JP2013517889A - マイクロニードル及びマイクロニードル装置 - Google Patents

マイクロニードル及びマイクロニードル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明は、薬物伝達効果を向上させ、ニードルが折れる問題点も防止するマイクロニードルを提供する。
【解決手段】
外壁が傾いた傾斜部及び外壁が直線形状である直線部を含み、前記傾斜部または直線部の外壁に沿って所定の深さを有して形成される溝を含むニードルと、前記ニードルと結合され前記ニードルを移動させたり支持するボディーと、を含むことを特徴とする。一方、本発明にかかるマイクロニードル装置は本発明のマイクロニードルは、外壁が傾いた傾斜部及び外壁が直線形状である直線部を含み、前記傾斜部または直線部の外壁に沿って所定の深さを有して形成される溝を含むニードルと、前記ニードルと結合され前記ニードルを移動させたり支持するボディーと、を含むことを特徴とする。また、本発明にかかる別の形態のマイクロニードル装置は、皮膚に対して加圧されるとき前記皮膚の陳皮層まで到達する複数個のマイクロニードルの先端部が外部へ突出されるように配置されたマイクロニードルヘッド部と、マイクロニードルの内側又は外側を通して前記皮膚に照射される赤外線又は遠赤外線を発生させる赤外線発生部と、赤外線発生部が赤外線又は遠赤外線を発生させるのに必要なエネルギーを供給する電源供給部と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロニードル及びマイクロニードル装置に関し、より詳細には、マイクロニードルの薬物伝達効果を向上させ且つニードルが折れる問題点も防止するマイクロニードルに関し、治療薬又はワクチンのような免疫活性薬物や皮膚美容のための皮膚弾力薬物を経皮を通して体内に投入する際、薬物をより容易に体内に投入できるだけでなく、赤外線の生理活性作用の効果を極大化させることのできるマイクロニードル装置に関する。
治療薬又はワクチンのような免疫活性薬剤又は薬物(以下、「薬物」という)は、一般に、経口投与又は注射投与によって体内に投入される。しかしながら、経口投与の場合、多くの薬物は消化管内の消化酵素などの作用により血流内に直ちに吸収できなかったり変形されたりして完全な効能を発揮できず、また、注射投与の場合、薬物は皮膚又は静脈を通して血流内に直ちに投入されるため、経口投与のように消化管内の消化酵素などによって変形されることなく血流内に投入されることはできるが、注射時にニードルが皮膚の陳皮層内部まで貫通するため痛みや病原菌感染を誘発する可能性がある。
このような経口投与又は注射投与による短所を解消するため、最近薬物を皮膚を通して局部組織あるいは全身循環系に投与する経皮投与方法に対する研究が活発に進められている。
このような経皮投与方法を使用する装置の一例としては複数のマイクロニードルが設けられているマイクロニードルヘッドを備えたマイクロニードル装置があり、このようなマイクロニードル装置において、マイクロニードルは薬物を投与する際に痛みを誘発することなく物理的に皮膚の角質層を含む表皮層を穿つ作用をすることで、マイクロニードル装置は薬物を投与する際に複数のマイクロニードルを通して表皮層を貫通することにより薬物供給部を通して供給される薬物が皮膚の陳皮層に伝達される速度を向上させることができる。
従来のマイクロニードルのニードル(needle、針)のうち、外壁が滑らかなパターンなし型ニードルは、薬物を皮膚に投入させるときに薬物がニードルの外壁に沿って皮膚に投入されるようにする構造を有する。しかし、この過程の中で相当量の薬物は皮膚に付いてしまい極微量だけが皮膚内部に投与されるという問題点がある。
そして、ニードルの中央が空洞状である中空型ニードルは薬物投与の過程中に皮膚内で折れやすい問題点があり、また薬物が染み込む前に中空部位に存在する空気が皮膚内に挿入される問題点がある。
一方、従来のマイクロニードル装置は、低い気温によって皮膚の毛穴が収縮されたり細胞組織が硬直された場合、これを緩和させる装置を設けていない。そのため、気温が低い場合や寒い冬に薬物を投与する場合、複数のマイクロニードルを使用して角質層を含む表皮層を通過しても皮膚の表皮層を通して薬物がうまく吸収されなかったり薬物が陳皮層の内部にうまく伝達されなくなる。その結果、薬物投与が難しくなる。
なお、従来のマイクロニードル装置は、マイクロニードルヘッドの部分において、薬物投与前や投与後に薬物供給部を通して複数のマイクロニードルに供給される薬物の漏れを取り締まる装置を設けていない。そのため、薬物投与前や投与後にニードル装置を使用又は保管するためにニードル装置を移動させたりマイクロニードルヘッド部分が揺れるとき、薬物が複数のマイクロニードルを通して漏れるという問題点がある。
一方、従来のマイクロニードル装置は、低い気温によって皮膚の毛穴が収縮されたり細胞組織が硬直された場合、その効果が相当低下する短所がある。すなわち、気温が低い場合や寒い冬にマイクロニードルが角質層を含む表皮層を通過しても皮膚の表皮層を通して薬物がうまく吸収されなかったり薬物が陳皮層の内部にうまく伝達されなくなり、陳皮層細胞の自然な創傷治癒の作用が低下する。
これにより、赤外線の温熱効果を利用して皮膚をしなやかにすることでマイクロニードルの効果を増やす装置が提案されたことがあるが、従来のマイクロニードル装置に含まれた赤外線装置は、赤外線の温熱効果を利用して皮膚をしなやかにすることに止まっており、赤外線の多様な効能を効果的に利用できていないという問題点がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ニードルの外壁に備えられた溝を通して皮膚内に注入されるようにすることにより、マイクロニードルの伝達効果を向上させるだけでなくニードルの折れる問題点を防止するマイクロニードルを提供することにある。
なお、本発明の別の目的は、薬物を投与する際に皮膚に熱を加えて皮膚の毛穴を拡張させたり遠赤外線及び/又は赤外線で皮膚を刺激することで薬物伝達効率を高めることのできるマイクロニードル装置を提供することにある。
なお、本発明のまた別の目的は、皮膚の表皮だけでなく皮膚内側まで赤外線を照射することで、赤外線の効能を最大限に引き出すことのできるマイクロニードル装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のマイクロニードルは、外壁が傾いた傾斜部及び外壁が直線形状である直線部を含み、前記傾斜部または直線部の外壁に沿って所定の深さを有して形成される溝を含むニードルと、前記ニードルと結合され前記ニードルを移動させたり支持するボディーと、を含み、マイクロニードルの薬物伝達効果を向上させ、ニードルが折れる問題点も防止するマイクロニードルを提供することを特徴とする。
一方、本発明のマイクロニードル装置は、薬物を保存する薬物保存部と、薬物保存部と連結された薬物通路、及び先端部が外部へ突出されるように配置され、皮膚に対して加圧されるとき皮膚の陳皮層を貫通して薬物通路の薬物が皮膚の陳皮層に伝達されるようにする複数個のマイクロニードルを備えるマイクロニードルヘッドと、マイクロニードルヘッドを通して皮膚に熱を加える加熱部と、を含むことを特徴とする。
なお、本発明の別の形態のマイクロニードル装置は、皮膚に対して加圧されるとき皮膚の陳皮層まで到達する複数個のマイクロニードルの先端部が外部へ突出されるように配置されたマイクロニードルヘッド部と、前記マイクロニードルの内側又は外側を通して前記皮膚に照射される赤外線又は遠赤外線を発生させる赤外線発生部と、前記赤外線発生部が赤外線又は遠赤外線を発生させるのに必要なエネルギーを供給する電源供給部と、を含むことを特徴とする。
本発明にかかるマイクロニードルは多様な実施例によって多様な効果を表す。
第1実施例の場合には、ニードルに十字(+)が形成され、ニードルの側壁に溝が形成され、皮膚内部まで薬物を容易に伝達することができるだけでなく、ニードルの側壁にのみ溝が形成され、ニードルの強度を大きく低下させないため、薬物注入時に皮膚内においてニードルが折れる問題点を解消することができる。
