JP2013526696A - 建物占有者の熱的快適性のカスタマイズ制御 - Google Patents

建物占有者の熱的快適性のカスタマイズ制御 Download PDF

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Abstract

暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御する方法であって、
(ステップ12)建物の少なくとも1つの領域に存在する少なくとも1名の占有者について、met値および/またはclo値のような前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータに基づき、理論熱的快適性パラメータ(PMValgo)を計算し、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御して、前記理論熱的快適性パラメータが満足のいく快適性レベルに対応する規定の熱的快適範囲に向かって収束するようにするステップ、
(ステップ17)前記占有者の実際の温度感覚が不満足である場合、前記占有者に固有のパラメータのうち少なくとも1つを訂正するステップ、
を有することを特徴とする制御方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御する方法、並びに、その方法を採用した暖房および/または換気および/または空調システムに関する。また、上記方法を実装したソフトウェアを格納した記憶媒体に関する。さらには、上記HVACシステムを搭載した建物に関する。
暖房/換気/空調(HVAC)システムを制御するために最も広範に用いられている方法においては一般に、「占有者」と呼ばれる人が占有している閉空間内に存在する空気の温度を、メイン制御パラメータとして利用する。この制御方法において、管理者または占有者はHAVCシステムに要求する温度と風速の設定値を決定し、HVACシステムはその設定値を実現するように制御される。上記のような制御方法は、建物の占有者の快適さに関する満足度が非常に低いことが分かっている。
このような広範に用いられている方法を改善するため、より高度な制御方法は、さらに複雑なアプローチに基づいてHVACシステムを制御する。このアプローチは、建物の占有者に特有な2つのパラメータを考慮に入れる。1つ目はmet値(新陳代謝率)であり、人体の熱生成を表す(1met=58W/m)。2つ目はclo値であり、衣服の熱絶縁量を表す(1clo=0.155K・m/W)。このアプローチは一般に、いわゆるFanger温度感覚モデルを用い、占有者の理論的な快適指数を計算する。この快適指数は予測平均温冷感(PMV)として知られており、4つの環境パラメータ、すなわち、内部空気の温度(Ta)、風速(Va)、平均放射温度(Tr)、相対湿度(RH)と、上記占有者に固有の2パラメータ、すなわち、met値(新陳代謝率)とclo値に基づいている。このより洗練されたアプローチにより、建物の占有者にとって重要な熱現象をより考慮に入れることができる。これは特に、占有者に固有のパラメータおよび占有者の温度感覚に影響する環境パラメータセットを考慮に入れることによる。
しかし、上記2番目のアプローチに基づくシステムであっても、以下のような複数の課題を有している:
・同システムは、全ての占有者が同じ熱快適性を感じるとみなされる、所与の建物領域についての平均値を用いている;
・同システムは、占有者に固有なパラメータについて、簡略化された粗い仮定に基づいている。この仮定においては、同じ熱領域の全ての占有者について同じ固定値が選択されるが、これは季節にともなって変化する可能性がある。この方法の適用においては、個人毎に固有の体型、衣服、新陳代謝サイクルを無視しており、個々の占有者による温度感覚の違いを考慮に入れていない。快適水準が全員に強制され、自身にとってカスタマイズされた快適指標を有している者はいない;
・同システムは、各熱領域において2人以上の占有者が存在することおよび各占有者の感覚(個人毎に異なる)を常に考慮に入れているわけではない;
・同システムは、線形快適指標を用いている。これは、例えば米国特許第5170935号におけるインデックスVのように、固定パラメータ(met;clo)の仮定に基づいている;
・同システムは、アルゴリズムによって計算した温度感覚が占有者の実際の温度感覚に近づくように意図された複雑な最適化計算を実装するため、コスト高なコンピュータリソースを必要とする。これは、米国特許第5170935号に記載されている技術手法のように、定期的に長時間の較正ステップを必要とする場合がある。
