JP2020172048A - 画像形成装置、その制御方法、プログラム、及びシステム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、プログラム、及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、故障診断用のポートを増やすことなく、電源異常の発生箇所を特定する仕組みを提供する。【解決手段】本画像形成装置は、画像形成装置の全体を制御するコントローラ部と、コントローラ部と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第1のレギュレータ及び第2のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御するDCON部とを備える。また、コントローラ部は、DCON部との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に複数のシリアル通信信号においてチャタリングが発生している場合には、第1のレギュレータの異常であると特定する。【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置、その制御方法、プログラム、及びシステムに関する。
特許文献1には、電線の断続的な短絡を検知するために、電流検知部によって検知した電流値を微分演算することで、電線に流れる小刻みに変動する電流を検知し、リレーのチャタリング期間を超えて連続して変動する異常電流を検知する技術が提案されている。
特許第3309366号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。例えば、上記従来技術において、電源の診断を行いたい電源供給ICの系統ごとにリレーと電流検知部を設け、リレーをOFF/ONすることで、電源系統ごとの電源状態を診断している。従って、診断用のポートが増えてしまい、回路規模の増大やコストの増大に繋がっている。
本発明は、上述の問題の少なくとも一つに鑑みて成されたものであり、故障診断用のポートを増やすことなく、電源異常の発生箇所を特定する仕組みを提供する。
本発明は、例えば、画像形成装置であって、前記画像形成装置の全体を制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第1のレギュレータ及び第2のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御する第2の制御手段とを備え、前記第1の制御手段は、前記第2の制御手段との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に該複数のシリアル通信信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生している場合には、前記第1の制御手段及び前記第2の制御手段に電源を供給する前記第1のレギュレータの異常であると特定することを特徴とする。
本発明によれば、故障診断用のポートを増やすことなく、電源異常の発生箇所を特定することができる。
一実施形態に係る印刷装置の構成を示す断面図。 一実施形態に係る印刷装置の内部構成を示す概略図。 一実施形態に係るプリンタ部の制御構成を示すブロック図。 一実施形態に係るDCON部の通信異常診断を示すフローチャート。 一実施形態に係るドライバ部の通信異常診断を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態の画像形成装置は、例えば、印刷装置(プリンタ)、複写機、複合機(MFP)、及びファクシミリ装置等の、電子写真方式でシートに画像を形成する画像形成装置、或いは、画像処理装置や、情報処理装置として適用可能である。なお、複合機とは、例えば、プリント(印刷)機能、スキャン機能、複写機能及びファクシミリ機能を含む複数種類の機能のうち、少なくとも2つ以上の複数の機能を有する装置である。ここでは、画像形成装置が、印刷装置である場合について説明する。
<画像形成装置の概要>
以下では、本発明の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る印刷装置の構成を説明する。印刷装置100は、現像剤として複数色のトナーを用いて多色画像を形成する印刷装置であってもよいが、説明を容易にするため、ここでは単色のトナーを用いて単色画像を形成する印刷装置について説明する。
印刷装置100は、図1の下側(シート搬送方向上流)から上側(シート搬送方向下流)に向かって順に、シート給送部10、画像形成部20、定着部30、第1シート排出部40、及び第2シート排出部107を備える。また、印刷装置100は、画像形成部20及び定着部30の右側に、シート再給送部50を備える。さらに、印刷装置100は、制御部600を備える。なお、シートは、記録紙、記録材、記録媒体、用紙、転写材、転写紙等と称されてもよく、画像が形成されうるものであればよい。
制御部600は、各部の動作を制御し、シートに画像を形成する。以下では、制御部600による制御によって各部が動作し、シートに画像が形成される一連の流れについて説明する。
