JP2013543095A - 改良カプラ - Google Patents

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Abstract

フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置(20)が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石(30、34)をそれぞれ有する第1の可動部材(22)及び第2の可動部材(24)を備え、第1の可動部材(22)はフライホイールに結合されるように配置される。第1の可動部材(22)上に配置された第1の磁石(30)の磁気強度は、第2の可動部材(24)上に配置された第2の磁石(34)の磁気強度を超える。

Description

本発明は、部材間の力を連結するための、特に回転フライホイールへ及び回転フライホイールからのエネルギー伝達を可能にするための改良カプラに関すると共に、かかる改良カプラを構築するための方法に関する。
エネルギー貯蔵のための既存フライホイールは、フライホイールの回転質量が真空を含むチャンバ内において回転するように、しばしば構成されている。真空内部で回転質量を運転することは有利であり、何故ならこれにより風損としても知られている空気抵抗によるエネルギー損失を低減するからである。しかしながら、回転フライホイール質量中へ及び回転フライホイール質量中からエネルギーを伝達するためには、カップリング手段が必要となる。一部の既存フライホイールは、真空チャンバ内で回転シールを通る回転軸を使用し、これによりエネルギー源からのトルクをフライホイールエネルギー貯蔵手段に結合する。しかしながら回転シールは決して完璧ではなく、何故ならこれら回転シールは必然的に漏れるので、漏れにも関わらず真空を維持するように真空チャンバに結合されるには環境管理システムが必須となるからである。さらにこれらシールは、時間の経過と共にまた回転速度が増加するにつれて「漏れやすく」なり、さらに高速でより早くすり減ることになる。そのような環境管理システムの質量、体積、及びコストは、望ましいものではない。従って回転シールの使用は、望ましくない。
磁気カップリングをフライホイールと用いることができ、これにより真空チャンバ壁を介してトルクを伝達することにより、回転シールが必要なくなる。例えば、可動部材間での力のカップリングに使用される磁気ギヤ、例えばドライブシャフト、がRicardo UK Limitedにより提出された国際特許出願PCT/GB2010/000590に記載されており、この内容の全てが参照により本明細書に援用される。PCT/GB2010/000590に記載されているような回転磁気ギヤ100が、本明細書の図1aに示される。この装置は、第1及び第2の可動部材110、120を有し、それぞれが交互磁極115、116、125、126の円周方向分散配列を有する。磁束は、カップリング要素130により極アレイ間で結合される。カップリング要素130は、特に膜140がエアギャップ中に存在する際、可動部材間のエアギャップ150を最小化する。図1bは、図1aの配置の一部分における磁束160、170の線を示す。膜140により2つの可動部材110、120はそれぞれ異なる大気条件で作動することができる。例えば、一つの部材は真空において動作しても良い。一つの部材が時計回り方向に回転すると、磁束線170が一つの極配列から他の極配列へカップリング要素130を介して通過するにつれ、他の部材が反対に反時計方向に回転する。物理的接続の必要がなく、これにより回転シールの使用を排除することができ、これは高価な環境管理システムを排除できることから有利である。勿論膜140は、空気圧による力に耐え得るように構造的に十分に強い必要がある。
フライホイール用途に限定されないが、図1aに示される構成を有利に使用することにより、これにより真空構内で動作する高速フライホイールを大気圧下の低速駆動軸へ結合することができる。何故なら、第1の部材の極数が第2の部材の極数と異なるのであれば、ギヤリング効果が生じ、これにより大気圧における駆動軸がフライホイールよりも低速で動作可能となり、かくして風損を減少させる。しかしながら、高いギヤ比を達成するためには、かかる部材のうちの1つにおける磁極の寸法を可能な限り小さくしてできるだけ多く取り付ける必要がある。この結果、アセンブリ全体をできるだけコンパクトにする必要性と相まって、カップリング要素130も比較的小さくする必要がある。さらに、磁束の伝達を最大化しそれによって磁気ギヤカップリングのトルク容量を最大化するためには、かかる装置をその軸方向の長さに沿って延長することによって概して細長い円筒形にすることができる。これにより、カップリング要素130は比較的長い長さ寸法と比較的狭い断面積とを有することになり得る。かくしてカップリング要素は、剛性の不足を蒙る傾向となり、曲がったり移動したり振動する可能性がある。この結果、装置の非最適な機能性、及び/又は最終的な劣化、及び/又は故障につながり得る。また、このような装置を製造することも困難である。何故なら、それぞれのカップリング要素を正しい位置で組み立ててその場所にこれらカップリング要素を保持するためには、慎重な位置合わせが必要であると共に、多くの製造工程が必要とされるからである。
図1aに示されるような磁気ギヤの入力軸と出力軸との間の角度オフセットは、適用されたトルクに応じて、また任意の噛み合い位置における磁気ギヤのトルクカップリング容量に応じて異なる。噛み合い位置によるトルクカップリング容量のそのようなバラツキの結果、軸にネジリ振動が生じる。これにより、関連機械部品の寿命の短期化、及び/又は、障害及び/又は離脱につながり得る。ネジリ振動の周波数が機械系の共振と一致するような回転速度である場合、これは特に深刻な問題である。従って、磁気ギヤのトルクカップリング容量のバラツキを低減又は排除することが効果的である。これにより、より小さくて安価なマグネットアレイを使用することができるようになる。何故なら、最小トルクカップリング能力が、平均トルクカップリング能力により近くなるからである。軸のネジリ振動も低減されることになり、安価で軽くて小さい部品を用いることができるようになる。このような小さく安価で軽い部品を採用したフライホイールエネルギー貯蔵システムは、より高いエネルギー貯蔵密度を有することになる。
既存の磁気カップリングは、さらに欠点を有する。例えば、磁気カップリングが、真空中の回転フライホイールの中へこの真空外の手段から、また回転フライホイールからこの真空外の手段へ、エネルギーを伝達するために使用される既存システムでは、真空中において冷却構成が必要となる。このような冷却構成は、フライホイール及び磁気カップリングの動作により生じた熱を低減するように動作する。この熱には、カップリングのフライホイール側の磁石の磁場の変化に起因して発生される熱も含まれる。このような冷却構成は複雑なものとなり得、これはシステムの全体的な複雑さ、かさ、及び費用を増加させる。既存の磁気カップリング構成も時間と共に一般的な疲労を蒙り、特に回転の影響により時間と共に回転磁石の位置がずれる傾向がある。同様に、2つのそれぞれの回転磁性部材間に設けられた任意の固定電磁極も、時間と共にスリップや疲労に直面する。
真空中のフライホイールの中へ及びフライホイールからエネルギーを、効率的に費用効果のあるコンパクトな方法で伝達するのに使用できる回転可能な磁石を用いた既知のカプラは存在しない。
発明は、特許請求の範囲に記載される。
一つの態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置され、第1の可動部材上に配置された第1の磁石の磁気強度は、第2の可動部材上に配置された第2の磁石の磁気強度を超える。第1の磁石は、第2の磁石より大きくてもよい。第1の磁石は焼結磁石であってよく、及び/又は第2の磁石は、ボンド磁石であってよい。この結果、カップリング装置にわたる磁場が歪み、かくして磁場の変動による損失が、フライホイールから離れた主に第2の可動部材の近傍で起こる。
他の態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置される。さらにこのカップリング装置は、第1の可動部材上に配置された1以上の磁石を物理的に保持するためのリテーナを備える。このリテーナは、巻線の形をとりえ、これは第1の可動部材上の磁石の外面周りに巻かれることができる。もしくはこのリテーナは、スリーブの形をとりえ、これは第1の可動部材上の磁石の外面上に取り付けられることができる。このリテーナは、保持材と接着材とから形成されることができ、この接着材は、電子ストレス解消を提供するためにその中に埋め込まれる他の材料の断片を含むことができる。
