JP4479808B2 - 画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シートに転写したトナー像を熱定着して当該記録シート上に画像を形成する画像形成装置、及び画像形成装置における画像形成方法に関する。
従来、画像形成装置において、定着ローラの温度を検出して、画像形成動作を実行可能な状態にする間、すなわちウォームアップ時に温調制御を行うとともに、定着後の記録シートの温度を検出するセンサを備え、当該センサで検出した記録シートの温度と定着ローラの温度とに基づいてエラー判定を行う技術が提案されている(特許文献1)。具体的には、記録シートの温度と定着ローラの温度とが著しく乖離していた場合、エラー判定するものである。
また、定着ローラと加圧ローラとで形成される定着ニップよりも記録シート搬送方向下流側であって、一方の回転体と対峙し、記録シート搬送経路を挟んで定着ローラの温度を検出する位置に1つの温度センサを備えたものも提案されている(特許文献2)。これは、定着ローラと温度センサとの間に記録シートが通過すると、温度センサの測定領域が記録シートに遮られるため、記録シートの温度を検出し、検出した記録シート温度に基づいて定着不良を判定するものである。
特開平10−161468号公報 特開平10−198216号公報
ところで、画像形成装置において、部品点数の削減や配線の簡略化が望まれている。
また、使用者の利便性に鑑みて起動時に急速加熱することが必須であることから、定着ローラの熱容量を低くする要望があるとともに、その一方で、定着ローラを低熱容量化すると温度が変化しやすく、記録シートへの画像定着を安定させるために従来よりもきめ細かく温調制御を行うことが望まれている。
特許文献2の技術は、定着ローラの温度と記録シートの温度とを1つの温度センサで検出可能な構成であるため、部品点数の削減や配線の簡略化に繋がるが、定着ローラの温調制御に関する記載は一切ない。
そこで、例えば、特許文献1に記載されているウォームアップ段階の温調制御を特許文献2の技術に応用したとすると、ウォームアップ時には定着ローラの温度に基づく温調制御を行うことはできる。
しかしながら、このような装置では、画像形成動作中においては、定着ローラと温度センサとの間に記録シートが通過していないときは定着ローラの温度を検出できるため、ウォームアップ段階での温調制御を用いることが考えられるが、記録シートが通過している間は定着ローラの温度を検出することができないため、きめ細かな温調制御ができない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、定着用の回転体の温度と記録シートの温度とを1つの温度センサで検出する構成を有しながらも、画像形成動作中にきめ細かな温調制御を行える画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置すると共に、少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱して、搬送される記録シートを前記定着ニップに通して当該記録シート上に形成された未定着画像を熱定着し、画像を形成する画像形成装置であって、前記定着ニップよりも記録シート搬送方向下流側であって、一方の回転体と対峙し、記録シート搬送経路を挟んで前記一方の回転体の表面温度を検出する位置に配された非接触赤外線センサと、前記一方の回転体と前記非接触赤外線センサとの間を定着後の記録シートが通過中か否かを判断する判断手段と、前記一方の回転体の熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度値に変換するための第1変換テーブルと、前記記録シートの熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度データに変換するための第2変換テーブルとを記憶する記憶手段と、前記判断手段が、記録シートが通過中ではないと判断した場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第1変換テーブルに従って変換して得る温度値と、第1の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御し、記録シートが通過中であると判断した場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第2変換テーブルに従って変換して得る温度値と、前記第1とは異なる第2の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の画像形成方法は、一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置すると共に、少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱して、搬送される記録シートを前記定着ニップに通して当該記録シート上に形成された未定着画像を熱定着し、画像を形成するものであり、前記定着ニップよりも記録シート搬送方向下流側であって、一方の回転体と対峙し、記録シート搬送経路を挟んで前記一方の回転体の表面温度を検出する位置に配された非接触赤外線センサと、前記一方の回転体の熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度値に変換するための第1変換テーブルと前記記録シートの熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度データに変換するための第2変換テーブルとを記憶する記憶手段とを有する画像形成装置における、画像形成方法であって、前記一方の回転体と前記非接触赤外線センサとの間を定着後の記録シートが通過中か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップで、記録シートが通過中ではないと判断された場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第1変換テーブルに従って変換して得る温度値と、第1の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御し、記録シートが通過中であると判断された場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第2変換テーブルに従って変換して得る温度値と、前記第1とは異なる第2の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
ここで、記録シートとは、画像形成装置が画像を形成する媒体であり、紙、OHP(Over-Head Projector)用シート等、シート状の媒体である。
以上の構成により、本発明の画像形成装置は、1つの非接触赤外線センサで一方の回転体と記録シートとの両方の温度を検出できる構成でありながら、一方の回転体の温度を検出しているときはその温度と第1の閾値とに基づいて温調制御を行い、かつ、記録シートの温度を検出しているときはその温度と第2の閾値とに基づいて温調制御を行うことができる。そこで、一方の回転体の温度に基づき良好な定着が得られる基準温度を第1の閾値として設定しておき、記録シート温度に基づき良好な定着が得られる基準温度を第2の閾値として設定しておけば、画像形成装置は、非接触赤外線センサが一方の回転体の温度を検出しているときも記録シートの温度を検出しているときも、良好な定着が得られるよう温調制御を行うことができ、画像形成動作中にきめ細かな温調制御を行うことができる。
また、上記画像形成装置において、前記制御手段は、前記判断手段が記録シートが通過中ではないと判断したときは、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第1の閾値以上である場合、前記加熱手段による加熱を抑制するよう制御し、かつ、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第1の閾値以下である場合、前記加熱手段による加熱を促進するよう制御し、前記判定手段が記録シートが通過中であると判断したときは、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値以上である場合、前記加熱手段による加熱を抑制するよう制御し、かつ、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値以下である場合、前記加熱手段による加熱を促進するよう制御するようにしてもよい。
この構成により、画像形成装置は、非接触赤外線センサが一方の回転体の温度を検出しているときも記録シートの温度を検出しているときも、良好な定着が得られる基準温度よりも高い場合は一方の回転体の温度を下げるよう制御し、基準温度よりも低い場合は一方の回転体の温度を上げるよう制御することができる。これにより、画像形成装置は、画像形成動作中に、高い精度で加熱手段を制御することができる。
