JP2013542320A5

JP2013542320A5 -

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Publication number: JP2013542320A5
Application number: JP2013528301A
Authority: JP
Filing date: 2011-09-08
Publication date: 2014-10-23

Claims

(ａ)ケイ素０.１−２.０重量％及びマグネシウム０.１−３.０重量％を含むアルミニウム合金体を、溶体化後冷間加工のために調製する工程であって、
(ｉ)アルミニウム合金体を溶体化処理する溶体化工程を含み、
(ｉｉ)ケイ素及びマグネシウムの少なくとも一種は、アルミニウム合金体におけるアルミニウム以外の主要合金元素であり、
(ｉｉｉ)アルミニウム合金体は、歪み硬化反応及び析出硬化反応の少なくとも１つの反応を促進するための溶質を、少なくとも６０ｋｓｉの引張降伏強さを加工に直角方向で達成するのに十分な量を含んでいる、アルミニウム合金体の調製工程、
(ｂ)調製工程(ａ)の後、アルミニウム合金体に少なくとも５０％の冷間加工を施す冷間加工工程、
(ｃ)冷間加工工程(ｂ)の後、アルミニウム合金体に熱処理を施す熱処理工程、とを含んでおり、
冷間加工工程と熱処理工程は、加工に直角方向の引張降伏強さが少なくとも６０ｋｓｉ、加工に直角方向の伸びが少なくとも約６％を達成できるように行われる、方法。
熱処理工程(ｃ)が行われる間に、アルミニウム合金体をある形状に成形する成形工程を含んでいる請求項１の方法。
溶体化工程(ａ)(ｉ)と冷間加工工程(ｂ)との間では、アルミニウム合金体に対して目的のある熱処理は行われない請求項１の方法。
冷間加工工程(ｂ)は、冷間圧延である請求項１の方法。
冷間加工工程(ｂ)は、アルミニウム合金体を、その実質的最終の形態にまで減厚することを含んでいる請求項１の方法。
冷間加工工程(ｂ)は、アルミニウム合金体を最終厚さに冷間圧延することを含んでいる請求項５の方法。
冷間加工工程(ｂ)は、アルミニウム合金体を、少なくとも６０％の冷間加工することを含んでいる請求項１の方法。
冷間加工工程(ｂ)は、アルミニウム合金体を、少なくとも７０％の冷間加工することを含んでいる請求項１の方法。
熱処理工程(ｃ)は、アルミニウム合金体をその再結晶温度よりも低い温度に維持することを含んでいる請求項１の方法。
圧延又は鍛造されたアルミニウム合金製品であって、
ケイ素０.２５−２.０重量％、マグネシウム０.２５−３.０重量％及び銅０.３５−２.０重量％を含むとともに、所望により亜鉛２.０重量％以下を含み、ケイ素とマグネシウムの少なくとも一種は、前記アルミニウム合金製品におけるアルミニウム以外の主要合金元素であり、
前記アルミニウム合金製品は、ＬＴ方向の伸びが少なくとも８％であり、ＬＴ方向の引張降伏強さが少なくとも５８ｋｓｉであり、大部分が再結晶化されていない、アルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、少なくとも７５％が再結晶化されていない請求項１０のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、少なくとも１０％のＬＴ方向の伸びを達成する請求項１０のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、少なくとも６０ｋｓｉのＬＴ方向の引張降伏強さを達成する請求項１２のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、少なくとも６２ｋｓｉのＬＴ方向の引張降伏強さを達成する請求項１２のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、少なくとも６５ｋｓｉのＬＴ方向の引張降伏強さを達成する請求項１２のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、少なくとも６８ｋｓｉのＬＴ方向の引張降伏強さを達成する請求項１２のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、少なくとも０.５重量％の銅を含んでいる請求項１０のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、０.３５〜２.０重量％の亜鉛を含んでいる請求項１７のアルミニウム合金製品。
前記アルミニウム合金製品は、自動車用部品であり、該自動車用部品は、ホィール、ボンネットパネル、フェンダーパネル、ドアパネル、ルーフパネル、トランク蓋パネル、ホワイトボディピラー及びホワイトボディ補強材からなる群から選択される請求項１０乃至１８の何れかのアルミニウム合金製品。