JP2009192836A - 画像形成装置、及び、画像形成方法 - Google Patents

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JP2009192836A JP2008033679A JP2008033679A JP2009192836A JP 2009192836 A JP2009192836 A JP 2009192836A JP 2008033679 A JP2008033679 A JP 2008033679A JP 2008033679 A JP2008033679 A JP 2008033679A JP 2009192836 A JP2009192836 A JP 2009192836A
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Abstract

【課題】従来よりも精度良く記録シートの種類を判断し、これに基づいて記録シートの種類毎に最適な制御を行うことにより印字品質の低下やトラブルを抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置し、定着ニップに未定着のトナー像が形成された記録シートを加圧及び所定の定着温度で加熱しながら通過させてトナー像を記録シートに定着させる画像形成装置であって、定着温度と定着後の記録シートの温度とを検出する検出部51、検出された定着温度と定着後の記録シートの温度との差分を計算する計算部52、計算された差分に基づいて記録シートの種類を特定する特定部53、記録シートの種類が特定された後の画像の形成に関わる動作を、特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御する動作制御部54とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、定着器を備える画像形成装置に関し、特に、普通紙、厚紙、薄紙、やOHPシート等といった記録シートの種類の誤設定により生じる印字品質の低下やトラブルを抑制するための技術に関する。
一般に、画像形成装置は、普通紙、厚紙、薄紙、やOHPシート等といった複数種類の記録シートのいずれにも画像を形成することができるものがある。
このような画像形成装置においては、どの記録シートに対しても安定した画像形成を実現するために、いずれの種類の記録シートを用いるのかをユーザに予め設定させておき、記録シートの種類毎に最適な制御を行なっている。
しかしながら、記録シートの種類の設定が間違っていた場合には、最適な制御が行なわれないので、印字品質が低下したり、カールや定着不良等のトラブルが発生しやすくなるという問題がある。
そこで、上記のような問題を解決する従来の技術として、非接触型の赤外線温度センサを用いて検出した加熱ローラの表面温度の変化に基づいて、記録材(本願の「記録シート」に相当)の種類、特に厚さを判別して後処理を変化させ、記録材の表面温度を設定する画像形成装置が特許文献1に開示され、また、加熱定着処理された記録材の温度に基づいて、記録材の種類を判別して、記録材の種類に応じて加熱定着装置の定着温度を調整する画像形成装置が特許文献2に開示されている。
特開2000-259045号公報 特開2005-283903号公報
特許文献1のように加熱ローラの表面温度を検出するだけでは、特に薄紙のように加熱ローラの温度変化が少ない場合の感度が極端に悪く、また特許文献2のように記録材の温度を検出するだけでは、加熱ローラの温度変動や周囲の温度の影響をまともに受けるため、どちらの場合も精度良く正確に記録材の種類を判断することは難しい。
本発明は、従来よりも精度良く記録シートの種類を判断し、これに基づいて記録シートの種類毎に最適な制御を行うことにより、印字品質の低下やトラブルを抑制することができる画像形成装置、及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る画像形成装置は、一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置し、前記定着ニップに、未定着のトナー像が形成された記録シートを、加圧、及び所定の定着温度で加熱しながら通過させて、トナー像を記録シートに定着させる画像形成装置であって、前記定着温度と、定着後の記録シートの温度とを検出する検出手段と、検出手段により検出された定着温度と、定着後の記録シートの温度との差分を計算する計算手段と、計算手段により計算された差分に基づいて、前記記録シートの種類を特定する特定手段と、特定手段により前記記録シートの種類が特定された後の画像の形成に関わる動作を、当該特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る画像形成方法は、一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置し、前記定着ニップに、未定着のトナー像が形成された記録シートを、加圧、及び所定の定着温度で加熱しながら通過させて、トナー像を記録シートに定着させる画像形成装置における画像形成方法であって、前記定着温度と、定着後の記録シートの温度とを検出する検出ステップと、検出ステップにより検出された定着温度と、定着後の記録シートの温度との差分を計算する計算ステップと、計算ステップにより計算された差分に基づいて、前記記録シートの種類を特定する特定ステップと、特定ステップにより前記記録シートの種類が特定された後の画像の形成に関わる動作を、当該特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
課題を解決するための手段に記載した構成により、定着温度と、定着後の記録シートの温度との差分に基づいて記録シートの種類を特定するので、従来と比較して、薄紙のように加熱ローラの温度変化が少ない場合の感度が極端に悪くならず、また、記録シートの温度を検出するだけはないので、加熱ローラの温度変動や周囲の温度の影響を受け難く、どちらの場合も従来よりも精度良く正確に記録シートの種類を判断することができる。
従って、印字品質の低下やトラブルを抑制することができる。
ここで、画像形成装置は、さらに、前記特定手段により前記記録シートの種類が特定されるより前から、未定着のトナー像が形成され定着されるであろうと予定される記録シートの種類を予め記憶する設定記憶手段と、前記特定手段により前記記録シートの種類が特定された後に、当該特定された記録シートの種類と、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類とが一致するか否かを判定し、一致しない場合には、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類を破棄し、当該設定記憶手段に、前記特定手段により特定された記録シートの種類を、次に未定着のトナー像が形成され定着されるであろうと予定される記録シートの種類として記憶させる更新手段とを備え、前記制御手段は、さらに、前記特定手段により前記記録シートの種類が特定されるより前の画像の形成に関わる動作を、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御することを特徴とすることもできる。
これにより、いずれの種類の記録シートを用いるのかをユーザに予め設定させることができ、画像を形成する動作を開始するにあたり、設定されている種類に対して最適な制御を行なうことができ、また、設定されている種類と実測値により特定される種類とが一致しない場合には、特定後に設定を更新して実測値により特定された種類に対して最適な制御を行なうように切り替えるので、最適な制御が行なわれない期間を極力短くすることができる。