また、上記画像形成装置は、前記判断手段が記録シートが通過中ではないと判断している場合の前記非接触赤外線センサの出力信号の値と、当該判断後、前記判断手段が記録シートが通過中であると判断した場合の前記非接触赤外線センサの出力信号の値とが、所定値以上乖離していた場合、エラー判定を行うエラー判定手段を備えるようにしてもよい。
この構成により、一方の回転体の温度と記録シートの温度とが著しく乖離している場合、非接触赤外線センサの故障や断線等の異常が考えられ、正常な温調を継続することができない可能性が高いが、画像形成装置は、このような場合に、エラー判定することができる。
また、上記画像形成装置において、前記判断手段は、前記非接触赤外線センサの出力信号の値を逐次取得し、最も新しく取得した値と、以前に取得した値とを比較し、比較の結果所定量以上の変化がない間、記録シートが通過中ではないと判断し、前記所定量以上の変化があった後、以前に取得した値と最も新しく取得した値との比較結果が所定量以上となるまで、記録シートが通過中であると判断するようにしてもよい。
この構成により、画像形成装置は、非接触赤外線センサが一方の回転体の温度を検出しているか記録シートの温度を検出しているかを、すなわち、記録シートが一方の回転体と非接触赤外線センサとの間を通過中であるか否かを、非接触赤外線センサの出力信号値の変化を利用して判定することができる。すなわち、一方の回転体より記録シートのほうが著しく温度が低いため、記録シートが定着ニップを通って一方の回転体と非接触赤外線センサとの間を通過すると非接触赤外線センサの出力信号値が急激に低下し、記録シートが通過し終わって一方の回転体と非接触赤外線センサとの間を通過しなくなると再び非接触赤外線センサの出力信号値が急激に上昇する。これらの変化量を実験的に計測する等して決定し、所定量として設定しておけばよい。
また、上記画像形成装置において、前記制御手段は、画像形成処理を開始させ、前記判断手段は、前記制御手段が画像形成処理を開始させる前、及び開始させた後所定時間経過するまでは、記録シートが通過中ではないと判断し、前記制御手段が画像形成処理を開始させてから前記所定時間内は、記録シートが通過中であると判断するようにしてもよい。
この構成により、画像形成装置は、制御手段画像形成動作を開始させたのを契機に、記録シートが一方の回転体と非接触赤外線センサとの間を通過中であるか否かを判定することができる。すなわち、制御手段が画像形成処理を開始させてから所定時間が経過すると、記録シートが定着ニップを通って一方の回転体と非接触赤外線センサとの間を通過し始め、さらに一定時間が経過すると記録シートは通過し終える。この所定時間及び一定時間を実験的に計測する等して決定し、設定しておけばよい。
また、上記画像形成装置において、前記記録シートは複数種類に分類されるものであり、前記記録シートの種類に応じて異なる複数の閾値を保持する保持手段と、前記判断手段が、記録シートが通過中であると判断したとき、さらに、当該記録シートの種類を判定する用紙判定手段とを備え、前記制御手段は、前記判断手段が、記録シートが通過中であると判断した場合は、前記用紙判定手段の判定結果に応じた閾値を前記第2の閾値として用いて前記加熱手段を制御するようにしてもよい。
この構成により、画像形成装置は、記録シートに複数種類があり、例えば、当該種類によって最適な定着温度が異なることがあっても、当該種類毎に閾値を設定しておき、種類に応じて最適な閾値を用いて加熱手段を制御することができる。
また、上記画像形成装置において、前記判断手段は、前記非接触赤外線センサの出力信号の値を逐次取得し、最も新しく取得した値と、以前に取得した値とを比較し、比較の結果所定量以上の変化がない間、記録シートが通過中ではないと判断し、前記所定量以上の変化があった後、以前に取得した値と最も新しく取得した値との比較結果が所定量以上となるまで、記録シートが通過中であると判断し、前記用紙判定手段は、前記非接触赤外線センサの出力信号の値の変化量に基づいて記録シートの種類を判定するようにしてもよい。
この構成により、非接触赤外線センサの出力信号値の変化を利用して、記録シートの種類を判定することができる。すなわち、記録シートの種類が異なると、厚さや熱放射率などが異なり、非接触赤外線センサの出力信号値の変化量が異なってくる。各記録シートに対応する出力信号値の変化量は、実験的に計測するなどして決定し、設定しておけばよい。
また、上記画像形成装置は、前記記録シートの第1の面と、当該第1の面と対向する第2の面の両面に画像を形成するものであり、前記第1の面と前記第2の面とに応じて異なる2つの閾値を保持する保持手段と、前記判断手段が、記録シートが通過中であると判断した場合、さらに、当該記録シートの前記第1の面と前記第2の面のいずれに画像を形成中かを判定する画像形成面判定手段とを備え、前記制御手段は、前記判断手段が記録シートが通過中であると判断した場合は、前記画像形成面判定手段の判定結果に応じた閾値を前記第2の閾値として用いて前記加熱手段を制御するようにしてもよい。
この構成により、画像形成装置が記録シートの両面に画像を形成できる場合、表面(第1の面)を画像形成中のときと裏面(第2の面)を画像形成中のときとで異なる閾値を用いて加熱手段を制御することができる。すなわち、記録シートの両面に画像形成する場合、通常、最初第1の面に画像形成を完成させるために定着ニップを通過し、その後第2の面に画像形成を行うために再び定着ニップを通過する。このため、第2の面の画像形成時に定着ニップを通過するときにはすでに記録シートは一度温められた状態となっているので、第2の面の画像形成時に用いる第2の閾値は第1の面の画像形成時に用いる第2の閾値よりも低くても良い。このような事情を鑑みて閾値を設定しておき、最適な閾値を用いて加熱手段を制御することができる。
また、上記画像形成装置において、前記制御手段は、前記判断手段が記録シートが通過中であると判断している間、逐次、前記非接触赤外線センサの検出結果と前記第2の閾値とを用いて前記加熱手段を制御するものであり、前記制御手段が、所定時間以上連続的に、前記非接触赤外線センサの検出結果と前記第2の閾値とを用いて前記加熱手段を制御した場合、エラー判定を行うエラー判定手段を備えるようにしてもよい。
この構成により、所定時間以上続けて非接触赤外線センサの検出結果と第2の閾値とを用いて加熱手段の制御を行っている場合、所定時間以上一方の回転体と非接触赤外線センサの間を記録シートが通過しっ放しであることから、紙詰まり(ジャム)や紙巻き(カーリング)等のトラブルが発生した可能性が高いが、画像形成装置は、このような場合に、エラー判定することができる。実験的に、正常に記録シートが一方の回転体と非接触赤外線センサの間を通過する時間を測定する等して、測定した時間より長い所定の時間を決定し、設定しておけばよい。
また、上記画像形成装置は、前記判断手段が記録シートが通過中であると判断したとき、前記加熱手段による加熱を抑制するよう制御したにもかかわらず、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値よりも高い所定の上限値以上である場合、及び、前記加熱手段による加熱を促進するよう制御したにもかかわらず、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値よりも低い所定の下限値以下である場合、エラー判定を行うエラー判定手段を備えるようにしてもよい。
この構成により、加熱手段による加熱を抑制したにもかかわらず記録シートの温度が上がり続けたり、逆に加熱手段による加熱を促進したにもかかわらず記録シートの温度が下がり続けたりした場合、加熱手段等にトラブルが発生した可能性が高いが、画像形成装置は、このような場合に、エラー判定することができる。実験的に測定する等して、正常であれば到達することのない上限温度と下限温度とを決定し、設定しておけばよい。
また、上記画像形成装置において、前記判断手段により、記録シートが通過中であるとの判断が所定の時間を越えて継続したとき、エラーであると判定するエラー判定手段をさらに備えるようにしてもよい。
この構成により、所定時間以上記録シートが通過中であることを判断し続けている場合、所定時間以上一方の回転体と非接触赤外線センサの間を記録シートが通過しっ放しであることから、紙詰まり(ジャム)や紙巻き(カーリング)等のトラブルが発生した可能性が高いが、画像形成装置は、このような場合に、エラー判定することができる。実験的に、正常に記録シートが一方の回転体と非接触赤外線センサの間を通過する時間を測定する等して、測定した時間より長い所定の時間を決定し、設定しておけばよい。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<実施形態1>
まず、実施形態1に係る画像形成装置1について説明する。
(1.構成)
(1−1.基本的構成)
図1は、タンデム型のフルカラー複写機である画像形成装置1の概略構成を示す。
図1に示すように、画像形成装置1は、C(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(Key tone)の各色のそれぞれに対応する作像ユニット10C、10M、10Y、10Kと、矢印方向に回転する中間転写ベルト25を備える画像形成部20と、給紙部30と、定着部40と、制御部60とを備える。
