JP2014002805A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑えつつ、ディスクドライブのトレイにディスクが正常に載置されたか否かを検知することができるディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスクをディスクドライブのトレイに載置するキャリアを備えるディスク装置であって、キャリアは、トレイの上方でディスクを支持するディスク支持部と、当該ディスク支持部をディスクを支持する支持位置とディスクから離れた待機位置とに移動させる移動機構と、を備え、ディスク支持部は、トレイにディスクが載置されているとき、当該ディスクと接触して待機位置から支持位置への移動が阻止されるように設けられている。
【選択図】図58

Description

本発明は、ディスク(CDやDVDなどのディスク状の情報記憶媒体)をディスクドライブのトレイに載置するキャリアを備えるディスク装置に関する。
従来、この種のディスク装置として、例えば、特許文献1(特開2011−204311号公報)に記載された装置が知られている。特許文献1のディスク装置は、ディスクを吸着パッドにより吸着保持し、任意のディスクドライブのトレイに載置するように構成されている。
特開2011−204311号公報
特許文献1のディスク装置では、ディスクドライブのトレイにディスクが正常に載置されたか否かを検知することができない。
一方、ディスクの存在を検知する検知装置として、例えば、反射型のフォトインタラプタやU字型のフォトセンサが知られている。これらの検知装置を特許文献1のディスク装置に組み込むことで、ディスクドライブのトレイにディスクが正常に載置されたか否かを検知することができるとも考えられる。
しかしながら、これらの検知装置は、ディスクの厚み方向に発光素子と受光素子とを配置し、当該発光素子と受光素子との間にディスクを横切らせ、発光素子から受光素子へ照射された光が遮光されるか否かによりディスクの存在を検知するものである。一方、特許文献1のディスク装置においては、ディスクをトレイに載置する際、当該トレイの上方から当該トレイに向けて移動させる動作、すなわち、ディスクをディスクの厚み方向に移動させる動作が必要である。このため、発光素子又は受光素子を設けるスペースがないという課題がある。
前記課題を解決する方法として、例えば、発光素子又は受光素子を移動式にし、ディスクドライブのトレイにディスクが載置された後に、発光素子又は受光素子を移動させ、ディスクの存在を検知する方法も考えられる。
しかしながら、この方法では、発光素子又は受光素子を移動させるための機構が別途必要となるとともに、発光素子又は受光素子をディスクから退避させるスペースが必要になる。このため、ディスク装置が大型化することになる。
従って、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、装置の大型化を抑えつつ、ディスクドライブのトレイにディスクが正常に載置されたか否かを検知することができるディスク装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明によれば、ディスクをディスクドライブのトレイに載置するキャリアを備えるディスク装置であって、
前記キャリアは、
前記トレイの上方で前記ディスクを支持するディスク支持部と、
前記ディスク支持部を、前記ディスクを支持する支持位置と前記ディスクから離れた待機位置とに移動させる移動機構と、
前記ディスク支持部が前記支持位置に移動したか否かを検知する検知装置と、
を備え、
前記ディスク支持部は、前記トレイに前記ディスクが載置されているとき、当該ディスクと接触して前記待機位置から前記支持位置への移動が阻止されるように設けられている、ディスク装置を提供する。
本発明のディスク装置によれば、トレイにディスクが載置されているとき、ディスク支持部が当該ディスクと接触して支持位置への移動が阻止されるように設けられている。言い換えれば、本発明のディスク装置は、トレイにディスクが載置されているとき、ディスク支持部が支持位置に移動することができない一方、トレイにディスクが載置されていないとき、ディスク支持部が支持位置に移動することができるように構成されている。従って、ディスク支持部が支持位置に移動したか否かを検知装置が検知することにより、トレイにディスクが正常に載置されたか否かを検知することができる。
また、本発明のディスク装置によれば、ディスク支持部がトレイの上方でディスクを支持した状態で、移動機構がディスク支持部を支持位置から待機位置に移動させることにより、ディスクがトレイ上に落下し、ディスクをトレイに載置することができる。
また、本発明のディスク装置によれば、トレイにディスクを載置するために必要な部材であるディスク支持部を利用して、トレイにディスクが正常に載置されたか否かを検知するようにしているので、装置の大型化を抑えることができる。
本発明の実施形態に係るディスク装置の概略構成を示す斜視図である。 図1のディスク装置が備えるマガジンの斜視図である。 図2Aのマガジン分解斜視図である。 図1のディスク装置が備えるピッカーの斜視図である。 図3のピッカーが備える昇降台の駆動系の構成を示す平面図である。 図3のピッカーを斜め下方から見た斜視図である。 図3のピッカーが、複数のマガジンから選択されたマガジンの前方に移動した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出す様子を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジンからマガジントレイを引き出した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジントレイを複数のディスクドライブの近傍に搬送した状態を示す平面図である。 図3のピッカーがマガジントレイを複数のディスクドライブの近傍に搬送した状態を示す斜視図である。 図3のピッカーがマガジントレイを、図1のディスク装置が備えるリフターの上方に移動させた状態を示す斜視図である。 図1のディスク装置が備えるリフターのマガジントレイガイドを取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1のディスク装置が備えるリフターのマガジントレイガイドを取り外した状態を示す組立斜視図である。 図1のディスク装置が備えるキャリアの斜視図である。 図18のキャリアの一部拡大側面図である。 図18のキャリアが備えるディスクチャックユニットがマガジントレイの上方近傍まで下降された状態を示す斜視図である。 全てのディスクがディスクチャックユニットに支持された状態を示す斜視図である。 図21に示す状態から、ピッカーが装置前方に移動して、マガジントレイがディスクドライブの近傍から退避した状態を示す斜視図である。 図22に示す状態から、最下段のディスクドライブのトレイが排出された状態を示す斜視図である。 図23に示す状態から、ディスクチャックユニットが保持する複数枚のディスクがトレイの上方に位置するように、移動ベースが下降された状態を示す斜視図である。 最下部のディスクがトレイ上に載置された状態を示す斜視図である。 図25に示す状態から、トレイがディスクドライブ内に搬入された状態を示す斜視図である。 キャリアが最上段のディスクドライブのトレイにディスクを載置する様子を示す斜視図である。 キャリアが回収した複数枚のディスクをマガジントレイ内に収納した状態を示す斜視図である。 図18のキャリアが備えるディスクチャックユニットの分解斜視図であり、斜め上方から見た図である。 図18のキャリアが備えるディスクチャックユニットの分解斜視図であり、斜め下方から見た図である。 図29のディスクチャックユニットが備える2つのセパレータフックと2つのボトムフックの拡大斜視図である。 内周部に凹部が設けられたディスクを示す断面図である。 図29のディスクチャックユニットが備えるスピンドルヘッドをスピンドルシャフトの下端部にネジにより固定した状態を示す斜視図である。 図29のディスクチャックユニットが備えるスピンドルヘッドの斜視図である。 図29のディスクチャックユニットが備えるカムシャフトユニットの分解斜視図である。 図35のカムシャフトユニットが備える2つのカムプレートを斜め下方から見た斜視図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のセパレータフックの駆動ピンが一方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 一方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの上面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 他方のボトムフックの駆動ピンが他方のカムプレートの下面に形成されたカム溝を摺動する様子を示す図である。 図37A〜図40Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図37A〜図40Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図37A〜図40Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図37A〜図40Dに示す各フックが対応するカム溝を摺動する様子を、カムシャフトと各フックとの位置関係に着目して示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが複数枚のディスクから1枚のディスクを分離する様子を模式的に示す図である。 図18のキャリアが備える移動ベースの構成を示す斜視図である。 図18のキャリアが備えるディスク外周支持ユニットの構成を示す分解斜視図である。 図52のディスク外周支持ユニットが備えるトルクリミッターとねじりコイルばねと外周爪駆動ギヤとの取り付け状態を示す平面図である。 図52のディスク外周支持ユニットが備えるリンクレバーとトルクリミッターと外周爪駆動ギヤとの取り付け状態を示す一部拡大断面図である。 図18のキャリアが備えるディスクチャックユニットとディスク外周支持ユニットとディスクとの位置関係を示す斜視図である。 外周爪が待機位置に位置する状態を示す斜視図である。 外周爪が支持位置に位置する状態を示す斜視図である。 最下部のディスクが正常にトレイに載置された状態を示す拡大斜視図である。 最下部のディスクが他のディスクに密着して、トレイに載置されていない状態を示す拡大斜視図である。 外周爪と正常にトレイに載置されたディスクとの位置関係を示す側面図である。 最下部のディスクの分離のためにディスクチャックモータが駆動される前における、スイッチに関連する部品の状態を示す平面図である。 最下部のディスクが正常にトレイに載置された場合における、スイッチに関連する部品の状態を示す平面図である。 最下部のディスクが正常にトレイに載置された場合における、スイッチに関連する部品の状態を示す斜視図である。 最下部のディスクが他のディスクと密着し、正常にトレイに載置されない場合における、スイッチに関連する部品の状態を示す平面図である。 最下部のディスクが他のディスクと密着し、正常にトレイに載置されない場合における、スイッチに関連する部品の状態を示す斜視図である。
本発明の第1態様によれば、ディスクをディスクドライブのトレイに載置するキャリアを備えるディスク装置であって、
前記キャリアは、
前記トレイの上方で前記ディスクを支持するディスク支持部と、
前記ディスク支持部を、前記ディスクを支持する支持位置と前記ディスクから離れた待機位置とに移動させる移動機構と、
前記ディスク支持部が前記支持位置に移動したか否かを検知する検知装置と、
を備え、
前記ディスク支持部は、前記トレイに前記ディスクが載置されているとき、当該ディスクと接触して前記待機位置から前記支持位置への移動が阻止されるように設けられている、ディスク装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記キャリアは、前記移動機構を駆動する駆動源を備え、
前記検知装置は、前記移動機構が前記ディスク支持部を前記待機位置から前記支持位置に移動させるように前記移動機構が前記駆動源により駆動されたとき、前記ディスク支持部が前記支持位置に移動したか否かを検知する、第1態様に記載のディスク装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記ディスク支持部は、前記ディスクの外周部を支持するように構成されている、第1又は2態様に記載のディスク装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記キャリアは、複数枚のディスクを積層状態で保持し、任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で、前記保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、当該分離したディスクを前記トレイに載置するように構成されている、第1〜3態様のいずれか1つに記載のディスク装置を提供する
本発明の第5態様によれば、前記キャリアは、
前記複数枚のディスクの中心穴に挿入されるスピンドルユニットと、
前記複数枚のディスクのうち最下部のディスクの内周部を支持可能な内周支持部と、
を備え、
前記移動機構は、前記内周支持部を、前記スピンドルユニットの外側に位置する内周支持位置と前記スピンドルユニットの内側に位置する分離位置とに移動させるように構成されている、
第4態様に記載のディスク装置を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記キャリアは、ディスク分離部を備え、
前記ディスク分離部は、その上面が前記ディスク支持部の上面より略ディスク1枚分上方に位置するように設けられ、
前記移動機構は、
前記ディスク支持部を前記待機位置と前記支持位置と前記ディスクから退避する退避位置とに移動させるように構成され、
前記内周支持部が前記分離位置に移動した状態で前記ディスク支持部の前記支持位置への移動が阻止されずに前記ディスク支持部が前記支持位置に移動したとき、前記ディスク支持部を前記支持位置から前記退避位置に移動させるとともに、前記ディスク分離部を、前記最下部のディスクと接触して当該ディスクが前記トレイに載置されるように促すディスク分離位置に移動させる、
第5態様に記載のディスク装置を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記移動機構は、前記ディスクの厚み方向に延在するように設けられたシャフトを備え、
前記ディスク支持部と前記ディスク分離部とは、前記シャフトの周方向に位相が異なる位置において前記シャフトの外周面から突出するように設けられ、
前記移動機構は、前記シャフトを軸回りに正方向に回転させることにより、前記ディスク支持部を前記待機位置、前記支持位置、前記退避位置の順に移動させるように構成されている、第6態様に記載のディスク装置を提供する。
本発明の第8態様によれば、前記ディスク分離部は、前記ディスクに最初に接触する先端部から離れるに従い下方に厚みが厚くなるように構成されている、第6又は7態様に記載のディスク装置を提供する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の全ての図において、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
《実施形態》
図1は、本発明の実施形態に係るディスク装置の概略構成を示す斜視図である。なお、本実施形態においては、図1の左下側を「装置前方」といい、図1の右上側を「装置後方」という。
まず、図1を用いて、本実施形態に係るディスク装置の全体構成について説明する。
本実施形態に係るディスク装置は、2つのマガジンストッカー1,1を備えている。2つのマガジンストッカー1,1は、底シャーシ11上において、装置幅方向Yに互いに対向するように設けられている。なお、図1では、一方(手前側)のマガジンストッカー1の図示を省略している。また、図1では、マガジンストッカー1の天板及び仕切板の図示を省略している。
各マガジンストッカー1には、複数のマガジン2が収納されている。各マガジン2は、複数枚(例えば、12枚)のディスクを収納するマガジントレイ21を有している。2つのマガジンストッカー1,1の間には、複数のマガジン2の中から選択された1つのマガジン2からマガジントレイ21を引き出し、当該マガジントレイ21を保持するピッカー3が設けられている。
ピッカー3は、当該保持したマガジントレイ21を、装置後方に配置された複数のディスクドライブ4の近傍まで搬送するように構成されている。ピッカー3には、マガジントレイ21から複数枚のディスクを押し出すリフター5が一体的に設けられている。
ディスクドライブ4は、ディスクに対して情報の記録又は再生を行う装置である。また、ディスクドライブ4は、トレイを用いてディスクをローディングするトレイ方式のディスクドライブである。複数のディスクドライブ4は、装置高さ方向Zに積層され、装置後方において各マガジンストッカー1,1に隣接して配置されている。一方のマガジンストッカー1に隣接して積層配置された複数のディスクドライブ4と、他方のマガジンストッカー1に隣接して積層配置された複数のディスクドライブ4との間には、キャリア6が設けられている。
キャリア6は、リフター5により押し出された複数枚のディスクを積層状態で保持し、任意のディスクドライブ4から排出されたトレイ4a(図23参照)の上方で、前記保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、当該分離したディスクを前記トレイ4aに載置するように構成されている。
キャリア6及び複数のディスクドライブ4より更に装置後方には、電気回路及び電源7が設けられている。電気回路及び電源7には、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア6などの各装置の動作(モータ等)を制御する制御部が設けられている。当該制御部は、例えば、データを管理するホストコンピュータに接続されている。ホストコンピュータは、オペレータの指示に基づき、指定のマガジン2へのデータの書き込み又は読み出し等の動作を行うように制御部に指令を送る。制御部は、当該指令に従い、ピッカー3、ディスクドライブ4、キャリア6などの各装置の動作を制御する。
次に、前述した各装置及び各部品の構成についてより詳しく説明する。
マガジンストッカー1は、ピッカー3を摺動自在にガイドするガイドレール12に沿って設けられている。ガイドレール12は、装置奥行き方向Xに(マガジンストッカー1の長手方向)に延在するように設けられている。マガジンストッカー1の装置前方側の側面には、把手13が設けられている。把手13を引くことにより、マガジンストッカー1を装置前方に移動させることができる。各マガジンストッカー1は、装置幅方向Yから見て格子状に形成された仕切板(図示せず)を備えている。当該仕切板に囲まれたそれぞれの空間にマガジン2が収納されている。
マガジン2は、図2Aに示すように、マガジントレイ21と、マガジントレイ21を収納する略直方体形状のケース22とを備えている。ケース22の前面(一側面)には、図2Bに示すように、マガジントレイ21を挿抜可能な開口部22aが設けられている。
マガジントレイ21は、外形が平面視において略矩形状に形成されている。マガジントレイ21は、複数枚のディスク100を互いに密着して積層した状態で収納する。マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の背面側に位置する両コーナー部分には、カット部21a,21aが形成されている。また、マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の背面側に位置する側面21bは、カット部21a,21aを含む全体が円弧状に形成されている。
マガジントレイ21がケース22内に収納された際にケース22の前面側に位置する両コーナー部分には、切欠部21c,21cが形成されている。マガジントレイ21の幅方向において、切欠部21c,21cの内側には、後述する一対のフック35,35が係合する係合凹部21d,21dが形成されている。
マガジントレイ21には、複数枚のディスク100のそれぞれに設けられた中心穴100aに挿入され、各ディスク100の面方向の移動を規制する芯棒23が設けられている。この芯棒23により、各ディスク100の面方向の移動による各ディスク100の傷付きが防止される。芯棒23には、後述するディスクチャックユニット62のスピンドルヘッド67bが係合する係合部23aが設けられている。
芯棒23の近傍には、後述するリフター5の昇降ピン52aが挿入される孔21eが少なくとも1つ以上設けられている。本実施形態では、3つの孔21eが120度間隔で設けられている。また、3つの孔21eは、ディスク100が芯棒23に挿入されたとき、当該ディスク100の内周部の非記録再生領域と対向する位置に設けられている。
ピッカー3は、走行ベース31を備えている。走行ベース31の一方のマガジンストッカー1側には、図3に示すように、ガイドレール12を摺動自在に移動する台車31aが取り付けられている。また、走行ベース31の他方のマガジンストッカー1側には、図4に示すように、ローラ31bが取り付けられている。
走行ベース31には、図3に示すように、ピッカー3を装置奥行き方向Xに移動させる駆動力を発生させるピッカーモータ31cが設けられている。ピッカーモータ31cの駆動軸に圧入されたモータギヤ31iには、減速ギヤ31dが噛み合っている。減速ギヤ31dは、ピニオンギヤ31eと噛み合っている。ピニオンギヤ31eは、ガイドレール12に隣接して装置奥行き方向Xに延在するように設けられたラック14と噛み合っている。
ピッカーモータ31cが駆動されると、ピッカーモータ31cの駆動力がモータギヤ31i、減速ギヤ31dを介してピニオンギヤ31eに伝達され、ピニオンギヤ31eが回転する。ここで、ラック14は、底シャーシ11に固定されている。一方、走行ベース31は、底シャーシ11に固定されていない。このため、ピニオンギヤ31eが回転すると、ピニオンギヤ31eがラック14に沿って移動し、ピッカー3が装置奥行き方向Xに移動する。
ピッカーモータ31cには、例えば、ステッピングモータが用いられる。当該ピッカーモータ31cに所定のパルスを与えることにより、ピッカー3を所定のマガジン2の前に移動させることができる。
板金で形成された走行ベース31には、樹脂で形成されたピッカーベース31hが取り付けられている。ピッカーベース31hには、回転台32が、装置高さ方向Zに延在する回転軸32aを略中心として回転可能に設けられている。また、ピッカーベース31hには、回転台32を回転させる駆動力を発生させる回転台モータ31fが設けられている。回転台モータ31fの駆動軸に圧入されたモータギヤ31jには、図4に示すように、減速ギヤ31gが噛み合っている。減速ギヤ31gは、回転台32の外周部に設けられた回転台ギヤ32bと噛み合っている。回転台モータ31fが駆動されると、回転台モータ31fの駆動力がモータギヤ31j、減速ギヤ31gを介して回転台ギヤ32bに伝達され、回転台32が回転する。
回転台32には、装置高さ方向Zに延在し且つ互いに対向するように一対の昇降レール33,33が設けられている。一対の昇降レール33,33の間には、昇降台34が設けられている。また、回転台32には、昇降台34を昇降させる駆動力を発生させる昇降台モータ32cが設けられている。
昇降台モータ32cの駆動軸に圧入されたモータギヤ32kには、図4に示すように、リレーギヤ32dが噛み合っている。リレーギヤ32dには、連結シャフトギヤ32eが噛み合っている。連結シャフトギヤ32eの中心部には、連結シャフト32fが貫通している。連結シャフト32fの両端部には、ウォーム32g,32gが固定されている。各ウォーム32gは、リレーギヤ32hと噛みっている。各リレーギヤ32hは、リードスクリューギヤ32iと噛み合っている。各リードスクリューギヤ32iは、リードスクリュー32jに固定されている。各リードスクリュー32jは、昇降レール33に沿って装置高さ方向Zに延在するように設けられている。各リードスクリュー32jには、図3に示すように、昇降台34に設けられたナット34aが螺合している。
昇降台モータ32cが駆動されると、昇降台モータ32cの駆動力が、モータギヤ32k、リレーギヤ32d、連結シャフトギヤ32e、連結シャフト32f、ウォーム32g、リレーギヤ32h、リードスクリューギヤ32iを介してリードスクリュー32jに伝達され、リードスクリュー32jが回転する。これにより、昇降台34が一対の昇降レール33,33に沿って装置高さ方向Zに昇降する。
昇降台34には、図8に示すように、マガジントレイ21の係合凹部21dに係合可能な一対のフック35,35と、一対のフック35,35の開閉動作を行う機構を有すると共に前後へ移動させるチャック36とが設けられている。
また、昇降台34には、図5に示すように、チャックモータ34bが設けられている。チャックモータ34bの駆動軸に圧入されたモータギヤ34fには、減速ギヤ34cが噛み合っている。減速ギヤ34cは、リードスクリューギヤ34dに噛み合っている。リードスクリューギヤ34dは、リードスクリュー34eに固定されている。リードスクリュー34eは、一対の昇降レール33,33を結ぶ直線に対して直交する方向に延在するように設けられている。リードスクリュー34eには、チャック36に固定されたナット36aが螺合している。
チャックモータ34bが駆動されると、チャックモータ34bの駆動力が、モータギヤ34f、減速キヤ34c、リードスクリューギヤ34d、リードスクリュー34eを介してナット36aに伝達され、チャック36がリードスクリュー34eに沿って移動する。
また、チャック36は、一対のフック35,35の間隔を調整可能に構成されている。チャック36が一対のフック35,35の間隔を縮めることにより、一対のフック35,35をマガジントレイ21の係合凹部21d,21dに係合させることができる。一方、チャック36が一対のフック35,35の間隔を拡げることにより、一対のフック35,35とマガジントレイ21の係合凹部21d,21dとの係合状態を解除することができる。
一対の昇降レール33は、U字状のアングル37の両側面に取り付けられている。一対のリードスクリュー32jの上端部は、アングル37の上面に回動自在に取り付けられている。
ピッカーモータ31c、回転台モータ31f、昇降台モータ32c、及びチャックモータ34bは、FFC(フレキシブルフラットケーブル)114(図1参照)を介して電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
図6〜図12は、ピッカー3がマガジントレイ21をケース22から引き出す様子を示している。走行ベース31が装置奥行き方向Xに走行するとともに、昇降台34が一対の昇降レール33に沿って装置高さ方向Zに昇降することにより、図6に示すように、複数のマガジン2の中から選択された1つのマガジン2の前方までピッカー3が移動される。また、図7に示すように、チャック36が当該マガジン2の正面に向くように、回転台32が回転される。
その後、図8に示すように、チャック36が、マガジントレイ21に向けて前進し、図9に示すように、一対のフック35,35をマガジントレイ21の係合凹部21d,21dに係合させる。この状態で、チャック36がケース22から後退することで、マガジントレイ21がケース22から引き出される。
図10に示すように、チャック36が後退する(ケース22の前方に移動する)ことにより、マガジントレイ21のカット部21aがケース22の開口部22aを通過した後、回転台32が回転軸32aを略中心として時計回りに回転される。言い換えれば、図11に示すように、マガジントレイ21の側面21bの頂点21f(回転軸32aからの距離が最も離れた位置)から回転軸32aまでの距離L1が、ケース22の側面の前端部22bから回転軸32aまでの距離L2よりも小さくなったとき、回転台32が回転軸32aを略中心として時計回りに回転される。この回転台32の回転に伴い、マガジントレイ21が図11及び図12に示すように回転軸32aを略中心として回転する。その結果、図12に示すように、マガジントレイ21がケース22から完全に引き出される。
図12に示すように、ケース22から引き出されたマガジントレイ21は、ピッカー3の走行ベース31が装置後方へ走行することにより、図13及び図14に示すように、複数のディスクドライブ4の近傍に搬送される。その後、図15に示すように、ピッカー3のチャック36が前進し、リフター5上部のマガジントレイガイド51上の所定の位置にマガジントレイ21が載置される。なお、図14及び図15では、手前側のディスクドライブ4の図示を省略している。同様に、後述する図21〜図28についても、手前側のディスクドライブ4の図示を省略している。
図16は、リフター5のマガジントレイガイド51を取り外した状態を示す分解斜視図であり、図17は、その組立斜視図である。
図16及び図17に示すように、リフター5は、昇降プレート52と、回転カム53と、駆動ギヤ54と、リレーギヤ55と、リフターモータ56とを備えている。
昇降プレート52は、棒状部材の一例である昇降ピン52aと、カムピン52bとを備えている。本実施形態では、3つの昇降ピン52aと3つのカムピン52bが、それぞれ120度間隔で設けられている。
3つの昇降ピン52aは、図15に示すように、マガジントレイガイド51上の所定の位置にマガジントレイ21が載置された際に、図2Bに示すようにマガジントレイ21に設けられた3つの孔21eと一致する位置に設けられている。また、図14に示すように、マガジントレイガイド51には、3つの昇降ピン52aに対応する位置に3つの孔51aが設けられている。3つのカムピン52bは、リフター5の本体に設けられた3つのスリット5aに係合される。各スリット5aは、装置高さ方向Zに延在するように設けられている。
回転カム53の内周面には、3つのカムピン52bの先端部が摺動する斜面を有する3つのカム溝53aが設けられている。回転カム53の外周面には、カムギヤ53bが設けられている。カムギヤ53bは、駆動ギヤ54と噛み合っている。駆動ギヤ54は、リレーギヤ55と噛み合っている。リレーギヤ55は、リフターモータ56の駆動軸に圧入されたモータギヤ(図示せず)と噛み合っている。
リフターモータ56が駆動されると、リフターモータ56の駆動力が、モータギヤ(図示せず)、リレーギヤ55を介して駆動ギヤ54に伝達され、駆動ギヤ54が回転する。これにより、駆動ギヤ54とカムギヤ53bで噛み合う回転カム53が回転する。回転カム53が回転されると、3つのスリット5aで回転を規制される3つのカムピン52bの先端部が3つのカム溝53aの斜面を摺動し、昇降プレート52が装置高さ方向Zに昇降する。リフターモータ56は、FFC14(図1参照)を介して電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
図17に示すように、昇降プレート52が上昇すると、3つの昇降ピン52aがマガジントレイガイド51の3つの孔51a及びマガジントレイ21の3つの孔21eを通じてマガジントレイ21内に侵入する。この3つの昇降ピン52aの上昇により、マガジントレイ21から複数枚のディスク100が押し出される。3つの昇降ピン52aにより押し出された複数枚のディスク100は、キャリア6に保持される。
キャリア6は、図18に示すように、複数台(例えば、12台)のディスクドライブ4を収容するハウジング8に設けられている。キャリア6は、装置高さ方向Zに移動する移動ベース61と、移動ベース61に設けられたディスクチャックユニット62とを備えている。
移動ベース61は、図19に示すように、ブッシュ61aを介してボールネジ91に接続されるとともに、ガイド軸受け61bを介してガイドシャフト92に接続されている。ボールネジ91及びガイドシャフト92は、装置高さ方向Zに延在するように設けられている。
ボールネジ91の上端部には、図18に示すように、プーリ91aが取り付けられている。また、ハウジング8には、ボールネジ91を軸回りに回転させる駆動力を発生させるキャリアモータ93が設けられている。キャリアモータ93の駆動軸には、プーリ93aが取り付けられている。プーリ91aとプーリ93aには、ベルト94が架け回されている。
キャリアモータ93が駆動されると、キャリアモータ93の駆動力が、プーリ93a、ベルト94、プーリ91aを介してボールネジ91に伝達され、ボールネジ91が軸回りに回転する。このボールネジ91の回転により、移動ベース61が、ボールネジ91及びガイドシャフト92にガイドされて装置高さ方向Zに移動する。キャリアモータ93は、電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
ディスクチャックユニット62は、リフター5により押し出された複数枚のディスク100を保持し、当該保持した複数枚のディスク100を1枚ずつ分離するように構成されている。移動ベース61及びディスクチャックユニット62の詳細な構成については、後で詳しく説明する。
図15に示すようにリフター5の上部の所定の位置にマガジントレイ21が載置されると、図20に示すように、移動ベース61がマガジントレイ21の近傍まで下降される。これにより、ディスクチャックユニット62の先端部が、マガジントレイ21に設けられた芯棒23の係合部23a(図2B参照)に係合し、ディスクチャックユニット62と芯棒23とが同軸となる。この状態で、リフターモータ56が駆動されて、昇降プレート52が上昇する(図17参照)。
昇降プレート52が上昇すると、昇降ピン52aが、孔51a,21eを通じてマガジントレイ21内に侵入し、マガジントレイ21から複数枚のディスク100を押し出す。これにより、図21に示すように、ディスクチャックユニット62が複数枚のディスク100を保持する。
ディスクチャックユニット62が全てのディスク100を保持すると、移動ベース61が、ボールネジ91及びガイドシャフト92にガイドされて上昇する。これにより、ディスクチャックユニット62の先端部と芯棒23の係合部23a(図2B参照)との係合が解除される。その後、図22に示すように、ピッカー3が装置前方に移動して、マガジントレイ21がディスクドライブ4の近傍から退避される。その後、電気回路及び電源7の制御部の制御により、図23に示すように、ディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、図24に示すように、ディスクチャックユニット62が保持する複数枚のディスク100がトレイ4aの上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース61が下降される。その後、ディスクチャックユニット62により、最下部のディスク100が他のディスクから分離され、トレイ4a上に載置される。図25は、最下部のディスク100がトレイ4a上に載置された状態を示す斜視図である。
最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、ディスクチャックユニット62とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース61が上昇される。その後、図26に示すように、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブと対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される(図示せず)。その後、前記と同様にして、当該トレイ4aにディスク100が載置され、当該トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最下段(1段目)のディスクドライブ4へのローディング動作が完了する。このローディング動作を2段目以降も繰り返す。
図27は、最上段(例えば、6段目)のディスクドライブ4のトレイ4aにディスク100を載置する様子を示している。最上段のディスクドライブ4へのローディング動作が完了すると、全てのディスクドライブ4にディスク100が搬入され、各ディスクドライブ4のディスク100に対して記録又は再生可能となる。
なお、各ディスクドライブ4のディスク100の回収は、例えば、前記とは逆の順序で行えばよい。具体的には、以下の通りである。
まず、図27に示すように、最上段のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、当該トレイ4a上のディスク100の中心穴100aにディスクチャックユニット62が挿入され、ディスクチャックユニット62が当該ディスク100を保持する。
その後、ディスクチャックユニット62にディスク100を回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブと対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される(図示せず)。その後、前記と同様にして、当該トレイ4aのディスク100がディスクチャックユニット62に回収され、当該トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最上段(1段目)のディスクドライブ4のディスク回収動作が完了する。このディスク回収動作を最下段のディスクドライブ4内のディスク100を回収するまで繰り返す。
ディスクチャックユニット62が全てのディスク100を回収すると、移動ベース61が上昇される。その後、ピッカー3が装置後方に移動して、ディスクチャックユニット62の下方にマガジントレイ21がセットされる。
その後、移動ベース61が下降され、ディスクチャックユニット62の先端部が芯棒23の係合部23a(図2B参照)に係合し、ディスクチャックユニット62と芯棒23とが同軸となる。
その後、ディスクチャックユニット62に保持された全てのディスク100が、図28に示すように、マガジントレイ21内に押し出され、収納される。
その後、移動ベース61が上昇されて、ディスクチャックユニット62の先端部と芯棒23の係合部23aとの係合が解除される。
全てのディスク100を収納したマガジントレイ21は、ピッカー3によりマガジンストッカー1内に戻される。このマガジンストッカー1内へのマガジントレイ21の搬送は、例えば、図6〜図15を用いて説明した動作と逆の動作を行うことにより行われる。
次に、ディスクチャックユニット62の構成についてより詳細に説明する。
ディスクチャックユニット62は、図29及び図30に示すように、セパレータフック64A,64Bと、ボトムフック65A,65Bと、スピンドルユニット66と、カムシャフトユニット67とを備えている。
図31は、セパレータフック64A,64Bとボトムフック65A,65Bの拡大斜視図である。各フック64A〜65Bは、略レバーの形状に形成され、装置高さ方向Zに延在する回動軸64Aa〜65Ba及び駆動ピン64Ab〜65Bbと、装置高さ方向Zに対して交差する方向に突出する、内周支持部の一例である爪部64Ac〜65Bcとを備えている。
また、本実施形態において、ディスク100の内周部には、図32に示すように、凹部100bが設けられている。凹部100bは、ディスク100の内周部の上側角部を平面100baと斜面100bbを有するように切断した形状に形成されている。セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcの下面は、図31に示すように、外周側から内周側に向かうに従い下方向に厚さが厚くなるように斜面を有するように形成されている。また、各爪部64Ac〜65Bcの上面は、装置高さ方向Zに対して直交するように形成されている。
スピンドルユニット66は、図29及び図30に示すように、略円筒形状のスピンドルシャフト66aと、スピンドルシャフト66aの下方に設けられた略円錐台形状のスピンドルヘッド66bと、スピンドルシャフト66aの上端部に設けられたフランジ66cとを備えている。
スピンドルユニット66は、フランジ66cが移動プレート61に直接又は間接的に取り付けられることにより、移動ベース61と一体的に移動する。スピンドルシャフト66aの直径は、ディスク100の中心穴100aの直径よりも小さく設定されている。例えば、スピンドルシャフト66aの直径は14.5mmであり、ディスク100の中心穴100aの直径は15mmである。
スピンドルヘッド66bは、図33に示すように、スピンドルシャフト66aの下端部にネジ66dにより固定される。スピンドルヘッド66bとスピンドルシャフト66aとの間には、4つの開口部66eが形成されている。これらの開口部66eを通じて各フック64A〜65Bの爪部64Ac〜65Bcが進退移動可能に構成されている。
スピンドルヘッド66bには、図34に示すように、4つの回動軸穴66baが設けられている。また、スピンドルシャフト66aには、図33に示すように、回動軸穴66baと対向する位置に回動軸穴66aaが設けられている。各フック64A〜65Bは、それぞれ対応する回動軸穴66aa,66baに回動軸64Aa〜65Baが挿入されることにより、回動自在に保持される。また、各フック64A〜65Bは、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcの上面がボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcの上面よりも略ディスク1枚分、上方に位置するようにそれぞれ保持される。さらに、セパレータフック64Aとセパレータフック64Bとは、スピンドルユニット66の周方向に180度位相をずらした位置で保持され、ボトムフック65Aとボトムフック65Bとは、スピンドルユニット66の周方向に180度位相をずらした位置で保持される。
カムシャフトユニット67は、図35に示すように、略円筒状のカムシャフト67aと、カムシャフト67aの上端部に設けられたカムギヤ67bと、カムシャフト67aの下端部に設けられたカムプレート68A,68Bとを備えている。
カムギヤ67bの中心部には、回動軸穴67baが設けられている。回動軸穴67baには、移動ベース61に設けられた回動軸(図示せず)が挿入される。カムギヤ67bは、図18に示すように、リレーギヤ70と噛み合っている。リレーギヤ70は、例えば2つのギヤで構成され、移動ベース61に回動自在に設けられている。また、リレーギヤ70は、図18又は図19に示すように、移動ベース61に設けられたディスクチャックモータ71の駆動軸に圧入されたモータギヤ71aと噛み合っている。
ディスクチャックモータ71が駆動されると、ディスクチャックモータ71の駆動力が、モータギヤ71a、リレーギヤ70、カムギヤ67bを介してカムシャフト67aに伝達され、カムシャフト67aが回動する。ディスクチャックモータ71は、電気回路及び電源7の制御部と接続され、当該制御部により駆動を制御される。
カムシャフト67aの下端部には、図35に示すように、カムプレート68Aと係合する係合部67aaと、カムプレート68Bと係合する係合部67abとが設けられている。係合部67aa,67abは、それぞれ断面D形状に形成されている。
カムプレート68Aの中央部には、D形状の回動軸穴68Aaが設けられている。カムプレート68Aは、回動軸穴68Aaにカムシャフト67aの係合部67aaが係合することで、カムシャフト67aと一体的に回動可能に構成されている。
カムプレート68Bの上面中央部には、D形状の回動軸穴68Baが設けられている。カムプレート68Bは、回動軸穴68Baにカムシャフト67aの係合部67abが係合することで、カムシャフト67aと一体的に回動可能に構成されている。
また、カムプレート68Bの下面中央部には、回動軸68Bbが設けられている。回動軸68Bbは、図29に示すようにスピンドルシャフト66aの下端部に設けられた回動軸受け66abに挿入される。
カムプレート68Aの上面には、カムシャフト67aが回動する際、セパレータフック64Aの駆動ピン64Abが摺動するカム溝68Ab(図35参照)が設けられている。図37A〜図37Dは、セパレータフック64Aの駆動ピン64Abがカム溝68Abを摺動する様子を示している。
カムプレート68Aの下面には、カムシャフト67aが回動する際、セパレータフック64Bの駆動ピン64Bbが摺動するカム溝68Ac(図36参照)が設けられている。図38A〜図38Dは、セパレータフック64Bの駆動ピン64Bbがカム溝68Acを摺動する様子を示している。カム溝68Acは、カム溝68Abと鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット66の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
カムプレート68Bの上面には、カムシャフト67aが回動する際、ボトムフック65Bの駆動ピン65Bbが摺動するカム溝68Bc(図35参照)が設けられている。図39A〜図39Dは、ボトムフック65Bの駆動ピン65Bbがカム溝68Bcを摺動する様子を示している。
カムプレート68Bの下面には、カムシャフト67aが回動する際、ボトムフック65Aの駆動ピン65Abが摺動するカム溝68Bd(図36参照)が設けられている。図40A〜図40Dは、ボトムフック65Aの駆動ピン65Abがカム溝68Bdを摺動する様子を示している。カム溝68Bdは、カム溝68Bcと鏡面対称の形状を有し、スピンドルユニット66の周方向に180度位相をずらした位置に設けられている。
図41A〜図41Dは、カムシャフト67aと4つのフック64A〜65Bとの位置関係に着目して示す図である。
セパレータフック64Aとセパレータフック64Bとは、カムシャフト67aの回動に伴い、それらの爪部64Ac,64Bcが、スピンドルシャフト66aの内側の位置(図41A及び図41B参照)と、スピンドルシャフト66aの外側の位置(図41C参照)と、スピンドルシャフト66aの更に外側の位置(図41D参照)に位置するように移動する。なお、セパレータフック64A,64Bには、回動範囲を規制するためにストッパー64Ad,64Bdが設けられている。
以下、全てのフック64A〜65Bがスピンドルシャフト66aの内側に位置する図41Aに示す位置を収納位置という。また、ボトムフック65A,65Bのみがスピンドルシャフト66aの外側に位置する図41Bに示す位置を支持位置という。また、全てのフック64A〜65Bがスピンドルシャフト66aの外側に位置する図41Cに示す位置を切換位置という。また、セパレータフック64A,64Bがスピンドルシャフト66aの更に外側に位置し、ボトムフック65A,65Bがスピンドルシャフト66aの内側に位置する図41Dに示す位置を分離位置という。
次に、図42〜図50を用いて、キャリア6が複数枚のディスクから1枚のディスクを分離して、当該分離したディスクをディスクドライブ4のトレイ4aに載置する動作について説明する。なお、図42〜図50では、説明の便宜上、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Adとボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcとが同一断面上にあるものとして図示している。また、ここでは、昇降ピン52aが複数枚のディスク100をマガジントレイ21から押し出した状態から説明を開始する。
昇降ピン52aが複数枚のディスク100を押し出すと、図42に示すように、複数枚のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット66が挿入される。このとき、各フック64A〜65Bは、収納位置(図41A参照)に位置する。
図43に示すように、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcが複数枚のディスクのうち最下部に位置するディスクより下方に位置するまで昇降ピン52aが複数枚のディスク100を押し出すと、ディスクチャックモータ71(図19参照)が駆動され、カムシャフト67aが軸回りに正方向に回転する。これにより、図44に示すように、各フック64A〜65Bが収納位置(図41A参照)から支持位置(図41B参照)に移動する。
その後、移動ベース61が上昇され、図45に示すように、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcの上面が最下部のディスク100の内周部に接触して全てのディスク100を支持する。また、このとき、スピンドルヘッド66bと芯棒23の係合部23a(図2B参照)との係合が解除される。
その後、ディスクチャックモータ71(図19参照)が更に駆動され、カムシャフト67aが更に正方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが、支持位置(図41B参照)から切換位置(図41C参照)に移動し、図46に示すように、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcが、最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。
その後、ピッカー3が装置前方に移動して、マガジントレイ21がディスクドライブ4の近傍から退避される(図22参照)。その後、ディスクドライブ4のトレイ4aが排出される(図23参照)。
その後、スピンドルユニット66に保持された複数枚のディスク100がトレイ4aの上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース61が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ71が更に駆動され、カムシャフト67aが更に正方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが、切換位置(図41C参照)から分離位置(図41D参照)に移動し、図47に示すように、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcが、スピンドルシャフト66aの内側の位置に移動する。その結果、図48に示すように、最下部のディスク100が、自重により落下し、トレイ4a上に載置される。また、このとき、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcの下面に形成された斜面が、最下部のディスク100を下方に押圧し、当該ディスク100が自重で落下するのを補助するように機能する。また、このとき、セパレータフック64A,64Bがスピンドルシャフト66aの更に外側へと突出し、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcの上面が、残りのディスクのうちの最下部のディスク100の内周部に接触して残りのディスク100を支持する。
最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、スピンドルユニット66とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース61が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブと対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される(図示せず)。
その後、ディスクチャックモータ71が逆駆動され、カムシャフト67aが逆方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが、分離位置(図41D参照)から切換位置(図41C参照)に移動し、図49に示すように、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcが、スピンドルシャフト66aの外側の位置に移動する。
その後、ディスクチャックモータ71が更に逆駆動され、カムシャフト67aが更に逆方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが、切換位置(図41C参照)から支持位置(図41B参照)に移動し、図50に示すように、セパレータ64A,64Bの爪部64Ac,64Bcが、スピンドルシャフト66aの内側の位置に移動する。その結果、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcの上面で支持されていた残りのディスク100が、自重により落下し、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcの上面で支持される。
その後、ディスクチャックモータ71が駆動され、カムシャフト67aが正方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが、支持位置(図41B参照)から切換位置(図41C参照)に移動し、図46に示すように、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcが、最下部のディスク100の凹部100bに挿入される。
その後、スピンドルユニット66に保持された複数枚のディスク100が前記排出されたトレイ4aの上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース61が下降される。この状態で、ディスクチャックモータ71が更に駆動され、カムシャフト67aが更に正方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが、切換位置(図41C参照)から分離位置(図41D参照)に移動し、図47に示すように、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcが、スピンドルシャフト66aの内側の位置に移動する。その結果、図48に示すように、最下部のディスク100が、自重により落下し、トレイ4a上に載置される。また、このとき、セパレータフック64A,64Bがスピンドルシャフト66aの更に外側へと突出し、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcの下面に形成された斜面が、最下部のディスク100を下方向に押圧し、当該ディスク100が自重で落下するのを補助するように機能する。また、このとき、セパレータフック64A,64Bの爪部64Ac,64Bcの上面が、残りのディスクのうち最下部のディスクの内周部に接触して残りのディスク100を支持する。
最下部のディスク100がトレイ4a上に載置されると、スピンドルユニット66とトレイ4aとが接触しないように、移動ベース61が上昇される。その後、トレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最下段(1段目)のディスクドライブ4へのローディング動作が完了する。このローディング動作を2段目以降も繰り返す。
最上段のディスクドライブ4へのローディング動作が完了すると、全てのディスクドライブ4にディスク100が搬入され、各ディスクドライブ4のディスク100に対して記録又は再生可能となる。
次に、キャリア6が各ディスクドライブ4からディスク100を回収する動作について説明する。
まず、最上段のディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、移動ベース61が下降され、当該トレイ4a上のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット66が挿入される。このとき、各フック64A〜65Bは、収納位置(図41A参照)にある。
ディスク100がボトムフック65A,65Bの上方に位置するまで、移動ベース61が下降すると、ディスクチャックモータ71(図19参照)が駆動され、カムシャフト67aが正方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが収納位置(図41A参照)から支持位置(図41B参照)に移動する。
その後、移動ベース61が上昇され、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcの上面がディスク100の内周部に接触して当該ディスク100を保持する。これにより、トレイ4a上のディスク100が回収される。
その後、ディスク100が回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。この後又はこれと同時に、当該ディスクドライブ4と対向するディスクドライブ4のトレイ4aが排出される。
その後、スピンドルユニット66に保持されたディスクが前記排出されたトレイ4a上のディスク100の上方(例えば、直上)に位置するように、移動ベース61が下降される。
その後、ディスクチャックモータ71(図19参照)が逆駆動され、カムシャフト67aが逆方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが支持位置(図41B参照)から収納位置(図41A参照)に移動する。これにより、スピンドルユニット66に保持されたディスク100が自重により落下し、前記排出されたトレイ4a上のディスク100の上に積層される。
その後、移動ベース61が下降され、前記排出されたトレイ4a上の2枚のディスク100の中心穴100aにスピンドルユニット66が挿入される。
2枚のディスク100がボトムフック65A,65Bの上方に位置するまで、移動ベース61が下降すると、ディスクチャックモータ71(図19参照)が駆動され、カムシャフト67aが正方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが収納位置(図41A参照)から支持位置(図41B参照)に移動する。
その後、移動ベース61が上昇され、ボトムフック65A,65Bの爪部65Ac,65Bcの上面が最下部のディスク100の内周部に接触して全てのディスク100を支持する。
その後、ディスク100が回収されたトレイ4aがディスクドライブ4内に搬入される。これにより、最上段(1段目)のディスクドライブ4のディスク回収動作が完了する。このディスク回収動作を最下段のディスクドライブ4内のディスク100を回収するまで繰り返す。
スピンドルユニット66が全てのディスク100を回収すると、移動ベース61が上昇される。その後、ピッカー3が装置後方に移動して、スピンドルユニット66の下方にマガジントレイ21がセットされる。
その後、移動ベース61が下降され、スピンドルヘッド66b(図33参照)が芯棒23の係合部23a(図2B参照)に係合し、スピンドルヘッド66bと芯棒23とが同軸となる。
その後、ディスクチャックモータ71(図19参照)が逆駆動され、カムシャフト67aが逆方向に回転する。これにより、各フック64A〜65Bが支持位置(図41B参照)から収納位置(図41A参照)に移動する。これにより、スピンドルユニット66に保持された全てのディスク100が、スピンドルヘッド66b及び芯棒23に沿って、自重により落下し、マガジントレイ21内に収納される。
次に、移動ベース61の構成についてより詳しく説明する。
移動ベース61には、図51に示すように、2つのディスク外周支持ユニット80が設けられている。各ディスク外周支持ユニット80は、図52に示すように、カムギヤ81と、リンクレバー82と、トルクリミッター83と、ねじりコイルばね84と、外周爪駆動ギヤ85と、シャフト86とを備えている。
カムギヤ81の中心部には、回動軸穴81aが設けられている。回動軸穴81aには、移動ベース61に設けられた回動軸61dが挿入されている。カムギヤ81は、図51に示すように、カムギヤ67bと噛み合っている。これにより、ディスクチャックモータ71が駆動されてカムギヤ67bが回転するとき、各カムギヤ81も回転する。
カムギヤ81の裏面には、図52に示すように、カム溝81bが設けられている。カム溝81bには、リンクレバー82の一端部に設けられたピン部82aが係合している。ピン部82aは、カムギヤ81が回転するとき、カム溝81bに沿って移動する。リンクレバー82の他端部には、溝部82bが設けられている。溝部82bには、トルクリミッター83に設けられたピン部83aが係合している。トルクリミッター83には、ねじりコイルばね84と外周爪駆動ギヤ85が取り付けられている。
図53は、トルクリミッター83とねじりコイルばね84と外周爪駆動ギヤ85との取り付け状態を示す平面図である。図54は、リンクレバー82とトルクリミッター83と外周爪駆動ギヤ85との取り付け状態を示す一部拡大断面図である。
図53及び図54に示すように、トルクリミッター83の中央部には、円筒部83bが上方に突出するように設けられている。円筒部83bの上部には、図54に示すように、円筒部83bの内側に挿入されるギヤ軸87の上部と係合する係合部83cが設けられている。係合部83cがギヤ軸87の上部と係合することにより、トルクリミッター83は、ギヤ軸87を中心として回転可能となっている。
外周爪駆動ギヤ85の中心部には、図52に示すように、ギヤ軸穴85aが設けられている。外周爪駆動ギヤ85は、図54に示すように、ギヤ軸穴85aにギヤ軸87が挿入されることにより、ギヤ軸87を中心として回転可能となっている。
ねじりコイルばね84は、図53に示すように、円筒部83bの周囲に巻回され、一端部84aがトルクリミッター83と係合し、他端部84bが外周爪駆動ギヤ85と係合するように設けられている。このねじりコイルばね84により、トルクリミッター83は、外周爪駆動ギヤ85に対して一定回転方向に付勢されている。
トルクリミッター83には、当接リブ83dが上方に突出するように設けられている。当接リブ83dは、トルクリミッター83がギヤ軸87を中心として回転するとき、図51に示す検知装置の一例であるスイッチ88に接触して、スイッチ88のオンオフ状態を切り替えられるように設けられている。スイッチ88は、移動ベース61の上面に設けられたプリント基板89に設けられている。スイッチ88のオンオフ状態の情報は、プリント基板89を介して、電気回路及び電源7の制御部に伝達される。スイッチ88のオンオフに関連する動作については、後で詳しく説明する。
外周爪駆動ギヤ85の外周面の一部には、ギヤ部85bが設けられている。このギヤ部85bは、図55に示すように、シャフト86の上部に設けられたギヤ部86aと噛み合い可能に構成されている。なお、図55は、ディスクチャックユニット62とディスク外周支持ユニット80とディスク100との位置関係を示す斜視図である。
シャフト86は、図56及び図57に示すように、移動ベース61に対して、ディスクの厚み方向に延在し、且つ、シャフト86の軸回りに回転可能に設けられている。シャフト86の下部には、ディスク支持部の一例である外周爪86bがシャフト86の外周面から突出するように設けられている。
外周爪86bは、シャフト86が軸回りに矢印A1方向(正方向ともいう)に回転することにより、図56に示すようにディスク100から離れた待機位置から、図57に示すように最下部のディスク100を支持する支持位置へ移動するように設けられている。また、外周爪86bは、シャフト86が軸回りに更に矢印A1方向に回転することにより、支持位置(図57参照)から、ディスク100から退避した退避位置(図示せず)へ移動するように設けられている。
図58は、最下部のディスク100が正常にトレイ4aに載置された状態を示す拡大斜視図である。図59は、最下部のディスク100が他のディスクに密着して、トレイ4aに載置されていない状態を示す拡大斜視図である。図60は、外周爪86bと正常にトレイ4aに載置されたディスク100との位置関係を示す側面図である。なお、図60の2点破線は、最下部のディスク100が他のディスクに密着しているときの最下部のディスク100の位置を示している。
図59に示すように、トレイ4aには、外周爪86bと接触しないように切欠部4aaが設けられている。図59の状態では、外周爪86bは、待機位置(図56参照)から支持位置(図57参照)に移動することができる。一方、図58及び図60に示すように、トレイ4aにディスク100が載置されている状態では、外周爪86bは、ディスク100と接触して、待機位置(図56参照)から支持位置(図57参照)への移動が阻止されるように構成されている。本実施形態では、外周爪86bは、ディスクの厚み方向に長く形成されている。
また、シャフト86には、ディスク分離部の一例であるディスク分離爪86cがシャフト86の外周面から突出するように設けられている。ディスク分離爪86cと外周爪86bとは、シャフト86の周方向に位相が異なる位置に設けられている。ディスク分離爪86cは、その上面が外周爪86bの上面より略ディスク1枚分、上方に位置するように設けられている。
ディスク分離爪86cは、外周爪86bが支持位置(図57参照)から退避位置(図示せず)に移動するとき、トレイ4aの上方で保持された複数枚のディスクのうちの最下部のディスク100に接触して、当該ディスク100がトレイ4aに載置されるように促すように設けられている。これにより、最下部のディスク100が静電気等により他のディスクと密着しているときに、当該最下部のディスク100をディスク分離爪86cにより他のディスクから分離させて、正常にトレイ4aに載置することができる。
本実施形態において、ディスク分離爪86cは、図58及び図59に示すように、最下部のディスク100に最初に接触する先端部から離れるに従い下方に厚みが厚くなるように構成されている。これにより、ディスク分離爪86cは、より確実に、最下部のディスク100のみを他のディスクから分離してトレイ4aに載置することができる。
次に、ディスク100がトレイ4aに正常に載置されているか否かを検知する動作について説明する。ここでは、図24に示すように、ディスクチャックユニット62が保持する複数枚のディスク100がトレイ4aの上方に位置するように、移動ベース61が下降された状態から説明を始める。
図24に示す位置まで移動ベース61が下降すると、ディスクチャックモータ71(図19参照)が駆動され、ディスクチャックモータ71の駆動力が、モータギヤ71a、リレーギヤ70を介してカムギヤ67bに伝達され、カムギヤ67bが回転する。このカムギヤ67bの回転により、カムシャフト67a(図29参照)が正方向に回転するとともに、各カムギヤ81が図61に示す矢印A2方向に回転する。
カムシャフト67aが正方向に回転すると、各フック64A〜65Bが内周支持位置(図41B参照)から分離位置(図41D参照)まで移動する。ここで、正常であれば、複数枚のディスクから最下部のディスク100が分離されトレイ4aに載置されるのであるが、当該最下部のディスク100が静電気等により他のディスクと密着し分離されないことが起こり得る。
図62A及び図62Bは、最下部のディスク100が正常にトレイ4aに載置された場合における、スイッチ88に関連する部品の状態を示す図である。図63A及び図63Bは、最下部のディスク100が他のディスクと密着し、正常にトレイ4aに載置されない場合における、スイッチ88に関連する部品の状態を示す平面図である。
カムギヤ81が矢印A2方向(図61A参照)に回転すると、リンクレバー82のピン部82aがカム溝81bに沿って移動する。この移動により、リンクレバー82の溝部82bとピン部83aで係合するトルクリミッター83が、図62A〜図63Bに示すように、矢印A3方向に回転する。これにより、トルクリミッター82にねじりコイルばね84を介して接続される外周爪駆動ギヤ85が矢印A3方向に回転し、外周爪駆動ギヤ85のギヤ部85bがシャフト86のギヤ部86aと噛み合い、シャフト86が軸回りに回転する。このシャフト86の回転により、外周爪86bは、待機位置(図56参照)から支持位置(図57参照)に向けて移動しようとする。
ここで、最下部のディスク100が正常にトレイ4aに載置されているとき、外周爪86bは、図62Bに示すように、トレイ4aに載置されたディスク100と接触して、待機位置(図56参照)から支持位置(図57参照)への移動が阻止される。その結果、外周爪駆動ギヤ85が、ねじりコイルばね84の弾性力に抗して、矢印A3方向の回転を停止する。このため、図62Aに示すように、当接リブ83dとスイッチ88とが接触せず、スイッチ88のオフ(又はオン)状態が維持される。
一方、最下部のディスク100が正常にトレイ4aに載置されていないとき、外周爪86bは、図63Bに示すように、待機位置(図56参照)から支持位置(図57参照)に移動することができる。その結果、外周爪駆動ギヤ85が矢印A3方向の回転を継続して、当接リブ83dがスイッチ88と接触し、スイッチ88のオンオフ状態が切り替わる。従って、スイッチ88のオンオフ状態に基づいて、外周爪86bが支持位置(図57参照)に移動したか否かを検知し、最下部のディスク100が正常にトレイ4aに載置されているか否かを検知することができる。
スイッチ88のオンオフ状態が切り替わると、外周爪駆動ギヤ85の矢印A3方向の回転が継続され、外周爪86bが支持位置(図57参照)から退避位置(図示せず)に移動する。このとき、ディスク分離爪86cが他のディスクと密着した最下部のディスク100に接触し、当該最下部のディスク100が他のディスクから分離され、トレイ4aに載置される。
本実施形態に係るディスク装置によれば、トレイ4aにディスク100が載置されているとき、外周爪86bが当該ディスクと接触して支持位置(図57参照)への移動が阻止されるように設けられている。言い換えれば、本実施形態に係るディスク装置は、トレイ4aにディスク100が載置されているとき、外周爪86bが支持位置(図57参照)に移動することができない一方、トレイ4aにディスク100が載置されていないとき、外周爪86bが支持位置(図57参照)に移動することができるように構成されている。従って、外周爪86bが支持位置(図57参照)に移動したか否かをスイッチ88がオンオフ状態に基づいて検知することにより、トレイ4aにディスク100が正常に載置されたか否かを検知することができる。
また、本実施形態に係るディスク装置によれば、外周爪86bがトレイ4aの上方でディスク100を支持した状態で、外周爪86bが支持位置(図57参照)から待機位置(図56参照)に移動されることにより、ディスク100がトレイ4a上に落下し、ディスク100をトレイ4aに載置することができる。
また、本実施形態に係るディスク装置によれば、トレイ4aにディスク100を載置するために必要な部材である外周爪86bを利用して、トレイ4aにディスク100が正常に載置されたか否かを検知するようにしているので、装置の大型化を抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、複数枚のディスクを保持するようにキャリア6を構成したが、本発明はこれに限定されない。キャリア6は、1枚のディスク100のみ保持するように構成されてもよい。この場合、ディスクチャックユニット62をなくすことができる。すなわち、外周爪86bのみで複数枚のディスクを保持する構成とした場合、外周爪86bを支持位置(図57参照)から待機位置(図56参照)に移動させるだけでは、複数枚のディスクから1枚のディスク100を分離することは困難である。このため、前記実施形態では、ディスクチャックユニット62を設けている。これに対し、キャリア6が保持するディスク100が1枚のみである場合には、外周爪86bを支持位置(図57参照)から待機位置(図56参照)に移動させるだけで、ディスク100をトレイ4aに載置することが可能である。従って、ディスクチャックユニット62をなくすことができる。
また、前記では、トレイ4aの上方でディスク100を支持するディスク支持部の一例として外周爪86bを挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、外周爪86bと同様の機能(ディスクの支持及びトレイに載置されたディスクの検知)を有する部材をディスク100の内周部を支持するように設けてもよい。
なお、本実施形態では、ディスクチャックモータ71と、リレーギヤ71と、カムシャフトユニット66と、スピンドルユニット67と、カムギヤ81と、リンクレバー82と、トルクリミッター83と、ねじりコイルばね84と、外周爪駆動ギヤ85と、シャフト86と、ギヤ軸87とにより、外周爪86b及び爪部64Ac〜65Bcを所定の位置に移動させる移動機構が構成されている。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明にかかるディスク装置は、装置の大型化を抑えつつ、ディスクドライブのトレイにディスクが正常に載置されたか否かを検知することができるので、特に、複数枚のディスクを複数のディスクドライブに供給するディスク装置に有用である。
1 マガジンストッカー
11 底シャーシ
12 ガイドレール
13 把手
14 ラック
2 マガジン
21 マガジントレイ
21a カット部
21b 側面
21c 切欠部
21d 係合凹部
21e 孔
22 ケース
22a 開口部
23 芯棒
23a 係合部
3 ピッカー
31 走行ベース
31a 台車
31b ローラ
31c ピッカーモータ
31d 減速ギヤ
31e ピニオンギヤ
31f 回転台モータ
31g 減速ギヤ
31h ピッカーベース
31i モータギヤ
31j モータギヤ
32 回転台
32a 回転軸
32b 回転台ギヤ
32c 昇降台モータ
32d リレーギヤ
32e 連結シャフトギヤ
32f 連結シャフト
32g ウォーム
32h リレーギヤ
32i リードスクリューギヤ
32j リードスクリュー
33 昇降レール
34 昇降台
34a ナット
34b チャックモータ
34c 減速ギヤ
34d リードスクリューギヤ
34e リードスクリュー
34f モータギヤ
35 フック
36 チャック
37 アングル
4 ディスクドライブ
4a トレイ
5 リフター
5a スリット
51 マガジントレイガイド
51a 孔
52 昇降プレート
52a 昇降ピン(棒状部材)
52b カムピン
53 回転カム
53a カム溝
54 駆動ギヤ
55 リレーギヤ
56 リフターモータ
6 キャリア
61 移動ベース
61a ブッシュ
61b ガイド軸受け
61c ガイド穴
62 ディスクチャックユニット
64A,64B セパレータフック
64Aa,64Ba 回動軸
64Ab,64Bb 駆動ピン
64Ac,64Bc 爪部
64Ad,64Bd ストッパー
65A,65B ボトムフック(内周支持部)
65Aa,65Ba 回動軸
65Ab,65Bb 駆動ピン
65Ac,65Bc 爪部
65Ad,65Bd ストッパー
66 スピンドルユニット
66a スピンドルシャフト
66aa 回動軸穴
66ab 回動軸受け
66b スピンドルヘッド
66ba 回動軸穴
66c フランジ
66d ネジ
67 カムシャフトユニット
67a カムシャフト
67aa,67ab 係合部
67b カムギヤ
67ba 回動軸穴
68A,68B カムプレート
68Aa,68Ba 回動軸穴
68Ab,68Ac カム溝
68Bb 回動軸
68Bc,68Bd カム溝
7 電気回路及び電源
70 リレーギヤ
71 ディスクチャックモータ
71a モータギヤ
8 ハウジング
80 ディスク外周支持ユニット
81 カムギヤ
81a 回動軸穴
81b カム溝
82 リンクレバー
82a ピン部
82b 溝部
83 トルクリミッター
83a ピン部
83b 円筒部
83c 係合部
83d 当接リブ
84 ねじりコイルばね
84a 一端部
84b 他端部
85 外周爪駆動ギヤ
85a ギヤ軸穴
85b ギヤ部
86 シャフト
86a ギヤ部
86b 外周爪(ディスク支持部)
86c ディスク分離爪(ディスク分離部)
87 ギヤ軸
88 スイッチ(検知装置)
89 プリント基板
91 ボールネジ
91a プーリ
92 ガイドシャフト
93 キャリアモータ
93a プーリ
94 ベルト
100 ディスク
100a 中心穴
100b 凹部

Claims (8)

  1. ディスクをディスクドライブのトレイに載置するキャリアを備えるディスク装置であって、
    前記キャリアは、
    前記トレイの上方で前記ディスクを支持するディスク支持部と、
    前記ディスク支持部を、前記ディスクを支持する支持位置と前記ディスクから離れた待機位置とに移動させる移動機構と、
    前記ディスク支持部が前記支持位置に移動したか否かを検知する検知装置と、
    を備え、
    前記ディスク支持部は、前記トレイに前記ディスクが載置されているとき、当該ディスクと接触して前記待機位置から前記支持位置への移動が阻止されるように設けられている、
    ディスク装置。
  2. 前記キャリアは、前記移動機構を駆動する駆動源を備え、
    前記検知装置は、前記移動機構が前記ディスク支持部を前記待機位置から前記支持位置に移動させるように前記移動機構が前記駆動源により駆動されたとき、前記ディスク支持部が前記支持位置に移動したか否かを検知する、請求項1に記載のディスク装置。
  3. 前記ディスク支持部は、前記ディスクの外周部を支持するように構成されている、請求項1又は2に記載のディスク装置。
  4. 前記キャリアは、複数枚のディスクを積層状態で保持し、任意のディスクドライブから排出されたトレイの上方で、前記保持した複数枚のディスクから1枚のディスクを分離し、当該分離したディスクを前記トレイに載置するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載のディスク装置。
  5. 前記キャリアは、
    前記複数枚のディスクの中心穴に挿入されるスピンドルユニットと、
    前記複数枚のディスクのうち最下部のディスクの内周部を支持可能な内周支持部と、
    を備え、
    前記移動機構は、前記内周支持部を、前記スピンドルユニットの外側に位置する内周支持位置と前記スピンドルユニットの内側に位置する分離位置とに移動させるように構成されている、
    請求項4に記載のディスク装置。
  6. 前記キャリアは、ディスク分離部を備え、
    前記ディスク分離部は、その上面が前記ディスク支持部の上面より略ディスク1枚分上方に位置するように設けられ、
    前記移動機構は、
    前記ディスク支持部を前記待機位置と前記支持位置と前記ディスクから退避する退避位置とに移動させるように構成され、
    前記内周支持部が前記分離位置に移動した状態で前記ディスク支持部の前記支持位置への移動が阻止されずに前記ディスク支持部が前記支持位置に移動したとき、前記ディスク支持部を前記支持位置から前記退避位置に移動させるとともに、前記ディスク分離部を、前記最下部のディスクと接触して当該ディスクが前記トレイに載置されるように促すディスク分離位置に移動させる、
    請求項5に記載のディスク装置。
  7. 前記移動機構は、前記ディスクの厚み方向に延在するように設けられたシャフトを備え、
    前記ディスク支持部と前記ディスク分離部とは、前記シャフトの周方向に位相が異なる位置において前記シャフトの外周面から突出するように設けられ、
    前記移動機構は、前記シャフトを軸回りに正方向に回転させることにより、前記ディスク支持部を前記待機位置、前記支持位置、前記退避位置の順に移動させるように構成されている、請求項6に記載のディスク装置。
  8. 前記ディスク分離部は、前記ディスクに最初に接触する先端部から離れるに従い下方に厚みが厚くなるように構成されている、請求項6又は7に記載のディスク装置。
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