JP2013538857A5 - - Google Patents
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Description
本発明の他の局面および実施形態は、本明細書中に開示される。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの結晶性シュウ酸塩であって;該結晶性シュウ酸塩は:
(a)11.66±0.20、15.75±0.20、19.55±0.20、23.00±0.20、および23.45±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられるイソプロパノール溶媒和物;ならびに
(b)15.32±0.20、16.90±0.20、19.25±0.20、および23.73±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる水和物
から選択される、結晶性シュウ酸塩。
(項目2)
前記結晶性シュウ酸塩は、11.66±0.20、15.75±0.20、19.55±0.20、23.00±0.20、および23.45±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられるイソプロパノール溶媒和物である、項目1に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目3)
前記結晶性シュウ酸塩は、ピーク位置が図1に示されるパターンのピーク位置に実質的に一致する粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、項目2に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目4)
前記結晶性シュウ酸塩は、約162℃〜約164℃の範囲に及ぶ融点によって特徴付けられる、項目2に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目5)
前記結晶性シュウ酸塩は、図2に示されるものに実質的に一致する示差走査熱分析トレースによって特徴付けられる、項目2に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目6)
前記結晶性シュウ酸塩は、15.32±0.20、16.90±0.20、19.25±0.20、および23.73±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる水和物である、項目1に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目7)
前記結晶性シュウ酸塩は、ピーク位置が図3に示されるパターンのピーク位置に実質的に一致する粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、項目6に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目8)
前記結晶性シュウ酸塩は、約162℃〜約164℃の範囲に及ぶ融点によって特徴付けられる、項目6に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目9)
前記結晶性シュウ酸塩は、図4に示されるものに実質的に一致する示差走査熱分析トレースによって特徴付けられる、項目6に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目10)
薬学的組成物であって、該薬学的組成物は:
(a)項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;および
(b)薬学的に受容可能なキャリア
を含む、薬学的組成物。
(項目11)
薬学的組成物であって、該薬学的組成物は:
(a)項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;
(b)ステロイド性抗炎症剤、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;および
(b)薬学的に受容可能なキャリア
を含む、薬学的組成物。
(項目12)
肺の障害を処置する方法であって、該方法は、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を患者に投与する工程を含む、方法。
(項目13)
肺の障害を処置する方法であって、該方法は、(a)項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;および(b)ステロイド性抗炎症剤、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法。
(項目14)
前記肺の障害は、慢性閉塞性肺疾患または喘息である、項目12または13に記載の方法。
(項目15)
哺乳動物において気管支拡張をもたらす方法であって、該方法は、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を吸入によって該哺乳動物に投与する工程を含む、方法。
(項目16)
治療において使用するための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目17)
肺の障害の処置において使用するための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目18)
慢性閉塞性肺疾患または喘息の処置において使用するための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目19)
医薬の製造のための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩の使用。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの結晶性シュウ酸塩であって;該結晶性シュウ酸塩は:
(a)11.66±0.20、15.75±0.20、19.55±0.20、23.00±0.20、および23.45±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられるイソプロパノール溶媒和物;ならびに
(b)15.32±0.20、16.90±0.20、19.25±0.20、および23.73±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる水和物
から選択される、結晶性シュウ酸塩。
(項目2)
前記結晶性シュウ酸塩は、11.66±0.20、15.75±0.20、19.55±0.20、23.00±0.20、および23.45±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられるイソプロパノール溶媒和物である、項目1に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目3)
前記結晶性シュウ酸塩は、ピーク位置が図1に示されるパターンのピーク位置に実質的に一致する粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、項目2に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目4)
前記結晶性シュウ酸塩は、約162℃〜約164℃の範囲に及ぶ融点によって特徴付けられる、項目2に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目5)
前記結晶性シュウ酸塩は、図2に示されるものに実質的に一致する示差走査熱分析トレースによって特徴付けられる、項目2に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目6)
前記結晶性シュウ酸塩は、15.32±0.20、16.90±0.20、19.25±0.20、および23.73±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる水和物である、項目1に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目7)
前記結晶性シュウ酸塩は、ピーク位置が図3に示されるパターンのピーク位置に実質的に一致する粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、項目6に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目8)
