JP2001348265A - アルミナ質焼結体及びその製造方法並びにこのアルミナ質焼結体を用いたセラミックヒータ、ガスセンサ素子及びこれを備えるガスセンサ - Google Patents

アルミナ質焼結体及びその製造方法並びにこのアルミナ質焼結体を用いたセラミックヒータ、ガスセンサ素子及びこれを備えるガスセンサ

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JP2001348265A JP2000163525A JP2000163525A JP2001348265A JP 2001348265 A JP2001348265 A JP 2001348265A JP 2000163525 A JP2000163525 A JP 2000163525A JP 2000163525 A JP2000163525 A JP 2000163525A JP 2001348265 A JP2001348265 A JP 2001348265A
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alumina
sintered body
based sintered
gas sensor
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Yoshiaki Kuroki
義昭 黒木
Nobuaki Jo
伸明 城
Yoshiro Noda
芳朗 野田
Kunio Yanagi
邦夫 柳
Yusaku Hatanaka
祐作 畑中
Shinya Awano
真也 粟野
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミナの含有量が99.99質量%以上の
アルミナ質焼結体及びその製造方法並びにこの焼結体を
用いたセラミックヒータ、ガスセンサ素子及びこの素子
を備えるガスセンサを提供する。 【解決手段】 純度が99.99%以上であり、平均粒
径が0.2〜1μmであるアルミナ粉末を使用し、15
50℃以下の温度で焼成し、99.99質量%以上、特
に99.996質量%以上のアルミナを含むアルミナ質
焼結体を得る。高純度のアルミナ粉末は微量の不純物を
含むが、このアルミナ粉末をそのまま、或いは極く少量
の焼結助剤を配合し、1425〜1550℃の温度で焼
成することにより、99.99質量%以上のアルミナを
含むアルミナ質焼結体とすることができる。また、この
不純物に含まれるシリカが少量であるほど、より低い焼
成温度で密度が3.85g/cm3以上の緻密な焼結体
とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純度の高いアルミ
ナ質焼結体及びその製造方法に関する。また、本発明
は、このアルミナ質焼結体を絶縁体とするセラミックヒ
ータ、このアルミナ質焼結体を基板として有し、自動車
等の内燃機関から排出される排気ガスに含まれる酸素ガ
ス及びNOxガス等を検出することができるガスセンサ
素子及びこれを備えるガスセンサに関する。本発明のア
ルミナ質焼結体は、上記のセラミックヒータの他、高温
における絶縁性を要する各種の用途において用いること
ができる。更に、本発明のガスセンサ素子は、ジルコニ
ア厚膜酸素センサ、チタニア厚膜センサ、全領域型酸素
センサ、温度センサ、湿度センサ等、各種のガスセンサ
に組み込んで使用することができる。
【0002】
【従来の技術】絶縁性及び機械的強度等に優れ、各種の
用途において使用されているアルミナ質焼結体は、通
常、アルミナに、シリカ、マグネシア、カルシア、ジル
コニア等の焼結助剤を配合した原料を用いて製造されて
いる。これらの焼結助剤は一般に3質量%程度を上限と
して配合され、配合量の増加とともに焼結性が向上し、
緻密な焼結体とすることができ、機械的強度等が大きく
なる。一方、焼結助剤が少量である場合は、緻密な焼結
体とすることができず、機械的強度等が低下し、緻密化
するためには焼成温度を1600℃を超えるような高温
にする必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように高
温で焼成した場合は、例えば、セラミックヒータ等で
は、白金等からなる発熱抵抗体が過度に粒成長して空隙
を生じ、使用時の導通不良等が問題になることがある。
また、アルミナ質焼結体は900℃以上の高温で使用さ
れると、その中の不純物が酸素と分離してヒータの負極
側に集まりマイグレーションを生じるので、使用中の耐
久性に問題があった。本発明は、このような従来の問題
を解決するものであり、焼結助剤を配合することなく、
或いは必要であれば極く僅か配合し、特に高温での焼成
を要することなく得られる高純度のアルミナ質焼結体及
