JP2020107273A - 異常診断装置、異常診断方法、及びプログラム - Google Patents

異常診断装置、異常診断方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、複数のユニット間でのシリアル通信に異常が発生した場合であっても、診断用のポートを増設することなく、何れのユニットで発生した異常かを好適に特定する仕組みを提供する。【解決手段】本実施形態に係る異常診断装置は、第1制御部と、第1制御部と通信ラインで接続され、負荷を制御する第2制御部とを備える。第1制御部及び前記第2制御部は、それぞれ、第1制御部と第2制御部との間で通信エラーが発生すると、各制御部の内部で異常診断を行うための疑似シリアル通信信号を送信するCPUを有する。さらに、第1制御部及び前記第2制御部は、それぞれ、送信された疑似シリアル通信信号が送信元である各CPUで受信されるように通信ラインを各制御部の内部で各CPUに再び接続する通信接続部を有する。【選択図】 図3

Description

本発明は、異常診断装置、異常診断方法、及びプログラムに関する。
特許文献1では、装置の異常を診断する場合に、複数のユニットの各CPU間の通信と、異常を診断する診断部間の通信とを同一の通信ケーブルを介して行うことが提案されている。より詳細には、同一の通信ケーブルを介して接続された第一の処理部と第二の処理部とが設けられ、少なくとも第一の処理部に対して診断情報を送信する第二の処理部から出力される信号を切り替える処理が実行される。また、正常時には第二の処理部から第一の処理部へ送信される信号がCPU間通信側に切り替えられ、故障発生時は、第二の処理部から第一の処理部へ送信される信号が診断部間通信側に切り替えられる。このように、故障発生時において、CPU間通信を行わないようにすることで、通信ケーブルを介した信号から得られる情報に基づいて故障原因を特定している。
特開2016−221873号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、上記従来技術では、第一の処理部と第二の処理部のシリアル通信I/Fの出力(又は入力)を診断しているため、故障診断部がシリアル通信I/Fの出力(又は入力)を監視する必要があり、故障診断用のポートが多くなっていた。
本発明は、上述の問題の少なくとも一つに鑑みて成されたものであり、複数のユニット間でのシリアル通信に異常が発生した場合であっても、診断用のポートを増設することなく、何れのユニットで発生した異常かを好適に特定する仕組みを提供することを目的とする。
本発明は、例えば、異常診断装置であって、第1制御部と、前記第1制御部と通信ラインで接続され、負荷を制御する第2制御部とを備え、前記第1制御部及び前記第2制御部は、それぞれ、前記第1制御部と前記第2制御部との間で通信エラーが発生すると、各制御部の内部で異常診断を行うための疑似シリアル通信信号を送信するCPUと、送信された疑似シリアル通信信号が送信元である各CPUで受信されるように通信ラインを各制御部の内部で各CPUに再び接続する通信接続部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のユニット間でのシリアル通信に異常が発生した場合であっても、診断用のポートを増設することなく、何れのユニットで発生した異常かを好適に特定することができる。
一実施形態に係る印刷装置の構成を示す断面図。 一実施形態に係る印刷装置の内部構成を示す概略図。 一実施形態に係るプリンタ部の各ユニットの詳細構成を示すブロック図。 一実施形態に係るDCON部の通信異常診断を示すフローチャート。 一実施形態に係るドライバ部の通信異常診断を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態の異常診断装置は、例えば、印刷装置(プリンタ)、複写機、複合機(MFP)、及びファクシミリ装置等の、電子写真方式でシートに画像を形成する画像形成装置、或いは、画像処理装置や、情報処理装置、通信装置として適用可能である。なお、複合機とは、例えば、プリント(印刷)機能、スキャン機能、複写機能及びファクシミリ機能を含む複数種類の機能のうち、少なくとも2つ以上の複数の機能を有する装置である。ここでは、異常診断装置が、印刷装置(プリンタ)である場合について説明する。
<印刷装置の構成>
まず、図1を参照して、一実施形態における印刷装置(異常診断装置)の構成例について説明する。印刷装置100は、現像剤として複数色のトナーを用いて多色画像を形成する印刷装置であってもよいが、ここでは単色のトナーを用いて単色画像を形成する印刷装置について説明する。
