JP2005025888A - ディスク移送装置及び方法、並びにそれを用いたマルチディスク処理装置 - Google Patents

ディスク移送装置及び方法、並びにそれを用いたマルチディスク処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のディスクを、積み重ねた状態で同時に持ち上げて移送することができるとともに、複数の目的位置に1枚ずつ載置することができるようにした、構造が簡単で制御が容易なディスク移送装置及び方法、並びにそれを用いたマルチディスク処理装置を提供する。
【解決手段】搬送アーム12の下面に、下向きの筒体43を設け、筒体43の下端と、筒体43内に上下動可能として嵌合したロッド45の下端に設けた拡径頭部45aとの間に弾性体46を挾んで、弾性体46を上下方向に圧縮することにより、弾性体46の外周面を拡径させて、ディスク2の孔2aの内面に圧接し、複数のディスク2を積み重ねたまま保持できるようにする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、孔を有する同一形状の複数のディスクを積み重ねた状態で持ち上げたり、1枚ずつトレイ等に載置することができるようにしたディスク移送装置及び方法、並びにそれを用いたマルチディスク処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスク移送装置には、積み重ねられたディスクの最上段のものを、吸盤により吸着して持ち上げるようにしたもの(例えば、特許文献1参照)、同じく、最上段のディスクの中央孔にクランプ機構を挿入し、ソレノイド等によりクランプ機構を作動させて、最上段のディスクのみをクランプして持ち上げるようにしたもの(例えば特許文献2及び3参照)等がある。
【0003】
また、互いに接着剤により貼り合わされた2枚のディスクを、接着剤が未硬化の状態で、両ディスクの軸心合わせを行ないつつ、2枚同時に吸盤により吸着して持ち上げるようにしたものもある(例えば特許文献4参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−159204号公報(段落0029及び図21)
【特許文献2】
特開2002−52488号公報(要約及び図2、図6)
【特許文献3】
特開平11−185306号公報(図6、図7)
【特許文献4】
特開平11−273165号公報(図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来のものは、いずれも積み重ねられた多数のディスクの最上段の1枚のみか、または多くても2枚しか持ち上げることができない。
そのため、例えば、それぞれが単一のトレイを有する複数の自動書き込み(または消去)装置に、CD−R、DVD−R等の円盤状の光学的情報記録媒体であるディスクを、ディスク移送装置により、ディスクスタッキング部分から自動的に供給する場合、従来方式のものでは、ディスク移送装置を何往復もさせなければならず、効率が悪いだけでなく、作業時間が長くなり、消費電力も多くなる等の問題がある。
【0006】
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑み、複数のディスクを、積み重ねた状態で同時に持ち上げて移送することができるとともに、複数の目的位置に1枚ずつ載置することができるようにした、構造が簡単で制御が容易なディスク移送装置及び方法、並びにそれを用いたマルチディスク処理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は次のようにして解決される。
(1)ディスク移送装置において、ディスクスタッキング位置から受け渡し位置まで移動しうるとともに、少なくともディスクスタッキング位置において昇降しうるようにした移動体に、ディスクスタッキング位置において整列して積み重ねられた複数の同一形状のディスクのそれぞれに設けられた孔内に進入可能な下向きの筒体を設け、前記筒体の下端に、収縮時にディスクの孔の内径より小径となり、拡張時には対応するディスクの孔の内面に圧接して、該ディスク及びその上に積み重ねられたディスクを持ち上げ可能な保持力が得られるようにした拡縮手段を設ける。
【0008】
(2)上記(1)項において、拡縮手段が、下端に拡径頭部を有し、かつ筒体の下端より上下動可能として嵌合されたロッドと、筒体の下端より突出する前記ロッドに外嵌され、前記筒体の下端と拡径頭部との間に挾まれて、それらの間の距離の変動により、外径がディスクの孔の内径より小となったり、大となったりするようにしたほぼ円筒形の弾性体と、前記ロッドを、筒体に対して上下動させるアクチュエータとを備えるものとする。
【0009】
(3)上記(2)項において、アクチュエータを、ロッドを直接プランジャとするか、またはロッドをプランジャに連係した電磁ソレノイドとする。
【0010】
(4)上記(2)または(3)項において、弾性体の外形を、下方に向かって先細りとなる倒立截頭円錐形とする。
【0011】
