JP2016118621A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】摺動IH方式の定着装置において定着ベルトに対してベルトキャップが滑って停止しても定着ベルトの回転を正しく検知することができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、誘導加熱される中空筒状の定着ベルトと、プレスローラーとを有する定着部13と、定着ベルト内に配設されたサーミスター137と、定着ベルトの端部開口部に被せられ、定着ベルトの端部外周面に回転摺接するベルトキャップと、ベルトキャップの回転に応じてパルスを出力する回転検知機構136と、当該パルスに基づいて定着ベルトの回転状況を監視するベルト回転監視部101とを備える。ベルト回転監視部101は、回転検知機構136のパルスが検出できない場合において、サーミスター137の検知温度が予め定められた目標温度であり、かつ、温度リップルがあるとき、ベルトキャップが滑っていると判定する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置に関し、特に、摺動IH方式の定着装置における定着ベルトの回転検知の技術に関する。
コピー機、プリンター、ファクシミリ装置、及びそれら機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置に、いわゆる摺動IH(InductionHeating)方式の定着装置を備えたものがある。摺動IH方式の定着装置では、定着ベルトの回転軸方向外側に定着ベルトが寄りやすいため、定着ベルトの回転軸方向の端部にベルトキャップを取り付け、このベルトキャップによって定着ベルトの一定量以上の寄りを規制している。
当該摺動IH方式の定着装置では、定着ベルトの回転が停止した状態で加熱されないようにするために、定着ベルトの回転状況を監視する必要がある。そこで、上記のベルトキャップの回転を検知することで定着ベルトの回転状況を監視することが提案されている。例えば、下記特許文献1には、定着ベルトと共に回転するベルトキャップの回転の有無を検出することで、定着ベルトが正常に回転しているか否かを検知する技術が示されている。
特開2005−249958号公報
しかし、上記特許文献1に示される定着ベルトの回転監視技術では、定着ベルトが回転しているにもかかわらず、定着ベルトに対してベルトキャップが滑ってしまい、ベルトキャップが停止しているような場合には、定着ベルト自体が停止していると誤検知される。この問題を解決するために、ベルトキャップを定着ベルトに接着することが考えられるが、接着してしまうと、定着ベルトとベルトキャップとが供回りしない場合に、定着ベルトにおいてベルトキャップが接着された部分に負荷が集中して定着ベルトが破損するおそれがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、定着ベルトが回転しているか否かを更に正確に検知可能とすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、給紙された記録紙にトナー像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
誘導加熱される中空筒状を有して回転する定着ベルトと、前記定着ベルトに圧接されたプレスローラーとを有し、前記画像形成部によってトナー像が形成された記録紙を前記定着ベルト及び前記プレスローラーでニップし、該記録紙を加熱及び加圧して該トナー像を該記録紙に定着させる定着処理を施す定着部と、
前記定着ベルトの中空内部に配設されたサーミスターと、
前記定着ベルトの端部開口部に摺接する状態として被せられ、前記定着ベルトの端部外周面と共に回転可能とされたベルトキャップと、
前記ベルトキャップの回転に応じてパルスを出力する回転検知機構と、
前記パルスに基づいて前記定着ベルトの回転状況を監視するベルト回転監視部であって、前記パルスがHIGHレベル及びLOWレベルを交互に有する状態を示すことを検出できない場合において、前記サーミスターの検知温度が予め定められた目標温度を保ち、かつ、前記サーミスターの検知温度が温度リップルを有するときは、前記定着ベルトは回転しており前記ベルトキャップが前記定着ベルトに対して空転していると判定するベルト回転監視部と、を備えたものである。
本発明によれば、定着ベルトの回転検出時に、定着ベルトに対してベルトキャップが空転している状態を検出可能であるため、定着ベルトが回転しているか否かを更に正確に検知することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 定着部の斜視図である。 図2のI−I’斜視断面図である。 図2のII−II’断面図である。 定着ベルトの斜視図である。 ベルトキャップの斜視図である。 (A)は定着ベルト回転時のPIセンサー出力例を表すグラフであり、(B)は定着ベルト停止時のPIセンサー出力例を表すグラフである。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 (A)は定着ベルトの温度変化例を表すグラフであり、(B)は部分的に拡大したグラフである。 ベルト回転監視処理のフローチャートである。 