シート給送部10は、給送カセット11や手差しトレイ16に積載されたシートPを画像形成部20へ給送する。シート検知センサS1は、給送カセット11にシートPが収納されているかどうかを検知するセンサである。給送カセット11に収納されたシートPは、ピックアップローラ12が回転することによって分離ローラ対13へ給送される。シートPが重送している場合は、正転ローラと反転ローラとからなる分離ローラ対13によって1枚に分離され、実線で示す給送パスPS1に搬送される。給送パスPS1に搬送されたシートPは、さらに給送ローラ対14によって搬送され、回転を停止しているレジストローラ対15のニップに先端が倣うことでシートPの斜行が矯正される。レジスト前センサS2は、シートPの先端がレジストローラ対15のニップに到達したタイミングを検知する。手差しトレイ16からシートPを給送する場合は、供給ローラ17及び分離パッド18によってシートを1枚に分離して機内に引き込む。分離されたシートは、供給ローラ対19によって給送ローラ対14に搬送され、レジストローラ対15でシートPの斜行が矯正される。
斜行が矯正されたシートPは、所定のタイミングで回転するレジストローラ対15によって画像形成部20に搬送される。画像形成部20では、感光ドラム21がその表面を帯電ローラ22によって均一に帯電されている。帯電された状態で感光ドラム21には、レーザユニット23から画像情報に対応したレーザ光が照射される。なお、レーザユニット23から照射されるレーザ光は、外部から送信された画像データに基づいて制御される。感光ドラム21のレーザ光が照射された部分は、帯電ローラ22によって帯電されていた電荷が除去され、画像情報に対応した静電潜像が形成される。ここで形成された静電潜像は、現像シリンダ24によって現像剤(トナー)が付着されることで、現像剤像として可視化される。
現像剤(トナー)は、収納容器としてのトナーボトル27に収納され、必要に応じて現像器26に供給される。可視化された現像剤像は、感光ドラム21の回転によって転写ニップ部N1に搬送される。このタイミングに合わせてレジストローラ対15からシートPが転写ニップ部N1に搬送される。搬送されたシートPは、転写ニップ部N1において感光ドラム21と接触する転写ローラ25に挟持搬送されながら、転写ローラ25によって感光ドラム21に形成された現像剤像が転写される。
次に、現像剤像が形成されたシートPは、定着部30へと搬送される。定着部30では、内部に配置されたハロゲンランプ等の熱源により所定の定着温度に加熱されたアルミローラ等で構成される定着ローラ31と、定着ローラ31に接触して所定の圧力で定着ローラ31を加圧する加圧ローラ32とにより定着ニップ部N2が形成される。現像剤像が形成されたシートPは、定着ニップ部N2に送り込まれて、定着ローラ31と加圧ローラ32とで挟持搬送され加熱加圧されることで、現像剤像がシートP上に定着される。
定着センサ301は、シートPの先端が定着ニップ部N2を抜けたことを検知する。なお、定着部30は、定着ローラ31で加熱する加熱ローラ方式を例に説明するが他の方式でもよい。例えば、セラミックヒータ等の熱源を端部レスフィルムを介して加圧ローラ32が加圧して、定着ニップ部N2を形成し、定着ニップ部N2にてシートPを挟持搬送しながら加熱加圧するオンデマンド定着方式を用いてもよい。定着排熱FAN700は、定着部30で発生した不要な熱を機外に排熱する。
次に、現像剤像が定着されたシートPは、第1排紙口を選択すると第1シート排出部40へと搬送され、第1排出ローラ対41によって第1排出トレイ42へ排出される。また、第2排紙口を選択すると第1フラッパ601を切り替えた後に、反転縦パス1ローラ対104、反転排紙センサ303、反転縦パス2ローラ対105を経て第2シート排出部107へと搬送される。そして、第2排出ローラ対106によって第2排出トレイ109へ排出される。排紙排熱FAN701は、定着部30を通過したシートPを冷却する。
第1排紙口を選択しシートPの両面に画像を形成する場合は、第1フラッパ601を切り替えて反転縦パス1ローラ対104にシートPを搬送し、反転排紙センサ303がシートPを検出すると、第1フラッパ601を再度切り替えた後に反転縦パス1ローラ対104、反転縦パスローラ対105を逆回転させる。これにより、シートPを反転させてシート再給送部50へ搬送する。
シート再給送部50へ搬送されたシートPは、両面ローラ対52によって破線で示す再給送パスPS2を搬送され、再給送ローラ対53によってレジストローラ対15に搬送される。そして、レジストローラ対15によって斜行が矯正された後、転写ニップ部N1に搬送されることで、ソートPの2面目に現像剤像が形成される。その後は、1面目に画像形成したときと同様に定着ニップ部N2を搬送されることで現像剤像がシートPに定着され、両面に画像が形成されたシートPは第1排出ローラ対41によって第1排出トレイ42へ排出される。
第2排紙口を選択しシートPの両面に画像を形成する場合は、第1フラッパ601を切り替えて反転縦パス1ローラ対104、反転排紙センサ303、及び反転縦パスローラ対105にシートPを搬送する。第2排紙センサ304がシートPを検出すると、第2フラッパ602を切り替えて第2排紙ローラ対106を逆回転させることで、シートPを反転させてシート再給送部50へ搬送する。