画像形成装置1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続されており、外部の端末装置(不図示)からのプリントジョブの実行指示や、操作部(不図示)からのプリントジョブの実行指示を受け付けると、当該指示に従って画像形成を実行する。
作像ユニット10C、10M、10Y、10Kは、それぞれ、中間転写ベルト25に対向させるようにし、当該中間転写ベルト25に沿って、画像形成工程の上流側から下流側に向け、10Y、10M、10C、10Kの順序で所定間隔を空けて直列に配置されている。
作像ユニット10Kは、像担持体としての感光体ドラム11並びに、当該感光体ドラム11の周囲に配置された帯電器12、像露光装置13、現像部としての現像器14及びクリーナ15を備える。作像ユニット10Kは、感光体ドラム11の軸16によって画像形成装置の筐体に対して位置決めされている。
作像ユニット10Y、10M、10Cについても、作像ユニット10Kと同様の構成であるため、詳述しない。
画像形成部20は、駆動ローラ21と、従動ローラ22と、テンションローラ23と、感光体ドラム11と対向する一次転写ローラ24と、各ローラ21、22、23に張架される中間転写体としての中間転写ベルト25等を備えている。
給紙部30は、紙を収容する給紙カセット31と、給紙カセット31内の紙を1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ32と、繰り出された紙を搬送する一対の搬送ローラ33と、二次転写位置に紙を送り出すタイミングを取るための一対のタイミングローラ34と、二次転写ローラ35等を備えている。また、紙送りセンサ36は、送り出しローラ32を介して送り出された紙を検知するセンサである。
制御部60は、画像信号に係る画像の形成の指示を受けると、当該画像信号をC、M、Y、K系の各色に色分解してデジタル画像信号を得、露光部13を駆動させる駆動信号を生成する。制御部60からの駆動信号を受けて、作像ユニット10Y、10M、10C、10K内の露光部13は、画像形成のためのレーザ光を発し、各作像ユニット内の感光体ドラム11上を主走査方向に露光走査する。
感光体ドラム11は、露光走査を受ける前に、クリーナ15で表面の残存トナーが除去され、不図示のイレーサランプに照射されて除電された後、帯電器12により一様に帯電されており、このように一様に帯電した状態で上記レーザ光による露光走査を受けると、感光体ドラム11の表面に、形成指示のあった画像の静電潜像が形成される。
各静電潜像は、各色の現像器14により現像され、これにより感光体ドラム11表面に、C、M、Y、K系の現像剤像としてのトナー像が作像され、各一次転写位置において中間転写ベルト25の裏面側に配設された一次転写ローラ24に印加された電圧により生じる静電力により、回転する中間転写ベルト25上に一次転写される。
この際、各色の作像動作は、各色のトナー像が中間転写ベルト25上の同じ位置に重ね合わされるように、画像形成工程の上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。これにより、トナー像は、中間転写ベルト25上において下からY、M、C、Kの順に重ねられることになる。中間転写ベルト25上に重ね合わされた各色のトナー像は、中間転写ベルト25の回転により二次転写位置に移動する。
一方、中間転写ベルト25の移動タイミングに合わせて、給紙部30からは、タイミングローラ34を介して紙が給紙されて来ており、その紙は、回転する中間転写ベルト25と二次転写ローラ35との間に挟まれて搬送される。二次転写位置において、二次転写ローラ35に印加された電圧により生じる静電力によって、中間転写ベルト25上のトナー像が紙上に二次転写される。
なお、トナー像は、中間転写ベルト25上では下からY、M、C、Kの順にトナー像が重ねられているので、紙上では下からK、C、M、Yの順にトナー像が重ねられた状態になり、K色のトナー像が最下層に位置する。このように、紙上においてK色のトナー像を最下層に位置させることで、カラーの再現性を向上させている。
二次転写位置を通過した紙は、定着部40に搬送される。定着部40では、トナー像が加熱、加圧されて紙に定着された後、一対の排出ローラ41を介して排出トレイ42上に排出される。
また、画像形成装置1は、クリーナ50を備える。クリーナ50は、転写後の中間転写ベルト25上の残留トナーを掻き取るためのブレード51と、掻き取った廃トナーを収容するための収容部52を備える。
ブレード51の軸53は、図示しない歯車等から成る動力伝達機構を介して切換えモータ54の回転軸と連結されている。切換えモータ54は、制御部60に接続されており、制御部60は、切換えモータ54を回転駆動させることにより、ブレード51を矢印方向に移動させ、中間転写ベルト25に当接する位置と中間転写ベルト25から離間する位置とに切り換える。
以上のようにして、画像形成装置1は、帯電、露光、現像、転写、定着、清掃、除電の各工程を実行し、画像を紙上に形成する構成となっている。
(1−2.定着部40の構成)
図2は、定着部40の概略構成を示す断面図である。
図2に示すように、定着部40は、加熱ローラ41と定着ローラ44とに亘って巻回した定着ベルト43に対し、加圧ローラ45を近接配置し、定着ベルト43と加圧ローラ45との接触部分に定着ニップを形成する構成となっている。
加熱ローラ41には、ヒータ42が内挿されていて、ヒータ42の発熱によって加熱ローラ41が熱せられ、その熱が定着ベルト43に伝導し、定着ベルト43が加熱される。ヒータ42は、具体的には、ハロゲンランプやIHヒータ等で実現される。
また、定着部40は、非接触赤外線センサとしてサーモパイル46を備える。
加熱ローラ41は、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプの表面にフッ素樹脂等による離型層が積層されて構成されており、ヒータ42から発せられる熱を定着ベルト43に伝導し、また定着ローラ44と共に定着ベルト43に張力をかけた状態で、紙の通過速度に合わせて定着ベルト43を回動駆動する。
定着ローラ42は、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプの表面に、シリコーンゴム等の弾性層とフッ素樹脂等による離型層が積層されて構成されている。
定着ベルト43は、ポリイミド樹脂等から成る筒状の耐熱層の表面にフッ素樹脂等による離型層が積層されて構成されている可撓性を有する無端帯である。
加圧ローラ45は、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプの表面にフッ素樹脂等による離型層が積層されて構成されている。
サーモパイル46は、放熱体の温度を検出し、検出結果に応じて電圧を出力する機能を有する温度センサであり、制御部60と接続されている。サーモパイル46は、図中矢印方向に測定領域を向けて、定着ニップよりも紙の搬送方向下流側であって、定着ベルト43と対峙し、図中一点鎖線で示す紙の搬送経路aを挟んで定着ベルト43の温度を検出する位置に配置されている。
このような構成により、サーモパイル46は、紙が定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過していないときは定着ベルト43の温度の検出が行え、紙が定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過しているときは紙の温度の検出が行える。サーモパイル46は、応答時間が早く、例えば、ここでは30msとする。
以後、紙が定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過していてサーモパイル46が紙温度を検出するときを「通紙時」といい、通過していなくてサーモパイル46が定着ベルト43温度を検出するときを「非通紙時」と定義する。
(1−3.内部構成)
図3は、画像形成装置1の内部構成を示すブロック図であり、制御部60とその他の各デバイスとの繋がりを示している。
図3に示すように、画像形成装置1の内部では、主に、画像形成部20、給紙部30、定着部40、及び操作部70が制御部60に接続されている。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)61、I/F(インターフェース)部62、RAM(Random Access Memory)63、ROM(Read Only Memory)64を含む。
CPU61は、ROM46からプログラムを読み出して実行することで各処理を実行する。
I/F部62は、CPU61とLAN等のネットワークとを接続するためのデバイスであり、具体的には、LANカードやLANボード等で実現される。I/F部62は、外部から送信されるプリントジョブを受信してCPU61に送出する。
RAM63は、CPU61がプログラムを実行するときに必要となるデータ等を保持する。特に、RAM63には、サーモパイル46の出力電圧と温度との関係を示すテーブルT1a、T1b(後述する)が保持されている。CPU61は、テーブルT1a、T1bを参照してサーモパイル46の出力電圧値を温度に変換する。