例えば連続して印刷する場合には、通常は同じ種類の記録シートが連続して使用されるので、記録シートの種類の設定が間違っていたとしても、2枚目以降は画像形成の最初から最適な制御が行える。
ここで、画像形成装置は、さらに、前記特定手段により特定された記録シートの種類と、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類とが一致せずに、前記更新手段により、前記設定記憶手段に記憶された記録シートの種類が更新された場合に、前記検出手段により検出された定着後の記録シートの温度が許容温度範囲内であるか否かを判定して、許容温度範囲内でない場合に定着不良とみなす不良判定手段を備えることを特徴とすることもできる。
これにより、記録シートの種類の設定が違っていた場合に、設定を更新するだけでなく、記録シートの温度が許容温度範囲内でないときには定着不良とみなすことができるので、記録シートの種類の設定が間違っていても、印字品質を低下させることなく、継続して正しい制御を行なうことができる。
ここで、画像形成装置は、前記制御手段において、前記特定手段により特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御される、前記特定手段により前記記録シートの種類が特定された後の画像の形成に関わる動作とは、次の記録シートに対する定着以前の画像形成動作、及び、処理中の記録シートに対する定着後の後処理の動作のうちの少なくとも一方であり、前記制御条件は、搬送速度、定着温調温度、及び、排出ファンの回転数のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とすることもできる。
これにより、次の記録シートの搬送速度、定着温調温度、及び、処理中の記録シートの定着後の後処理である排出ファンの回転数等の制御条件を、記録シートの種類に応じてすぐに最適にすることができる。
ここで、画像形成装置において、前記検出手段は、さらに、環境温度を検出し、前記特定手段は、前記検出手段により検出された環境温度が、所定の範囲であるか否かを判断し、所定の範囲でない場合に、記録シートの種類を特定する際の基準を補正することを特徴とすることもできる。
これにより、例えば気温が10℃以下のときのように、環境温度が低いときにおいて、種類を特定する際の基準が補正されるので、精度良く記録シートの種類を判断することができる。
ここで、画像形成装置において、前記制御手段は、さらに、環境温度に応じた定着温調温度を定めており、前記検出手段により環境温度を検出すると、その温度に適合した定着温調温度を読出し、これに基づいて、前記定着温度を制御することを特徴とすることもできる。
これにより、環境温度が低いときにおいて、定着温調温度が変更されるので、より安定した定着が施される。
ここで、画像形成装置において、前記制御条件は、環境温度に応じた定着温調温度を含み、前記制御手段は、前記特定手段により特定された記録シートの種類に適合した制御条件のうち、定着温調温度に関しては、前記検出手段により検出された環境温度に対応する定着温調温度を用いることを特徴とすることもできる。
これにより、環境温度が低いときにおいて、記録シートの種類別に定着温調温度が変更されるので、より安定した定着が実施される。
ここで、画像形成装置において、前記検出手段は、前記定着温度と、定着後の記録シートの温度とを検出する1つの非接触センサーを含み、検出領域を記録シートが通過するときに、定着後の記録シートの温度に相当する信号を出力し、検出領域に記録シートが存在しないときに、定着温度に相当する信号を出力することを特徴とすることもできる。
これにより、1つの非接触センサーで記録シートの温度と定着温度とを検出することができるので、センサーを2つ用いる場合に較べ、センサーの取り付けスペースが少なくて済み、また配線や入力ポートが減るのでコストダウンになる。
ここで、画像形成装置において、前記特定手段は、両面印刷の際には、1面目においてのみ記録シートの種類の特定をし、2面目においては、記録シートの種類の特定を行なうことなく動作させることを特徴とすることもできる。
これにより、両面印刷の際の2面目は、1面目に画像を形成する際に記録シートが暖められているため、1面目と同じ条件で記録シートの種類の特定をすると誤判定するという不具合が解消する。なお、2面目においては、1面目のときと条件を変えて記録シートの種類の特定を行なう必要はない。なぜなら2面目の記録シートの種類は1面目と同じであり、記録シートの種類は1面目において既に特定されているので、2面目においては1面目の特定結果を流用することができ、処理が簡略化される。
ここで、画像形成装置において、前記制御手段は、さらに、両面印刷の際の2面目において、定着後の記録シートの温度に応じて、定着後の後処理である記録シートの冷却を制御することを特徴とすることもできる。
これにより、両面印刷の際の2面目において、さらに、定着後の記録シートの実測した温度に応じて排出ファンの回転数等を制御して、冷却効果を調整することができるので、定着後の温度が高温になり易く温度のばらつきが大きい両面印刷の2面目印刷後の記録シートを適切に冷却することができ、記録シートのカール等の不具合を起こり難くすることができる。
[実施の形態1]
<概要>
実施の形態1は、温度センサーを用いて、定着温度と、定着後の記録シートの表面温度とを測定し、これらの差分に基づいて、記録シートの種類を特定して、種類別に排出ファンの回転数を制御する画像形成装置である。
<構成>
図1は、実施の形態1における画像形成装置の全体構成を示す図である。
図1に示すように、実施の形態1における画像形成装置1は、原稿台に置かれた原稿を読み取って画像データを生成するスキャン機能、画像データに基づいて画像を印刷するプリント機能、原稿を読み取って印刷するコピー機能、原稿を読み取って画像データを送信するFAX機能、及び画像データや送信先電話番号等を記憶するメモリ蓄積機能等を備えるスキャナ、プリンタ、コピー機、FAX等の複数の装置の機能を1台に集約したMFP(Multiple Function peripheral)であり、自動原稿搬送部(ADF: Automatic Document Feeder)10、画像読取部20、画像形成部30、及び制御部100により構成されている。
自動原稿搬送部10は、ユーザによって原稿トレイに置かれた複数枚の原稿を順次自動的に読取位置へ搬送して画像読取部20により読み取らせるものである。
画像読取部20は、主にスキャン機能及びコピー機能における原稿の読み取りを担う部分であり、自動原稿搬送部10によって自動的に搬送される原稿やユーザによって原稿台に置かれた原稿を読み取って画像データを生成する。ここで生成された画像データは、コピー機能実行時には画像形成部30に渡されてプリントされ、FAX機能実行時にはFAX送信され、メモリ蓄積機能実行時にはパソコンや記憶装置等の外部の装置に送られて記憶される。
画像形成部30は、主にプリント機能及びコピー機能における画像の形成を担う部分であり、画像読取部20や外部の装置から受け取った画像データや、FAX受信した画像データに基づいて、記録シート上に画像を形成して出力するものであり、露光器31、現像器32k、32y、32m、32c、転写チャージャ33k、33y、33m、33c、搬送ベルト34、感光体35k、35y、35m、35c、定着器36、給紙カセット37A〜C、排紙部38、及び反射型フォトセンサ39を備えている。なお画像形成部30において、参照番号の後に“k”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがブラックのトナーによる画像を生成し、以下同様に参照番号の後に“y”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがイエローのトナーによる画像を生成し、参照番号の後に“m”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがマゼンダのトナーによる画像を生成し、参照番号の後に“c”が付いている構成要素を主体とする画像形成ユニットがシアンのトナーによる画像を生成する。
