JP2014002279A - 定着装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】押圧部材を摺動する定着ベルトを傷めることなく滑らかに回転させる小型である定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置5は、定着ベルト26を回転駆動させるベルト補助駆動機構70を備える。ベルト補助駆動機構70は、定着ベルト26の内面に当接し、定着ベルト26を円形状としたときの定着ベルト26の内径より小径である外周面71aを有するとともにモーター79によって回転駆動させられる円筒回転部材71と、定着ベルト26を挟んで円筒回転部材71と圧接し、円筒回転部材71又は加圧ローラー19の駆動によって回転する定着ベルト26に従動して回転する押圧コロ72と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、定着ベルトを押圧部材によって加圧ローラーに圧接する方式の定着装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置においては、感光体ドラム等の像担持体に形成されたトナー像を記録媒体に転写し、そのトナー像を担持する記録媒体を定着装置に向けて搬送し、定着装置において、熱及び圧力を加えることにより記録媒体上のトナー像を記録媒体に定着させている。そして定着装置には、加熱した無端状の定着ベルトとこれに圧接される加圧ローラーとで形成される定着ニップ部に未定着トナー像を担持した記録媒体を挿通することによって記録媒体にトナーを定着するベルト定着方式がある。
このベルト定着方式では、定着ベルトの内面側に押圧部材を配置し、定着ベルトを挟んで加圧ローラー及び押圧部材が圧接し、定着ベルトと加圧ローラーとの間に定着ニップ部が形成されるとともに、加圧ローラーの回転駆動により定着ベルトの内面を押圧部材に摺動させて定着ベルトを従動回転させている。加圧ローラーの回転駆動により定着ベルトを従動回転させる場合、加圧ローラーと定着ベルトとの間の摩擦抵抗が定着ベルトと押圧部材との摺動抵抗よりも小さくなるとき、或いは記録媒体と定着ベルトとの摩擦抵抗が定着ベルトと押圧部材との間の摺動抵抗より小さいとき、定着ベルトのスリップが発生し、定着ベルトが滑らかに回転しないことがあった。
そこで、従来から定着ベルトのスリップを解消する関連技術が知られている。例えば特許文献1記載の定着装置は、上記の押圧部材を備えるベルト定着方式の構成において、無端状の定着ベルトの長手方向の端部の開口部に嵌合するエンドキャップ部材と、このエンドキャップ部材と一体に設けられるギアとを備える。このギアは駆動ギアに噛合し、駆動ギアは加圧ローラーを回転駆動させるローラーギアに噛合し、加圧ローラーが回転すると、ギア列を介してエンドキャップ部材も回転する。加圧ローラーの回転によって定着ベルトを従動回転させるとともにエンドキャップ部材の回転によって定着ベルトを加圧ローラーと略等速で回転させることで、定着ベルトのスリップを解消している。
また、特許文献2記載の定着装置は、押圧部材を備えるベルト定着方式の構成において、加圧ローラーの軸方向でその両端部の外側に加圧ローラーと同軸で加圧ローラーとは別に定着ベルトを回転駆動させる駆動ローラーが設けられ、駆動ローラーは定着ニップ外で定着ベルトを挟んで回転可能なフランジ部材に圧接した状態にある。駆動源の回転駆動によって、加圧ローラーが回転駆動することで定着ベルトが回転し、さらに駆動ローラーが回転することで定着ベルトが回転するために、定着ベルトに対する回転駆動力が増加して定着ベルトのスリップを防止している。
また、特許文献3記載の定着装置では、押圧部材を備えるベルト定着方式の構成において、無端状の定着ベルトの両端にはこの端部を保持するフランジ部材が定着ベルトに取り付けられおり、定着ベルトの外面にフランジ部材を嵌め込むように構成されている。そして押圧部材及び加圧ローラーの圧接によって定着ニップ部が形成されると、定着ベルトが定着ニップ部によって楕円状に変形し、定着ベルトの外面がフランジ部材の内面に密着するので、フランジ部材への回転駆動力が定着ベルトに伝えられる。加圧ローラーの回転によって定着ベルトが回転するとともに、フランジ部材の回転によって定着ベルトが補助的に回転するために、定着ベルトのスリップを防止している。