印刷装置100は、図1の下側(シート搬送方向上流)から上側(シート搬送方向下流)に向かって順に、シート給送部10、画像形成部20、定着部30、第一シート排出部40、及び第二シート排出部107が設けられている。また、画像形成部20及び定着部30の右側には、シート再給送部50が設けられている。なお、シートは、記録紙、記録材、記録媒体、用紙、転写材、転写紙等と称されてもよい。制御部600は、各部の動作を制御し、シートに画像を形成する。
シート給送部10では、給送カセット11や手差しトレイ16に積載されたシートPを画像形成部20へ給送する。シート検知センサS1は、給送カセット11にシートPが収納されているかどうかを検知するセンサである。給送カセット11に収納されたシートPは、ピックアップローラ12が回転することによって分離ローラ対13へ給送される。シートPが重送している場合は、正転ローラと反転ローラとからなる分離ローラ対13によって1枚に分離され、実線で示す給送パスPS1に搬送される。給送パスPS1に搬送されたシートPはさらに給送ローラ対14によって搬送され、回転を停止しているレジストローラ対15のニップに先端が倣うことでシートPの斜行が矯正される。
レジ前センサS2は、シートPの先端がレジストローラ対15のニップに到達したタイミングを検知する。手差しトレイ16からシートPを給送する場合は、供給ローラ17及び分離パッド18によってシートを1枚に分離して機内に引き込む。そして、供給ローラ対19によって給送ローラ対14に搬送され、レジストローラ対15でシートPの斜行が矯正される。
斜行が矯正されたシートPは、所定のタイミングで回転するレジストローラ対15によって画像形成部20に搬送される。画像形成部20では、感光ドラム21がその表面を帯電ローラ22によって均一に帯電されている。レーザユニット23から画像情報に対応したレーザ光が感光ドラム21の表面に照射される。感光ドラム21のレーザ光が照射された部分は、帯電ローラ22によって帯電されていた電荷が除去され、画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで形成された静電潜像は、現像シリンダ24によって現像剤(トナー)が付着されることで、現像剤像として可視化される。現像剤(トナー)は、収納容器としてのトナーボトル27に収納され、必要に応じて現像器26に供給される。現像器26及びトナーボトル27の詳細については後述する。
可視化された現像剤像は、感光ドラム21の回転によって転写ニップ部N1に搬送される。このタイミングに合わせてレジストローラ対15からシートPが転写ニップ部N1に搬送される。搬送されたシートPは、転写ニップ部N1において感光ドラム21と接触する転写ローラ25に挟持搬送されながら、転写ローラ25によって感光ドラム21に形成された現像剤像が転写される。
なお、レーザユニット23から照射されるレーザ光は、外部から送信された画像データに基づいて制御される。
次に、現像剤像が形成されたシートPは、定着部30へと搬送される。定着部30は、内部に配置されたハロゲンランプ等の熱源により所定の定着温度に加熱されたアルミローラ等で構成される定着ローラ31と、定着ローラ31に接触して所定の圧力で定着ローラ31を加圧する加圧ローラ32とを備える。また、定着部30では、上記定着ローラ31と加圧ローラ32によって定着ニップ部N2が形成されている。現像剤像が形成されたシートPは、定着ニップ部N2に送り込まれて、定着ローラ31と加圧ローラ32とで挟持搬送され加熱加圧されることで、現像剤像がシートP上に定着される。
定着センサ301は、シートPの先端が定着ニップ部N2を抜けたことを検知する。なお、定着部30は、定着ローラ31で加熱する加熱ローラ方式の代わりに、セラミックヒータ等の熱源を端部レスフィルムを介して加圧ローラ32が加圧することで定着ニップ部N2を形成するオンデマンド定着方式を用いてもよい。この場合、定着部30は、定着ニップ部N2にてシートPを挟持搬送しながら加熱加圧する。
次に、現像剤像が定着されたシートPは、第一排出口を選択すると第一シート排出部40へと搬送され、第一排出ローラ対41によって第一排出トレイ42へ排出される。また、第二排出口を選択すると第一フラッパ601を切り替えた後に、反転縦パス1ローラ対104、反転排出センサ303、及び反転縦パス2ローラ対105を経て第二シート排出部107へと搬送され。その後、第二排出ローラ対106によって第二排出トレイ109へ排出される。
第一排出口を選択しシートPの両面に画像を形成する場合は、第一フラッパ601を切り替えて反転縦パス1ローラ対104にシートPを搬送する。その後、反転排出センサ303がシートPを検出すると、第一フラッパ601を再度切り替えた後に反転縦パス1ローラ対104、反転縦パス2ローラ対105を逆回転させることで、シートPを反転させてシート再給送部50へ搬送する。