第2実施例の場合には、ニードルに十字(+)形状の溝が形成され、薬物投与時に薬物が溝の内部に一定量保管された状態でニードルが皮膚に注射されることで、溝の内部に保管されていた薬物が皮膚内部に効果的に投入されることができるだけでなく、ニードルに形成された溝はニードルの直線部では比較的短い長さで形成されているため、ニードルの強度が維持され、薬物投与時にニードルが折れる問題点を解消することができる。
第3実施例の場合には、ニードルの中央部に沿って形成された溝の体積が更に大きくなり、更に多い量の薬物が皮膚内部に容易に投入される効果を提供することができる。
第4実施例の場合には、ニードルに一字(−)形状の溝が形成され、薬物投与時に薬物が溝の内部に一定量保管された状態でニードルが皮膚に注射されることで、溝の内部に保管されていた薬物を皮膚内部に効果的に投入することができるだけでなく、ニードルの直線部においては比較的短い長さで溝が形成され、第2実施例に比べニードルの強度が更に強く維持されるため、薬物投与時にニードルが折れる問題点は根本的に防止することができる。
第5実施例の場合は、ニードルに2つのとがった小さいニードルが向い合って形成された構造であり、前記構造によって第4実施例に比べて更に多い量の薬物を保管することができるだけでなく、ニードルに一字形状の溝が形成され、ニードルの強度は更に強く維持され、薬物投与時にニードルが折れる問題点を解消することができる。
第6実施例の場合は、ニードルにスクリュー形状の溝が形成されて薬物が一定量保管されることができるだけでなく、ニードルが皮膚に投入されるときボディー側にあった薬物がスクリュー形状の溝に沿って円周方向に回転しながらゆっくり皮膚に注入されることができる。
従って、上記のように、多様な実施例を有する本発明にかかるマイクロニードルはニードルの外壁に備えられた溝を通して皮膚内に注入されるようにすることで、マイクロニードルの薬物伝達効果を向上させ、ニードルが折れる問題点も防止する効果を提供することができる。
一方、本発明にかかるマイクロニードル装置は、薬物投与時に皮膚に熱を加えて皮膚の毛穴を拡張させるヒーター、及び/又は遠赤外線及び/又は赤外線で皮膚を刺激する遠赤外線発生部及び/又は赤外線発生部を備えることで、薬物投与時、本発明のマイクロニードル装置はヒーターによって加えられる熱と遠赤外線発生部で発生された遠赤外線及び/又は赤外線発生部で発生された赤外線によって皮膚細胞を励起状態に至るようにして細胞を活性化させると共に、皮膚の血液循環、温熱、熟成、乾湿、中和、及び共鳴作用を誘導し、マイクロニードルに沿って皮膚の表皮層に排出された薬物は表皮層を通過すると共に拡張された毛穴及び活性化された細胞を通して陳皮層に伝達され、これにより薬物伝達効率が向上できる。
なお、本発明にかかるマイクロニードル装置の薬物保存部は薬物保存チャンバーと薬物供給管が連結され、前記薬物保存チャンバーは、薬物保存体、薬物チャンバー体、薬物選択手段を含み、色々な種類の薬物を収容することができるように長さ方向に区画された少なくとも2つ以上の薬物セルを備えることで、薬物選択手段によって薬物保存部に保存された色々な種類の薬物を選択的に簡単に皮膚に供給することができる。
なお、本発明にかかるマイクロニードル装置のマイクロニードルヘッドが皮膚と接触するときは薬物通路を開放し、マイクロニードルヘッドが皮膚から離隔されるときは薬物通路を遮断する薬物遮断部を備えることで、薬物投与前や投与後、マイクロニードルヘッドを皮膚から離隔させるとき薬物がマイクロニードルを通して漏れることを自動で遮断し、ユーザはマイクロニードルヘッドから薬物が漏れることを気にすることなくマイクロニードルヘッドを所望する位置に自由自在に移動させることができる。
そして、本発明にかかる別の形態のマイクロニードル装置は、赤外線を皮膚の外部で注射するだけでなく皮膚内部まで赤外線を伝達することで、マイクロニードルの皮膚改善効果と赤外線の生体活性効能をとても効率的に複合することができ、特にマイクロニードル装置を頭部に使うようになると、頭皮をマイクロニードルと赤外線で刺激することはもちろん、頭皮内側では毛嚢を刺激し温熱効果も与えることができるため、毛髪改善はもちろん脱毛予防にもとても効果的である。
本発明にかかるマイクロニードルの第1実施例を示す図である。 本発明にかかるマイクロニードルの第2実施例を示す図である。 本発明にかかるマイクロニードルの第3実施例を示す図である。 本発明にかかるマイクロニードルの第4実施例を示す図である。 本発明にかかるマイクロニードルの第5実施例を示す図である。 本発明にかかるマイクロニードルの第6実施例を示す図である。 本発明の一実施例にかかるマイクロニードル装置の斜視図である。 本発明の一実施例にかかるマイクロニードル装置の分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかるマイクロニードル装置において薬物保存部の薬物保存チャンバーの断面図である。 図9の薬物保存チャンバーを線2−2において切断した断面図である。 図9の薬物保存チャンバーを線3−3において切断した断面図である。 本発明の一実施例にかかるマイクロニードル装置において別の形態の薬物保存部の薬物保存チャンバーの断面図である。 図12の薬物保存チャンバーを線4−4において切断した断面図である。 図7及び図8に示すマイクロニードル装置の動作を例示する断面図である。 図7及び図8に示すマイクロニードル装置の動作を例示する断面図である。 従来のマイクロニードルローラーの断面図である。 本発明の一実施例にかかる別の形態のマイクロニードル装置の斜視図である。 本発明の一実施例にかかる別の形態のマイクロニードル装置の分解斜視図である。 本発明の一実施例にかかる別の形態のマイクロニードル装置のスイッチボディーが第2位置にある場合を示す図である。 本発明の一実施例にかかる別の形態のマイクロニードル装置のスイッチボディーが第1位置にある場合を示す図である。 本発明の一実施例にかかるまた別の形態のマイクロニードル装置の斜視図である。
以下に本発明の実施例にかかるマイクロニードルを添付図面に関して詳細に説明すると次の通りである。
図1乃至図6は、本発明にかかるマイクロニードルの多様な実施例にかかるマイクロニードル(A)が概略的に例示されており、各図において、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は平面図である。
まず、本発明にかかるマイクロニードルの第1実施例を示す図1を参照すると、本発明にかかるマイクロニードルはニードル1(needle)とボディー2とを含む。
ニードル1は薬物投与時に皮膚内部に投入される針のような構成であり、ボディー2は前記ニードル1と結合されてニードル1を移動させたり保持する構成であり、薬物はこのボディー2からニードル1に伝達される。ボディー2は大体円筒の形状であり、図1に示されたように直径が相対的に小さいニードル1と連結される部位においては、ボディー2の直径も減少するテーパー形状になることが好ましい。
ニードル1は、ボディー2と一側端部が接して外壁が直線形状である直線部20と、直線部20の他側端部から外部へ延長形成され先端は直径が減少しながらとがった形状にその外壁が傾いた形状となっている傾斜部10と、を含む。
前記傾斜部10と直線部20は全て皮膚内部に投入可能な構成であり、ユーザの必要に応じて傾斜部10のみが皮膚内部に投入されるように構成されてもよい。
そして、前記傾斜部10と直線部20の外壁には、ニードル1の方向に沿って延長された直線形状で且つニードル1の中心方向に向かって所定の深さで陥没した形状の溝31が形成される。前記溝31は直線部20の一側端部から他側端部を経て傾斜部10まで延長して形成され、図1の(d)に示されるようにニードル1の外壁の上下左右面に一定な間隔で4つ備えられることが最も好ましいが、ユーザの必要に応じて溝31は3つ乃至5つ以上形成されることも可能である。
上記のような結果、図1に示された実施例においてニードル1は十字(+)形状になる。そして、薬物投与時に薬物はニードル1の側壁に形成された溝31に沿って皮膚内部まで容易に伝達されることができる。また、溝31はニードル1の側壁だけに形成されるためニードル1の強度を大きく低下させないため、薬物注入時に皮膚内においてニードル1が折れる問題点を解消することができる。
次に、図2は、本発明にかかるマイクロニードルの第2実施例を示す図である。以下の図面においては図1に示された実施例に同一な構成要素については同一な図面符号を付与し、この構成要素に対する重複説明は省略することにする。
