JP5839798B2 - プローブカード - Google Patents

プローブカード Download PDF

Info

Publication number
JP5839798B2
JP5839798B2 JP2010282459A JP2010282459A JP5839798B2 JP 5839798 B2 JP5839798 B2 JP 5839798B2 JP 2010282459 A JP2010282459 A JP 2010282459A JP 2010282459 A JP2010282459 A JP 2010282459A JP 5839798 B2 JP5839798 B2 JP 5839798B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
measured
substrate
board
substrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010282459A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012132685A (ja
Inventor
精鎮 絹田
精鎮 絹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Optnics Precision Co Ltd
Original Assignee
Optnics Precision Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Optnics Precision Co Ltd filed Critical Optnics Precision Co Ltd
Priority to JP2010282459A priority Critical patent/JP5839798B2/ja
Priority to US13/992,244 priority patent/US9176168B2/en
Priority to KR1020137017837A priority patent/KR101656922B1/ko
Priority to PCT/JP2011/079091 priority patent/WO2012081677A1/ja
Priority to CN201180059871.5A priority patent/CN103261896B/zh
Publication of JP2012132685A publication Critical patent/JP2012132685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5839798B2 publication Critical patent/JP5839798B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • G01R1/07307Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card
    • G01R1/07357Multiple probes with individual probe elements, e.g. needles, cantilever beams or bump contacts, fixed in relation to each other, e.g. bed of nails fixture or probe card with flexible bodies, e.g. buckling beams
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06716Elastic
    • G01R1/06722Spring-loaded
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06755Material aspects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)