シート再給送部50へ搬送されたシートPは、両面ローラ対52によって破線で示す再給送パスPS2を搬送され、再給送ローラ対53によってレジストローラ対15に搬送される。そして、レジストローラ対15によって斜行が矯正された後、転写ニップ部N1に搬送されることで、ソートPの2面目に現像剤像が形成される。その後は、1面目に画像形成したときと同様に定着ニップ部N2を搬送されることで現像剤像がシートPに定着され、両面に画像が形成されたシートPは第一排出ローラ対41によって第一排出トレイ42へ排出される。
第二排出口を選択しシートPの両面に画像を形成する場合は、第一フラッパ601を切り替えて反転縦パス1ローラ対104、反転排出センサ303、反転縦パス2ローラ対105にシートPを搬送する。その後、第二排出センサ304がシートPを検出すると、第二フラッパ602を切り替えて第二排出ローラ対106を逆回転させることで、シートPを反転させてシート再給送部50へ搬送する。
シート再給送部50へ搬送されたシートPは、OP両面ローラ対108、両面ローラ対52によって破線で示す再給送パスPS2を搬送され、再給送ローラ対53によってレジストローラ対15に搬送される。そして、レジストローラ対15によって斜行が矯正された後、転写ニップ部N1に搬送されることで、シートPの2面目に現像剤像が形成される。その後は、1面目に画像形成したときと同様に定着ニップ部N2を搬送されることで現像剤像がシートPに定着される。両面に画像が形成されたシートPは反転縦パス1ローラ対104、反転排出センサ303、及び反転縦パス2ローラ対105を経て第二排出ローラ対106によって第二排出トレイ109へ排出される。
<印刷装置の制御系>
次に、図2を参照して、本実施形態に係る印刷装置100における制御部600の内部構成について説明する。制御部600は、操作部601、コントローラ部602、スキャナ部603、及びプリンタ部604を有する。さらに、プリンタ部604は、DCON部(第1制御部)606、及びドライバ部(第2制御部)607を有する。
印刷動作を行う場合、まず不図示のPCでジョブデータが生成され、不図示のネットワークを通して制御部600のコントローラ部602に転送される。コントローラ部602は転送されたジョブデータを保存する。コントローラ部602は保存したジョブデータを画像データに変換し、プリンタ部604に転送する。コントローラ部602の制御下でプリント部604は、画像データに基づいてレーザユニット23を制御し、シートに印字して第一排出トレイ42及び第二排出トレイ109に排出する。
スキャン動作を行う場合、ユーザが原稿をスキャナ部603にセットした後、操作部601のボタンを操作することでスキャン動作が設定される。コントローラ部602はその後、スキャン動作の開始を指示する。コントローラ部602の制御下でスキャナ部603は原稿を光学的に読み取り、画像データに変換する。画像データはコントローラ部602に保存された後、予め操作部601によって指定された送信先に転送される。
コピー動作を行う場合、ユーザが原稿をスキャナ部603にセットした後、操作部601のボタンを操作することでコピー動作が設定される。コントローラ部602はその後、コピー動作の開始を指示する。コントローラ部602の制御下でスキャナ部603は原稿を光学的に読み取り、画像データに変換する。画像データはコントローラ部602に保存された後、コントローラ部602によってプリンタ部604で利用できるデータ形式に変換される。プリンタ部604は画像データに基づいてレーザユニット23を制御し、シートに印字して、第一排出トレイ42及び第二排出トレイ109にシートを排出する。
操作部601は、コントローラ部602及びプリンタ部604のDCON部606の異常診断情報を表示するための異常診断表示部608を備える。
<プリンタ部の詳細構成>
次に、図3を参照して、本実施形態に係るプリンタ部604の各ユニットの詳細構成について説明する。プリンタ部604は、複数のユニット(基板)として、DCON部(第1制御部)606とドライバ部(第2制御部)607とを有する。DCON部606は、CPU610、レギュレータ611、第一電源制御部612、シリアル送信部613、第一通信接続部614、及びシリアル受信部615を有する。また、ドライバ部607は、負荷を制御し、レギュレータ620、第二電源制御部619、シリアル送信部618、第二通信接続部617、シリアル受信部616、CPU621、及びコネクタ接続検知部622を有する。
DCON部606のレギュレータ611から電源が供給されるとCPU610、シリアル送信部613、及びシリアル受信部615が動作を開始し、CPU610が第一電源制御部612を動作させる。これにより、ドライバ部607のシリアル送信部618、及びシリアル受信部616がDCON部606のCPU610からのシリアル通信信号を送受信できる。
