JP2014001994A - 遠隔点検装置および遠隔点検方法 - Google Patents

遠隔点検装置および遠隔点検方法 Download PDF

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Abstract

【課題】点検作業を効率化できる遠隔点検装置および遠隔点検方法を提供すること。
【解決手段】この遠隔点検装置1は、格納室110に格納された点検対象100を、格納室110に対して隔壁130を介して区画された作業室120にて点検する。また、遠隔点検装置1は、点検対象100に対する所定の点検を行う点検部3と、点検部3を作業室120から格納室110までガイドするガイド通路2A(2B〜2E)と、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入して作業室120から格納室110に送る挿入機構4とを備える。また、ガイド通路2A(2B〜2E)が、作業室120から隔壁130に設けられた貫通孔131を通って格納室110まで延在すると共に、作業室120にある所定の作業スペース121と格納室110にあるスラッジ貯蔵タンク100の胴部101における所定の肉厚測定点とにそれぞれ開口部21、22を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、遠隔点検装置および遠隔点検方法に関し、さらに詳しくは、点検作業を効率化できる遠隔点検装置および遠隔点検方法に関する。
原子力発電プラントの定期点検時にて、例えば、放射性物質の貯蔵設備が格納室に格納されており、この格納室内の貯蔵設備を点検対象として隣室の作業室から点検作業を行う場合には、点検対象を遠隔から点検できる遠隔点検装置が用いられる。かかる従来の遠隔点検装置として、特許文献1、2に記載される技術が知られている。
特許第3726596号公報 特開2003−202301号公報
この発明は、点検作業を効率化できる遠隔点検装置および遠隔点検方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる遠隔点検装置は、格納室に格納された点検対象を、前記格納室に対して隔壁を介して区画された作業室にて点検するための遠隔点検装置であって、前記点検対象に対する所定の点検を行う点検部と、前記点検部を前記作業室から前記格納室までガイドするガイド通路と、前記点検部を前記ガイド通路に挿入して前記作業室から前記格納室に送る挿入機構とを備え、且つ、前記ガイド通路が、前記作業室から前記隔壁に設けられた貫通孔を通って前記格納室まで延在すると共に、前記作業室にある所定の作業スペースと前記格納室にある前記点検対象の所定の点検位置とにそれぞれ開口部を有することを特徴とする。
また、この発明にかかる遠隔点検方法は、格納室に格納された点検対象を、前記格納室に対して隔壁を介して区画された作業室にて点検する遠隔点検方法であって、前記点検対象に対する所定の点検を行う点検部と、前記作業室から前記隔壁に設けられた貫通孔を通って前記格納室まで延在すると共に前記作業室にある所定の作業スペースと前記格納室にある前記点検対象の所定の点検位置とにそれぞれ開口部を有するガイド通路とを用い、且つ、前記点検部を前記ガイド通路の前記作業室側の開口部から前記ガイド通路に挿入して前記格納室側の開口部まで送る点検部挿入ステップと、前記点検部により前記点検位置にて前記点検を行う点検ステップとを備えることを特徴とする。
この発明にかかる遠隔点検装置および遠隔点検方法によれば、ガイド通路が、作業室から隔壁に設けられた貫通孔を通って格納室まで延在して格納室にある点検対象の所定の点検位置に開口することにより、作業室から点検位置までの点検部の通路が形成される。そして、挿入機構が点検部をガイド通路に挿入して送ることにより、点検部がガイド通路にガイドされて作業室から格納室にある点検位置まで移動する。このとき、ガイド通路が、作業室にある所定の作業スペースに開口することにより、作業スペースにて点検部をガイド通路に挿入できる。これにより、点検部をガイド通路に挿入する作業が容易となるので、点検作業を効率化できる利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる遠隔点検装置を示す斜視図である。 図2は、図1に記載した遠隔点検装置のガイド通路を示す構成図である。 図3は、図1に記載した遠隔点検装置の点検部および挿入機構を示す構成図である。 図4は、図1に記載した遠隔点検装置の点検部を示すA部拡大図である。 図5は、図2に記載したガイド通路の水抜き孔を示す説明図である。 図6は、この発明の実施の形態にかかる遠隔点検方法を示すフローチャートである。 図7は、図1に記載した遠隔点検装置の変形例を示す説明図である。 図8は、図1に記載した遠隔点検装置の変形例を示す説明図である。 図9は、図1に記載した遠隔点検装置の変形例を示す説明図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[遠隔点検装置]