(5)上記(2)または(3)項において、弾性体の外形を、下方に向かって拡開する截頭円錐形とする。
【0012】
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、移動体の下面に設けられ、最上段のディスクに当接するようにした停止板と筒体とを、上下方向に相対移動可能とする。
【0013】
(7)上記(6)項において、移動体に対して、停止板または筒体をねじ送り機構により上下動させるようにするとともに、停止板に、該停止板がスタッキングされたディスクの最上段のものの上面に当接するかまたは近接したことを検出するセンサを設け、該センサが作動したときの停止板から、拡径手段までの筒体の下向き突出量を、ディスク1枚分の厚さに相当する停止板または筒体のねじ送り量の整数倍として制御しうるようにする。
【0014】
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかの、ディスク移送装置により、ディスクスタッキング位置に積み重ねられた複数のディスクを、受け渡し位置に上下方向に多段状に配設された複数のディスク処理装置における水平方向に進退しうる各トレイに、1枚ずつ供給するディスク移送方法において、
持ち上げようとする予め定めたディスクの枚数Nに相当する距離だけ筒体を移動体または停止板より下方に突出させた後、移動体を下降させて、拡縮手段と筒体とを、積み重ねられた複数のディスクの各孔へ上方から順次挿入し、移動体または停止板が最上段のディスクから予め定めた距離まで下降したとき、移動体の下降を停止し、次いで拡縮手段を拡径させて、それを上方からN枚目のディスクの孔の内面に圧接し、その後、移動体を上昇させて、N枚のディスクを移動体とともに同時に持ち上げる。
【0015】
(9)上記(8)項において、N枚のディスクを積み重ねた状態で受け渡し位置まで移動させるとともに、受け渡し位置におけるいずれかのディスク処理装置のトレイを進出させ、移動体を下降させて、前記N枚のディスクを、前記トレイに近接する位置まで下降させた後、拡縮手段を収縮させて、N枚のディスクを前記トレイ上に積み重ねた状態で載置し、次いで、前記移動体を予め定めたわずかの距離だけ上昇させた後、移動体または停止板の下面からの前記筒体の下方への突出量を、1枚のディスクの厚さに相当する距離だけ短かくし、次いで移動体を、前記トレイ上に載置されたディスクの最上段のものから予め定めた距離まで下降した後、停止し、次いで拡縮手段を拡径させて、それを上方からN−1枚目のディスクの孔の内面に圧接し、その後移動体を上昇させて、N−1枚のディスクを同時に持ち上げ、かつ前記トレイを、1枚のディスクのみを載置した状態で、ディスク処理装置内に引き込ませて、ローディングする。
【0016】
(10)上記(8)項において、N枚のディスクを積み重ねた状態で受け渡し位置まで移動させるとともに、受け渡し位置におけるいずれかのディスク処理装置のトレイを進出させ、最下段のディスクが前記トレイに近接するまで、移動体を下降させて停止した後、最上段のディスクが移動体の下面に設けた停止板に当接した状態で、停止板に対して、筒体を1枚のディスクの厚さに相当する距離だけ、突出量を小とすることにより、拡径した拡縮手段を、最下段のディスクの孔の内面から、その直上のディスクの孔の内面に圧接するように摺動させて、最下段のディスクを前記トレイ上に落下させ、次いで、前記トレイを、1枚のディスクのみを載置した状態で、ディスク処理装置内に引き込ませて、ローディングする。
【0017】
(11)マルチディスク処理装置において、上記(1)〜(7)項のいずれかのディスク移送装置と、それぞれが水平方向に進退しうるトレイを有し、各トレイが受け渡し位置において上下方向に整列するように多段状に配設された複数のディスク処理装置と、ディスクスタッキング位置に配設され、孔を有する複数の同一形状のディスクを整列して積み重ねて収容する収容手段とを備えるものとする。
【0018】
(12)上記(11)項において、1または複数のディスク処理装置を、光学的情報記録媒体としたディスクに、情報を書き込む書き込み装置とする。
【0019】
(13)上記(11)または(12)項において、1または複数のディスク処理装置を、ディスクの表面にラベルを貼着するラベラーとする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のマルチディスク処理装置の一実施形態を、図1〜図6を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明において、図1及び図2の右下側を前方、左下側を左方とする。
【0021】
図1及び図2に示すように、このマルチディスク処理装置は、箱状の筐体を有しており、その前面右側部は、ディスクスタッキング位置をなし、そこには、多数の同一形状のディスク(2)(図4参照)を積み重ねて収容しうる上下2段のカップ状のホルダ(3)(3)が、前方より着脱自在に装着されており、その後方には、ディスク移送装置(4)が設けられている。上段のホルダ(3)は、未処理ディスク(2)の収容用、下段のホルダ(3)は、処理済みディスク(2)の収容用である。
