JP2013527297A5 - - Google Patents

Description

ＬＤＰＥは、０．９２９ｇ／ｃｍ³および１１５℃の融点の低密度ポリエチレンをいう。
以下に、本発明の好ましい態様を示す。
［１］ ａ）５８から９６．８重量パーセントの１種または複数種のコポリエステル熱可塑性エラストマー；
ｂ）３から４０重量パーセントのポリフェニレンエーテル；
ｃ）０．１から６重量％のアイオノマー；および
ｄ）式Ｅ／Ｘ／Ｙ
［式中：
Ｅは、エチレンから形成される基であり；
Ｘは、
ＣＨ₂＝ＣＨ（Ｒ¹）−Ｃ（Ｏ）−ＯＲ²
（式中、Ｒ¹は、Ｈ、ＣＨ₃またはＣ₂Ｈ₅であり、Ｒ²は、１〜８個の炭素原子を有するアルキル基である）から形成される基；ビニルアセテート；およびこれらの混合物からなる群から選択され；ここで、Ｘは、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマーの０から５０重量％を構成し；
Ｙは、グリシジル（メタ）アクリレートから形成される基である］
のエチレンコポリマーからなる群から選択される０．１から８重量パーセントのポリマー強化剤
を含む溶融混合ブレンドを含む組成物であって、
前記組成物は、マイナス１００℃とプラス１５０℃の間で低温ガラス転移を有する組成物。
［２］ 前記アイオノマーが、３０から９０モル％の中和率を有するナトリウムアイオノマーである、［１］に記載の組成物。
［３］ 前記アイオノマーとポリマー強化剤の比が、０．２５：１から１０：１である、［１］に記載の組成物。
［４］ １３５．３５ｍｍの長さ、１２．８９ｍｍの幅および３．２３ｍｍの深さを有する型穴中で成形され、６０ｍｍの長さに切断された射出成形試験片が、１から２０Ｈｚから選択される周波数範囲にわたって、ＩＳＯ６７２１−５に従う動的機械分析で測定される際に、２３℃での曲げ貯蔵弾性率（Ｅ’₂₃）と比較して、１４０℃で少なくとも２０％の曲げ貯蔵弾性率（Ｅ’₁₄₀）の保持率を有する、［１］に記載の組成物。
［５］ ２ｍｍの穴あけを有しないことを除いてＡＳＴＭ Ｄ８１３で規定されるとおりに調製された圧縮成形試験片が、１００℃の試験温度でＡＳＴＭ Ｄ８１３に従って２００，０００サイクルの屈曲後に３つの試験片の平均で２０ｍｍ以下の合計クラック長さを示す、［１］に記載の組成物。
［６］ １Ｈｚの周波数および２℃／分の温度走査速度でＩＳＯ法６７２１−５に従う動的機械分析で測定される際に；前記１つまたは複数の低温ガラス転移の最大が、マイナス２５℃以下である、［１］に記載の組成物。
［７］ 前記コポリエステル熱可塑性エラストマーが、ＩＳＯ法８６８で測定される際に、５５Ｄ以下のデュロメータ硬さを有する、［１］に記載の組成物。
［８］ １０ｋｇの重量下２３０℃の温度で国際標準ＩＳＯ１１３３：１９９７（Ｅ）の方法で測定される際に１．０以上のメルトフローレートを有する、［１］に記載の組成物。
［９］ ［１］に記載の組成物を含む成形物品。
［１０］ 自動車ドライブシャフトアクセル用途で使用されるＣＶＪブーツ、プロペラシャフトジョイントブーツ、および自動車車両においてジョイント、リンク装置、またはギアを封止するために使用される他の複雑なブーツからなる群から選択される、［９］に記載の成形物品。

Claims (2)

1. ａ）５８から９６．８重量パーセントの１種または複数種のコポリエステル熱可塑性エラストマー；
   ｂ）３から４０重量パーセントのポリフェニレンエーテル；
   ｃ）０．１から６重量％のアイオノマー；および
   ｄ）式Ｅ／Ｘ／Ｙ
   ［式中：
   Ｅは、エチレンから形成される基であり；
   Ｘは、
   ＣＨ₂＝ＣＨ（Ｒ¹）−Ｃ（Ｏ）−ＯＲ²
   （式中、Ｒ¹は、Ｈ、ＣＨ₃またはＣ₂Ｈ₅であり、Ｒ²は、１〜８個の炭素原子を有するアルキル基である）から形成される基；ビニルアセテート；およびこれらの混合物からなる群から選択され；ここで、Ｘは、Ｅ／Ｘ／Ｙコポリマーの０から５０重量％を構成し；
   Ｙは、グリシジル（メタ）アクリレートから形成される基である］
   のエチレンコポリマーからなる群から選択される０．１から８重量パーセントのポリマー強化剤
   を含む溶融混合ブレンドを含む組成物であって、
   前記組成物は、マイナス１００℃とプラス１５０℃の間で低温ガラス転移を有する組成物。
2. 請求項１に記載の組成物を含む成形物品。