図1は、この発明の実施の形態にかかる遠隔点検装置を示す斜視図である。図2は、図1に記載した遠隔点検装置のガイド通路を示す構成図である。図3は、図1に記載した遠隔点検装置の点検部および挿入機構を示す構成図である。図4は、図1に記載した遠隔点検装置の点検部を示すA部拡大図である。図5は、図2に記載したガイド通路の水抜き孔を示す説明図である。これらの図は、遠隔点検装置1の各構成を簡略に示している。
この遠隔点検装置1は、点検対象(点検対象物)を遠隔から点検する装置であり、特に、作業員が立ち入り不能または困難な閉鎖空間に点検対象が設置されているときに、この点検対象を隣室から点検するために用いられる。具体的には、放射性物質の貯蔵設備が格納室に格納されており、この格納室内の貯蔵設備を点検対象として隣室の作業室から点検作業を行う場合が想定される。ここでは、一例として、遠隔点検装置1が、原子力発電プラントのスラッジ貯蔵タンクを点検対象とする場合について説明する。
図1の構成において、点検対象であるスラッジ貯蔵タンク100は、放射性物質を含むスラッジを貯蔵するタンクである。このスラッジ貯蔵タンク100は、円筒形状を有する胴部101と、球面状の鏡板部102とを有し、胴部101の軸方向を水平にして設置される。また、スラッジ貯蔵タンク100は、原子力発電プラントの建屋内にある所定の格納室110に格納される。格納室110は、作業員が立ち入り不能または困難な閉鎖空間であり、放射性物質の拡散の防止や放射線を遮る目的で鉄筋コンクリートに囲まれた密閉構造を有する。この格納室110の隣室には、作業員が立ち入り可能な作業室120が設けられる。作業室120は、格納室110に対して隔壁130を介して区画される。隔壁130は、鉄筋コンクリート製であり、格納室110から作業室120への放射線の透過を遮断できる。
定期点検では、点検対象100に関する所定の点検項目が点検される。この点検項目の内容は、点検対象100に応じて任意に設定され得る。例えば、スラッジ貯蔵タンク100の定期点検では、胴部101の肉厚および鏡板部102の肉厚がそれぞれ計測されて、スラッジ貯蔵タンク100の健全性(減肉や腐食が発生しているか否か)が点検される。図1の構成では、胴部101の周方向(仮想線L周り)にかかる5箇所の点検位置にて、胴部101の肉厚がそれぞれ計測される。なお、鏡板部102の肉厚の計測については、後述する。また、点検位置(胴部101および鏡板部102の肉厚の計測位置)は、減肉が予想される位置として予め規定される。
遠隔点検装置1は、恒設された複数のガイド通路(ガイド管)2A〜2Eと、移動可能な点検部3および挿入機構4とを備える(図1参照)。
ガイド通路2A〜2Eは、点検部3を作業室120から格納室110までガイドする通路であり、点検部3を挿入可能な通路面積を有する。また、図1および図2に示すように、ガイド通路2A〜2Eは、点検対象100の複数の点検位置に対してそれぞれ設置される。このため、複数ある点検位置ごとに、ガイド通路2A〜2Eが1本ずつ設置される。
また、各ガイド通路2A〜2Eは、作業室120から隔壁130に設けられた貫通孔131を通って格納室110までそれぞれ延在する。また、各ガイド通路2A〜2Eは、作業室120にある所定の作業スペース121と、格納室110にある点検対象100の所定の点検位置とにそれぞれ開口部21、22を有する。これにより、作業室120と格納室110とが各ガイド通路2A〜2Eを介して相互に連通して、作業室120の作業スペース121から格納室110にある所定の点検位置に至る点検部3の通路が形成される。なお、各ガイド通路2A〜2Eは、任意の材質および任意の断面形状を有し得る。
例えば、図1および図2の構成では、隔壁130が、格納室110と作業室120とを連通する貫通孔131を所定の高さ位置に有している。また、貫通孔131が、隔壁130内に組み込まれた鉄筋(図示省略)の位置を外して配置されている。
また、各ガイド通路2A〜2Eが、ステンレス製の円管から成り、相互に独立して恒設されている。また、各ガイド通路2A〜2Eが、一方の開口部22にて作業室120内の作業スペース121に開口し、この作業スペース121から上方に延在して隔壁130の貫通孔131を通り、格納室110に導入されて格納室110内を下降し、他方の開口部21にて点検対象100の所定の点検位置に開口している。また、点検部3がガイド通路2A〜2E内をスムーズに通過できるように、各ガイド通路2A〜2Eの湾曲部が緩やかな曲率を有している。なお、作業室120内の作業スペース121は、作業員が点検作業を行うためのスペース、作業員が行き来する通路、各種備品の置き場などを含む。
