JP4873532B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置とそこに設置される定着装置とに関し、特に、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置及び画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、装置の立ち上がり時間を低減して省エネルギー化することを目的として、電磁誘導加熱方式の定着装置を用いる技術が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1等において、電磁誘導加熱方式の定着装置は、発熱体としての支持ローラ(加熱ローラ)、定着補助ローラ(定着ローラ)、支持ローラと定着補助ローラとによって張架された定着ベルト、支持ローラに定着ベルトを介して対向する誘導加熱部(誘導加熱手段)、定着補助ローラに定着ベルトを介して当接する加圧ローラ、等で構成される。誘導加熱部は、幅方向(記録媒体の搬送方向に直交する方向である。)に延設されたコイル部(励磁コイル)や、コイル部に対向するコア(励磁コイルコア)等で構成される。
そして、定着ベルトは、誘導加熱部との対向位置で加熱される。加熱された定着ベルトは、定着補助ローラ及び加圧ローラの位置に搬送される記録媒体上のトナー像を加熱して定着する。詳しくは、コイル部に高周波の交番電流を流すことで、コイル部の周囲に交番磁界が形成されて、支持ローラ表面近傍に渦電流が生じる。支持ローラ(発熱体)に渦電流が生じると、支持ローラ自身の電気抵抗によってジュール熱が発生する。このジュール熱によって、支持ローラに巻装された定着ベルトが加熱される。
このような電磁誘導加熱方式の定着装置は、発熱体が電磁誘導によって直接的に加熱されるために、熱ローラ方式(ヒータランプ加熱方式)等の他方式のものに比べて熱変換効率が高く、少ないエネルギー消費で短い立ち上げ時間にて定着ベルトの表面温度(定着温度)を所望の温度まで昇温できるものとして知られている。
特開2005−70376号公報
上述した従来の定着装置は、誘導加熱部と発熱体としての支持ローラ(定着ベルトを介在している。)との間に異物が侵入した場合に、異物が発熱体によって加熱されて高温に達してしまう不具合が生じる可能性があった。
例えば、定着ニップ部(定着補助ローラが定着ベルトを介して加圧ローラに当接する位置である。)から送出された定着工程後の記録媒体が、定着ベルトから分離されずに定着ベルトに密着してしまうと、その記録媒体が定着ベルトによって誘導加熱部との対向位置まで搬送されてしまう。そして、誘導加熱部と支持ローラ(又は定着ベルト)との間に入り込んだ記録媒体(異物)が、支持ローラ(又は定着ベルト)によって加熱されて短時間に過昇温されてしまう。このような記録媒体のような異物は、通常、支持ローラや定着ベルト等のように高温に達することを前提として耐熱性を有するように形成されたものではないために、異物が高温に達することによって種々の2次的不具合が生じることになる。
このような不具合は、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置において特に無視できない問題である。すなわち、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置は、他方式のものに比べて昇温効率が高いために、誘導加熱部と発熱体との間に侵入した異物が極めて短時間(例えば、記録媒体に対するジャム検知が作動するまでの僅かな時間である。)で高温に達してしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、誘導加熱部と発熱体との間に異物が侵入した場合であっても、異物が高温に達する不具合が生じない、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる定着装置は、トナー像を加熱して当該トナー像を記録媒体に定着する定着装置であって、磁束を発生させる誘導加熱部と、前記誘導加熱部に対向するとともに当該誘導加熱部から発生される磁束によって加熱される発熱体と、前記発熱体に対向する前記誘導加熱部の対向面に沿うように面状に形成されて、前記誘導加熱部と前記発熱体との間に侵入する異物が当接する状態を検知する感圧センサと、を備え、前記感圧センサは、前記対向面に覆設された第1電極と前記第1電極に対して離間するように前記発熱体側に覆設されるとともに可撓性を有する第2電極とを具備し、前記第1電極に対する前記第2電極の接触を電気的に検知することで前記対向面に前記異物が当接する状態を検知するものである。