図2を参照すると、ニードル1のうち傾斜部10の中心部分には十字(+)形状の溝32がボディー2方向に所定の深さで陥没した形状に形成される。前記溝32は図2の(b)及び(c)に示されたように、傾斜部10の先端から直線部20の一部まで至る深さで形成され、図2の(d)に示されたようにニードル(1)の上下左右方向に沿って4つの枝を有する十字形状に形成されることが好ましい。そして、図2に示されてはいないが、溝32の平面形状は、例えば、星(*)状のように6つ、あるいは3つ以上の枝を有する形状に形成されることも可能である。
上記のような結果、図2に示された実施例においてニードル1は十字形状の溝32を有することになり、薬物投与時に薬物が溝32の内部に一定量保管された状態でニードル1が皮膚に注射されることで、溝32の内部に保管されていた薬物が皮膚内部に効果的に投入されることができるようになる。また、前記溝32はニードル1の直線部20では比較的短い長さで形成されているため、ニードル1の強度が維持され、薬物投与時にニードル1が折れる問題点も解消することができる。
次に、図3は本発明にかかるマイクロニードルの第3実施例を示す図であり、図2に示された第2実施例が変形された実施例を示す。図3の(d)を参照すると、前記溝33は図2に示された溝32と同様に上下左右方向に沿って4つの枝を有する十字形態の溝であり、その形状もやはり5つ以上の枝を有する溝に形成されることができるという点は第2実施例と同様である。
ただし、図3の(a)乃至(c)に示されるように、溝33は傾斜部10だけでなく直線部20の先端まで延長形成される。上記のような結果、ニードル1は4つのとがった小さいニードルが集まって形成された構造となり、これらの間に形成された溝33に更に多い量の薬物を保管することができる。図3に示されたニードル1の実施例は図2に示されたニードルに比べて強度はやや弱いかもしれないが、ニードル1の中央部に沿って形成された溝33の体積が更に大きくなり更に多い量の薬物が皮膚内部に容易に投入される効果を提供することができる。
一方、図4は本発明にかかるマイクロニードルの第4実施例を示す図である。図4を参照すると、ニードル1のうち傾斜部10の中心部分には一字(一)形状の溝34がボディー2方向に所定の深さで陥没した形状に形成される。この溝34は図4の(c)に示されたように、傾斜部10の先端から直線部20の一部まで至る深さで形成され、図4の(d)に示されたようにニードル1の左右方向(或いは上下方向)に沿って2つの枝を有する一字(一)形状に形成されることが好ましい。
上記のような結果、図4に示された実施例において、ニードル1は一字(一)形状の溝34を有するようになり、薬物投与時に薬物が溝34の内部に一定量保管された状態でニードル1が皮膚に注射されることで、溝34の内部に保管されていた薬物が皮膚内部に効果的に投入されることができるようになる。また、溝34はニードル1の直線部20においては比較的短い長さで形成されており、図2に示された第2実施例に比べると溝34の枝の数が2つで更に少ないことからニードル1の強度が更に強く維持され、薬物投与時にニードル1が折れる問題点は根本的に防止することができる。
次に、図5は本発明にかかるマイクロニードルの第5実施例を示す図であり、図4に示された第4実施例が変形された実施例を示す。図5の(d)を参照すると、溝35は図4に示された溝34と同様に左右方向(あるいは上下方向)に沿って2つの枝を有する一字形態の溝である点では第4実施例と同様である。
ただし、図5の(a)乃至(c)に示されるように、溝35は傾斜部10だけでなく直線部20の先端まで延長形成される。上記のような結果、ニードル1は2つのとがった小さいニードルが向い合って形成された構造となり、これらの間に形成された溝35には図4に示された第4実施例に比べて更に多い量の薬物を保管することができる。図5に示されたニードル1の実施例は図4に示されたニードルに比べて強度はやや弱いかもしれないが、ニードル1の中央部に沿って形成された溝35の体積が更に大きくなるため、更に多い量の薬物が皮膚内部に容易に投入される効果を提供することができる。更に、図3に示された第3実施例と比較する場合、溝35が一字形状に形成されるため、ニードル1の強度は更に強く維持され、薬物投与時にニードル1が折れる問題点を解決することができる。
最後に、図6は本発明にかかるマイクロニードルの第6実施例を示す図である。図6を参照すると、ニードル1の外壁に沿って所定の深さを有するスクリュー(screw)形状の溝36が形成される。このスクリュー形状の溝36はニードル1の直線部20の全体に沿って形成され、傾斜部10の一部まで至るように延長形成される。スクリュー形状の溝36は図6の(d)に示されたように時計方向または反時計方向に形成されてもよく、スクリュー溝36の幅は設計に応じて多様な幅に形成されてもよく、スクリュー溝36の内側面は曲線形状を有することが好ましい。
上記のような結果、本発明にかかるマイクロニードルの第6実施例は、スクリュー形状の溝36に薬物が一定量保管されることができ、ニードル1が皮膚に投入される場合、ボディー2側にあった薬物がスクリュー形状の溝36に沿って円周方向に回転しながらゆっくり皮膚に注入されることができる。
上記のように、多様な実施例を有する本発明にかかるマイクロニードルはニードルの外壁に備えられた溝を通して皮膚内に注入されるようにすることで、マイクロニードルの薬物伝達効果を向上させ、ニードルが折れる問題点も防止する効果を提供することができる。
以上、本発明のマイクロニードルを通して薬物を皮膚内に投入させる実施例のみ説明したが、本発明にかかるマイクロニードルは薬物だけでなく化粧品を投入するときにも適用できることは当業者にとって自明である。
一方、以下に本発明の実施例にかかるマイクロニードル装置を添付図面に関して詳細に説明すると次の通りである。
まず、図7及び図8を参照すると、本発明の一実施例にかかるマイクロニードル装置(B)が概略的に例示されている。
マイクロニードル装置(B)は、治療薬またはワクチンのような免疫活性薬物や皮膚美容のための皮膚弾力薬物を皮膚を通して体内に注入するとき、薬物をより容易に体内に注入できるようにする経皮投与用装置であり、電源部40、薬物保存部50、マイクロニードルヘッド60、及び加熱部70を含む。
電源部40は、円筒形態の筒体41で構成される。筒体41は内部に乾電池や充電池を配置することができる電池空間を備える。本実施例において、電池空間には、例えば、1.5Vの2つの乾電池が直列に配置される。また、筒体41は外周面に電源供給をオン(on)またはオフ(off)できるスイッチ42が配置され、下部はカバー43によって密閉される。このような筒体41は乾電池や充電池を配置する電源部40の役割をするだけでなく、薬物投与時にユーザがマイクロニードル装置(B)を手で握ることができるボディーの役割をする。
薬物保存部50は電源部40の筒体41と結合され、内部に薬物を保存する薬物保存チャンバー51を備える。薬物保存チャンバー51の出口側には薬物供給管52が設けられている。薬物供給管52は後述するマイクロニードルヘッド60の固定ボディー61の入口62まで延長され入口62と密封連結される。
加熱部70は薬物保存部50とマイクロニードル60との間に配置され、本発明にかかる経皮を通した薬物投与時に皮膚に熱を加えて毛穴を拡張させ、皮膚を刺激して皮膚細胞を活性化させる役割をする。このために、加熱部70は、外筒71、内筒72、及び外筒71と内筒72との間に配置されたヒーター73を含む。
前記外筒71は右端部から薬部保存部50の左端部とねじなどによって結合され、熱を遮断することのできる絶縁体に形成される。内筒72は薬物供給管52を収容して通過させるもので、外筒71と同様に薬物供給管52をヒーター73の熱から保護するように絶縁体に形成される。ヒーター73は内筒71の外部に設けられた支持具74にマイクロニードルヘッド60から一定間隔をおいて固定され、マイクロニードルヘッド60を加熱してマイクロニードルヘッド60を通して皮膚に熱を供給する。本実施例において、ヒーター73は、例えば、40〜50℃の熱を発生して維持するように幅3mmのニクロム線のような熱線75を並列連結して構成される。