シート再給送部50へ搬送されたシートPは、OP両面ローラ対108、両面ローラ対52によって破線で示す再給送パスPS2を搬送され、再給送ローラ対53によってレジストローラ対15に搬送される。そして、レジストローラ対15によって斜行が矯正された後、転写ニップ部N1に搬送されることで、シートPの2面目に現像剤像が形成される。その後は、1面目に画像形成したときと同様に定着ニップ部N2を搬送されることで現像剤像がシートPに定着される。両面に画像が形成されたシートPは、反転縦パス1ローラ対104、反転排紙センサ303、及び反転縦パス2ローラ対105を経て第2排出ローラ対106によって第2排出トレイ109へ排出される。
<画像形成装置の制御系>
次に、図2を参照して、本実施形態に係る印刷装置100における制御部600の内部構成を説明する。制御部600は、操作部611、コントローラ部612、スキャナ部613、及びプリンタ部614を有する。さらに、プリンタ部614は、レーザユニット23、DCON部615、及びドライバ部616を有する。また、操作部611は、コントローラ部612及びプリンタ部614のDCON部615の故障診断情報を表示するための故障診断表示部617を備える。
印刷動作を行う場合、まず不図示のPC(情報処理装置)でジョブデータが生成され、生成されたジョブデータは不図示のネットワークを介して制御部600のコントローラ部612に転送される。コントローラ部612は、転送されたジョブデータを不図示のRAM又はコントローラ部612に接続されたHDD等の記憶部に保存する。コントローラ部612は記憶部に保存したジョブデータを画像データに変換し、プリンタ部614に転送する。コントローラ部612の制御下でプリント部614は、転送された画像データに基づいてレーザユニット23を制御し、シートに印字して第一排紙トレイ42又は第二排紙トレイ109に排出する。
スキャン動作を行う場合、ユーザが原稿をスキャナ部613にセットした後、操作部611のボタンを操作することでスキャン動作が設定される。コントローラ部612はその後、スキャン動作の開始を指示する。コントローラ部612の制御下でスキャナ部613は原稿を光学的に読み取り、画像データに変換する。画像データはコントローラ部612に保存された後、予め操作部611によって指定された送信先に転送される。
コピー動作を行う場合、ユーザが原稿をスキャナ部613にセットした後、操作部611のボタンを操作することでコピー動作が設定される。コントローラ部612はその後、コピー動作の開始を指示する。コントローラ部612の制御下でスキャナ部613は原稿を光学的に読み取り、画像データに変換する。画像データはコントローラ部に保存された後、コントローラ部612によってプリンタ部614で利用できるデータ形式に変換される。プリンタ部614は画像データに基づいてレーザユニット23を制御し、シートに印字して第一排紙トレイ42及び第二排紙トレイ109に排出する。
<プリンタ部の制御系>
次に、図3を参照して、本実施形態に係るプリンタ部600の構成を説明する。コントローラ部612はCPU620を有しており、DCON部615のCPU621とシリアル通信を行う。プリンタ部614はDCON部615とドライバ部616を有し、DCON部615はCPU621、レギュレータ623、624を有する。CPU621には、第1排紙センサ302、反転排紙センサ303、及び第2排紙センサ304の出力が入力される。また、ドライバ部616はASIC622、レギュレータ625、駆動回路626、及び駆動回路627を有する。ASIC622には、定着排熱FAN701及び排紙排熱FAN702からの出力信号が入力される。また、DCON部615のCPU621は、ドライバ部616のASIC622とシリアル通信を制御する。
コントローラ部612は、印刷装置100の全体を統括的に制御する。DCON部615及びドライバ部616は、それぞれ接続された負荷を制御する。また、コントローラ部(第1の制御手段)612は、DCON部(第2の制御手段)615と通信ラインを介して接続され、さらに、DCON部615はプリンタ部(第3の制御手段)616と通信ラインを介して接続される。なお、本発明を限定する意図はなく、例えばコントローラ部612とプリンタ部616とが通信ラインを介して接続されてもよい。その場合においては、以下で説明するDCON部615によるプリンタ部616の電源異常診断をコントローラ部612で行ってもよい。
DCON部615のレギュレータ(第2のレギュレータ)623は、第1排紙センサ302、反転排紙センサ303、及び第2排紙センサ304に電源を供給する。また、DCON部615のレギュレータ(第1のレギュレータ)624は、DCON部615のCPU621と、コントローラ部612のCPU620へ電源を供給する。つまり、レギュレータ623は各負荷に電源を供給し、レギュレータ624は各制御部(コントローラ部612及びDCON部615)に電源を供給する。DCON部615のレギュレータ623、624から電源が供給されると、CPU621、第1排紙センサ302、反転排紙センサ303、及び第2排紙センサ304が動作を開始する。そして、CPU621が第1排紙センサ302、反転排紙センサ303、及び第2排紙センサ304からの入力信号を受信できる状態となる。また、CPU621は、コントローラ部612のCPU620とのシリアル通信信号を送受信できる。