また、請求項2記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記感圧センサが前記異物を検知したときに、前記誘導加熱部による前記発熱体の加熱を停止するように制御されるものである。
また、請求項3記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記発熱体を、トナー像を溶融する定着部材を加熱する加熱部材としたものである。
また、請求項4記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項3に記載の発明において、前記定着部材は、定着ベルトであって、前記加熱部材は、定着補助ローラとともに前記定着ベルトを張架する支持ローラであって、前記定着補助ローラは、搬送される記録媒体を加圧する加圧ローラに対して前記定着ベルトを介して当接するように配設されたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記発熱体を、トナー像を溶融する定着部材としたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項5に記載の発明において、前記定着部材は、支持ローラと定着補助ローラとに張架された定着ベルトであって、前記定着補助ローラは、搬送される記録媒体を加圧する加圧ローラに対して前記定着ベルトを介して当接するように配設されたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる定着装置は、前記請求項5に記載の発明において、前記定着部材を、搬送される記録媒体を加圧する加圧ローラに当接する定着ローラとしたものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置を備えたものである。
本発明は、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置において誘導加熱部と発熱体との間への異物の侵入を直接的又は間接的に検知する検知手段を設けているために、誘導加熱部と発熱体との間に異物が侵入した場合であっても異物が高温に達する不具合が生じない、定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図4にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのレーザープリンタの装置本体、3は画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム18上に照射する露光部、4は装置本体1に着脱自在に設置される作像部としてのプロセスカートリッジ、7は感光体ドラム18上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、10は出力画像が載置される排紙トレイ、11、12は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、13は記録媒体Pを転写部7に搬送するレジストローラ、15は手差し給紙部、19は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着装置を示す。
図1を参照して、画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、露光部3から、画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、プロセスカートリッジ4の感光体ドラム18上に向けて発せられる。感光体ドラム18は図中の反時計方向に回転しており、所定の電子写真プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム18上に画像情報に対応したトナー像が形成される。その後、感光体ドラム18上に形成されたトナー像は、転写部7で、レジストローラ13により搬送された記録媒体P上に転写される。
なお、図示は省略するが、プロセスカートリッジ4には、感光体ドラム18、感光体ドラム18上を帯電する帯電部、トナー(現像剤)が収容されていて感光体ドラム18上に形成された静電潜像を現像する現像部、感光体ドラム18上に残存する未転写トナーを除去するクリーニング部、等が一体的に設けられている。
一方、転写部7に搬送される記録媒体Pは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部11、12、15のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部11が選択されたものとする。)。