Description

本発明は、高密度の多ピン集積回路素子および高密度の多ピン集積回路等の被測定微細回路基板の電気的検査を行う時に使用するプローブカードに関する。
近年、半導体集積回路、微細回路、有機基板微細回路は微細化技術の発達により二次元的に配列された電極の間隔は非常に狭くなっている。この集積回路を電気的に測定する方法の一例として特許文献1や特許文献2で提唱されている。
特許第4421550号公報 特開平11−160356号公報
しかしながら、特許文献1で提唱されているプローブ形状では十分な撓み量を確保するためには、1本のプローブピンが占有する範囲を大きくせざるを得ないため、目的とする微細回路基板の全回路を一括して電気的測定することはできない課題があった。
この課題を解決するために、特許文献2において、複数の電極を一括で測定する方法としてセラミック積層基板上にリソグラフィ技術によりバンプ電極を多数形成した基板と導電性ゴムを組み合わせて使用するプローブカードが提唱されている。
しかし、セラミックス積層板上に形成したバンプ電極を用いるプローブカードは導電性ゴムの撓み量ではウエハの全面にわたって均一な接触を得ることは困難であり、また、導電性も低く接続すべき電極への確実なコンタクトが確保できない課題があった。
又、従来から半導体の電気的検査に使用されているカンチレバー型プローブを使用したプローブカードはプローブの形状から多数のプローブピンを有する場合にはプローブカードが大きな面積となり、ウエハ上に作成した全半導体素子を一括して計測することができない。このため、半導体ウエハ上の多数素子の電気的検査を行うためには二次元的に順次移動して測定しなければならず、長時間の検査時間を必要とするとともに試験環境条件を変化させながらの連続的な検査を行うことができない課題があった。
特に、高密度の多ピン集積回路素子および高密度の多ピン集積回路等で半導体素子の電極間隔が狭くなると、半導体素子の熱膨張により被測定微細回路基板の電極端子がプローブピンと位置ずれしただけで接触しなくなる。そのため、すべての端子に接続したまま被測定微細回路基板の電気的特性を測定することが困難になる。また、2次元状にプローブピンを配置するにはプローブピンの弾性を確保しつつプローブピン間の絶縁を確保するための間隙もしくは隔壁を設ける必要がある。しかし、構造上からプローブの間隔は0.25mm以下とすることが困難となっている。
この為、カンチレバー型プローブを半導体四周辺部の2〜3重端子に接触して電気的検査を行うか、測定箇所を移動して逐次測定する方法をとらざるを得ないため、検査時間の負荷、検査事項の制約、プローブ組立時の位置出しが困難、検査環境の制約等の課題があった。
本発明は、上記課題に着目し、プローブピン同士が短絡することがなく、且つ被測定微細回路基板及び信号入出用配線板が熱膨張してもプローブピンを被測定微細回路基板と信号入出用配線板のそれぞれの全ての電極端子に同時に接触させることにより、高密度の多ピン集積回路素子および高密度の多ピン集積回路等の被測定微細回路基板の電気的特性を的確に測定することができる、実用上、極めて有用な、特に超高密度回路素子に適したプローブカードを提供することを目的とする。
請求項1に記載のプローブカードでは、被測定微細回路基板の電極に電気的に接触する一端部と信号入出用配線板の電極に電気的に接触する他端部とを有する弾力性のある複数のプローブピンと、このプローブピンがそれぞれ貫通する複数の貫通孔を有する絶縁体と、この絶縁体の両側に位置し前記プローブピンの一端部が挿入される支持孔を有する一方の基板と前記プローブピンの他端部が挿入される支持孔を有する他方の基板とを備え、前記一方の基板を前記被測定微細回路基板の熱膨張係数と同一値もしくは近似値を有する材料で形成するとともに前記他方の基板を前記信号入出配線板の熱膨張係数と同一値もしくは近似値を有する材料で形成し、前記一方と他方からなる一対の基板の位置が熱膨張により前記被測定微細回路基板と前記信号入出配線板のずれた位置に追従するように前記一対の基板を前記絶縁体と摺動可能になるよう前記一対の基板と前記絶縁体とを隙間をあけて固定具で接合するようにしたものである。
このように、一方の基板を被測定微細回路基板の熱膨張係数と、他方の基板を信号入出配線板の熱膨張係数とそれぞれ同一値もしくは近似値を有する材料で形成し、一方と他方からなる一対の基板の位置が熱膨張により被測定微細回路基板と信号入出配線板のずれた位置に追従するように一対の基板を絶縁体と摺動可能になるよう前記一対の基板と前記絶縁体とを隙間をあけて固定具で接合するようにしたことにより、被測定微細回路基板と信号入出配線板が熱膨張により位置が変化し、それぞれの電極の位置がずれるとそれに面する基板も同等の熱膨張により同じ変化量で位置が移動し絶縁体を摺動して電極のずれた位置にプローブピンが追従するため、常にプローブピンが被測定微細回路基板と信号入出配線板のそれぞれの電極に接触し、しかもプローブピンは絶縁体の貫通孔内で保持されている。また、プローブピン同士が短絡することもない。
請求項2に記載のプローブカードでは、一対の基板を湿度変化に伴って伸縮する伸縮量が同じである材料で形成するようにしたものである。
これにより、電気的検査を行う環境の湿度が変化する場合でも、一対の基板が被測定微細回路基板と信号入出用配線板の湿度変化に追従して同時に伸縮するので、プローブピンが被測定微細回路基板と信号入出用配線板のそれぞれの電極と接触するのが維持されることになる。
請求項3に記載のプローブカードでは、絶縁体両側の2枚の基板材料をシリコン、シリコン酸化物、シリコンカーバイト、サファイヤのいずれかの不導体で形成することにより、半導体を含む無機基板の回路の熱膨張係数と同一値もしくは近似値である適切な材料を選定したものである。
