ち抜くか、あるいはレーザ加工を施すことにより、取付孔2および貫通孔3が形成された成形体とすることができる。
また、必要に応じて、切削加工,レーザ加工等によりシートを各種形状、例えば円板状や角板状にすればよい。そして、各種形状に加工された成形体を焼成炉に入れて、1550℃以上1650℃以下で8時間以上12時間以下保持することにより、例えば、図1に示すプローブカード用基板1を得ることができる。
また、アルミナおよびムライトからなる化合物におけるアルミナの含有量を例えば90質量%以上100質量%未満,70質量%以上90質量%未満,40質量%以上70質量%未満となるように秤量して、上述したプローブカード用基板1の製造方法と同じ製造方法を用いることにより、プローブカード用基板1a,1b,1cとすることができる。
次に、第2のプローブカード用基板1dを得るための製造方法の一例について説明する。
まず、アルミナの粉末が9質量%以上41質量%以下であり、残部がジルコニアの粉末となるように秤量して100質量部とし、さらに酸化珪素,酸化チタンおよび炭酸マグネシウムの各粉末をそれぞれ所定量添加して調合粉末とする。この後の製造方法については、上述したプローブカード用基板1の製造方法と同じ製造方法を用いることにより、プローブカード用基板1dを得ることができる。
また、図2に示す本発明のプローブカード用積層体11は、化合物におけるアルミナの含有量が多い順となるように、板状の支持部材4側からプローブカード用基板1a,1b,1cと積み重ねて、ピン等の固定部材(図示しない)を取付孔2に通して結合し、支持部材4に固定することで得ることができる。なお、貫通孔3に半導体素子6aの電極パッド7の電気的特性の検査に用いられるプローブ5を挿入することにより、本発明のプローブカード12を得ることができる。
また、半導体ウエハ6を吸着して固定する真空チャック8と、真空チャック8を保持するステージ10とを有し、本発明のプローブカード12を用いることにより、本発明の半導体ウエハ検査装置13とすることができる。
同様に、支持部材4を樹脂で形成し、図2に示すプローブカード用基板1aの位置に、アルミナおよびジルコニアからなる化合物を主成分とし、この化合物におけるアルミナの含有量が9質量%以上41質量%以下であるプローブカード用基板1dを備えることにより、図3に示す本発明のプローブカード用積層体11およびプローブカード12を得ることができ、これらを用いることにより本発明の半導体ウエハ検査装置13とすることができる。
以下、本発明の実施例を具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
まず、アルミナ,ムライト,酸化カルシウムおよび酸化マグネシウムを表1に示す含有量となるように秤量して調合粉末とした。なお、酸化カルシウムおよび酸化マグネシウムについては、焼結後の複合セラミックスには酸化カルシウムおよび酸化マグネシウムとして含まれることになるが、調合時には焼結助剤として炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウムを用いた。そして、この調合粉末を溶媒である水とともに回転ミルに投入して、アルミナボールで24時間混合粉砕した。なお、混合粉砕後の平均粒径は2μmであった。
次に、成形用バインダとして、ポリビニルアルコール,ポリエチレングリコールおよびアクリル樹脂を混合粉末100質量%に対して合計6質量%となるように添加した後、混合してスラリーとした。そして、このスラリーを用いてドクターブレード法によりシートを成形し、所定形状の金型でこのシートを打ち抜くことにより、取付孔2および貫通孔3が形成された成形体を得た。次に、この成形体を焼成炉に入れて、1600℃で10時間保持することで、厚みが3.6mmで直径が300mmの本発明の試料No.1〜No.13のプローブカード用基板1を得た。
そして、それぞれの試料の各成分の含有量については、ICP発光分析法により求めた。測定方法としては、まず、前処理として、焼成したプローブカード用基板の一部を超硬乳鉢にて粉砕した。次に、白金るつぼにホウ酸(Merck製 純度99.9999%)2gを入れてバーナーにて加熱し、ガラス状に融解させて放冷した後に、試料0.1gおよび炭酸ナトリウム(Merck製 純度99.999%)3gを加えてバーナーにて加熱して融解させた。そして、放冷した後に塩酸溶液に溶解し、溶解液をフラスコに移して水で標線まで薄めて定容とし、検量線用溶液とともにICP発光分析装置でAl,Si,CaおよびMgの各含有量を測定し、それぞれ酸化物であるAl,SiO,CaOおよびMgOに換算した。