ここで、ヒーター73はマイクロニードルヘッド60から一定間隔をおいて固定されてマイクロニードルヘッド60を間接的に加熱するものとして例示及び説明したが、その代わりに、マイクロニードルヘッド60及び/又はマイクロニードルヘッド60の複数個のマイクロニードル(A)と直接接触するように配置され、マイクロニードルヘッド60及び/又は複数個のマイクロニードル(A)を直接加熱して皮膚に熱を供給するように配置されてもよい。
皮膚に遠赤外線及び/又は赤外線を注射して皮膚を刺激することで、後述するようにマイクロニードルヘッド60の複数個のマイクロニードル(A)によって皮膚の陳皮層に伝達される薬物の伝達効率を上げることができる。そのために、加熱部70は、遠赤外線発生体76、及び/又は赤外線発生体77を更に含むことができる。
ここで、前記マイクロニードルヘッド60の複数個のマイクロニードル(A)は一例に過ぎず、当業界で一般に使われるニードルの側壁にねじ山や溝を形成していないマイクロニードルも使用することができる。
前記遠赤外線発生体76は、ヒーター73の熱によって遠赤外線を発生するようにヒーター73と対向するように外筒71内に結合配置される。このために、本実施例において、遠赤外線発生体76は外筒71の左側部内でヒーター73の外側に配置されるように外筒71より小さい外径を有する円筒体78に形成される。円筒体78は玉石またはセラミックで形成されてもよい。
選択的に、遠赤外線発生体76はヒーター73の外側に配置される代わりに、ヒーター73と内筒72との間に配置されてもよい。この場合、遠赤外線発生体76は内筒72の外経より大きい内経を有する円筒体(図示なし)に形成され、ヒーター73は円筒体の外側に設けられた支持具(図示なし)に固定される。
前記赤外線発生体77はヒーター73と薬物保存部50との間で赤外線を発生するように配置される。本実施例において、赤外線発生体77は円形形態の固定リング79、及び、例えば700nm〜20μm範囲の波長を有する赤外線を発生する複数個の赤外線LEDまたはランプ80で構成される。固定リング79は中央に内筒72が通す円形孔81を備える。遠赤外線発生体76及び赤外線ランプ80で発生する遠赤外線及び赤外線とヒーター73で発生する熱とをマイクロニードルヘッド60側に反射させるため、固定リング79は赤外線ランプ80が設置された面に反射面が形成されてもよい。また、赤外線ランプ80は固定リング79の円形孔81の周りで一定間隔をおいて配置される。
また、ヒーター73と赤外線ランプ80は薬部保存部50に内設された図示していない配線によって電源部40と電気的に接続されている。
このように、遠赤外線発生体76で発生された遠赤外線と赤外線発生体77で発生された赤外線は、皮膚に注射するときに皮膚細胞を励起状態に至るようにして細胞を活性化させ、環境汚染などによって体内に蓄積された活性酸素を除去し、不飽和脂肪酸の二重結合を誘導して美容効果を増進させると共に、炎症などによって酸性化されている組織をアルカリ性に変えて正常化させるなど、皮膚の血液循環、温熱、熟成、乾湿、中和、及び共鳴作用を誘導することができる。
そして、図9乃至図11に示されたように、薬物保存部50の薬物保存チャンバー51は薬物供給管52と連結され、薬物保存体51a、薬物チャンバー体51b、薬物選択手段51cを含み、いろいろな種類の薬部を収容することができるように長さ方向に区画された少なくとも2つの薬物セル51dを備える。薬物保存体51aはハウジング51eを備える。薬物保存体51aはハウジング51eの内部で回転できるように中空の円筒形に形成され、薬物保存体51aの内部隔壁51fにより薬物保存体51aの長さ方向に2つ以上の空間に区画されている。本実施例の場合には図10に示されたように、十字形の隔壁51fによって薬物保存体51aが4つの薬物セル51dに区画されている。ここで、薬物保存体51aが4つの薬物セル51dに区画されたことは一例に過ぎず、薬物保存体51aは必要に応じて2つ以上の薬物セル51dに区画されてもよい。各薬物セル51dの下段51gには薬物が排出できるように排出口51hが形成される。
薬物保存体51aの下には薬物セル51dから排出口51hを通して排出される薬物を収容する薬物チャンバー体51bが設けられる。すなわち、薬物供給管52と薬物保存体51aとの間に薬物セル51dから排出された薬物が一時保存される空間を形成する薬物チャンバー体51bが形成される。本実施例の場合には、薬物チャンバー体51bは後述するハウジング51eと大体同一な外経を有する中空の円筒形を形成することができる。薬物チャンバー体51bの内部空間にある薬物は薬物供給管52を通してニードルヘッド60に排出される。
薬物選択手段51cは、ユーザが薬物保存体51aの複数個の薬物セル51dのうちいずれか一つの薬物セル51dを選択し、選択された薬物セル51dに保存された薬物を薬物チャンバー体51bを通して薬物供給管52を経てニードルヘッド60に排出されるようにするものである。このような薬物選択手段51cは様々な形態に構成することができる。
本実施例の場合には、ユーザが薬物保存体51aを回転させて薬物保存体51aに形成された複数個の薬物セル51dのうち一つを選択することができるように構成した。
本実施例による薬物選択手段51cは、上述した薬物保存体51aがその内側で回転できるように形成されたハウジング51eと、ハウジング51eの下段に形成される遮断板51iとを含む。ハウジング51eの下段は薬物チャンバー体51bの内部に挿入されるように形成されている。遮断板51iと薬物保存体51aの下段51gとの間には、薬物保存体51aが遮断板51iに対して回転でき、薬物保存体51aの複数個の薬物セル51dに保存された相違なる薬物が漏れて混合されないようにシーリングするシーリング部材(図示なし)が設置されてもよい。また、遮断板51iには、図9及び図11に示されたように、薬物保存体51aの1つの薬物セル51dの排出口51hと対応される選択孔51jが形成される。従って、薬物保存体51aを回転させて複数個の薬物セル51dのうち一つの薬物セル51dの排出口51hを選択孔51jと一致させると、薬物セル51dの薬物が選択孔51jを通して薬物チャンバー体51bに排出される。
薬物保存体51aの上段にはユーザが薬物保存体51aを回転させることができるように回転体51kが設けられ、電源部40のカーバ43に延長されて設けられる(図示なし)。このように、回転体51kが電源部40のカーバ43に延長されて設けられることで、ユーザは薬物保存体51aを円滑に回転させることができる。
また、ハウジング51eの上部には薬物保存体51aの上部を遮断する上部キャップ51lが設けられる。上部キャップ51lには回転体51kが回転できる支持軸51nを支持する支持孔51mが形成される。従って、回転体51kの支持軸51nは上部キャップ51lの支持孔51mで旋回することができる。ユーザが回転体51kを握って図9のように矢印「X」方向に回転させると薬物保存体51aがハウジング51e内部において同一に「X」方向に回転するようになる。
従って、回転体51kを回転させて薬物保存体51aの複数個の薬物セル51dのうち一つの薬物セル51dを選択してその排出口51hをハウジング51eの遮断板51iに形成された選択孔51jに一致させると、選択された薬物セル51dの薬物が選択孔51jを通して薬物チャンバー体51bに排出される。
なお、本実施例の場合には、図12及び図13に示されたように、複数個の薬物セル51dの内部にそれぞれ弾性体51oと開閉ボール51pが備えられてもよい。ここで、複数個の薬物セル51dの内部にそれぞれ弾性体51oと開閉ボール51pを備えることで、ユーザは薬物保存体51aの複数個の薬物セル51dのうち一つの薬物セル51dを選択するために直接目で確認しなくても、薬物セル51dの内部に備えられた弾性体51oの弾性によって開閉ボール51pが遮断板51iの選択孔51jに接する感じだけで複数個の薬物セル51dのうち一つの薬物セル51dを選択することができる。