特開2005−249958号公報(段落[0036]〜[0038]、第1図) 特開2001−83822号公報(段落[0054]〜[0068]、第2図) 特開2003−316181号公報(段落[0049]、[0050]、第7図)
しかしながら、特許文献1記載の定着装置では、定着ベルトは、定着ニップ部において定着ニップ部の形状に沿う形に変形する一方、定着ベルトの長手方向の端部では円形に変形しているために長手方向に変形の形状が異なり、この状態で定着ベルトを繰り返し回転させると、定着ベルトに圧縮及び伸長の応力が加わり、定着ベルトが破壊するおそれがある。定着ベルトの伸縮による応力を低減させるために、エンドキャップ部材を定着ニップ部から大きく離間させて配置すると、長手方向に装置が大型化するという問題があった。
また、特許文献2記載の定着装置では、定着ベルトの表面の粗さを定着ニップ部と駆動ローラーに圧接する部分とで異ならせる等の処理を施して駆動ローラーに圧接する部分の摩擦抵抗を大きくしており、定着ベルトの加工に手間が掛りコストアップする。
また、特許文献3記載の定着装置では、定着ベルトが楕円状に変形し、フランジ部材の内面と定着ベルト外面が密着する構成であり、この構成ではフランジ部材から定着ベルトに回転駆動力が十分に伝達され難いという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、押圧部材を摺動する定着ベルトを傷めることなく滑らかに回転させる小型である定着装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明は、加熱手段によって加熱される無端状の定着ベルトと、前記定着ベルトの内面側に配置され前記定着ベルトの内面が摺動する押圧部材と、前記定着ベルトを挟んで前記押圧部材と圧接することで定着ニップ部を形成するとともに回転駆動する加圧ローラーと、を備え、前記定着ベルトが回転することで、前記定着ニップ部に記録媒体を挟持搬送し記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着する定着装置において、前記定着ニップ部のニップ域外には前記定着ベルトを回転駆動させるベルト補助駆動機構が配設されてなり、前記ベルト補助駆動機構は、前記定着ベルトの内面に当接し、前記定着ベルトを円形状としたときの前記定着ベルトの内径より小径である外周面を有するとともに駆動源によって回転駆動させられる円筒回転部材と、前記定着ベルトを挟んで前記円筒回転部材と圧接し、前記円筒回転部材或いは前記加圧ローラーの駆動によって回転する前記定着ベルトに従動して回転する押圧コロと、を有することを特徴としている。
また、第2の発明は、上記の定着装置において、前記ベルト補助駆動機構は、前記円筒回転部材と前記駆動源との間に配設され、前記定着ベルトが前記加圧ローラーと略同じ所定の周速度で従動回転する場合、前記駆動源の回転力を前記円筒回転部材に伝達しない一方、前記定着ベルトが前記所定の周速度未満で従動回転する場合、前記駆動源の回転力を前記円筒回転部材に伝達するワンウェイクラッチを有することを特徴としている。
また、第3の発明は、上記の定着装置において、前記加熱手段は、前記定着ベルトの長手方向に沿ってループ状に巻回され前記定着ベルトを誘導加熱するための磁束を発生させるコイルと、該コイルの近傍に配設され前記定着ベルトの誘導発熱層に磁束を導く磁性体コアと、を備えた誘導加熱部であり、前記ベルト補助駆動機構には、前記定着ベルトの回転の有無を検知するための回転検知手段が設けられてなり、前記回転検知手段は前記押圧コロの回転を検知することを特徴としている。
また、第4の発明は、上記の定着装置において、前記回転検知手段は、前記押圧コロの側面周方向に配置された複数のスリットを有し、前記押圧コロとともに回転する被検知部と、発光部から前記被検知部に向けて光を射出し前記被検知部から反射する光を受光部で受光する光検知センサーと、を備えることを特徴としている。
また、第5の発明は、上記の定着装置において、前記加熱手段は、前記コイル及び前記磁性体コアが取り付けられる支持部材を備え、前記押圧コロは前記支持部材に回転可能に支持されることを特徴としている。
また、第6の発明は、上記の定着装置において、二つの前記押圧コロが周方向に離間して配設され、前記回転検知手段は一つの前記押圧コロの回転を検知することを特徴としている。