ドライバ部616のレギュレータ(第3のレギュレータ)625は、ASIC622、定着出口センサ301、駆動回路626、及び駆動回路627に電源を供給する。さらに、駆動回路626及び駆動回路627には、他の電源として、FAN701、702を駆動するために必要な12Vの電源が供給される。ドライバ部616のレギュレータ625から電源が供給されるとASIC622、定着出口センサ301、駆動回路626、及び駆動回路627が動作を開始する。ここで、CPU622は定着排熱FAN701、排紙排熱FAN702からの入力信号を受信できる状態となる。また、ASIC622はDCON部615のCPU621とのシリアル通信信号を送受信できる状態となる。
コントローラ部612のCPU620は、DCON部615のCPU621とのシリアル通信の開始前に複数のシリアル通信信号の初期状態(論理状態)が異常であると判断すると、DCON部615のレギュレータ624の異常だと判定する。なお、ここで、複数のシリアル通信信号とは、例えば、DCON部615のCPU621に接続された各負荷302〜304の信号が、当該CPU621を介して入力される信号である。これらの複数の入力信号やその初期状態が異常であると判断する場合は、例えば2以上の異常な信号が検知されればよく、特に異常信号の検知数を限定する意図はない。また、異常信号(初期状態の異常も含む)の検知数に閾値を設け、当該閾値を超える数の異常信号が検知された場合に、異常と特定するように制御してもよい。以下の説明において説明する複数の信号が異常であるか否かの判断についても同様である。ここで、CPU620は、コントローラ部612を介して操作部611の故障診断表示部617にDCON部615の電源異常と表示させる。
DCON部615のCPU621は、第1排紙センサ302、反転排紙センサ303、及び第2排紙センサ304からの入力信号が複数異常であると判断すると、レギュレータ623の異常だと判定する。ここで、CPU620は、コントローラ部612を介して操作部611の故障診断表示部617にDCON部615の電源異常と表示させる。なお、電源異常の特定はCPU620で行われてもよい。
また、CPU620はドライバ部616のASIC622とのシリアル通信開始前に複数のシリアル通信信号が異常であると判断すると、ドライバ部616のレギュレータ625の異常だと判定する。ここで、CPU620は、コントローラ部612を介して操作部611の故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常と表示させる。
ドライバ部616のASIC622は、定着出口センサ301、定着排熱FAN701、及び排紙排熱FAN702の入力信号が複数異常であると判断すると、ドライバ部616のレギュレータ625の異常だと判定する。ここで、ASIC622は、DCON部616、及びコントローラ部612を介して操作部611の故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常と表示させる。一方、ASIC622は、定着出口センサ301、定着排熱FAN701、及び排紙排熱FAN702の入力信号が正常だと判定した後に、駆動回路626、駆動回路627をONに制御する。しかし、ONしたにも関わらず定着排熱FAN701、排紙排熱FAN702の入力信号が変化しない場合は、ASIC622は、12Vの電源故障だと特定する。この場合は、ASIC622は、DCON部615、及びコントローラ部612を介して操作部611の故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常と表示させる。これらの電源異常の特定は、通信ラインで接続されたDCON部615のCPU621で行われてもよい。
<電源異常制御>
ここで、本実施形態に係る電源異常制御について説明する。本実施形態では、コントローラ部612のCPU620とDCON部615のCPU621がシリアル通信を行う場合において、コントローラ部612のCPU620は、複数のシリアル通信信号の初期状態(論理状態)を検知する。つまり、CPU620は、CPU621を介してCPU620に入力される各負荷からの信号の初期状態を検知する。そして、コントローラ部612のCPU620は、初期状態がHi(プルアップ)の複数の入力信号がLow(異常)又は周期的な変化を繰り返しているかを判定することで、DCON部615のレギュレータ624の異常か否かを判定する。コントローラ部612のCPU620は、DCON部615の電源異常と判定すると、操作部611の故障診断表示部617にDCON部615の電源異常と表示させる。
DCON部615のCPU621に第1排紙センサ302、反転排紙センサ303、及び第2排紙センサ304の信号が入力される場合において、CPU621は、各センサ信号の初期状態を検知する。そして、CPU621は、初期状態がHi(プルアップ)の複数の入力信号がLow又は周期的な変化を繰り返しているかを判定することで、DCON部615のレギュレータ623の異常か否かを判定する。DCON部615のCPU621は、レギュレータ623の異常と判定すると、操作部611の故障診断表示部617にDCON部615の電源異常と表示させる。また、DCON部615のCPU621とドライバ部616のASIC622がシリアル通信を行う場合において、DCON部615のCPU621は、各シリアル通信信号の初期状態を検知する。そして、DCON部615のCPU621は、初期状態がHi(プルアップ)の複数の入力信号がLow又は周期的な変化を繰り返しているかを判定することで、ドライバ部616のレギュレータ625の異常か否かを判定する。DCON部615のCPU621は、ドライバ部616の電源異常と判定すると、操作部611の故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常と表示させる。