したがって、本発明の全体的な目的は、上述した課題の一部または全部を除去するHVACシステムの制御について拡張した技術手法を提案することである。
より正確には、本発明の目的は、以下の目的の一部または全部を実現することである。
本発明の第1目的は、同じ建物の各熱領域における異なる占有者の快適指標を考慮したHVACシステムを制御する技術手法を提案することである。
本発明の第2目的は、建物の占有者数によらず、非常に複雑でコスト高なコンピュータ手段を必要としないHVACシステムを制御する技術手法を提案することである。
これを実現するため、本発明は、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御する方法であって、
・建物の少なくとも1つの領域に存在する少なくとも1名の占有者について、met値および/またはclo値のような前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータに基づき、理論熱的快適性パラメータ(PMValgo)を計算し、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御して、前記理論熱的快適性パラメータが満足のいく快適性レベルに対応する規定の熱的快適範囲に向かって収束するようにするステップ、
・前記占有者の実際の温度感覚が不満足である場合、前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータを訂正するステップ、
を有する。
上記訂正においては、前記占有者に固有の1以上のパラメータのみを訂正し、計算におけるその他の要素は変更しない。
本発明はまた、上記暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムの制御方法を実行するコンピュータプログラムを格納した記憶媒体に関する。
本発明はさらに、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムであって、
暖房および/または空調デバイスおよび/または換気デバイス、
少なくとも1つの環境パラメータを測定する1以上のセンサ、
少なくとも1つの計算された設定値の関数として前記HVACシステムの動作条件を変更することができるアクチュエータを有する制御手段、
を備え、
少なくとも1名の占有者の実温度感覚を考慮に入れる手段、および、上記制御方法を実装する手段を備える、
暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムに関する。
本発明はさらに、上記制御方法を採用した、暖房および/または換気および/または空調システムに関する。
本発明はさらに、建物の占有者の実温度感覚を入力する手段を備えた、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムのマン−マシンインターフェースに関する。
上記マシンインターフェースは、3つの「暑い」レベルと3つの「寒い」レベルを含む6つの温度感覚レベルを入力する機会を提供し、および/または、占有者の快適性を改善する少なくとも1つの提案を表示し、および/または、環境パラメータ値を表示し、および/または、理論快適性パラメータ値を表示し、および/または、エネルギー消費を表示し、および/または、前記HVACシステムの安定状態または過渡状態を表示する。
本発明は、特に特許請求の範囲によって定義される。
本発明の目的、特徴、利点は、添付する図面とともに、以下の非限定的な特定の実施形態の詳細説明において明らかになるであろう。
本発明の1実施形態に係るHVACシステムを含む建物の熱領域を図式的に示す。 本発明の実施形態に係るHVACシステムのマン−マシンインターフェース(MMI)を表す。 本発明の実施形態に係るHVACシステム制御方法が採用するアルゴリズムを図式的に表す。 本発明の実施形態について、ある冬の日における環境パラメータの経時変化を表す。1つは占有者の実際のPMV、もう1つは当該占有者についてアルゴリズムが計算したPMVである。 本発明の実施形態について、図4の時刻t1に対応して、MMIを介して占有者が操作した際のパラメータの変化をグラフ(PMV、Ta)で詳細に表す。