また、作業室120側では、図2に示すように、各ガイド通路2A〜2Eが、開口部22を鉛直下方に向けて配置され、また、開口部22と床面との間に挿入機構4の設置スペースをあけて配置されている。また、各ガイド通路2A〜2Eの開口部22が、フランジ部をそれぞれ有し、このフランジ部にて挿入機構4に連結可能となっている。なお、各フランジ部には、非使用時にて開口部22を塞ぐための蓋(図示省略)が設置される。
また、作業室120側では、複数のガイド通路2A〜2C(2D、2E)が、開口部22を相互に集合させて配置されている。具体的には、図1に示す5本のガイド通路2A〜2Eのうち、3本のガイド通路2A〜2Cの開口部22が作業スペース121の一箇所に集合して配置され、他の2本のガイド通路2D、2Eの開口部22が作業スペース121の他の箇所に集合して配置されている。なお、これに限らず、各ガイド通路2A〜2Eの開口部22が相互に分散して配置されても良いし、すべての開口部22が一箇所に集合して配置されても良い(図示省略)。
また、格納室110から貫通孔131を介して視認可能な作業室120内の領域Xを定義する(図2参照)。この領域Xは、格納室110から貫通孔131を介して作業室120に入射する放射線の照射領域となる。
このとき、各ガイド通路2A〜2Eの作業室120側の開口部22が、領域Xから外れた位置に配置される。さらに、作業室120内における作業スペース121が、この領域Xから外れた位置に配置される。これにより、貫通孔131から作業室120に入射する放射線が作業室120内の作業員にあたらないように、工夫が施されている。
なお、領域Xは、貫通孔131の位置および開口幅により、適宜調整できる。また、実際に作業室120に入射する放射線の照射領域は、格納室110内の放射性物質(スラッジ貯蔵タンク100)との位置関係により調整できる。例えば、図1および図2の構成では、スラッジ貯蔵タンク100が格納室110の床面に設置されるため、隔壁130の貫通孔131をより高い位置に設けることにより、作業室120の領域Xが狭くなる。これにより、作業室120の作業スペース121を拡大できる。
また、格納室110側では、各ガイド通路2A〜2Eが、湾曲しつつ引き回されて、スラッジ貯蔵タンク100の胴部101の対応する検査位置まで延在している。また、各ガイド通路2A〜2Eが、開口部21と胴部101との間に所定の隙間をあけつつ、開口部21の軸方向を胴部101の周面に略垂直(±10[deg])に向けて配置されている。これにより、開口部21と胴部101とが対向して配置されている。
各ガイド通路2A〜2Eは、上記のように、格納室110と作業室120とを連通した状態で恒設される。このため、各ガイド通路2A〜2Eの開口部21、22の位置、特に、格納室110側にある開口部22と検査対象100との位置関係は、常時固定される。具体的には、固定用のサポート部材(図示省略)が用いられて、各ガイド通路2A〜2Eが位置決めされた状態で保持される。
なお、貫通孔131とガイド通路との隙間は、封止部材(図示省略)により埋められて封止される。これにより、格納室110と作業室120との気密性が確保される。また、封止部材として放射線遮蔽部材が用いられることにより、格納室110から貫通孔131を介して作業室120に入射する放射線の線量が低減される。かかる放射線遮蔽部材としては、例えば、モルタル(コンクリート)などが採用され得る。
点検部3は、点検対象100に対する所定の点検を行う機器であり、ガイド通路2A(2B〜2E)に挿入可能な外径を有する。この点検部3の種類は、点検内容に応じて適宜選択される。例えば、スラッジ貯蔵タンク100の肉厚を計測するための超音波探傷プローブ、検査位置を撮像するための撮像装置、スラッジ貯蔵タンク100の表面温度を測るための計測装置、スラッジ貯蔵タンク100の外表面割れを検出・計測するための渦電流探傷プローブなどが採用され得る。
例えば、図1の構成では、上記のように、点検部3が、スラッジ貯蔵タンク100の胴部101の肉厚を計測するために、超音波探傷プローブ31を有している。具体的には、図4に示すように、点検部3が、超音波探傷プローブ31と、ロッド32とを有し、ロッド32の先端に超音波探傷プローブ31を搭載して構成されている。また、点検部3がガイド通路2A(2B〜2E)内をスムーズに移動できるように、点検部3の外径とガイド通路2A(2B〜2E)の内径との関係が適正化されている。