このように、薬物セル51dの内部に弾性体51oと開閉ボール51pが備えられる場合による薬物選択手段51cは、上述したように、薬物保存体51aがその内側で回転できるように形成されたハウジング51eと、ハウジング51eの下段に形成された遮断板51iを含んでおり、ハウジング51eの下段は薬物チャンバー体51bの内部に挿入されるように形成されており、薬物保存体51aが遮断板51iに対して回転することができる。また、遮断板51iは薬物保存体51aの一つの薬物セル51dの排出口51hと対応される選択孔51jが形成される、ここで、遮断板51iに形成された選択孔51jは、図13に示すように、選択孔51jの外周面に突起51qが形成され、形成された突起51qの間に薬物セル51dの薬物が薬物チャンバー体51bに排出される。
上述したように、ユーザが回転体51kを握って図12のように矢印「X」方向に回転させると、薬物保存体51aがハウジング51eの内部において同様に「X」方向に回転するようになる。従って、回転体51kを回転させて薬物保存体51aの複数個の薬物セル51dのうち一つの薬物セル51dを選択してその排出口51hをハウジング51eの遮断板51iに形成された選択孔51jに一致させると、選択孔51jの外周面に形成された突起51qの間に選択された薬物セル51dの薬物が薬物チャンバー体51bに排出される。
そして、図14及び図15に示すように、マイクロニードルヘッド60は、経皮を通した薬物投与時に痛みを誘発せずに物理的に皮膚(C)の角質層を含む表皮層を貫通し、薬物が皮膚(C)を通して拡散される速度を向上させるもので、固定ボディー61、薬物遮断部63、ニードル固定板68、及びニードルカーバ体65を含む。
固定ボディー61は、薬物供給管52と結合される入口62が形成され、内部には薬物保存部50の薬物供給管52と連通される薬物通路66が形成されている。薬物通路66は角をなした瓢箪の形に形成され、上部通路66a、下部通路66b、及び上部通路66aと下部通路66bとを連結する中間通路66cを備える。上部通路66aの下部には後述する遮断棒64の遮断端部と結合され薬物通路66を遮断する円錐台形態の遮断シート64aが形成され、下部通路66bの上部には後述する弾性スプリング67の相当部が支持設置される第1スプリングシート67aが形成される。
図15に示すように、マイクロニードルヘッド60が皮膚(C)と接触するときは薬物通路66を開放し、図14に示すように、マイクロニードルヘッド60が皮膚(C)から離隔されるときは薬物通路66を遮断するために、薬物通路66には薬物遮断部63が配置される。
前記薬物遮断部63は薬物通路66を開放する第1位置(図15)と薬物通路66を遮断する第2位置(図14)に移動できる遮断棒64を備える。遮断棒64は、加圧端部64b、第2スプリングシート64c、及び遮断端部64dを含む。加圧端部64bは遮断棒64が第2位置にあるときマイクロニードル(A)の先端部より更に長くニードルカバー体65の外部へ突出される。第2スプリングシート64cは薬物通路66の第1スプリングシート63aとの間に弾性スプリング67を設けるように弾性スプリングの下段部を支持し、内部に薬物を移動させるための複数個の貫通開口(図示なし)が形成される。遮断端部64dは遮断棒64が第2位置にあるとき薬物通路66の遮断シート64aと接触して薬物通路66を遮断するように薬物通路66の遮断シート64aと対向する形態に形成される。
遮断棒64を第2位置に維持するために、薬物通路66の上部通路66aの第1スプリングシート67aと遮断棒64の第2スプリングシート64cとの間には遮断棒64を弾性的に支持する弾性スプリング67が配置される。弾性スプリング67は圧縮スプリングで構成されてもよい。
このような構成により、図15に示すように、マイクロニードルヘッド60が皮膚(C)と接触するとき、遮断棒64は加圧端部64aが皮膚(C)によって弾性スプリング67の弾性力に対抗して上の方に押され第1位置に移動し、これにより、遮断端部64dが遮断シート64aから離れて薬物通路66を開放する。一方、図14に示すように、マイクロニードルヘッド60が皮膚(C)から離隔されるとき、遮断棒64は弾性スプリング67の弾性力によって第2位置に元の位置に戻り、これにより、遮断端部64dが遮断シート64aと接触して薬物通路66を遮断する。
ニードル固定板68は複数個のマイクロニードル(A)の上段部をアレイ形態に固定する。複数個のマイクロニードル(A)はそれぞれ非中空形態に形成され、皮膚(C)と接触するときに皮膚(C)の表皮層を貫通すると共に薬物通路66から供給された薬物が皮膚(C)の陳皮層に伝達できるように下段部がニードルカバー体65の外部へ突出されるように配置される。マイクロニードル(A)の下段部がニードルカバー体65の外部へ突出される長さは、マイクロニードルヘッド60を皮膚(C)に接触させるときマイクロニードル(A)の下段部が皮膚(C)の表皮層を浸透して表皮層を通した薬物の透過を促しながらも皮膚(C)の痛点を刺激させない長さ、例えば200乃至500μmであることが好ましい。
ニードルカバー体65はニードル固定板68との間に薬物通路66と連通された薬物分配空間65aを形成するようにニードル固定板68と共に複数個の固定ねじ65bによって固定ボディー61に固定される。ニードルカバー体65にはニードル固定板68に固定された複数個のマイクロニードル(A)がそれぞれ貫通して外部へ突出されるように複数個のニードル孔65cが形成される。
ニードル孔65cはマイクロニードル(A)の外経より微小に大きい内径を有するように形成される。
このとき、薬物分配空間65aとニードル孔65cの大きさは、マイクロニードルヘッド60が皮膚(C)と接触して遮断棒64が薬物通路66を開放するときは薬物分配空間65aの薬物がマイクロニードル(A)とニードル孔65cとの間において毛細管現象によってマイクロニードル(A)に沿って一定速度または一定量に排出されるようにし、マイクロニードルヘッド60が皮膚から離隔されて遮断棒64が薬物通路66を遮断するときは薬物分配空間65aの薬物がマイクロニードル(A)とニードル孔65cとの間からマイクロニードル(A)に沿って排出されないように調節される。
マイクロニードルヘッド60の固定ボディー61、薬物遮断部63、ニードル固定板68、及びニードルカバー体65は遠赤外線発生体76で発生する遠赤外線と赤外線発生体77で発生する赤外線を通過させて皮膚(C)に伝達するため、例えば、PMMA(polymethly methacrylate)のような透明材料で形成される。また、固定ボディー61、ニードル固定板68、及びニードルカバー体65は概観の審美性のために側面外周面に耐熱性塗料でコーティングされてもよい。
このようなマイクロニードルヘッド60は薬物投与作業後、ニードルヘッドキャップ90によって密閉保管される。
以上、本発明のマイクロニードル装置(B)はマイクロニードル(A)が非中空形態に構成され、薬物の移動経路が薬物通路66から薬物分配空間65aを経てマイクロニードル(A)に沿ってマイクロニードル(A)とニードル孔65cとの間の隙間を通して皮膚(C)上に供給されるように構成したものとして例示及び説明したが、本発明のこれに限定されない。例えば、本発明のマイクロニードル装置(図示なし)は本発明の原理を外れない範囲内でマイクロニードル(A)が中空形態に構成され、薬物移動経路が薬物通路66からマイクロニードル(A)の中空空間に沿って皮膚(C)上に供給されるように構成されてもよい。
そして、以下に本発明の一実施例にかかる別の形態のマイクロニードル装置を添付図面に関して詳細に説明すると次の通りである。
まず、図17及び図18を参照すると、本発明の一実施例にかかる別の形態のマイクロニードル装置(B´)が概略的に例示されている。
マイクロニードル装置(B´)は、マイクロニードル(A)が皮膚(C)の陳皮層に浸透することで、細胞の自然的な創傷治癒作用を起こし、その自体のコラーゲンの生成を誘導してしわ及び色素沈着の緩和などの効果をもたらす装置であり、マイクロニードルヘッド部100、赤外線発生部200、及び電源供給部300を含む。
マイクロニードルヘッド部100はマイクロニードル装置(B´)が皮膚(C)に対して加圧されるとき皮膚(C)の陳皮層まで到達する複数個のマイクロニードル(A)の先端部が外部へ突出されるように配置された部分である。マイクロニードル(A)は1μm乃至100μmの外経を有し、その末端は37度ないし44度の角度を有する。