そして、給紙部11に収納された記録媒体Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。その後、記録媒体Pは、搬送経路Kを通過してレジストローラ13の位置に達する。そして、レジストローラ13の位置に達した記録媒体Pは、感光体ドラム18上に形成されたトナー像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置19に達する。定着装置19に達した記録媒体Pは、定着ベルトと加圧ローラとの間に送入されて、定着ベルトから受ける熱と加圧ローラから受ける圧力とによってトナー像が定着される。トナー像が定着された記録媒体Pは、定着ベルトと加圧ローラとの間から送出された後に、出力画像として画像形成装置本体1から排出されて、排紙トレイ10上に載置される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置本体1に設置される定着装置19の構成・動作について詳述する。
図2に示すように、定着装置19は、誘導加熱部24、定着補助ローラ21、定着ベルト22(発熱体)、支持ローラ23(発熱体)、加圧ローラ30、サーミスタ37、等で構成される。なお、定着装置19には、誘導加熱部24と発熱体22、23との間への異物の侵入を間接的に検知する検知手段としての感圧センサ40が設けられているが、これについては後で詳しく説明する。
ここで、定着補助ローラ21は、ステンレス鋼等からなる芯金の表面に、シリコーンゴム等の弾性層を形成したものである。定着補助ローラ21の弾性層は、肉厚が1〜5mmで、アスカー硬度が30〜60度となるように形成されている。定着補助ローラ21は、定着装置19の筐体の一部として機能する第2保持部20にベアリングを介して固定支持されて、不図示の駆動部によって図2の反時計方向に回転駆動される。
発熱体としての支持ローラ23は、鉄、コバルト、ニッケル、ステンレス鋼、又は、それらの合金等の磁性金属材料からなる低熱容量の円筒部を備えている。支持ローラ23の円筒部は、外径が20mmで、肉厚が1mmとなるように形成されている。支持ローラ23は、第2保持部20にベアリングを介して支持されて、図2の反時計方向に回転する。
発熱体としての定着ベルト22(定着部材)は、支持ローラ23と定着補助ローラ21とに張架・支持されている。
定着ベルト22は、ポリイミド等からなるベース層、ニッケルや銀等の金属からなる発熱層、シリコーンゴム等からなる弾性層、フッ素化合物等からなる離型層等からなる多層構造のエンドレスベルトである。定着ベルト22の離型層によって、トナーTに対する離型性が担保されている。
なお、定着ベルト22の発熱層として、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、PEEK樹脂、PES樹脂、PPS樹脂等の樹脂層とニッケル等の金属層との複数層構造体を用いることもできる。
加圧ローラ30は、アルミニウム、銅等からなる円筒部材上にフッ素ゴム、シリコーンゴム等の弾性層が形成されたものである。加圧ローラ30の弾性層は、肉厚が0.5〜2mmで、アスカー硬度が60〜90度となるように形成されている。加圧ローラ30は、定着ベルト22を介して定着補助ローラ21に圧接している。そして、定着ベルト22と加圧ローラ30との当接部(定着ニップ部である。)に、記録媒体Pが搬送される。
誘導加熱部24は、コイル部25(励磁コイル)、コア26(励磁コイルコア)、コイルガイド27、等で構成される。コイル部25は、支持ローラ23に巻装された定着ベルト22の外周部を覆うように配設されたコイルガイド27上に細線を束ねたリッツ線を巻回して幅方向(図2の紙面垂直方向である。)に延設したものである。コイルガイド27は、耐熱性の高い樹脂材料、ガラス等の絶縁体からなる半円筒状部材であって、コイル部25を保持する。コア26は、フェライト等の強磁性体(比透磁率が1000〜3000程度である。)からなる半円筒状部材であって、発熱体に向けて効率のよい磁束を形成するためにセンターコア26aやサイドコア26bが設けられている。コア26は、幅方向に延設されたコイル部25に対向するように設置されている。誘導加熱部24は、定着装置19の筐体の一部として機能する第1保持部29に保持されている。
ここで、本実施の形態1では、図3を参照して、発熱体としての支持ローラ23及び定着ベルト22に対向する誘導加熱部24の対向面に異物が当接する状態を検知する感圧センサ40が設けられている。
詳しくは、検知手段としての感圧センサ40は、主として、誘導加熱部24(コイルガイド27)の対向面に覆設された第1電極41と、第1電極41に対してスペーサ43を介して離間するように発熱体22、23側に覆設された第2電極42と、で構成されている。
第1電極41は、薄膜電極であって、支持ローラ23に対向するコイルガイド27の対向面に直接的に貼着されている。第1電極41には、所定の電圧が印加されている。