びその製造方法を提供することを目的とする。また、こ
のアルミナ質焼結体を絶縁体とするセラミックヒータ、
並びにこのアルミナ質焼結体を基板とし、耐久性等に優
れたガスセンサ素子及びこの素子を備えるガスセンサを
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】十分に緻密化され、機械
的強度等に優れたアルミナ質焼結体とするためには、従
来より、焼結助剤の配合が不可欠であるとされており、
実際、所要量のシリカ、マグネシア、カルシア、ジルコ
ニア等の焼結助剤が必ず配合されている。従って、9
9.99質量%以上のアルミナを含むアルミナ質焼結体
はこれまで得られていない。このアルミナ質焼結体の純
度を高めるためには、焼結助剤を減らす必要があり、本
発明者らは、高純度のアルミナ粉末に配合する焼結助剤
を極端に減らし、まったく配合しない場合も含め、その
焼結性を検討した。
【0005】その結果、以外にも焼結助剤をまったく配
合しない場合が最も焼結性に優れることが判明した。即
ち、シリカ等の焼結助剤は、1質量%以上、特に2〜3
質量%の配合量であれば、焼結助剤として十分に機能す
るが、これが0.1質量%以下と極端に少ない場合は、
却って焼結を阻害し、このような低配合域では、配合量
の増加とともに焼結性が低下することが分かった。例え
ば、0.05質量%以上の配合量では1600℃を超え
る高温で焼成する必要があり、一方、焼結助剤の配合量
の低下とともに焼結性は向上し、高純度のアルミナ粉末
に焼結助剤をまったく配合しない場合が、最も低温で緻
密化し得ることが明らかになった。本発明は、このよう
な知見に基づきなされたものである。
【0006】第1発明のアルミナ質焼結体は、アルミナ
の含有量が99.99質量%以上であることを特徴とす
る。このアルミナ質焼結体は、第2発明のように、純度
99.99%以上のアルミナ粉末を使用し、1550℃
以下の温度で焼成して得ることができる。
【0007】尚、以下、「焼結性に優れる」或いは「緻
密化されている」という表現は、焼結体を厚さ400μ
mの試片とし、水溶性の赤色インキに5分間浸漬した
後、取り出し、試片の端縁も含め、インキの浸透による
着色の有無を目視にて観察し、評価した結果、まったく
着色していない場合を意味する。
【0008】第1発明の上記「アルミナ質焼結体」は、
純度が99.99%以上のアルミナ粉末を原料として製
造することができる。アルミナ粉末の純度が99.99
%を超えて高い場合は、このアルミナ粉末をそのまま使
用すれば、99.99質量%を超えるアルミナを含む焼
結体とすることができる。また、必要であれば、焼結体
に含まれるアルミナが99.99質量%未満とならない
範囲で焼結助剤を配合することもできる。この焼結助剤
としては、シリカ、マグネシア、カルシア、ジルコニ
ア、イットリア等、各種の酸化物などを用いることがで
きる。これらの焼結助剤は2種以上を併用することが好
ましく、2種以上を併用することにより、1550℃以
下の温度域において、十分に緻密化することができる。
【0009】純度が99.99%以上の上記「アルミナ
粉末」は、従来、1〜3質量%程度の焼結助剤を配合し
ない限り、1600℃以下で緻密化することはできない
とされていた。しかし、このような高純度のアルミナ粉
末に焼結助剤を配合することなく、そのまま焼成すれ
ば、第2発明のように、1550℃以下の温度で十分に
緻密化することができた。一方、このアルミナ粉末に、
例えば、シリカを配合し、このシリカと元々アルミナ粉
末に含まれている不純物との合計量が0.01質量%を
超える原料を使用した場合は、1550℃以下の温度で
は十分に緻密化することができなかった。そして、この
ような低配合域では、シリカの増量とともに緻密化に要
する温度はより高くなり、前記のように0.05質量%
のシリカを配合した原料を用いた場合は、1600℃で
も緻密化することができなかった。
【0010】また、高純度のアルミナ粉末といっても不
純物がまったく含まれていないわけではなく、一般に提
供されている高純度アルミナ粉末では、0.003質量
%前後以下の不純物は含まれている。このアルミナ粉末
をそのまま原料として焼成すれば、第3発明のように、
99.996質量%以上のアルミナを含む焼結体とする
ことができ、更には99.996質量%を超え、99.
997質量%以上のアルミナを含む焼結体とすることも
できる。
【0011】この純度の高いアルミナ質焼結体に99.
99質量%以上のアルミナが含有されていることは、こ
のアルミナ質焼結体に含まれている不純物を定量するこ
とによっても確認することができる。尚、焼結助剤が配
合される場合は、この微量の焼結助剤から生成する不純
物と、元々アルミナ粉末に含まれている不純物との合計
量を不純物として定量する。この不純物の含有量は0.