【0022】
筐体(1)の前面左側部には、透光部(5a)を有する開閉扉(5)が設けられており、その後部は受け渡し位置をなし、そこには、前方に向かって水平に進退しうるトレイ(6)をそれぞれが備えている複数(この例では8個)のディスク処理装置(7)が、上下方向に多段状に積み重ねて配設されている。
【0023】
この例では、ディスク(2)は、中央に孔(2a)を有する円盤状のCD−RまたはDVD−R等の光学的情報記録媒体としてあり、すべてのディスク処理装置(7)は、このディスク(2)に情報の書き込みを行なう公知の書き込み装置としてある。しかし、ディスク処理(7)の一部または全部を、ディスク(2)の表面に、書き込んだ情報に対応する文字、図形等を印刷したラベルを貼着するラベラー、またはディスク(7)に書き込まれた情報を読み取るリーダー、もしくはその情報等を消去する消去装置と置換してもよい。
【0024】
図4に示すように、各ホルダ(3)は、多数のディスク(2)を水平として、かつ上下方向に整列させて積み重ねて収容しうる有底円筒形の収容部(3a)と、収容部(3a)の前面中央に設けた取手(3b)とを備え、収容部(3a)の後面中央の上端より下方に向かって、やや広幅の切開部(8)が設けられている。
【0025】
ディスク移送装置(3)の大部分は、本出願人の先願である特開2001−283498号公報に開示されている搬送手段とほぼ同一である。
すなわち、図2及び図3に示すように、ディスク移送装置(4)は、筐体(1)内におけるホルダ(3)(3)の装着部の後方に上下の端部が枢支された角軸状の縦軸(9)と、縦軸(9)を前後から挾む1対のV溝付きローラ(10)(10)をもって、基端部が上下動可能として支持され、かつ先端部に複数のディスク(2)を保持しうる保持手段(11)を備える水平の搬送アーム(12)と、搬送アーム(12)を縦軸(9)に沿って昇降させる昇降手段(13)と、搬送アーム(12)を縦軸(9)とともに旋回させる旋回手段(14)とを備えている。
【0026】
昇降手段(13)は、縦軸(9)の下部に固着された水平板(15)の上面に水平軸をもって枢支された駆動プーリ(16)と、この駆動プーリ(16)に対向するようにして、縦軸(9)の上端部に固着された水平板(17)の下面に水平軸をもって枢支された従動プーリ(18)と、両プーリ(16)(18)に掛け回され、かつ搬送アーム(12)に一部が止着された無端のベルト(19)と、下方の水平板(15)上に設けられ、かつ駆動プーリ(16)を正逆回転させる可逆転式のパルスモータ(20)と、モータ(20)の回転力を駆動プーリ(16)に伝達する伝動手段(21)とを有している。
【0027】
伝動手段(21)は、モータ(20)の回転軸に固嵌されたプーリ(22)と、モータ(20)の回転軸と平行に配設されたウォーム(23)の軸端に固嵌されたプーリ(24)と、両プーリ(22)(24)に掛け回された無端ベルト(25)と、駆動プーリ(16)と一体的に形成され、かつウォーム(23)と噛合するウォームホイール(26)とからなっている。
【0028】
この昇降手段(13)により、搬送アーム(12)は、上段のホルダ(3)より若干上方の上限位置から、予め定めた下限位置までの間を昇降させられる。
【0029】
上下の水平板(17)(15)の対応する側縁同士を連結する上下方向を向く連結板(27)の上下部と中位部とには、搬送アーム(12)が、上述の上限位置に達したとき、同じく下限位置に達したとき、及び下段のホルダ(3)より若干上方の中間位置に達したときに、搬送アーム(12)に設けられた作動片(28)と対向または当接して、搬送アーム(12)が上記各位置に到達したことを検出する無接触式の近接センサ、または接触式のリミットスイッチ等からなる高さ検出センサ(29)(30)(31)が設けられている。
【0030】
旋回手段(14)は、下方の水平板(15)の下面、または縦軸(9)に固着された扇形のセクタギア(32)と、それに噛合するように、筐体(1)の底板(33)に上下方向を向く軸(34)をもって枢着されたウォームホイール(35)と、底板(33)に前後方向に向けて枢支され、かつウォームホイール(35)と噛合するウォーム(36)と、ウォーム(36)の一方の軸端に固嵌されたプーリ(37)と、底板(33)上に設けられた可逆転式のパルスモータ(38)と、モータ(38)の回転軸の一端に固嵌されたプーリ(39)と、両プーリ(37)(39)に掛け回された無端ベルト(40)とからなっている。
【0031】
この旋回手段(14)により、搬送アーム(12)は、縦軸(9)、上下の水平板(17)(15)、及び連結板(27)等と一体となって、その先端部の保持手段(11)がディスクスタッキング位置におけるホルダ(3)内のディスク(2)の中心部と上下方向に整合する、図2及び図3に実線で示すような前向き位置と、保持手段(11)が受け渡し位置と整合する、図1に示すような横向き位置との間を水平に旋回することができる。
【0032】