また、マイクロニードル(A)の尖端が外部へ突出される長さは、マイクロニードル(A)が皮膚(C)の表皮層を浸透して表皮層に到達しながらも皮膚(C)の痛点を刺激させない長さ、例えば200μm乃至500μm程度に突出されることが好ましい。微細なマイクロニードル(A)を保護するために、使わないときにはマイクロニードルヘッド部100に保護キャップ150を被せることが好ましい。
赤外線発生部200は、マイクロニードル(A)の内側または外側を通して皮膚(C)に照射される赤外線または遠赤外線(以下、赤外線と通称する)を発生させる構成である。赤外線は、人体の原子、分子、細胞を刺激して細胞を活性化させ、環境汚染によって体内に生成された活性酸素を除去し、不飽和脂肪酸の二重結合を切ることで美容効果をもたらす作用をする。また、炎症によって酸性化されている組織をアルカリ性に変えて正常化させる効能もあり、特に、血液循環、温熱作用、熟成作用、自浄作用、乾湿作用、中和作用、共鳴作用をするため、頭皮の毛嚢に作用すると脱毛を予防することができる。
本発明の実施例においては、赤外線発生部200を赤外線発生用工学素子210であるLEDまたはLD(Laser Diode)に構成し、軽量化と低電力消耗を達成した。
特に、本発明は図16に示された従来のマイクロニードルローラーとは相違し、マイクロニードル(A)の内側または外側を通して皮膚(C)に直接赤外線を照射することに特徴がある。すなわち、従来のマイクロニードルローラーに備えられた赤外線装置は、マイクロニードルの周辺、例えば図16のようにローラーを支持するクランプアームに配置され、皮膚に熱を加えることで柔軟にするヒーターの役割を行うことに止まる。これに比べて、本発明の実施例は、赤外線が皮膚(C)の表面に熱を加えて柔軟にすることはもちろん、皮膚(C)の表皮層を貫通するマイクロニードル(A)の内側または外側を通して赤外線を照射し、陳皮層までも赤外線が直接注射することにすることで、上記で言及した赤外線の効能を極大化したことにその特徴がある。
電源供給部300は赤外線発生部200で赤外線を発生させるのに必要なエネルギーを供給する。携帯の簡便性や取り扱いの容易性のために、本発明の実施例では乾電池310(充電式を含む)を使用した。しかし、当業者であれば乾電池310の以外に外部電源を利用することも当然可能であることが自明に理解できるだろう。
本発明に含まれたマイクロニードルヘッド部100のより具体的な構成を図19及び図20を参照して説明すると、マイクロニードルヘッド部100は赤外線発生部200を収容する固定ボディー104と、固定ボディー104の一側に隣接して配置され複数個のマイクロニードル(A)が固定されたニードル固定体140と、複数個のマイクロニードル(A)がそれぞれ貫通して外部へ突出される複数個のニードル孔144が形成されたニードルカバー142を含む。
複数個のマイクロニードル(A)はニードル固定体140に固定され、マイクロニードル(A)の尖端はニードル固定体140と結合されるニードルカバー142のニードル孔144を通して外部へ突出される。このとき、マイクロニードル(A)の突出長さが前述した200μm乃至500μm程度になるようにそれぞれの大きさと結合位置が設計される。実際では構造的な剛健性と小型化のためにニードル固定体140がニードルカバー142の中に挿入固定されることが好ましい。
このとき、赤外線発生部200から照射される赤外線がマイクロニードル(A)の外側を通して皮膚(C)に到達されるように、それぞれのニードル孔144はマイクロニードル(A)の外経より更に大きい内径を有するように形成される。
そして、ニードル固定体140を中央においてニードルカバー142の反対側には赤外線発生部200を収容する固定ボディー104が配置され、固定ボディー104にはその中に収容された赤外線発生部200で発生された赤外線がマイクロニードル(A)とニードル固定体140に到達する通路が作られている。本実施例においては、少なくとも一つ以上の赤外線発生用工学素子210(LEDまたはLD)及び基板220からなる赤外線発生部200があり、赤外線発生部200は固定ボディー104の上面に形成された突起に嵌められて結合され、赤外線発生用工学素子210は固定ボディー104に形成された貫通ホール106の中に位置している。
これにより、赤外線発生用工学素子210はニードル固定体140と向かい合うようになる。必要であれば、より多くの量の赤外線がニードル固定体140に到達されるように赤外線発生用工学素子210を囲む周辺通路の壁面に光反射性に優れた材質を塗布することもできる。
ここで、本発明はマイクロニードル(A)の内側を通して赤外線が皮膚(C)に到達されるように、そして、その外側を通して皮膚(C)に到達する赤外線の量が増大されるように、複数個のマイクロニードル(A)とニードル固定体140は赤外線が透過される透明材質により形成されてもよい。特に、このような構成によると、マイクロニードル(A)の内側を通して伝播された赤外線が表皮内側に位置した陳皮層と毛嚢などの組織を直接刺激して活性化させることで、赤外線の効能を最大限引き出すことが可能である。
なお、図19及び図20において複数個のマイクロニードル(A)のうち一部に対して例示的に示されたように、マイクロニードル(A)にはその長さ方向の中心に沿って赤外線発生部200から照射される赤外線が通過する通路の役割をする中空部103が形成されてもよい。この場合にもマイクロニードル(A)とニードル固定体140が透明材質により形成可能であることはもちろんであるが、マイクロニードル(A)に中空部103が形成されているため、マイクロニードル(A)が赤外線非透過性材質で作られていてもその内側を通して赤外線が伝達されることができる。
本発明において赤外線が透過される透明材質としては、アクリルPMMA(PolyMethyl Methacrylate)、PC(Poly Carbonate)又はグラスのような材質を例として挙げられる。ただし、透明材質はこれに限定されるものではなく、赤外線が透過される材質であればその他の材質が使われることもやはり可能である。
一方、ニードル固定体140と向かい合う固定ボディー104の少なくとも一部分にはニードル固定板140から反射された赤外線を再反射させるための反射面108が形成されてもよい。赤外線発生部200から照射された赤外線中の一部はその入射角に応じて空気とニードル固定体140との間、そしてニードル固定体140とマイクロニードル(A)との間の界面で反射される。従って、固定ボディー104に形成された反射面108はこれらの界面で反射された赤外線を再反射させることで、皮膚(C)に最終的に到達される赤外線の量を増やすことになる。
反射面108は球面または方物面であることが好ましいが、このとき、反射面108は凸面または凹面になされてもよい。図19及び図20に例示的に示された凹反射面108は赤外線をニードル固定体140の中央部分に集中させるが、これにより、赤外線発生用工学素子210が固定ボディー104の外郭部分に隣接した場合に相対的に赤外線の量が不足となるかもしれない中央部分の赤外線の量が補充される。図示されていない凸反射面はその反対の場合に有利であり、設計上必要であれば凹面と凸面が合成された反射面(図示なし)を構成することもできる。また、反射面108を鏡面処理するか、あるいは反射面108に光反射性物質を塗布して赤外線の再反射率を上げることも好ましい。
更に、本発明の実施例は電源の効率的な利用と使用の便宜性を考慮し、マイクロニードルヘッド部100が皮膚(C)に密着されたときだけ赤外線発生部200が作動されるように制御するスイッチメカニズムを更に含むことができる。
このようなスイッチメカニズムの第1の例は固定ボディー104に含まれた構造であり、マイクロニードルヘッド部100が皮膚(C)と接触するときには電源供給部300と赤外線発生部200とを電気的に接続し、逆にマイクロニードルヘッド部100が皮膚(C)から離隔されるときは電源供給部300と赤外線発生部200との間の電気的な接続を遮断するスイッチボディー110である。
スイッチボディー110の詳細な構成と作動原理は図19及び図20の断面図に詳細に示されている。スイッチボディー110は大きく電源供給部300と赤外線発生部200との間を電気的に接続する第1位置(図20参照)とこのような電気的な接続を遮断する第2位置(図19参照)との間で移動できるロード112と、このロード112が自由状態にあるときには第2位置を維持するようにロード112を弾性的に支持する弾性スプリング122を含む。ここで、ロード112の一端はマイクロニードルヘッド部100の外に突出されるが、この突出された一端はロード112が皮膚(C)に接触して押されるときに作用する圧力をロード112に伝達する加圧端部113の役割をする。