尚、被測定微細回路基板の材料と裏面に配置される信号入出用配線板の材料が異なれば、これら2枚の基板の材料はそれに応じて異なることになる。
請求項4に記載のプローブカードでは、絶縁体両側の2枚の基板材料をガラスエポキシ、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレンのいずれかの不導体で形成することにより、半導体を含む有機基板の回路の熱膨張係数と同一値もしくは近似値であって、且つ湿度変化に伴って伸縮する伸縮量が同じである適切な材料を選定したものである。
この場合も、被測定微細回路基板の材料と裏面に配置される信号入出用配線板の材料が異なれば、これら2枚の基板の材料はそれに応じて異なることになる。
請求項5に記載のプローブカードでは、プローブピンを電鋳によりパラジュームの2元合金もしくは3元合金で作製することにより、十分な撓み量に追従し必要な弾性力を有するプローブピンを得るようにしたものである。
これにより、従来のバネ材として、リン青銅、ベリリユーム銅のエッチング材、Ni、NiCo等の電鋳材等に使用されており、いずれも微小なスプリング形状にすると反発力の低下があり、充分な反発力すなわち弾性力が充分にとれない。特に温度が80℃〜130℃の環境で測定するとその現象は著しい。従ってプローブピッチ250μm以下のピッチではスプリング効果が問題になる。本発明によるパラジューム合金による2元、3元合金によれば、弾性係数は完全にクリアーすることができる。
請求項6に記載のプローブカードでは、絶縁体を、X線マスクを用いてX線をポリテトラフルオロエチレンに直接照射することにより、一つの工程で形成するようにしたものであり、この内、特にポリテトラフルオロエチレンはプローブピンが摺動し易いため、最適である。
請求項7に記載のプローブカードでは、絶縁体を、X線露光プロセスと電鋳により高アスペクト比で作成した金型を用いて成型されたアクリル、ポリカーボン、フェノール、スチロール、エービーエス、ポリプロピレン、ポリエチレン、エポキシ、シリコン樹脂、シリコンゴムのいずれかの絶縁性ポリマーで形成したもので、複数の工程で高精度に形成するようにしたものである。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のプローブカードによれば一方の基板を被測定微細回路基板の熱膨張係数と、他方の基板を信号入出配線板の熱膨張係数とそれぞれ同一値もしくは近似値を有する材料で形成し、一方と他方からなる一対の基板の位置が熱膨張により被測定微細回路基板と信号入出配線板のずれた位置に追従するように一対の基板を絶縁体と摺動可能になるよう前記一対の基板と前記絶縁体とを隙間をあけて固定具で接合するようにしたので、被測定微細回路基板の電極のピッチ間隔が30μm〜200μmと狭く、被測定微細回路基板と信号入出配線板が熱膨張により位置が変化し、それぞれの電極の位置がずれるとそれに面する基板も同等の熱膨張により同じ変化量で位置が移動し絶縁体を摺動して電極のずれた位置にプローブピンが追従するため、プローブピンを被測定微細回路基板と信号入出配線板のそれぞれの電極に常に接触させることができるとともに、隣接するプロ−ブピンが短絡しないため、高密度の多ピン集積回路素子および高密度の多ピン集積回路等の被測定微細回路基板の電気的検査を一度にしかも的確に行うことができるという優れた効果を得ることができる。
請求項2に記載のプローブカードによれば、電気的検査を行う環境の湿度が変化しても、一対の基板が被測定微細回路基板と信号入出用配線板の湿度変化に追従して同時に伸縮することによりプローブピンが被測定微細回路基板と信号入出用配線板のそれぞれの電極に常に接触するため、電気的検査を的確に行うことができるという優れた効果を得ることができる。
請求項3に記載のプローブカードによれば、一対の基板の材料を被測定微細回路基板及び信号入出用配線板をそれぞれの熱膨張係数と同一値もしくは近似値であるシリコン、シリコン酸化物、シリコンカーバイト、サファイヤのいずれかの不導体の内から選定できるという優れた効果を得ることができる。
請求項4に記載のプローブカードによれば、一対の基板の材料を被測定微細回路基板及び信号入出用配線板をそれぞれの熱膨張係数と同一値もしくは近似値であって、且つ湿度変化に伴って伸縮する伸縮量が同じであるガラスエポキシ、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレンのいずれかの不導体の内から選定できるという優れた効果を得ることができる。
請求項5に記載のプローブカードによれば、プローブピンが長さ0.5〜4.5mm、太さ5〜25μm角の極細でありながら高い弾性率と耐久性および安定した電気的抵抗値を保持できるという優れた効果を得ることができる。
請求項6に記載のプローブカードによれば、X線マスクを用いてX線をポリテトラフルオロエチレンに直接照射することにより、高アスペクト比の孔を有する絶縁体を一つの工程で形成でき、特に摺動特性が良いポリテトラフルオロエチレンを選定することによりプローブピンを円滑に伸縮させることができるという優れた効果を得ることができる。
請求項7に記載のプローブカードによれば、従来、高価なシリコンをエッチングした基板を多数枚積層して形成することにより絶縁性シリコン穴構造板を多層に積層して製作されていたものに対し、X線露光プロセスと電鋳により高アスペクト金型を製作しインジェクション成形を施して絶縁体を形成したので、高アスペクト比の孔を有する絶縁体を安価に作成できるという優れた効果を得ることができる。