挿入機構4は、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入して作業室120から格納室110に送る機構である。この挿入機構4は、図1および図2に示すように、作業室120の作業スペース121に設置される。また、挿入機構4は、各ガイド通路2A〜2Eの作業室側の開口部22に対して着脱可能な構造を有する。これにより、挿入機構4を任意のガイド通路2A(2B〜2E)に対して順次連結できる。
例えば、図1の構成では、図3に示すように、挿入機構4が、挿入部41と、挿入部41を送り出すローラ42と、挿入部41を巻き取るドラム43とを備えている。そして、挿入機構4が、ローラ42およびドラム43を回転させることにより、挿入部41を巻き出し/巻き戻しできる。挿入部41は、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入して送り込み/引き戻しするための長尺部材である。ローラ42およびドラム43は、電動式であっても良いし、手動式であっても良い。図3の構成では、ローラ42およびドラム43が電動式であり、スイッチ44の操作により、挿入部41の送り出しおよび巻き戻しのON/OFF、挿入部41の送り出し量および巻き取り量、送り出し速度および巻き取り速度などを自在に調整できる。
なお、図1の構成では、挿入部41が、複数の数珠体を連結して成るワイヤであり、り、かかる数珠体によりガイド通路2A(2B〜2E)に挿入されたときにガイド通路2A(2B〜2E)内をスムーズに進退できる。しかし、これに限らず、挿入部41が、可撓性を有する樹脂ロッドから構成されても良い(図示省略)。かかる構成としても、挿入部41は点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)にスムーズに挿入して送り込み/引き戻しできる。
また、挿入部41の先端部には、点検部3が搭載されている。また、挿入部41の内部には、図3および図4に示すように、点検部3の超音波探傷プローブ31と電源5とを接続する配線331ならびに超音波探傷プローブ31と外部端末6とを接続する配線332が設けられている。これらの配線331、332により、電源5から超音波探傷プローブ31に電気が供給され、また、超音波探傷プローブ31からの出力信号がデータ解析用の外部端末6に取得される。
また、この遠隔点検装置1は、点検部3が超音波探傷プローブ31を有する構成において、超音波探傷プローブ31の先端に水を供給するための水供給部8を備える。この水供給部8は、図3および図4に示すように、配管81と、ポンプ82と、バルブ83とを有する。配管81は、外部の水源7から挿入機構4の挿入部41を通って点検部3まで延在し、超音波探傷プローブ31の先端部付近に開口する。ポンプ82およびバルブ83は、配管81上に配置されて、挿入機構4に収容される。
この水供給部8では、ポンプ82が水源7からの水を配管81を介して点検部3に供給することにより、超音波探傷プローブ31の先端部付近に水が放出される(図4参照)。すると、超音波探傷プローブ31と点検対象100であるスラッジ貯蔵タンク100の胴部101との間に水の膜が形成されて、超音波探傷プローブ31の計測精度が向上して肉厚計測が可能となる。
なお、上記の構成では、図5に示すように、ガイド通路2A(2B〜2E)が水抜き孔23を有することが好ましい。この水抜き孔23は、格納室110側におけるガイド通路2A(2B〜2E)のたわみ部に形成される。かかる構成では、水供給部8の配管81の開口部から放出された水がガイド通路2A(2B〜2E)内に入り込んだときに、ガイド通路2A(2B〜2E)内の水が水抜き孔23を介して外部に排出される。これにより、ガイド通路2A(2B〜2E)内における水の残留が抑制される。
[遠隔点検方法]
図6は、この発明の実施の形態にかかる遠隔点検方法を示すフローチャートである。同図は、格納室110に格納された点検対象100を、格納室110に対して隔壁130を介して区画された作業室120にて点検する工程を示している。ここでは、一例として、図1に記載した遠隔点検装置1を用いてスラッジ貯蔵タンク100の胴部101の肉厚を計測する工程について説明する。
ステップST1では、事前点検が行われる(事前点検ステップ)。この事前点検では、格納室110側におけるガイド通路2A(2B〜2E)の開口部21と、点検対象における所定の点検位置との位置関係が確認される。例えば、スラッジ貯蔵タンク100の肉厚を定期的に計測して記録する場合には、同一箇所で計測データを取得する必要がある。そこで、ガイド通路2A(2B〜2E)の開口部21が当初の点検位置(胴部101の肉厚計測点)からズレていないことが事前に確認される。
この事前点検では、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラから成る撮像装置(図示省略)が、ガイド通路2A(2B〜2E)の作業室120側の開口部22からガイド通路2A(2B〜2E)に挿入されて格納室110側の開口部21まで送られる。そして、この撮像装置が、点検位置に付されたマークM(図4参照)を撮像し、その画像データが取得されて、ガイド通路2A(2B〜2E)の開口部21と胴部101の肉厚計測点との位置関係が確認される。