ここで画像形成装置1は、通常の画像形成の際に、制御部100の制御により、露光器31において感光体35k、35y、35m、35cに静電潜像を形成し、形成した静電潜像を現像器32k、32y、32m、32cにおいて現像することによりトナー像を生成し、給紙カセット37A〜Cの何れかから給紙された記録シートを搬送ベルト34上に静電吸着した状態で、生成されたトナー像を転写チャージャ33k、33y、33m、33cにより記録シート上に転写し、定着器36において記録シート上のトナー像を定着した後、記録シートを排紙部38に排出する。
制御部100は、CPUやメモリ等から構成され、各センサーからの信号をモニタして、自動原稿搬送部10、画像読取部20、及び画像形成部30等の装置全体の動作タイミングを制御して各機能を実現するものである。
図2は、定着器36、及びその周辺の構成を模式的に示す図である。
図2に示すように、定着器36は、加熱ローラ41と定着ローラ42とに亘って巻回した定着ベルト43に対し、加圧ローラ44を近接配置し、該定着ベルト43と該加圧ローラ44との接触部分に定着ニップを形成している。
前記加熱ローラ41には、例えばハロゲンランプからなるヒータランプ40が内挿されていて、該ヒータランプ40の発熱によって該加熱ローラ41が熱せられ、その熱が前記定着ベルト43に伝導し、該定着ベルト43が定着温度に加熱される。また図示例の定着器36は、さらに、温度制御用センサ45、及び記録シート用温度センサ46を備える。
前記加熱ローラ41は、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプの表面にフッ素樹脂等による離型層等が積層されて構成され、ヒータランプ40から発せられる熱を定着ベルト43に伝導し、また定着ローラ42と共に定着ベルト43に張力をかけた状態で、記録シートの通過速度に合わせて定着ベルト43を回転駆動する。
前記定着ローラ42は、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプの表面に、シリコーンゴム等の弾性層とフッ素樹脂等による離型層等が積層されて構成されている。
前記定着ベルト43は、ポリイミド樹脂等からなる筒状の耐熱層の表面にフッ素樹脂等による離型層等が積層されて構成されている可撓性を有する無端帯である。
前記加圧ローラ44は、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプの表面にフッ素樹脂等による離型層等が積層されて構成されている。
前記温度制御用センサ45は、サーミスタ、熱電対、赤外線センサ等の非接触タイプの温度センサであり、加熱ローラ41の表面温度を検出して、定着器36の温度に対応する電圧を出力する。
温度制御用センサ45としては、定着器36の定着温度に対応する温度を測定できる場所であれば他の場所の温度を検出してもよいので、例えば、定着ローラ42や定着ベルト43の温度を検出してもよいし、定着時であれば定着直後の記録シート48の表面温度を検出してもよい。また、定着器にはここで例示したタイプ以外のものがあるが、どのようなタイプであっても、温度制御用センサ45は、定着温度に対応する温度を測定すれば足りる。
記録シート用温度センサ46は、非接触タイプの温度センサであり、定着後の記録シートの表面温度を検出して対応する電圧を出力する。
なお、図2には、画像形成装置1の内部や周辺の外気温の環境温度を検出する環境温度センサ47と、定着中の記録シート48と、両面印刷の際に表(1面目)の印刷後に記録シートを裏(2面目)にして転写前の搬送位置に戻す両面ユニット49と、定着後の記録シート48を冷却する排出ファン50とを記載している。
また、実施の形態1では、環境温度が0℃以上10℃未満の低温度時と、10℃以上35℃以下の標準温度時とで、定着温度や記録シートの種類を判定する基準を変えるので、低温度時であるか、標準温度時であるか、あるいはどちらでもなく使用推奨温度範囲から外れるのかを判別できればよい。したがって環境温度センサ47は、環境温度が0℃未満なのか、0℃以上10℃未満なのか、10℃以上35℃以下なのか、35度以上なのかを判別できる程度に環境温度を検出できればよい。
図3は、実施の形態1における画像形成装置1の機能構成を示す図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、検出部51、計算部52、特定部53、動作制御部54を備える。
検出部51は、図1の温度制御用センサ45、記録シート用温度センサ46、及び環境温度センサ47に相当し、定着器36の定着温度と定着後の記録シート48の表面温度と環境温度とを検出して、それぞれの温度に対応する電圧を出力する。
計算部52は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム等により実現される機能であり、検出部51により検出された定着器36の定着温度に対応する電圧と、定着後の記録シート48の表面温度に対応する電圧との差分(以下「電圧差」と記す)を計算する。
特定部53は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム等により実現される機能であり、計算部52により計算された電圧差に基づいて、複数種類の記録シートのうちの1種類を特定する。
また、環境温度が標準室温の範囲にない場合には、定着前の記録シートの温度が標準値から大きく外れ、定着器36と定着後の記録シート48との温度差が変わってしまうので、記録シートの種類を特定する際の基準を補正する。
実施の形態1では、普通紙、厚紙、薄紙、OHPシートの4種類の記録シートのうちの1種類を、環境温度別の基準に従い、計算部52により計算された電圧差に基づいて特定する。
図4は、環境温度が10℃以上35℃以下の標準温度時における、電圧差の値と温度差と記録シートの種類(判別紙種)との対応関係を示す図である。
また図5は、環境温度が0℃以上10℃未満の低温度時における、電圧差の値と温度差と記録シートの種類(判別紙種)との対応関係を示す図である。
図4、図5に示すように環境温度が低いときには定着前の記録シートの温度も低いため記録シートが温まり難く、定着器36と定着後の記録シート48との温度差が大きくなる傾向があるので、低温度時(図5)には標準温度時(図4)よりも、温度差を大きめに(図では一律5℃)補正している。
動作制御部54は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム等により実現される機能であり、検出部51により検出される環境温度に対応する環境温度別の定着温調温度に従って、検出部51により検出される定着器36の定着温度をモニタしながら、ヒータランプ40をON/OFF制御することによって定着器36における定着温度を制御し、また、特定部53により特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って、当該特定後の画像の形成に関わる動作を制御する。実施の形態1では、動作制御部54が、記録シートの種類別に、処理中の記録シートに対する定着後の後処理の動作の1つである排出ファン50の回転数を制御する。