本発明の実施形態を示すプローブカードの断面図である。 本発明の実施形態を示すプローブカードの分解斜視図である。 本発明の実施形態を示すプローブピンの斜視図である。 本発明の実施形態を示すプローブピンの耐力を示すグラフである。 本発明の実施形態を示すプローブピンの疲労強度を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5に基づいて説明するが、本発明は以下の実施形態について何ら限定されるものではない。
図1及び図2において、1は一方の基板、2は他方の基板で、一方の基板1には複数のプローブピン3の一端部31が突き抜ける支持孔11が、他方の基板2には複数のプローブピン3の他端部32が突き抜ける支持孔21が設けられている。
4は絶縁体で一対の基板1、2の間に配置されており、複数のプローブピン3がそれぞれ貫通する複数の貫通孔41が設けられ、この貫通孔41は後述するように支持孔11、12よりも内径が大きく設定されている。
このように、絶縁体4とこの両側に位置する一対の基板1、2により、三層構造になっており、一方の基板1と他方の基板2は絶縁体4と摺動可能になるよう、図1には示していないが、僅かな隙間を設けて接合されている。
5は被測定微細回路基板であり、一方の基板1はこの被測定微細回路基板5の熱膨張係数と同一値もしくは近似値を有する材料で形成されている。
6は信号入出用配線板であり、他方の基板2は信号入出用配線板6の熱膨張係数と同一値もしくは近似値を有する材料で形成されている。
これらの材料として、被測定微細回路基板5と信号入出用配線板6とが無機材質であれば、シリコン、シリコン酸化物、シリコンカーバイト、サファイヤの不導体が用いられている。
また、これらの材料として、被測定微細回路基板5と信号入出用配線板6とが有機材質であれば、湿度変化に伴って伸縮する伸縮量が同じであるガラスエポキシ、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレンの不導体が用いられている。
尚、熱膨張係数の近似値とは、温度変化により支持孔11が位置ずれする距離が被測定微細回路基板5の電極51の最小ピッチ以内であり、同様に温度変化により支持孔12が位置ずれする距離が信号入出用配線板6の電極61の最小ピッチの二分の一以内であることを前提とした熱膨張係数の数値である。
このように、基板1と基板2は、同じ材質である必要はない。上述したように、被測定微細回路基板5の材料と同じ熱膨張係数の材料で基板1を作成し、信号入出用配線板6の材料と同じ熱膨張係数の材料で基板2を作成すれば、例え、基板1と基板2の熱膨張係数が異なることがあっても被測定微細回路基板5と信号入出用配線板6とのプローブピン3の接触を保証できるので、好都合である。
プローブピン3は、図3に示すように、電鋳により作製したパラジューム合金で形成されており、図4はプローブピン3の耐力(弾性限界応力)の測定結果を示すグラフである。図4において、横軸がひずみ(%)、縦軸が応力(MPa)であり、Aはプローブピン3の合金としてパラジューム60%とニッケル40%との合金を使用した場合、Bは従来の合金としてニッケル80%とコバルト20%の合金を使用した場合を示すもので、本発明によるAの耐力が2,700MPaであり、Bの500MPaよりもと極めて大きいことが確認できた。
また、図5は疲労強度の測定結果を示すグラフで、横軸が繰り返し数(回)、縦軸が最大応力(MPa)である。図5において、Cは本発明によるものでプローブピン3の合金としてパラジューム60%とニッケル40%との合金を使用した場合、DとEは従来の材料で、Dはニッケル/コバルト合金、Eはニッケルを使用した場合を示すもので、最大応力が1,000MPaのとき、Dは70万回繰り返した時点で切断し、Eは5万回繰り返した時点で切断したのに対し、本発明によるCは1,000万回繰り返しても切断しなかったことから、従来のニッケル/コバルト合金材やニッケル材の2倍〜14倍以上の疲労強度が大きいことが確認できた。
尚、他のパラジューム合金として、パラジューム80%とコバルト20%、パラジューム60%とニッケル20%とコバルト20%のいずれかの合金でも、上述したパラジューム60%とニッケル40%の合金と同様、高い耐力と疲労強度を有していることが確認できた。
そして、プローブピン3は、長さが2.0mm、太さが3×3μm〜10×25μmの角材、波形状幅の最大幅が30〜150μm、撓み量を確保するための曲がり部の数が2箇所以上ある波形状に形成されており、角材が10×25μmの場合加重10グラム時のばね変形量が100μmの特性を有している。
この加重圧力は一般のバネ材、リン青銅、含リン銅などでは全く得られない超高弾性が確保されている。尚且つ、疲労強度も数〜十倍程度高く、プローブカードの寿命を長くさせる事に寄与している。
このプローブピン3は、波形両端部33、34が一方の基板1と他方の基板2のそれぞれの支持孔11、21に当たって止まることにより支持されている。支持孔11はプローブピン3の一端部31が被測定微細回路基板5の電極51に電気的に接触するよう、電極51と同一位置に4μm〜40μmの角または丸の孔が設けられ、支持孔12はプローブピン3の他端部32が信号入出用配線板6の電極61に電気的に接触するよう、4μm〜40μmの角または丸の孔が設けられている。
絶縁体4は、X線マスクを用いてX線をポリテトラフルオロエチレンに直接照射して形成するか、または、X線露光プロセスと電鋳により作成した金型を用いて成型された絶縁性ポリマーで形成されており、1.0mm〜5.0mmの厚さを有している。