他の態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置される。さらにこのカップリング装置は、第1及び第2の可動部材の中間に膜を備え、前記膜は、1以上の磁極を位置させるための溝又は凹部を含む。この膜は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)から形成され得る。
他の態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置される。さらにこのカップリング装置は、第2の可動部材とその上に配置される1以上の磁石との中間にライナーを備える。このライナーは、1以上の不連続セクションを含み得、及び/又はSomaloyのような適切な材料から形成され得る。
他の態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置される。これら第1及び第2の可動部材は、共通回転軸を中心に回転可能であり、第2の可動部材は、第1の可動部材の半径方向外側に設けられる。第2の可動部材は、低い電気伝導性と低透磁率とを有する材料から形成される。例えば第2の可動部材は、Peek又はガラス繊維から形成される。第2の可動部材は、第1及び第2のそれぞれの材料から形成される第1及び第2のセクションを備えることができる。
他の態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置される。この装置は、ハウジング又はケーシング内に設けられ、これは、第1の可動部材が結合されるフライホイールも収容し得る。かかるケーシングの内面上の形成物は、カップリング装置の動作中に磁束シールドを提供するように配置される。
他の態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置される。これら第1及び第2の可動部材は、共通回転軸を中心に回転可能であり、第2の可動部材は、第1の可動部材の半径方向外側に設けられると共に第1の端部における軸に接続される。エンドプレートは、実質的にシャフトの軸方向反対側に第2の可動部材の第2の端部に設けられる。
他の態様によれば、フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置が提供される。このカップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を備え、第1の可動部材は、フライホイールに結合されるように配置される。さらにこの装置は、第1及び第2の可動部材間にステータを備える。手段が、かかるステータ及び/又はかかる可動部材のうちの少なくとも1つの上に設けられ、当該装置周りの空気の流れを強化する。この手段は、スクロール又は溝を含み得る。この手段は、フィンやブレードなどの突起を含み得る。このような突起は複数設けられ得る。この手段は、ステータを介する及び/又は第2の可動部材を介する、開口部又はチャネルを含み得る。
他の態様によれば、本明細書に記載される任意のカップリング装置を構築するための方法が提供される。
実施形態は、以下の添付図面について説明される。
公知の磁気ギヤカップリングの断面図である。 図1aの磁気ギヤカップリングの拡大断面図である。 図1a及び図1bの磁気ギヤカップリングの回転アライメントのシーケンスを示す。 図1a及び図1bの磁気ギヤカップリングの回転アライメントのシーケンスを示す。 図1a及び図1bの磁気ギヤカップリングの回転アライメントのシーケンスを示す。 改良磁気カップリングを介す断面図である。 図2aの丸で囲まれた部分の拡大図である。 図2a及び図2bで示されるカップリングの高速側を介した軸方向断面図である。 図3で示されるカップリングの高速側の別の断面図である。 図4aの丸で囲まれた部分の拡大図である。 台形磁石を含む図3で示されるカップリングの高速側の一実施形態を示す。 フライホイールのためのハウジング及び図2a〜図5に示されるカップリングの高速側を示す。 図6aに示されるハウジングの一セクションを、極及び抑制バンドを含めて示す。 改良磁気カップリングの低速側を示す。 図7aに示される低速側の一部分を介した断面を示す。 改良磁気カップリングの低速部を介した側方断面を示す。 低速部の外部にシールドがない場合の改良磁気カップリングの一部を介した断面を示す。 図9aの改良磁気カップリングの部分の拡大図であり、この場合低速部の外方にシールドが設けられる。 図8のシャフト側及びエンドプレート側の改良磁気カップリングを、シャフトを含めて示す。 改良磁気カップリングの一方側の上方からの断面を、高速部上のエンドキャップと共に示す。 改良磁気カップリングの一方側の上方からの断面を、低速部上のエンドキャップと共に示す。 改良磁気カップリングの一方側の上方からの断面を、回転部分とエンドプレートとの間のエアギャップと共に示す。 改良磁気カップリング用の外側ロータを示す。 図12aの外側ロータにおける半径方向に角度を有した穴を示す。 改良磁気カップリングの外側ロータのシャフト端を、そこで事実上、傾斜している穴と共に示す。 図13aに示される外側ロータのシャフト端上方からの断面を示す。 図13a及び図13bに示される外側ロータの側断面図を示す。 スプラッシュ冷却される改良カップリング装置の上方からの断面であると共に、スプラッシュ冷却中の装置のステータ及び外側ロータを介した断面正面図である。
概要としては、改良カップリング装置は、回転フライホイールと用いられるために提供される。改良カップリング装置は、フライホイールに結合される高速部と、高速部に磁気的に結合される低速部とを有する。改良カップリング装置は、高速部及び低速部の間でトルクを伝達するために使用される。従って、この装置がフライホイールに結合されると、フライホイールからのエネルギーが、効率的かつコンパクトに、改良カップリング装置を介して他の部品に伝達され得る。このフライホイールは、カップリングの高速部と共に真空又は低圧チャンバ内に収容され得る一方で、カップリングの低速部は、真空又は低圧チャンバの外部に設けられ得る。従って、改良カップリング装置のこれら2つの部は、互いに物理的に離すことができる一方で、互いに連通し続ける。かくして、完全な物理的バリアを、真空中のフライホイールと、改良カップリング装置を介したフライホイールからのエネルギーの伝達先又はフライホイールへのエネルギーの伝達元である外部部品との間に設けることができる。
以下においてさらに詳細に説明されるように、特定の物理的構成及び材料選択が、改良カップリング装置の動作を向上させるように特定される。これらの改良の一部又は全部が、単独又は組み合わせて用いられ得、これにより既存フライホイール構成を強化する、もしくは関連のカップリング装置により新しいフライホイール構成を構築するようになされている。
一般的に公知の磁気ギヤは、以下のように構築されて動作する。図1aを参照すると、カップリング要素130は、第1及び第2の可動部材110、120の間に配置される。磁気カップリング要素130は、高い比透磁率を有し、これは400を超えており、これにより動作時には磁束が、第1の部材120の極115、116から第2の部材110の極125、126へ及びその逆の経路で、それを容易に通過する。実際上カップリング要素は、磁界に対して「透過性」である。カップリング要素130は、例えば軟鉄などの、高透磁率を有する材料からなるべきである。カップリング要素130は、理想的にはできるだけ高い電気抵抗を有するようにして、誘導渦電流とそれに付随する抵抗加熱に起因する損失とを低減するようにすべきである。図1aには十分なカップリング部材が存在し、最も離間された極115、116、125、126を有する部材110又は120の少なくとも2つのN−S極ペアをまたがるようになされている。
隣接するカップリング要素間の空間は、カップリング要素130自体よりもさらに低い透磁率を有するべきである。そのような空間の適切な材料の1つは、プラスチックである。このように構成される場合、使用時において、磁束は、図1aの各部材110、120の極から各カップリング要素130を介して結合され、かくしてトルクが、第1及び第2の可動部材110、120間で結合される。使用時には、図1aの第1及び第2の部材110、120は、反対に回転する。
図1aに示されるような磁極115、116、125、126は、レアアースマグネットであってもよい。何故ならこれらは、磁性材料の一定の体積に対して高電界密度を呈するからである。これら磁石は、小型軽量でよりコンパクトであり、さらに他の利用可能な種類の永久磁石よりも多くのトルクを伝達することができる。またレアアースマグネットは、圧縮力に対する耐性が良好であることが知られているので、高速回転するフライホイールの内周に配置されるのに適している。