また、第7の発明は、上記の定着装置において、前記円筒回転部材と同軸で一体に設けられる第1ギア部材と、該第1ギア部材に噛合し前記駆動源によって回転させられる第2ギア部材と、を備え、前記ワンウェイクラッチは前記第2ギア部材の歯車部と回転軸との間に配設されることを特徴としている。
また、第8の発明は、上記の定着装置において、前記第2ギア部材と前記駆動源との間には、前記加圧ローラーを回転駆動する第3ギア部材が接続されることを特徴としている。
また、第9の発明は、前記構成の定着装置を備えた画像形成装置である。
第1の発明によれば、加圧ローラーの回転によって定着ベルトが従動回転しているとき、記録媒体と定着ベルトとの摩擦抵抗が定着ベルトと押圧部材との間の摺動抵抗より小さくなる等で、定着ベルトのスリップが発生した場合、円筒回転部材が駆動源によって回転駆動しているために、定着ベルトは円筒回転部材によって回転させられる。この結果、定着ベルトは円筒回転部材と押圧コロによって挟持された状態で、円筒回転部材によって従動回転させられることで、定着ベルトが定着ニップ部を滑らかに回転し、記録媒体上に担持された未定着トナー像が良好に定着される。また、円筒回転部材が定着ベルトに内挿されるために装置が小型化し、さらに円筒回転部材の外周面が定着ベルトを円形状としたときの該内径より小径であることで、定着ベルトが従動回転するとき、定着ベルトの伸縮による応力負荷が軽減され定着ベルトを傷めるおそれがない。
本発明の第1実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図 第1実施形態に係る定着装置を示す側面断面図 第1実施形態に係る定着装置のベルト補助駆動機構を示す部分側面図 第1実施形態に係るベルト補助駆動機構を示す平面図 本発明の第2実施形態に係るベルト補助駆動機構に設けた回転検知手段を示す部分側面図 本発明の第3実施形態に係る加熱手段に支持された押圧コロを示す平面図 本発明の第4実施形態に係るベルト補助駆動機構を示す平面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る定着装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。画像形成装置1は、その下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも用紙搬送方向の下流側に配設された定着装置5と、画像形成部4及び定着装置5の上方に配設された画像読取部6とを備えている。
給紙部2は、記録媒体である用紙9を収容する複数の給紙カセット7と、手差しの用紙を供給する手差しトレイ22とを備えている。給紙ローラー8の回転により、複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9を1枚ずつ用紙搬送部3に送り出す。手差しトレイ22は、給紙カセット7に収容された用紙9とは異なるサイズの用紙、または封筒やOHPシート等の記録媒体が載置され、それらの記録媒体を用紙搬送部3に送り出す。
用紙搬送部3に送られた用紙9は、用紙搬送経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9にトナー像を形成するものであり、図1の矢印方向に回転可能に支持された感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電部12、露光部13、現像部14、転写部15、クリーニング部16、及び除電部17を備えている。
帯電部12は、高電圧を印加される帯電ワイヤーを備えており、この帯電ワイヤーからのコロナ放電によって感光体11表面に所定電位を与えると、感光体11表面が一様に帯電させられる。そして、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、露光部13により感光体11表面に照射されると、感光体11表面の電位が選択的に減衰され、感光体11表面に静電潜像が形成される。
次いで、現像部14が感光体11表面の静電潜像を現像し、感光体11表面にトナー像が形成される。このトナー像が転写部15によって感光体11と転写部15との間に供給される用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置された定着装置5に向けて搬送される。定着装置5では用紙9が加熱加圧され、用紙9上にトナー像が溶融定着される。次いで、トナー像が定着された用紙9は、排出ローラー対20によって排出トレイ21上に排出される。