図3に示すように、筐体(1)の底板(33)上には、搬送アーム(12)が前向き位置に達したとき、セクタギア(32)の一側端と当接して、それ以上の搬送アーム(12)の旋回を阻止するように作用するリミットスイッチ等からなる第1の旋回位置検出センサ(41)と、搬送アーム(12)が横向き位置に達したとき、セクタギア(32)の他側端と当接して、それ以上の搬送アーム(12)の旋回を阻止するように作用するリミットスイッチ等からなる第2の旋回位置検出センサ(42)とが設けられている。
【0033】
筐体(1)内には、ディスク移送装置(4)を制御する制御手段(図示略)が設けられ、この制御手段は、ケーブルを介して、外部のコンピュータ(いずれも図示略)に接続されている。
なお、各ディスク処理装置(7)は、そのトレイ(6)を引き出したときに、トレイ(6)が受け渡し位置と前後左右に正確に整合するように配置されており、また、各ディスク処理装置(7)は、ケーブルを介して、外部のコンピュータ(図示略)に接続され、このコンピュータにより、ディスク移送装置(8)の作動と関連して、自動制御されるようになっている。
【0034】
図5及び図6に示すように、保持手段(11)は、移動体である搬送アーム(12)の先端部における上壁(12a)の下面に、上端に形成された拡径フランジ(43a)が固着され、かつ搬送アーム(12)の底壁(12b)を貫通して垂下する筒体(43)と、この筒体(43)の下端において、収縮時にディスク(2)の孔(2a)の内径より小径となり、拡張時には対応するディスク(2)の孔(2a)の内面に圧接して、そのディスク(2)と、その上に積み重ねられたディスク(2)とを持ち上げるだけの保持力が得られるようにした拡径手段(44)とを備えている。
【0035】
拡径手段(44)は、この例では、下端に倒立截頭円錐形状の拡径頭部(45a)を有し、かつ筒体(43)内に下端より上下動可能として嵌合されたロッド(45)と、筒体(43)の下端より下方に突出するロッド(45)に外観され、かつ筒体(43)の下端面と拡径頭部(45a)との間に挾まれて、それらの間の距離(D)が変動することにより、外径がディスク(2)の孔(2a)の内径より小となったり(図5参照)、大となったり(図6参照)するようにしたほぼ円筒形の弾性体(46)と、ロッド(45)を筒体(43)に対して上下動させるアクチュエータ(47)とからなるものとしてある。
【0036】
弾性体(46)は、ゴムまたは軟質合成樹脂材料からなり、ディスク(2)の孔(2a)への挿入を容易にするため、下方に向かって先細りとなる倒立截頭円錐形としてある。
【0037】
アクチュエータ(47)は、具体的には、搬送アーム(12)における上壁(12a)の下面に設けられた電磁ソレノイド(48)と、そのプランジャ(49)とロッド(45)の上端とを結ぶワイヤ(50)とを備え、電磁ソレノイド(48)が励磁されることにより、ワイヤ(50)牽引して、ロッド(45)を上昇させ、弾性体(46)を圧縮して、拡径させることができるようになっている。
【0038】
ワイヤ(50)は、一端がプランジャ(49)に止着され、かつ筒体(43)の上端一側部に上方より切設されたスリット(51)を通って筒体(43)の上部に進入し、そこから、筒体(43)の上部に水平軸(52)をもって枢着されたプーリ(53)に掛け回わされて垂下し、その下端の端末がロッド(45)に止着されている。
【0039】
電磁ソレノイド(48)を筒体(43)の上部に上下方向に向けて設け、プランジャ(49)をロッド(45)と一体的に形成してもよい。
また、アクチュエータ(47)として、電磁ソレノイド(48)に代えて、モータ駆動式のものを用いることもできる。
【0040】
筒体(43)には、外周面に雄ねじ(54a)が刻設されたねじ筒(54)が上下方向に摺動自在に外嵌されている。ねじ筒(54)は、その外周面の一部に上端より下方に向かって切設されたスリット(55)に、筒体(43)の外周面に突設したピン(56)が係合することにより、筒体(43)に対して上下動はできるが、回転はできないようになっている。
【0041】
ねじ筒(54)の下端には、拡径フランジ状をなす円板形の停止板(57)が連設されており、停止板(57)の一部には、それが積み重ねられたディスク(2)の最上段のものに上方より当接または近接することにより作動するようにしたセンサ(58)が設けられている。
【0042】
ねじ筒(54)の雄ねじ(54a)には、かさ歯車(59)の中心孔に刻設された雌ねじ(59a)が螺合している。かさ歯車(59)は、筒体(43)の拡径フランジ(43a)の下面に固着されて垂下する保持筒(60)と、搬送アーム(12)の底壁(12b)の上面に立設された保持筒(61)とにより、上下から挾まれて、筒体(43)を中心に回転はできるが、上下方向には移動不能とされている。
上方の保持筒(60)の上端一側部には、ワイヤ(50)を挿通するためのスリット(60a)が上方より上方より切設されている。
【0043】