図6は、標準温度時における、定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。
図7は、低温度時における、定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。
図6、図7に示すように環境温度が低いときには定着前の記録シートの温度も低いため記録シートが温まり難いので、低温度時(図7)には標準温度時(図6)よりも、定着温調温度を高めに(図では5℃)補正している。
図8は、記録シートの種類別の排出ファン50の制御条件(回転数)を示す図である。
図8に示すように、特定部53により特定された記録シートの種類別に排出ファン50の回転数を制御することにより、カール等のトラブルを抑制することができる。
<動作>
図9は、記録シートの種類を特定して種類別に排出ファンの回転数を制御する処理の手順を示す図である。
以下に図9を用いて、記録シートの種類を特定して種類別に排出ファンの回転数を制御する処理の手順を説明する。
(1)ユーザから直接、あるいはPC(パーソナルコンピュータ)等を経由して、印刷開始の指示を受付ける(ステップS1)。
(2)検出部51により検出される環境温度に対応する電圧を検出して記憶し、定着器36の温調温度を更新する(ステップS2)。ここでは、環境温度が10℃以上35℃以下の標準温度時であれば、図4に示すように定着器36の温調温度を180±2℃にし、0℃以上10℃未満の低温度時であれば、図5に示すように定着器36の温調温度を185±2℃にする。また、環境温度が35℃を越える場合や、0℃に満たない場合にはエラーを表示して環境温度が0℃以上35℃以下になるまで待機する。
(3)検出部51により定着器36の定着温度に対応する電圧を検出する(ステップS3)。
(4)定着器36の定着温度に対応する電圧が規定範囲内か否かを判定し、規定範囲内でない場合には、規定範囲内になるまで待つ(ステップS4)。ここで規定範囲は、標準温度時であれば180±2℃、低温度時であれば185±2℃である。
(5)定着器36の定着温度に対応する電圧が規定範囲内であれば(ステップS4:YES)、検出部51により検出される定着器36の定着温度に対応する電圧を記憶する(ステップS5)。
(6)続いて通紙を開始する(ステップS6)。
(7)検出部51により検出される定着後の記録シート48の表面温度に対応する電圧を記憶し、計算部52が電圧差を計算する(ステップS7)。
(8)記憶した環境温度に対応する電圧は所定の範囲内であるか否かを判定する(ステップS8)。ここでは、10℃以上である場合に所定の範囲内であると判定し、10℃未満である場合に所定の範囲内でないと判定する。
(9)所定の範囲内であれば(ステップS8:YES)、計算部52により計算された電圧差が1.3V未満であるか否かを判定する(ステップS9)。
(10)1.3V未満であれば(ステップS9:YES)、該当する記録シートの種類がないので、エラー処理を行なう(ステップS10)。
(11)1.3V未満でなければ(ステップS9:NO)、次は、計算部52により計算された電圧差が1.4V未満であるか否かを判定する(ステップS11)。
(12)1.4V未満であれば(ステップS11:YES)、厚紙であると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を400rpm(回転/分)に設定する(ステップS12)。
(13)1.4V未満でなければ(ステップS11:NO)、次は、計算部52により計算された電圧差が1.5V未満であるか否かを判定する(ステップS13)。
(14)1.5V未満であれば(ステップS13:YES)、薄紙であると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を250rpmに設定する(ステップS14)。
(15)1.5V未満でなければ(ステップS13:NO)、次は、計算部52により計算された電圧差が1.6V未満であるか否かを判定する(ステップS15)。
(16)1.6V未満であれば(ステップS15:YES)、普通紙であると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を300rpmに設定する(ステップS16)。
(17)1.6V未満でなければ(ステップS15:NO)、OHPシートであると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を500rpmに設定する(ステップS17)。
(18)所定の範囲内でなければ(ステップS8:NO)、計算部52により計算された電圧差が1.35V未満であるか否かを判定する(ステップS18)。
(19)1.35V未満であれば(ステップS18:YES)、該当する記録シートの種類がないので、エラー処理を行なう(ステップS19)。
(20)1.35V未満でなければ(ステップS18:NO)、次は、計算部52により計算された電圧差が1.45V未満であるか否かを判定する(ステップS20)。
(21)1.45V未満であれば(ステップS20:YES)、厚紙であると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を400rpmに設定する(ステップS21)。
(22)1.45V未満でなければ(ステップS20:NO)、次は、計算部52により計算された電圧差が1.55V未満であるか否かを判定する(ステップS22)。
(23)1.55V未満であれば(ステップS22:YES)、薄紙であると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を250rpmに設定する(ステップS23)。
(24)1.55V未満でなければ(ステップS22:NO)、次は、計算部52により計算された電圧差が1.65V未満であるか否かを判定する(ステップS24)。
(25)1.65V未満であれば(ステップS24:YES)、普通紙であると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を300rpmに設定する(ステップS25)。
(26)1.65V未満でなければ(ステップS24:NO)、OHPシートであると特定し、図8に示すように排出ファンの回転数を500rpmに設定する(ステップS26)。
<まとめ>
以上のように、実施の形態1の画像形成装置によれば、定着器の定着温度に対応する電圧と、定着後の記録シートの表面温度に対応する電圧との差分に基づいて記録シートの種類を特定するので、従来よりも精度良く記録シートの種類を判断することができ、また、排出ファンの回転数等の定着後の後処理の制御条件を、記録シートの種類に応じて最適にすることができる。
また、環境温度が低いときにおいては、種類を特定する際の基準を補正するので、精度良く記録シートの種類を判断することができ、また、定着器の定着温度も変更するので、より安定した定着を施すことができる。
[実施の形態2]
<概要>
実施の形態2は、予め記録シートの種類を設定しておき、設定された種類別の搬送速度及び定着温度で画像の形成を開始し、実施の形態1と同様の方法で記録シートの種類を特定し、設定されている種類と一致しない場合に設定を書き換え、更新された種類別の搬送速度、定着温度、及び排出ファンの回転数で画像の形成を継続する画像形成装置である。
<構成>
実施の形態2における画像形成装置2の全体構成、及び定着器周辺の構成は、実施の形態1における画像形成装置1と同様であるので、その説明を省略する。
図10は、実施の形態2における画像形成装置2の機能構成を示す図である。