図1aをさらに参照すると、この磁気ギヤは、その中に同心配置を有していることがわかり、第1の部材120が第2の部材110の内側に同心円状に配置されていると共に、真空ハウジングがその間に同心円状に配置される。この真空ハウジング140に組み込まれているのは、カップリング要素130である。この同心配置において、第1及び第2の部材110、120は、反対に回転する。
図1aの配列に必要なカップリング要素130の最小数は、より大きな極間隔を有する第1又は第2の部材110又は120の2つのN−S極ペアをまたがるような数である。この最小数により、トルクが部材110、120間で伝達され得ることが保証されると共に、第1及び第2の部材の相対的な回転方向が十分に定義されることが保証される。カップリング要素130は円周周りに均等に分布させ得る、又はカップリング要素130は真空ハウジング140の円周周りの特定領域のみに限定され得る。このような同心円状磁気ギヤカップリングは、標準の機械加工技術により構築され得る。
図1aの第1及び第2の部材110、120は、同数のN−S極ペアを有することができる、又は異なる数のN−Sペアを有することができる。ここで示される実施形態では、第2の部材110が有するN−S極ペアの数は、第1の部材120よりも低い。動作時には、N−S極ペアの数mを有する第1の部材120が反時計方向に回転される際、N−S極ペアの数nを有する第2の部材110が時計方向に回転する。第2の部材110は、第1の部材120の回転速度に対して係数を乗じた速度で回転する。この場合、nは、mで割られる。図1bは磁束170の線を示し、これらはカップリング要素130を介して第1及び第2の部材110、120の極の間を通っており、カップリング要素130が真空チャンバ140の壁に埋め込まれている。
図1c〜図1eは、3つの場所を介した第1及び第2の部材110、120の回転のシーケンスを示す。図1cは、第1の場所における第1及び第2の部材110、120の極の間の磁束線を示す。図1dは、時計回り方向に少し回転した上部部材と、反時計回り方向に少し回転した底部部材とを示す。これに応じて磁束線170は位置を移動し、特に磁束線180は伸びる。図1eは、上部部材の時計回り方向へのさらなる回転と、下部部材の反時計回り方向へのさらなる回転とを示す。磁束線180がより伸びたため、一番左のカップリング要素130を介した別のリンケージが望ましくなる。このように磁束パスは、新たな左パス190に切り替わる。このように磁束線は1つのルートから別のルートに切り替わるので、第1の部材から第2の部材へ伝達されるトルクは磁束の変化率に等しい。
図2a及び図2bは、改良磁気カップリングを示し、この改良磁気カップリングは、低圧ハウジング又は真空内に収容される回転フライホイールへ及び当該回転フライホイールからのエネルギー伝達を可能にするのに適している。この改良磁気カップリングは、図1aに示される公知のカップリング及び/又は以下に記載の代替的又は追加的特徴のいずれかに関連して、上述したような特徴を備えることができる。改良磁気カップリングは高速側が真空中で動作するものとして説明されるが、カップリングのどちらの側も空気圧の範囲又は真空中で動作することができる。
改良磁気カップリング20は、低圧領域又は真空内に収納される高速回転部22を備え、さらに低圧/真空領域外に収納される低速回転部24を備える。磁気カップリング20は、高速回転部22及び低速回転部24間に位置するチャンバ壁(図示せず)を介してトルクを伝達する。このチャンバ壁は、静止したものであり得る。
磁気カップリング20は、直接の物理的な接触なしに高速回転部及び低速回転部間でトルクを伝達することができるので、フライホイールとカップリング20の高速回転部24を収容するチャンバ壁は、単一の連続的表面を有することができる。そこにおいてはギャップや区切りは必要でなく、回転シールなどの追加の物理的カップリングも必要ない。この構成は有利である。何故なら、回転シールは頻繁に漏れ、その結果フライホイールを収容するチャンバ内の低圧を維持するために追加的なエネルギー消費システムが必要になるためである。例えば、ある既存フライホイールカップリングは、低圧又は真空チャンバ内にポンプを必要し、このポンプは、フライホイールからのエネルギーを受け取る、及び/又は独自の電源を必要とする。このようなポンプは、図2a及び2bに示される構成によれば必要とされないので、全体的な電力要件が低くなり、システムがより効果的となる。また、高速回転部22(及びそれが結合するフライホイール)を低圧領域で動作させることにより、ワインディングに起因するエネルギー損失を低減する。
図2a及び図2bに示されるチャンバ壁(図示せず)に組み込まれた極片26が数多く存在し、これによりチャンバ壁により形成された境界をこえてトルク伝達を可能にすると共に強化するようになされている。図2a及び図2bに示される磁気カップリング20は、高速回転部22及び低速回転部24に位置する磁石のそれぞれの数とチャンバ壁における極26の数とに基づく固定ギヤ比を有する。一実施の形態によれば、磁気カップリングは1〜5.75のギヤ比を有する。しかしながら、いかなる所望のギヤ比も、実際のシステム全体の物理的な制約の範囲内で、図2a及び図2bに示される磁気カップリングを用いて達成され得る。
高速回転部22及び低速回転部24は、共に永久磁石のアレイを有する。詳細には、高速回転部22は、高速ハブ28と高速磁石アレイ30とを備える。低速回転部24は、低速ハブ32と低速磁石アレイ34とを備える。各磁石アレイの磁石は、それぞれのハブに直接配置され得る、又は、空隙又はライナーなどの別部品によってそこから分離され得、この点については後にさらに説明する。上述したように磁石アレイは、2つの部22、24の間の境界に位置される静止強磁性極片26により、互いに離間される。図2a及び図2bに示されていないが、低速ハブと低速磁気アレイ34との間の補助ライナー、及び/又は高速磁気アレイ30の半径方向外側に設けられる外側スリーブは、理想的には磁気カップリング20に設けられるべきである。
磁気カップリング20の動作をさらに向上させるために、磁石の特定の組み合わせが用いられ得る。一実施の形態によれば、高速回転部22における高速磁石アレイ30は、磁気カップリングの低速回転部24における低速磁石アレイ34内の1以上の磁石よりも大きい1以上の磁石を有する。低速磁石アレイ34に比して大きい磁石を高速磁石アレイ30で用いることにより、磁気カップリングの高速から低速側への所望のギヤ比をより容易に達成することができる。このような構成のさらなる利点は、高速側の大きな磁石がカップリング20の低速側における小さい磁石に対して支配的になり、かくして高速側22における磁石の磁界の変動が比較的小さくなる。高速側の磁界の変動を低減することにより、カップリング20の低速側24の小さい磁石で発生する損失及び発熱に比してそこでの損失が小さくなる。
高速、低圧チャンバ内部の部品から発熱を逸らし、その代わりに磁気カップリング20の空気側に発熱を向けることにより、フライホイールがその内部で動作するようになされた低圧又は真空チャンバを冷却する必要性を排除又は少なくとも低減する。このようにして冷却要件を簡易にすることにより、フライホイールとカップリング20の全体設計が簡素化され、かくしてより効率的で、費用対効果がよく、ユーザーフレンドリーになる。
磁気カップリング20の高速側22で比較的大きな磁石を用いる代わりに、又は当該磁石を用いると共に、特定の磁石の種類をカップリングの各側に対して選択することができる。一実施の形態によれば、高強度焼結磁石が高速回転部22で用いられ、低強度ボンド磁石が低速回転部24で用いられる。
ボンド磁石は、磁気カップリング構造の点でいくつかの利点を有することが知られている。例えば、これらボンド磁石により、これらがその内部に構成されてなる磁気ギヤがより速く移動することができるようになり、またこれらボンド磁石は、渦電流損失を低減する。しかしボンド磁石の強度は、焼結磁石よりも低い。従って、一実施の形態によれば、高強度焼結磁石が磁気カップリング20の高速側で使用され、低強度ボンド磁石が低速側で使用されるように選択される。焼結磁石及びボンド磁石間の強度のバラツキによって、磁気カップリング20の磁界が歪められ、かくしてカップリングの高速側にわたる磁界の強度が少しだけ変化する。これにより真空又は低圧空間内の加熱が低減され、その代わりに、回転フライホイールから離れた磁気カップリングの空気側において、ほぼ全ての加熱が発生し、そしてほぼ全ての損失が発生する。しかしながらこのような損失は、少なくとも部分的にはカップリングの低速空気側でのボンド磁石の使用によるものである一方で、当該ボンド磁石の使用により低減される。何故ならボンド磁石は、とりわけ渦電流損失を低減する効果を有するからである。