なお、かかる撮像装置を備える事前点検装置としては、例えば、図3の構成において、点検部3として撮像装置を用いた構成が採用され得る(図示省略)。具体的には、撮像装置が挿入部41の先端部に取り付けられ、挿入機構4が挿入部41を巻き出す/巻き戻すことにより、撮像装置を進退させ得る。また、この撮像装置と電源5および外部端末6とが挿入部41内に設けられた配線331、332を介して接続されることにより、電源5から撮像装置に電気が供給され、また、撮像装置からの出力信号がデータ解析用の外部端末6に取得される。
また、上記に限らず、図3の構成において、点検部3が、挿入機構4に対して着脱可能であり、点検部3と撮像装置とが挿入機構4に対して付け替えられて、事前点検装置が構成されても良い。したがって、挿入機構4が、上記の事前点検装置と、遠隔点検装置1とで兼用され得る。なお、かかる構成では、点検部3と撮像装置とが挿入機構4に対して付け替えるステップ(図示省略)が、別途必要となる。
ステップST2では、挿入機構4がガイド通路2A(2B〜2E)に連結される(挿入機構連結ステップ)。具体的には、図1および図2に示すように、挿入機構4の挿入部41の出口部と、作業室120側にある複数のガイド通路2A〜2Eの開口部22のうちのいずれか一つの開口部22のフランジ部とが、ボルト締めされて相互に連結される。また、図3に示すように、挿入機構4が、電源5、外部端末6および水源7にそれぞれ接続される。
ステップST3では、点検部3がガイド通路2A(2B〜2E)に挿入される(点検部挿入ステップ)。具体的には、図1および図3に示すように、挿入機構4がローラ42およびドラム43を回転させて挿入部41を巻き出すことにより、点検部3がガイド通路2A(2B〜2E)に挿入されて作業室120側の開口部22から格納室110側の開口部21まで送られる。また、点検部3が超音波探傷プローブ31を有する構成では、図4に示すように、超音波探傷プローブ31が点検対象100の点検位置(スラッジ貯蔵タンク100の胴部101の肉厚計測点)に当接するまで、点検部3が送られる。このとき、挿入機構4が、ローラ42およびドラム43の回転速度を減速して挿入部41の巻き出し量および巻き出し速度を調整することにより、点検部3をゆっくりと点検位置に当接させる。なお、挿入部41の巻き出し量は、例えば、ガイド通路2A(2B〜2E)の全長と、ドラム43の回転数あるいは挿入部41に設けられた目盛りとの関係から容易に把握できる。また、超音波探傷プローブ31がスラッジ貯蔵タンク100の胴部101に当接すると超音波探傷プローブ31からの出力信号が外部端末6に送られるため、点検部3が点検位置に当接したことが容易に把握できる。
ステップST4では、点検部3が点検対象100を点検する(点検ステップ)。図1の構成では、図4に示すように、点検部3が、超音波探傷プローブ31を格納室110側のガイド通路2A(2B〜2E)の開口部21から突出させ、スラッジ貯蔵タンク100の胴部101の計測点に対して略垂直(±10[deg])に当接させて、胴部101の肉厚を計測する。このとき、水供給部8が、配管81の開口部から水を放出して、超音波探傷プローブ31と胴部101との間に水を供給する。これにより、超音波探傷プローブ31と胴部101とが密着状態となり、超音波探傷プローブ31の計測精度が向上する。また、ガイド通路2A(2B〜2E)内に溜まった水が、ガイド通路2A(2B〜2E)の水抜き孔23(図5参照)から排出される。これにより、ガイド通路2A(2B〜2E)内における水の残留が抑制される。
ステップST5では、点検部3が作業室120側に回収される(点検部回収ステップ)。具体的には、挿入機構4がローラ42およびドラム43を回転させて挿入部41を巻き戻すことにより、点検部3がガイド通路2A(2B〜2E)の格納室110側の開口部21から作業室120側の開口部22に引き戻される。
ステップST6では、挿入機構4がガイド通路2A(2B〜2E)の開口部22から取り外されて、挿入機構4とガイド通路2A(2B〜2E)との連結が解除される(挿入機構連結解除ステップ)。なお、各ガイド通路2A〜2Eの開口部22には、その非使用時にて蓋(図示省略)が取り付けられる。
そして、各ガイド通路2A〜2Eが順次用いられ、点検対象100の各点検位置に対して上記のステップST1〜ST6がそれぞれ行われて、各点検位置における胴部101の肉厚が計測される。また、挿入機構4が各ガイド通路2A〜2Eの開口部22に対して着脱可能な構造を有し、1つの挿入機構4が各ガイド通路2A〜2Eを順次移動して用いられる。このとき、各ガイド通路2A〜2Eの開口部22が作業室120の作業スペース121内に集合して配置されるので、挿入機構4の移動距離が短縮されて、点検作業の効率化が図られている。