図10に示すように、画像形成装置2は、検出部51、計算部52、特定部53、設定記憶部61、更新部62、不良判定部63、及び動作制御部64を備える。
ここで、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
設定記憶部61は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム及び制御部100に含まれる不揮発性メモリ等により実現される機能であり、画像を形成を開始する前に、予めユーザや保守担当者等から、画像が形成されるであろうと予定される記録シートの種類の設定を受付けて記憶しておく。
更新部62は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム等により実現される機能であり、特定部53により特定された種類と、設定記憶部61に記憶されている種類とが一致するか否かを判定し、一致しない場合には、設定記憶部61に記憶された種類を破棄し、設定記憶部61に、特定部53により特定された記録シートの種類を、次に画像が形成され定着されるであろうと予定される記録シートの種類として記憶させる。
不良判定部63は、更新部62により記録シートの種類が更新された場合に、記録シートの種類別に、検出部51により検出された定着後の記録シートの温度が許容温度範囲内であるか否かを判定して、許容温度範囲内であれば動作の継続を許可し、許容温度範囲内でなければ定着不良とみなしてその旨を動作制御部64へ知らせる。
動作制御部64は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム等により実現される機能であり、設定記憶部61に設定されている種類の記録シートに画像を形成する際の、当該種類に適合した制御条件に従って画像を形成する動作を開始し、実施の形態1の動作制御部54と同様に、検出部51により検出される環境温度に対応する環境温度別の定着温調温度に従って、検出部51により検出される定着器36の定着温度をモニタしながら、ヒータランプ40をON/OFF制御することによって定着器36における定着温度を制御し、また、更新部62により記録シートの種類が更新され不良判定部63により動作を継続すると判定された場合には、特定部53により特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って、当該特定後の画像の形成に関わる動作を制御し、継続しないと判定された場合には、後の動作を停止させてエラーを表示させるか、或いは定着不良とみなした画像の生成を当該制御条件に従ってやり直させる。実施の形態2では、動作制御部64が、記録シートの種類別に、処理中の記録シートに対する定着後の後処理の動作の1つである排出ファン50の回転数、及び次の記録シートに対する定着以前からの画像の形成に関わる定着温度や搬送速度等を制御する。
図11は、記録シートの種類別の、標準温度時における定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。
図12は、記録シートの種類別の、低温度時における定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。
図11、図12に示すように環境温度が低いときには定着前の記録シートの温度も低いため記録シートが温まり難いので、低温度時(図12)には標準温度時(図11)よりも、定着温調温度を高めに(図では5℃)補正している。
図13は、記録シートの種類別の、標準温度時及び低温度時において共通の、記録シートの搬送速度を示す図である。
図14は、記録シートの種類別の、許容温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。
このように、特定部53により特定され、更新部62により更新された記録シートの種類別に、定着温度、搬送速度、及び排出ファン50の回転数を制御することにより、印字品質を向上させ、カール等のトラブルを抑制することができる。
<動作>
図15、図16は、記録シートの種類を特定して種類別に、搬送速度、定着温度、及び排出ファンの回転数を制御する処理の手順を示す図である。
以下に図15、図16を用いて、記録シートの種類を特定して種類別に、搬送速度、定着温度、及び排出ファンの回転数を制御する処理の手順を説明する。
なお、実施の形態1の図9と同様の処理を行なうステップには同一番号を付し、その説明を省略する。
(1)実施の形態1の図9の説明の(1)と同様である(ステップS1)。
(2)検出部51により検出される環境温度に対応する電圧を検出して記憶し、設定された記録シートの種類別に、搬送速度と定着器36の温調温度とを更新する(ステップS30)。ここでは、設定された記録シートの種類が厚紙のときには、図13に示すように搬送速度を22枚/分にし、さらに、環境温度が10℃以上35℃以下の標準温度時であれば、図11に示すように定着器36の温調温度を190±2℃にし、環境温度が0℃以上10℃未満の低温度時であれば、図12に示すように定着器36の温調温度を195±2℃にする。
またここでは、設定された記録シートの種類が薄紙のときには、図13に示すように搬送速度を30枚/分にし、さらに、標準温度時であれば、図11に示すように定着器36の温調温度を180±2℃にし、低温度時であれば、図12に示すように定着器36の温調温度を185±2℃にする。
またここでは、設定された記録シートの種類が普通紙のときには、図13に示すように搬送速度を32枚/分にし、さらに、標準温度時であれば、図11に示すように定着器36の温調温度を175±2℃にし、低温度時であれば、図12に示すように定着器36の温調温度を180±2℃にする。
またここでは、設定された記録シートの種類がOHPシートのときには、図13に示すように搬送速度を25枚/分にし、さらに、標準温度時であれば、図11に示すように定着器36の温調温度を165±2℃にし、低温度時であれば、図12に示すように定着器36の温調温度を170±2℃にする。
また、環境温度が35℃を越える場合や、0℃に満たない場合にはエラーを表示して環境温度が0℃以上35℃以下になるまで待機する。
(3)〜(26)実施の形態1の図9の説明の(3)〜(26)と同様である(ステップS3〜S26)。
以下は図16を参照。
(27)厚紙であるであると特定された場合は(図15、図16中のA:ステップS12、ステップS21の後)、設定された記録シートの種類が厚紙であるか否かを判断し、厚紙である場合は、そのまま処理を終了する(ステップS31)。
(28)厚紙であると特定され、設定された記録シートの種類が厚紙でなかった場合には(ステップS31:NO)、設定を厚紙に書き換える(ステップS32)。
(29)図14に示すように、記憶した定着後の記録シート48の表面温度が70℃以上74℃以下の許容範囲内であるか否かを判断し、許容範囲内である場合は、そのまま処理を終了する(ステップS33)。
(30)薄紙であると特定された場合は(図15、図16中のB:ステップS14、ステップS23の後)、設定された記録シートの種類が薄紙であるか否かを判断し、薄紙である場合は、そのまま処理を終了する(ステップS34)。
(31)薄紙であると特定され、設定された記録シートの種類が薄紙でなかった場合には(ステップS34:NO)、設定を薄紙に書き換える(ステップS35)。
(32)図14に示すように、記憶した定着後の記録シート48の表面温度が68℃以上72℃以下の許容範囲内であるか否かを判断し、許容範囲内である場合は、そのまま処理を終了する(ステップS36)。