ROM64は、CPU61が実行する、画像形成装置1を制御するためのプログラムが保持されている。特に、ROM64には、通紙判定プログラム(通紙判定P)64a、温調プログラム(温調P)64b、及びエラー制御プログラム(エラー制御P)64cが保持されている。
通紙判定プログラム64aは、サーモパイル46の出力電圧値の変化に基づき、紙が定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過しているか、通過していないか、すなわち、通紙時か非通紙時かを判定する機能を有する。
温調プログラム64bは、テーブルT1a、T1bを参照して変換して得た温度と所定の閾値である180℃又は95℃との比較結果に応じて、ヒータ42のON、OFFを制御する機能を有する。
エラー制御プログラム64cは、通紙判定プログラム64aで非通紙と判定された時にサーモパイル46が出力した電圧値に対応する温度と、通紙判定プログラム64aで通紙と判定された時にサーモパイル46が出力した電圧値に対応する温度とを比較し、比較結果に応じてサーモパイル46が異常であると判断した場合にエラー判定を行う機能を有する。
操作部70は、使用者の操作入力を受付け、入力された操作に応じた信号をCPU61に送出する。操作としては、例えばプリントジョブの実行指示がある。
(2.テーブルT1a、T1b)
次に、サーモパイル46の出力電圧を温度変換するためのテーブルT1a、T1bについて説明する。
図4は、テーブルT1a、T1bを示す。
サーモパイル46は、放熱体が発生する赤外線に応じた電圧を出力するのであるが、放熱体の材質等により赤外線の放射率が異なってくるため、放熱体によって電圧値と温度との関係が変わってくる。ある放熱体Aと放熱体Bとが同じ温度であったとしても、放射率が異なることでサーモパイル46の出力電圧が変わってしまうのである。このため、サーモパイル46の出力電圧値と温度とを対応付けた換算表を、測定対象の放射率に応じて設定しておくことが、高い精度での測定を達成するために好ましい。
そこで、サーモパイル46の測定対象である定着ベルト43と紙との放射率に応じ、別々の換算表をテーブルT1a、T1bとしてRAM63に保持しておき、温調プログラム64b及びエラー制御プログラム64cが、テーブルT1a、T1bのいずれかを用いてサーモパイル46の出力電圧を温度に換算する。
テーブルT1aは、サーモパイル46が紙の温度を検出しているとき(通紙時)における、電圧値を温度に変換するテーブルである。ここでは、想定される温度(95℃近傍)に余裕を持たせて、85℃からの換算値を含む例を示している。
テーブルT1bは、サーモパイル46が定着ベルト43の温度を検出しているとき(非通紙時)における、電圧値を温度に変換するテーブルである。ここでは、想定される温度(180℃近傍)に余裕を持たせて、170℃からの換算値を含む例を示している。
テーブルT1a、T1bは、使用者が動作実験等によって値を決定し、作成すればよい。
(3.通紙判定と温調制御)
次に、通紙判定プログラム64aの判定、及び温調プログラム64bの制御について説明する。
図5は、サーモパイル46の出力電圧の変化を示す図である。
(3−1.通紙判定)
画像形成装置1において、プリントスタートする前、ウォームアップ動作によって定着ベルト43を加熱して到達させる温度が180℃である。これは使用者が、実験的に計測する等して、最適な定着状態が得られるための定着ベルト43の温度として設定する温度であり、RAM63に保持しておく。以後、この定着ベルト43の温度閾値を第1閾値とする。
ウォームアップ後、プリントスタートするまで、定着ベルト43は180℃近辺を保つように制御されるため、サーモパイル46は定着ベルト43の検出結果として、180℃に相当する2.88V(テーブルT1bを参照)付近の電圧を出力することになる。
その後、プリントがスタートして、紙が定着ニップを通って定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過すると、サーモパイル46は、紙温度を検出することになる。このとき、紙温度は定着ベルト43の温度よりも著しく低く、紙の熱放射率が定着ベルト43よりも低いため、サーモパイル46が出力する電圧値が急激に降下する。同図では、1.45V近傍(95℃に相当:テーブルT1aを参照)まで出力電圧値が降下した例を示している。この降下する値は、例えば、実験的に測定して得ればよい。また、非通紙時の電圧値である2.88Vと通紙時の電圧値である1.45Vとに基づき、これらの値の中間付近である図中a地点まで降下する値を、CPU61が通紙、非通紙を判断するための判断基準値として設定し、RAM63に保持しておく。以後、この判断基準値を通紙判定基準値とする。
具体的には、プリントスタート後、CPU61は、まず、30ms毎にサーモパイル46の出力電圧値を3回取得し、平均して非通紙時電圧値とする。これは、サーモパイル46の応答速度が30msであるためである。
通紙判定プログラム64aを実行するCPU61は、以後30ms毎にサーモパイル46の出力電圧値を取得し、前の3回(30ms、60ms前、90ms前)取得した値の平均値(非通紙時電圧値)と今回取得した電圧値とを比較し、今回取得した電圧値が非通紙時電圧値よりも通紙判定基準値以上に降下した場合に(図中a地点)、通紙を判定する。
通紙時においても、CPU61は、まず30ms毎に3回サーモパイル46の出力電圧値を取得し、平均して通紙時電圧値とする。通紙判定プログラム64aを実行するCPU61は、今回取得した電圧値と、前の3回取得した値(通紙時電圧値)とを比較する。通紙状態が続いていれば、サーモパイル46の出力電圧値が降下したままであるため、通紙判定プログラム64aを実行するCPU61は通紙を判定し続ける。
一方、紙の後端が定着ニップを通って定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過し終え、非通紙となると、サーモパイル46は再び定着ベルト43の温度を検知するため、取得した電圧値は通紙判定基準値以上上昇する。この上昇(図中地点b)を検知し、CPU61は、非通紙を判定する。
以後、再び通紙された場合(例えば、1度のプリントジョブで複数枚の紙を画像形成する場合で2枚目以降の紙が定着ニップへ送られてきた場合)、サーモパイル46の出力電圧値は非通紙時電圧値から通紙判定基準値以上降下するため、通紙判定プログラム64aを実行するCPU61は通紙を判定する。
このように、通紙判定プログラム64aを実行するCPU61は、サーモパイル46の出力電圧値の変化に応じて随時通紙、非通紙を判定する。
なお、電圧上昇時の通紙判定基準値は、下降時の値と同一であってもよいし、異なる値が別途RAM63に保持されていてもよい。
(3−2.温調制御)
また、第1閾値と同様に、最適な定着状態が得られるための紙の温度を、実験的に測定する等して決定し、閾値としてRAM63に保持しておく。同図では、95℃である。以後、この紙温度の閾値を第2閾値とする。
温調プログラム64bを実行するCPU61は、紙への画像定着を最適化するため、サーモパイル64aの出力電圧値に相当する温度と、上で決定した第1閾値及び第2閾値とを用いて、ヒータ42のON、OFFを制御する。
具体的には、温調プログラム64bを実行するCPU61は、非通紙時、サーモパイル46の出力電圧値に相当する温度(テーブルT1bを参照)を得て、定着ベルト温度とする。定着ベルト温度が第1閾値である180℃以上の場合は、ヒータ42をOFFするよう制御し、第1閾値である180℃以上の場合は、ヒータ42をONさせる制御をする。以後、この第1閾値を用いる温調制御を温調制御1という。
同様に、温調プログラム64bを実行するCPU61は、通紙時、サーモパイル46の出力電圧値に相当する温度(テーブルT1aを参照)を得て、紙温度とする。紙温度が第2閾値である95℃以上の場合は、ヒータ42をOFFさせる制御し、第2閾値である95℃以上の場合は、ヒータ42をONさせる制御をする。以後、この第2閾値を用いる温調制御を温調制御2という。
(4.動作)
次に、画像形成装置1の動作について説明する。
図6及び7は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。図6は、特に電源投入後からプリント動作開始までの動作を示し、図7は、プリント動作中の動作を示す。
図6に示すように、画像形成装置1は、まず電源投入されると(ステップS100)、サーモパイル46は温度検出を開始する(ステップS101)。このとき、非通紙時であり、サーモパイル46は定着ベルト43の温度を検出すため、サーモパイル46の出力電圧はテーブルT1bに基づいて温度に変換される。
制御部60は、ヒータ42をONし、定着ベルト43の加熱を開始する(ステップS102)。
ヒータ42のON後、サーモパイル46が、ヒータ42によって温められた定着ベルト43の温度が第1閾値である180℃以上上昇したことを検出するまで待つ(ステップS103:NO)。
サーモパイル46が、ヒータ42によって温められた定着ベルト43の温度が第1閾値である180℃以上上昇したことを検出すると(ステップS103:YES)、画像形成装置1のウォームアップが完了する(ステップS104)。