図3を参照すると、改良カップリング装置の高速側22がより詳細に示されている。この図に示されるように、リテーナ36が、高速磁気アレイ30の半径方向の内側に、高速磁気アレイ30に隣接して設けられ、これによりアレイ30が、リテーナ36と高速ハブ28との間に挟まれる。リテーナ36は、磁石の外側端の周り設けられることにより、所定位置に磁石を保持する役割を果たす。
リテーナ36は、例えば、オーバワインド又は外側スリーブの形をとることができる。リテーナ36は、高速ハブ28上の磁石の外側端の周りに巻かれる又は固定される任意の適切な保持材料からなり得、これにより所定位置に磁石を保持し、ハブ28の回転に起因する求心力によって高速ハブ28の中心から半径方向に外側に磁石が外れることを阻止する。
リテーナ36の好適な保持材料の1つは、Zylonであり、これはポリベンゾオキサゾール(PBO)としても知られる。この材料は、非常に高い強度で、優れた熱安定性を有し、非導電性であるため、本目的のために有用である。しかしながら、同様の特性を有する他の材料を使用することも可能であり、例えば、カーボン、ケブラー、又はガラスなどがある。これらどのような保持材料が選択されても、当該保持材料は適切な接着剤又は樹脂により保持される。カーボンをオーバワインド又は外側スリーブにおける保持材料として用いると、保持材料と樹脂とのより均一な混合物を作成し得るという利点をもたらす可能性がある。
一実施の形態によれば、リテーナ36は、カーボン又はZylon(PBO)などの適切な材料による締まり嵌めスリーブを備える外側スリーブであり、これは高速ハブ28の磁石に取り付けられる。この種のプッシュオン又は締まり嵌めスリーブを使用することにより、規制部品を用いて磁気カップリング20を組み立てることができる。何故なら、図3に示すように高速部全体は、自己完結型で安定しているからである。また締まり嵌めにより、高速ハブ28が回転する際に磁石周りのリテーナが分解してしまうという危険性が回避される。この分解は、先行技術のオーバワインド構成では起こり得た。
図4a及び図4bは、磁気カップリング20の高速回転部22におけるオーバワインド又は外側スリーブについての情報をさらに提供する。一実施の形態によれば、高速磁石を包み込む保持材料を保持する接着材は、熱硬化性プラスチック、好ましくは電子的に応力緩和されたエポキシ樹脂を含む。このエポキシ樹脂には、他の材料の小断片が含浸され得、これによりその動作性を向上させる。例えば、ZnO及び/又はAlが、エポキシ樹脂に含浸され得る。このような材料を添加することにより、リテーナの幅にわたる応力が緩和され、かくして磁気カップリング20の全体的なロバスト性を向上させる。
図4a及び図4bに示されるようにかかるエポキシに埋め込まれた小さな断片に導電性材料を使用すると有利である。何故なら、埋め込まれた材料を介したエポキシを通じた導通により、エポキシ樹脂の膨張及び収縮を防止し、かくしてリテーナ36全体の膨張及び収縮を防止するからである。これにより、高速磁石アレイ30の疲労、つまり磁気カップリング20の疲労が低減される。
電子的に応力緩和されたエポキシ樹脂を磁気カップリングの高速磁石アレイ30における磁石の接着剤として用いることは、ユニークな点であり、従来技術構成に対する明確な利点が提供される。エポキシにおける含浸された材料としての酸化亜鉛(ZnO)の使用は、それが大きな電界を維持する能力を有する点で有利である。エポキシ樹脂に含浸された酸化アルミニウムまたはアルミナ(Al)の使用も有利である。何故ならこの材料が、良好な電気絶縁体であり高い熱伝導率を有するからである。従って、含浸断片のこれら2つの種類の組み合わせは、電子応力緩和を提供することにより、かかるエポキシの動作性を非常に高めることになる。ZnO及びAlの代わりに又はこれらと共に、その他の適切な埋め込み断片を用いることにより、同様の電子応力緩和を提供し得る。
磁気カップリング20の動作をさらに向上させるためには、特定形状の磁石がカップリング20の高速側で用いられ得る。従来の磁気結合構造では、使用される磁石の断面が矩形であり、これら磁石の間に機械的なロックがない。これに対して、本磁気カップリング20の実施形態によれば、図5に示すように、高速側22で使用される磁石は、断面が台形である。この形状により、これら磁石は図4a及び図4bに示す構造へスライドされることができ、そこにおいて機械的ロックを実現できる。これは、上述のリテーナ36と連動して動作することができ、これにより高速部22をより強固にすると共に、回転動作中の疲労や故障により耐え得るようにする。
図6aは、磁気カップリング20の高速回転部22を覆うことができるハウジング40を示す。このハウジング40は、真空又は低圧領域を覆うと共に磁気カップリング20の高速側と低速側との間の境界を形成するので、カップリングが効果的に動作するように特定の物理的特性を持っているべきである。理想的にこのハウジング40は、非導電性であり、機械的に強く、低透磁性を有するべきである。加えてこのハウジング40は、有効な真空又は低圧領域バリアとして動作するために、低多孔性を有するべきである。使用される可能性のある材料の1つは、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)である。PEEKは、ハウジング40用の有用な材料である。何故ならこの材料の機械的及び化学的抵抗特性は高温で保持されると共に、この材料は非導電性であり低透磁性を有しており、これは低圧ケーシングにとって重要である。若しくは、ガラスをハウジング40に使用することができる。
図6aからわかるように、溝42がハウジング40の表面に設けられ得、この場合このような溝42が高速及び低速磁石アレイ30、34間の静止極26の位置を特定するために用いられる。図6a及び図6bに示される実施形態では、これら溝42は、ハウジング40の回転中心軸と平行に延長し、ハウジング40の外面又は壁の周りに互いに平行に配置される。図6bに示されるように、これら極26を、溝42の中へはめ込むことができると共に、その断面を略矩形とすることができる。他の断面形状も可能である。
抑制バンド44を用いて、ハウジング40における溝42に極26を保持させ得る。図6bに示される実施形態では、3つの抑制バンド44が、ハウジング40の外周に巻き付けられ、これにより極26を保持している。しかしながら、任意の適切な数及び配置の抑制バンド44が使用され得ることが理解されよう。ハウジング40と同様に、抑制バンドに選択される材料は、非導電性で機械的に強くあるべきである。例えば、ガラスファイババンドが使用され得る。
図6a及び図6bに示されるようにスロットハウジング40と協働極26とを用いることにより、磁気カップリング20の静止部分について簡略化された製造及び組立工程を実現することができる。また図示された構成は、従来技術の極配置と比して応力の減少された領域を備える。
図7a及び図7bは、改良カップリング装置の外側低速部24の一実施形態をさらに詳細に示す。これらの図に示されるように、ライナー46が、低速磁石34と低速ハブ32との間に設けられる。ライナー46は、低電気伝導性などの特定の物理的性質を有すべきである。一実施形態によれば、このライナーに選択される材料はSomaloyであり、これは非常に高い透磁率と低い導電率とを有するセラミックである。Somaloyライナー又は他の適切なライナーの使用、例えば他の種類のセラミックでなるライナーの使用は、有用である。何故ならその使用により、磁気カップリング20の低速部24における渦電流損失が低減されるからである。
図7aからわかるように、好ましくは、ライナー46は低速ハブ32の全内周周りに延長すべきではない。その代わりにライナー46は、ハブの長さに沿って複数のセクションに分割されるべきであり、これにより渦電流損失がさらに低減される。