開示する本発明の実施形態は、HVACシステムを定義する。同HVACシステムは、暖房および空調システム3と連結した個々の換気システム2(暖房および空調システム3は、分離することもできる)を備える。換気システム2は、第3次建物1に適しており、より一般的には、例えば乗物、住居などの任意の閉空間に適している。暖房/換気/空調(HVAC)システムの動作は、温度(Ta)および風速(Va)などのような制御パラメータに基づきハードウェアおよび/またはソフトウェアを基礎とする装置によって制御され、図示しない熱アクチュエータおよび/または気流アクチュエータを動作させ、暖房、換気、および空調システムの選択された動作を規定する。同装置は、コンピュータ手段7に接続された測定センサ6を備える。コンピュータ手段7は、後述するHVACシステム制御方法の動作を実装している。
本発明の重要な特徴によれば、HVACシステムはさらに、占有者4が操作する手段を介して、占有者の実際の温度感覚を考慮に入れる手段を備える。特定の実施形態において、これら手段は、建物の各占有者4個人用のマン−マシンインターフェース5に基づいている。これは規定の複数選択肢から各占有者が体感している温度感覚を入力する手段によって構成されており、その結果はコンピュータ手段7に送信されて考慮される。
図2は、マン−マシンインターフェース(MMI)5の例を表す。同インターフェースは、制御ボタンとスクリーンを備えた筐体の形態になっている。スクリーンは、環境パラメータ、エネルギー消費、およびHVACシステムを制御することによって実現された占有者の熱的快適性の評価などの情報を表示するためのものである。マン−マシンインターフェース5は、占有者4に対し、要求する快適性に対応する値を中央値として分散した6つの温度感覚の選択肢を提示する。占有者は、暑い、とても暑い、非常に暑い、または涼しい、寒い、非常に寒い、という温度感覚を示すことができる。マン−マシンインターフェース5により、占有者は上述の6つの選択肢を提示する6つの制御ボタン8を押下するのみで、これらを入力することができる。これに代えて、マン−マシンインターフェースは、タッチ感応スクリーンまたはコンピュータ上もしくは電話機などの携帯物上のアプリケーションの形態を取ることもできる。占有者は熱的快適性に満足している場合は何もしないことに留意されたい。
特定の実施形態において、占有者の熱的快適性を制御する方法は、上述のFangerモデルに基づく。このモデルは、快適性指標(PMV)に対応する7レベルの温度感覚とその熱的快適性による予測不満率(PPD)を定義する。
Figure 2013526696
いわゆる平常温度感覚は、熱的快適性指標PMVがゼロとなり、最適な快適性に対応する。
[−0.5;+0.5]の範囲内のPMVは、ISO7730において定義されている熱的快適性のクラスBに対応し、熱的快適性に不満な者は最大10%である。この快適性範囲は、一般に推奨されるものであり、制御アルゴリズムの目標である。ISO7730規格が定義しているか否かによらず、その他の快適性範囲も同様に想定することができる。
したがって、本発明の実施形態に係るHVACシステムは、Fangerモデルによって定義されるように、平常値周辺の6つの温度感覚に対応する6つの制御ボタンを備えたマン−マシンインターフェース5を使用する。もちろん、占有者の温度感覚を定量化できるその他の選択肢も、これに代えて想定することができる。
本発明は、上述のHVACシステムを制御する方法に関し、したがって建物の各占有者の実際の温度感覚を考慮に入れる。実際の温度感覚は、占有者が直接的に感じたものとして定義され、占有者が定量的に評価でき、実際の温度感覚から直接的に推測される熱的快適性と対応付けることができる。このHVACシステムの制御方法は、理論快適性パラメータの計算に基づいており、実際に体感する理論快適性にできる限り近づけ、適切で効果的なHVACシステムの制御方法を得ることを目的とする。
この目的を達成するため、本制御方法は、占有者に固有のパラメータ値、すなわちmet値(新陳代謝率)とclo値を用いる。これら値は規定の仮定に基づき初期化される。これら初期値は、季節、室内の行動タイプ、占有者の習慣、などに依拠する場合がある。ただし、本発明の概念によれば、占有者がMMIのボタンを操作することにより、実温度感覚が目標とする平常値から逸脱していることを示唆した場合、占有者に固有の少なくとも1つのパラメータが変更または修正される。
図3は、本発明の実施形態に係る建物のHVACシステムの制御方法が採用するアルゴリズムを表す。同アルゴリズムは、建物の各占有者に対して適用される。建物は占有者毎の熱領域に分離される。これら建物の各熱領域は、個々の部屋、またはそれぞれ内部温度の制御端末を有する同じ空間内の異なる領域に対応する。後者の例としては、オープンスペース型のパーティションで区切られていないオフィスがある。
1番目のステップ10において、占有者に固有の2つのパラメータ、met値とclo値が、選択した計算モデルに基づき、上述のように規定値に初期化される。この初期値は、占有者、季節、などに依拠する場合がある。