ウォームアップ完了後、外部から又は操作部70からプリントジョブの実行指示を受けるまで、すなわち、待機状態の間(ステップS105:NO)、CPU61は温調プログラム64bを実行して温調制御1を行う(ステップS106)。
図8は、温調制御1の詳細を示すフローチャートである。
図8に示すように、温調制御1では、CPU61は、まず、サーモパイル46の出力電圧値をテーブルT1bに基づき温度変換して温度値を得て定着ベルト温度を得るとともに、定着ベルト温度が第1閾値である180℃以上であるか否かを判断する(ステップS10)。
定着ベルト温度が180℃以上の場合(ステップS10:YES)、CPU61は、ヒータ42をOFFさせる制御を行う(ステップS11)。
一方、定着ベルト温度が180℃以上でない場合(ステップS10:NO)、CPU61はさらに、定着ベルト温度が第1閾値である180℃以下であるか否かを判断する(ステップS12)。
定着ベルト温度が180℃以下である場合(ステップS12:YES)、CPU61は、ヒータ42をONさせる制御を行う(ステップS13)。
一方、定着ベルト温度が180℃以下でない場合(ステップS12:NO)、CPU61は、ヒータ42の制御を行うことなく終了する。
ウォームアップ完了後、外部から又は操作部70からプリントジョブの実行指示を受けると(ステップS105:YES)、画像形成装置1はプリント動作を開始する(ステップS107)。
プリント動作を開始すると、CPU61は、サーモパイル46の出力電圧値を取得する(ステップS108)。ここで、プリント動作開始直後は、出力電圧値を3回得て平均化し、平均値をRAM36に保持する(ステップS108)。ここで保持した出力電圧値の平均値が、最初の非通紙時電圧値となる。
CPU61は、温調プログラム64bを実行して温調制御1を行い(ステップS109)、通紙判定プログラム64aを実行し、この時点におけるサーモパイル46の出力電圧値と、ステップS108で保持した非通紙時電圧値と比べて、サーモパイル46の出力電圧値が通紙判定基準値以上下降したか否かに応じて通紙されているか否かを判定する(ステップS110)。
CPU61の判定が非通紙である限り(ステップS110:NO)、CPU61は、温調プログラム64bを実行して温調制御1を行い、再びサーモパイル46の出力電圧値を取得して温調制御1を行う。このとき、ステップS108において、前のステップS108で取得した最も古い出力値(90ms前の出力値)を捨てて、今回取得した出力値を加えて平均値を算出し、非通紙時電圧値を更新する。
一方、CPU61が通紙を判定すると(ステップS110:YES)、CPU61は、サーモパイル46の出力電圧値を取得する(ステップS111)。ここでも、ステップS108と同様、最初、CPU61は、サーモパイル46の出力電圧値を3回得て平均化し、平均値をRAM36に保持する。ここで保持した出力電圧値の平均値が、最初の通紙時電圧値となる。
続いて、CPU61は、温調プログラム64bを実行して温調制御2を行う(ステップS112)。
図9は、温調制御2の詳細を示すフローチャートである。
図9に示すように、温調制御2では、CPU61は、まず、時間カウントを行う(ステップS20)。時間カウントは、温調制御2が連続して実行される限り積算していく。
続いて、CPU61は、サーモパイル46の出力電圧をテーブルT1aに基づき温度変換して温度値を得るとともに、紙温度が第2閾値である95℃以上であるか否かを判断する(ステップS21)。
紙温度が95℃以上である場合(ステップS21:YES)、CPU61はヒータ42がOFFかどうかを判定する(ステップS22)。
ヒータ42がONであれば(ステップS22:NO)、ヒータ42をOFFさせる制御を行う(ステップS23)。
ヒータ42がOFFであれば(ステップS22:YES)、CPU61は、紙温度が140℃以上である場合には(ステップS24:YES)、CPU61はエラー判定を行う(ステップS25)。
紙温度が140℃未満であれば(ステップS24:NO)、ステップS31に進む。
一方、紙温度が95℃以上でない場合(ステップS21:NO)、CPU61はさらに、紙温度が第2閾値である95℃以下であるか否かを判断する(ステップS26)。
紙温度が95℃以下である場合(ステップS26:YES)、CPU61はヒータ42がONかどうかを判定する(ステップS27)。
ヒータ42がOFFであれば(ステップS27:NO)、ヒータ42をONさせる制御を行う(ステップS28)。
ヒータ42がONであれば(ステップS27:YES)、CPU61は、紙温度が60℃以下である場合には(ステップS29:YES)、CPU61はエラー判定を行う(ステップS30)。
紙温度が60℃より高ければ(ステップS29:NO)、ステップS31に進む。
一方、紙温度が95℃以下でない場合(ステップS26:NO)、CPU61は、ヒータ42の制御を行わずにステップS31に進む。
CPU61は、ステップS20で開始した時間のカウントが所定時間以上経過したか、すなわち、所定時間以上温調制御2を実行しているか否かを判定する(ステップS31)。
所定時間以上温調制御2を実行していた場合、換言すれば、サーモパイル46の出力電圧が上昇しない状態(ステップS113:NO)が継続した場合は(ステップS31:YES)、CPU61は、エラー判定を行う(ステップS32)。
この所定時間は、使用者が実験的に計測する等して、紙が定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過し終えるのに要する時間を測定した値に基づいて決め、予めRAM36に保持しておけばよい。
温調制御2が終わると、CPU61は、通紙判定プログラム64aを実行し、この時点でのサーモパイル46の出力電圧値と、ステップS111で保持した出力電圧値と比べて、サーモパイル46の出力電圧値が通紙判定基準値以上上昇したか否かに応じて非通紙となったか否かを判定する(ステップS113)。
通紙している限り(ステップS113:NO)、CPU61は、サーモパイル46の出力電圧を取得して、温調制御2を連続して実行する。このとき、ステップS111において、前のステップS111で取得した最も古い出力値(90ms前の出力値)を捨てて、今回取得した出力値を加えて平均値を算出し、通紙時電圧値を更新する。
一方、非通紙となった場合(ステップS113:YES)、CPU61は、サーモパイル46の出力電圧値を3回得て、平均値を算出してRAM36に保持する(ステップS114)。ここで保持した出力電圧値は、最新の非通紙時の出力電圧値となる。
なお、ステップS113で非通紙となった場合は、その時点で、1枚の紙に画像が定着されたことが分かる。
続いてCPU61は、エラー制御プログラム46cを実行してエラー制御を行う(ステップS115)。
図10は、エラー制御の詳細を示すフローチャートである。
図10に示すように、エラー制御では、CPU61は、まず、ステップ111で保持した出力電圧値と、ステップS114で保持した出力電圧値との差分を算出する(ステップS40)。
CPU61は、算出した差分と所定の差分閾値とを比較する(ステップS41)。
差分が差分閾値未満であれば(ステップS41:NO)、そのまま終了する。
一方、差分が差分閾値以上であれば(ステップS41:YES)、CPU61はエラー判定する(ステップS42)。
なお、使用者が動作実験などにより、サーモパイル46の故障や断線が発生した際に示す異常な値を見つけ出し、この値を差分閾値として決定して、予めRAM63に格納しておけばよい。
エラー制御が終わると、CPU61は、プリントジョブで指示されたプリント枚数が1枚であれば、続けてプリントする必要が無いためプリント終了と判定する(ステップS116:YES)。
一方、プリントジョブで指示されたプリント枚数が2枚以上であれば、続けてプリントする必要があるためプリント終了とは判定せず(ステップS116:NO)、ステップS108まで戻る。
以上のように動作することで、画像形成装置1は、待機時にはサーモパイル46が検出した定着ベルト43の温度に基づいて温調制御1を行うとともに、プリント実行中においても、非通紙時には温調制御1を行い通紙時には温調制御2を行う。
これにより、画像形成装置1は、待機時、プリント実行中の非通紙時、通紙時のいずれの状態でも精度の高い温調を行い、紙への画像の定着を最適化することができる。
また、温調制御2において、ヒータ42をONしているにも関わらず紙温度が60℃以下である場合や、ヒータ42をOFFしているにも関わらず紙温度が140℃以上である場合は、ヒータ42の故障などが考えられるが、このような場合にエラー判定を行うことができる。
また、紙が定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過したはずである時間が経過したにも関わらず、サーモパイル46の出力電圧が上昇せず、温調制御2が連続して実行された場合、紙詰まり(ジャム)や紙巻き(カーリング)などの異常が考えられるが、このような場合にエラー判定することができる。
また、定着ベルト温度と紙温度があまりにも乖離している場合、サーモパイル46の故障や断線などの異常が考えられるが、このような場合にエラー判定することができる。