かさ歯車(59)は、搬送アーム(12)内に設けられた正逆回転可能なステッピングモータ(62)の回転軸(62a)に固嵌したかさ歯車(63)に噛合し、ステッピングモータ(62)の作動により正逆回転させられ、それによって、ねじ筒(54)及び停止板(57)を、雌ねじ(59a)と雄ねじ(54a)とからなるねじ送り機構により、上下動させることができる。
【0044】
かさ歯車(59)には、筒体(43)と同芯の径の異なる2個の円周上に、1個または複数個の貫通孔(64)(65)が等間隔をもって穿設されており、それらに対向する搬送アーム(12)における底壁(12b)の上面には、2個の反射型光電センサ等からなる回転角度センサ(66)(67)が設けられている。両センサ(66)(67)とそれらから発生するパルス数をカウントするカウンタ(図示略)と、ステッピングモータ(62)の回転方向(通電方向)とに基づいて、停止板(57)の高さを、簡単かつ正確に制御することができる。
【0045】
この場合に、複数の貫通孔(64)(65)の円周方向の間隔を、その間隔、またはその整数倍だけかさ歯車(59)を回転させたときの停止板(57)の昇降距離(ねじ送り量)が、ディスク(2)1枚分の厚さに一致するように定めておくと、停止板(57)の上下移動の制御が簡単になる。
【0046】
次に、図7に示す模式図と、図8及び図9に示すフローチャートを参照して、この装置の作用を、本発明の方法の実施要領とともに説明する。
【0047】
上段のホルダ(3)には、未処理ディスク(2)を最大収容量(約100枚)まで収容し、下段の排出用のホルダ(3)は空にしておく。
この状態で、マルチディスクの処理装置に接続したコンピュータ(図示略)に、処理条件をすべて入力し、処理をスタートすると、まず、搬送アーム(12)が他の位置にある場合は、昇降手段(13)及び旋回手段(14)が作動させられて、搬送アーム(12)は上限かつ前向き位置に位置させられる(ステップS1)。
【0048】
次いで、またはステップS1と同時に、ステッピングモータ(62)が作動させられて、停止板(57)が、予め設定されたディスク(2)の初期保持枚数(N)に対応する位置に移動させられる(ステップS2)。
【0049】
この例では、N=8枚としてある。したがって、停止板(57)の下面から拡縮手段(44)までの距離が、ディスク(2)の厚さの8枚分となるように制御される。
次いで、搬送アーム(12)が下降させられ、(ステップS3及び図7の矢1参照)、拡縮手段(44)及び筒体(43)が、上段のホルダ(3)内に積み重ねられたディスク(2)の孔(2a)に上方より進入し、停止板(57)が最上段のディスク(2)の上面に当接するか、または近接すると、センサ(58)が作動させられ(ステップS4)、それによって、搬送アーム(12)の下降が停止させられる(ステップS5)。
【0050】
その後、電磁ソレノイド(48)が励磁させられると(ステップS6)、ワイヤ(50)が引かれ、ロッド(45)が筒体(43)内において上昇させられることにより、弾性体(46)が筒体(43)の下端とロッド(45)の拡径頭部とにより上下方向に圧縮させられ、その外周面が樽状に膨脹させられ、上方から第N番目(この例では第8番目)のディスク(2)の孔(2a)の内面に圧接する(図6参照)。
【0051】
次いで、搬送アーム(12)が上限まで上昇させられる(ステップS7及び図7の矢2参照)ことにより、上方からN枚のディスク(2)が、積み重ねられたままの状態で持ち上げられ、複数枚のディスク(2)の同時取り出しが完了する。
【0052】
次に、図3に示すフローチャートのように、ディスクスタッキング位置の上限に達した搬送アーム(12)は、旋回手段(14)の作動により、N枚のディスク(2)を保持したままの状態で、ディスク受け渡し位置まで旋回させられ(ステップS8及び図7の矢3参照)、次いで、予め定められた順序の第1番目のディスク処理装置(7)のトレイ(6)が引き出されたことを確認した上で(ステップS9及び図7の矢4参照)、最下段のディスク(2)が、上記トレイ(6)に近接するまで、下降させられる(ステップS10及び図7の矢5参照)。
【0053】
このときの搬送アーム(12)の下降停止位置は、搬送アーム(12)が保持しているディスク(2)の枚数と、引き出されたトレイ(6)の高さとに基づいて、コンピュータ内において演算して割り出される。
【0054】
搬送アーム(12)の下降が停止した後、電磁ソレノイド(48)が消磁させられ(ステップS11)、それによって弾性体(46)が元の縮径状態に復元し、N個のディスク(2)がすべて上記トレイ(6)上に積み重ねた状態で載置される。
【0055】
その後、搬送アーム(12)は、予め定めた数mm程度の微小距離だけ上昇させられ(ステップS12及び図7の矢6参照)、その位置で、ステッピングモータ(62)が作動させられ、停止板(57)が、ディスク(2)をN−1枚保持する位置に移動させられる(ステップS13)。
すなわち、停止板(57)は、筒体(43)に対して、1枚のディスク(2)の厚さ分だけ下降させられる。
【0056】