2番目のステップ11において、Fangerモデルにおいて用いられる占有者の高さにおける内部環境を表す4つのパラメータ、すなわち、内部空気温度Ta、平均放射温度Tr、占有者の高さにおける風速Va、および相対湿度RHが、熱領域において測定されるか、または計算モデルによって推測される。これを実現するため、HVACシステムは建物の各制御領域内に配置された1以上の適当なセンサ6を備える。取得された測定結果は、オプションで計算モデルによって訂正することもできる。
3番目のステップ12において、占有者に関連付けられた熱的快適性パラメータPMVが、従来のFangerモデルによって定義される態様で、上述のように、占有者に固有の2つのパラメータおよび4つの環境パラメータに基づいて計算される。したがってこの熱的快適性パラメータは、理論上の快適性パラメータであり、以下ではこれをPMValgoと記載する。この値は建物の各占有者について計算される。
4番目のステップ13において、制御部は、建物の各領域についてHVACシステムの設定値(Ta_set;Va_set)を計算し、各占有者に関連付けられたPMValgoが最小のエネルギー消費で上述のように定義された快適性範囲へ向かって収束するようにする。制御部が計算するTa_setは、同じ熱領域内の全占有者について共通である。一方でVa_setは、個々の換気システムの場合においては、各占有者について異なる場合がある。これを実現するため、本方法は、HVACシステムの動作を変更する種々のアクチュエータの動作によって関心領域の環境パラメータ値を変更して設定値に向かって収束させることができる、既知の制御プロセスを使用する。
5番目のステップ14において、制御部は、熱領域の環境条件が安定状態に達したか否かを検証する。すなわち、制御メカニズムによって規定の設定値に収束したか否かである。この過渡フェーズの収束時間は、システムの時定数に対応する。この時間の間、HVACシステムは過渡状態にあり、これはマン−マシンインターフェース上に表示する「処理中」のようなメッセージによって示すことができる。上記状態は、占有者に対し、環境条件が変化していること、および、現在不快感を体感しているとしてもシステムを操作せず我慢すべきであることを示す。
上述の収束が終了すると、HVACシステムは過渡状態を抜けて安定状態に達する。この状況において、占有者は6番目のステップ15で、上述のマン−マシンインターフェース5を介して、熱的快適性が不満であることを示す場合がある。これは制御方法の熱的快適性入力パラメータPMVmmiに反映される。この値は、先に計算された理論快適性指標PMValgoとは異なり、占有者の実際の熱的快適性の推測値に対応する。したがって、適切な語句ではないが、実熱的快適性パラメータと呼ぶ。
占有者が快適性レベルに満足している場合、制御方法はステップ11〜14を所定の周期で繰り返す。快適性が不満であることを占有者が示唆した場合、制御方法は以下のステップを実行する。
7番目のステップ16は、先に計算した理論快適性パラメータPMValgoと、占有者の実際の温度感覚を表す実快適性パラメータPMVmmiとの間の誤差を計算するステップを有する。
8番目のステップ17において、HVACシステムは、先の誤差が、占有者に固有のパラメータに応じて作成された検証できない仮定に関するエラーから生じたと考え、そのパラメータのうち少なくとも1つの訂正計算を実施して、Fangerモデルによる熱的快適性パラメータPMValgoが、3番目のステップ12で実行したように、占有者の実際の快適性に合致した理論熱的快適性パラメータPMValgoの計算結果を提供できるようにする。すなわち、PMValgo=PMVmmiである。その後に温度および/または風速が変化して快適範囲に戻ったとしても、PMValgoと占有者が体感するPMVは継続的に一致させる。
特定の実施形態において、制御方法は、met値パラメータのみを新たな値met*に変更する。この値は結果として生じるmet値であり、clo値は変更しないままである。新陳代謝率パラメータは、調整個人パラメータとして選択される。met値は特に占有者に依拠し、人物、年齢、性別、肥満度、身長、健康度、などによって大きく変わるのに対し、clo値は占有者よりも季節と天候にリンクしているからである。ただし本方法は、cloパラメータのみを変更するか、あるいはmet値とclo値のみを変更することによって実装することもできる。全ての場合において、アルゴリズムが考慮する占有者に固有の新たなパラメータ(本実施形態においてはmet*とclo)は、占有者固有の実際のパラメータとは異なるであろうが、これら調整パラメータによりPMValgo=PMVmmiを実現することができ、その後に温度および/または風速が変化して快適範囲に戻ってもPMValgoと占有者が体感する快適性PMVを良好に一致させることができる。