[変形例]
図7〜図9は、図1に記載した遠隔点検装置の変形例を示す説明図である。これらの図は、遠隔点検装置1を用いてスラッジ貯蔵タンク100の鏡板部102の肉厚を計測する構成について示している。また、これらの図において、図1に記載した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図1の構成では、図2に示すように、隔壁130が高い位置(天井付近)に貫通孔131を有し、ガイド通路2A〜2Eがこの貫通孔131を通って格納室110と作業室120とを連通している。これにより、格納室110から貫通孔131を介して作業室120に入射する放射線の照射領域Xを天井寄りにして、作業室120における作業スペース121を拡大している。
一方、格納室110におけるガイド通路2A〜2Eの配置構成の自由度は、格納室110の広さや点検対象100の点検位置に依存する。このため、格納室110にてガイド通路2A〜2Eを天井側から床面側に引き回して配置する構成(図1参照)を採用できない場合も想定される。
そこで、図7の構成では、隔壁130が低い位置(床面付近)に貫通孔131を有することにより、格納室110内におけるガイド通路2Fの配置構成を容易化している。具体的には、スラッジ貯蔵タンク100の鏡板部102の肉厚を計測する構成において、隔壁130が、鏡板部102の計測位置と略同一高さに貫通孔131を有している。また、ガイド通路2Fが、この貫通孔131を通って格納室110と作業室120とを連通し、格納室110側にて、開口部21を鏡板部102の所定の測定点に対向させて配置されている。また、ガイド通路2Fが、作業室120にて、貫通孔131から上方に延出して円弧状に湾曲し、開口部22を下方に向けつつ挿入機構4の挿入部41の出口部に対応する高さ位置で終端している。
また、作業室120には、貫通孔131を遮蔽する遮蔽体10が配置される。この遮蔽体10は、例えば、鉛、コンクリートなどの放射線遮蔽材料から成り、貫通孔131を作業室120側から遮蔽して配置される。例えば、図7の構成では、図8および図9に示すように、遮蔽体10が、U字状に屈曲した板状構造を有し、その内周面を貫通孔131側に向けつつ隔壁130に当接し、また、作業室120の床面に屈曲部を立てて設置されている。そして、図8に示すように、遮蔽体10が所定の高さを有することにより、貫通孔131から見た領域Xが遮蔽体10に囲まれている。これにより、貫通孔131から作業室120に入射する放射線の線量が低減されている。
また、遮蔽体10が上部に開口部を有し、ガイド通路2Fがこの遮蔽体10の開口部を通って作業室120の作業スペース121に延出している。また、貫通孔131とガイド通路2Fとの隙間は、放射線遮蔽部材(図示省略)により埋められて封止されている。これにより、格納室110と作業室120との気密性が確保され、また、貫通孔131から作業室120に入射する放射線の線量が低減されている。
[効果]
以上説明したように、この遠隔点検装置1は、格納室110に格納された点検対象100を、格納室110に対して隔壁130を介して区画された作業室120にて点検する(図1参照)。また、遠隔点検装置1は、点検対象100に対する所定の点検を行う点検部3と、点検部3を作業室120から格納室110までガイドするガイド通路2A(2B〜2E)と、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入して作業室120から格納室110に送る挿入機構4とを備える。また、ガイド通路2A(2B〜2E)が、作業室120から隔壁130に設けられた貫通孔131を通って格納室110まで延在すると共に、作業室120にある所定の作業スペース121と格納室110にある点検対象100の所定の点検位置(図1では、スラッジ貯蔵タンク100の胴部101における所定の肉厚測定点)とにそれぞれ開口部21、22を有する(図2参照)。