貫通孔41の穴寸法は30μm〜180μm 角穴の穴寸法は5×5μm〜120×120μmであり、複数のプローブピン3が複数の貫通孔41をそれぞれ貫通することにより、プローブピン3同士の接触を阻止して短絡を防止するとともにプローブピン3の体勢を確保するものである。
尚、貫通孔41と支持孔11、21の数は任意であり、例えば32pin×32pinの半導体素子では1,024個、64pin×64pinの半導体素子では4,096個である。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。先ずプローブピン3を貫通孔41に挿入した後に、一方の基板1の支持孔11にプローブピン3の一端部31を、他方の基板2の支持孔21にプローブピン3の他端部32を通して波形両端部33、34を支持孔11、21に当てた状態で、絶縁体4と一方の基板1と他方の基板2とを結合することによりプローブカード7が完成する。
プローブカード7として使用する場合、プローブピン3の一端部31を被測定微細回路基板5の電極51に電気的に接触させるとともに、プローブピン3の他端部32を信号入出用配線板6の電極61に電気的に接触させることにより、高密度の多ピン集積回路素子および高密度の多ピン集積回路等の被測定微細回路基板5の電気的検査を行うことができる。
この場合、プローブピン3は絶縁体4の貫通孔41内で保持されているため、被測定微細回路基板5の電極51の間隔が50μm〜200μmと狭くてもプローブピン3同士が接触することはないため短絡することはなく、しかも、プローブピン3をパラジューム合金で電鋳により作製し表面にニッケルめっきと金めっきを施している為、高い弾性率と耐久性および安定した電気的抵抗値を保持できる。
更に、被測定微細回路基板5が熱膨張により膨らんで電極51の位置がずれると一方の基板1も同等の熱膨張により位置が変化し電極51のずれた位置にプローブピン3が追従するため、プローブピン3を被測定微細回路基板5の電極51に合わせて位置させることができるので、常にプローブピン3を被測定微細回路基板5の電極51に接触させることができる。
同様に、信号入出用配線板6が熱膨張により膨らんで電極61の位置がずれると他方の基板2も同等の熱膨張により位置が変化し電極61のずれた位置にプローブピン3が追従するため、プローブピン3を信号入出用配線板6の電極61に合わせて位置させることができるので、常にプローブピン3を信号入出用配線板6に接触させることができる。
このようにして、高密度の多ピン集積回路素子および高密度の多ピン集積回路等の被測定微細回路基板5の電気的検査を一度にしかも的確に行うことができる。
また、電気的検査を行う環境の湿度が変化しても、一対の基板1、2が被測定微細回路基板5と信号入出用配線板6の湿度変化に追従して同時に伸縮するので、プローブピン3が被測定微細回路基板5と信号入出用配線板6のそれぞれの電極51、61に接触するため、電気的検査を的確に行うことができる。
(実施例)
X線露光プロセスもしくはフォトリソプロセスによりプローブピン3の形状を導電体基盤上に形成し、パラジューム・ニッケルまたはパラジューム・ニッケル・コバルトの合金鍍金液中に浸漬させ、幅が10μmで厚さが20μmとなるまで50分間通電して導電体基盤上にプローブピン3を形成する、電鋳で作製する。
そして、規定の厚さに達した導電体基盤からプローブピン3を取り外すと、プローブカード用プローブピンとして使用することができる。
プローブカード7の組立について説明する。先ず、厚さ0.2mmのシリコン基板にそれぞれ、穴寸法が12×27μmの支持孔11を1024個設けた基板1と、穴寸法が12×27μmの支持孔12を1024個設けた基板2を用意するとともに、厚さ2.0mmで、40×40μmの角穴が50ピッチの貫通孔41を1024個設けた絶縁体4を用意する。そして、絶縁体4の貫通孔41と基板1の支持孔11とを一致させて摺動可能に接合した後、貫通孔41の上方からプローブピン3を貫通孔41内へ落とし込んで一端部31を支持孔11へ突き抜かせる。その後に、基板1の支持孔21から他端部32を突き抜かせて基板2を絶縁体4に摺動可能になるよう隙間をあけて、基板1と基板2と絶縁体4のそれぞれの固定孔18、28、48に固定具8を挿入して接合させると、プローブカード7の組立は終了する。
被測定微細回路基板の製造工程で熱負荷に対する品質保証、信頼性を確認するため、ベアーチップをバーンイン装置へ投入し、設定された熱条件で放置後、バーンイン装置から取り出しカンチレバー型プローブを使用したプローブカードでウエハ上の被測定微細回路基板を個別に電気的評価を行っている。
これは電気的評価を行うプローブカードがプローブピンの形状から小型化することができなく、やむを得ず、バーンイン装置から取り出して電気的評価を行わざるを得ないためである。
本発明のプローブカード7を使用することにより、ウエハー状の被測定微細回路基板5にプローブカード7を接触させたままバーンイン装置へ投入することができ、加熱負荷の昇温時、一定の加熱時および冷却時の連続した熱負荷に対する信頼性のある測定をすることが可能となるとともに、測定環境の湿度が変化しても的確に測定でき、被測定微細回路基板の市場での信頼性をより高く保証することができる。
また、加熱負荷と電気的評価が同時に行うことができ、被測定微細回路基板の製造工程における、製造時間の短縮が図られ、生産性の向上が得ることができる。
1 一方の基板
2 他方の基板
3 プローブピン
4 絶縁体
5 被測定微細回路基板
6 信号入出用配線板