ドライバ部616のASIC622が定着排熱FAN701、及び排紙排熱FAN702を駆動する場合において、ASIC622は、定着出口センサ301からの入力信号及び各FANからの入力信号の初期状態を検知する。そして、ドライバ部616のASIC622は、初期状態がHi(プルアップ)の複数の入力信号がLow又は周期的な変化を繰り返しているかを判定することで、ドライバ部616の電源異常か否かを判定する。ドライバ部616のASIC622は、ドライバ部616の電源異常と判定すると、操作部611の故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常と表示させる。
<異常診断処理>
次に、図4及び図5を参照して、本実施形態に係るシリアル通信判定による異常診断処理を説明する。図4は、本実施形態に係るDCON部615の異常診断処理の処理手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、例えば、コントローラ部612のCPU620がROMやHDD等に予め格納された制御プログラムをRAMに読み出して実行することにより実現される。
DCON部615に電源が供給されると、DCON部615の電源異常診断が開始される。まず、S102で、コントローラ部612のCPU620は、DCON部615のCPU621との通信ラインの初期値を検知し、複数の通信ラインの初期値がLow(異常)であるか否かを判断する。複数の通信ラインの初期値がLowであると判断すると、S106に進み、そうでない場合はS103に進む。S106で、CPU620は、レギュレータ624の異常と特定し、S107で故障診断表示部617にDCON部615の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
一方、S103で、CPU620は、通信開始前に通信ラインの信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生しているか否かを判断する。S103で通信ラインの信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生していると判断すると、S106に進み、CPU620は、レギュレータ624の異常と特定する。そして、CPU620は、S107で故障診断表示部617にDCON部615の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
S103で通信ラインの信号において通信信号以外の周期でチャタリングが発生していないと判断すると、S104に進み、CPU620は、各センサからの入力信号の状態を検知し、複数の入力信号がLowであるか否かを判断する。S104で各センサの複数の入力信号がLowであると判断すると、S108に進み、そうでない場合はS105に進む。S108で、CPU620は、レギュレータ623の異常と特定し、S109で故障診断表示部617にDCON部615の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
一方、S105で、CPU620は、各センサの信号においてJOB開始前にチャタリングが発生しているか判断する。S105で各センサの信号においてチャタリングが発生していると判断すると、S108でレギュレータ623の異常と特定し、S109で故障診断表示部617にDCON部615の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。S105で各センサの信号にJOB開始前にチャタリングが発生していないと判断すると、そのまま故障診断を終了する。
図5はドライバ部616の異常診断処理の処理手順を示すフローチャートである。以下で説明する処理は、例えば、DCON部615のCPU621がROMやHDD等に予め格納された制御プログラムをRAMに読み出して実行することにより実現される。
ドライバ部616に電源が供給されると、電源異常診断が開始される。まず、S110で、DCON部のCPU621は、ドライバ部616のASIC622との通信ラインの初期値を検知し、複数の通信ラインの初期値がLow(異常)であるか否かを判断する。複数の通信ラインの初期値がLowであると判断すると、S114に進み、そうでない場合は、S111に進む。S114でレギュレータ625の異常と特定し、S115で故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
一方、S111で、CPU621は、通信開始前に通信ラインの信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生しているか判断する。S111で通信ラインの信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生していると判断すると、S114に進み、そうでない場合はS112に進む。S114で、CPU621は、レギュレータ625の異常と特定し、S115で、故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