一方、第2電極42は、ポリイミド等の耐熱性樹脂からなるベース層に薄膜電極が貼着(第1電極41に対向する面への貼着である。)されたものであって可撓性を有する。第2電極42は、接地(アース)されている。
第1電極41と第2電極42とは、コイルガイド27の対向面に複数配設された絶縁体としてのスペーサ43によって、その通常時(異物の侵入がないときである。)のギャップが0.1〜1mm程度に設定されている。なお、第2電極42と定着ベルト22(又は支持ローラ23)との通常時のギャップは、1〜5mm程度に設定されている。
このような構成によって、コイルガイド27(誘導加熱部24)と定着ベルト22(又は支持ローラ23)との間に異物が侵入した場合に、その異物の侵入を検知手段としての感圧センサ40が検知することになる。詳しくは、コイルガイド27と定着ベルト22との間に異物が侵入した場合には、図4に示すように、異物によって第2電極42が押動されて変形(図4中の矢印方向の変形である。)して第1電極41に接触する。このとき、第1電極41(又は第2電極42)の電圧が変動するために、その電圧変動を不図示の電圧計(第1電極41又は第2電極42に接続されている。)で検知することで第1電極41に対する第2電極42の接触を電気的に検知することができる。こうして、感圧センサ40によって、誘導加熱部24の対向面に異物が当接する状態が検知される。そして、感圧センサ40によって異物の侵入が検知されると、誘導加熱部24への通電が停止されて定着ベルト22及び支持ローラ23の電磁誘導加熱が停止される。こうして、誘導加熱部24の対向面への異物の侵入によって異物が高温に達する不具合とそれによる2次的不具合とが抑止される。
なお、定着ベルト22の内周面には、サーミスタ37が当接されている。サーミスタ37は、熱応答性の高い感温素子であって、定着ベルト22における内周面の温度を検知する。そして、サーミスタ37による検知結果に基いて、誘導加熱部24による加熱量を調整する。
また、図示は省略するが、支持ローラ23の外周面には、サーモスタットが当接されている。そして、支持ローラ23上の表面温度が所定の温度を超えた場合には、サーモスタット37によって誘導加熱部24への通電が切断される。これにより、誘導加熱部24による支持ローラ23の過熱が制限される。
このように構成された定着装置19は、次のように動作する。
定着補助ローラ21の回転駆動によって、定着ベルト22は図2中の矢印方向に周回するとともに、支持ローラ23も反時計方向に回転して、加圧ローラ30も矢印方向に回転する。定着ベルト22は、誘導加熱部24との対向位置で、誘導加熱部24から発生される磁束によって加熱される。
詳しくは、不図示の電源部からコイル部25に10kHz〜1MHz(好ましくは、20kHz〜800kHzである。)の高周波交番電流を流すことで、コイル部25近傍に磁力線が双方向に交互に切り替わるように形成される。このように交番磁界が形成されることで、支持ローラ23表面と定着ベルト22の発熱層とに渦電流が生じて、支持ローラ23及び発熱層の電気抵抗によってジュール熱が発生して、支持ローラ23及び発熱層が加熱される。こうして、定着ベルト22は、発熱した支持ローラ23から受ける熱と、自身の発熱層の発熱と、によって加熱される。
このように、本実施の形態1では、支持ローラ23は、誘導加熱部24によって直接的に加熱される発熱体として機能するとともに、定着ベルト22を加熱する加熱部材としても機能することになる。また、定着ベルト22は、トナー像を溶融する定着部材として機能するとともに、誘導加熱部24によって直接的に加熱される発熱体として機能することになる。
その後、誘導加熱部24によって加熱された定着ベルト22表面は、加圧ローラ30との当接部に達する。そして、搬送される記録媒体P上のトナー像T(トナー)を加熱して溶融する。
詳しくは、先に説明した作像プロセスを経てトナー像Tを担持した記録媒体Pが、ガイド板に案内されながら定着ベルト22と加圧ローラ30との間(定着ニップ部である。)に送入される(矢印Y1の搬送方向の移動である。)。そして、定着ベルト22から受ける熱と加圧ローラ30から受ける圧力とによってトナー像Tが記録媒体Pに定着されて、記録媒体Pは定着ベルト22と加圧ローラ30との間から送出される。
定着位置を通過した定着ベルト22表面は、その後に再び誘導加熱部24との対向位置に達する。
このような一連の動作が連続的に繰り返されて、画像形成プロセスにおける定着工程が完了する。