Claims (4)

  1. 被測定微細回路基板の電極に電気的に接触する一端部と信号入出用配線板の電極に電気的に接触する他端部とを有する弾力性のある複数のプローブピンと、このプローブピンがそれぞれ貫通する複数の貫通孔を有する絶縁体と、この絶縁体の両側に位置し前記プローブピンの一端部が挿入される支持孔を有する一方の基板と前記プローブピンの他端部が挿入される支持孔を有する他方の基板とを備え、前記一方の基板を前記被測定微細回路基板の熱膨張係数と同一値もしくは近似値を有する材料で形成するとともに前記他方の基板を前記信号入出配線板の熱膨張係数と同一値もしくは近似値を有する材料で形成し、前記一方と他方からなる一対の基板の位置が熱膨張により前記被測定微細回路基板と前記信号入出配線板のずれた位置に追従するように前記一対の基板を前記絶縁体と摺動可能になるよう前記一対の基板と前記絶縁体とを隙間をあけて固定具で接合するようにしたことを特徴とするプローブカード。
  2. 前記一対の基板は湿度変化に伴って伸縮する伸縮量が同じである材料で形成されている請求項1に記載のプローブカード。
  3. 前記一対の基板はシリコン、シリコン酸化物、シリコンカーバイト、サファイヤのいずれかの不導体で形成されている請求項1に記載のプローブカード。
  4. 前記一対の基板はガラスエポキシ、ポリイミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレンのいずれかの不導体で形成されている請求項1または請求項2に記載のプローブカード。
JP2010282459A 2010-12-17 2010-12-17 プローブカード Expired - Fee Related JP5839798B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010282459A JP5839798B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 プローブカード
US13/992,244 US9176168B2 (en) 2010-12-17 2011-12-15 Probe card
KR1020137017837A KR101656922B1 (ko) 2010-12-17 2011-12-15 프로브 카드
PCT/JP2011/079091 WO2012081677A1 (ja) 2010-12-17 2011-12-15 プローブカード
CN201180059871.5A CN103261896B (zh) 2010-12-17 2011-12-15 探测卡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010282459A JP5839798B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 プローブカード