01質量%未満であり、0.005質量%以下、特に
0.004質量%以下、更には0.003質量%以下で
あることがより好ましい。このように不純物の含有量が
少ない原料を使用すれば、より低温で緻密化することが
できる。
【0012】この不純物として特に緻密化を阻害するの
はシリカであり、不純物がシリカである場合に、その含
有量を低減することにより、焼結性が特に大きく向上す
る。また、最大で0.01質量%未満含まれる不純物の
うちで、シリカの量比が低いことが更に好ましく、シリ
カが少ないほど緻密化に要する温度をより低下させるこ
とができる。
【0013】本発明のアルミナ質焼結体は、1550℃
以下の温度で焼成することにより得られ、原料のアルミ
ナ粉末に含まれる不純物が0.005質量%程度であれ
ば1475〜1500℃で、不純物が0.004質量%
程度であれば1425〜1450℃で十分に緻密化する
ことができる。このように低温で焼成することにより製
造することができるため、過度に粒成長することがな
く、第4発明のように、その平均粒径は3〜20μmで
あり、特に3〜10μmとすることができる。更に、こ
のアルミナ質焼結体をセラミックヒータの絶縁体として
用いる場合に、発熱体を形成する白金等の粒成長を抑え
ることもでき、使用時の導通不良等の問題を生ずること
もない。
【0014】このアルミナ質焼結体の平均粒径は、焼結
体を鏡面研磨し、この研磨面を走査型電子顕微鏡によっ
て観察し、撮影した写真の画面上で200〜300個の
粒子について、その差し渡し最大径を測定し、この最大
径の累積値を個数で除して算出することができる。
【0015】また、緻密化されているとの意味は前記の
とおりであるが、この緻密化されている焼結体の密度
は、第5発明のように、3.85g/cm3以上であ
り、3.90g/cm3以上、特に3.95g/cm3
上とすることもできる。この密度はアルキメデス法によ
り測定される見掛け密度であるが、アルミナ質焼結体の
理論密度に対する相対密度は95%以上とすることがで
き、特に97%以上、更には99%以上とすることがで
きる。
【0016】第6発明のアルミナ質焼結体の製造方法
は、アルミナ含有量が99.99%以上であるアルミナ
粉末と、有機バインダ及び有機溶剤とを樹脂製のポット
の中に入れ、混合調合して調合材料を作る調合工程と、
該調合材料を所望の形状の未焼結体に成形する成形工程
と、該未焼結体を1550℃以下の温度で焼成してアル
ミナ質焼結体を作る焼成工程と、を備えることを特徴と
する。
【0017】上記「アルミナ粉末」としては、純度が9
9.99%以上のもの、言い換えれば、第7発明のよう
に、不純物の含有量が0.01質量%未満のものを使用
することができる。特に、純度が99.996%以上、
即ち、不純物の含有量が0.004質量%以下のより純
度の高いものを用いることが好ましい。焼結助剤は使用
する必要がないが、必要であれば最終的にアルミナ質焼
結体に含まれるアルミナの含有量が99.99質量%未
満にならない範囲で配合することができる。この焼結助
剤は上記の不純物の一部であるとする。更に、このアル
ミナ粉末としては、第8発明のように、平均粒径が0.
2〜1μm、特に0.2〜0.6μmのものを使用する
ことが好ましい。この範囲の平均粒径を有する比表面積
の大きいアルミナ粉末であれば、より容易に低温で緻密
に焼結することができる。
【0018】上記「調合工程」は、アルミナ粉末と、適
量の有機バインダ及び有機溶剤等とを混合し、原料を調
合する工程であるが、第6発明では、この調合に上記
「樹脂製のポット」を使用する。このポットを形成する
樹脂は、実質的にシリカを含有せず、原料の調合時、そ
の表面が削り取られて原料中に混入し難いものである限
り特に限定されず、耐摩耗性及び機械的強度等に優れる
樹脂からなるポットを用いることができる。また、調合
工程では有機溶剤が用いられることが多いため、ポット
を形成する樹脂は耐溶剤性を併せ有することが好まし
い。具体的には、ポットはポリプロピレン製であること
が多いが、ポリイミド、ポリサルホン、ポリエーテルサ
ルホン等からなるポットであってもよい。
【0019】ポットと組み合わせて用いられる玉石は、
第9発明のように、樹脂製であることが好ましい。具体
的には、玉石はポリアミド製であることが多いが、ポリ
イミド、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン等からな
る玉石であってもよい。玉石は、第10発明のように、
99.9%以上の高純度のアルミナからなるものであっ