図7bからさらに明確にわかるように、低速磁石34に対するライナー46の位置合わせは特に重要であり、これは本明細書に説明される改良磁気カップリング20に特有なものである。すなわち図7bに示すように、低速磁石34は、低速ハブ32の回転中心軸に対し平行となるように軸方向にそれぞれ延びるようにして配置される。逆に、かかるSomaloyが、低速ハブ32の内周に沿って複数のセクションで巻かれており、半径方向内側に延長する厚さを有する。Somaloy又は他の種のライナー46が複数のセクションで設けられる実施形態では、ライナー46の切れ目又はセクションエンド47が、それぞれの低速磁石34間の隙間と合致することが重要である。ライナー46の切れ目と磁石34の端とを合致させることにより、ライナー46における応力が低減され、かくして機械的安定性が向上する。もしこの合致が提供されない場合、例えばSomaloyライナー46のセクションエンド47が低速磁石34の中心直下に位置される場合、渦電流がライナー46と磁石34との間で増大し、さらに磁石の圧力によりライナー上に物理的応力が生じ、ライナーが破損する原因となり得る。これにより図7a及び図7bに示されるような合致により、渦電流損失を減少させると共に、磁石応力及びライナー46上の物理的応力を低減させる。
図8は、改良カップリング装置の外側低速部24の一実施形態を示す。低速部24は、外側ロータ又はハブ32と、ハブ32の半径方向内側に設けられる低速磁石34のアレイとを有する。
好ましくは、低速ハブ32は、低導電率(100S/m未満)及び低透磁率を有する材料から製造される。例えば、低速ハブ32はPEEK又はガラスファイバからなり得る。図8に示される実施形態では、低速ハブ32は2つの異なる材料から構成される。第1の材料80は、低速磁石34の層に隣接して設けられる。図示される実施形態では、第1の材料80はチューブ要素を備え、これにより低速磁石34の半径方向位置及び封じ込めを提供する。この第1の材料80は、フープ強度を有するように且つ磁石34をそれらの長さに沿って支持するように設計されるので、ある程度の曲げ剛性を有すべきである。従って第1の材料80は、フープ及びヘリカル層(又はプライ)の組み合わせと共にロールラップガラス繊維を備えることができる。
図8では、第2の材料82が、第1の材料80の一部分の半径方向外側に設けられ、概して磁石34から離れている。第2の材料82は、第1の材料80を改良カップリング装置上の軸受に対して接続する。第2の材料82は、必要な形状に成形され得るガラス充填PEEKを備えることができる。
低速ハブ32に用いられる1の又は複数の材料の位置及び種類は、ある位置でのこれら材料の有用な物理的特性を最大化するように選択され得る。例えば、低速ハブ32の代替構成では、単一の複合部品が含まれ、この複合部品は、上述した第1及び第2の材料80、82の両方の役割を果たす。
一般的に、低速ハブ32について低導電率の材料を用いると、改良カップリング装置からの如何なる電流損失も低減される。当業者に知られているように、低速ハブの回転速度が増加すると、如何なる電流損失によっても顕著な量の熱が発生される。従ってこれら損失を低減することは、装置の効率にとって重要である。加えて、低速ハブ32について低い透磁率を有する材料を用いると、ヒステリシス損失が低減される。ヒステリシス損失は、低い回転速度でより支配的であると共に、スピードと共に直線的に増加する。従って、これらを減少させることは、装置の全体効率にとって重要である。
渦電流損失及びヒステリシス損失の両方の結果不要な発熱が生じ、これにより改良カップリング装置の速度性能と寿命とが制限される。従って、低速ハブ32について適切な材料を選択することにより、改良カップリング装置は向上された速度性能とより長い寿命とを有することができる。
本明細書に記載されるような改良カップリング装置は、通常は外側ハウジング又はケーシング内に設けられて使用される。通常このケーシングは、静止しており、改良カップリング装置の高速又は低速部と共に回転しない。
本明細書で提供される更なる改良によると、改良カップリング装置の外側ケーシングによって磁束シールドが提供され得る。これは、図9a及び図9bについてより良く理解され得る。上述したように、改良カップリング装置の外側ロータ又は低速ハブ32に対して低透磁率を有する材料を使用することにより、いくつかの利点が得られる。しかしながら、このような低透磁率材料は、改良カップリング装置において発生される磁界を穏やかに抑制することができる程度である。もし外側ロータ又はハブ32によってこの磁場が広がる場合には、この磁場によって改良カップリング装置の他の部品が影響を受ける。この結果、例えば装置ケーシング内で発熱が生じる。また、改良カップリング装置の外部部品に対する磁気干渉の危険性が生じ得る。これは、その周辺が敏感である領域に装置が収納される場合には望ましくない。例えば、実際にはしばしばそうであるように、電子制御装置やセンサが、改良カップリング装置の領域の近傍に配置されている場合などである。
図9aは、低速磁石34の外側に磁束封じ込めがない状態で作られた改良カップリング装置を示す。この図は、磁石34の外側で低速ハブ32及び/又は装置ケーシングを構成する領域へ浸透する磁束を示す。図9bは、追加の磁束リングを有する装置を示し、この磁束リングは、磁束を保持してこの磁束がこの直径の外側で浸透することを防ぎ、かくして磁場からこの領域の如何なる部品をも保護すると共に、かかる相互作用から生じ得る非効率や熱などの任意の損失からシステムを保護するようになされている。
上述したように、低透磁率材料が低速ハブ32に用いられる場合、磁石34の外側の磁場に対するかかる材料の影響は殆どない。本明細書の図9bに説明される実施形態においてこれを補償するためには、磁束シールドが装置ケーシング90の内面に実装される。この磁束シールドは、装置において生成される磁場を制御するように動作し、そのような磁場がもたらし得る加熱効果及び干渉リスクを低減するようになされている。
任意の適切な磁束シールドが、装置ケーシング90の内側面上に設けられ得る。一例として、磁束シールドは、電磁鋼板によって提供され得る。電磁鋼板は、磁気回路での電気的及び磁気的性能を最適化するように製造される専門の鋼である。図9bに示される装置では、ケーシング90の内側の材料は、磁場を封じ込める必要があるため、高い電気抵抗と組み合わされた高透磁率が要求される。またこの材料は、ヒステリシス損失を最小限にするように設計されるべきである。
薄い積層電磁鋼板のセグメントが、かかるケーシングの内面の一部又はすべての上に設けられ得る。若しくは、絶縁された電磁鋼板線が、フープ巻きされることによりチューブを形成するようにしても良い。かかるチューブは、装置の外側ケーシングによって囲まれて提供され得る。若しくは、Somaloyなどの軟磁性複合物の1又は複数の領域を、ケーシング90の内面に設けることにより、磁束シールドを提供するようにしてもよい。
装置ケーシングの内面に磁束シールドを提供することには、いくつかの関連する利点がある。このケーシングは、静止していると共に改良カップリング装置の使用中に回転しないので、ケーシングと磁束シールド材との間の取り付け要件が、このようなシールドが改良カップリング装置の回転部内に設けられる実施形態と比して、簡略化される。また装置の動作中において、このケーシングは静止しており、外側ロータ(又は低速ハブ)は、内側ロータ(又は高速ハブ)とは逆の方向へ回転する。従って、外側ロータにおける1つのポイントからは、そこから見えるケーシング上の静的ポイントの動きよりも、高い相対速度で動く内側ロータが見える。従って、かかるケーシング上のシールドと高速部の内側ロータリ磁石との間の速度差が、高速磁石と改良カップリング装置における低速磁石と間の速度差に比して低減される。かくして、ケーシング90におけるシールドの場合、外側ロータにおけるシールドの場合よりも、磁場変調周波数が低くなる。
シールドと内側ロータとの間における相対速度の減少は、リターンパス成分における磁界の励起周波数の低減を通じた損失の低減につながる。すなわち、誘導される渦電流及びヒステリシスからの損失は、磁場変化の周波数の関数である。この周波数が高いほど、損失が高くなる。従って、外側ロータに代えてケーシングにシールドを設けることにより周波数を減少させ、これにより関連損失を低減する。
ケーシング90は、如何なる磁性材料を含まないので、改良カップリング装置の磁気部分よりも高い温度能力を有し得る。従って、ケーシングの内側面に磁束シールドを設ける場合、シールドを改良カップリング装置の高速部又は低速部に設ける場合よりも、ダメージを引き起こす可能性が低くなる。またケーシング90は、改良カップリング装置の磁気及び/又は可動部分よりも、沈み込むためにより大きな熱慣性を有し得る。従って、ケーシングの内側面に磁束シールドを設ける場合、そのようなシールドを他の場所に設ける場合よりも、ダメージを引き起こす可能性が低くなる。
上述したように、改良カップリング装置を用いることにより、回転フライホイール内に貯蔵されたエネルギーをシステム内の1以上の外部部品へ伝達することができる。改良カップリング装置自体から外へエネルギーを伝達するためには、装置の低速ハブ32又はいわゆる「外側ロータ」を車軸又はシャフト10に接続することができ、本明細書の図10に示されるように、これによりシステム内の他部品への機械的接続が提供される。改良カップリング装置の外部ロータは、軸受けにおいて支持される必要があると共に、システムの残り部分(図示せず)へ機械的ドライブを提供する必要がある。このシャフト10は、この目的のために提供される。シャフト10は、装置の一端(シャフトエンド11)から延長し、改良カップリング装置の高速及び低速部の回転軸と実質的に同軸である。