(33)普通紙であると特定された場合は(図15、図16中のC:ステップS16、ステップS25の後)、設定された記録シートの種類が普通紙であるか否かを判断し、普通紙である場合は、そのまま処理を終了する(ステップS37)。
(34)普通紙であると特定され、設定された記録シートの種類が普通紙でなかった場合には(ステップS37:NO)、設定を普通紙に書き換える(ステップS38)。
(35)図14に示すように、記憶した定着後の記録シート48の表面温度が64℃以上68℃以下の許容範囲内であるか否かを判断し、許容範囲内である場合は、そのまま処理を終了する(ステップS39)。
(36)OHPシートであると特定された場合は(図15、図16中のD:ステップS17、ステップS26の後)、設定された記録シートの種類がOHPシートであるか否かを判断し、OHPシートである場合は、そのまま処理を終了する(ステップS40)。
(37)OHPシートであると特定され、設定された記録シートの種類がOHPシートでなかった場合には(ステップS40:NO)、設定をOHPシートに書き換える(ステップS41)。
(38)図14に示すように、記憶した定着後の記録シート48の表面温度が60℃以上64℃以下の許容範囲内であるか否かを判断し、許容範囲内である場合は、そのまま処理を終了する(ステップS42)。
(39)定着後の記録シート48の表面温度が記録シートの種類毎の許容範囲内でなかった場合には(ステップS33、S36、S39、S42:NO)、エラー処理を行なう(ステップS43)。
<まとめ>
以上のように、実施の形態2の画像形成装置によれば、実施の形態1の画像形成装置と同様に、定着器の定着温度に対応する電圧と、定着後の記録シートの表面温度に対応する電圧との差分に基づいて記録シートの種類を特定するので、従来よりも精度良く記録シートの種類を判断することができ、また、排出ファンの回転数等の定着後の後処理の制御条件を、記録シートの種類に応じて最適にすることができる。さらに、記録シートの搬送速度、定着温度等の制御条件を、記録シートの種類に応じてすぐに最適にすることができる。
また、環境温度が低いときにおいては、実施の形態1の画像形成装置と同様に、種類を特定する際の基準を補正するので、精度良く記録シートの種類を判断することができ、また、定着器の定着温度も変更するので、より安定した定着を施すことができる。
[実施の形態3]
<概要>
実施の形態3は、両面印刷を考慮して、裏(2面目)の画像を形成する際に、表(1面目)と異なる制御を行なう画像形成装置である。詳細には、片面印刷の場合や両面印刷の1面目の制御は実施の形態1と同様の制御を行い、両面印刷の2面目においては記録シートの種類の特定をせず、また、2面目において、定着後の記録シートの表面温度に応じて排出ファンの回転数を制御して、冷却効果を調整する。
<構成>
実施の形態3における画像形成装置の全体構成、及び定着器周辺の構成は、実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
図17は、実施の形態3における画像形成装置3の機能構成を示す図である。
図17に示すように、画像形成装置3は、検出部51、計算部52、特定部71、動作制御部72を備える。
ここで、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素には同一番号を付し、その説明を省略する。
特定部71は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム等により実現される機能であり、片面印刷の場合や、両面印刷における1面目の場合は、実施の形態1の特定部53と同様に、計算部52により計算された差分に基づいて、複数種類の記録シートのうちの1種類を特定するが、両面印刷の2面目においては記録シートの種類の特定をせずに、1面目の特定結果を流用する。
動作制御部72は、図1の制御部100に含まれるCPUにおいて実行されるプログラム等により実現される機能であり、実施の形態1の動作制御部54と同様に、検出部51により検出される環境温度に対応する環境温度別の定着温調温度に従って、検出部51により検出される定着器36の定着温度をモニタしながら、ヒータランプ40をON/OFF制御することによって定着器36における定着温度を制御し、また、特定部71により特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って、当該特定後の画像の形成に関わる動作を制御する。実施の形態3では、動作制御部72が、片面印刷の場合には、実施の形態1と同様に、記録シートの種類別に、排出ファン50の回転数を制御し、両面印刷の場合は、定着後の記録シートの表面温度に応じて排出ファンの回転数を制御する。
図18は、両面印刷の2面目における定着後の記録シートの表面温度別の排出ファン50の制御条件(回転数)を示す図である。
片面印刷の場合は、図8に示すように、特定部71により特定された記録シートの種類別に排出ファン50の回転数を制御し、両面印刷の場合は、図18に示すように、定着後の記録シートの2面目における記録シートの表面温度別に排出ファン50の回転数を制御することにより、カール等のトラブルを抑制することができる。
<動作>
図19、図20は、両面印刷の場合に、記録シートの種類を特定して、定着後の記録シートの表面温度に応じて排出ファンの回転数を制御する処理の手順を示す図である。なお、片面印刷の場合には、実施の形態1の図9と同様の処理を行ない、種類別に冷却ファンの回転数を制御する。
以下に図19、図20を用いて、両面印刷の場合に、記録シートの種類を特定して、定着後の記録シートの表面温度に応じて排出ファンの回転数を制御する処理の手順を説明する。
なお、実施の形態1の図9と同様の処理を行なうステップには同一番号を付し、その説明を省略する。
(1)ユーザから直接、あるいはPC等を経由して、両面印刷開始の指示を受付ける(ステップS50)。
(2)〜(11)実施の形態1の図9の説明の(2)〜(11)と同様である(ステップS2〜S10)。
(12)1.4V未満であれば(ステップS11:YES)、厚紙であると特定する(ステップS51)。
(13)実施の形態1の図9の説明の(13)と同様である(ステップS13)。
(14)1.5V未満であれば(ステップS13:YES)、薄紙であると特定する(ステップS52)。
(15)実施の形態1の図9の説明の(15)と同様である(ステップS15)。
(16)1.6V未満であれば(ステップS15:YES)、普通紙であると特定する(ステップS53)。
(17)1.6V未満でなければ(ステップS15:NO)、OHPシートであると特定する(ステップS54)。
(18)〜(20)実施の形態1の図9の説明の(18)〜(20)と同様である(ステップS18〜S20)。
(21)1.45V未満であれば(ステップS20:YES)、厚紙であると特定する(ステップS55)。
(22)実施の形態1の図9の説明の(22)と同様である(ステップS22)。
(23)1.55V未満であれば(ステップS22:YES)、薄紙であると特定する(ステップS56)。
(24)実施の形態1の図9の説明の(24)と同様である(ステップS24)。
(25)1.65V未満であれば(ステップS24:YES)、普通紙であると特定する(ステップS57)。
(26)1.65V未満でなければ(ステップS24:NO)、OHPシートであると特定する(ステップS58)。
以下は図20を参照。
(27)1面目の処理が終了すると(図19、図20中のE:ステップS51〜S58の後)、両面ユニット49により記録シートが裏返され、引き続き2面目の通紙を開始する(ステップS59)。
(28)検出部51により検出される定着後の記録シート48の表面温度に対応する電圧を記憶する(ステップS60)。