S112で、CPU621は、センサの入力信号及び各FANからの入力信号の状態を検知し、センサの入力信号及び各FANからの入力信号がLowであるか否かを判断する。センサの入力信号及び各FANからの入力信号がLowであると判断すると、S116に進み、そうでない場合はS113に進む。S116で、CPU621は、レギュレータ625の異常と特定し、S117で故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
S113で、CPU621は、センサの入力信号及び各FANからの入力信号においてJOB開始前にチャタリングが発生しているか否かを判断する。センサの入力信号及び各FANからの入力信号においてJOB開始前にチャタリングが発生していると判断すると、S116に進み、そうでない場合はS118に進む。S116で、CPU621は、レギュレータ625の異常と特定し、S117で故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
S118で、CPU621は、FANの駆動確認を行う。具体的には、FANを駆動したのにFANからの入力信号が変化しない場合は、S119に進み、そうでない場合は正常に駆動できたと判断して故障診断を終了する。S119で、CPU621は、12V電源の異常と特定し、S117で故障診断表示部617にドライバ部616の電源異常を表示させ、故障診断を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置は、画像形成装置の全体を制御するコントローラ部(第1の制御手段)と、コントローラ部と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第1のレギュレータ及び第2のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御するDCON部(第2の制御手段)とを備える。また、コントローラ部は、DCON部との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に複数のシリアル通信信号においてチャタリングが発生している場合には、第1のレギュレータの異常であると特定する。また、コントローラ部は、DCON部に接続された複数の負荷からの複数の入力信号の状態が異常であるか、又は、複数の入力信号においてジョブの開始前にチャタリングが発生している場合には、第2のレギュレータの異常であると特定する。また、本画像形成装置は、DCON部と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第3のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御するドライバ部(第3の制御手段)をさらに備える。DCON部は、ドライバ部との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に複数のシリアル通信信号においてチャタリングが発生している場合には、第3のレギュレータの異常であると特定する。また、DCON部は、ドライバ部に接続された複数の負荷からの複数の入力信号の状態が異常であるか、又は、当該複数の入力信号においてジョブの開始前にチャタリングが発生している場合には、第3のレギュレータの異常であると特定する。
このように、本実施形態によれば、画像形成装置において電源異常が起こった場合、コントローラ部612のCPU620とDCON部615のCPU621の通信ラインの信号の初期状態から電源異常を判断する。さらに、CPU621に入力される第1排紙センサ302、反転排紙センサ03、及び第2排紙センサ304の入力信号の状態からDCON部615の電源異常を故障診断用のポートや電流検知部を増やすことなく判断できる。また、DCON部615のCPU621とドライバ部616のASIC622の通信ラインの信号の初期状態を判断する。さらに、ASIC622に入力される定着出口センサ301、定着排熱FAN701、排紙排熱FAN702の入力信号の状態からドライバ部616の電源異常を故障診断用のポートや電流検知部を増やすことなく判断できる。
なお、本実施形態では制御用ICとしてDCON部615にはCPU621を、ドライバ部616にはASIC622を使用しているが、他の制御IC(SoCやFPGA)を用いても同様の効果を得ることができる。また、DCON部615のCPU621、ドライバ部616のASIC622に入力される信号はセンサやFANからの入力信号を示しているが、その他負荷からの信号としてモータ駆動信号や、AD/DA信号であっても同様の効果を得ることができる。このように、本発明は、故障診断用のポートを増やすことなく、電源異常の発生箇所を特定する仕組みを提供することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
23:レーザユニット、100:印刷装置、600:制御部、611:操作部、612:コントローラ部、613:スキャナ部、614:プリンタ部、615:DCON部、616:ドライバ部、617:故障診断表示部、620:コントローラ部612のCPU、621:DCON部615のCPU、622:ドライバ部616のASIC

Claims (8)