転写部15による用紙9へのトナー像の転写後、感光体11表面に残留しているトナーは、クリーニング部16により除去され、また感光体11表面の残留電荷は除電部17により除去される。そして、感光体11は帯電部12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
定着装置5は図2に示すように構成される。図2は定着装置を概略的に示す側面断面図である。なお、図2は定着装置5を画像形成装置1の背面側(図1の裏側)から見た状態を示しており、用紙搬送方向は図1と逆方向(左から右方向)となっている。
定着装置5は、電磁誘導加熱を用いた定着方式であり、定着ベルト26と、加圧ローラー19と、定着ベルト26を加熱する誘導加熱部30と、温度検知部であるサーミスター25と、ベルト支持部材55と、を備える。
定着ベルト26は、無端状の耐熱ベルトであり、内面側から順に、PFA層やPTFE層等からな摺動層26aと、電鋳ニッケルからなる基材層である誘導発熱層26bと、シリコーンゴム等からなる弾性層26cと、フッ素樹脂等からなり定着ニップ部Nで未定着トナー像を溶融定着する際の離型性を向上させる離型層26dとが積層されて構成される。尚、誘導発熱層26bは、ポリイミト゛樹脂に銅、銀、またはアルミニウム等の金属粉末を混入させて形成したものであってもよい。
ベルト支持部材55は、ベルト保持部59とパッド保持部56及び空洞部57を有し、アルミニウム等の金属や耐熱性樹脂等からなる。ベルト保持部59は断面視で曲面状をなし、定着ベルト26を誘導加熱部30に対して所定の間隔を隔てて保持する。パッド保持部56は、押圧部材である押圧パッド60を保持する。空洞部57は、後述するベルト補助駆動機構70(図3参照)の支軸74が貫通している。
押圧パッド60は、液晶ポリマー樹脂等の耐熱性樹脂やシリコーンゴム等の弾性材料で構成されており、定着ベルト26を介して加圧ローラー19に対向している。押圧パッド60には、定着ベルト26の内面が摺擦する摺動面60aが形成されている。尚、パッド保持部56をベルト保持部59と分離して設け、装置本体に支持するように構成してもよい。
摺動面60aは、用紙搬送方向の上流側に形成される用紙搬送方向に略平行な平坦部と、平坦部よりも用紙搬送方向の下流側に形成される加圧ローラー19の曲率半径よりも大きい曲率半径を有して加圧ローラー19側に湾曲する曲面部とを有する。また、摺動面60aには、定着ベルト26との摺擦面の摺動負荷を低減するために、PTFEシート等のフッ素樹脂系の摺動部材(図示せず)を介在させてもよい。
加圧ローラー19は、鉄等の円筒型の芯金19aと、芯金19a上に形成されるシリコーンゴム製の弾性層19bと、弾性層19bの表面を覆うフッ素樹脂等からなる離型層19cと、を備える。また、加圧ローラー19は、定着ベルト26を挟んで押圧バッド60と圧接され、図示しないモーター等の駆動源によって時計回り方向に回転駆動させられる。加圧ローラー19及び押圧パッド60が定着ベルト26を挟持した状態で加圧ローラー19が回転することによって、定着ベルト26は従動回転する。加圧ローラー19と定着ベルト26との圧接する部分に、定着ニップ部Nが形成され、定着ニップ部Nでは、搬送される用紙9上の未定着トナー像を加熱及び加圧し用紙9上にトナー像を定着する。
誘導加熱部30は、コイル37と、支持部材であるボビン38と、磁性体コア39とを備え、電磁誘導により定着ベルト26を加熱するものである。誘導加熱部30は、定着ベルト26の長手方向(図2の紙面の表裏方向)に延びて、定着ベルト26の外面の略半分を囲うように定着ベルト26に対向して配設される。
励磁コイル37は、定着ベルト26の長手方向に沿ってリッツ線をループ状に複数回巻回してボビン38に取り付けられる。また励磁コイル37は、図示しない電源に接続され、電源から供給される高周波電流により交流磁束を発生させる。励磁コイル37からの磁束は磁性体コア39を通過し、図2の紙面に平行な方向に導かれ、定着ベルト26の誘導発熱層26aに沿って通過する。誘導発熱層26aを通過する磁束の交流的な強さの変化によって誘導発熱層26aには渦電流が生じる。誘導発熱層26aに渦電流が流れると、誘導発熱層26aの電気抵抗によってジュール熱が発生して、定着ベルト26が発熱する(加熱される)ことになる。
サーミスター25は、定着ベルト26外面の長手方向の中央部及び両端部に対向するように配置され、夫々の領域の温度を検知する。サーミスター25の検知温度に基づいて誘導加熱部30の励磁コイル37に供給される電流が制御される。