<実施形態2>
実施形態1では、画像形成装置1は、プリント実行中に非通紙と通紙とを判定していたが、実施形態2の画像形成装置2は、さらに、通紙のときに複数種類の紙のうちどの種類の紙が通紙しているかを判定する。
なお、ここでは、実施形態1と異なる部分にのみ着目して説明し、実施形態1と同様の部分については詳細な説明を割愛する。
(1.構成)
図11は、画像形成装置2の内部構成を示すブロック図である。
ROM64には、用紙判定プログラム(用紙判定P)64dが保持されている。
用紙判定プログラム64dは、サーモパイル46の出力電圧値の変化に基づき、通紙時の紙の種類を判定する機能を有する。
(2.用紙判定)
ここで、用紙判定プログラム64dの用紙判定について説明する。
図12は、サーモパイル46の出力電圧の変化を示す図である。
画像を形成する紙に複数種類ある場合、例えば、厚紙、薄紙、普通紙、OHP用紙の4つの種別に分類される場合について例を挙げる。
紙の種別によって定着後の温度が異なってくる。例えば、ここでは、厚紙、薄紙、普通紙、OHP用紙の順に熱伝導率が下がっていく例を示している。
同図では、サーモパイル46が厚紙の温度を検知した場合、出力電圧が2.88Vから1.53V近傍まで約1.35V降下し、薄紙の温度を検知した場合、出力電圧が2.88Vから1.43V近傍まで約1.45V降下し、普通紙の温度を検知した場合、出力電圧が2.88Vから1.33V近傍まで約1.55V降下し、OHP用紙の温度を検知した場合、出力電圧が2.88Vから1.23V近傍まで約1.65V降下する例を示している。これら電圧降下値は、例えば、使用者が動作実験などにより得られるため、この値を用いて閾値を設定しておく。以後、この閾値を用紙判定閾値とする。
また、紙の種別によって最適な定着温度が若干異なってくるため、紙の種別毎に異なる温調制御2を行うための閾値(第2閾値)を設定しておく。複数の第2閾値は、使用者が動作実験などにより紙の種別毎に最適な温度を見出して設定すればよい。
そして、用紙判定閾値と、紙の種別と、第2閾値と対応付けたテーブルT2としてRAM63に保持される。
図13は、テーブルT2を示す図である。
図13に示すように、厚紙のときの通紙判定基準値を1.30V〜1.39Vととし、このときの第2閾値を100℃とする。薄紙のときの通紙判定基準値を1.40V〜1.49Vとして、このときの第2閾値を95℃とする。普通紙のときの通紙判定基準値を1.50V〜1.59Vとし、このときの第2閾値を90℃とする。OHP用紙のときの通紙判定基準値を1.60V以上とし、このときの第2閾値を85℃とする。
(3.温調制御)
温調プログラム64bを実行するCPU61は、通紙時、紙の種別に応じて、それぞれの第2閾値に基づいて温調制御2を行う。
厚紙の場合、サーモパイル46の出力電圧値に相当する温度(テーブルT1aを参照)が第2閾値である100℃以上の場合は、ヒータ42をOFFさせるよう制御し、第2閾値である100℃以下の場合は、ヒータ42をONさせるよう制御する。
同様に、薄紙の場合、サーモパイル46の出力電圧値に相当する温度が95℃以上の場合は、ヒータ42をOFFさせるよう制御し、95℃以下の場合は、ヒータ42をONさせるよう制御する。普通紙の場合、サーモパイル46の出力電圧値に相当する温度が90℃以上の場合は、ヒータ42をOFFさせるよう制御し、90℃以下の場合は、ヒータ42をONさせるよう制御する。OHP用紙の場合、サーモパイル46の出力電圧値に相当する温度が85℃以上の場合は、ヒータ42をOFFさせるよう制御し、85℃以下の場合は、ヒータ42をONさせるよう制御する。
なお、非通紙時の温調制御1は、実施形態1で説明した温調制御1と同様である。
(4.動作)
次に、画像形成装置2の動作について説明する。
画像形成装置2は、実施形態1の画像形成装置1と同様に、プリント動作前の動作(図6:ステップS100〜S107)及びプリント動作時の動作(図7:ステップS108〜S116)を行っている。画像形成装置2は、画像形成装置1と比べて、温調制御2が異なる。
図14は、画像形成装置2の温調制御2を示すフローチャートである。
図14に示すように、CPU61は、サーモパイル46の出力電圧降下値によって紙の種別を判定していく。
1.4V未満であれば(ステップS50:YES)、CPU61は厚紙であると判定して、厚紙の第2閾値である100℃を用いて、図9に示す温調制御2に相当する制御を行う(ステップS51)。
1.4V以上であって(ステップS50:NO)、1.5V未満であれば(ステップS52)、CPU61は薄紙であると判定して、薄紙の第2閾値である95℃を用いて、図9に示す温調制御2に相当する制御を行う(ステップS53)。
1.5V以上であって(ステップS52:NO)、1.6V未満であれば(ステップS54:YES)、CPU61は普通紙であると判定して、普通紙の第2閾値である90℃を用いて、図9に示す温調制御2に相当する制御を行う(ステップS55)。
1.6V以上であれば(ステップS54:NO)、CPU61はOHP用紙であると判定して、OHP用紙の第2閾値である85℃を用いて、図9に示す温調制御2に相当するを行う(ステップS56)。
以上のように動作することで、画像形成装置2は、プリント動作中、紙の種別に応じた最適な閾値を用いて加熱手段を制御することができる。
さらに、図9のステップS24、S29で示すエラー判定に用いる紙温度についても、紙の種別に応じた温度を用いるようにしてもよい。
<実施形態3>
実施形態1では、実施形態3の画像形成装置3は、さらに、両面印刷時を考慮し、最初の印刷面をプリント中か最後の印刷面をプリント中であるかを判定する。
なお、ここでは、実施形態1と異なる部分にのみ着目して説明し、実施形態1と同様の部分については詳細な説明を割愛する。
(1.構成)
図15は、画像形成装置3の内部構成を示すブロック図である。
ROM64には、表面/裏面判定プログラム(表裏判定P)64eが保持されている。
表面/裏面判定プログラム64eは、外部又は操作部70から両面印刷のプリントジョブを受けたとき、当該プリントジョブ基づき、実行中のプリント動作が、最初の印刷面(表面)に画像形成するための動作であるか、最後の印刷面(裏面)に画像形成するための動作であるかを判定する機能を有する。
また、実施形態3では、温調プログラム64bは、温調制御2を行う際、表面/裏面判定プログラム64eが表面を判定した場合は、実施形態1同様第2閾値を用いて温調制御2を行うが、表面/裏面判定プログラム64eが裏面を判定した場合は、第2閾値と異なる第3閾値を用いて温調制御2を行う。
すなわち、紙の両面に画像形成する場合、画像成形装置3は、最初表面に画像形成を完成させるために定着ニップを通過し、その後裏面に画像形成を行うために再び定着ニップを通過する。このため、裏面の画像形成時に定着ニップを通過するときにはすでに紙は一度温められた状態となっているので、裏面の画像形成時に用いる第3閾値は表面の画像形成時に用いる第2閾値よりも低くしても構わない。
第3閾値の具体的な値は、使用者が動作実験などにより最適な値を決定すればよい。第3閾値も第2閾値と同様にRAM63に保持しておく。ここでは、例として、第3閾値を、第2閾値(95℃)よりも5℃低い90℃とする。
(2.動作)
次に、画像形成装置3の動作について説明する。
画像形成装置3は、実施形態1の画像形成装置1と同様に、プリント動作前の動作(図6:ステップS100〜S107)及びプリント動作時の動作(図7:ステップS108〜S116)を行っている。画像形成装置3は、画像形成装置1と比べて、温調制御2が異なる。
図16は、画像形成装置3の温調制御2を示すフローチャートである。
図16に示すように、CPU61は、まず紙の表面を印刷時か、すなわち、紙の表面が通紙時であるか否かを判定する(ステップS60)。
表面の印刷時であれば(ステップS60:YES)、CPU61は、第2閾値を用いて温調を行う。すなわち、紙温度が第2閾値(95℃)以上であれば(ステップS61:YES)、ヒータ42をOFFさせる制御を行い(ステップS62)、紙温度が第2閾値(95℃)以下であれば(ステップS61:NO、及びステップS63:YES)、ヒータ42をONさせる制御を行う(ステップS64)。
一方、裏面の印刷時であれば(ステップS60:NO)、CPU61は、第3閾値を用いて温調を行う。すなわち、紙温度が第3閾値(90℃)以上であれば(ステップS65:YES)、ヒータ42をOFFさせる制御を行い(ステップS66)、紙温度が第3閾値(90℃)以下であれば(ステップS65:NO、及びステップS67:YES)、ヒータ42をONさせる制御を行う(ステップS68)。
以上のように動作することで、画像形成装置3は、両面印刷時において、紙表面の印刷時と、紙裏面の印刷時とで最適な閾値を用いて加熱手段を制御することができる。
<実施形態4>
次に、実施形態1では、画像形成装置1は、通紙判定プログラム64aで、サーモパイル46の出力電圧値の変化に基づき通紙、非通紙を判定していたが、実施形態4の画像形成装置4は、通紙判定プログラム64aの代わりに通紙判定プログラム64fを備え、通紙判定プログラム64fで、紙送り指示に基づいて通紙、非通紙を判定する。