ここで、定着ニップ部から送出された定着工程後の記録媒体Pが定着ベルト22から分離されずに定着ベルト22に密着して、その記録媒体Pが定着ベルト22によって誘導加熱部24との対向位置まで搬送されてしまっても、誘導加熱部24と支持ローラ23(又は定着ベルト22)との間に入り込んだ異物としての記録媒体Pが感圧センサ40によって検知される。そして、感圧センサ40によって異物の侵入が検知されると、誘導加熱部24への通電が停止されて定着ベルト22及び支持ローラ23の加熱が停止される。こうして、誘導加熱部24と発熱体22、23との間への異物の侵入によって異物が高温に達する不具合とそれによる2次的不具合とが抑止される。
なお、本願において、誘導加熱部と発熱体との間に侵入する「異物」とは、通常の画像形成プロセス(又は定着工程)において、誘導加熱部と発熱体との間に到達することが予定されていない物体である。
以上説明したように、本実施の形態1では、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置19において誘導加熱部24と発熱体22、23との間への異物の侵入を間接的に検知する感圧センサ40を設けているために、誘導加熱部24と発熱体22、23との間に異物が侵入した場合であっても異物が高温に達する不具合が生じるのを確実に抑止することができる。
なお、本実施の形態1では、発熱層を有する定着ベルト22と、支持ローラ23と、を発熱体として用いた。これに対して、定着ベルト22及び支持ローラ23のうちいずれか一方のみを発熱体として用いることもできる。その場合も、誘導加熱部24と発熱体との間への異物の侵入を検知する検知手段40を設けることで、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1では、加圧ローラ30が定着ベルト22を介して定着補助ローラ21に当接するように、定着装置19を構成した。これに対して、支持ローラ23(又は定着補助ローラ21)から定着補助ローラ21(又は支持ローラ23)に至る定着ベルト22表面に加圧ローラ30が当接するように、定着装置19を構成することもできる。このような定着装置に対しても、誘導加熱部24と発熱体との間への異物の侵入を検知する検知手段40を設けることで、本実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
図5及び図6にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図5は、実施の形態2における定着装置19を示す断面図である。本実施の形態2の定着装置19は、誘導加熱部と発熱体との間への異物の侵入を検知する検知手段の構成が、前記実施の形態1のものとは相違する。さらに、本実施の形態2の定着装置19は、発熱体及び定着部材として定着ローラ31を用いている点が、発熱体として支持ローラ及び定着ベルトを用いて定着部材として定着ベルトを用いている前記実施の形態1のものとは相違する。
図5に示すように、実施の形態2における定着装置19は、主として、定着ローラ31(定着部材)、加圧ローラ30、誘導加熱部24等で構成される。
定着ローラ31は、発熱層31a、シリコーンゴム等からなる弾性層、フッ素化合物等からなる離型層、等で構成される。
誘導加熱部24は、前記実施の形態1と同様に、コイル部25、コア部26、コイルガイド27等からなる。そして、コイル部25に10k〜1MHzの交番電流が供給されることで、コイル部25の周囲に磁力線が形成されて、電磁誘導により定着ローラ31が加熱される。このようにして、加熱された定着ローラ31は、矢印Y1方向から搬送される記録媒体P上のトナー像Tを加熱・溶融して記録媒体Pに定着する。
ここで、本実施の形態2では、誘導加熱部24と発熱体としての定着ローラ31との間への異物の侵入を直接的に検知する検知手段45、46が設けられている。
本実施の形態2における検知手段は、誘導加熱部24と定着ローラ31との間に異物が侵入する動作に連動して可動するフィラー(検知片)46の動作を光学的に検知するフォトセンサ45である。検知片としてのフィラー46は、耐熱性樹脂からなり、回転支軸46c(第1保持部29に固設されている。)を中心として回動可能に構成されている。図3を参照して、フィラー46の先端部46aは、定着ローラ31に対向する誘導加熱部24の対向面から定着ローラ31側に突出する位置であって、定着ローラ31に当接しない位置に配設されている(異物の侵入がない通常時のポジションである。)。ここで、フィラー46の先端部46aは、コイルガイド27の切欠き(コイル部25のコイルがない領域に形成されている。)を介して定着ローラ31側に突出している。また、フィラー46の後端部46bは、フォトセンサ45の発光素子から発せられた光が受光素子に達するのを遮断する位置に配設されている(通常時のポジションである。)。