(29)記憶された記録シート48の表面温度に対応する電圧が1.5V以上であるか否かを判定する(ステップS61)。
(30)1.5V以上であれば(ステップS61:YES)、図18に示すように排出ファンの回転数を500rpmに設定する(ステップS62)。
(31)1.5V以上でなければ(ステップS61:NO)、次は、記憶された記録シート48の表面温度に対応する電圧が1.16V以上であるか否かを判定する(ステップS63)。
(32)1.16V以上であれば(ステップS63:YES)、図18に示すように排出ファンの回転数を250rpmに設定する(ステップS64)。
(33)1.16V以上でなければ(ステップS63:NO)、図18に示すように排出ファンの回転数を0に設定する(ステップS65)。
<まとめ>
以上のように、実施の形態3の画像形成装置によれば、実施の形態1の画像形成装置と同様に、定着器の定着温度と、定着後の記録シートの表面温度との差分に基づいて記録シートの種類を特定するので、従来よりも精度良く記録シートの種類を判断することができ、また、片面印刷の場合には排出ファンの回転数等の定着後の後処理の制御条件を、記録シートの種類に応じて最適にすることができる。さらに、両面印刷の場合には、排出ファンの回転数等の定着後の後処理の制御条件を、実測した定着後の記録シートの表面温度に応じて最適にすることができる。
また、環境温度が低いときにおいては、実施の形態1の画像形成装置と同様に、種類を特定する際の基準を補正するので、精度良く記録シートの種類を判断することができ、また、定着器の定着温度も変更するので、より安定した定着を施すことができる。
[変形例1]
本変形例1は、温度制御用センサと記録シート用温度センサを1つのセンサで兼用する画像形成装置であり、詳細には、図3に示した実施の形態1の定着器36が温度制御用センサ45と記録シート用温度センサ46とを備えるのに対し、実施の形態1の定着器81は、これらの2個の温度センサの代わりに、兼用温度センサ60を1個備える。
図21は、定着器81、及びその周辺の構成を模式的に示す図である。
図21に示すように、定着器81は、ヒータランプ40、加熱ローラ41、定着ローラ42、定着ベルト43、加圧ローラ44、及び兼用温度センサ60を備える。
兼用温度センサ60は、記録シートが通過していないときは定着ベルト43の表面温度を測定でき、記録シートが通過しているときは記録シートの表面温度を測定できる図21に示すような位置に設置された非接触タイプで測定距離が長めの、サーモパイル等の温度センサであり、定着中でなく記録シートが無い間は、定着ベルト43の表面温度を検出して、定着器81の定着温度に対応する電圧を出力し、定着中などで記録シートが通過している間は、定着後の記録シートの表面温度を検出して対応する電圧を出力する。
また図21には、環境温度センサ47と、定着中の記録シート48と、両面ユニット49と、排出ファン50とを記載している。
本変形例1によれば、2つの温度センサを1つで兼用するので、定着器の定着温度と、定着後の記録シートの表面温度との差分を計算する際には、定着前に定着器の定着温度を検出して記憶しておかなければならない等の制約はあるが、センサが1個減るので、その分配線数が減り、スペースが空き、部品コストや製造コストを抑えることができるという利点がある。
なお、変形例1は上記各実施の形態に対しても適応できる。
また、上記各実施の形態を複数組み合わせることもできる。
また、上記各実施の形態及び変形例においては、定着器が定着ベルトと加圧ローラとを近接配置した構成であるが、本発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、周知の定着ローラと加圧ローラとを近接配置した構成であっても本発明は同様に適用することができ、要するに、未定着のトナー像が形成された面に接触して定着に直接寄与する定着側と、トナー像が形成されていない面に接触して裏側から加圧に寄与する加圧側とが、両者とも回転体であって、これらが、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置されていれば足りる。
また、コンピュータに実施の形態1、2、及び3のような動作を実行させることができるプログラムがコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録され、この記録媒体が流通し取り引きの対象となり得る。また、当該プログラムは、例えばネットワーク等を介して流通して取り引きの対象となり得、また、表示装置に表示されたり印刷されて、利用者に提示されることもあり得る。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、MO、DVD、メモリカード等の着脱可能な記録媒体、及び、ハードディスク、半導体メモリ等の固定記録媒体等であり、特に限定されるものではない。
本発明は、記録シートに対して加熱を伴い定着を行なうあらゆる装置に適用することができるので、MFP、プリンタ、コピー機、FAX等の画像形成を行なう全ての装置に広く適用することができる。
本発明によって、従来よりも精度良く記録シートの種類を判断することができ、記録シートの種類毎に最適な制御を行なうことができるので、印字品質が高くトラブルの少ない画像形成装置を提供することができその産業的利用価値は極めて高い。
また、本発明によれば、記録シートの定着に限らずに、シート状等の加工対象に対して加熱を伴うなんらかの処置を行なう場合において、加工対象の種類を判断することができ、また判断された加工対象の種類を制御以外の目的に利用することもできる。例えば加工後の分別に利用することもできる。
実施の形態1における画像形成装置の全体構成を示す図である。 定着器36、及びその周辺の構成を模式的に示す図である。 実施の形態1における画像形成装置1の機能構成を示す図である。 環境温度が10℃以上35℃以下の標準温度時における、電圧差の値と温度差と記録シートの種類(判別紙種)との対応関係を示す図である。 環境温度が0℃以上10℃未満の低温度時における、電圧差の値と温度差と記録シートの種類(判別紙種)との対応関係を示す図である。 標準温度時における、定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。 低温度時における、定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。 記録シートの種類別の排出ファン50の制御条件(回転数)を示す図である。 記録シートの種類を特定して種類別に排出ファンの回転数を制御する処理の手順を示す図である。 実施の形態2における画像形成装置2の機能構成を示す図である。 記録シートの種類別の、標準温度時における定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。 記録シートの種類別の、低温度時における定着温調温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。 記録シートの種類別の、標準温度時及び低温度時において共通の、記録シートの搬送速度を示す図である。 記録シートの種類別の、許容温度と、これに相当する定着器36の定着温度に対応する電圧(読取電圧)とを示す図である。 記録シートの種類を特定して種類別に、搬送速度、定着温度、及び排出ファンの回転数を制御する処理の手順を示す図の前半部分である。 記録シートの種類を特定して種類別に、搬送速度、定着温度、及び排出ファンの回転数を制御する処理の手順を示す図の後半部分である。 実施の形態3における画像形成装置3の機能構成を示す図である。 両面印刷の2面目における定着後の記録シートの表面温度別の排出ファン50の制御条件(回転数)を示す図である。 両面印刷の場合に、記録シートの種類を特定して、定着後の記録シートの表面温度に応じて排出ファンの回転数を制御する処理の手順の前半部分を示す図である。 両面印刷の場合に、記録シートの種類を特定して、定着後の記録シートの表面温度に応じて排出ファンの回転数を制御する処理の手順の後半部分を示す図である。 定着器81、及びその周辺の構成を模式的に示す図である。