なお、ここでは実施形態1と異なる部分にのみ着目して説明し、実施形態1と同様の部分については詳細な説明を割愛する。
(1.構成)
図17は、画像形成装置4の内部構成を示すブロック図である。
ROM46には、通紙判定プログラム64fが保持されている。
通紙判定プログラム64fは、制御部60が給紙部30に送出する紙送り指示の信号に基づき、通紙時か非通紙時かを判定する機能を有する。具体的には、二次転写工程において制御部60は、中間転写ベルト25上の画像を紙に二次転写するために、紙を二次転写位置まで送り出すよう給紙部30に指示する。この指示信号送出後から所定時間(第1所定時間)経過すれば、二次転写が終了して紙が定着ニップに送り出されて定着ベルと43とサーモパイル46との間を通過することになるため、通紙判定プログラム64fは当該第1所定時間経過を検知して通紙を判定する。また、当該第1所定時間経過後、さらに一定時間(第2所定時間)経過すると、紙の後端が定着ベルト43とサーモパイル46との間を通過し終え、再び非通紙状態となるため、通紙判定プログラム64fは当該第2所定時間経過を検知して非通紙を判定する。
なお、第1所定時間及び第2所定時間は、使用者が動作実験などによって計測して値を設定し、RAM63に保持しておく。
第1所定時間及び第2所定時間は、例えば、タイミングローラ34への搬送指示信号を基準に決定しておくことができる。
(2・動作)
次に、画像形成装置4の動作について説明する。
画像形成装置4は、実施形態1の画像形成装置1と同様に、プリント動作前の動作(図6:ステップS100〜S107)を行っている。画像形成装置4は、画像形成装置1と比べて、プリント動作時の動作が異なる。
図18は、画像形成装置4のプリント動作時における動作を示すフローチャートである。
プリント動作を開始すると、CPU61は、通紙判定プログラム64fを実行し、紙送り指示が送出されたか否かを判定する(ステップS117)。
紙送り指示が送出されない間は(ステップS117:NO)、CPU61は、温調制御1を行う(ステップS118)。
紙送り指示が送出された後(ステップS117:YES)、第1所定時間が経過するまでは(ステップS119:NO)、CPU61は、温調制御1を行う(ステップS120)。
第1所定時間が経過すると(ステップS119:YES)、CPU61は、通紙と判定し、温調制御2を行う(ステップS121)。
CPU61は、第2所定時間が経過するまで(ステップS122:NO)、温調制御2を行う。
第2所定時間が経過すると(ステップS122:YES)、CPU61は、非通紙を判定し、エラー制御を行って(ステップS123)、プリント終了か否かを判定する(ステップS124)。
以上のように動作することで、画像形成装置4は、制御部60が送出する紙送り指示に基づいて、通紙、非通紙を判定することができる。
(補足)
以上、実施形態1〜4に基づき、本発明の画像形成装置について説明してきたが、画像形成装置1〜4の構成には種々の変形を加えることが可能である。
(1)実施形態1〜4において、温調プログラム64bは、サーモパイル46の出力電圧をテーブルT1a及びT1bを用いて温度に変換し、第1閾値及び第2閾値と比較していたが、これに限定されるものではない。
例えば、温調プログラム64bは、サーモパイル46の出力電圧値をそのまま閾値と比較する構成としても良い。この場合、第1閾値及び第2閾値は電圧値である。
同様に、エラー制御プログラム64cも、サーモパイル46の出力電圧をテーブルT1a及びT1bを用いて温度に変換し、差分閾値と比較していたが、これに限定されるものではなく、サーモパイル46の出力電圧値をそのまま差分閾値と比較する構成としても良い。この場合、差分閾値は電圧値である。
(2)実施形態1〜4において、温調制御1及び2で、CPU61はヒータ42のON/OFF制御を行っているが、これに限定されるものではない。
ヒータ42としてIHヒータを用いる場合、IHヒータは加熱温度の細かな制御ができるため、例えば、図19に示すようなテーブルT3に基づいて加熱温度を制御するようにしてもよい。
図19に示す例では、サーモパイル46の出力電圧値に相当する温度と、第1閾値又は第2閾値との差が−2℃であれば240Wで、−6℃であれば320Wで、−8℃であれば360Wで、−20℃であれば600Wで、−32℃であれば600Wで加熱するよう設定されている。これらの値は、使用者が実験的に測定し、最適な値を見出して設定すればよい。
また、テーブルT3を紙の種別毎に備え、温調制御2を行う際に判定された紙の種別に応じて、テーブルを切り替えて用いるようにしてもよい。
(3)実施形態1〜4において、本発明の画像形成装置としてタンデム型のフルカラー複写機を例示したが、これに限定されるものではない。
本発明の画像形成装置は、例えば4サイクル型等他方式の複写機や、プリンタ、FAX、これらの複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)などであっても良い。
(4)実施形態1~4では、温度センサのサーモパイルを用いる例を挙げたが、これに限定されるものではない。熱型や量子型の放射温度センサ等、種々の温度センサが利用可能である。
(5)実施形態1~4では、定着部40は、加熱ローラ41、ヒータ42、定着ベルト43、定着ローラ44、加圧ローラ45、及び温度センサ46を含んで成る例を挙げたが、これに限定されるものではない。
定着部は、定着ローラの代わりにより広いニップを形成するためのパッドを備えるタイプでもよい。また、定着ベルトは用いずに、ヒータを内蔵した定着ローラと加圧ローラとから成るタイプでもよい。このタイプであれば、定着ローラが本発明の一方の回転体に相当する。
(6)実施形態1〜4で示した、通紙判定プログラム64a、温調プログラム64b、エラー制御プログラム64c、用紙判定プログラム64d、表面/裏面判定プログラム64e、及び通紙判定プログラム64fを、例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PD等の光記録媒体、フラッシュメモリ系の記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録し、生産、頒布されてもよい。
また、通紙判定プログラム64a、温調プログラム64b、エラー制御プログラム64c、用紙判定プログラム64d、表裏判定プログラム64e、及び通紙判定プログラム64fを、インターネット等のネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送させてもよい。
本発明は、一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置すると共に、少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱して、搬送される記録シートを前記定着ニップに通して当該記録シート上に形成された未定着画像を熱定着し、画像を形成する構成を有する画像形成装置に広く適用可能である。
実施形態1に係る画像形成装置1の概略構成を示す図である。 定着部40の概略構成を示す断面図である。 画像形成装置1の内部構成を示すブロック図である。 テーブルT1a、T1bを示す図である。 サーモパイル46の出力電圧の変化を示す図である。 画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。 画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。 温調制御1の詳細を示すフローチャートである。 温調制御2の詳細を示すフローチャートである。 エラー制御の詳細を示すフローチャートである。 実施形態2に係る画像形成装置2の内部構成を示すブロック図である。 サーモパイル46の出力電圧の変化を示す図である。 テーブルT2を示す図である。 画像形成装置2の温調制御2を示すフローチャートである。 画像形成装置3の内部構成を示すブロック図である。 画像形成装置3の温調制御2を示すフローチャートである。 画像形成装置4の内部構成を示すブロック図である。 画像形成装置4のプリント動作時における動作を示すフローチャートである。 IHヒータの加熱制御を行うためのテーブルを示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
20 画像形成部
30 給紙部
40 定着部
41 加熱ローラ
42 ヒータ
43 定着ベルト
44 定着ローラ
45 加圧ローラ
46 サーモパイル
50 クリーナ
60 制御部
61 CPU
62 I/F部
63 RAM
64 ROM
64a、64f 通紙判定プログラム
64b 温調プログラム
64c エラー制御プログラム
64d 用紙判定プログラム
64e 表面/裏面判定プログラム

Claims (12)

  1. 一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置すると共に、少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱して、搬送される記録シートを前記定着ニップに通して当該記録シート上に形成された未定着画像を熱定着し、画像を形成する画像形成装置であって、