装置の他側13には、シャフト10の軸方向反対側に、エンドプレートを設けてもよい。エンドプレートは、フライホイールケーシングの一部であり得る。このエンドプレートは、フライホイール及び改良カップリング装置のすべての磁性部品を支持して含むことができ、また真空を保持することができる。またエンドプレートは、磁場とその関連損失とから周囲のケーシング部品をシールドして保護することができる。何故ならこれら部品は、通常、鋼又はアルミニウムから作られているためである。
エンドプレート側13における磁界の損失が、エンドプレートの望ましくない加熱とドラグトルクとを生じ得る装置のものである可能性があり、これにより改良カップリング装置の効率が低減される。本明細書において提供される改良によれば、エンドプレート側13の磁界損失を、エンドプレートにおけるシールドの使用によって磁場をそこからそらすことにより、低減又は解消することができる。このようなシールドは、エンドプレートの内側面に、その表面の部分又は全部にわたって、設けられ得ると共に、低導電率で高い透磁率の材料から構成されるべきである。例えば、Somaloyの層又はセクションが、エンドプレートの表面上で用いられ得、これにより磁場をそらすようになされている。
かかる装置のエンドプレート側における磁界損失を低減又は除去する別の方法は、本明細書の図11a及び図11bに示されるようなエンドキャプ12を用いる方法である。エンドキャプ12は、改良カップリング装置における磁石とケーシングとの間において軸方向に位置される鉄要素を含む。このエンドキャプ12は、磁石の端部を短絡するように動作し、かかるケーシングを貫通する漂遊磁界の量を減少させる。例えばエンドキャップ12は、ロータの延長であり得る、又は別の部品であり得る。若しくは、軟磁性材料のディスク又はこの材料の一連のセグメントをハブの端部に取り付けることができ、これによりかかる短絡を提供する。
図11aは、改良磁気カップリングの一方側の上方からの断面図を示す。装置の高速部(図11aのチャンバ壁9の下方に示される)と低速部(図11aのチャンバ壁9の上方に示される)との間には、チャンバ壁9が設けられる。チャンバ壁9は、装置の高速部を収容すると共に、既に詳述されたような真空又は低圧領域内のフライホイール(図示せず)をも収容し得る。またチャンバ壁9は、改良カップリング装置の外側低速部のエンドプレート側に沿って延長し得るが、低速部を覆うことはない。図11aに示されるように、エンドキャップ12は、改良カップリング装置の高速部の端部に設けられ得る。若しくは、図11bに示されるように、エンドキャップ12は、低速部の端部に設けられ得る。磁場封じ込めの問題は、両ロータ(低速及び高速)に存在するが、速い方のロータでより深刻である。何故なら、上述したように速い方のロータは、はるかに高い周波数とより強い磁石とを有しているからである。エンドキャップ12は、エンドプレートに関して上述したように、シールド材料を含み得る。
エンドプレート又はエンドキャップは、改良カップリング装置の回転部に直接隣接して設けられる必要がない。その代わりに、本明細書の図11cに示されるように、エンドプレート15が、エアギャップのような隙間により、改良カップリング装置の回転部の端部から離れて設けられ得る。エアギャップの大きさを増加させることにより、このようなエンドプレート15における磁場強度を低下させる。これにより、エンドプレート15における磁場効果の危険性が低減される。
システムの周囲部分を保護するための、改良カップリング装置内で生成される磁場のシールドが、エアギャップ及び/又は、外側ロータ及び/又は外側ケーシングにおけるシールド材料の任意の適切な組み合わせにより提供され得、これにはエンドプレート又はエンドキャップが含まれる。外側ケーシングにおけるシールドは、電磁鋼板からなる薄い積層体の形態であり得、これはセグメント化されて電流経路を減らすようにすることができる、又はSomaloyなどの軟磁複合体であり得る。これに加えて又は若しくは、薄い積層体又は鉄鋼材をハブ上に設けることができ、これにより磁場を封じ込めると共に外側の装置ケーシング中へ入り込むことを防止する。
加えて又は若しくは、低速ハブ32内の磁界を、改良カップリング装置における磁石の効果的な成形を介して封じ込めることができる。すなわち、外側装置ケーシング近くの磁石の端部外形を変更することにより、磁気回路の形状又はパスを変更することができる。これは、低速磁石34の軸方向長さを短くすることを伴い、これによりこれらがハブ32の前で終了するようにし(すなわち、これらは軸方向にそろえられていない)、かくしてハブ32に戻って磁界が短絡するようにする。これにより、軸方向の漂遊磁界の量を減少させ、かくして外側ケーシングにおいて高周波漂遊磁界を有することを避けるようになされている。またかかる磁石を、浮遊軸方向磁界を低減するように成形することができる。そうでなければ浮遊軸方向磁界は、外側ケーシング材料における損失を引き起こし得る。
上記説明から理解されるように、改良カップリング装置が長期間にわたって可能な限り効率的に動作するようにすることが重要である。装置の長期間動作にとってとても重要な要素の1つは、低レベルの熱などの熱を除去することである。装置の温度を維持することは重要であり、これによりこれらの部品材料に対するダメージと装置の部品を結合するために使用される任意の接着剤に対するダメージとを防止する。動作時には、低速ハブ32が、低速磁石34上と固定極片26上とを移動する。当然ながらこの回転により、装置のこれら部品上の空気が移動する。しかしながら、本明細書で提供される改良によれば、追加的な冷却方法が提供され、これにより涼しい空気を装置に引き込むようにして暖かい空気を交換する。これにより確実に熱が装置から空気へ継続的に伝達され、この結果継続的に装置から熱が除去される。
一実施の形態によれば、改良された空気流が、改良カップリング装置の回転又は固定部分においてスクロールを提供することにより達成される。例えば、螺旋などの突出又は溝付形状が、改良カップリング装置の回転又は固定部分において提供され得る。このようなスクロールによりチャネルが提供され、これらのチャネルを介して空気を向け、ロータの回転中に空気を循環させることによって、装置の周囲部分を冷却することができる。
若しくは又は加えて、改良カップリング装置の回転ハブ及び/又は固定部分は、その上にフィンやブレードなどの突起と共に設けられ得る。これらフィンやブレードは、装置を介して空気を押すように動作する。
加えて又は若しくは、半径方向に向けられた穴が改良カップリング装置の1以上の層を介して提供され得、この結果装置の回転部の求心作用によりそこから空気が排出される。この点については、本明細書の図12a及び図12bでより理解され得る。図12aは、側面断面視で装置の外側ロータ又は低速ハブ32を示す。これに対し図12bは、装置の内部から平面視でハブのシャフト端部を示す。図12bに示されるように、複数の穴又はチャネル16がハブ32を介して設けられる。各チャネル16は、改良カップリング装置の半径に対してある角度で設けられる。チャネル16の角度及び位置は、装置の回転中に空気がチャンネルを流れるように、選択され得る。図12bに示されるように装置の回転部が反時計方向に回転する際、装置からの排出空気が実質的に時計方向に流れるように、チャネル16の角度位置を選択すべきである。この空気排出により、加熱しやすい電磁極26などの装置の一部を介して及び当該一部を越えて、空気を引く流れが形成される。
半径方向に向けられた穴を提供することに加えて又は代わりに、軸方向に向けられた穴を低速ハブ32のシャフト端部において設けることができ、これにより装置の高速及び低速部の求心運動の効果を活用して空気を排出する。図13a〜図13cは、低速ハブ32のシャフト端部において軸方向に向けられた穴を有する実施形態を示す。これら図に示されるように、複数の穴18が例えば円形パターンでハブ32の外縁に向けて設けられ得る。各穴18は、軸方向への長さを有し、これによりチャネルを規定している。図13b及び図13cに示されるように、好ましくは、これらのチャネルは、装置の回転軸及びシャフトに対してある角度を持って延長すべきである。
また穴が、装置の外側低速ハブ32及び/又は外側ケーシングの周りに設けられ得る。このような穴により、改良カップリング装置の回転運動を介して設定される圧力差を利用して、空気の流れができる。