また、ドライバ部607のレギュレータ620から電源が供給されると、CPU621、シリアル送信部618、及びシリアル受信部616が動作を開始し、CPU621が第二電源制御部619を動作させる。これにより、DCON部606のシリアル送信部613、及びシリアル受信部615がドライバ部607のCPU621からのシリアル通信信号を送受信できる。
DCON部606のCPU610は、ドライバ部607のCPU621とのシリアル通信信号が異常だと判断すると、第一電源制御部612をOFFに制御し、第一通信接続部614をONに制御する。これにより、CPU610から送信したシリアル通信信号をシリアル送信部613、第一通信接続部614、及びシリアル受信部615を介して受信することができる。その後、DCON部606のシリアル通信信号の通信ラインに異常があるかを判定し、異常であれば、コントローラ部602を介して操作部601の異常診断表示部608にDCON部606の通信異常と表示する。
一方、ドライバ部607のCPU621は、DCON部のCPU610とのシリアル通信信号が異常だと判断すると、第二電源制御部619をOFFに制御し、第二通信接続部617をONに制御する。これにより、CPU621から送信したシリアル通信信号をシリアル送信部618、第二通信接続部617、及びシリアル受信部616を介して受信することができる。その後、ドライバ部607のシリアル通信信号の通信ラインに異常があるかを判定し、異常がある場合はコネクタ接続検知部622をOFF/ONに制御することで、DCON部にドライバ部607の通信異常を通知する。コネクタ接続検知部622は、DCON部606とドライバ部607とのコネクタとの接続状況を検知し、両者が正常に接続されているかどうかを検知するものである。例えば、正常に接続されている場合にはONを示す信号を信号線623を介してDCON部606のCPU610へ通知し、正常に接続されていない場合にはOFFを示す信号を信号線623を介してCPU610に通知する。上記通知がOFFに制御された後に続けてONに制御されると、DCON部606は、ドライバ部607で異常が発生していると特定し、コントローラ部602を介して操作部601の異常診断表示部608にドライバ部607の通信異常と表示する。
<処理手順>
以下では、本実施形態における処理手順について説明する。本実施形態では、DCON部606とドライバ部607とのシリアル通信を行う場合において、DCON部606の第一通信接続部614、ドライバ部607の第二通信接続部617へ疑似シリアル通信信号を送信する。これにより、DCON部606のシリアル通信異常か、ドライバ部607のシリアル通信異常かを判定する。つまり、本実施形態では、各ユニット内において、通信異常を診断するための疑似シリアル通信信号を送受信し、何れのユニット(基板)で故障等の異常が発生しているか否かを特定する。
(DCON部のシリアル通信判定)
まず、図4を参照して、本実施形態に係るDCON部606のシリアル通信判定の処理手順を説明する。以下で説明する処理は、例えば、DCON部606のCPU610が不図示のROM等のメモリに予め記憶された制御プログラムを不図示のRAMに読み出して実行することにより実現してもよい。
DCON部606のCPU610がドライバ部607のCPU621との間のシリアル通信で通信エラーの発生を検知すると、図4のフローチャートに示すDCON部606の通信異常診断が開始される。まず、S102で、CPU610は、DCON部606の第一電源制御部612をOFFに制御し、第一通信接続部614をONに制御する。このように、DCON部606の内部で異常診断を行うべく、他方の制御部、即ち、ドライバ部607とシリアル通信を行うための電源をOFFに制御した後に異常診断を行う。
その後、S103で、CPU610は、シリアル送信部613へ疑似シリアル通信信号を送信する。送信した疑似シリアル通信信号は、第一通信接続部614、及びシリアル受信部615を介して、送信元であるCPU610が受信する。続いて、S104で、CPU610は、疑似シリアル通信信号を正常に受信したか否かを判定する。正常に受信できた場合は処理を終了し、正常に受信しできなかった場合には、S105に進む。
S105で、CPU610は、DCON部606の通信異常と判定し、S106で操作部601の故障表示部608にDCON部606の通信異常を表示し、処理を終了する。
(ドライバ部のシリアル通信判定)
次に、図5を参照して、本実施形態に係るドライバ部607のシリアル通信判定の処理手順を説明する。以下で説明する処理は、例えば、ドライバ部607のCPU621が不図示のROM等のメモリに予め記憶された制御プログラムを不図示のRAMに読み出して実行することにより実現してもよい。