新たな新陳代謝率値met*は、以下の等差級数を用いた繰り返し手法によって取得される。metp+1=met+p、初期値metは占有者がMMIを起動する前に存在する値に対応し、pはステップに対応し、その符号は、PMVがmetの増加関数であるという事実を考慮している。例えば、p=0.01*sign(PMVmmi−PMValgo(met))である。各ステップにおいて、熱的快適性の新たな値PMValgo(met)が取得される。この繰り返しプロセスは、熱的快適性値PMValgo≒PMVmmiに達するまで継続する。この値に達すると、新たな新陳代謝率値met*が固定され、以下の対応関係が取得される。PMValgo=PMVmmi=PMV(met*)。
本発明の実施形態において、HVACシステムは、9番目のステップ18を採用する。本ステップは、占有者による過剰な要求を検出するステップを有する。これを実現するため、本ステップは占有者固有の新たなパラメータが所定の妥当な範囲内に収まっているか否かを検証する。したがって、新たな新陳代謝率met*が規定範囲[metlow;methigh]を超えた場合、占有者が要求していることは過剰であると考えられる。これはマン−マシンインターフェースを介して通知される。制御方法は、従前の新陳代謝率値metを維持する。それ以外であれば新たな値met*は従前の値を置き換える。さらに、過剰要求が発生したとき、自動システムを生成してマン−マシンインターフェースを介し占有者に提示することもできる。この提示は、占有者の衣服に関連するものとすることができる。例えば、衣服を脱ぎ、またはジャケットを着るように提案することが挙げられる。この提示は、エネルギー消費に関する警告を含むこともできる。上記のような過剰要求の場合において、行動するのは占有者の責任であり、制御方法はパラメータを変更しない。
本ステップの最後において、HVACシステム制御方法は、2番目のステップ11から開始する上記ステップを繰り返す。新陳代謝率値metが変化した場合は、理論快適性指標PMValgoも変化し、本方法はシステムを制御してその初期安定状態を変更し、理論熱的快適性パラメータを所定の快適性範囲に戻す。
上述の制御方法のステップと並行して、制御方法は、上述のように建物の各占有者についての繰り返しステップを採用する。したがって、不快である場合、上述のようにシステムが安定状態に達したとき、占有者はステップ22の間、マン−マシンインターフェースを介してHVACシステムの制御に関与することができる。その後、ステップ22におけるHVACシステムの制御に対する占有者の操作に続いて、ステップ23において過剰要求ケースの場合における提案を提示することができる。これを実施しない場合、HVACシステムは占有者の実際の温度感覚を考慮に入れて動作を変更し、熱的快適性が占有者を満足させる新たな安定状態に向かって収束する。
上述の制御方法は、例示したものである。同方法は、本発明の概念から逸脱することなく、建物の一部領域またはその一部の占有者のみに適用することができる。さらに同方法は、暖房および空調デバイスと個々の換気デバイスを備えるシステムに適用される。これは最適な個人毎の快適性を得るのに効果的である。ただし本方法は、例えば暖房デバイスまたは空調デバイスを備えていない、夏専用または冬専用のシステムに適用することもできる。同様に、簡易化されたバージョンにおいて、本方法は、換気デバイスを制御することなく、またはこれに代えて換気デバイスのみを制御するように実装することができる。さらに本発明は、例えば温度のような少なくとも1つのパラメータが設定値に基づき制御される任意の熱システム上に実装することができる。
さらに、本発明に係る制御方法は、Fanger熱モデルに適用することによって説明した。本方法は、同モデルの任意の変形例、あるいは、建物の占有者固有の少なくとも1つのパラメータを使用して占有者の快適性を推測するパラメータを計算するその他任意のモデルに対して適用することができる。したがって、Fangerモデルを適用する際に多くの簡易化が可能である。例えば、PMVに対する相対湿度の影響が、快適温度(参照:ISO7730)近傍の温度において低い場合、その値が相対湿度[30%,70%]について推奨快適性範囲内を維持すると仮定すると、その値は一定値(例えば50%)であるとみなすことができる。風速は一般に、PMV/PPDモデルの妥当性範囲内を維持して局所的な不快をもたらす隙間風を防止するため、最大1m/sである必要がある。
したがって、本発明は以下の熱システム制御方法の2つのステップによって表される概念に依拠する。