加えて又は若しくは、冷却流体を、外側装置ケーシング内に設けることができる。つまりこの場合、改良カップリング装置の空気側であり、真空中でフライホイールおよび装置の高速部を収容するチャンバ内ではない。これにより、外側ロータ磁石やステータピン(ポールケージ)などの重要部品をスプラッシュ冷却する。図14は、冷却流体がその上に分散され得る改良冷却装置の一部の一例を示す。スプラッシュ冷却流体は、外側装置ケーシングとの接触を介して及び外側装置ケーシングからの熱の伝導を介して、受動的に冷却することができる。加えて又は若しくは、冷却流体をかかる外側装置ケーシングを通る外部回路を介して循環させることができ、これによりそこから熱を能動的に除去することができる。この構成は、改良カップリング装置が長時間高速で動作させる必要がありその結果余分な熱が発生する場合、有用である。
上述したように、本明細書に記載の実施形態及び態様は、回転フライホイールへ及び回転フライホイールからエネルギーを伝達するため使用され得る。必須ではないが、フライホイールを真空又は低圧領域で動作させることによりそこからのエネルギー損失を低減させるようにすることが好ましい。従って、本明細書に記載されたものなどの磁気カップリングを用いることの主な利点は、磁気カップリングの高速部が低圧又は真空部材チャンバ又はハウジング内にフライホイールと共に収納され得ることであり、これに対してカップリングの低速側が大気圧又は他の圧力で「現実世界」に配置され得ると共に他の物理的部品に接続又は連通され得、この場合これら物理的部品は回転フライホイールからエネルギーを受け取る又は回転フライホイールへエネルギーを送るものである。
実際上、フライホイールの適用はよく知られている。例えば、フライホイールは自動車におけるエネルギー貯蔵及び伝達に使用され得る。一方で、これらフライホイールは、その他の用途においても広く使用され、これにより無駄になってしまうエネルギーを活用するようになされている。例えば、乗客及び貨物リフトやクレーンなどの吊り上げ機で使用される。フライホイールの動作を最適化するために、好ましくは、エネルギーはその伝達中において可能な限り変換されるべきではない。従って、フライホイールと共に回転してエネルギーの回転形態を維持することができる磁気カップリングが、実際上非常に有用である。本明細書に記載されている特定の実施形態及び態様では、その効率性及びエネルギー消費低減特性が強化されることにより、磁気カップリングの特性がさらに向上する。
本明細書に記載されている実施形態及び態様によれば、回転シールの使用は完全に排除され、これにより真空チャンバ140内の真空を維持するための環境管理装置の必要性がなくなる。真空チャンバ内の真空は、無期限にそこで維持され得る。何故ならチャンバが、漏洩の可能性がある回転シールを用いることなく、完全に密封されるからである。関連環境管理装置(例えば、真空ポンプ、潤滑ポンプ、関連の配管作業やシステム、制御システム/電子機器)が除去されるので、フライホイール貯蔵システムの重量及び大きさがさらに低減されると共に、エネルギー貯蔵密度が増加する。さらにこれに伴って、この簡易なシステムの信頼性が増すと共に、コストが低減される。かくして、高効率のフライホイールエネルギー貯蔵装置が提供される。
また回転シールが除去されるので、フライホイールは、シール(回転速度が上がるにつれて劣化する)の劣化度により可能であると思われる速度よりも、速い速度で回転でき、さらにエネルギー貯蔵密度が増加する。シール潤滑流体のせん断に起因する寄生損失(回転シールの必須特徴)も、シールの除去により低減される。
本明細書に記載の改良磁気カップリングは、任意の他の適切な部品と共に使用され得る。例えばクラッチが、カップリングの作動及び作動解除のために提供され得る。1つの考えられる磁気ギアクラッチが、Ricardo UK Limited の名前でGB特許出願番号0920142.7の優先権を主張する国際特許出願に記載されている。またこの書類に記載されているものには、ポールケージを備える代替の極構成がある。そのような代替の極構成は、本明細書に記載されているような磁気カップリングの高速及び低速部と共に用いられ得る。
添付図面及びこれらに付随する説明では、永久磁石を含む磁界生成要素を有する実施形態が概して示されると共に説明されている。これら永久磁石は、使用時、各ハブ又は可動部材に対して固定されている磁界パターンに基づいて及び可動部材の回転によって、移動磁界パターンを生成し、固定カップリング要素が2つの可動部材の間に設けられる。一方で他の実施形態では、第1及び/又は第2の部材における永久磁石アレイは、電磁磁極のアレイのような他の要素でそれぞれ置換され得る。各電磁磁極アレイは、永久磁石のアレイによって生成されたものと実質的に同じ電磁界パターンを生成するように所定の方法で活性化され得る。若しくは、ハブ又は他の部材が中間カップリング要素に対して固定され得ると共に、カップリング要素に対して電磁極のシーケンスにより移動可能となる交流磁界パターンを生成するように電磁極があるシーケンスで活性化され得る。さらに他の実施形態では移動磁界が、部材(又は複数部材)の移動と電磁極の活性化シーケンスとの組み合わせにより生成され得る。
さらに、図では互いに同心でなる第1及び第2の部材による回転例が概して示されているが、これに代えて第1及び第2の部材は互いに並んで提供され得る。第1及び第2の部材の端同士を合わせることも可能である。このように端同士を合わせる場合、中間カップリング要素は湾曲され得る又は互い違い部分へ分割され得ると共に、カップリング要素及び/又は第1及び第2の部材の極も分割され得る。このような構成では、回転軸に沿って分割されるのではなく、それらは半径方向に分割される。
第1及び第2の可動部材の一方又は両方が、平坦な表面を形成するように展開され得る。このような構成は、ラック及びピニオンに類似する、又は互いの上をスライド可能なトラックのペアでありカップリング要素がその間に配置されたものに類似する。そのような構成では、第1及び/又は第2の部材、及び/又はカップリング要素が、移動方向と直交すると共に部材間の表面に平行である方向へ互い違いに配列される。
上述の実施形態の特徴は、任意の組み合わせで使用され得ると共に、フライホイールへの適用以外の用途で使用され得、例えば、任意の磁気ギヤリング又はカップリングに適用される。例えば、改良カップリング装置は、クレーンや乗客及び貨物リフトなどの吊り上げ機で無駄になってしまうエネルギーを活用するために使用され得る。
上述した特徴の結果として、より強く安全で、より軽く、より効率的で効果的なカップリング手段が提供されることが理解されよう。

Claims (49)

  1. フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置であって、
    前記カップリング装置は、その上に配置される1以上の磁石をそれぞれ有する第1及び第2の可動部材を具え、第1の可動部材はフライホイールに結合されるように配置され、第1の可動部材上に配置された第1の磁石の磁気強度は第2の可動部材上に配置された第2の磁石の磁気強度を超えることを特徴とするカップリング装置。
  2. 前記第1及び前記第2の可動部材間に配置される磁束カップリング手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のカップリング装置。
  3. 前記第1の可動部材とそれが結合されるフライホイールとを囲むように配置される膜をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のカップリング装置。
  4. 前記膜は、前記第1の可動部材と真空又は低圧チャンバ内の前記フライホイールを囲むように配置されることを特徴とする請求項3に記載のカップリング装置。
  5. 前記第1の可動部材上に配置された前記第1の磁石は、前記第2の可動部材上に配置された前記第2の磁石よりも大きいことを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  6. 前記第1の可動部材上に配置された前記第1の磁石は、焼結磁石でなることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  7. 前記第2の可動部材上に配置された前記第2の磁石は、ボンド磁石でなることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  8. 前記第1の可動部材上に配置された前記1以上の磁石の複合磁気強度は、前記第2の可動部材上に配置された前記1以上の磁石の複合磁気強度を超えることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  9. 前記第1の可動部材上に配置される1以上の磁石を保持するためのリテーナをさらに備えることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  10. 前記リテーナは、前記第1の可動部材上に配置される前記1以上の磁石の外面周りの巻線からなることを特徴とする請求項9に記載のカップリング装置。