ベルトキャップが滑っているときの警報処理のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る画像処理装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6、及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、上記原稿読取動作により生成された画像データ、又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ、又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、上記画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光、及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、当該トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される上記各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成された当該カラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が、記録紙P上のトナー像を、熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセットを備える。操作者から記録紙のサイズが指定されると、当該サイズの記録紙が収容された給紙カセットのピックアップローラー145が回転駆動して、各給紙カセットに収容されている記録紙Pを上記ニップ部Nに向けて搬送する。
なお、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、当該記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、上記ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により当該記録紙の他方の面に画像が形成される。
図2は、定着部13の斜視図である。図3は、図2のI−I’斜視断面図である。図4は、図2のII−II’断面図である。定着部13は、摺動IH方式の定着装置であり、定着ベルト131とプレスローラー132とを備える。図5は、定着ベルト131の斜視図である。定着ベルト131は、中空筒状の無端状のベルトである。定着ベルト131は、図略のIHヒーターが発生させる磁界の作用によってその表面に渦電流が発生することで発熱するようになっている。定着ベルト131には、プレスローラー132が圧接されている。そして、定着ベルト131は、プレスローラー132の圧接力によって回転駆動される。
図3に示すように、定着ベルト131の中空内部にサーミスター137が配設されている。サーミスター137は定着ベルト131の温度を検出する。また、定着ベルト131にプレスローラー132が圧接しており、プレスローラー132は図略のモーターにより回転駆動される。定着部13は、画像形成部12によってトナー像が形成された記録紙Pを定着ベルト131及びプレスローラー132でニップし、記録紙Pを定着ベルト131及びプレスローラー132により加熱及び加圧してトナー像を記録紙Pに定着させる定着処理を施す。
定着ベルト131の両端部の開口部には、ベルトキャップ133が被せられている。図6は、ベルトキャップの斜視図である。ベルトキャップ133は、その内周面が定着ベルト131の端部開口部に摺接する状態として被せられて取り付けられている。当該取付により、ベルトキャップ133は、定着ベルト131の端部外周面と共に回転可能とされている。すなわち、定着ベルト131が回転することで、定着ベルト131の端部外周面とベルトキャップ133の内周面とが摩擦してベルトキャップ133も回転する。
定着部13は、更に、ベルトキャップ133の回転を検知する回転検知機構を備えている。当該回転検知機構は、例えば、ギア134と、回転板135と、PIセンサー136とから構成される。ギア134は、ベルトキャップ133及び回転板135と噛合しており、ベルトキャップ133が回転するとギア134が回転し、更に回転板135が回転する。
PIセンサー136は、互いに対向して配置される図略の発光器と受光器とを有する。また、回転板135は、回転軸から放射状に延びる羽を有する。回転板135は、当該羽がPIセンサー136の発光器と受光器との間を通って回転する。このように回転板135の羽がPIセンサー136の発光器と受光器との間に入り込むことで発光器からの光が遮られる。これにより、回転板135が回転している限り、PIセンサー136の発光器からの光が断続的に遮断され、当該遮断の有無に応じて、PIセンサー136から出力されるパルスがHIGHレベル又はLOWレベルの状態を示す。すなわち、PIセンサー136のパルス出力が当該HIGHレベル又はLOWレベルの状態を交互に繰り返しているか否かに応じて、定着ベルト131の回転状況を知ることができる。
図7(A)は、定着ベルト131の回転時のPIセンサー136の出力例を表すグラフである。定着ベルト131が回転して回転板135も回転すると、図7(A)に示すように、PIセンサー136のパルス出力は、HIGHレベル及びLOWレベルの状態を交互に繰り返す。
一方、図7(B)は、定着ベルト131の停止時のPIセンサー出力例を表すグラフである。定着ベルト131が停止すると回転板135も停止するため、図7(B)に示すように、PIセンサー136のパルス出力はHIGHレベル又はLOWレベルの固定値となる。
図8は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、及びHDD92等を備える。