その状態で、搬送アーム(12)は、再度下降させられ(ステップS14及び図7の矢7参照)、上段のホルダ(2)内のディスク(2)を取りに行く、上述のステップS4〜S7と同様のステップS15〜S18を経て、上記トレイ(6)上のN個のディスク(2)のうち、最下段のもののみを、上記トレイ(6)上に残して、それより上方のN−1個のディスク(2)を、上記と同様の要領で保持し、微小距離だけ上昇させられる(ステップS18及び図7の矢8参照)。
【0057】
その後、上記トレイ(6)が、1枚のディスク(2)を載置した状態で、ディスク処理装置(7)内に引き込まれて、ローディングされた後(ステップS19及び図7の矢9参照)、上記ステップS9〜S19と同様の作動をくり返すことにより、第2番目以降のトレイ(6)に、ディスク(2)が1枚ずつ供給される。
【0058】
すべてのディスク処理装置(7)のトレイ(6)にディスク(12)が供給され、ディスク(7)の処理が行なわれた後、処理済みのディスク(2)を、下段のホルダ(3)に回収するには、ディスク移送装置(4)により、処理の終ったディスク(2)を、1個ずつトレイ(6)から下段のホルダ(3)まで搬送してもよいが、停止板(57)を、上述の場合と逆に、1枚のディスク(2)の厚さ分だけ筒体(43)に対して上昇させつつ、各トレイ(6)上の処理済ディスク(2)の上に、先に保持した処理済みディスク(2)を積み重ねつつ、複数のディスクをまとめて保持して、下段のホルダ(3)に搬送することもできる。
【0059】
また、上述のステップS10〜S18に代えて、図10に示すフローチャートのような方法でディスク(2)を搬送することもできる。
すなわち、第1番目のトレイ(6)が引き出されたことを確認した後(ステップS9)、搬送アーム(12)を、保持した複数のディスク(2)のうちの最下段のものが上記トレイ(6)の上面に近接する位置まで下降させた後(ステップS10)、電磁ソレノイド(48)を励磁したままの状態で、すなわち弾性体(46)が拡径したままの状態で、ステッピングモータ(62)を作動させて、停止板(57)を、1枚のディスク(2)の厚さ分だけ筒体(43)に対して下降させる(ステップS20)。
【0060】
すると、保持されているすべてのディスク(2)が、停止板(57)により押し下げられて、最下段のディスク(2)が、拡径している弾性体(46)の外周面から下方に摺動して、トレイ(6)上に落下させられるとともに、その直上のディスク(2)の孔(2a)の内面が弾性体(46)の外周面に圧接して、その位置で保持され、その上に積み重ねられている他のディスク(2)も保持される。
【0061】
次いで、最下段ディスク(2)が載置された第1番目のトレイ(6)が引き込まれた後(ステップS19)、同様の手順をくり返して、第2番目以降のトレイ(6)にも、ディスク(2)を1枚ずつ載置する。
この方法によると、図8及び図9に示す方法より、より迅速に作業を行なうことができる。
【0062】
本発明は、上述したものの他にも、幾多の変化変形が可能である。
例えば、上述の例では、筒体(43)を搬送アーム(12)に固着し、停止板(57)を筒体(43)に対して上下動しうるようにしたが、停止板(57)を搬送アーム(12)に固着し、筒体(43)を停止板(57)及び搬送アーム(12)に対して上下動しうるようにしてもよい。
【0063】
また、図11に示すように、弾性体(46)の外形を、下方に向かって拡開する截頭円錐形としてもよい。このようにすると、弾性体(46)が上下方向に圧縮されて拡径し、ディスク(2)の孔(2a)の内面に圧接したとき、弾性体は下方に行くほど肉厚となるので、ディスク(2)が落下しにくいという利点がある。
【0064】
さらに、拡縮手段の拡径時に、弾性体(46)の外周面が、積み重ねられた複数枚のディスク(2)の孔(2a)の内面に同時に圧接するようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】
各請求項に記載の発明は、次のような効果を奏することができる。
請求項1:筒体と拡縮手段とを、積み重ねた複数のディスクの孔に上方より挿入して、拡縮手段を拡開させ、次いで筒体を引き上げることにより、任意の枚数のディスクを、積み重ねたままの状態で、同時に、簡単かつ迅速に持ち上げて移送することができる。
【0066】
また、目的位置において、拡縮手段を縮径させて、筒体を引き上げることにより、複数のディスクを、積み重ねたままの状態で、目的位置に簡単かつ迅速に移載することができる。
さらに、請求項9または10記載の方法を採用することにより、積み重ねた状態で保持した複数のディスクを、複数の目的位置に1枚ずつ載置することもできる。
【0067】
請求項2:拡縮手段を、簡単な構造とすることができ、特に、ほぼ円筒形の弾性体を軸線方向に圧縮すると、外周面が膨脹して拡径するすることを利用したので、ディスクの孔の内に傷を付けたり、衝突音が発生したりすることがなく、静粛かつ円滑に作動することができる。
【0068】
請求項3:アクチュエータの構造を簡素化し、アクチュエータを安価に製造することができる。また、拡縮手段を迅速に作動させることができる。
【0069】
請求項4:弾性体をディスクの孔へ円滑に挿入することができる。
【0070】
請求項5:弾性体の下部が上方より肉厚となるので、弾性体が上下方向に圧縮されて、その外周面が拡径して、ディスクの孔の内面に圧接したとき、ディスクが落下しにくくなる。
【0071】
請求項6:停止板から下方に突出する筒体の突出量を変えることができ、それによって、保持しうるディスクの枚数を自由に調節することができる。
【0072】
請求項7:停止板から下方への筒体の突出量を、ねじ送り機構により、正確に調節することができるとともに、ディスク1枚分の厚さと、センサの作動のタイミングとが関連しているので、制御が容易になる。
【0073】
請求項8:積み重ねられた複数のディスクを、そのままの状態で、簡単かつ迅速に持ち上げて移送することができる。
【0074】
請求項9:積み重ねたままの状態で保持した複数枚のディスクを、複数のディスク処理装置における各トレイに、1枚ずつ確実に供給することができる。
【0075】
請求項10:積み重ねたままの状態で保持した複数枚のディスクを、複数のディスク処理における各トレイに、1枚ずつ、迅速かつ確実に供給することができる。
【0076】
請求項11:複数のディスク処理装置へのディスクの供給及び排出を迅速に行なうことができ、作業時間を短縮でるようにしたマルチディスク処理装置を提供することができる。
【0077】
請求項12:同時に複数のディスクに情報を書き込むことができるともに、ディスクの移動時間を短縮することができる。
【0078】
請求項13:同時に複数のディスクにラベルを貼着することができるとともに、ディスクの移動時間を短縮することができる。
また、請求項12の発明と組合わせることにより、書き込み装置により情報が書き込まれたディスクに、即座にラベルを貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチディスク処理装置の一実施形態の外観斜視図である。
【図2】同じく、内部構造を示す斜視図である。
【図3】同じく、ディスク移送装置の要部の拡大横断平面図である。
【図4】同じく、ホルダの外観斜視図である。
【図5】同じく、搬送アームの先端部の拡大縦断側面図である。
【図6】同じく、ディスクを保持したときの筒体の下部の拡大縦断側面図である。
【図7】同じく、作用を説明するための模式的側面図である。
【図8】同じく、ホルダ内のディスクを取りに行くときの要領を示すフローチャートである。
【図9】同じく、ディスク処理装置にディスクを供給するときの要領を示すフローチャートである。
【図10】同じく、図9に示すものと別の要領を示すフローチャートである。
【図11】同じく、弾性体の変形例を示す拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)筐体
(2)ディスク
(2a)孔
(3)ホルダ
(3a)収容部
(3b)取手
(4)ディスク移送装置
(5)開閉扉
(5a)透光部
(6)トレイ
(7)ディスク処理装置
(8)切開部
(9)縦軸
(10)ローラ
(11)保持手段
(12)搬送アーム(移動体)
(12a)上壁
(12b)底壁
(13)昇降手段
(14)旋回手段
(15)水平板
(16)駆動プーリ
(17)水平板
(18)従動プーリ
(19)ベルト
(20)モータ
(21)伝動手段
(22)プーリ
(23)ウォーム
(24)プーリ
(25)ベルト
(26)ウォームホイール
(27)連結板
(28)作動片
(29)(30)(31)高さ検出センサ
(32)セクタギア
(33)底板
(34)軸
(35)ウォームホイール
(36)ウォーム
(37)プーリ
(38)モータ
(39)プーリ
(40)ベルト
(41)第1の旋回位置検出センサ
(42)第2の旋回位置検出センサ
(43)筒体
(43a)拡径フランジ
(44)拡縮手段
(45)ロッド
(45a)拡径頭部
(46)弾性体
(47)アクチュエータ
(48)電磁ソレノイド
(49)プランジャ
(50)ワイヤ
(51)スリット
(52)水平軸
(53)プーリ
(54)ねじ筒
(54a)雄ねじ
(55)スリット
(56)ピン
(57)停止板
(58)センサ
(59)かさ歯車
(59a)雌ねじ
(60)(61)保持筒
(60a)スリット
(62)ステッピングモータ
(62a)回転軸
(63)かさ歯車
(64)(65)貫通孔
(66)(67)回転角度センサ

Claims (13)

  1. ディスクスタッキング位置から受け渡し位置まで移動しうるとともに、少なくともディスクスタッキング位置において昇降しうるようにした移動体に、ディスクスタッキング位置において整列して積み重ねられた複数の同一形状のディスクのそれぞれに設けられた孔内に進入可能な下向きの筒体を設け、前記筒体の下端に、収縮時にディスクの孔の内径より小径となり、拡張時には対応するディスクの孔の内面に圧接して、該ディスク及びその上に積み重ねられたディスクを持ち上げ可能な保持力が得られるようにした拡縮手段を設けたことを特徴とするディスク移送装置。