  11. 前記リテーナは、前記第1の可動部材上に配置される前記1以上の磁石の外面上に取り付けられるように配置されるスリーブからなることを特徴とする請求項9に記載のカップリング装置。
  12. 前記スリーブは、プッシュフィットスリーブ又は締り嵌めスリーブでなることを特徴とする請求項11に記載のカップリング装置。
  13. 前記リテーナは、保持材と接着材とから形成されることを特徴とする請求項9乃至12の何れかに記載のカップリング装置。
  14. 前記保持材が、ザイロン(Zylonn)、ケブラー(Kevlar)、カーボン又はガラスの何れかからなることを特徴とする請求項13に記載のカップリング装置。
  15. 前記接着材は、それに限定されないがエポキシ樹脂などの熱硬化性プラスチックからなることを特徴とする請求項13又は14に記載のカップリング装置。
  16. 前記接着材は、さらに1以上の埋め込まれた材料の断片を含むことを特徴とする請求項15に記載のカップリング装置。
  17. 前記1以上の埋め込まれた材料は、それに限定されないが酸化亜鉛や酸化アルミニウムなどの金属酸化物を含むことを特徴とする請求項16に記載のカップリング装置。
  18. 前記第1の可動部材上に配置された前記第1の磁石は、前記第1の可動部材の表面及び/又は前記第1の磁石の外面上に取り付けられるように配置されたリテーナの表面と連結することを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  19. 前記第1の可動部材上に配置された前記第1の磁石及び/又は前記第2の可動部材上に配置された前記第2の磁石は、断面が略台形でなることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  20. 前記膜の表面上に配置される1以上の磁極をさらに備えることを特徴とする請求項3乃至19の何れかに記載のカップリング装置。
  21. 前記膜の表面は、前記1以上の磁極を位置させるための1以上の溝又は凹部を有することを特徴とする請求項20に記載のカップリング装置。
  22. 前記1以上の極は、前記膜の表面と連結するように配置されることを特徴とする請求項21に記載のカップリング装置。
  23. 前記膜の表面における1以上の前記溝又は凹部内で前記1以上の極の位置を維持するための抑制手段をさらに備えることを特徴とする請求項20乃至22の何れかに記載のカップリング装置。
  24. 前記膜は、低い電気伝導率及び低透磁率を有する材料から形成されることを特徴とする請求項3乃至23の何れかに記載のカップリング装置。
  25. 前記膜は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)から形成されることを特徴とする請求項24に記載のカップリング装置。
  26. 前記第2の可動部材の一部とその上に配置された前記1以上の磁石のうちの少なくとも1つとの間に位置されるライナーをさらに備えることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  27. 前記ライナーは、高透磁率及び低電気伝導率を有する材料から形成されることを特徴とする請求項26に記載のカップリング装置。
  28. 前記ライナーは、それに限定されないがSomaloyなどのセラミックから形成されることを特徴とする請求項27に記載のカップリング装置。
  29. 前記ライナーは、前記第2の可動部材の表面に沿って配置される1以上の不連続セクションからなることを特徴とする請求項26乃至28の何れかに記載のカップリング装置。
  30. 前記ライナーのセクションの端が、前記第2の可動部材上に配置される隣接磁石間の隙間にそろえられることを特徴とする請求項29に記載のカップリング装置。
  31. 前記第1及び第2の可動部材は、回転可能であることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  32. 前記第1及び第2の可動部材は共通の回転軸を中心に回転可能であり、前記第2の可動部材は前記第1の可動部材の半径方向外側に設けられ、前記第2の可動部材は比較的低い電気伝導率及び低い透磁率を有する材料から形成されることを特徴とする請求項31に記載のカップリング装置。
  33. 前記第2の可動部材は、PEEK又はガラス繊維から形成されることを特徴とする請求項32に記載のカップリング装置。
  34. 前記第2の可動部材は、第1及び第2のそれぞれの材料から形成された第1及び第2のセクションを含むことを特徴とする請求項32又は33に記載のカップリング装置。
  35. 前記第1及び第2の可動部材を囲むハウジングをさらに備えることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  36. 形成物が前記ハウジングの内面に設けられ、前記形成物は前記カップリング装置の動作中に磁束シールドを提供するように配置されることを特徴とする請求項35に記載のカップリング装置。
  37. 前記形成物は、複数の積層電気鋼、複数のセグメント化電気鋼、絶縁された電気鋼ワイヤー、柔らかい磁気複合物、又はソマロイ(Somaloy)材の何れかからなることを特徴とする請求項36に記載のカップリング装置。
  38. 前記第1及び第2の可動部材は共通の回転軸を中心に回転可能であり、前記第2の可動部材は前記第1の可動部材の半径方向外側に設けられると共にシャフトに対し第1の端部において接続されることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  39. 実質的に前記シャフトの軸方向反対側に、前記第2の可動部材の第2の端部において設けられるエンドプレートをさらに備えることを特徴とする請求項38に記載のカップリング装置。
  40. エアギャップがエンドプレートと前記第2の可動部材の前記第2の端部との間に設けられることを特徴とする請求項39に記載のカップリング装置。
  41. 前記第1及び前記第2の可動部材間にステータをさらに具え、前記ステータの上に、及び/又は前記可動部材のうちの少なくとも1つの上に、装置周りの空気流を高めるための手段が提供されることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  42. 前記装置周りの空気流を高めるための前記手段は、スクロール又は溝を含むことを特徴とする請求項41に記載のカップリング装置。
  43. 前記装置周りの空気流を高めるための前記手段は、少なくとも1つの突起、フィン又はブレードを含むことを特徴とする請求項41又は42に記載のカップリング装置。
  44. 前記装置周りの空気流を高めるための前記手段は、前記ステータを通る及び/又は前記第2の可動部材を通る開口部又はチャネルを含むことを特徴とする請求項1乃至43の何れかに記載のカップリング装置。
  45. 前記装置周りの空気流を高めるための前記手段は、前記カップリング装置の外側部分に適用するための流体を含むことを特徴とする請求項1乃至44の何れかに記載のカップリング装置。
  46. 前記流体は、冷却流体であり、少なくとも第2の可動部材又は前記カップリング装置の固定部分に対して適用されることを特徴とする請求項45に記載のカップリング装置。
  47. 前記第1の可動部材に連結されるフライホイールをさらに備えることを特徴とする先行する請求項の何れかに記載のカップリング装置。
  48. フライホイールへ又はフライホイールからエネルギーを伝達するためのカップリング装置を提供する方法であって、前記方法は、第1及び第2の部材のそれぞれの上に磁石のアレイを配置し、第1の可動部材上に配置された第1の磁石の磁気強度は第2の可動部材上に配置された第2の磁石の磁気強度を超え、前記第1の可動部材に連結されるフライホイールを提供することを備えることを特徴とする方法。
  49. 実質的に本明細書に記載される又は添付図面に示される装置、システム又は方法。
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