定着ベルト26が加熱手段である誘導加熱部30によって加熱され、定着可能温度になると、定着ニップ部Nで挟持された用紙9が加熱されるとともに、加圧ローラー19によって加圧されることにより、用紙9上の粉体状態のトナーが溶融定着される。定着処理後の用紙9は、定着ベルト26の表面に密着して搬送され、図示しない分離部材によって定着ベルト26の表面から分離され、定着装置5の下流側に搬送される。
定着ベルト26の長手方向の端部には、後述するベルト補助駆動機構70(図3、図4参照)が配設される。加圧ローラー19の回転によって定着ベルト26が従動回転しているとき、用紙9の表面状態や温湿度等の環境変化等によって、加圧ローラー19に対する用紙9と定着ベルト26との摩擦抵抗が、定着ベルト26と押圧パッド60との間の摺動抵抗より小さくなった場合等、定着ベルト26にスリップが発生し、定着ベルト26が所定の周速度にて回転しなくなる。このような場合ベルト補助駆動機構70は定着ベルト26を補助的に回転駆動させる。
ベルト補助駆動機構70の詳しい構成を図3、図4に示す。図3は本発明の第1実施形態に係るベルト補助駆動機構70の構成を示す部分側面図であり、図4はベルト補助駆動機構70の構成を示す平面図である。尚、図3では、定着ベルト26を断面して示し、図4では、図3に示す第1ギア部材75及び第2ギア部材76を省略している。
図3に示すように、ベルト補助駆動機構70は、定着ベルト26の長手方向の端部で、定着ニップ部Nのニップ域外に配設され、円筒回転部材71と、押圧コロ72と、第1ギア部材75と、第2ギア部材76と、ワンウェイクラッチ77と、駆動源であるモーター79と、を備える。
円筒回転部材71は、支軸74を有し、支軸74によって装置本体(図略)に回転可能に支持される。また、円筒回転部材71は、定着ベルト26の長手方向の端部で定着ニップ部Nのニップ域外に配置され、さらに定着ベルト26に内挿して配置される。円筒回転部材71の外周面71aは、定着ベルト26の内面に対向し、定着ベルト26を円形状にしたときの定着ベルト26の内径よりも小径に形成されることで、定着ベルト26は円筒回転部材71の外周面71aに弛んだ状態で嵌っている。
押圧コロ72は、定着ベルト26の外面に対向して配置される円筒回転部材71より小さい外径のコロであり、装置本体(図略)に回転可能に支持される。また、押圧コロ72は、図示しないバネ等によって定着ベルト26を挟んで円筒回転部材71に圧接される。従って、円筒回転部材71が回転すると、円筒回転部材71の回転によって、定着ベルト26が円筒回転部材71と同方向に回転するとともに、定着ベルト26の回転によって、押圧コロ72が定着ベルト26の回転方向とは逆方向に従動回転する。円筒回転部材71による定着ベルト26の回転方向は、加圧ローラー19による定着ベルト26の回転方向と同じとなる。
加圧ローラー19或いは円筒回転部材71の回転にともなって定着ベルト26が従動回転するとき、図4に示すように、定着ベルト26は、定着ニップ部Nでは、押圧パッド60の摺動面60aの形状(平面と曲面を組み合わせた形状、図2も参照)に沿って変形し、一方、円筒回転部材71と押圧コロ72の圧接部では、円筒回転部材71の円弧に沿った形状に変形する。定着ベルト26は、弛んだ状態で円筒回転部材71に嵌っているために、夫々の領域で変形しても定着ベルト26の伸縮による応力負荷を受け難く、破壊、損傷等のおそれがない。また、円筒回転部材71が定着ニップ部Nの近傍にて定着ベルト26に内挿して配置されているために、定着装置1は大型化することがない。
図3に戻り、支軸74には円筒回転部材71と同軸で一体に第1ギア部材75が配設される。第1ギア部材75は第2ギア部材76に噛合し、第2ギア部材76はモーター79によって回転させられる。
第2ギア部材76は、モーター79によって回転させられる回転軸78と、第1ギア部材75に噛合する歯車部との間にワンウェイクラッチ77を内蔵する。
ワンウェイクラッチ77は、回転軸78から第2ギア部材76の歯車部へ回転力を伝達または遮断するものである。ワンウェイクラッチ77が第2ギア部材76に配設されることで、定着ベルト26が加圧ローラー19と略同じ所定の周速度Vaで従動回転する場合、回転軸78の回転力(即ち、モーター79の回転力)を第2ギア部材76の歯車部(即ち、円筒回転部材71)に伝達しない一方、定着ベルト26が所定の周速度Va未満で従動回転する場合、回転軸78の回転力(即ち、モーター79の回転力)を第2ギア部材76の歯車部(即ち、円筒回転部材71)に伝達することができる。