  1. 画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の全体を制御する第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第1のレギュレータ及び第2のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御する第2の制御手段と
    を備え、
    前記第1の制御手段は、
    前記第2の制御手段との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に該複数のシリアル通信信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生している場合には、前記第1の制御手段及び前記第2の制御手段に電源を供給する前記第1のレギュレータの異常であると特定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の制御手段は、
    前記第2の制御手段に接続された複数の負荷からの複数の入力信号の状態が異常であるか、又は、当該複数の入力信号においてジョブの開始前にチャタリングが発生している場合には、前記第2の制御手段に接続された前記複数の負荷へ電源を供給する前記第2のレギュレータの異常であると特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の制御手段と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第3のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御する第3の制御手段をさらに備え、
    前記第2の制御手段は、
    前記第3の制御手段との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に該複数のシリアル通信信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生している場合には、前記第3の制御手段及び前記第3の制御手段に接続された所定の負荷へ電源を供給する前記第3のレギュレータの異常であると特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の制御手段は、
    前記第3の制御手段に接続された複数の負荷からの複数の入力信号の状態が異常であるか、又は、当該複数の入力信号においてジョブの開始前にチャタリングが発生している場合には、前記第3のレギュレータの異常であると特定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第3の制御手段に接続された複数の負荷には、前記第3のレギュレータではなく、他の電源から電源の供給を受ける負荷が含まれ、
    前記第2の制御手段は、
    前記第3のレギュレータが異常でない場合に、他の電源から電源の供給を受ける負荷を駆動した際に、該負荷からの入力信号が異常である場合には、前記他の電源の異常であると特定することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 特定された異常を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置の全体を制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第1のレギュレータ及び第2のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御する第2の制御手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記第1の制御手段が、
    前記第2の制御手段との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に該複数のシリアル通信信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生している場合には、前記第1の制御手段及び前記第2の制御手段に電源を供給する前記第1のレギュレータの異常であると特定する工程を含むことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 画像形成装置の全体を制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段と通信ラインで接続され、各部へ電源を供給する第1のレギュレータ及び第2のレギュレータを含み、画像形成に関わる複数の負荷を制御する第2の制御手段とを備える画像形成装置の制御方法における各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記制御方法は、
    前記第1の制御手段が、
    前記第2の制御手段との通信ラインを介する複数のシリアル通信信号の初期状態が異常であるか、又は、シリアル通信の開始前に該複数のシリアル通信信号において通信速度以外の周期でチャタリングが発生している場合には、前記第1の制御手段及び前記第2の制御手段に電源を供給する前記第1のレギュレータの異常であると特定する工程を含むことを特徴とするプログラム。
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