このように構成された定着装置19において、定着ニップ部から送出された定着工程後の記録媒体Pが定着ローラ31から分離されずに定着ローラ31に密着して、その記録媒体Pが定着ローラ31によって誘導加熱部24との対向位置まで搬送されてしまっても、誘導加熱部24と定着ローラ31との間に入り込んだ異物としての記録媒体Pが検知手段45、46によって検知される。
詳しくは、図6を参照して、フィラー46の先端部46aが破線矢印方向に移動する記録媒体P(異物)に押動されて、回転支軸46cを中心にして時計方向に回転する。これにより、フィラーの後端部46bが上方に移動して、フォトセンサ45の発光素子から発せられた光が受光素子に達して、誘導加熱部24の対向面への異物の侵入が検知される。そして、検知手段45、46によって異物の侵入が検知されると、誘導加熱部24への通電が停止されて定着ローラ31の加熱が停止される。こうして、誘導加熱部24の対向面への異物の侵入によって異物が高温に達する不具合とそれによる2次的不具合とが抑止される。
以上説明したように、本実施の形態2では、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置19において誘導加熱部24と発熱体31との間への異物の侵入を直接的に検知する検知手段45、46を設けているために、誘導加熱部24と発熱体31との間に異物が侵入した場合であっても異物が高温に達する不具合が生じるのを確実に抑止することができる。特に、本実施の形態2における検知手段45、46は、比較的簡易な構成であって安価な検知手段になる。
実施の形態3.
図7にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図7は、実施の形態3における定着装置の検知手段を示す斜視図である。本実施の形態3の定着装置は、誘導加熱部と発熱体との間への異物の侵入を検知する検知手段が幅方向に複数配設されている点が、前記実施の形態2のものとは相違する。
図7に示すように、本実施の形態3における定着装置は、前記実施の形態2で説明したフィラー(検知片)46及びフォトセンサ45(検知手段)が、幅方向(記録媒体Pの搬送方向に直交する方向である。)に複数配設されている。
これにより、誘導加熱部24と定着ローラ31との間であって幅方向の一部にのみ異物が侵入した場合であっても、その異物が複数の検知手段45、46のうち少なくとも1つによって検知されることになる。すなわち、検知手段45、46による検知精度が向上することになる。
以上説明したように、本実施の形態3でも、前記実施の形態2と同様に、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置において誘導加熱部24と発熱体との間への異物の侵入を直接的に検知する検知手段45、46を設けているために、誘導加熱部24と発熱体との間に異物が侵入した場合であっても異物が高温に達する不具合が生じるのを確実に抑止することができる。
実施の形態4.
図8にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図8は、実施の形態4における定着装置の検知手段を示す斜視図であって、前記実施の形態3における図7に対応する図である。本実施の形態4の定着装置は、幅方向に複数一体的に配設したフィラーの動作を1つのフォトセンサで検知する点が、前記実施の形態3のものとは相違する。
図8に示すように、本実施の形態4における定着装置は、前記実施の形態2で説明したフィラー(検知片)を複数幅方向に一体的に配設している。
詳しくは、幅方向に延設された回転支軸47上に複数のフィラー(検知片)46A、46Bが配設されている。複数のフィラー46A、46Bの先端部は、それぞれ、定着ローラに対向する誘導加熱部24の対向面から定着ローラ側に突出する位置であって、定着ローラに当接しない位置に配設されている。回転支軸47の一端には揺動軸48が連結されていて、揺動軸48の後端部はフォトセンサ45の発光素子から発せられた光が受光素子に達するのを遮断する位置に配設されている。
このように構成された検知手段45、46A、46B、47、48は、異物が侵入する動作に連動してフィラー46A、46Bが一体的に可動して(回転支軸47を中心にした回転である。)、そのフィラー46A、46Bの動作(揺動軸48の動作である。)をフォトセンサ45が検知するものである。
すなわち、誘導加熱部24と定着ローラとの間に異物が侵入すると、異物に押動されてフィラー46A、46Bが回転支軸46cを中心にして回転する。これにより、揺動軸48の後端部が側方に移動して、フォトセンサ45の発光素子から発せられた光が受光素子に達して、誘導加熱部24の対向面への異物の侵入が検知される。そして、検知手段45、46A、46B、47、48によって誘導加熱部24の対向面への異物の侵入が検知されると、誘導加熱部24への通電が停止されて定着ローラ31の加熱が停止される。