符号の説明
1、2、3 画像形成装置
10 自動原稿搬送部
20 画像読取部
30 画像形成部
31 露光器
32k、32y、32m、32c 現像器
33k、33y、33m、33c 転写チャージャ
34 搬送ベルト
35k、35y、35m、35c 感光体
36 定着器
37A〜C 給紙カセット
38 排紙部
39 反射型フォトセンサ
40 ヒータランプ
41 加熱ローラ
42 定着ローラ
43 定着ベルト
44 加圧ローラ
45 温度制御用センサ
46 記録シート用温度センサ
47 環境温度センサ
48 記録シート
49 両面ユニット
50 排出ファン
51 検出部
52 計算部
53 特定部
54 動作制御部
60 兼用温度センサ
61 設定記憶部
62 更新部
63 不良判定部
64 動作制御部
71 特定部
72 動作制御部
100 制御部

Claims (11)

  1. 一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置し、前記定着ニップに、未定着のトナー像が形成された記録シートを、加圧、及び所定の定着温度で加熱しながら通過させて、トナー像を記録シートに定着させる画像形成装置であって、
    前記定着温度と、定着後の記録シートの温度とを検出する検出手段と、
    検出手段により検出された定着温度と、定着後の記録シートの温度との差分を計算する計算手段と、
    計算手段により計算された差分に基づいて、前記記録シートの種類を特定する特定手段と、
    特定手段により前記記録シートの種類が特定された後の画像の形成に関わる動作を、当該特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 当該画像形成装置は、さらに、
    前記特定手段により前記記録シートの種類が特定されるより前から、未定着のトナー像が形成され定着されるであろうと予定される記録シートの種類を予め記憶する設定記憶手段と、
    前記特定手段により前記記録シートの種類が特定された後に、当該特定された記録シートの種類と、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類とが一致するか否かを判定し、一致しない場合には、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類を破棄し、当該設定記憶手段に、前記特定手段により特定された記録シートの種類を、次に未定着のトナー像が形成され定着されるであろうと予定される記録シートの種類として記憶させる更新手段とを備え、
    前記制御手段は、さらに、
    前記特定手段により前記記録シートの種類が特定されるより前の画像の形成に関わる動作を、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 当該画像形成装置は、さらに、
    前記特定手段により特定された記録シートの種類と、前記設定記憶手段に記憶されている記録シートの種類とが一致せずに、前記更新手段により、前記設定記憶手段に記憶された記録シートの種類が更新された場合に、前記検出手段により検出された定着後の記録シートの温度が許容温度範囲内であるか否かを判定して、許容温度範囲内でない場合に定着不良とみなす不良判定手段を備えること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段において、前記特定手段により特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御される、前記特定手段により前記記録シートの種類が特定された後の画像の形成に関わる動作とは、次の記録シートに対する定着以前の画像形成動作、及び、処理中の記録シートに対する定着後の後処理の動作のうちの少なくとも一方であり、
    前記制御条件は、搬送速度、定着温調温度、及び、排出ファンの回転数のうちの少なくとも1つを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出手段は、さらに、環境温度を検出し、
    前記特定手段は、
    前記検出手段により検出された環境温度が、所定の範囲であるか否かを判断し、所定の範囲でない場合に、記録シートの種類を特定する際の基準を補正すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、さらに、
    環境温度に応じた定着温調温度を定めており、前記検出手段により環境温度を検出すると、その温度に適合した定着温調温度を読出し、これに基づいて、前記定着温度を制御すること
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御条件は、環境温度に応じた定着温調温度を含み、
    前記制御手段は、
    前記特定手段により特定された記録シートの種類に適合した制御条件のうち、定着温調温度に関しては、前記検出手段により検出された環境温度に対応する定着温調温度を用いること
    を特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記検出手段は、
    前記定着温度と、定着後の記録シートの温度とを検出する1つの非接触センサーを含み、検出領域を記録シートが通過するときに、定着後の記録シートの温度に相当する信号を出力し、検出領域に記録シートが存在しないときに、定着温度に相当する信号を出力すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 前記特定手段は、
    両面印刷の際には、1面目においてのみ記録シートの種類の特定をし、2面目においては、記録シートの種類の特定を行なうことなく動作させること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、さらに、
    両面印刷の際の2面目において、定着後の記録シートの温度に応じて、定着後の後処理である記録シートの冷却を制御すること
    を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置し、前記定着ニップに、未定着のトナー像が形成された記録シートを、加圧、及び所定の定着温度で加熱しながら通過させて、トナー像を記録シートに定着させる画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記定着温度と、定着後の記録シートの温度とを検出する検出ステップと、
    検出ステップにより検出された定着温度と、定着後の記録シートの温度との差分を計算する計算ステップと、
    計算ステップにより計算された差分に基づいて、前記記録シートの種類を特定する特定ステップと、
    特定ステップにより前記記録シートの種類が特定された後の画像の形成に関わる動作を、当該特定された記録シートの種類に適合した制御条件に従って制御する制御ステップと
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
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