ドライバ部607のCPU621がDCON部606のCPU610との間のシリアル通信で通信エラーの発生を検知すると、図5に示すフローチャートに示すドライバ部607の通信異常診断が開始される。まず、S108で、CPU621は、第二電源制御部619をOFFに制御し、第二通信接続部617をONに制御する。このように、ドライバ部607の内部で異常診断を行うべく、他方の制御部、即ち、DCON部606とシリアル通信を行うための電源をOFFに制御した後に異常診断を行う。
その後、S109で、CPU621は、シリアル送信部618へ疑似シリアル通信信号を送信する。送信した疑似シリアル通信信号は、第二通信接続部617、及びシリアル受信部616を介して、送信元であるCPU621が受信する。続いて、S110で、CPU621は、疑似シリアル通信信号を正常に受信したか否かを判定する。正常に受信できた場合はS111に進み、正常に受信できなかった場合にはS113に進む。
S111で、CPU621は、第二電源制御部619をONに制御し、第二通信接続部617をOFFに制御する。続いて、S112で、CPU621は、DCON部606へ診断結果を通知し、処理を終了する。
一方、S113で、CPU621は、ドライバ部607の通信異常と判定し、S114でコネクタ接続検知部622をOFF/ONに制御し、処理を終了する。ここで、コネクタ接続検知部622をOFF/ONに制御するとは、OFFに制御した後にONに制御することを示す。また、この動作により、ドライバ部607はDCON部606へドライバ部607で異常が発生したことを通知することができ、異常診断用のポートを別途設けることなく好適に異常を通知することができる。なお、上記S114で異常通知を受け付けたDCON部606のCPU610は、ドライバ部607の通信異常と判定して、操作部601の故障表示部608にドライバ部607の通信異常を表示する。
また、上記実施形態では、ユニットごとに個別に異常診断を行っているが、マスタ制御部であるDCON部606から異常診断を行い、DCON部606に異常がなければスレーブ制御部であるドライバ部607の異常診断を行うようにしてもよい。或いは、並行して両方の異常診断を行うようにしてもよい。

以上説明したように、本実施形態に係る異常診断装置は、第1制御部と、第1制御部と通信ラインで接続され、負荷を制御する第2制御部とを備える。第1制御部及び前記第2制御部は、それぞれ、第1制御部と第2制御部との間で通信エラーが発生すると、各制御部の内部で異常診断を行うための疑似シリアル通信信号を送信するCPUを有する。さらに、第1制御部及び前記第2制御部は、それぞれ、送信された疑似シリアル通信信号が送信元である各CPUで受信されるように通信ラインを各制御部の内部で各CPUに再び接続する通信接続部を有する。このような構成において、本実施形態によれば、異常診断装置においてシリアル通信異常が起こった場合、第一電源制御部612をOFFに制御し、第一通信接続部614をONに制御した後に、CPU610から疑似シリアル通信信号を送信する。その後、シリアル送信部613、第一通信接続部614、及びシリアル受信部615を介してCPU610が疑似シリアル通信信号を受信することでマスタ制御部を搭載した基板(DCON部606)の異常を診断用のポートを増やすことなく判断できる。また、第二電源制御部619をOFFに制御し、第二通信制御部617をONに制御した後に、CPU621から疑似シリアル通信信号を送信する。その後、シリアル送信部618、第二通信接続部617、及びシリアル受信部616を介してCPU621が疑似シリアル通信信号を受信することで、ドライバ部607のシリアル通信異常を判定し、コネクタ接続検知部622をOFF/ONに制御する。これにより、DOCN部606にドライバ部607の通信異常を通知することで、スレーブ制御部を搭載した基板(ドライバ部607)の異常かを診断用のポートを増やすことなく判断できる。よって、本実施形態によれば、複数のユニット間でのシリアル通信に異常が発生した場合であっても、診断用のポートを増設することなく、何れのユニットで発生した異常かを好適に特定することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
23:レーザユニット、100:印刷装置、600:制御部、601:操作部、602:コントローラ部、603:スキャナ部、604:プリンタ部、606:DCON部、607:ドライバ部、608:異常診断表示部、610:CPU、612:第一電源制御部、613:シリアル送信部、614:第一通信接続部、615:シリアル受信部、616:シリアル受信部、617:第二通信接続部、618:シリアル送信部、619:第二電源制御部、621:CPU、622:コネクタ接続検知部