より詳細には、定着ベルト26が周速度Vaで従動回転する場合は、第2ギア部材76の歯車部の回転速度はモーター79による回転軸78の回転速度よりも速くなる。その結果、ワンウェイクラッチ77は空転し、回転軸78の回転力は第2ギア部材76を介して円筒回転部材71に伝達されない。これに対し、定着ベルト26が周速度Va未満で従動回転する場合は、第2ギア部材76の歯車部の回転速度はモーター79による回転軸78の回転速度よりも遅くなる。その結果、ワンウェイクラッチ77が噛み合い、回転軸78の回転力は第2ギア部材76を介して円筒回転部材71に伝達される。
従って、加圧ローラー19の回転によって、定着ベルト26がスリップせずに所定の周速度Vaで従動回転している場合、ワンウェイクラッチ77はモーター79の回転力を円筒回転部材71に伝達しない。この結果、加圧ローラー19の回転によって定着ベルト26が従動回転させられることで、用紙9が定着ニップ部Nに適切に挟持搬送され、用紙9上に担持された未定着トナー像が定着される。尚、この場合、定着ベルト26が回転することで、押圧コロ72が従動回転し、また円筒回転部材71と第1ギア部材75及び第2ギア部材76の歯車部が従動回転する。
一方、加圧ローラー19の回転によって定着ベルト26が従動回転しているとき、用紙9と定着ベルト26との摩擦抵抗が定着ベルト26と押圧パッド60との間の摺動抵抗より小さくなる等で、定着ベルト26のスリップが発生して、定着ベルト26が所定の周速度Va未満の周速度で回転する場合、ワンウェイクラッチ77がモーター79の回転力を円筒回転部材71に伝達する。この結果、定着ベルト26は円筒回転部材71と押圧コロ72によって挟持された状態で、円筒回転部材71によって従動回転させられることで、定着ベルト26が定着ニップ部Nを滑らかに回転し、用紙9上に担持された未定着トナー像が良好に定着される。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係るベルト補助駆動機構70に設けた回転検知手段を示す部分側面図である。第1実施形態と異なる、回転検知手段の構成について主に説明し、以降、第1実施形態と同じ部分の説明を省略する。
回転検知手段は、光検知センサー81及び被検知部である検知板82を有し、押圧コロ73の回転を検知することで定着ベルト26の回転の有無を検知する。
検知板82は押圧コロ73の側面に貼り付けて取り付けられる。検知板82は周方向に複数のスリット83を有して円板状に形成される。押圧コロ73の側面は光検知センサー81の光を吸収するように処理され、検知板82の表面は光検知センサー81の光を反射するように処理されている。
光検知センサー81は、検知板82の近傍で対向して配置され、検知板82に向けて光を射出する発光部と、該発光部に図4の紙面表裏方向に並べて配置され検知板82で反射した発光部からの光を受光する受光部とを有する。
押圧コロ73が回転すると検知板82も回転し、検知板82の回転によって、複数のスリット83が光検知センサー81に対面する毎に、光検知センサー81の受光部が発光部から射出する光を受光し、複数のスリット83に応じたパルス光を検知する。光検知センサー81がパルス光を検知すると、押圧コロ73が回転状態にあることが把握され、即ち、定着ベルト26が、加圧ローラー19或いは円筒回転部材71の駆動によって回転させられていることが把握される。定着ベルト26が回転状態にあることが検知されると、誘導加熱部30(図2参照)による定着ベルト26の加熱(発熱)を開始するために、励磁コイル37に電流が供給される。
この構成によって、定着ベルト26の回転停止中には定着ベルト26が誘導加熱部30によって加熱されることないので、定着ベルト26が異常に昇温し損傷することがない。
尚、回転検知手段は、検知板82を設ける替わりに、押圧コロ73の側面に複数の貫通孔を形成し、この貫通孔をスリット83として用いてもよい。また、光検知センサー81は本実施形態の反射型の光センサーに替えて、発光部及び受光部が対向して配置される透過型の光センサーを用いてもよい。また、回転検知手段は光検知センサー81に替えて、機械的に或いは磁気的に押圧コロ73の回転を検知するものであってもよい。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る誘導加熱部30に支持された押圧コロ72、73を示す平面図である。