  2. 拡縮手段が、下端に拡径頭部を有し、かつ筒体の下端より上下動可能として嵌合されたロッドと、筒体の下端より突出する前記ロッドに外嵌され、前記筒体の下端と拡径頭部との間に挾まれて、それらの間の距離の変動により、外径がディスクの孔の内径より小となったり、大となったりするようにしたほぼ円筒形の弾性体と、前記ロッドを、筒体に対して上下動させるアクチュエータとを備えている請求項1記載のディスク移送装置。
  3. アクチュエータを、ロッドを直接プランジャとするか、またはロッドをプランジャに連係した電磁ソレノイドとした請求項2記載のディスク移送装置。
  4. 弾性体の外形を、下方に向かって先細りとなる倒立截頭円錐形とした請求項2または3記載のディスク移送装置。
  5. 弾性体の外形を、下方に向かって拡開する截頭円錐形とした請求項2または3記載のディスク移送装置。
  6. 移動体の下面に設けられ、最上段のディスクに当接するようにした停止板と筒体とを、上下方向に相対移動可能とした請求項1〜5のいずれかに記載のディスク移送装置。
  7. 移動体に対して、停止板または筒体をねじ送り機構により上下動させるようにするとともに、停止板に、該停止板がスタッキングされたディスクの最上段のものの上面に当接するかまたは近接したことを検出するセンサを設け、該センサが作動したときの停止板から、拡径手段までの筒体の下向き突出量を、ディスク1枚分の厚さに相当する停止板または筒体のねじ送り量の整数倍として制御しうるようにした請求項6記載のディスク移送装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のディスク移送装置により、ディスクスタッキング位置に積み重ねられた複数のディスクを、受け渡し位置に上下方向に多段状に配設された複数のディスク処理装置における水平方向に進退しうる各トレイに、1枚ずつ供給するディスク移送方法において、
    持ち上げようとする予め定めたディスクの枚数Nに相当する距離だけ筒体を移動体または停止板より下方に突出させた後、移動体を下降させて、拡縮手段と筒体とを、積み重ねられた複数のディスクの各孔へ上方から順次挿入し、移動体または停止板が最上段のディスクから予め定めた距離まで下降したとき、移動体の下降を停止し、次いで拡縮手段を拡径させて、それを上方からN枚目のディスクの孔の内面に圧接し、その後、移動体を上昇させて、N枚のディスクを移動体とともに同時に持ち上げることを特徴とするディスク移送方法。
  9. N枚のディスクを積み重ねた状態で受け渡し位置まで移動させるとともに、受け渡し位置におけるいずれかのディスク処理装置のトレイを進出させ、移動体を下降させて、前記N枚のディスクを、前記トレイに近接する位置まで下降させた後、拡縮手段を収縮させて、N枚のディスクを前記トレイ上に積み重ねた状態で載置し、次いで、前記移動体を予め定めたわずかの距離だけ上昇させた後、移動体または停止板の下面からの前記筒体の下方への突出量を、1枚のディスクの厚さに相当する距離だけ短かくし、次いで移動体を、前記トレイ上に載置されたディスクの最上段のものから予め定めた距離まで下降した後、停止し、次いで拡縮手段を拡径させて、それを上方からN−1枚目のディスクの孔の内面に圧接し、その後移動体を上昇させて、N−1枚のディスクを同時に持ち上げ、かつ前記トレイを、1枚のディスクのみを載置した状態で、ディスク処理装置内に引き込ませて、ローディングすることを特徴とする請求項8記載のディスク移送方法。
  10. N枚のディスクを積み重ねた状態で受け渡し位置まで移動させるとともに、受け渡し位置におけるいずれかのディスク処理装置のトレイを進出させ、最下段のディスクが前記トレイに近接するまで、移動体を下降させて停止した後、最上段のディスクが移動体の下面に設けた停止板に当接した状態で、停止板に対して、筒体を1枚のディスクの厚さに相当する距離だけ、突出量を小とすることにより、拡径した拡縮手段を、最下段のディスクの孔の内面から、その直上のディスクの孔の内面に圧接するように摺動させて、最下段のディスクを前記トレイ上に落下させ、次いで、前記トレイを、1枚のディスクのみを載置した状態で、ディスク処理装置内に引き込ませて、ローディングすることを特徴とする請求項8記載のディスク移送方法。
  11. 請求項1〜7のいずれかに記載のディスク移送装置と、
    それぞれが水平方向に進退しうるトレイを有し、各トレイが受け渡し位置において上下方向に整列するように多段状に配設された複数のディスク処理装置と、
    ディスクスタッキング位置に配設され、孔を有する複数の同一形状のディスクを整列して積み重ねて収容する収容手段とを備えることを特徴とするマルチディスク処理装置。
  12. 1または複数のディスク処理装置を、光学的情報記録媒体としたディスクに、情報を書き込む書き込み装置とした請求項11記載のマルチディスク処理装置。
  13. 1または複数のディスク処理装置を、ディスクの表面にラベルを貼着するラベラーとした請求項11または12記載のマルチディスク処理装置。
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