    前記定着ニップよりも記録シート搬送方向下流側であって、一方の回転体と対峙し、記録シート搬送経路を挟んで前記一方の回転体の表面温度を検出する位置に配された非接触赤外線センサと、
    前記一方の回転体と前記非接触赤外線センサとの間を定着後の記録シートが通過中か否かを判断する判断手段と、
    前記一方の回転体の熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度値に変換するための第1変換テーブルと、前記記録シートの熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度データに変換するための第2変換テーブルとを記憶する記憶手段と、
    前記判断手段が、記録シートが通過中ではないと判断した場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第1変換テーブルに従って変換して得る温度値と、第1の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御し、記録シートが通過中であると判断した場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第2変換テーブルに従って変換して得る温度値と、前記第1とは異なる第2の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記判断手段が記録シートが通過中ではないと判断したときは、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第1の閾値以上である場合、前記加熱手段による加熱を抑制するよう制御し、かつ、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第1の閾値以下である場合、前記加熱手段による加熱を促進するよう制御し、
    前記判定手段が記録シートが通過中であると判断したときは、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値以上である場合、前記加熱手段による加熱を抑制するよう制御し、かつ、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値以下である場合、前記加熱手段による加熱を促進するよう制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記判断手段が記録シートが通過中ではないと判断している場合の前記非接触赤外線センサの出力信号の値と、当該判断後、前記判断手段が記録シートが通過中であると判断した場合の前記非接触赤外線センサの出力信号の値とが、所定値以上乖離していた場合、エラー判定を行うエラー判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段は、前記非接触赤外線センサの出力信号の値を逐次取得し、最も新しく取得した値と、以前に取得した値とを比較し、比較の結果所定量以上の変化がない間、記録シートが通過中ではないと判断し、
    前記所定量以上の変化があった後、以前に取得した値と最も新しく取得した値との比較
    結果が所定量以上となるまで、記録シートが通過中であると判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、画像形成処理を開始させ、
    前記判断手段は、前記制御手段が画像形成処理を開始させる前、及び開始させた後所定時間経過するまでは、記録シートが通過中ではないと判断し、
    前記制御手段が画像形成処理を開始させてから前記所定時間内は、記録シートが通過中であると判断する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記記録シートは複数種類に分類されるものであり、
    前記記録シートの種類に応じて異なる複数の閾値を保持する保持手段と、
    前記判断手段が、記録シートが通過中であると判断したとき、さらに、当該記録シートの種類を判定する用紙判定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記判断手段が、記録シートが通過中であると判断した場合は、前記用紙判定手段の判定結果に応じた閾値を前記第2の閾値として用いて前記加熱手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記判断手段は、前記非接触赤外線センサの出力信号の値を逐次取得し、最も新しく取得した値と、以前に取得した値とを比較し、比較の結果所定量以上の変化がない間、記録シートが通過中ではないと判断し、
    前記所定量以上の変化があった後、以前に取得した値と最も新しく取得した値との比較結果が所定量以上となるまで、記録シートが通過中であると判断し、
    前記用紙判定手段は、前記非接触赤外線センサの出力信号の値の変化量に基づいて記録シートの種類を判定する
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  8. 前記記録シートの第1の面と、当該第1の面と対向する第2の面の両面に画像を形成するものであり、
    前記第1の面と前記第2の面とに応じて異なる2つの閾値を保持する保持手段と、
    前記判断手段が、記録シートが通過中であると判断した場合、さらに、当該記録シートの前記第1の面と前記第2の面のいずれに画像を形成中かを判定する画像形成面判定手段とを備え、
    前記制御手段は、前記判断手段が記録シートが通過中であると判断した場合は、前記画像形成面判定手段の判定結果に応じた閾値を前記第2の閾値として用いて前記加熱手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記判断手段が記録シートが通過中であると判断している間、逐次、前記非接触赤外線センサの検出結果と前記第2の閾値とを用いて前記加熱手段を制御するものであり、
    前記制御手段が、所定時間以上連続的に、前記非接触赤外線センサの検出結果と前記第2の閾値とを用いて前記加熱手段を制御した場合、エラー判定を行うエラー判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  10. 前記判断手段が記録シートが通過中であると判断したとき、前記加熱手段による加熱を抑制するよう制御したにもかかわらず、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値よりも高い所定の上限値以上である場合、及び、前記加熱手段による加熱を促進するよう制御したにもかかわらず、前記非接触赤外線センサの出力信号の値が前記第2の閾値よりも低い所
    定の下限値以下である場合、エラー判定を行うエラー判定手段を備える
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  11. 前記判断手段により、記録シートが通過中であるとの判断が所定の時間を越えて継続したとき、エラーであると判定するエラー判定手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  12. 一対の回転体を、両者間に定着ニップを形成する状態で近接配置すると共に、少なくとも一方の回転体を加熱手段で加熱して、搬送される記録シートを前記定着ニップに通して当該記録シート上に形成された未定着画像を熱定着し、画像を形成するものであり、前記定着ニップよりも記録シート搬送方向下流側であって、一方の回転体と対峙し、記録シート搬送経路を挟んで前記一方の回転体の表面温度を検出する位置に配された非接触赤外線センサと、前記一方の回転体の熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度値に変換するための第1変換テーブルと前記記録シートの熱放射率に応じて前記非接触赤外線センサの出力電圧を温度データに変換するための第2変換テーブルとを記憶する記憶手段とを有する画像形成装置における、画像形成方法であって、
    前記一方の回転体と前記非接触赤外線センサとの間を定着後の記録シートが通過中か否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで、記録シートが通過中ではないと判断された場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第1変換テーブルに従って変換して得る温度値と、第1の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御し、記録シートが通過中であると判断された場合は、前記非接触赤外線センサの出力電圧を前記第2変換テーブルに従って変換して得る温度値と、前記第1とは異なる第2の閾値に対応する温度値とに基づいて前記加熱手段を制御する制御ステップとを含む
    ことを特徴とする画像形成方法。
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