また、アルミナおよびムライトの含有量については、SiOの含有量からムライト中のAlの含有量を算出し、それらの含有量の合算値をムライトの含有量とし、全体のAlの含有量からムライト中のAlの含有量を差し引いた値をアルミナの含有量とした。さらに、これらの含有量からアルミナおよびムライトの化合物における含有量を求めて表1に示した。
そして、プローブカード用基板の熱膨張係数をレーザ干渉法により−40℃〜150℃の範囲で測定した。具体的には、プローブカード用基板から厚みが3mm,幅が4mm,長さが16mmの角柱状の試験片を切り出し、さらにその長手方向の両端部を外側に向かって凸状になるように加工した。この試験片をレーザ熱膨張計(真空理工(株)製 LIX−1型)に取り付けた後、ヘリウム雰囲気中で−40℃から150℃まで1℃/分で昇温して熱膨張係数を求め、その値を表1に示した。
また、比較例として、アルミナからなるプローブカード用基板である試料No.14とムライトからなるプローブカード用基板である試料No.15とを作製し、含有量および熱膨張係数を測定した。
Figure 2010197193
表1に示す結果からわかるように、アルミナおよびムライトからなる化合物におけるアルミナの含有量を調整することによって、半導体ウエハ6の材質がシリコン(Si),ゲルマニウム(Ge),窒化ガリウム(GaN),ガリウム砒素(GaAs),インジウムリン(InP)および炭化珪素(SiC)等の中から選ばれるどのようなものであっても、熱膨張係数の差を小さくすることができる。特に、半導体ウエハ6の材質として最も多く用いられているシリコン(Si)の熱膨張係数との差が小さくなるように設定するには、化合物におけるアルミナの含有量が20質量%以上70質量%以下であることが好ましく、
さらに化合物におけるアルミナの含有量が40質量%以上60質量%以下であることが好ましいことがわかった。
図2に示す本発明のプローブカード用基板1a,1b,1cに、実施例1で用いた試料を表2に示すように配置して、貫通孔3にプローブ5を挿入し、支持部材4に固定して、本発明のプローブカード用積層体11とプローブ5とを備えてなる本発明のプローブカード12である試料No.16およびNo.17を得た。支持部材4の材質はアルミナであり、半導体ウエハ6の材質はシリコンであり、それぞれの−40〜150℃における各熱膨張係数は、5.57×10−6/℃,4.2×10―6/℃である。また、比較例として、アルミナからなるプローブカード用基板である試料No.14を用いてプローブカードを作製した。
そして、支持部材4と支持部材4側に配置されたプローブカード用基板1aとの熱膨張係数の差および半導体ウエハ6と半導体ウエハ6側に配置されたプローブカード用基板1cとの熱膨張係数の差を表2に示した。また、これらを用いた半導体ウエハ検査装置にて、高温における半導体ウエハ6上に配列された電極パッド7の電気的特性を検査し、高温における検査の際のプローブ5と電極パッド7との位置ずれの少ない方から順位付けを行なった。
Figure 2010197193
表2に示す結果からわかるように、試料No.18は、支持部材4と材質が同じであるため、支持部材4との熱膨張係数の差は無かったが、半導体ウエハ6との熱膨張係数の差が1.52と大きいために、高温における検査の際の位置ずれが最も多かった。これに対し、本発明の試料であるNo.16およびNo.17は、支持部材4および半導体ウエハ6との熱膨張係数の差が小さく、プローブカード用積層体11が半導体ウエハ6側から支持部材4側に向けて熱膨張係数が大きくなっているため、高温における検査の際の位置ずれが少なかった。また、試料No.17は、半導体ウエハ6からプローブカード用積層体11に向けて、さらに支持部材4に向けて熱膨張係数が大きくなっているため、高温における検査の際の位置ずれが最も少なかった。
まず、アルミナ,ジルコニア,酸化珪素,酸化チタンおよび酸化マグネシウムを表3に示す含有量となるように秤量して調合粉末とした。そして、この調合粉末を溶媒である水とともに回転ミルに投入して、アルミナボールで24時間混合粉砕した。なお、混合粉砕後の平均粒径は2μmであった。この後の製造方法については、実施例1と同じ製造方法を用いることにより、本発明の試料No.19〜No.31のプローブカード用基板1を得た。
また、比較例として、ジルコニアからなるプローブカード用基板である試料No.32を作製した。
そして、実施例1と同様にICP発光分析法により含有量を求めて、レーザ干渉法により熱膨張係数を求めた。また、本発明のプローブカード基板1および比較例のプローブカード用基板の剛性を示すヤング率をJIS R 1602−1995に準拠して測定し、これらの値を表3に示した。
Figure 2010197193
表3に示す結果からわかるように、アルミナおよびジルコニアの含有量により、熱膨張係数を調整することができ、アルミナの含有量が少なくなるとヤング率の値が小さくなり剛性が低くなっていることがわかる。そのため、支持部材4が、ガラス不織布の織り込まれたエポキシ樹脂であり、−40〜150℃における熱膨張係数が8.5×10−6/℃であれば、230GPa以上のヤング率の値を示す剛性を有し、支持部材4との熱膨張係数の差を1.5×10−6/℃未満と小さくするには、アルミナおよびジルコニアからなる化合物を主成分とし、化合物におけるアルミナの含有量が9質量%以上41質量%以下である試料No.25〜No.30が好ましいことがわかった。
実施例1〜実施例3の結果からわかるように、本発明のプローブカード用基板1は、アルミナおよびムライトからなる化合物のアルミナの含有量によって、熱膨張係数を調整することができる。また、本発明のプローブカード用積層体11は、本発明のプローブカード用基板1が複数積み重ねられてなり、支持部材4および半導体ウエハ6との熱膨張係数の差が小さくなるように、半導体ウエハ6側から支持部材4側に向けて熱膨張係数が大きく配置されており、このプローブカード用積層体11とプローブ5とを備えてなる本発明のプローブカード12は、高温における検査の際、電極パッド7とプローブ5との位置ずれが生じることが少ない。また、この本発明のプローブカード12を用いた半導体ウエハ検査装置13は、検査効率の高い優れたものとなることがわかった。
1:プローブカード用基板
1a,1b,1c:プローブカード用基板
2:取付孔
3:貫通孔
4:支持部材
5:プローブ
6:半導体ウエハ
7:電極パッド
8:真空チャック
9:ヒーター
10:ステージ
11:プローブカード用積層体
12:プローブカード
13:半導体ウエハ検査装置

Claims (6)

  1. アルミナおよびムライトからなる化合物を主成分とする複合セラミックスからなることを特徴とするプローブカード用基板。
  2. 前記化合物における前記アルミナの含有量が20質量%以上70質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のプローブカード用基板。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプローブカード用基板が複数積み重ねられてなるプローブカード用積層体であって、板状の支持部材に固定されるとともに、半導体ウエハ側に配置された前記プローブカード用基板よりも前記支持部材側に配置された前記プローブカード用基板の方が前記化合物における前記アルミナの含有量が多いことを特徴とするプローブカード用積層体。
  4. 前記支持部材が樹脂で形成されており、前記プローブカード用積層体は、前記支持部材側に他の複合セラミックスからなる第2のプローブカード用基板を備え、前記他の複合セラミックスはアルミナおよびジルコニアからなる化合物を主成分とし、該化合物における前記アルミナの含有量が9質量%以上41質量%以下であることを特徴とする請求項3に記載のプローブカード用積層体。
  5. 請求項3または請求項4に記載のプローブカード用積層体と、プローブとを備えてなることを特徴とするプローブカード。
  6. 請求項5に記載のプローブカードを用いたことを特徴とする半導体ウエハ検査装置。
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