Claims (9)

  1. 異常診断装置であって、
    第1制御部と、
    前記第1制御部と通信ラインで接続され、負荷を制御する第2制御部とを備え、
    前記第1制御部及び前記第2制御部は、それぞれ、
    前記第1制御部と前記第2制御部との間で通信エラーが発生すると、各制御部の内部で異常診断を行うための疑似シリアル通信信号を送信するCPUと、
    送信された疑似シリアル通信信号が送信元である各CPUで受信されるように通信ラインを各制御部の内部で各CPUに再び接続する通信接続部とを有することを特徴とする異常診断装置。
  2. 前記第1制御部のCPUは、
    前記疑似シリアル通信信号を正常に受信できた場合は前記第1制御部に異常はないと判断し、
    前記疑似シリアル通信信号を正常に受信できなかった場合は前記第1制御部で異常が発生していると特定し、その旨を前記異常診断装置の表示部に表示することを特徴とする請求項1に記載の異常診断装置。
  3. 前記第2制御部は、
    前記第1制御部と前記第2制御部とのコネクタの接続状況を検知し、検知した接続状況に応じてON又はOFFを前記第1制御部のCPUへ通知するコネクタ接続検知部をさらに備え、
    前記第2制御部のCPUは、
    前記疑似シリアル通信信号を正常に受信できた場合は前記第2制御部に異常はないと判断し、
    前記疑似シリアル通信信号を正常に受信できなかった場合は前記第2制御部で異常が発生していると特定し、前記コネクタ接続検知部から前記第1制御部のCPUへの通知をOFFに制御した後に続けてONに制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の異常診断装置。
  4. 前記第1制御部のCPUは、
    前記コネクタ接続検知部からの通知がOFFに制御された後に続けてONに制御されると、前記第2制御部で異常が発生していると特定し、その旨を前記異常診断装置の表示部に表示することを特徴とする請求項3に記載の異常診断装置。
  5. 前記第1制御部及び前記第2制御部は、それぞれ、
    前記第1制御部と前記第2制御部との間で通信エラーが発生すると、各制御部で他方の制御部とシリアル通信を行うための電源をOFFに制御した後に異常診断を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の異常診断装置。
  6. 前記第2制御部は、前記第1制御部で異常が特定されなかった場合に、異常診断を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の異常診断装置。
  7. 前記第1制御部及び前記第2制御部は、並行して異常診断を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の異常診断装置。
  8. 第1制御部と、前記第1制御部と通信ラインで接続され、負荷を制御する第2制御部とを備える装置の異常診断方法であって、
    前記第1制御部及び前記第2制御部のそれぞれにおいて、
    前記第1制御部と前記第2制御部との間で通信エラーが発生すると、各制御部の内部で異常診断を行うための疑似シリアル通信信号を送信する工程と、
    送信された疑似シリアル通信信号が送信元である各CPUで受信されるように通信ラインを各制御部の内部で各CPUに再び接続する通信接続部を介して該疑似シリアル通信信号を受信する工程と、
    受信した疑似シリアル通信信号に応じて、各制御部で異常が発生しているか否かを特定する工程と
    を実行することを特徴とする異常診断方法。
  9. 第1制御部と、前記第1制御部と通信ラインで接続され、負荷を制御する第2制御部とを備える装置の異常診断方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記異常診断方法は、
    前記第1制御部及び前記第2制御部のそれぞれにおいて、
    前記第1制御部と前記第2制御部との間で通信エラーが発生すると、各制御部の内部で異常診断を行うための疑似シリアル通信信号を送信する工程と、
    送信された疑似シリアル通信信号が送信元である各CPUで受信されるように通信ラインを各制御部の内部で各CPUに再び接続する通信接続部を介して該疑似シリアル通信信号を受信する工程と、
    受信した疑似シリアル通信信号に応じて、各制御部で異常が発生しているか否かを特定する工程と
    を実行することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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