原稿読取部5は、制御ユニット10による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構163(図1)を備える。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読取で得られた原稿画像のデータを一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存する領域である。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、当該ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のコンピューター20等と種々のデータの送受信を行う。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成され、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御ユニット10は、制御部100、及びベルト回転監視部101を備える。
制御部100は、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェイス部91、及びHDD92等と接続され、これら各部の制御を行う。
ベルト回転監視部101は、PIセンサー136から出力されるパルスに基づいて定着ベルト131の回転状況を監視する。例えば、図7(A)に示したように、PIセンサー136からパルスが出力されている場合、ベルト回転監視部101は、PIセンサー136のパルス出力が当該HIGHレベル又はLOWレベルの状態を交互に繰り返していることをもって、定着ベルト131が回転していると判定する。一方、図7(B)に示したように、PIセンサー136のパルス出力が一定レベルに固定されている場合、ベルト回転監視部101は、定着ベルト131が停止していると判定する。
ただし、定着ベルト131とベルトキャップ133との摩擦力が弱いと定着ベルト131は回転しているにもかかわらずベルトキャップ133が滑って回転しなくなり、結果として、PIセンサー136のパルス出力が図7(B)に示したように一定レベルから変化しなくなる。このため、本実施形態では、ベルト回転監視部101は、PIセンサー136のパルス出力が、HIGHレベル及びLOWレベルの状態を交互に示さず一定レベルになっている場合、直ちに定着ベルト131が停止しているとは判定しない設定とされている。この場合、ベルト回転監視部101は、更に、サーミスター137の検出温度を参照して、ベルトキャップ133が滑っているかどうかを判定する。
図9(A)は、定着ベルト131の温度変化例を表すグラフである。また、図9(B)は、図9(A)の一部を拡大したグラフである。なお、定着ベルト131の温度はサーミスター137の検知温度から知ることができる。
図9(A)に示すように、制御部100が定着ベルト131の加熱及びプレスローラー132の回転駆動を開始すると、定着ベルト131が予め定められた目標温度(例えば、165〜166℃)にまで加熱される。定着ベルト131の温度が当該目標温度に達した後は、制御部100は、サーミスター137の検知温度を監視しながら定着ベルト131の温度を一定に保つ制御を行う。
制御部100が、回転する定着ベルト131の温度を一定に保つ制御を行っていても、定着ベルト131の温度は図9(B)に示したようにわずかに変動する。換言すると、定着ベルト131の温度を上記目標温度に一定に保つ制御中に定着ベルト131の温度にリップルが発生していれば、定着ベルト131が回転して定着処理が正しく行われていると言える。そこで、PIセンサー136のパルス出力が上記の一定レベルになった場合、ベルト回転監視部101は、サーミスター137の検知温度を参照して、サーミスター137の検知温度が上記目標温度(例えば、目標温度から一定範囲内の温度)を保ち、かつ、温度リップルが発生しているときには、定着ベルト131は正常に回転しており、ベルトキャップ133が滑っていると判定する。これにより、定着ベルト131は正常に回転しているにも拘わらず、ベルトキャップ133が回転していないために定着ベルト131が回転していないと検知されるといった、定着ベルト131の回転停止の誤検知をなくすことができる。
次に、ベルト回転監視部101による定着ベルト131の回転監視処理について説明する。図10は、ベルト回転監視処理のフローチャートである。
ベルト回転監視部101は、PIセンサー136の出力信号を参照し、PIセンサー136から、上記HIGHレベル及びLOWレベルの状態を交互に示すパルスが出力されていれば(S1でYES)、定着ベルト131が回転していると判定する(S2)。
PIセンサー136から、上記HIGHレベル及びLOWレベルの状態を交互に示すパルスが出力されていない、すなわち、PIセンサー136のパルス出力が上記一定レベルから変化していない場合は(S1でNO)、ベルト回転監視部101は、サーミスター137の検知温度を参照する(S3)。そして、サーミスター137の検知温度が上記目標温度でなければ(S4でNO)、ベルト回転監視部101は、定着ベルト131の回転が停止していると判定する(S5)。