誘導加熱部30は、定着ベルト26を加熱するためのコイル37や磁性体コア39(図2参照)等を備え、さらにコイル37や磁性体コア39を支持するボビン38(支持部材)を備える。
ボビン38は、定着ベルト26の外面と所定の間隔を隔てて配置され、定着ベルト26の外周面の略半分を囲うように構成され、定着ベルト26からの放熱に耐えるために液晶ポリマー樹脂等の耐熱性樹脂によって形成される。
ボビン38の周方向の両端部には、外周側に凹形状をした嵌装溝38a、38bが形成され、また、定着ベルト26に対向する開口が形成される。嵌装溝38a、38b及び開口は定着ベルト26の長手方向(図6の紙面の表裏方向)の一端部に形成される。
嵌装溝38aには第1実施形態で用いた押圧コロ72(図3参照)の支軸72aが回転可能に嵌装し、押圧コロ72の外周面がボビン38の開口から突出し定着ベルト26に対向する。また、嵌装溝38bには第2実施形態に用いた押圧コロ73(図5参照)の支軸73aが回転可能に嵌装し、押圧コロ73の外周面がボビン38の開口から突出し定着ベルト26に対向する。押圧コロ73に設けたスリット83に対向する位置には、光検知センサー81が配置され、光検知センサー81は図示しない装置本体に取り付けられている。
二つの押圧コロ72、73を円周方向に離間して配置することで、円筒回転部材71の回転によって定着ベルト26を従動回転させるとき、定着ベルト26が安定して回転し、また、円筒回転部材71に弛んだ状態で嵌っている定着ベルト26は、二つの押圧コロ72、73間では定着ベルト26が弛むことがなく、ボビン38に不用意に接触して定着ベルト26を傷つけるおそれがない。
尚、上記第1〜第3実施形態では、ベルト補助駆動機構70を定着ベルト26の長手方向の一端部に配設する構成を示したが、本発明はこれに限らず、ベルト補助駆動機構70が長手方向の両端側に配設される構成であってもよい。また、ベルト補助駆動機構70を両端側に配設する場合、一方の端部のベルト補助駆動機構70は、第1及び第2ギア部材75、76を設けずに円筒回転部材71及び押圧コロ72を設ける構成であってもよい。この場合、両端側の円筒回転部材71を支軸74によって連結し、支軸74によって駆動力を伝達する構成にするとよい。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態に係るベルト補助駆動機構70の複数のギアの配列を示す平面図である。
前述のように、円筒回転部材71と一体に設けられる第1ギア部材75は、ワンウェイクラッチ77を内蔵する第2ギア部材76に噛合している。第2ギア部材76にはアイドルギア85が噛合し、アイドルギア85には第3ギア部材86が噛合している。更に第3ギア部材86は中継ギア87に噛合し、中継ギア87はモーター79によって回転させられる。
第3ギア部材86は、加圧ローラー19(図3参照)と一体で同軸に設けられ、第1ギア部材75と逆方向に回転する。従って、モーター79の回転駆動によって、加圧ローラー19及び円筒回転部材71が互いに逆方向に回転し、この結果、加圧ローラー19の回転駆動による定着ベルト26の回転方向は、円筒回転部材71の回転駆動による定着ベルト26の回転方向と一致する。
尚、上記第1〜第4実施形態では、加熱手段に誘導加熱部30を用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、加熱手段はハロゲンランプ等であってもよい。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる定着装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができ、特に、定着ベルトを押圧部材によって加圧ローラーに圧接する方式の定着装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
5 定着装置
19 加圧ローラー
26 定着ベルト
30 誘導加熱部(加熱手段)
38 ボビン(支持部材)
38a、38b 嵌装溝
55 ベルト支持部材
56 パッド保持部
57 空洞部
59 ベルト保持部
60 押圧パッド(押圧部材)
60a 摺動面
70 ベルト補助駆動機構
71 円筒回転部材
71a 外周面