かかる構成では、ガイド通路2A(2B〜2E)が、作業室120から隔壁130に設けられた貫通孔131を通って格納室110まで延在して格納室110にある点検対象100の所定の点検位置に開口することにより、作業室120から点検位置までの点検部3の通路が形成される(図1参照)。そして、挿入機構4が点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入して送ることにより、点検部3がガイド通路2A(2B〜2E)にガイドされて作業室120から格納室110にある点検位置まで移動する。このとき、ガイド通路2A(2B〜2E)が、作業室120にある所定の作業スペース121に開口することにより、作業スペース121にて点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入できる。これにより、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入する作業が容易となるので、点検作業を効率化できる利点がある。このことは、放射性物質の貯蔵設備が格納室110に格納されており、この格納室110内の貯蔵設備を点検対象100として隣室の作業室120から点検作業を行う場合に、特に有益である。また、例えば、ガイド通路に対する点検部の挿入口が格納室内にある構成(図示省略)では、隔壁に大きな貫通孔を設け、この貫通孔に作業室側から大掛かりなマニピュレータを挿入して、点検部をガイド通路に挿入する作業が必要となるため、容易でない。
また、この遠隔点検装置1では、格納室110から隔壁130の貫通孔131を介して視認可能な作業室120内の領域Xを定義するときに、ガイド通路2A(2B〜2E)の作業室120側の開口部22が、作業室120内であって領域Xから外れた位置に配置される(図2参照)。かかる構成では、ガイド通路2A(2B〜2E)の作業室120側の開口部22が、格納室110から隔壁130の貫通孔131を介して作業室120に入射する放射線の照射領域Xから外れた位置に配置されるので、作業員の被曝を低減できる利点がある。
また、この遠隔点検装置1は、作業室120に配置されて隔壁130の貫通孔131を遮蔽する遮蔽体10を備える(図7参照)。これにより、格納室110から隔壁130の貫通孔131を介して作業室120に入射する放射線を低減できる利点がある。
また、この遠隔点検装置1は、貫通孔131とガイド通路2A(2B〜2E)との隙間(図2参照)を埋める封止部材(図示省略)を備える。これにより、格納室110と作業室120との気密性を確保できる利点がある。
また、この遠隔点検装置1は、格納室110側の開口部21を相互に異なる点検位置に有する複数のガイド通路2A〜2Eを備える(図2参照)。かかる構成では、各ガイド通路2A〜2Eを用いることにより、複数箇所の点検位置にてそれぞれ点検を行い得る利点がある。
また、この遠隔点検装置1は、作業室120側の開口部22を相互に集合させて配置された複数のガイド通路2A〜2Cを備える(図2参照)。かかる構成では、挿入機構4をガイド通路2A〜2Cの開口部22の集合位置に移動させて作業することにより、挿入機構4の移動距離を短縮して点検作業を効率化できる利点がある。
また、この遠隔点検装置1では、挿入機構4が、ガイド通路2A(2B〜2E)の作業室120側の開口部22に対して着脱可能に連結される(図2参照)。これにより、1つの挿入機構4にて、点検作業を行い得る利点がある。
また、この遠隔点検装置1では、挿入機構4が、点検部3に連結される挿入部41を有し、この挿入部41を介して点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に押し込んで挿入する(図1、図3および図4参照)。これにより、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入して移動させ得る利点がある。
また、この遠隔点検装置1は、点検部3に水を供給する水供給部8を備える(図3および図4参照)。また、ガイド通路2A(2B〜2E)が水抜き孔23を有する(図5参照)。かかる構成では、例えば、点検部3が超音波探傷プローブ31を有する構成において、水供給部8が点検部3と点検対象100との間に水を供給することにより、点検部3と点検対象100とが密着状態となり、点検部3による点検精度が向上する利点がある。また、ガイド通路2A(2B〜2E)内に溜まった水が、ガイド通路2A(2B〜2E)の水抜き孔23から排出されるので、ガイド通路2A(2B〜2E)内における水の残留が抑制される利点がある。
また、この遠隔点検方法は、格納室110に格納された点検対象100を、格納室110に対して隔壁130を介して区画された作業室120にて点検する方法である(図1参照)。また、この遠隔点検方法は、点検対象100に対する所定の点検を行う点検部3と、作業室120から隔壁130に設けられた貫通孔131を通って格納室110まで延在すると共に作業室120にある所定の作業スペース121と格納室110にある点検対象100の所定の点検位置とにそれぞれ開口部21、22を有するガイド通路2A(2B〜2E)とを用いる。また、この遠隔点検方法は、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)の作業室120側の開口部22からガイド通路2A(2B〜2E)に挿入して格納室110側の開口部21まで送る点検部挿入ステップST3と、点検部3により点検位置にて点検を行う点検ステップST4とを備える(図6参照)。