てもよく、この玉石であれば、原料のアルミナ粉末への
不純物の混入を十分に防止することができる。
【0020】第6発明では、上記「焼成工程」における
温度は1550℃以下、特に1425〜1550℃とす
ることができ、このように低い温度域で十分に緻密化さ
せることができる。特に、焼結助剤を使用せず、不純物
の含有量が0.003〜0.004質量%の高純度のア
ルミナ粉末をそのまま用いた場合は、1425〜145
0℃程度のより低い温度域で緻密化させることができ
る。このように低温で緻密化させることができるため、
過度な粒成長がなく、絶縁性及び機械的強度等に優れた
アルミナ質焼結体を容易に製造することができる。
【0021】第11発明のセラミックヒータは、第1乃
至第5発明のうちのいずれかに記載のアルミナ質焼結体
からなる絶縁体と、該絶縁体中に埋設されている発熱体
と、からなることを特徴とする。このセラミックヒータ
は、高純度のアルミナ質焼結体を絶縁体として用いてい
るため、高温における耐久性に優れ、マイグレーション
等による劣化を生ずることがない。
【0022】第12発明のガスセンサ素子は、第1乃至
第5発明のうちのいずれかに記載のアルミナ質焼結体か
らなる基板と、該基板に直接又は他部材を介して接して
配設される固体電解質体と、を有するガスセンサ素子で
あって、該基板と該固体電解質体とは同時焼成により形
成されることを特徴とする。
【0023】このガスセンサ素子は、固体電解質体と、
この固体電解質体の一面に接して配設される参照電極
と、他面に接して配設され、且つ被検出ガスに接触する
検知電極とを有する。また、検知電極の少なくとも一部
を覆い、絶縁性を有し、且つ気密な保護層を形成しても
よく、固体電解質体の少なくとも一部が保護層により直
接的又は間接的に覆われ、且つ検知電極の一部である保
護層に覆われた検知電極被覆部に対向して存在する参照
電極と検知電極被覆部との間に絶縁層を介在させてもよ
い。
【0024】上記「固体電解質体」は酸素イオン伝導性
を有すればよく、例えば、酸素イオン伝導性を有するジ
ルコニア系焼結体、LaGaO3系焼結体等を使用する
ことができる。
【0025】上記「参照電極」及び上記「検知電極」
は、白金、ルテニウム、オスミウム、イリジウム、ロジ
ウム、パラジウム等、触媒作用を有する貴金属元素、又
はこれらの貴金属元素を主成分とする導電材料により形
成することができる。これらの電極は、印刷法、めっき
法、スパッタリング法等、通常の方法により、固体電解
質体の表裏面に薄膜として形成される。
【0026】このような構成のガスセンサ素子におい
て、基板として、上記のような高純度アルミナ質焼結体
を用いることで、高温における耐久性に優れ、機械的強
度等の大きいガスセンサ素子とすることができる。
【0027】固体電解質体は、第13発明のように、ア
ルミナを10〜80内質量%、特に40〜60内質量%
含有することが好ましい。これにより、熱膨張の差異に
よる亀裂の発生等を更に改善することができる。アルミ
ナの含有量が80質量%を超えると、固体電解質体とし
ての特性が十分に得られ難く、好ましくない。一方、1
0質量%未満では、熱膨張の差異を十分に緩和すること
ができない。また、固体電解質体は、第14発明のよう
に、ジルコニア及びアルミナを主成分とすることが好ま
しい。このようにアルミナを多く含有する固体電解質体
及び基板を備えるガスセンサ素子は、安価であり、且つ
高い耐久性を有するため好ましい。
【0028】尚、基板は、第15発明のように、発熱体
が埋設されたものとすることができる。これによって、
固体電解質体が早期に活性化するように加熱することが
でき、また、高温においても長期間使用することができ
る耐久性の高いガスセンサ素子とすることができる。
【0029】第16発明のガスセンサは、第12乃至第
15発明のガスセンサ素子を備えることを特徴とする。
このガスセンサは、安価であり、且つ高い耐久性を有す
る。このガスセンサの形態は特に限定されないが、例え
ば、図3のように、主体金具21内に、ガスセンサ素子
1が配設され、前方側に配置される検知部が排気管内等
に突出するように、主体金具21の外表面に形成された
取付ねじ部により螺設し、被測定ガス(排気ガス)に曝
して使用することができる。このガスセンサによれば、
長期間安定して被検出ガスを検出することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を更に
詳しく説明する。 [1]アルミナ質焼結体の製造 実施例1 容量4.8リットルのポリアミド樹脂製のポットに、平