サーミスター137の検知温度が上記目標温度であれば(S4でYES)、ベルト回転監視部101は、サーミスター137の検知温度にリップルが発生しているか否かを判定する(S6)。そして、リップルが発生していなければ(S6でNO)、ベルト回転監視部101は、定着ベルト131が停止していると判定する(S5)。一方、リップルが発生していれば(S6でYES)、ベルト回転監視部101は、定着ベルト131は回転しているがベルトキャップ133が滑って回転せず、定着ベルト131に対して相対的に空転していると判定する(S7)。
なお、たとえベルトキャップ133が滑っても定着ベルト131が正しく回転していれば定着処理を正常に行うことができる。しかし、ベルトキャップ133が滑っている状況は正常状態とは言えず、是正されるべきである。従って、ベルトキャップ133が滑っていると判定された場合、利用者にそれを知らせるようにしてもよい。
次に、ベルトキャップ133が滑っているときの警報処理について説明する。図11は、ベルトキャップ133が滑っているときの警報処理のフローチャートである。
ベルト回転監視部101が、ベルトキャップ133が滑っていると判定したとき(S11でYES)、制御部100は、印刷処理中かどうかを確認する。そして、制御部100は、印刷中であれば印刷処理が終了するのを待って(S12でNO)、非印刷時に定着ベルト131の加熱を停止させるとともに、プレスローラー132の回転を停止させる(S13)。これは、ベルトキャップ133が滑っていても定着ベルト131が回転していれば定着処理を正常に行い得るため、印刷処理を強制的に中断しなくてもよいからである。
その後、別の印刷ジョブの処理等で印刷処理が再開されてから(S14)、ベルト回転監視部101が、ベルトキャップ133が滑って空転していると再度判定したとき(S15でYES)、制御部100は、表示部473に、定着部13の異常の警報を表示させる(S16)。このように表示部473に警報を表示することで、操作者に定着部13のメンテナンスを促すことができる。定着ベルト131は正常に回転しているものの、ベルトキャップ133が空転しているという状態は、印刷可能な状態ではあるものの、定着ベルト131に対するベルトキャップ133の取付が正常ではないため、当該警報により、操作者に将来の不具合に備えさせることができる。
以上のように、本実施形態によれば、定着ベルト131に対してベルトキャップ133が滑って停止しても定着ベルト131の回転を正しく検知することができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、コピー機、プリンター、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置でもよい。
また、図1乃至図11を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
12 画像形成部
13 定着部
131 定着ベルト
132 プレスローラー
133 ベルトキャップ
134 ギア(回転検知機構)
135 回転板(回転検知機構)
136 PIセンサー(回転検知機構)
137 サーミスター
100 制御部
101 ベルト回転監視部
473 表示部
P 記録紙

Claims (4)

  1. 給紙された記録紙にトナー像を形成する画像形成動作を行う画像形成部と、
    誘導加熱される中空筒状を有して回転する定着ベルトと、前記定着ベルトに圧接されたプレスローラーとを有し、前記画像形成部によってトナー像が形成された記録紙を前記定着ベルト及び前記プレスローラーでニップし、該記録紙を加熱及び加圧して該トナー像を該記録紙に定着させる定着処理を施す定着部と、
    前記定着ベルトの中空内部に配設されたサーミスターと、
    前記定着ベルトの端部開口部に摺接する状態として被せられ、前記定着ベルトの端部外周面と共に回転可能とされたベルトキャップと、
    前記ベルトキャップの回転に応じてパルスを出力する回転検知機構と、
    前記パルスに基づいて前記定着ベルトの回転状況を監視するベルト回転監視部であって、前記パルスがHIGHレベル及びLOWレベルを交互に有する状態を示すことを検出できない場合において、前記サーミスターの検知温度が予め定められた目標温度を保ち、かつ、前記サーミスターの検知温度が温度リップルを有するときは、前記定着ベルトは回転しており前記ベルトキャップが前記定着ベルトに対して空転していると判定するベルト回転監視部と、を備えた画像形成装置。
  2. 前記ベルト回転監視部は、前記パルスがHIGHレベル及びLOWレベルを交互に有する状態を示すことを検出できない場合において、前記サーミスターの検知温度が予め定められた目標温度を保つこと、又は、前記サーミスターの検知温度が温度リップルを有することのいずれかの条件を満たさないときは、前記定着ベルトの回転が停止したと判定する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着ベルトの加熱及び前記プレスローラーの回転を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記ベルト回転監視部によって前記ベルトキャップが空転していると判定されたとき、非印刷時に前記定着ベルトの加熱及び前記プレスローラーの回転を停止させる、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 各種情報を表示する表示部を備え、
    前記制御部は、印刷再開後に前記ベルト回転監視部によって前記ベルトキャップが空転していると再度判定されたとき、前記表示部に警報を表示させる、請求項3に記載の画像形成装置。
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