ステップ12:建物の少なくとも1つの領域における1少なくとも1名の占有者について、少なくとも1つの占有者固有のパラメータに基づき、理論熱的快適性パラメータPMValgoを計算する。占有者固有のパラメータは、例えば新陳代謝率および/またはclo値である。さらに、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御し、理論熱的快適性パラメータが快適性の満足なレベルに対応する規定の快適性範囲に向かって収束するようにする。
ステップ17:占有者の実際の温度感覚が不満である場合、占有者固有の少なくとも1つのパラメータを訂正する。
2番目のステップ17は、その他の計算パラメータを変更することなく、またはどのように考慮に入れられるかによらず、占有者固有のパラメータのみを訂正するものであると理解することができる。
上述の制御方法により、同じ領域に存在する複数の占有者について理論熱的快適性パラメータ(PMValgo)を計算し、当該領域の少なくとも1名の占有者について訂正ステップを実行することができる。
図4と5は、冬季(換気システムはOFFになっている)における上述のHVACシステム制御方法の実施形態を示す。占有者は、2つの固有パラメータmetrealとcloreal(これらは制御アルゴリズムにとって未知である)および温度感覚PMVrealによって特徴付けられる。
図4において、曲線30、31はそれぞれ、理論温度感覚PMValgoと占有者の実温度感覚PMVreal(ともにグラフの可読性を高めるため10倍している)の経時変化を表す。これら2つの指標は、占有者がいない期間においてはゼロである。すなわち、t<t0の朝とt>t2の夕方である。曲線32、33、34はそれぞれ、空気温度Ta、部屋内の平均放射温度Tr、および外部温度Textの経時変化を表す。
占有者は、t=t0の朝においてオフィスに到着する。占有者が到着した時の熱的快適性を満足させるため、HVACシステムはその30分前に起動される。ただしt=t1までは、占有者の温度感覚PMVreal≒−0.9であり、制御アルゴリズムは快適範囲の温度感覚PMValgo≒0を計算する。このミスマッチは、占有者固有の実パラメータ(metreal;cloreal)と制御部にプログラムされたパラメータ(met;clo)の間の差分によって説明される。
t=t1において、占有者はMMIを介してPMVmmi=−1に対応する「寒い」ボタンを押下することにより、温度感覚に関する感触を示唆する。システムは速やかに反応し、部屋内の温度はより高い値に向かって上昇し、占有者がt=t2の夕方において部屋を出るまで、占有者の実温度感覚を快適範囲へ戻す。
図5は、本発明が実装する訂正メカニズムをグラフ(PMV,Ta)によって詳細に示す。相対湿度と風速は、プロセスを通して一定とみなされる。RH=50%、Va=0.1m/sである。
時刻t1の直前、計算した理論熱的快適性パラメータPMValgoは値0であり、これは理論的に占有者が快適性に満足していることに対応する。この計算は、新陳代謝率パラメータmet=1.3およびclo値パラメータclo=1であると仮定して実行される。環境パラメータは以下の値を有する。Ta=22℃、Va=0.1m/s、Tr=19.5℃、RH=50%。したがってHVACシステムは、最初の安定状態にある。
しかし、建物の占有者が計算モデルによって採用される仮定とは異なる固有の特徴を有する。metreal=1.1、cloreal=0.75である。すなわち、占有者は寒さを感じ、熱的不快感を体感している。占有者が体感している実際の快適性指標は、PMVreal=−0.85である。占有者はマン−マシンインターフェース上の「寒い」ボタンを押下する。これにより制御方法は実熱的快適性パラメータをPMVmmi=−1として評価する。
本方法は次に、訂正した新陳代謝率met*を計算する。met*=0.94である。この値について、制御方法は次に、満足度が低い理論熱的快適性パラメータの値PMValgoを取得する。この値は、条件PMValgo=PMVmmiを満たす。その結果、制御方法はシステムの設定値Ta_set(Va_setは既に最小値であり、固定値Va=0.1m/sのままとする)を、新たな新陳代謝率met*の関数として変更し、快適性パラメータPMValgoがゼロに近い満足値PMValgoに向かって収束するようにする。HVACシステムの設定値の変化は、具体的には暖房アクチュエータに対する命令において反映され、内部空気の温度を上昇させる。最後の安定状態において、環境パラメータは以下の値を有する。Ta=25.5℃;Va=0.1m/s;Tr=21℃;RH=50%。