均粒径が0.46μmであり、不純物として0.001
5質量%のシリカを含むアルミナ粉末1000g、分散
剤7.5g、トルエン240g、メチルエチルケトン3
60g及び耐溶剤性のポリアミド樹脂製の玉石3000
gを投入し、ポットを20時間回転させて、分散、混合
させた。
【0031】その後、有機バインダ120g、可塑剤6
0g、トルエン180g及びメチルエチルケトン270
gを投入し、更にポットを20時間回転させ、バインダ
を混合させた。次いで、濾過して狭雑物を取り除き、真
空バブリングさせて溶剤の除去と気泡の除去とを行い、
ロールコータによりキャスティングし、乾燥させ、90
℃で熱処理した。このようにして得られたシートをパン
チングし、このパンチングしたシートを用い、シート切
断機によって50×15×0.457(厚さ)mmの成
形体を作製した後、この成形体を大気雰囲気下、142
5℃で2時間保持し、焼成した。
【0032】得られたアルミナ質焼結体を、水溶性の赤
色インキに5分間浸漬した後、取り出し、試片の端縁も
含め、試片へのインキの浸透による着色の有無を目視に
て観察し、焼結体の緻密度を評価した。その結果、試片
にはインキの浸透はまったく観察されず、緻密度の高い
焼結体であることが分かった。尚、焼成温度を1400
℃にした他は同様にしてアルミナ質焼結体を製造し、同
様にしてインキの浸透の有無により緻密度を評価した結
果、試片の端縁において極く僅かにインキの浸透が観察
された。
【0033】実施例2 実施例1において用いたアルミナ粉末にシリカ粉末を配
合し、このシリカ粉末も不純物とした場合に、不純物が
0.009質量%となるようにし、焼成温度を1550
℃とした他は、実施例1と同様にしてアルミナ質焼結体
を製造した。得られたアルミナ質焼結体について、実施
例1と同様にして緻密度を評価したところ、試片にはイ
ンキの浸透はまったく観察されず、緻密度の高い焼結体
であることが分かった。
【0034】比較例1 実施例1において、樹脂ポットと樹脂玉石に代えて、ア
ルミナポットとアルミナ玉石を用いた他は、実施例1と
同様にしてアルミナ質焼結体を製造した。得られたアル
ミナ質焼結体について、実施例1と同様にして緻密度を
評価したところ、試片の全面にインキの浸透が観察さ
れ、緻密度の低い焼結体であることが分かった。これ
は、アルミナ製のポット及び玉石からシリカを含む不純
物が0.1質量%程度混入したためではないかと推察さ
れる。
【0035】比較例2〜3 実施例1において用いたアルミナ粉末にシリカ粉末を配
合し、このシリカ粉末も不純物とした場合に、不純物が
0.05質量%(比較例2)又は0.1質量%(比較例
3)となるようにし、焼成温度を1550℃とした他
は、実施例1と同様にしてアルミナ質焼結体を製造し
た。得られたアルミナ質焼結体について、実施例1と同
様にして緻密度を評価したところ、試片の全面にインキ
の浸透が観察され、緻密度の低い焼結体であることが分
かった。この結果は、この程度の少量のシリカは焼結助
剤としてはまったく機能せず、却って焼結性を低下さ
せ、焼結体の緻密度を低下させることを裏付けるもので
ある。
【0036】比較例4 実施例1において用いたアルミナ粉末に、マグネシア粉
末0.5質量%及びカルシア粉末2質量%を配合した他
は、実施例1と同様にしてアルミナ質焼結体を製造し
た。得られたアルミナ質焼結体について、実施例1と同
様にして緻密度を評価したところ、試片にはインキの浸
透はまったく観察されず、緻密度の高い焼結体であるこ
とが分かった。しかし、この焼結体に含まれるアルミナ
は99.99質量%を大きく下回ることは明らかであ
る。
【0037】[2]周辺部を備え、且つ周辺部上に上部
絶縁層を備えるガスセンサ素子の製造方法 図1及び図4、図5を用いて、素子の製造方法を説明す
る。以下の製造方法では、解かり易さのために、図1を
用いて素子1個の大きさのシートに各パターンを印刷
し、積層するかのように説明するが、実際の工程におい
ては、複数個の素子を製造することができる大きさのグ
リーンシートに所要個数分の印刷を施し、積層した後、
素子形状の未焼成積層体を切り出した。
【0038】より具体的には、下記(1)において作製
した各々のグリーンシート3の短辺の近傍に、図4に示
すように位置合わせ用の円形の貫通孔31を形成し、印
刷或いは積層時にはこれらの貫通孔に印刷機又は積層機
に固定されたピンを挿通して、位置合わせをした。素子
の大きさは印刷時において長さ42.85mm、幅3.
