JP2002190150A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2002190150A
JP2002190150A JP2000387972A JP2000387972A JP2002190150A JP 2002190150 A JP2002190150 A JP 2002190150A JP 2000387972 A JP2000387972 A JP 2000387972A JP 2000387972 A JP2000387972 A JP 2000387972A JP 2002190150 A JP2002190150 A JP 2002190150A
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disk
cartridge
disk cartridge
section
transport
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Application number
JP2000387972A
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English (en)
Inventor
Kiyoshige Saruwatari
清成 猿渡
Kiyoshi Umezaki
清 梅崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のディスクカートリッジを積層して収納
可能な収納部の上下段の双方からディスクカートリッジ
の搬送ができる循環型チェンジャ方式で、小型・薄型化
を実現し、廉価でかつ安定した動作が得られるディスク
装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 押圧部材42を最上段のディスクカート
リッジ100より上方で係止した状態で、仕切部材5
1,52により支持しつつディスクカートリッジ100
の搬送を行う。また、昇降駆動部材17の移動動作によ
って仕切部材51,52と押圧部材42を駆動し、収納
部36,37の最下段が選択された時には仕切部材5
1,52を退避させた後で、押圧部材42によってディ
スクカートリッジ100を下降動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクカートリ
ッジを装置本体内に複数収納して連続演奏を行うチェン
ジャ機能を備えたディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一つのディスク装置で複数のディスクの
演奏を行うチェンジャ装置に関する技術としては、以下
のような技術が開示されている。
【0003】その従来例として、特開平10−1884
32号公報のディスク再生装置が提供されている。この
ディスク再生装置では、ストッカ(収納部)に積層され
たディスクカートリッジをディスクカートリッジ演奏手
段に引き出して演奏を行っている。ストッカの各段に
は、ディスクカートリッジを案内するため屈曲したガイ
ド溝が形成され、ディスクカートリッジをチャッカで保
持し、チャッカをガイド溝に係合させている。
【0004】最上段のディスクカートリッジは略水平方
向に引き出し、最下段のディスクカートリッジは奥側ほ
ど上昇する方向に引き出し自在に構成している。さら
に、ホルダの後方に回動支点を設け、最上段から演奏位
置までホルダを回動することによって姿勢切換を行う構
成をとっている。また、ストッカの各段からカートリッ
ジを引き出すために、カートリッジの間には隙間を設け
て構成している。
【0005】他の従来例として、特開平10−2753
99号公報のディスク・オートチェンジャ装置が提供さ
れている。このディスク・オートチェンジャ装置では、
マガジンの各収納段からトレイを引き出してディスクの
演奏を行っている。トレイには、ディスクの有無を検出
するためのディスク有無検出孔を形成しており、ホトセ
ンサによりディスクが載置されているか否かを検出する
構成をとっている。
【0006】さらにディスクの有無検出を行う他の従来
例として、特開平11−109959号公報のチェンジ
ャ付ディスクオルゴール装置が提供されている。このチ
ェンジャ付ディスクオルゴール装置では、ディスク収納
装置の各収納段からディスク把持装置によってディスク
を取り出し、ディスクオルゴール駆動装置によって演奏
を行っている。ディスク収納装置の各段にはディスクの
有無を検出するマイクロスイッチを設けた構成を取って
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た特開平10−188432号公報のディスク再生装置
では、搬送スペースを小さくするため最上段および最下
段で湾曲した搬送経路としているが、各収納段の間に搬
送時の各チャッカとの干渉防止のために隙間を設けてい
るため、薄型化の弊害となっている。さらに、組立精
度、部品精度、部品間隙間などの要因によりホルダの高
さずれが発生し、ストッカからホルダへチャッカが正常
に受け渡されない可能性がある。
【0008】また、前記した特開平10−275399
号公報のディスク・オートチェンジャ装置では、トレイ
上のディスクの有無検出を1つのホトセンサで行ってい
るが、収納枚数の表示を行うためには全てのトレイを引
き出すという動作が必要となり、高速化の弊害となる。
しかも、途中で電源が遮断され、電源が再度投入された
場合には、再度同様のトレイ引出動作が必要となる。
【0009】また、前記した特開平11−109959
号公報のチェンジャ付ディスクオルゴール装置では、各
収納段にマイクロスイッチを設けているため、瞬時に収
納枚数の識別が可能であるが、収納段の数のマイクロス
イッチが必要となるため低価格化の弊害となる。
【0010】本発明は上記した課題を解決するもので、
小型化や薄型化を実現でき、部品点数の少ない安定した
動作が得られるディスク装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載のディスク装置は、複数のデ
ィスクカートリッジを積層して収納可能な収納部を設け
たメインシャーシと、前記ディスクカートリッジに収納
されたディスクの再生を行うヘッドを移動自在に設けた
