JP2013523559A5 - - Google Patents

Description

図７はエレベータシステムの概略図である。エレベータカー18およびカウンタウェイト20は、エレベータの巻上機14のトラクションシーブ17を介して走行するエレベータ用ロープによってエレベータ昇降路19内で懸架されている。エレベータの巻上機14によって巻上ロープを通じてエレベータカーに力作用が加わることで、エレベータカーが動く。エレベータの巻上機14への電力供給は、給電線とエレベータの巻上機14の間に接続された周波数変換器(図示せず)によって行われる。周波数変換器およびエレベータの巻上機14は、エレベータ昇降路内において、エレベータカー18の走行経路の外側にあるエレベータ昇降路19の壁に対して配設されている。エレベータの巻上機14は、図６に示したタイプのものである。分割スロット集中巻線を使用した結果、それに応じてエレベータの巻上機14は、回転軸9の方向の寸法が従来型の巻上機より薄くできる。図７を見ると分かるように、より平たいエレベータの巻上機14によって、エレベータの巻上機14の回転軸9の方向におけるエレベータカー18の幅は厚くでき、その場合、同じエレベータ昇降路でも従来よりスペースのあるエレベータカー18を取り付けることができる。同様に、本発明に係る巻上機14の回転子磁石のこのような配置および形状によって、モータのトルクリップルが低減し、巻上機は極めて低騒音になる。

Claims (14)

1. 集中巻線が装着されたスロットを含む固定子と、
   回転動作方向に連続的に配されて環をなす永久磁石を含んで回転する回転子とを含む電動機において、
   前記永久磁石の中心線の位置における該磁石の幅と前記回転子の磁極の幅の比は、少なくとも2/3であり、最大で4/5であることを特徴とする電動機。
2. 請求項１に記載の電動機において、前記回転子にある少なくとも１つの永久磁石の少なくとも一辺の方向は、スロット勾配を有する前記固定子スロットとは異なる方向であり、該スロット勾配と前記回転子の磁極の幅の比は、少なくとも5/36であり、最大で1/5であることを特徴とする電動機。
3. 請求項１または２に記載の電動機において、前記集中巻線は分割スロット集中巻線であることを特徴とする電動機。
4. 請求項３に記載の電動機において、前記分割スロット集中巻線の極および相あたりスロット数は0.5より少ないことを特徴とする電動機。
5. 請求項１ないし４のいずれかに記載の電動機において、前記固定子と前記回転子の間のエアギャップは、実質的に前記回転子の回転軸方向にあることを特徴とする電動機。
6. 請求項５に記載の電動機において、前記永久磁石の幅は、前記回転子の回転軸からの距離が増すにつれ、広くなることを特徴とする電動機。
7. 前記請求項のいずれかに記載の電動機において、前記回転子の永久磁石は実質的に矢印形状であることを特徴とする電動機。
8. 請求項７に記載の電動機において、前記回転子の前記矢印形状の永久磁石の先端部は、該永久磁石の中心線よりも前記回転子の回転軸から遠くに配置されていることを特徴とする電動機。
9. 前記請求項のいずれかに記載の電動機において、前記連続する永久磁石の磁極は互いに逆方向にあることを特徴とする電動機。
10. 前記請求項のいずれかに記載の電動機において、前記永久磁石のエアギャップの方向の厚みは実質的に一定であることを特徴とする電動機。
11. 請求項１ないし10のいずれかに記載の電動機を含むことを特徴とする巻上機。
12. 請求項11に記載の巻上機において、前記電動機の固定子は該巻上機の固定構造体に配設され、
    前記電動機の回転子は、該巻上機の回転構造体に配設され、
    該巻上機の回転構造体はトラクションシーブを含むことを特徴とする巻上機。
13. 請求項11または12に記載の巻上機を含み、エレベータカーをエレベータ昇降路内で走行させることを特徴とするエレベータシステム。
14. 請求項13に記載のエレベータシステムにおいて、前記巻上機は前記エレベータ昇降路内に配設されていることを特徴とするエレベータシステム。