前記結晶性シュウ酸塩は、約162℃〜約164℃の範囲に及ぶ融点によって特徴付けられる、項目6に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目9)
前記結晶性シュウ酸塩は、図4に示されるものに実質的に一致する示差走査熱分析トレースによって特徴付けられる、項目6に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目10)
薬学的組成物であって、該薬学的組成物は:
(a)項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;および
(b)薬学的に受容可能なキャリア
を含む、薬学的組成物。
(項目11)
薬学的組成物であって、該薬学的組成物は:
(a)項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;
(b)ステロイド性抗炎症剤、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;および
(b)薬学的に受容可能なキャリア
を含む、薬学的組成物。
(項目12)
肺の障害を処置する方法であって、該方法は、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を患者に投与する工程を含む、方法。
(項目13)
肺の障害を処置する方法であって、該方法は、(a)項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;および(b)ステロイド性抗炎症剤、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物を患者に投与する工程を含む、方法。
(項目14)
前記肺の障害は、慢性閉塞性肺疾患または喘息である、項目12または13に記載の方法。
(項目15)
哺乳動物において気管支拡張をもたらす方法であって、該方法は、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を吸入によって該哺乳動物に投与する工程を含む、方法。
(項目16)
治療において使用するための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目17)
肺の障害の処置において使用するための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目18)
慢性閉塞性肺疾患または喘息の処置において使用するための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩。
(項目19)
医薬の製造のための、項目1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩の使用。
Claims (19)
- ビフェニル−2−イルカルバミン酸1−(2−{[4−(4−{[(R)−2−ヒドロキシ−2−(8−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロキノリン−5−イル)エチルアミノ]メチル}−フェニルカルバモイル)ブチル]メチルカルバモイル}エチル)ピペリジン−4−イルエステルの結晶性シュウ酸塩であって;該結晶性シュウ酸塩は:
(a)11.66±0.20、15.75±0.20、19.55±0.20、23.00±0.20、および23.45±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられるイソプロパノール溶媒和物;ならびに
(b)15.32±0.20、16.90±0.20、19.25±0.20、および23.73±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる水和物
から選択される、結晶性シュウ酸塩。 - 前記結晶性シュウ酸塩は、11.66±0.20、15.75±0.20、19.55±0.20、23.00±0.20、および23.45±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられるイソプロパノール溶媒和物である、請求項1に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 前記結晶性シュウ酸塩は、ピーク位置が図1に示されるパターンのピーク位置に実質的に一致する粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、請求項2に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 前記結晶性シュウ酸塩は、約162℃〜約164℃の範囲に及ぶ融点によって特徴付けられる、請求項2に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 前記結晶性シュウ酸塩は、図2に示されるものに実質的に一致する示差走査熱分析トレースによって特徴付けられる、請求項2に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 前記結晶性シュウ酸塩は、15.32±0.20、16.90±0.20、19.25±0.20、および23.73±0.20の2θ値における回折ピークを含む粉末X線回折パターンによって特徴付けられる水和物である、請求項1に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 前記結晶性シュウ酸塩は、ピーク位置が図3に示されるパターンのピーク位置に実質的に一致する粉末X線回折パターンによって特徴付けられる、請求項6に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 前記結晶性シュウ酸塩は、約162℃〜約164℃の範囲に及ぶ融点によって特徴付けられる、請求項6に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 前記結晶性シュウ酸塩は、図4に示されるものに実質的に一致する示差走査熱分析トレースによって特徴付けられる、請求項6に記載の結晶性シュウ酸塩。
- 薬学的組成物であって、該薬学的組成物は:
(a)請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;および
(b)薬学的に受容可能なキャリア
を含む、薬学的組成物。 - 薬学的組成物であって、該薬学的組成物は:
(a)請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;
(b)ステロイド性抗炎症剤、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物;および
(c)薬学的に受容可能なキャリア
を含む、薬学的組成物。 - 肺の障害を処置するための組成物であって、該組成物は、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を含む、組成物。
- 肺の障害を処置するための組成物であって、該組成物は、(a)請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩;および(b)ステロイド性抗炎症剤、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物を含む、組成物。
- 前記肺の障害は、慢性閉塞性肺疾患または喘息である、請求項12または13に記載の組成物。
- 哺乳動物において気管支拡張をもたらすための組成物であって、該組成物は、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を含み、該組成物は、吸入によって該哺乳動物に投与されることを特徴とする、組成物。
- 治療において使用するための、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を含む組成物。
- 肺の障害の処置において使用するための、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を含む組成物。
- 慢性閉塞性肺疾患または喘息の処置において使用するための、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩を含む組成物。
- 医薬の製造のための、請求項1〜9のうちのいずれか1項に記載の結晶性シュウ酸塩の使用。
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