アルゴリズムが考慮に入れる特定のパラメータは、以下の値を有する。met=0.94;clo=1。これら値は実際の特定パラメータとは異なるが、占有者の実温度感覚PMVrealを良好に推定することができる。
上記場合において、あらかじめ制約条件metlow=1を与えることにより、エネルギー消費超過の場合と同様に、暖房温度が高くなることを防ぐことができる。
したがって本発明の概念により、占有者が体感している実際の快適性についての示唆に基づき、占有者の特定温度パラメータを知らなくとも、快適性を満足なレベルに向かって収束させることができる。よって本方法は、新陳代謝率パラメータを変更して、占有者固有の熱的パラメータ値met=0.94とclo=1(実際の値であるmetreal=1.1およびcloreal=0.75とは異なる)を取得するのみで、占有者の実際の熱的快適性を実現することができる。計算結果は、新陳代謝率を変更するのみのアプローチにより、第3次オフィスに典型的な温度と風速の範囲にわたって、占有者の実快適性レベルに近い快適レベルに向かって収束させることができることを示す。
したがって、本技術手法は、本発明の目的を実現し、以下の利点を有する:
・建物占有者の熱的快適性を、実際の快適性を考慮して、個別的に制御することができる;
・簡易でユーザフレンドリーな実装に適しており、非常に高価なコンピュータ手段を必要としない。

Claims (19)

  1. 暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御する方法であって、
    (ステップ12)建物の少なくとも1つの領域に存在する少なくとも1名の占有者について、met値および/またはclo値のような前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータに基づき、理論熱的快適性パラメータ(PMValgo)を計算し、暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御して、前記理論熱的快適性パラメータが満足のいく快適性レベルに対応する規定の熱的快適範囲に向かって収束するようにするステップ、
    (ステップ17)前記占有者の実際の温度感覚が不満足である場合、前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータを訂正するステップ、
    を有することを特徴とする制御方法。
  2. 前記ステップ17においては、前記占有者の理論熱的快適性パラメータを計算する際に前記占有者に固有の1以上のパラメータのみを訂正する
    ことを特徴とする請求項1記載の制御方法。
  3. 前記少なくとも1つの領域には複数の前記占有者が存在し、
    前記ステップ12を各前記占有者について実施し、
    前記ステップ17を少なくとも1名の前記占有者について実施する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の制御方法。
  4. 前記制御方法が開始するとき、前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータを自動的に初期化するステップを有する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の制御方法。
  5. 前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータは、met値および/またはclo値である
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の制御方法。
  6. (ステップ22)マン−マシンインターフェースを介して前記占有者の実温度感覚を入力するステップ、
    (ステップ15)前記入力により実熱的快適性パラメータ(PMVmmi)の値を取得するステップ、
    を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の制御方法。
  7. 前記暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムが安定状態に向かって収束する過渡状態にある場合は、前記ステップ22を実施することは禁止される
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の制御方法。