以上説明したように、本実施の形態4でも、電磁誘導加熱方式を用いた定着装置において誘導加熱部24と発熱体との間への異物の侵入を直接的に検知する検知手段45、46A、46B、47、48を設けているために、誘導加熱部24と発熱体との間に異物が侵入した場合であっても異物が高温に達する不具合が生じるのを確実に抑止することができる。特に、本実施の形態4における検知手段はフォトセンサ45が1つとなるために、前記実施の形態3のものに比べて、安価な検知手段になる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
特に、前記各実施の形態では、本発明における定着装置をモノクロ画像形成装置に搭載したが、本発明における定着装置をカラー画像形成装置に搭載することもできる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置に設置される定着装置を示す断面図である。 図2の定着装置の要部を示す概略図である。 第1電極に対して第2電極が接触した状態を示す概略図である。 この発明の実施の形態2における定着装置を示す断面図である。 フィラーが可動した状態を示す概略図である。 この発明の実施の形態3における定着装置の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4における定着装置の要部を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
19 定着装置、 20 第2保持部、
21 定着補助ローラ、
22 定着ベルト、 23 支持ローラ(発熱体)、
24 誘導加熱部、 25 コイル部、 26 コア、
26a センターコア、 26b サイドコア、
27 コイルガイド、 29 第1保持部、
31 定着ローラ(発熱体、定着部材)、 31a 発熱層、
40 感圧センサ(検知手段)、
41 第1電極、 42 第2電極、 43 スペーサ、
45 フォトセンサ(検知手段)、
46、46A、46B フィラー(検知片)、
46a 先端部、 46b 後端部、 46c 回転支軸、
47 回転支軸、 48 揺動軸。

Claims (8)

  1. トナー像を加熱して当該トナー像を記録媒体に定着する定着装置であって、
    磁束を発生させる誘導加熱部と、
    前記誘導加熱部に対向するとともに当該誘導加熱部から発生される磁束によって加熱される発熱体と、
    前記発熱体に対向する前記誘導加熱部の対向面に沿うように面状に形成されて、前記誘導加熱部と前記発熱体との間に侵入する異物が当接する状態を検知する感圧センサと、
    を備え、
    前記感圧センサは、前記対向面に覆設された第1電極と前記第1電極に対して離間するように前記発熱体側に覆設されるとともに可撓性を有する第2電極とを具備し、前記第1電極に対する前記第2電極の接触を電気的に検知することで前記対向面に前記異物が当接する状態を検知することを特徴とする定着装置。
  2. 前記感圧センサが前記異物を検知したときに、前記誘導加熱部による前記発熱体の加熱を停止するように制御されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記発熱体は、トナー像を溶融する定着部材を加熱する加熱部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記定着部材は、定着ベルトであって、
    前記加熱部材は、定着補助ローラとともに前記定着ベルトを張架する支持ローラであって、
    前記定着補助ローラは、搬送される記録媒体を加圧する加圧ローラに対して前記定着ベルトを介して当接するように配設されたことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記発熱体は、トナー像を溶融する定着部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  6. 前記定着部材は、支持ローラと定着補助ローラとに張架された定着ベルトであって、
    前記定着補助ローラは、搬送される記録媒体を加圧する加圧ローラに対して前記定着ベルトを介して当接するように配設されたことを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記定着部材は、搬送される記録媒体を加圧する加圧ローラに当接する定着ローラであることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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