72、73 押圧コロ
72a、73a 支軸
74 支軸
75 第1ギア部材
76 第2ギア部材
77 ワンウェイクラッチ
78 回転軸
79 モーター(駆動源)
81 光検知センサー(回転検知手段)
82 検知板(被検知部、回転検知手段)
83 スリット(回転検知手段)
85 アイドルギア
86 第3ギア部材
87 中継ギア
N 定着ニップ部

Claims (9)

  1. 加熱手段によって加熱される無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内面側に配置され前記定着ベルトの内面が摺動する押圧部材と、
    前記定着ベルトを挟んで前記押圧部材と圧接することで定着ニップ部を形成するとともに回転駆動する加圧ローラーと、を備え、
    前記定着ベルトが回転することで、前記定着ニップ部に記録媒体を挟持搬送し記録媒体上に担持された未定着トナー像を定着する定着装置において、
    前記定着ニップ部のニップ域外には前記定着ベルトを回転駆動させるベルト補助駆動機構が配設されてなり、
    前記ベルト補助駆動機構は、前記定着ベルトの内面に当接し、前記定着ベルトを円形状としたときの前記定着ベルトの内径より小径である外周面を有するとともに駆動源によって回転駆動させられる円筒回転部材と、前記定着ベルトを挟んで前記円筒回転部材と圧接し、前記円筒回転部材或いは前記加圧ローラーの駆動によって回転する前記定着ベルトに従動して回転する押圧コロと、を有することを特徴とする定着装置。
  2. 前記ベルト補助駆動機構は、前記円筒回転部材と前記駆動源との間に配設され、前記定着ベルトが前記加圧ローラーと略同じ所定の周速度で従動回転する場合、前記駆動源の回転力を前記円筒回転部材に伝達しない一方、前記定着ベルトが前記所定の周速度未満で従動回転する場合、前記駆動源の回転力を前記円筒回転部材に伝達するワンウェイクラッチを有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱手段は、前記定着ベルトの長手方向に沿ってループ状に巻回され前記定着ベルトを誘導加熱するための磁束を発生させるコイルと、該コイルの近傍に配設され前記定着ベルトの誘導発熱層に磁束を導く磁性体コアと、を備えた誘導加熱部であり、
    前記ベルト補助駆動機構には、前記定着ベルトの回転の有無を検知するための回転検知手段が設けられてなり、
    前記回転検知手段は前記押圧コロの回転を検知することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記回転検知手段は、前記押圧コロの側面周方向に配置された複数のスリットを有し、前記押圧コロとともに回転する被検知部と、発光部から前記被検知部に向けて光を射出し前記被検知部から反射する光を受光部で受光する光検知センサーと、を備えることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記加熱手段は、前記コイル及び前記磁性体コアが取り付けられる支持部材を備え、
    前記押圧コロは前記支持部材に回転可能に支持されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の定着装置。
  6. 二つの前記押圧コロが周方向に離間して配設され、前記回転検知手段は一つの前記押圧コロの回転を検知することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記円筒回転部材と同軸で一体に設けられる第1ギア部材と、該第1ギア部材に噛合し前記駆動源によって回転させられる第2ギア部材と、を備え、
    前記ワンウェイクラッチは前記第2ギア部材の歯車部と回転軸との間に配設されることを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の定着装置。
  8. 前記第2ギア部材と前記駆動源との間には、前記加圧ローラーを回転駆動する第3ギア部材が接続されることを特徴とする請求項7に記載の定着装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかに記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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