演奏部と、前記収納部の最上段および最下段に収納した
ディスクカートリッジと係合しつつ、前記収納部と前記
演奏部との間でディスクカートリッジを搬送するカート
リッジ搬送部材と、前記カートリッジ搬送部材を前記収
納部の最上段および最下段の高さに選択的に切換える昇
降駆動部材と、前記収納部の最上段に収納したディスク
カートリッジの下面を支持する仕切部材と、前記収納部
においてディスクカートリッジを弾性的に降下させる押
圧部材とを備えたものである。
【0012】また、請求項2記載のディスク装置は、請
求項1記載のディスク装置において、昇降駆動部材と係
合する係合部を一端に設け、カートリッジ搬送部材が最
上段において押圧部材と係合する係止部を他端に形成
し、メインシャーシに対して移動自在な係止部材と、最
上段に前記カートリッジ搬送部材を移動した状態で前記
係止部材と前記押圧部材とを係止し、最下段に前記カー
トリッジ搬送部材を移動した状態で前記係止部材と前記
押圧部材との係止状態を解除する昇降駆動部材とを備え
たものである。
【0013】また、請求項3記載のディスク装置は、請
求項2記載のディスク装置において、昇降駆動部材は、
収納部の最上段のディスクカートリッジを支持しない位
置まで仕切部材を移動させた状態において、係止部材の
係合部を駆動して前記係止部材と押圧部材とを離脱せし
める係止制御溝を形成したものである。
【0014】したがって請求項1〜3の発明によると、
収納部の最上段においては仕切部材によりディスクカー
トリッジを支持し、押圧部材を所定位置に係止する。ま
た、収納部の最下段が選択された時には仕切部材を退避
させた後で、押圧部材によってディスクカートリッジを
下降動作させる。さらに、仕切部材および押圧部材はカ
ートリッジ搬送部材の高さを切り換える昇降駆動部材で
駆動する。これにより、ディスクカートリッジの搬送動
作や下降動作を安定して行うことができ、部品点数の少
ない装置を提供することができる。
【0015】請求項4記載のディスク装置は、複数のデ
ィスクカートリッジを積層して収納可能な収納部を設け
たメインシャーシと、前記ディスクカートリッジに収納
されたディスクの再生を行うヘッドを移動自在に設けた
演奏部と、前記収納部の最上段および最下段に収納した
ディスクカートリッジと係合しつつ、前記収納部と前記
演奏部との間でディスクカートリッジを搬送するカート
リッジ搬送部材と、前記収納部の最上段に収納したディ
スクカートリッジの搬送支持を行う仕切部材とを備え、
前記収納部の底面に、前記収納部の最下段のディスクカ
ートリッジが引き出されるにつれて、最下段に収納した
ディスクカートリッジより上側に積層したディスクカー
トリッジが上方に持ち上げられるよう、ガイド部を形成
したものである。
【0016】また、請求項5記載のディスク装置は、請
求項4記載のディスク装置において、前記収納部の底面
には、演奏部に向かって下がり方向に傾斜する第1傾斜
部と、前記第1傾斜部より前記演奏部近傍に設けられ前
記演奏部に向かって上がり方向に傾斜する第2傾斜部と
で構成されたガイド部が形成され、前記演奏部は、前記
収納部の最下段にディスクカートリッジが収納された収
納姿勢で、最下段の前記ディスクカートリッジの下面よ
り上側に突出し、前記カートリッジ搬送部材は、前記収
納部の最下段に収納したディスクカートリッジと係合し
つつ、前記第1傾斜部および前記第2傾斜部により演奏
部と干渉しない引出姿勢にディスクカートリッジを搬送
するように構成したものである。
【0017】したがって請求項4、5の発明によると、
収納部の底面にガイド部を設け、収納状態でディスクカ
ートリッジをガイド部に沿って搬送することで、トラバ
ースシャーシに干渉しない高さまでディスクカートリッ
ジを持ち上げ、最下段のディスクカートリッジよりも上
方に積層したディスクカートリッジにおいても同時に持
ち上げる。これにより、限られたスペースの中で搬送動
作に関わるスペースを小さくすることができ、小型の装
置を提供することができる。
【0018】請求項6記載のディスク装置は、複数のデ
ィスクカートリッジを積層して収納可能な収納部を設け
たメインシャーシと、前記ディスクカートリッジに収納
されたディスクの再生を行うヘッドを移動自在に設けた
演奏部と、前記収納部の最上段および最下段に収納した
ディスクカートリッジと係合しつつ前記収納部と前記演
奏部との間でディスクカートリッジを搬送するカートリ
ッジ搬送部材と、前記カートリッジ搬送部材と係合し、
前記収納部の最上段および最下段においてディスクカー
トリッジの搬送案内を行う搬送案内部材と、前記搬送案
内部材の一部と係合しつつディスクカートリッジの下面
を保持する保持部を形成するとともに、前記保持部の近
傍に切欠き部を形成し、メインシャーシに対して移動自
在な支持部材と、前記支持部材を最上段と最下段との間
で移動せしめ、最上段において前記支持部材の前記切欠
き部と係合する突起部を形成した昇降駆動部材とを備え
たものである。
【0019】また、請求項7記載のディスク装置は、請
求項6記載のディスク装置において、昇降駆動部材に形
成した突起部は、前記昇降駆動部材の移動動作の案内を
行うように構成したものである。
【0020】したがって請求項6、7の発明によると、
最上段のディスクカートリッジの搬送動作を行う際は、
搬送案内部材の高さを切り換える昇降駆動部材に形成さ
れた突起部を、搬送案内部材を支持する支持部材の切欠
部と係合させる。これにより、搬送案内部材の高さを正
確に位置決めすることができ、安定したカートリッジ搬
送動作を実現することができる。
【0021】請求項8記載のディスク装置は、複数のデ
ィスクカートリッジ同士を直接接触させて積層して収納
可能な収納部を設けたメインシャーシと、前記ディスク
カートリッジに収納されたディスクの再生を行うヘッド
を移動自在に設けた演奏部と、積層したディスクカート
リッジを最上段から最下段に向かって押圧する押圧部材
と、前記押圧部材に連結され移動自在な被検出部材と、
前記被検出部材の状態を検出し、その出力結果に応じて
収納枚数の検出を行う検出部材とを備えたものである。
【0022】また、請求項9記載のディスク装置は、請
求項8記載のディスク装置において、被検出部材の移動
位置を検出する第1検出部材および第2検出部材とを備
え、前記第1検出部材および前記第2検出部材の検出出