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014230016A Division JP2015038510A (ja) 2014-11-12 2014-11-12 プローブカード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012132685A JP2012132685A (ja) 2012-07-12
JP5839798B2 true JP5839798B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=46244771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010282459A Expired - Fee Related JP5839798B2 (ja) 2010-12-17 2010-12-17 プローブカード

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9176168B2 (ja)
JP (1) JP5839798B2 (ja)
KR (1) KR101656922B1 (ja)
CN (1) CN103261896B (ja)
WO (1) WO2012081677A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5786906B2 (ja) 2013-08-02 2015-09-30 オムロン株式会社 電鋳部品の製造方法
JP6642359B2 (ja) * 2016-09-21 2020-02-05 オムロン株式会社 プローブピンおよび検査ユニット
KR102587764B1 (ko) * 2018-11-21 2023-10-10 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 이방 도전성 시트, 이방 도전성 복합 시트, 이방 도전성 시트 세트, 전기 검사 장치 및 전기 검사 방법
US11162980B2 (en) 2019-12-24 2021-11-02 Teradyne, Inc. Coaxial via arrangement in probe card for automated test equipment
US11333683B2 (en) 2019-12-24 2022-05-17 Teradyne, Inc. Transposed via arrangement in probe card for automated test equipment
US11215641B2 (en) 2019-12-24 2022-01-04 Teradyne, Inc. Probe card assembly in automated test equipment
US11340260B2 (en) 2019-12-24 2022-05-24 Teradyne, Inc. Probe card pad geometry in automated test equipment
CN112362922A (zh) * 2020-11-25 2021-02-12 广州国显科技有限公司 一种点灯测试治具、固定件以及点灯测试装置
KR20230032064A (ko) * 2021-08-30 2023-03-07 (주)포인트엔지니어링 캔틸레버형 프로브 핀