93mmであり、第1乃至第4グリーンシートの各々の
中央部に素子10個分の各印刷パターンを並列に印刷し
た後、図5に示すように順に積層した。次いで、一体に
積層された積層体を図4或いは図5の破線に沿って切断
し、素子形状を有する10個の未焼成積層体を得、これ
らを脱脂し、焼成して素子を製造した。
【0039】尚、図5の上から1番目〜3番目のグリー
ンシートに開口部(角孔32)が形成してあるのは、各
グリーンシートを積層した後で、素子に切断した場合
に、各素子が図1に示すように異なる長さのシートを位
置合わせして積層された形状にするためである。図1と
の対応で説明すると、図5の上から1番目のグリーンシ
ートが図1の18b、上から2番目のグリーンシートが
18a、上から3番目のグリーンシートが11b、一番
下のグリーンシートが11aにそれぞれ対応する。11
bと11aの長さが同じなのに図5の上から3番目のグ
リーンシシートに角孔が開いているのは、この角孔は積
層の位置合わせのためのものだからである。この角孔の
端面は、11bの先端側の端面とは一致しない。
【0040】(1)未焼成アルミナシートの作製 [1]の実施例1と同様にして調合した原料を使用し、
ドクターブレード法により長さ90mm、幅60mmの
4枚の印刷用グリーンシートを作製した。第1及び第4
グリーンシートは厚さ0.4mm、第2及び第3グリー
ンシートは厚さ0.25mmとした。
【0041】(2)ヒータパターンの形成 アルミナ粉末(純度99.99%以上、平均粒径0.3
μm)4部と、白金粉末100部とを配合した導電層用
ペーストを、焼成後、基体の下半分(11a;第1基
体)となる第1グリーンシートの一方の面に印刷し、乾
燥させて、発熱部パターン及びヒータリードパターンを
形成し、焼成後、発熱体12(発熱部121とヒータリ
ード部122により構成される。)となるヒータパター
ンを形成した。次いで、第1グリーンシートの基端付近
に発熱体の導通をとるためのスルーホール111aを形
成し、裏面のスルーホール111aに対応する位置に、
焼成後、端子を接続するための電極パッド19aとなる
ヒータパッドパターンを形成した後、ヒータパターン上
から、焼成後、基体の上半分(11b;第2基体)とな
る第2グリーンシートを積層し、圧着して接合した。
【0042】(3)緩衝層パターンの形成 (2)で作製したセラミック積層体の第2グリーンシー
ト上に、アルミナ80部とジルコニア20部とを配合し
た緩衝層用ペーストを印刷し、乾燥させて、焼成後、緩
衝層13となる40±10μの厚さの緩衝層パターンを
形成した。
【0043】(4)参照電極パターンの形成 (3)で形成した緩衝層パターン上に、(2)で用いた
導電層用ペーストを印刷し、乾燥させて、焼成後、参照
電極14a(参照電極部141a及び参照電極リード部
142aにより構成される。)となる20μm±10の
厚さの参照電極パターンを形成した。この参照電極パタ
ーンの平面形状は、図1の参照電極14aが形成される
ような形状にした。
【0044】(5)第1固体電解質体パターンの形成 ジルコニア粉末(純度99.9%以上、平均粒径0.3
μm)50部、アルミナ粉末(純度99.99%以上、
平均粒径0.3mm)50部、ブチルカルビトール3
3.3部、ジブチルフタレート0.8部、分散剤0.5
部及びバインダ20部に、所要量のアセトンを加えて、
4時間混合した後、アセトンを蒸発させて、固体電解質
用ペーストを調合した。この固体電解質用ペーストを、
参照電極パターンの電極部パターン部分を覆うように、
第1グリーンシート(及び第2グリーンシート)の長さ
方向に13mmの長さで、25±10μmの厚さに印刷
し、乾燥させて、焼成後、固体電解質体の本体部の一部
及び周辺部を構成する第1固体電解質体15aとなる第
1固体電解質パターンを形成した。
【0045】(6)第1絶縁層パターンの形成 (1)で調合したアルミナ原料に、ブチルカルビトール
50部と所要量のアセトンとを加えて、4時間混合した
後、アセトンを蒸発させて、絶縁層用ペーストを調合し
た。この絶縁層用ペーストを、緩衝層パターン上であ
り、第1固体電解質層パターンが印刷されていない部分
に印刷し、乾燥させて、焼成後、絶縁層の一部である第
1絶縁層16aとなる25±10μmの厚さの第1絶縁
層パターンを形成した。
【0046】(7)第2固体電解質体パターンの形成 (5)と同じ固体電解質用ペーストを、第1固体電解質
体パターンの上から先端位置を揃えて8mmの長さ、2
5±10μmの厚さに印刷し、乾燥させて、焼成後、固
体電解質体の一部を構成する第2固体電解質体15bと
なる第2固体電解質パターンを形成した。このように、
固体電解質パターンは、焼成後、本体部となる厚さ50
μmの部分と、焼成後、周縁部となる厚さ25μmの部
分とを備える。
【0047】(8)第2絶縁層パターンの形成 (6)と同じ絶縁層用ペーストを、第2固体電解質層パ
ターンが形成されていない第1絶縁層パターン上に、印