力の組合わせにより、4通りの収納枚数の識別を行うよ
うに構成したものである。
【0023】したがって請求項8、9の発明によると、
押圧部材で直接積層したディスクカートリッジを押圧す
る構成において、押圧部材を駆動する被検出部材を2個
の検出部材で4現象の検出を行うことにより、最大3枚
までの収納枚数を瞬時に識別することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク装置につ
いて図面を参照しながら説明を行う。図1は本発明の実
施の形態にかかるディスク装置において収納部の最上段
にディスクカートリッジを収納した状態を示す平面図、
図2は同状態の収納部と搬送ガイドの関係を示す右側面
図、図3は同状態の昇降駆動部材と押圧部材との関係を
示す右側面図、図4は同状態の左側面図、図5は同ディ
スク装置においてカートリッジ搬送の駆動系列および搬
送ガイドの姿勢切換の駆動系列を示す平面図、図6の
(a)および(b)はそれぞれ同ディスク装置において
カートリッジ搬送部材のディスクカートリッジに対する
係合状態を示す平面図、図7は同ディスク装置において
収納部の最上段からディスクカートリッジの引出しを完
了した状態を示す平面図、図8は同状態の右側面図、図
9は同状態の左側面図、図10は同ディスク装置におい
て収納部の最下段からディスクカートリッジの引出しを
完了した状態を示す平面図、図11は同状態の収納部と
搬送ガイドの関係を示す右側面図、図12は同状態の昇
降駆動部材と押圧部材との関係を示す右側面図、図13
は同状態の左側面図、図14は同ディスク装置において
演奏状態を示す平面図、図15は同状態の収納部と搬送
ガイドの関係を示す右側面図、図16は同状態の昇降駆
動部材と押圧部材との関係を示す右側面図、図17は同
状態の左側面図、図18は同ディスク装置において収納
部の最下段にディスクカートリッジを収納した状態を示
す平面図、図19は同状態の右側面図、図20は同状態
の収納部と搬送ガイドの関係を示す右側面図、図21は
同状態の昇降駆動部材と押圧部材との関係を示す右側面
図、図22は同ディスク装置において収納部の最上段お
よび収納部の最下段からの搬送経路を示す右側面図、図
23は同ディスク装置においてディスクカートリッジを
収納した状態を示す右側面図、図24は同ディスク装置
において最下段のディスクカートリッジの搬送動作中の
状態を示す右側面図、図25の(a)および(b)は同
ディスク装置において仕切部材と押圧部材の関係を示す
右側面図、図26の(a)および(b)および(c)お
よび(d)は同ディスク装置においてディスクカートリ
ッジの収納枚数の検出方法を示す右側面図、図27は同
ディスク装置において演奏部と搬送ガイドの関係を示す
分解斜視図、図28の(a)および(b)は支持部材の
形状を示す斜視図、図29は仕切部材の構成を示す斜視
図である。
【0025】以下、図1〜図6および図27および図2
8を用いて、本発明の実施の形態にかかるディスク装置
の構成について説明する。まず、奥側に配置されている
トラバースシャーシ1(演奏部)について説明する。ト
ラバースシャーシ1は、メインシャーシ50に傾斜して
固定され、ディスク101を回転自在に収納したディス
クカートリッジ100を定位置に位置決めを行うための
位置決めピン1d,1eが植設されているとともに、ス
ピンドルモータ2が固定されている。このスピンドルモ
ータ2の回転軸には、ディスク101のセンタリングお
よびチャッキングを行うターンテーブル2aが回転軸
(図示せず)と同心に設けられ、以てターンテーブル2
aを介してディスク101の回転駆動を行っている。
【0026】また、トラバースシャーシ1には、ディス
ク101に記録された信号の読み取りを行う光ヘッド3
が、リードスクリュー4およびガイド軸5により案内さ
れてディスク101の半径方向に移動自在に支持されて
おり、リードスクリュー4が回転駆動されることにより
光ヘッド3の送り動作が行われるようになっている。さ
らに、トラバースシャーシ1の右側面には、後述する昇
降レバー20、19を支持する支軸1a、1bを設け、
左側面には、後述する昇降レバー21を支持する支軸1
cを設けている。
【0027】収納部36,37はディスクカートリッジ
100,110,120を積層して収納するためのもの
で、メインシャーシ50の左右に分けて固定配置されて
いる。左側に固定された収納部36の底面には、トラバ
ースシャーシ1側に向かって下がり方向に形成された第
1傾斜部36a(第1ガイド部)と、トラバースシャー
シ1側に向かって上がり方向に形成された第2傾斜部3
6b(第2ガイド部)が形成され、最下段のディスクカ
ートリッジ120の搬送案内を行っている。
【0028】また収納部36には、最上段のディスクカ
ートリッジ100が搬送される時にディスクカートリッ
ジ100の上側の規制を行う上ガイド36fと、ディス
クカートリッジ100の下面を支持するための保持部3
6cとが形成されている。
【0029】右側に固定された収納部37には、収納部
36の第1傾斜部36aおよび第2傾斜部36bと同形
状の第1傾斜部37a(第1ガイド部)および第2傾斜
部37b(第2ガイド部)が形成され、上側には収納部
36の上ガイド36fと同形状の上ガイド37gが形成
されている。
【0030】また、最上段から最下段にわたって突出
し、後述する搬送スライダ33(カートリッジ搬送部
材)の係合レバー34を駆動し、ディスクカートリッジ
100,110,120を所定の収納姿勢に位置規制を
行う突起部37cと、後述する搬送ガイド32(搬送案
内部材)が側方に逃げることを防止する保持部37dと
が形成されている。また、収納部36,37の前方に
は、ディスクカートリッジ100を外部から挿入排出す
るための開口部36d、37eが設けられている。
【0031】メインシャーシ50には、ディスクカート
リッジ100,110,120を収納位置から演奏位置
まで搬送する搬送駆動動作の駆動源であるモータ22が
固定されている。このモータ22の回転軸にはギア23
が圧入され、ギア24〜28群を介して、メインギア2
9の回転駆動が行われる。そしてメインギア29の裏側
にはカム溝29aが形成されている。
【0032】また、メインギア29の近傍に配置されて
いるラック制御レバー39は、後述する搬送ラック30
を演奏位置において保持するためのもので、回転支持軸
30fを中心としてメインシャーシ50に揺動自在に支
持されるとともに、メインギア29のカム溝29aに嵌
合するボス39aと、搬送ラック30のガイド溝30b
に嵌合するボス39bとが形成されている。
【0033】また、メインギア29は搬送駆動ギア4
0,41と噛合し、さらに搬送駆動ギア40,41は搬
送ラック30のラックギア30aと噛合し、メインギア
29を回転することで搬送ラック30を収納位置から演
奏位置の間で移動させるようになっている。以下、ギア
23〜28、メインギア29、搬送駆動ギア40,41
を総称して搬送駆動系と呼ぶことにする。
【0034】前記メインシャーシ50には、搬送時など
にディスクカートリッジ100,110,120を保持
する搬送ガイド32(搬送案内部材)の姿勢切換動作を
行うための駆動源であるモータ6も固定されている。こ
のモータ6の回転軸にはギア7が圧入され、ギア8〜1
3群を介してギアレバー14が駆動される。
【0035】ギアレバー14は、回転支持軸14fを中
心として揺動自在に支持され、ギアレバー14の一端に
は、ギア13と噛合するギア部14aが形成されている
とともに、その近傍に同期レバー15に係合するカム溝
14cが形成されている。ギアレバー14の他端には後
述する右昇降スライダ17の切欠き部17cと係合する
ボス14bが形成されている。
【0036】同期レバー15は、支持孔15fを中心と
してメインシャーシ50に揺動自在に支持され、その一
端にはギアレバー14のカム溝14cと嵌合するボス1
5aが形成され、他端には後述する左昇降スライダ18
の切欠き部18bと係合する係合部15bが設けられて
いる。以下、ギア8〜13を総称して昇降駆動系と呼ぶ
ことにする。
【0037】押圧レバー42(押圧部材)は、収納部3
6と収納部37との間で支持孔42cを中心に回動可能
に設けられている。押圧レバー42の右側の一端にはボ
ス42bが外側に突出して形成されている。
【0038】左昇降スライダ18は、メインシャーシ5
0の左側においてA方向に沿う前後方向に摺動自在に設
けられ、カム溝18aが形成されているとともに、下面
には、同期レバー15の係合部15bと係合する切欠き
部18bが形成されている。
【0039】右昇降スライダ17(昇降駆動部材)は、
メインシャーシ50の右側においてA方向に沿う前後方
向に摺動自在に設けられ、3つのカム溝17a,17
b,17dが形成されているとともに、下面には、ギア
レバー14のボス14bと係合する切欠き部17cが形
成されている。また、右昇降スライダ17には、後述す
る昇降レバー19の切欠き部19dと係合可能な突起部
17eが形成され、突起部17eは右昇降スライダ17
の移動動作の案内の役割を果たしている。
【0040】仕切駆動部材44は、メインシャーシ50
の右側においてA方向に沿う前後方向に摺動自在に設け
られ、ガイドピン50a,50bにより案内されてい
る。仕切駆動部材44の一端には第1駆動部44aが形
成され、第1駆動部44aに対向して第2駆動部44b
が形成され、第1駆動部44aと第2駆動部44bの間
には当接部44cが形成されており、仕切駆動部材44
の他端には、長孔部44dと切欠き部44eが形成され
ている。
【0041】検出プレート45(被検出部材)は、メイ
ンシャーシ50の左側においてA方向に沿う前後方向に
摺動自在に設けられ、バネ43が懸架されるフック部4
5eが形成されている。検出プレート45には仕切駆動
部材44の当接部44cと当接可能なボス45dが形成
され、一端には押圧レバー42のボス42bに嵌合する
溝部45aが形成され、他端には検出プレート45を所
定位置に係止するためにロック部45cが形成されてい
る。
【0042】また、検出プレート45の下端には切り欠
きを有する被検出部45bが設けられ、その被検出部4
5bを跨ぐように、センサ47(第1検出部材)および
センサ48(第2検出部材)がメインシャーシ50に設
けられている。
【0043】また、メインシャーシ50の右側において
ロックレバー46(係止部材)が、メインシャーシ50
からの支軸50cを中心として回動自在に設けられ、そ
の一端には右昇降スライダ17のカム溝17d(係止制
御溝)に移動自在に嵌合するボス部46a(係合部)が
形成され、他端には検出プレート45のロック部45c
と係合可能なロック部46b(係止部)が形成されてい
る。
【0044】搬送ガイド32は、その右側面に、前後に
延びるガイド溝32aが形成されているとともに奥側に
支点孔32bが設けられ、また前側に支点孔32cが設
けられている。さらに、搬送ガイド32の左側面には支
点孔32dが設けられている。
【0045】搬送ガイド32は、3つの昇降レバー19
〜21を介して昇降される。昇降レバー21は中央に設
けた支持孔21cがトラバースシャーシ1の左側面に植
設した支軸1cと嵌合し、支軸1cを中心として回動自
在に設けられ、一端に設けたボス21aは左昇降スライ
ダ18のカム溝18aに嵌合され、他端に設けたボス2
1bは搬送ガイド32の支点孔32dに嵌合されてい
る。
【0046】昇降レバー20は、中央に設けた支持孔2
0cがトラバースシャーシ1の右側面に植設した支軸1
aに嵌合され、支軸1aを中心として回動自在に設けら
れ、一端に設けたボス20aは右昇降スライダ17のカ
ム溝17aに嵌合し、他端に設けたボス20bは搬送ガ
イド32の支点孔32bに嵌合されている。
【0047】昇降レバー19(支持部材)は、奥側の端
部に設けた支持孔19eがトラバースシャーシ1の右側
面に植設した支軸1bに嵌合し、支軸1bを中心として
回動自在に設けられ、ほぼ中央に設けたボス19aは右
昇降スライダ17のカム溝17bに嵌合され、端部に設
けたボス19bは搬送ガイド32の支点孔32cに嵌合
されている。
【0048】また、ボス19bの部分には内側に向かっ
て突出する突起部19c(保持部)が形成され、ディス
クカートリッジ100、110,120の搬送動作にお
いて下面の案内保持を行っている。さらに、突起部19
cの上方近傍には、右昇降スライダ17の突起部17e
と係合可能な切欠き部19dが形成されている。
【0049】搬送ガイド32のガイド溝32aには搬送
スライダ33(カートリッジ搬送部材)が摺動自在に設
けられ、搬送スライダ33は、ディスクカートリッジ1
00と係合する係合レバー34を回動自在に支持してい
る。搬送スライダ33と係合レバー34との間には軸部
34aに外嵌された姿勢でバネ35が設けられ(図6参
照)、このバネ35は、係合レバー34をディスクカー
トリッジ100,110,120に対して突出する方向
に弾性付勢している。
【0050】すなわち、図6(a)に示すように、搬送
スライダ33が搬送ガイド32の収納部37寄りの端部
まで移動した際には、係合レバー34の先端34dが収
納部37における突起部37cの傾斜面に案内されて、
係合レバー34の突起34bがカートリッジ100,1
10,120に対して係合できないように後退する一
方、図6(b)に示すように、搬送スライダ33がA方
向寄りの位置まで移動した際には、係合レバー34の突
起34bが突出してカートリッジ100,110,12
0に対して係合可能な状態となり、係合レバー34に設
けられた規制突部34cが搬送ガイド32に摺接するこ
とで、係合レバー34はカートリッジ100,110,
120に対して突出して係合した姿勢を維持するように
なっている。
【0051】また、搬送ガイド32の内側には、カート
リッジのシャッタ(番号で図示せず)を閉めるためのネ
ジリコイルバネからなるシャッタクローザ38を設けて
いる。
【0052】搬送ラック30は、収納位置から演奏位置
までの間でメインシャーシ50に摺動自在に設けられ、
搬送駆動ギア40,41と噛合可能なラックギア30a
を形成している。搬送ラック30の裏面には、ラック制
御レバー39のボス39bに係合可能なガイド溝30b
が形成され、手前側には連結レバー31と回動自在に係
合する支軸30cが設けられている。
【0053】連結レバー31は、メインシャーシ50に
設けた搬送ラック30と搬送ガイド32に設けた搬送ス
ライダ33とを連結する部材で、搬送ガイド32がいか
なる姿勢であっても連結レバー31が回動して結合状態
を保っている。
【0054】次に、図1および図29を用いて仕切部材
の構成について説明する。収納部37には軸37fが形
成され、仕切板52(仕切部材)を支持孔52cを中心
として回動自在に支持している。仕切板52の一方には
最上段のカートリッジ100を支える支持部52aが形
成され、他端には仕切駆動部材44の長孔部44dと係
合する係合部52bが形成されている。
【0055】収納部36には軸36eが形成され、仕切
板51(仕切部材)を支持孔51cを中心として回動自
在に支持している。仕切板51の一方には最上段のカー
トリッジ100を支える支持部51aが形成され、他方
の端部にはボス部51bが形成されている。
【0056】また、収納部36,37の上面には補強板
49が架設され、補強板49には連結レバー53が、支
軸49aを中心に回動自在に保持されている。連結レバ
ー53の中間には支軸49aと係合する支持孔53cが
形成され、そして一端には仕切板51のボス51bと係
合する長溝53aが形成され、他端には仕切駆動部材4
4の切欠き部44eと係合する係合片53bが形成され
ている。
【0057】次に、図25および図26を用いて、カー
トリッジ収納枚数の検出方法について説明する。図25
に示すように、検出プレート45がバネ43によりB方
向に弾性付勢されることにより、押圧レバー42がD方
向に駆動され、その先端42aが最上段のディスクカー
トリッジ100を押圧し、カートリッジ100,11
0,120の浮き上がりを防止する。
【0058】このとき、図25(a)に示すように、最
上段のディスクカートリッジ100の下側に仕切板52
の支持部52aが突出している場合は、押圧レバー42
をディスクカートリッジ100とは接触しない高さまで
上方に退避させ、仕切板42がディスクカートリッジ1
00の平面内から退避した場合は、押圧レバー42がD
方向に弾性付勢される構成をとっている。
【0059】センサ47,48は内部に発光素子と受光
素子が内蔵された光透過型センサであって、受光素子か
らの受光出力のレベルによってモード検出を行うもので
ある。ここでは、光が遮断されず受光出力が大きい場合
を1、光が遮断され受光出力が低い場合を0として説明
を行う。
【0060】図26(a)に示すように、収納部37に
ディスクカートリッジが3枚収納されている場合は、セ
ンサ47,48の出力はそれぞれ(0,0)となる。図
26(b)に示すように、収納部37にディスクカート
リッジが2枚収納されている場合は、センサ47,48
の出力はそれぞれ(1,0)となる。図26(c)に示
すように、収納部37にディスクカートリッジが1枚収
納されている場合は、センサ47,48の出力はそれぞ
れ(0,1)となる。図26(d)に示すように、収納
部37にディスクカートリッジが収納されていない場合
は、センサ47,48の出力はそれぞれ(1,1)とな
る。
【0061】以上のように、センサ47,48の出力の
組合わせによって、3枚までの収納枚数が瞬時に識別で
きる構成をとっている。次に、ディスクカートリッジ1
00、110、120の搬送動作を、最上段のディスク
カートリッジ100の搬送動作を例にとって説明する。
【0062】図1〜図4に示すようにディスクカートリ
ッジ100が最上段の位置に収納された状態で、最上段
のディスクカートリッジ100の搬送が指示されると、
モータ6が回転駆動されて、昇降駆動系を介してギアレ
バー14および同期レバー15が駆動され、右昇降スラ
イダ17および左昇降スライダ18がA方向に駆動され
る。このとき、昇降レバー19〜21を介して搬送ガイ
ド32が最上段位置に駆動されるとともに、昇降レバー
19の切欠き部19dに右昇降スライダ17の突起部1
7eが係合することにより、搬送ガイド32の高さ保持
がなされる。
【0063】これと同時に、右昇降スライダ17が仕切
駆動部材44をA方向に駆動し、仕切板52を内方向に
突出させるとともに、連結レバー53を介して仕切板5
1も内方向に突出させる。また、仕切駆動部材44がバ
ネ43に抗して検出プレート45をA方向に駆動するこ
とにより、ロックレバー46により検出プレート45が
図3に示す位置に係止され、押圧レバー42が上方向に
退避した状態を保持し、ディスクカートリッジ100が
搬送可能な状態となる。
【0064】この状態から、モータ22が回転駆動され
て、搬送駆動系を介して搬送ラック30が図7〜図9に
示す位置まで駆動され、搬送スライダ33が搬送ガイド
32のガイド溝32aに沿って駆動される。このとき、
係合レバー34はバネ35の付勢力でディスクカートリ
ッジ100と係合し、搬送ガイド32に位置規制された
状態でディスクカートリッジ100を演奏状態まで搬送
する(図7〜図9参照)。
【0065】次に、この状態から、最上段から最下段へ
の移動動作について説明を行う。まず、モータ6が回転
駆動されて昇降駆動系を介してギアレバー14が図10
に示す位置まで駆動され、右昇降スライダ17がB方向
に駆動される。これにより、昇降レバー21は固定され
たままとなるとともに、右昇降スライダ17のカム溝1
7aの形状の関係から昇降レバー20も固定されたまま
で、昇降レバー19のみが駆動される。これによって、
搬送ガイド32の支点孔32b,32dの位置を固定し
たまま、支点孔32cが駆動されて搬送ガイド32は斜
め下方に傾斜する最下段位置まで移動される(図10〜
図13参照)。
【0066】さらにこの状態から、最下段から演奏状態
への移動動作が行われる。まず、モータ6が回転駆動さ
れて昇降駆動系を介してギアレバー14が図12に示す
位置まで駆動され、右昇降スライダ17および左昇降ス
ライダ18がB方向に駆動される。これにより、昇降レ
バー19〜21が駆動されて、搬送ガイド32の支点孔
32c、32dを駆動することで、搬送ガイド32とと
もにディスクカートリッジ100が演奏位置まで移動さ
れる。
【0067】このとき、ディスクカートリッジ100は
位置決めピン1d,1eによって位置決めされ、ディス
ク101の演奏が可能な状態になる(図14〜図17参
照)。また、このとき検出プレート45はロックレバー
46による係止状態が解除され、矢印B方向に移動可能
な状態となり、押圧レバー42によりディスクカートリ
ッジ110が下方向に押圧される。
【0068】次に、最下段のディスクカートリッジ12
0の搬送動作について説明する。図18〜図21に示す
ように、ディスクカートリッジ120が最下段の位置に
収納された状態で、最下段のディスクカートリッジ12
0の搬送が指示されると、モータ6が回転駆動されて昇
降駆動系を介してギアレバー14が駆動され、図14に
示す演奏可能な状態へ移行した後、モータ6の回転が逆
転し右昇降スライダ17および左駆動スライダ18がA
方向に駆動され、昇降駆動系を介してギアレバー14お
よび同期レバー15が図18に示す位置まで移動され
る。
【0069】これにより、昇降レバー19〜21を介し
て、搬送ガイド32が最下段位置(収納部36、37側
ほど下方となる傾斜姿勢)に駆動される。この状態か
ら、モータ22を回転駆動させて、搬送駆動系を介して
搬送ラック30を矢印A方向に駆動させ、搬送スライダ
33を搬送ガイド32のガイド溝32aに沿って駆動す
る。このとき、バネ35で付勢されている係合レバー3
4がディスクカートリッジ120に係合し、搬送ガイド
32に位置規制された状態でディスクカートリッジ12
0を演奏状態にまで搬送させる(図10〜図13参
照)。
【0070】さらにこの状態から、最下段から演奏状態
への移動動作が行われる。まず、モータ6が回転駆動さ
れて昇降駆動系を介してギアレバー14が図14に示す
位置まで駆動され、右昇降スライダ17および左昇降ス
ライダ18が矢印B方向に駆動される。
【0071】これにより、昇降レバー19〜21が駆動
されて、搬送ガイド32の支点孔32c、32dを駆動
することで、搬送ガイド32とともにディスクカートリ
ッジ120が演奏位置まで移動される。このとき、ディ
スクカートリッジ120は位置決めピン1d,1eによ
って位置決めされ、ディスク121の演奏が可能な状態
になる(図14〜図17参照)。
【0072】ここで、最上段と最下段との搬送ガイド3
2の姿勢について比較すると、図22に示すように、ガ
イド溝32aが(すなわち上側搬送状態における第1の
搬送経路と、前記下側搬送状態における第2の搬送経路
とが)交差した配置とされている。
【0073】すなわち、搬送ガイド32を傾動させる際
の支点となる支点孔(回動支点軸)32bを、従来のよ
うにディスクカートリッジの搬送経路よりも後方に位置
させるのではなく、図22に示すようにディスクカート
リッジの搬送経路後端よりも手前側に配置すること、つ
まり、回動支点軸である支点孔32bが平面視してディ
スクカートリッジ100、110、120の搬送経路に
重なるように配置することで、ガイド溝32aに沿う搬
送経路が交差するように配置できる。
【0074】このようにガイド溝32aが交差するよう
な配置とすることで、搬送動作に関わるスペース(搬送
ガイド32を傾動させるスペース)を小さくすることが
でき、搬送ガイド32の支点孔32b,32dを手前側
に配置するため、奥行きも短くすることができる。
【0075】このように、最上段に収納されたディスク
カートリッジ100の搬送を行う際には、仕切板51,
52を内方向に突出させるとともに、押圧レバー42を
ディスクカートリッジとは接触しない高さまで持ち上げ
るため、ディスクカートリッジ100の搬送動作を軽負
荷で行うことができる。
【0076】また、最下段に収納されたディスクカート
リッジ120の搬送を行う際には仕切板51,52を外
方向に退避させ、ディスクカートリッジ100,110
を介してディスクカートリッジ120を押圧レバー42
で押圧するため、常に安易した軌道でディスクカートリ
ッジ120の搬送を行うことができる。
【0077】また、最上段の搬送動作を行う際には、右
昇降スライダ17の突起部17eを昇降レバー19の切
欠き部19dに係合させることで、搬送ガイド32の正
確な高さ決めがなされることになってその垂れ下がりを
防止することができ、ディスクカートリッジ100の搬
送動作を確実に行うことができる。
【0078】また、図23に示すように最下段にディス
クカートリッジ120が収納されている場合、ディスク
カートリッジ120の下面の平面内(斜線部)より上側
にトラバースシャーシ1の構成物の方を突出させてい
る。一方、図24に示すようにディスクカートリッジ1
20が収納部37から引き出された状態では、傾斜面3
7a、37bに案内されてディスクカートリッジ120
の後面を下げられつつディスクカートリッジ120の前
面が持ち上げられることになって、トラバースシャーシ
1に干渉しない高さまでC方向に持ち上げられる。
【0079】このとき、仕切板51,52が退避状態に
あるため、ディスクカートリッジ120より上側に積層
されたディスクカートリッジ100,110もC方向に
持ち上げられる。このように最下段のディスクカートリ
ッジ120を傾斜面37a,37bに沿って搬送し、搬
送途中でトラバースシャーシ1に干渉しない高さまで上
側のディスクカートリッジ100,110とともに上側
まで持ち上げることで、搬送に関わるスペースを小さく
することができる。
【0080】また、積層されたディスクカートリッジ1
00,110,120を直接押圧する押圧レバー42を
検出プレート45と係合させ、検出プレート45の被検
出部45bを2つのセンサ47,48で検出すること
で、0〜3枚に対応する4種類の姿勢の識別を瞬時にか
つ容易に行うことができる。
【0081】
【発明の効果】以上の構成により本発明によれば、押圧
部材を最上段のディスクカートリッジより上方で係止し
た状態で、仕切部材により支持しつつディスクカートリ
ッジの搬送を行うことができ、搬送動作に関わる負荷を
軽減することができる。また、収納部の最下段が選択さ
れた時には仕切部材を退避させた後で、押圧部材によっ
てディスクカートリッジを下降動作させるため、押圧部
材と仕切部材との間でディスクカートリッジが挟まれた
状態から仕切部材を退避させることがないため動作負荷
を軽減できる。さらには、昇降駆動部材の移動動作によ
って仕切部材と押圧部材を駆動するため、構成を簡略化
でき、部品点数の少ない装置を提供することができる。
【0082】また、最下段のディスクカートリッジの搬
送動作において、収納部の底面に形成した第1傾斜部と
第2傾斜部に沿わせることで、トラバースシャーシに干
渉しない高さまでディスクカートリッジを持ち上げた状
態で搬送を行うことができる。これにより、限られたス
ペースの中で搬送動作に関わるスペースを小さくするこ
とができ、小型の装置を提供することができる。
【0083】また、最上段のディスクカートリッジの搬
送動作を行う際は、昇降駆動部材に形成した突起部と搬
送案内部材を支持する支持部材の切欠部と係合させるこ
とで、搬送案内部材の高さを正確に位置決めすることが
でき、不用意に搬送案内部材が垂れ下がることがなく、
収納部と搬送案内部材との間での受け渡し動作を確実に
行うことができる。
【0084】また、積層したディスクカートリッジを押
圧部材で押圧し、押圧部材を駆動被検出部材を2個の検
出部材で4現象の検出を行うことができ、最大3枚まで
の収納枚数を瞬時に識別することができる。また、収納
枚数が何枚であっても同じ動作タイミングで瞬時に識別
するため、収納枚数検出に関わる電気的なメカニズム動
作を特別に設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるディスク装置にお
いて収納部の最上段にディスクカートリッジを収納した
状態を示す平面図。
【図2】同状態の収納部と搬送ガイドの関係を示す右側
面図。
【図3】同状態の昇降駆動部材と押圧部材との関係を示
す右側面図。
【図4】同状態の左側面図。
【図5】同ディスク装置においてカートリッジ搬送の駆
動系列および搬送ガイドの姿勢切換の駆動系列を示す平
面図。
【図6】(a)および(b)はそれぞれ同ディスク装置
においてカートリッジ搬送部材のディスクカートリッジ
に対する係合状態を示す平面図。
【図7】同ディスク装置において収納部の最上段からデ
ィスクカートリッジの引出しを完了した状態を示す平面
図。
【図8】同状態の右側面図。
【図9】同状態の左側面図。
【図10】同ディスク装置において収納部の最下段から
ディスクカートリッジの引出しを完了した状態を示す平
面図。
【図11】同状態の収納部と搬送ガイドの関係を示す右
側面図。
【図12】同状態の昇降駆動部材と押圧部材との関係を
示す右側面図。
【図13】同状態の左側面図。
【図14】同ディスク装置において演奏状態を示す平面
図。
【図15】同状態の収納部と搬送ガイドの関係を示す右
側面図。
【図16】同状態の昇降駆動部材と押圧部材との関係を
示す右側面図。
【図17】同状態の左側面図。
【図18】同ディスク装置において収納部の最下段にデ
ィスクカートリッジを収納した状態を示す平面図。
【図19】同状態の収納部と搬送ガイドの関係を示す右
側面図。
【図20】同状態の昇降駆動部材と押圧部材との関係を
示す右側面図。
【図21】同状態の左側面図。
【図22】同ディスク装置において収納部の最上段およ
び収納部の最下段からの搬送経路を示す右側面図。
【図23】同ディスク装置においてディスクカートリッ
ジを収納した状態を示す右側面図。
【図24】同ディスク装置において最下段のディスクカ
ートリッジの搬送動作中の状態を示す右側面図。
【図25】(a)および(b)は同ディスク装置におい
て仕切部材と押圧部材の関係を示す右側面図。
【図26】(a)および(b)および(c)および
(d)は同ディスク装置においてディスクカートリッジ
の収納枚数の検出方法を示す右側面図。
【図27】同ディスク装置において演奏部と搬送ガイド
の関係を示す分解斜視図。
【図28】(a)および(b)は支持部材の形状を示す
斜視図。
【図29】仕切部材の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 トラバースシャーシ(演奏部) 3 光ヘッド 14 ギアレバー 15 同期レバー 17 右昇降スライダ(昇降駆動部材) 17d カム溝(係止制御溝) 17e 突起部 18 左昇降スライダ 19 昇降レバー(支持部材) 19c 突起部(保持部) 19d 切欠き部 20 昇降レバー 21 昇降レバー 22 モータ 29 メインギア 30 搬送ラック 31 連結レバー 32 搬送ガイド(搬送案内部材) 33 搬送スライダ(カートリッジ搬送部材) 34 係合レバー 36 収納部 36a 第1傾斜部(第1ガイド部) 36b 第2傾斜部(第2ガイド部) 37 収納部 37a 第1傾斜部(第1ガイド部) 37b 第2傾斜部(第2ガイド部) 42 押圧レバー(押圧部材) 43 バネ 44 仕切駆動部材 45 検出プレート(被検出部材) 46 ロックレバー(係止部材) 46a ボス部(係合部) 46b ロック部(係止部) 47 センサ(第1検出部材) 48 センサ(第2検出部材) 50 メインシャーシ 51 仕切部材 52 仕切部材 53 連結レバー 100 ディスクカートリッジ 110 ディスクカートリッジ 120 ディスクカートリッジ 101 ディスク 121 ディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクカートリッジを積層して
    収納可能な収納部を設けたメインシャーシと、前記ディ
    スクカートリッジに収納されたディスクの再生を行うヘ
    ッドを移動自在に設けた演奏部と、前記収納部の最上段
    および最下段に収納したディスクカートリッジと係合し
    つつ、前記収納部と前記演奏部との間でディスクカート
    リッジを搬送するカートリッジ搬送部材と、前記カート
    リッジ搬送部材を前記収納部の最上段および最下段の高
    さに選択的に切換える昇降駆動部材と、前記収納部の最
    上段に収納したディスクカートリッジの下面を支持する
    仕切部材と、前記収納部においてディスクカートリッジ
    を弾性的に降下させる押圧部材とを備えたディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 昇降駆動部材と係合する係合部を一端に
    設け、カートリッジ搬送部材が最上段において押圧部材
    と係合する係止部を他端に形成し、メインシャーシに対
    して移動自在な係止部材と、最上段に前記カートリッジ
    搬送部材を移動した状態で前記係止部材と前記押圧部材
    とを係止し、最下段に前記カートリッジ搬送部材を移動
    した状態で前記係止部材と前記押圧部材との係止状態を
    解除する昇降駆動部材とを備えた請求項1記載のディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】 昇降駆動部材は、収納部の最上段のディ
    スクカートリッジを支持しない位置まで仕切部材を移動
    させた状態において、係止部材の係合部を駆動して前記
    係止部材と押圧部材とを離脱せしめる係止制御溝を形成
    した請求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 複数のディスクカートリッジを積層して
    収納可能な収納部を設けたメインシャーシと、前記ディ
    スクカートリッジに収納されたディスクの再生を行うヘ
    ッドを移動自在に設けた演奏部と、前記収納部の最上段
    および最下段に収納したディスクカートリッジと係合し
    つつ、前記収納部と前記演奏部との間でディスクカート
    リッジを搬送するカートリッジ搬送部材と、前記収納部
    の最上段に収納したディスクカートリッジの搬送支持を
    行う仕切部材とを備え、前記収納部の底面に、前記収納
    部の最下段のディスクカートリッジが引き出されるにつ
    れて、最下段に収納したディスクカートリッジより上側
    に積層したディスクカートリッジが上方に持ち上げられ
    るよう、ガイド部を形成したディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記収納部の底面には、演奏部に向かっ
    て下がり方向に傾斜する第1傾斜部と、前記第1傾斜部
    より前記演奏部近傍に設けられ前記演奏部に向かって上
    がり方向に傾斜する第2傾斜部とで構成されたガイド部
    が形成され、前記演奏部は、前記収納部の最下段にディ
    スクカートリッジが収納された収納姿勢で、最下段の前
    記ディスクカートリッジの下面より上側に突出し、前記
    カートリッジ搬送部材は、前記収納部の最下段に収納し
    たディスクカートリッジと係合しつつ、前記第1傾斜部
    および前記第2傾斜部により演奏部と干渉しない引出姿
    勢にディスクカートリッジを搬送するように構成した請
    求項4記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 複数のディスクカートリッジを積層して
    収納可能な収納部を設けたメインシャーシと、前記ディ
    スクカートリッジに収納されたディスクの再生を行うヘ
    ッドを移動自在に設けた演奏部と、前記収納部の最上段
    および最下段に収納したディスクカートリッジと係合し
    つつ前記収納部と前記演奏部との間でディスクカートリ
    ッジを搬送するカートリッジ搬送部材と、前記カートリ
    ッジ搬送部材と係合し、前記収納部の最上段および最下
    段においてディスクカートリッジの搬送案内を行う搬送
    案内部材と、前記搬送案内部材の一部と係合しつつディ
    スクカートリッジの下面を保持する保持部を形成すると
    ともに、前記保持部の近傍に切欠き部を形成し、メイン
    シャーシに対して移動自在な支持部材と、前記支持部材
    を最上段と最下段との間で移動せしめ、最上段において
    前記支持部材の前記切欠き部と係合する突起部を形成し
    た昇降駆動部材とを備えたディスク装置。
  7. 【請求項7】 昇降駆動部材に形成した突起部は、前記
    昇降駆動部材の移動動作の案内を行うように構成した請
    求項6記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 複数のディスクカートリッジ同士を直接
    接触させて積層して収納可能な収納部を設けたメインシ
    ャーシと、前記ディスクカートリッジに収納されたディ
    スクの再生を行うヘッドを移動自在に設けた演奏部と、
    積層したディスクカートリッジを最上段から最下段に向
    かって押圧する押圧部材と、前記押圧部材に連結され移
    動自在な被検出部材と、前記被検出部材の状態を検出
    し、その出力結果に応じて収納枚数の検出を行う検出部
    材とを備えたディスク装置。
  9. 【請求項9】 被検出部材の移動位置を検出する第1検
    出部材および第2検出部材とを備え、前記第1検出部材
    および前記第2検出部材の検出出力の組合わせにより、
    4通りの収納枚数の識別を行うように構成した請求項8
    記載のディスク装置。
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