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4666573A (en) * 1985-09-05 1987-05-19 Ppg Industries, Inc. Synthetic diaphragm and process of use thereof
JPH1038920A (ja) * 1996-07-29 1998-02-13 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd プローブユニット
JPH11160356A (ja) 1997-11-25 1999-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd ウェハ一括型測定検査用プローブカードおよびセラミック多層配線基板ならびにそれらの製造方法
US6351133B1 (en) * 1999-03-31 2002-02-26 Adoamtest Corp. Packaging and interconnection of contact structure
JP5075309B2 (ja) * 2001-03-16 2012-11-21 日本発條株式会社 導電性接触子用支持体
EP1387174B1 (en) * 2001-04-13 2010-05-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Contact probe
CN1186813C (zh) * 2002-07-01 2005-01-26 威盛电子股份有限公司 倒装式芯片封装结构及其制程方法
JP3822549B2 (ja) * 2002-09-26 2006-09-20 富士通株式会社 配線基板
JP4487261B2 (ja) * 2005-09-09 2010-06-23 エルピーダメモリ株式会社 Icソケット
JP4421550B2 (ja) 2005-12-05 2010-02-24 日本電子材料株式会社 プローブ及びプローブカード
JP4378426B2 (ja) 2006-07-24 2009-12-09 日本発條株式会社 セラミックス部材、プローブホルダ、およびセラミックス部材の製造方法
EP1959265A1 (en) * 2007-02-16 2008-08-20 Eles Semiconductor Equipment S.P.A. Testing integrated circuits on a wafer with a cartridge leaving exposed a surface thereof
JP2010197193A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Kyocera Corp プローブカード用基板およびプローブカード用積層体ならびにこのプローブカード用積層体を用いたプローブカード

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012132685A (ja) 2012-07-12
CN103261896A (zh) 2013-08-21
US20130249585A1 (en) 2013-09-26
US9176168B2 (en) 2015-11-03
CN103261896B (zh) 2015-11-25
KR101656922B1 (ko) 2016-09-12
WO2012081677A1 (ja) 2012-06-21
KR20130129238A (ko) 2013-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5839798B2 (ja) プローブカード
TWI679426B (zh) 微機電系統探針、製備其的方法以及使用微機電系統探針的測試裝置
JP5995953B2 (ja) 非線形垂直板バネ
KR101453474B1 (ko) 통전 시험용 프로브
JP4721099B2 (ja) 電気信号接続装置及びこれを用いたプローブ組立体並びにプローバ装置
TW200848742A (en) Structures and processes for fabrication of probe card assemblies with multi-layer interconnect
WO2007017955A1 (ja) 通電試験用プローブ
KR100980369B1 (ko) 프로브 카드의 프로브 니들 구조체와 그 제조 방법
KR101785591B1 (ko) 상호 접속 구조체 및 이를 포함하는 프로브 카드
JP2012173263A (ja) 電気的接触子及び電気的接触子ユニット
US9880202B2 (en) Probe card for an apparatus for testing electronic devices
WO2007115053A2 (en) Fine pitch microfabricated spring contact structure and method
WO2012078944A1 (en) Probe card assemblies and probe pins including carbon nanotubes
JP4962929B2 (ja) プローバ装置及びこれに用いるプローブ組立体
JP2015038510A (ja) プローブカード
KR101209068B1 (ko) 전기적 특성 검사장치용 프로브
KR101785605B1 (ko) 상호 접속 구조체 및 이를 포함하는 프로브 카드
US20070069750A1 (en) Method for fabricating a plurality of elastic probes in a row
US8115504B2 (en) Microspring array having reduced pitch contact elements
JP2009257910A (ja) 二重弾性機構プローブカードとその製造方法
US11231443B2 (en) Semiconductor device test socket
KR102511313B1 (ko) 컨택터 어레이 및 그 제조 방법
KR102645307B1 (ko) 검사 소켓용 지지 플레이트, 검사 소켓용 소켓핀 및 이들을 구비하는 검사 소켓
CN116888481A (zh) 用于生产探针卡的方法
JP2008249425A (ja) 異方導電性コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140723

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141112

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141208

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150819

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20151002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5839798

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees