JP2013526502A - 3−ホルミル−セフェム誘導体の調製のための酸化方法 - Google Patents

3−ホルミル−セフェム誘導体の調製のための酸化方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013526502A
JP2013526502A JP2013509528A JP2013509528A JP2013526502A JP 2013526502 A JP2013526502 A JP 2013526502A JP 2013509528 A JP2013509528 A JP 2013509528A JP 2013509528 A JP2013509528 A JP 2013509528A JP 2013526502 A JP2013526502 A JP 2013526502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
piperidinyloxy
tetramethyl
baib
catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013509528A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5864547B2 (ja
Inventor
ヴェルヴェスト,イヴァン・ジョセフ・マリア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Basilea Pharmaceutica International AG
Original Assignee
Basilea Pharmaceutica International AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Basilea Pharmaceutica International AG filed Critical Basilea Pharmaceutica International AG
Publication of JP2013526502A publication Critical patent/JP2013526502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5864547B2 publication Critical patent/JP5864547B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/02Preparation
    • C07D501/04Preparation from compounds already containing the ring or condensed ring systems, e.g. by dehydrogenation of the ring, by introduction, elimination or modification of substituents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
    • C07D501/14Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7
    • C07D501/16Compounds having a nitrogen atom directly attached in position 7 with a double bond between positions 2 and 3
    • C07D501/207-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids
    • C07D501/247-Acylaminocephalosporanic or substituted 7-acylaminocephalosporanic acids in which the acyl radicals are derived from carboxylic acids with hydrocarbon radicals, substituted by hetero atoms or hetero rings, attached in position 3
    • C07D501/26Methylene radicals, substituted by oxygen atoms; Lactones thereof with the 2-carboxyl group
    • C07D501/34Methylene radicals, substituted by oxygen atoms; Lactones thereof with the 2-carboxyl group with the 7-amino radical acylated by carboxylic acids containing hetero rings

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Cephalosporin Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、3−ヒドロキシ−メチル−セフェム誘導体を、対応する3−ホルミル−セフェム誘導体に酸化する改良された方法に関する。特に、本酸化方法は、10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤、例えば、ビス(アセトキシ)ヨード−ベンゼン(BAIB)と、触媒、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)との組み合わせを用いた、式(I)で示される7−[2−(5−アミノ−[1,2,4]チア−ジアゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチルアミノ]−3−ホルミル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸誘導体の調製方法である。式(I)で示されるこれらの化合物は、セフトビプロールの合成における中間体である。

Description

本発明は、3−ヒドロキシ−メチル−セフェム誘導体を、対応する3−ホルミル−セフェム誘導体に酸化するための、改良された方法に関する。詳細には、本酸化方法は、10−I−3型の超原子価ヨウ素酸化剤、例えば、ビス(アセトキシ)ヨード−ベンゼン(BAIB)と、触媒、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)との組み合わせを用いた、式(I)の7−[2−(5−アミノ−[1,2,4]チアジアゾール−3−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチルアミノ]−3−ホルミル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸誘導体の調製方法である。式(I)で示されるこれらの化合物は、セフトビプロールの合成における中間体である。
Figure 2013526502
式(I)の化合物及びこれらの化合物の調製方法は、WO−01/90111に開示されている。また、WO−01/90111は、セフトブリプロールの調製方法も開示している。セフトビプロールのその他の調製方法は、WO−99/65920及び Drugs of the Future, 30(1), p.11-22 (2005) に開示されている。
セフトブリプロールは、非経口で投与されるセファロスポリンであり、mec A産生ペニシリン結合タンパク質(PBP)2aをはじめとする、ほとんどのペニシリン結合タンパク質に対する高い親和性を有し、それをメチシリン耐性Staphylococcus aureus(MRSA)に対し活性化させる。セフトビプロールは、関連する耐性グラム陽性及びグラム陰性病原体に対し、インビトロで広範なスペクトル活性を示し、かつ耐性を引き起こす傾向が低い。これは、水溶性のプロドラッグ、セフトビプロールメドカリルとしてインビボで投与され、それが血漿中で速やかに切断され、セフトビプロール、ジアセチル及びCOを形成する。セフトビプロール及びセフトビプロールメドカリルの化学構造を以下に示す。
Figure 2013526502
Figure 2013526502
WO−01/90111は、式(II)で示される3−ヒドロキシ−メチル−セフェム誘導体を、対応する、式(I)で示される3−ホルミル−セフェム誘導体に酸化するための2つの酸化方式(16頁の実施例2)を開示している。
Figure 2013526502
WO−01/90111に開示されている第1の酸化方式は、無機次亜ハロゲン酸(hypohalite)、例えば、次亜塩素酸ナトリウムと2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)との混合物を用いるが、これにより、反応混合物は、水とジクロロメタンとの二相混合物となり、これを激しく撹拌する。置換基Rは、ヒドロキシ保護基(トリフェニルメチル基)であり、そしてRは、カルボン酸保護基(ジフェニルメチル)である。報告されている収率は、74%である。
WO−01/90111に開示されている第2の酸化方式は、テトラヒドロフランとジクロロメタンとの混合物に懸濁したMnOを酸化剤として用いる。報告されている収率は、52%である。
本発明は一般に、酸化剤を用いた、第一級アルコールのアルデヒドへの酸化に関する。本分野で公知の酸化剤としては、例えば、ジョーンズ試薬(水中のクロム酸及び硫酸)、コリンズ試薬(ジピリジンCr(VI)オキシド)、デス−マーチンペルヨージナン(Dess-Martin Periodinane)、クロロクロム酸ピリジニウム(PCC)、二クロム酸ピリジニウム(PDC)、MnO、o−ヨードキシ安息香酸(IBX)、メチル−2−ヨードキシベンゾアート、イソプロピル−2−ヨードキシベンゾアート、トリクロロイソシアヌル酸、並びにTEMPOと無機次亜塩素酸塩との組み合わせが知られている。最も適切な酸化剤の選択は、最良の結果を得るには、カルボン酸への過剰酸化、収率、不純物、コスト、反応時間、スケールアップの可能性等の問題を評価しなければならない、煩雑なプロセスである。
WO−01/90111(16頁の実施例2)に開示されている、式(II)で示される3−ヒドロキシメチル−セフェム誘導体を、対応する、式(I)で示される3−ホルミル−セフェム誘導体に変換する酸化方式には、以下のような短所がある。
・ 低い収率:MnOを用いた場合、52%。
・ 低い収率:次亜塩素酸ナトリウムとTEMPOとの組み合わせを酸化剤として用いた場合、74%。
・ 過剰酸化(S−酸化物の形成)を最小限にするために、次亜塩素酸ナトリウムを、注意深く連続的に投与する必要がある。
・ 水とジクロロメタンとの不均質な二相系を、激しく撹拌する必要がある。
・ 大量の溶媒が必要である:約7.6リットル/mol。
式(II)で示される3−ヒドロキシメチル−セフェム誘導体の、対応する、式(I)で示される3−ホルミル−セフェム誘導体への酸化に関する上述の短所は、10−I−3型の超原子価ヨウ素酸化剤、例えば、ビス(アセトキシ)ヨード−ベンゼン(BAIB)と、触媒、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)とを組み合わせることにより克服できることが、今や見出された。この酸化系は、0.05mol〜0.2molの範囲の触媒量のTEMPO及び1mol〜1.2molの量のやや過剰量のBAIBを用いる。BAIBは、触媒回路を閉じるために、酸化反応中に消費されるTEMPOを再生成する。この酸化方式には、以下の長所がある。
・ 収率の向上:最大84%。
・ 従来技術による上述の方式を社内で再現した際の純度83〜92%と比べた純度の向上(92.8〜97.9%の範囲)(LCを用いて測定した純度)。
・ 酸化剤の追加速度及び過剰酸化といった問題がないため、得られる生成物の品質が高まる。
・ 一つの有機相であるため、激しい撹拌の必要がなく、スケールアップがより容易かつ確実となる。
・ 用いる溶媒が低容量である:2〜5リットル/mol。
本発明は、式(I):
Figure 2013526502

(式中、Rは、ヒドロキシ保護基であり、そしてRは、カルボン酸保護基である)
で示される7−[2−(5−アミノ−[1,2,4]チアジアゾール−3−イル)−2−ヒドロキシ−イミノ−アセチルアミノ]−3−ホルミル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸誘導体の調製方法であって、
式(II):
Figure 2013526502

で示される化合物を、適切な溶媒中の10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤、例えば、ビス(アセトキシ)ヨード−ベンゼン(BAIB)又は[ビス(1,1,1−トリフルオロアセトキシ)ヨード]ベンゼン(BTIB)と、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ及び4−(アセチルアミノ)−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシから選択される触媒との組み合わせを用いて酸化することを含むことを特徴とする方法に関する。
本明細書で使用する用語「ヒドロキシ保護基」は、一般に水酸基の水素との置き換えに使用されている保護基を意味する。このような基の例は、例えば、ベンジル、フェニルエチル、ナフタレニルメチル、トリフェニルメチル、又は、例えば、トリメチルシリル若しくはtert−ブチル−ジメチルシリルのようなトリ(C1−6アルキル)シリルである。通常使用されているヒドロキシ保護基は、トリフェニルメチル基(トリチル基とも称される)である。
本明細書で使用する用語「カルボン酸保護基」は、一般にカルボキシル基の水素との置き換えに使用されている保護基を意味する。これらの基の例は、例えば、ジフェニルメチル、tert−ブチル、p−ニトロベンジル、p−メトキシ−ベンジル、メトキシメチル等である。ジフェニルメチルが、通常使用されているカルボン酸保護基である。
本明細書で使用する用語「C1−6アルキル」は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、1−メチルエチル、2−メチルプロピル、2−メチルブチル、ペンチル、ヘキシル等の、1〜6個の炭素原子を有する、直鎖及び分岐鎖の飽和炭化水素基を意味する。
10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤については、De Mico A. らによりJ. Org. Chem., 62, 6974-6977(1997) に記載されており、例えば、ビス(アセトキシ)ヨード−ベンゼン(BAIB)又は[ビス(1,1,1−トリフルオロアセトキシ)ヨード]ベンゼン(BTIB)である。
2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ及び4−(アセチルアミノ)−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシから選択される触媒の量は、式(II)の化合物に対して0.05〜0.2molの範囲であり、そして10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤の量は、式(II)の化合物に対して1mol〜1.2molの範囲である。実用においては、式(II)の化合物に対して、触媒量は通常0.1molであり、10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤の量は、1.1molである。
本発明の酸化方法において使用する適切な溶媒は、ハロゲン化炭化水素、例えば、ジクロロメタン;エステル、例えば、酢酸エチル;エーテル、例えば、テトラヒドロフラン;炭化水素、例えば、トルエン;極性溶媒、例えば、アセトン及びアセトニトリル;並びにそれらの溶媒混合物、例えば、ジクロロメタンと、テトラヒドロフラン、アセトニトリル又は酢酸エチルとの溶媒混合物、酢酸エチルとテトラヒドロフランとの溶媒混合物及びトルエンとテトラヒドロフランとの溶媒混合物から選択される。
実験の部
一般的酸化手順
・ 1molの7−[2−(5−アミノ−[1,2,4]チアジアゾール−3−イル)−2−トリチルオキシイミノ−アセチルアミノ]−3−ヒドロキシメチル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸ベンズヒドリルエステル(化合物2)を、反応容器に加えた。
・ 溶媒を加え、そして10℃まで冷却した。
・ 2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ及び4−(アセチルアミノ)−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシから選択される0.10molの触媒を加えた。
・ さらに5分間撹拌した。
・ ビス(アセトキシ)ヨード−ベンゼン(BAIB)から選択される1.1molの10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤を加えた。
・ 変換が完了(LCによる測定)するまで撹拌した。
・ 処理手順:
・ 反応生成物を、貧溶媒、例えば、シクロヘキサン(その他の適切な貧溶媒は、メチルシクロヘキサン、イソオクタン、ジイソプロピルエーテル及びシクロペンチルメチルエーテルである)を加えることにより、沈殿させた。
・ 沈殿物を濾別した。
・ 沈殿物を洗浄した。
・ 単離した7−[2−(5−アミノ−[1,2,4]チアジアゾール−3−イル)−2−トリチルオキシイミノ−アセチルアミノ]−3−ホルミル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸ベンズヒドリルエステル(化合物(1))を、減圧下、30℃で乾燥させた。
結果:触媒は、TEMPO(2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ)であり、そして10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤はBAIBである。
Figure 2013526502

Figure 2013526502

Claims (11)

  1. 式(I):
    Figure 2013526502

    (式中、Rは、ヒドロキシ保護基であり、そしてRは、カルボン酸保護基である)で示される7−[2−(5−アミノ−[1,2,4]チアジアゾール−3−イル)−2−ヒドロキシ−イミノ−アセチルアミノ]−3−ホルミル−8−オキソ−5−チア−1−アザ−ビシクロ[4.2.0]オクタ−2−エン−2−カルボン酸誘導体の調製方法であって、
    式(II):
    Figure 2013526502

    で示される化合物を、適切な溶媒中の10−I−3型超原子価ヨウ素酸化剤と、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ及び4−(アセチルアミノ)−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシから選択される触媒との組み合わせを用いて酸化することを含むことを特徴とする方法。
  2. 超原子価ヨウ素酸化剤が、ビス(アセトキシ)ヨードベンゼン(BAIB)又は[ビス(1,1,1−トリフルオロアセトキシ)−ヨード]ベンゼン(BTIB)から選択される、請求項1記載の方法。
  3. 超原子価ヨウ素酸化剤が、ビス(アセトキシ)ヨードベンゼン(BAIB)である、請求項2記載の方法。
  4. ヒドロキシ保護基Rが、ベンジル、フェニルエチル、ナフタレニルメチル、トリフェニルメチル又はトリ(C1−6アルキル)シリルから選択され、そしてカルボン酸保護基Rが、ジフェニルメチル、tert−ブチル、p−ニトロベンジル、p−メトキシベンジル、メトキシメチルから選択される、請求項3記載の方法。
  5. が、トリフェニルメチルであり、そしてRが、ジフェニルメチルから選択される、請求項4記載の方法。
  6. 触媒が、2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペリジニルオキシ(TEMPO)である、請求項5記載の方法。
  7. 触媒量が、式(II)の化合物に対して0.05〜0.2molの範囲であり、そしてBAIBの量が、式(II)の化合物に対して1モル〜1.2molの範囲である、請求項5又は6のいずれか一項記載の方法。
  8. 式(II)の化合物に対して、触媒量が、0.1モルであり、BAIBの量が、1.1molである、請求項7記載の方法。
  9. 適切な溶媒が、ハロゲン化炭化水素、エステル、エーテル、炭化水素、極性溶媒及びそれらの溶媒混合物から選択される、請求項8記載の方法。
  10. 適切な溶媒が、ジクロロメタン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、トルエン、アセトン及びアセトニトリル並びにそれらの溶媒混合物から選択される、請求項9記載の方法。
  11. 適切な溶媒が、ジクロロメタンと、テトラヒドロフラン、アセトニトリル又は酢酸エチルとの溶媒混合物;酢酸エチルとテトラヒドロフランとの溶媒混合物;及びトルエンとテトラヒドロフランとの溶媒混合物から選択される溶媒混合物である、請求項10記載の方法。
JP2013509528A 2010-05-10 2011-05-09 3−ホルミル−セフェム誘導体の調製のための酸化方法 Active JP5864547B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10162407.0 2010-05-10
EP10162407 2010-05-10
PCT/EP2011/057404 WO2011141415A1 (en) 2010-05-10 2011-05-09 Oxidation process for preparing 3-formyl-cephem derivatives

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013526502A true JP2013526502A (ja) 2013-06-24
JP5864547B2 JP5864547B2 (ja) 2016-02-17

Family

ID=42226543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013509528A Active JP5864547B2 (ja) 2010-05-10 2011-05-09 3−ホルミル−セフェム誘導体の調製のための酸化方法

Country Status (15)

Country Link
US (2) US9006422B2 (ja)
EP (1) EP2569321B1 (ja)
JP (1) JP5864547B2 (ja)
KR (1) KR20130072214A (ja)
CN (2) CN102933587B (ja)
AU (1) AU2011252135B2 (ja)
BR (1) BR112012028678A2 (ja)
CA (1) CA2795556A1 (ja)
ES (1) ES2535822T3 (ja)
HK (1) HK1214599A1 (ja)
MX (1) MX2012012798A (ja)
PL (1) PL2569321T3 (ja)
PT (1) PT2569321E (ja)
WO (1) WO2011141415A1 (ja)
ZA (1) ZA201207819B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103275104B (zh) * 2013-05-15 2015-05-20 苏州明锐医药科技有限公司 头孢托罗及头孢托罗酯的制备方法
WO2016109259A2 (en) * 2014-12-30 2016-07-07 Merck Sharp & Dohme Corp. Synthesis of cephalosporin compounds
CN105601648A (zh) * 2016-03-09 2016-05-25 上海宁瑞生化技术有限公司 一锅法制备头孢吡普的方法
CN111548358A (zh) * 2020-06-18 2020-08-18 山西千岫制药有限公司 一种头孢吡普侧链中间体的合成制备方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535059A (ja) * 2000-05-24 2003-11-25 バジリア ファルマスーチカ アーゲー ビニル−ピロリジノンセファロスポリン誘導体の新規な調製方法
JP2006182763A (ja) * 2004-12-03 2006-07-13 Daiso Co Ltd α,β−不飽和エステルの製法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IL139872A0 (en) 1998-06-15 2002-02-10 Hoffmann La Roche Derivatives of 3-(2-oxo-[1,3'] bipyrrolidinyl-3-ylidenemethyl) cephems
DE10201458A1 (de) * 2001-04-11 2002-10-17 Adelbert Bacher Intermediate und Enzyme des Mevalonat-unabhängigen Isoprenoidbiosyntheseweg
CN101525340B (zh) * 2008-03-04 2011-05-18 山东方兴科技开发有限公司 7-苯乙酰氨基-3-氯甲基头孢烷烯酸对甲氧基苄酯的合成方法
AR071318A1 (es) * 2008-04-15 2010-06-09 Basilea Pharmaceutica Ag Benzhidril ester del acido (6r,7r)-7-{2-(5-amino-[1,2,4]tiadiazol-3-il)-2-[(z)-tritiloxiimino]-acetilamino}-3-[(r)-1'-terc-butoxicarbonil-2-oxo-[1,3']bipirrolidinil-(3e)-ilidenometil]-8-oxo-5-tia-1-aza-biciclo[4.2.0]oct-2-eno-2-carboxilico cristalino; su elaboracion y uso

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535059A (ja) * 2000-05-24 2003-11-25 バジリア ファルマスーチカ アーゲー ビニル−ピロリジノンセファロスポリン誘導体の新規な調製方法
JP2006182763A (ja) * 2004-12-03 2006-07-13 Daiso Co Ltd α,β−不飽和エステルの製法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6014051343; The Journal of Organic Chemistry 62(20), 1997, 6974-6977 *
JPN6014051344; European Journal of Organic Chemistry , 2001, 2529-2534 *

Also Published As

Publication number Publication date
JP5864547B2 (ja) 2016-02-17
MX2012012798A (es) 2013-02-27
EP2569321B1 (en) 2015-03-04
ES2535822T3 (es) 2015-05-18
CN104892635A (zh) 2015-09-09
CN102933587A (zh) 2013-02-13
PT2569321E (pt) 2015-05-25
HK1214599A1 (zh) 2016-07-29
AU2011252135A1 (en) 2012-10-11
PL2569321T3 (pl) 2015-07-31
WO2011141415A1 (en) 2011-11-17
AU2011252135B2 (en) 2014-04-03
ZA201207819B (en) 2013-06-29
EP2569321A1 (en) 2013-03-20
US9499566B2 (en) 2016-11-22
CN102933587B (zh) 2015-06-17
KR20130072214A (ko) 2013-07-01
US9006422B2 (en) 2015-04-14
US20130066065A1 (en) 2013-03-14
BR112012028678A2 (pt) 2015-09-15
CN104892635B (zh) 2017-12-05
CA2795556A1 (en) 2011-11-17
US20150218189A1 (en) 2015-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5864547B2 (ja) 3−ホルミル−セフェム誘導体の調製のための酸化方法
JP2845752B2 (ja) セファロスポリン誘導体
JPH11255772A (ja) ホスフォノセフェム誘導体、その製造法および用途
HU195664B (en) Process for producing cepheme derivatives and pharmaceutical compositions containing them
JPS6321677B2 (ja)
US3926978A (en) Process for preparing 3-fluorocephalosporins
JP4535366B2 (ja) セフェム剤の製造方法
JP2004536870A (ja) セフロキシムアキセチルの改良された調製方法
JPH04225985A (ja) セフアロスポリン化合物
JPH08231555A (ja) 3−ホルミル−セフェム誘導体の製造方法
JPH064643B2 (ja) セフアロスポリン化合物
JP2963651B2 (ja) チアゾール酢酸アンモニウム塩誘導体およびその製造方法
JPH09249983A (ja) 3−アルコキシメチルセフェム化合物の製造法
JP3041309B2 (ja) 3―置換ビニルセファロスポリン誘導体
FI65622C (fi) Foerfarande foer framstaellning av nya terapeutiskt anvaendbara penicilliner
US5935950A (en) Cephalosporin pyridinium derivatives
JPH10101670A (ja) 1−カルバ−(デチア)−セファロスポリン誘導体
JPS636551B2 (ja)
JPS62289584A (ja) セフエム化合物およびその塩類
JP2002234893A (ja) 3−(2−置換−ビニル)−セファロスポリンのz異性体の選択的な製造方法
JPH01258685A (ja) セフェム系化合物
JPH0359074B2 (ja)
JPH08311070A (ja) セフェム化合物、その製造法および抗菌組成物
JPH04270290A (ja) 新規セフェム化合物
JPH05331174A (ja) 7−アシル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物およびその製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20150224

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5864547

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250