刷し、乾燥させて、焼成後、絶縁層の一部を構成する第
2絶縁層16b、特に、第1固体電解質パターン上部分
は、焼成後、上部絶縁層162(第2絶縁層16bの一
部である。)となる25±10μmの厚さの第2絶縁層
パターンを形成した。尚、第1及び第2絶縁層パターン
の基端付近には、各々の電極との導通をとるためのスル
ーホール161a及び161bを形成した。
【0048】(9)検知電極パターンの形成 (7)、(8)で形成した第2固体電解質体パターンと
第2絶縁層パターンの上に、(2)で調合した導電層用
ペーストを印刷し、乾燥させて、焼成後、検知電極14
b(検知電極部141b及び検知電極リード部142b
により構成される。)となる20μm±10の厚さの検
知電極パターンを形成した。この検知電極パターンの平
面形状は、図1の検知電極14bが形成されるような形
状にした。
【0049】(10)多孔質層パターンの形成 (6)と同じ絶縁層用ペーストに、平均粒径50μmの
樹脂粉末を混合し、多孔質層用ペーストを調合し、第2
固体電解質体パターン上に印刷し、乾燥させて、焼成
後、多孔質層17となる10mmの長さ、50±20μ
mの厚さの多孔質層パターンを形成した。
【0050】(11)第3及び第4グリーンシートの積
層 (10)で形成した多孔質層パターンを除く部分を覆う
ように、焼成後、第1保護層18aとなる第3グリーン
シート及び焼成後、第2保護層18bとなる第4グリー
ンシートを積層した。尚、第3及び第4グリーンシート
の基端付近には、各々の電極との導通をとるためのスル
ーホール181a及び181bを形成し、第4グリーン
シートの裏面のスルーホールに対応する位置に、焼成
後、端子を接続するための電極パッド19bとなるヒー
タパッドパターンを形成した。
【0051】(12)脱脂及び焼成 (1)〜(11)で得られた積層体を、大気雰囲気にお
いて、室温から420℃まで昇温速度10℃/時間で昇
温させ、2時間保持し、有機バインダの脱脂処理を行っ
た。その後、大気雰囲気において、1100℃まで昇温
速度100℃/時間で昇温させ、更に、1520℃まで
昇温速度60℃/時間で昇温させ、この温度で1時間保
持して焼成し、図2に示すような、固体電解質体が本体
部及び周辺部を備え、且つ上部絶縁層により固体電解質
体と検知電極リード部が離間されたガスセンサ素子を3
00個得た。
【0052】[3]黒化耐久試験 [2]において得られた素子の発熱抵抗体に18Vの電
圧を印加し、固体電解質体の温度を1100℃以上に加
熱し、この温度を100時間保持した。その結果、いず
れのヒータにもマイグレーションはまったく認められ
ず、初期からのヒータ抵抗変化もほとんどなく(変化率
は0.005%未満)良好であった。このように、本発
明のガスセンサ素子は焼成時に固体電解質体に亀裂が発
生せず、且つ黒化に対しても高い耐久性を備え、素子と
して優れた性能を有していることが分かる。
【0053】
【発明の効果】第1発明によれば、特に高温において焼
成する必要もなく、過度な粒成長をさせることなく、ア
ルミナの量比が極めて高いアルミナ質焼結体とすること
ができる。また、第6発明によれば、特定のアルミナ粉
末を使用することにより、第1発明のアルミナ質焼結体
を容易に製造することができる。更に、第11発明によ
れば、高温における耐久性等に優れたセラミックヒータ
とすることができる。また、第12発明によれば、電極
部との熱収縮の差異により固体電解質体に亀裂を生ずる
ことのないガスセンサ素子とすることができる。更に、
第16発明によれば、このような素子を備えることによ
り、耐久性に優れたガスセンサとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスセンサ素子の製造工程を説明する
解説図である。
【図2】本発明のガスセンサ素子の一例の横断面図であ
る。
【図3】本発明のガスセンサの横断面図である。
【図4】中央部から素子形状を有する10個の未焼成積
層体を切り出すためのグリーンシートの平面図である。
【図5】図4に示すグリーンシートを4枚積層する様子
を示す概略図である。
【符号の説明】
1;ガスセンサ素子、11a;第1基体、11b;第2
基体、111a;スルーホール、12;発熱抵抗体、1
21;発熱部、122;ヒータリード部、13;緩衝
層、14a;参照電極、141a;参照電極部、141
1a;参照電極外周線、14b;検知電極、141b;
検知電極部、1411b;検知電極外周線、15a;第
1固体電解質体、15b;第2固体電解質体、151;
本体層、152;周辺層、16a;第1絶縁層、16
b;第2絶縁層、162;上部絶縁層、17;多孔質
層、18a;第1保護層、18b第2保護層、2;ガス
センサ、21:主体金具、211;主体金具ねじ部、
3;グリーンシート、31;貫通孔、32;角孔。