ここで加圧端部113の突出長さはマイクロニードル(A)の突出長さより長いことが好ましく、これはマイクロニードル(A)が皮膚(C)を貫通する直前に予め赤外線が照射されることが赤外線効能の活用面で有利であるからである。
ロード112が第1位置と第2位置との間で往復運動できる構成の一例としては、スイッチボディー110に段差126が付けられた貫通孔124を形成し、貫通孔124に挿入されたロード112には貫通孔124の段差126を境界にその内外側にそれぞれ第1係止突起114と第2係止突起116が備えられるようにすることである。貫通孔124の段差126を境界にその内外側にそれぞれ係止突起が配置されるため、ロード112は分離締結が可能なツーピースに作られる。また、弾性スプリング122は貫通孔124の段差126と第1係止突起114との間で予荷重を有するように支持されることでロード112全体を弾支する。
このようなスイッチボディー110は固定ボディー104に一体結合され、スイッチボディー110の中央に位置したロード112は固定ボディー104とニードル固定体140、そしてニードルカバー142を貫通して外部へ突出される。このような構成により、ロード112は加圧端部113である突出された一端に圧力が加えられないとロード112が最大に突出された状態である第2位置を維持するようになり、加圧端部113に圧力が作用すると上側に上げられ第1位置となる。従って、ロード112が第1位置にあるとき電源供給部300と赤外線発生部200とを接続させる接点を形成すると、ロード112の加圧端部113が皮膚(C)に押される場合、すなわち本発明にかかるマイクロニードル装置(B´)が実際に使われる場合にのみ赤外線が照射されるようにできる。もちろん、加圧端部113に加えられた圧力が解除されるとロード112が第2位置に復帰し接点が短絡されることで赤外線の照射が中断されることは自明である。
なお、ニードルカバー142、ニードル固定体140、固定ボディー104、及びスイッチボディー110がボルト146によって一体に結合され一つに一体化されたマイクロニードルヘッド部100を構成することになると、構造的に剛健であるだけでなく、製造と取り扱い、使用上便利である。特に、後述するように一体化されたマイクロニードルヘッド部100は筒形状の取っ手部400の中に収容された電源供給部300に乾電池を抜き差しする入口のふたの役割も兼ねることができ、とても便利である。
ここで、ロード112が第1位置にあるときに電源供給部300と赤外線発生部200とを接続させる接点は次のように構成されることができる。
まず、ロード112の第2係止突起116にはロード112が第1位置にあるとき電源供給部300の(+)端子と接続され赤外線発生部200に(+)電気を供給する第1端子118が備えられ、スイッチボディー110には電源供給部300の(−)端子と常に接続され赤外線発生部200に(−)電気を供給する第2端子120が備えられる。従って、ロード112の第2係止突起116にある第1端子118が電源供給部300の(+)端子と接続されるときだけ赤外線発生部200が作動される。もし電源供給部300が乾電池310からなっている場合なら、ロード112の第2係止突起116が乾電池310の(+)極と向い合うように配置して第2係止突起116の第1端子118が乾電池310の(+)極に直接接触されるように構成することが構造の単純化の側面で有利である。
また、前述したように、マイクロニードルヘッド部100を一体化して筒形状の取っ手部400の中に収容された電源供給部300に乾電池を抜き差しする入口のふたの役割をするように構成することができる。すなわち、マイクロニードルヘッド部100のスイッチボディー110に取っ手部400とねじ結合される雄ねじプラグ128を形成することで、ふたの機能を付与することができる。このとき、マイクロニードルヘッド部100のスイッチボディー110と取っ手部400がねじ結合されると、これと同時にスイッチボディー110と電源供給部300の(−)端子が電気的に接続されるように構成することも可能である。
図19及び図20を参照すると、ロード112の第2係止突起116はスイッチボディー110の陥没部130の中にあり、第2位置において乾電池310の(+)極とロード112の第1電極は離隔されている。この状態でロード112が上に上がり第1位置に至るようになると、第1電極と乾電池310の(+)極が接触され電源供給部300と赤外線発生部200とを接続する閉回路が構成される。一般的に乾電池310の(−)極は確実な電気的接触のために円錐形コイルスプリング又は折り曲げられた金属板によって弾力的に支持されるため、ロード112が第1位置に移動して乾電池310を押すとしても、ロード112に過渡な応力は発生しない。更に、取っ手部400の中で乾電池310が動くことを防止するために、マイクロニードルヘッド部100の雄ねじプラグ128の上面にクッション材132を取り付け、このクッション材132が乾電池310をある程度圧迫するように作ることも好ましい。
一方、本発明の一実施例において、赤外線発生部200は赤外線を発生させる工学素子210であるLEDまたはLDからなるが、このとき、LED及びLDの一部分に赤外線と反応して可視光線を放出する蛍光塗料が塗布されてもよい。赤外線が照射されるか否かは肉眼では確認されないため、ユーザが正常に赤外線発生部200が作動されているか間接的に確認できる可視光線領域の光りが放出されることがよい。これにより、ユーザはマイクロニードル装置(B´)が故障しているかあるいは乾電池310の取り入れが必要なのか容易に把握することができるようになる。
上記で説明した本発明の一実施例は、マイクロニードルヘッド部100が皮膚(C)に接触したことを検知して自動的に赤外線発生部200を作動させるスイッチボディー110を備えたことを特徴とするが、このようなスイッチボディー110に代わってユーザが手動で作動させる別のスイッチメカニズムも可能である。
すなわち、図21に示された本発明のまた別の実施例は、電源供給部300に赤外線発生部200に供給されるエネルギーを選択的に供給又は遮断できるプッシュボタンスイッチ410が含まれており、ユーザが取っ手部400を把持して使うときプッシュボタンスイッチ410を操作することで主導的に赤外線発生部200を作動させる。
このとき、プッシュボタンスイッチ410が図21に示されたようにユーザの親指部分に配置されるか、あるいは図示されていないが図21に「500」と指示されている位置である取っ手部400の一端上に配置されることで、把持した指が自然に力を加えるようにすることが好ましい。スイッチボディー110の代わりにプッシュボタンスイッチ410が含まれたことを除いてはマイクロニードルヘッド部110などの他の構成は全て同一である。
以上、本発明のマイクロニードル及びマイクロニードル装置は記載された実施例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、皮膚を通して局部組織または全身循環系に投与する経皮投与方法に使われるマイクロニードル及びマイクロニードル装置に関し、産業上の利用可能性がある。

Claims (24)

  1. 外壁が傾いた傾斜部及び外壁が直線形状である直線部を含み、前記傾斜部または直線部の外壁に沿って所定の深さを有して形成される溝を含むニードルと、
    前記ニードルと結合され前記ニードルを移動させたり支持するボディーと、
    を含むことを特徴とするマイクロニードル。
  2. 前記溝は、前記ニードル方向に沿って延長された直線形状であり、前記ニードルの中心方向に向って所定の深さで陥没された形状でありながら、ニードルの外壁に沿って3つ以上または上下左右面に一定な間隔で4つ備えることを特徴とする請求項1に記載のマイクロニードル。
  3. 前記溝は、前記傾斜部の先端から前記直線部の一部まで至る深さを有するか、前記直線部の先端まで延長された深さを有し、多数の枝を有する形状を含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロニードル。