  8. 前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータを訂正して、前記暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムが、前記占有者を満足させる実熱的快適性を取得しながら、前記理論熱的快適性パラメータが満足のいく快適性レベルに対応する規定の快適性範囲に向かって収束する新たな安定状態に向かうように、前記暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムを制御するステップを有する
    ことを特徴とする請求項6または7記載の制御方法。
  9. (ステップ11)環境パラメータを測定および/または推測し、その測定結果および/または推測結果を考慮に入れて前記理論熱的快適性パラメータ(PMValgo)を計算するステップを有する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の制御方法。
  10. 前記理論熱的快適性パラメータ(PMValgo)を計算するステップにおいては、内部空気温度(Ta)、平均放射温度(Tr)、風速(Va)、相対湿度(RH)、met値、およびclo値に基づいて、Fangerメソッドを用いる
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の制御方法。
  11. 前記ステップ17においては、前記met値のみを変更する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項記載の制御方法。
  12. (ステップ18)前記占有者に固有の少なくとも1つのパラメータを訂正した値(met*)を規定範囲([metlow;methigh])と比較し、その値が前記規定範囲を超過している場合は状態が過剰であると判定し、その場合は前記占有者に固有のパラメータ(met)を変更しないステップを有する
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の制御方法。
  13. (ステップ23)前記状態が過剰であると判定した場合は前記占有者に通知し、前記占有者が快適性を改善し、および/またはエネルギー消費を抑制することができる行動を提案するメッセージを表示するステップを有する
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の制御方法。
  14. 請求項1から13のいずれか1項記載の制御方法を実行するコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  15. 暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システムであって、
    暖房および/または空調デバイス(3)および/または換気デバイス(2)、
    少なくとも1つの環境パラメータを測定する1以上のセンサ(6)、
    少なくとも1つの計算された設定値の関数として前記HVACシステムの動作条件を変更することができるアクチュエータを有する制御手段、
    を備え、
    少なくとも1名の占有者の実温度感覚を考慮に入れる手段、および、請求項1から13のいずれか1項記載の制御方法を実装する手段を備える
    ことを特徴とする暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システム。
  16. 前記少なくとも1名の占有者の実温度感覚を考慮に入れる手段は、マン−マシンインターフェースを備える
    ことを特徴とする請求項15記載の暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システム。
  17. 前記マン−マシンインターフェースは、3つの「暑い」レベルと3つの「寒い」レベルを含む6つの温度感覚レベルを入力する機会を提供し、および/または、占有者の快適性を改善する少なくとも1つの提案を表示し、および/または、環境パラメータ値を表示し、および/または、理論快適性パラメータ値を表示し、および/または、エネルギー消費を表示し、および/または、前記HVACシステムの安定状態または過渡状態を表示する
    ことを特徴とする請求項15または16記載の暖房および/または換気および/または空調(HVAC)システム。
  18. 請求項1から13のいずれか1項記載の制御方法を採用した、暖房および/または換気および/または空調システムを搭載した
    ことを特徴とする建物。
  19. 前記建物の占有者(4)の実際の温度感覚を考慮に入れることを特徴とする請求項18記載の建物。
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