フロントページの続き (72)発明者 野田 芳朗 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 柳 邦夫 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 畑中 祐作 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 粟野 真也 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA01 AA13 BA01 BA09 BB02 BB04 BE03 EA02 EA04 EA08 EA19 FE03 FE44 FE49 3K092 QA05 QB02 QB31 QB48 QB62 QB76 RF03 RF11 RF17 RF26 VV09 4G030 AA36 AA37 BA12 GA09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナの含有量が99.99質量%以
    上であることを特徴とするアルミナ質焼結体。
  2. 【請求項2】 純度99.99%以上のアルミナ粉末を
    使用し、1550℃以下の温度で焼成して得られる請求
    項1記載のアルミナ質焼結体。
  3. 【請求項3】 上記アルミナの含有量が99.996質
    量%以上である請求項1又は2に記載のアルミナ質焼結
    体。
  4. 【請求項4】 上記アルミナ質焼結体を構成するアルミ
    ナ粒子の平均粒径が3〜20μmである請求項1乃至3
    のうちのいずれか1項に記載のアルミナ質焼結体。
  5. 【請求項5】 密度が3.85g/cm3以上である請
    求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載のアルミナ質
    焼結体。
  6. 【請求項6】 アルミナ含有量が99.99%以上であ
    るアルミナ粉末と、有機バインダ及び有機溶剤とを樹脂
    製のポットの中に入れ、混合調合して調合材料を作る調
    合工程と、該調合材料を所望の形状の未焼結体に成形す
    る成形工程と、該未焼結体を1550℃以下の温度で焼
    成してアルミナ質焼結体を作る焼成工程と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか1項に
    記載のアルミナ質焼結体の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記アルミナ粉末に含まれる不純物の含
    有量が0.01質量%未満である請求項6記載のアルミ
    ナ質焼結体の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記アルミナ粉末の平均粒径が0.2〜
    1μmである請求項6又は7に記載のアルミナ質焼結体
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記調合工程において用いる玉石が樹脂
    製である請求項6乃至8のうちのいずれか1項に記載の
    アルミナ質焼結体の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記調合工程において用いる玉石がア
    ルミナ製であり、該玉石が99.9質量%のアルミナを
    含む請求項6乃至8のうちのいずれか1項に記載のアル
    ミナ質焼結体の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至5のうちのいずれか1項
    に記載のアルミナ質焼結体からなる絶縁体と、該絶縁体
    中に埋設されている発熱体と、からなることを特徴とす
    るセラミックヒータ。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至5のうちのいずれか1項
    に記載のアルミナ質焼結体からなる基板と、該基板に直
    接又は他部材を介して接して配設される固体電解質体
    と、を有するガスセンサ素子であって、該基板と該固体
    電解質体とは同時焼成により形成されることを特徴とす
    るガスセンサ素子。
  13. 【請求項13】 上記固体電解質体は、アルミナを10
    〜80内質量%含有する請求項12記載のガスセンサ素
    子。
  14. 【請求項14】 上記固体電解質体は、ジルコニア及び
    アルミナを主成分とする請求項12又は13に記載のガ
    スセンサ素子。
  15. 【請求項15】 上記基板は発熱体が埋設されている請
    求項12乃至14のうちのいずれか1項に記載のガスセ
    ンサ素子。
  16. 【請求項16】 請求項12乃至15のうちのいずれか
    1項に記載のガスセンサ素子を備えることを特徴とする
    ガスセンサ。
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