  4. 前記溝は、十(+)字形状又は一(−)字形状の中で一つを含むことを特徴とする請求項3に記載のマイクロニードル。
  5. 前記溝は、前記ニードルの外壁に沿ったスクリュー形状になり、時計方向又は反時計方向に形成されることを特徴とする請求項1に記載のマイクロニードル。
  6. 前記ボディーは円筒形状であり、前記ニードルと連結される部位において直径が減少するテーパー形状を含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロニードル。
  7. 薬物を保存する薬物保存部と、
    前記薬物保存部と連結された薬物通路、及び先端部が外部へ突出されるように配置され、皮膚に対して加圧されるとき前記皮膚の陳皮層を貫通して前記薬物通路の薬物が前記皮膚の陳皮層に伝達されるようにする複数個のマイクロニードルを備えるマイクロニードルヘッドと、
    前記マイクロニードルヘッドを通して前記皮膚に熱を加える加熱部と、
    を含むことを特徴とするマイクロニードル装置。
  8. 前記薬物保存部は薬物保存チャンバーと薬物供給管が連結されてなされ、
    前記薬物保存チャンバーは、薬物保存体、薬物チャンバー体、薬物選択手段を含み、色々な種類の薬物を収容することができるように長さ方向に区画された少なくとも2つ以上の薬物セルを備えることを特徴とする請求項7に記載のマイクロニードル装置。
  9. 前記薬物選択手段は、
    前記薬物保存部が内側で回転できるように形成された中空のハウジングと、
    前記ハウジングの下段に形成され、前記薬物保存部の一つの薬物セルの排出口と対応するように形成された選択孔を備えた遮断板と、
    前記薬物保存部の上段に設けられる回転体と、
    前記薬物保存部の上部を遮断し、前記回転体が回転できるように支持する上部キャップと、を含み、
    前記回転体が回転し、前記薬物保存部が前記ハウジングの内部で回転することを特徴とする請求項8に記載のマイクロニードル装置。
  10. 前記薬物選択手段は、
    前記薬物保存部が内側で回転できるように形成された中空のハウジングと、
    前記薬物保存部の内部に弾性体と開閉ボールが設けられた複数個の薬物セルと、
    前記ハウジングの下段に形成され、前記薬物保存部の一つの薬物セルの排出口と対応するように形成された選択孔を備えた遮断板と、
    前記薬物保存部の上段に設けられる回転体と、
    前記薬物保存部の上部を遮断し、前記回転体が回転できるように支持する上部キャップと、を含み、
    前記回転体が回転し、前記薬物保存部が前記ハウジングの内部で回転することを特徴とする請求項8に記載のマイクロニードル装置。
  11. 前記薬物選択手段は、
    前記薬物保存部の下段に複数個の薬物セルが下段を塞ぎながら回転できるように設けられ、複数個の薬物セルのうち一つの薬物セルの下段に対応される選択孔を備える回転遮断板と、
    前記薬物保存部の上段に前記複数個の薬物セルの上段を塞ぎながら回転できるように設けられた回転体と、
    前記薬物保存部を貫通し、前記回転遮断板と回転体とを連結する回転棒と、を含み、
    前記回転体が回転すると、前記回転遮断板が前記回転棒と一体で回転することを特徴とする請求項8に記載のマイクロニードル装置。
  12. 前記マイクロニードルヘッドは、
    内部に前記薬物通路を形成した固定ボディーと、前記複数個のマイクロニードルを固定するニードル固定板と、及び前記ニードル固定板との間に前記薬物通路と連通された薬物分配空間を形成し、内部に前記複数個のマイクロニードルがそれぞれ貫通して外部へ突出される複数個のニードル孔が形成されたニードルカバーと、を含み、
    前記複数個のニードル孔はそれぞれ、前記薬物分配空間の前記薬物が前記複数個のマイクロニードルに沿って排出されるように前記マイクロニードルの外経より微小に大きい内径を有するように形成されたことを特徴とする請求項7に記載のマイクロニードル装置。
  13. 前記マイクロニードルヘッドは、前記薬物通路に配置され、前記マイクロニードルヘッドが前記皮膚と接触するときは前記薬物通路を開放し、前記マイクロニードルヘッドが前記皮膚から離隔されるときは前記薬物通路を遮断する、
    前記薬物通路を開放する第1位置と前記薬物通路を遮断する第2位置に移動できる遮断棒と、及び前記遮断棒を前記第2位置に維持するように前記遮断棒を弾性的に支持する弾性スプリングと、を含む薬物遮断部を更に含むことを特徴とする請求項7に記載のマイクロニードル装置。
  14. 前記遮断棒は、
    前記第2位置にあるとき前記複数個のマイクロニードルの前記先端部より更に長く外部へ突出される加圧端部と、
    前記薬物通路との間に前記弾性スプリングを支持するスプリングシートと、
    前記第2位置にあるとき前記薬物通路を遮断する遮断端部と、を含むことを特徴とする請求項13に記載のマイクロニードル装置。
  15. 前記加熱部は前記薬物保存部と前記マイクロニードルヘッドとの間に配置され、前記マイクロニードルヘッドと所定間隔をおく位置と前記マイクロニードルヘッドと接触する位置とのうち一つの位置に配置されたことを特徴とする請求項7に記載のマイクロニードル装置。
  16. 前記加熱部は、前記ヒーターと結合され、前記ヒーターの熱によって遠赤外線を発生する遠赤外線発生部と赤外線を発生する赤外線発生部のうち1つ又は2つを更に含むことを特徴とする請求項7に記載のマイクロニードル装置。
  17. 前記赤外線発生部は赤外線を発生するLEDとランプのうち一つを含むことを特徴とする請求項16に記載のマイクロニードル装置。
  18. 皮膚に対して加圧されるとき前記皮膚の陳皮層まで到達する複数個のマイクロニードルの先端部が外部へ突出されるように配置されたマイクロニードルヘッド部と、
    前記マイクロニードルの内側又は外側を通して前記皮膚に照射される赤外線又は遠赤外線を発生させる赤外線発生部と、
    前記赤外線発生部が赤外線又は遠赤外線を発生させるのに必要なエネルギーを供給する電源供給部と、
    を含むことを特徴とするマイクロニードル装置。
  19. 前記マイクロニードルヘッド部は、
    前記赤外線発生部を収容する固定ボディーと、
    前記固定ボディーの一側面に隣接して配置され、前記複数個のマイクロニードルを固定するニードル固定体と、
    前記複数個のマイクロニードルがそれぞれ貫通して外部へ突出される複数個のニードル孔が形成されたニードルカバーと、
    を含むことを特徴とする請求項18に記載のマイクロニードル装置。
  20. 前記複数個のニードル孔は、それぞれ前記赤外線発生部から照射される赤外線又は遠赤外線が前記マイクロニードルの外側を通して前記皮膚に到達できるように前記マイクロニードルの外経より更に大きい内径を有するように形成されたことを特徴とする請求項18に記載のマイクロニードル装置。
  21. 前記ニードル固定体と向い合う前記固定ボディーの少なくとも一部分には、前記ニードル固定体から反射された赤外線又は遠赤外線を再反射させるための反射面が形成されたことを特徴とする請求項18に記載のマイクロニードル装置。
  22. 前記固定ボディーには、前記マイクロニードルヘッド部が前記皮膚と接触するときは前記電源供給部と赤外線発生部とを電気的に接続し、前記マイクロニードルヘッド部が前記皮膚から離隔されるときは前記電源供給部と赤外線発生部との間の電気的な接続を遮断するスイッチボディーが更に含まれたことを特徴とする請求項18に記載のマイクロニードル装置。
  23. 前記スイッチボディーは、
    前記電源供給部と赤外線発生部との間を電気的に接続する第1位置と前記電気的な接続を遮断する第2位置との間で移動でき、前記マイクロニードルヘッド部の外側に突出された一端である加圧端部を有するロードと、
    自由状態では前記ロードが前記第2位置を維持するように前記ロードを弾性的に支持する弾性スプリングと、を含むことを特徴とする請求項22に記載のマイクロニードル装置。
  24. 前記赤外線発生部は、赤外線又は遠赤外線を発生させるLED又はLD(Laser Diode)を含むことを特徴とする請求項18に記載のマイクロニードル装置。
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