かかる構成では、作業室120から点検位置に至る点検部3のガイド通路2A(2B〜2E)が用いられ、このガイド通路2A(2B〜2E)が作業室120にある所定の作業スペース121に開口することにより、作業スペース121にて点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入できる。これにより、点検部3をガイド通路2A(2B〜2E)に挿入する作業が容易となるので、点検作業を効率化できる利点がある。
また、この遠隔点検方法は、点検部挿入ステップST3および点検ステップST4に先立って、ガイド通路2A(2B〜2E)の格納室110側の開口部21と、格納室110にある点検対象100の点検位置との位置関係を確認する事前点検ステップST1を備える(図6参照)。これにより、ガイド通路2(2B〜2E)の開口部21が所定の点検位置からズレていないことを事前に確認できる利点がある。
1 遠隔点検装置、2A〜2F ガイド通路、21、22 開口部、23 水抜き孔、3 点検部、31 超音波探傷プローブ、32 ロッド、331、332 配線、4 挿入機構、41 挿入部、42 ローラ、43 ドラム、44 スイッチ、5 電源、6 外部端末、7 水源、8 水供給部、81 配管、82 ポンプ、83 バルブ、10 遮蔽体、100 スラッジ貯蔵タンク(点検対象)、101 胴部、102 鏡板部、110 格納室、120 作業室、121 作業スペース、130 隔壁、131 貫通孔

Claims (11)

  1. 格納室に格納された点検対象を、前記格納室に対して隔壁を介して区画された作業室にて点検するための遠隔点検装置であって、
    前記点検対象に対する所定の点検を行う点検部と、
    前記点検部を前記作業室から前記格納室までガイドするガイド通路と、
    前記点検部を前記ガイド通路に挿入して前記作業室から前記格納室に送る挿入機構とを備え、且つ、
    前記ガイド通路が、前記作業室から前記隔壁に設けられた貫通孔を通って前記格納室まで延在すると共に、前記作業室にある所定の作業スペースと前記格納室にある前記点検対象の所定の点検位置とにそれぞれ開口部を有することを特徴とする遠隔点検装置。
  2. 前記格納室から前記貫通孔を介して視認可能な前記作業室内の領域Xを定義するときに、前記ガイド通路の前記作業室側の開口部が、前記作業室内であって領域Xから外れた位置に配置される請求項1に記載の遠隔点検装置。
  3. 前記作業室に配置されて前記貫通孔を遮蔽する遮蔽体を備える請求項1または2に記載の遠隔点検装置。
  4. 前記貫通孔と前記ガイド通路との隙間を埋める封止部材を備える請求項1〜3のいずれか一つに記載の遠隔点検装置。
  5. 前記格納室側の開口部を相互に異なる前記点検位置に有する複数の前記ガイド通路を備える請求項1〜4のいずれか一つに記載の遠隔点検装置。
  6. 前記作業室側の開口部を相互に集合させて配置された複数の前記ガイド通路を備える請求項1〜5のいずれか一つに記載の遠隔点検装置。
  7. 前記挿入機構が、前記ガイド通路の前記作業室側の開口部に対して着脱可能に連結される請求項5または6に記載の遠隔点検装置。
  8. 前記挿入機構が、前記点検部に連結される挿入部を有し、前記挿入部を介して前記点検部を前記ガイド通路に押し込んで挿入する請求項1〜7のいずれか一つに記載の遠隔点検装置。
  9. 前記点検部と前記点検対象との間に水を供給する水供給部を備え、且つ、前記ガイド通路が水抜き孔を有する請求項1〜8のいずれか一つに記載の遠隔点検装置。
  10. 格納室に格納された点検対象を、前記格納室に対して隔壁を介して区画された作業室にて点検する遠隔点検方法であって、
    前記点検対象に対する所定の点検を行う点検部と、
    前記作業室から前記隔壁に設けられた貫通孔を通って前記格納室まで延在すると共に前記作業室にある所定の作業スペースと前記格納室にある前記点検対象の所定の点検位置とにそれぞれ開口部を有するガイド通路とを用い、且つ、
    前記点検部を前記ガイド通路の前記作業室側の開口部から前記ガイド通路に挿入して前記格納室側の開口部まで送る点検部挿入ステップと、前記点検部により前記点検位置にて前記点検を行う点検ステップとを備えることを特徴とする遠隔点検方法。
  11. 前記点検部挿入ステップおよび前記点検ステップに先立って、前記ガイド通路の前記格納室側の開口部と、前記格納室にある前記点検対象の前記点検位置との位置関係を確認する事前点検ステップを備える請求項10に記載の遠隔点検方法。
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