JP2013510024A - 印刷プロセスの調整方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、プリプレスからのデータ（１３，３３）に基づいて印刷デバイス（１２，３２）を用いて被印刷物を印刷する印刷プロセスの調整方法に関するものであり、この方法においては、被印刷物上の印刷結果が設定値と比較され、そこから修正値が導き出され、また、プリプレスのデータ（１３，３３）が修正値により修正される。

Description

本発明は、請求項１に記載の、特にデジタル印刷デバイスにおける印刷プロセスの調整方法に関する。

プリプレス、つまり、機械による実際の印刷工程に前置された生産段階においてすでに、必要な情報、つまり、いわゆる印刷データを、所与の機械的な印刷条件及び所与の印刷方法に合わせて準備し、エリアカバレッジ及びカラーをデジタルデータセット内で相応に規定することが一般的に知られている。印刷工程はこのデータに基づいて印刷機、例えばインクジェット印刷デバイス又はレーザー印刷デバイス内で実行され、これらデジタル印刷データはもはや印刷物生産中に変更されることはない。オフセット印刷方法又は実際に固い印刷版を用いるその他の印刷方法においては、これらのデータに基づいて印刷プレート又はその他の印刷版が作られ、それらを用いて例えば数千部の印刷物が生産される。今日代表的に使用される多色印刷においては、クリエーティブなプリプレスにおいてデザインされて作成されたカラー画像データが個々の色分解（カラーセパレーションとも呼ばれる）に分解される。これら色分解は印刷において、当該の印刷方法で利用可能な印刷インキを用いて印刷される。このとき利用可能な印刷インキで印刷された色分解を重ね刷りすることにより、カラー画像データに含まれている異なる複数の色調がカラーで印刷される。色分解には、画像要素ごとに個々のピクセルに関して、それぞれ使用される印刷インキ、通常は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック（ＣＭＹＫ）の相対的なエリアカバレッジが含まれている。受注参照データのカラー画像データは、いわゆるＲＩＰプロセスにおいて個々の色分解に分解される。ＲＩＰとは通常、Raster Image Processorの略である。このプロセスにおいて受注参照データに含まれるページオブジェクト（画像、テキスト、グラフィック要素など）が、当該デジタル印刷方法にとって適切なピクセル志向の画像データに変換される。このとき、当該印刷方法において使用される印刷インキのための個々の色分解への分解も行われ、これら印刷インキのそれぞれの印刷インキの各色分解のために一色の色分解データが、当該の、その印刷方法に適したピクセル志向の画像データ形式（例えばＴＩＦＦ（Tagged Image File Formatの略）などのラスター画像データ形式）で生成される。

さらに、印刷プロセスにおける色再現を、相応の測定技術（インライン、オンライン、オフライン、オンライン、オフライン）により把握して、自動的な又は手動のフィードバックにより制御又は調整するシステムが知られている。しかしながらこのとき制御又は調整されるのは、印刷機の印刷プロセス特有のパラメータのみであり、プリプレスで規定されたデジタル印刷データは変更されない。

エレクトログラフィーにおいては、印刷プロセス特有のパラメータとして例えば、光導電体の帯電電位、照射ユニットによる放電深度、現像剤システムの直流電位又はトナー濃度を調節して印刷結果又は印刷品質に影響を与えることができる。

インクジェット印刷デバイスにおいては、印刷プロセス特有のパラメータとしてはとりわけ滴の大きさを調節することができる。

実用においては従来技術では、印刷機において印刷プロセス特有のパラメータの変更のみにより印刷品質、特にカラーの再現に影響を与えるための可能性は非常に制限されている。

例えば、色再現に影響を与えるための通常の制御及び調整パラメータの多くは局所的にコントロールされるのではなく、印刷された面全体に影響する。そのため、利用可能な技術を用いて、絵柄内の個々の要素に対して、カラーに関して個別に影響を与えることは決してできない。

インクジェット印刷デバイスにおいては、いくつかのメーカーから異なる数種類の滴サイズが提供されているものの、設定可能な滴の量は一般的にシステム内在的であるため、従来技術による制御及び調整は基本的に制限されている。この分野において利用可能な技術では、微細な調整の実現は困難であるか、又は不可能である。また、既知の技術により色再現に対してカラー選択的に影響を与えることはできない。

本発明の課題は、改善された印刷プロセス調整方法を提供することである。

この課題は、請求項１に記載の特徴により解決される。

本発明による方法の核は、印刷デバイスの利用可能な制御及び調整パラメータを介して印刷品質に影響を与えるという今日通常のアプローチ法ではなく、プリプレスにおいて生成されたデジタルデータを修正／変更することにより、調整又は影響を与えることにある。

このとき、印刷の実際の結果をカラーで表現する、印刷された製品における測定値、特にスペクトル測定値が把握され、所与の設定値と比較される。実際値と設定値との間の偏差から、相応のカラー修正が導き出される。計算された修正によりプリプレスの印刷データが相応に変更される。このために専用の色計算機を使用することができる。同様に、この修正のために、すでにあるハードウェア及びソフトウェアを使用することもできる。

本発明による調整方法は、複数の異なるバリエーションで印刷プロセス全体に好適に組み込むことができる。

そのため、例えば色計算機を印刷機内に直接的に統合することができる。また、印刷データの修正は、印刷の前に行われるデータ準備において印刷機の外で行うことも好適に可能である。この修正は、個々の印刷されたページ又は個々のページオブジェクトに基づいて、又は組付けられたデジタル印刷版に基づいて実施することができる。

このとき測定データの把握は、インライン（つまり印刷工程実行中に印刷デバイス内で測定）又はオンライン（つまり測定器はデータ技術的に調整システム及び／又は制御システムに接続されているが、測定工程のために、印刷されたばかりの印刷製品は実行中の印刷工程から取り出されて印刷機の外で測定される）のいずれかで行われる。

測定のためにはとりわけカメラに基づく測定システムを用いることができる。測定できるのはとりわけ、例えば統合された一つの印刷コントロールストリップのあらかじめ定義された測定フィールドなど、所与の測定要素である。同様にして、印刷されたエリアの規定された領域、又は、印刷されたエリア全体を把握することもできる。所与の測定フィールドではなく印刷製品の任意の領域におけるそのような測定は、「画像内測定」とも呼ばれる。後者の実施形態においては好適に、印刷製品内の、その受注にとって不可欠なカラーに特に集中し、受注参照データを適切に修正することによりこの不可欠なカラーを最良の近似で複製するという可能性が存在する。

本発明による方法により、印刷データの色再現をより大幅に正確に適合させることが可能となり、本発明の方法は、印刷されたエリアの個々の領域を個別に処理するのに特に好適に適している。

同時に、本発明による方法により、調整インタバルを好適な態様で明らかに短縮し、色再現の適合をほぼリアルタイムで行うことが可能となる。さらに、本発明による方法により、個々の色域を選択的に適合させることが好適に可能となる。

本発明に関してデジタル印刷とは、静的な印刷版を使用せずに印刷画像がコンピュータから直接印刷機／印刷デバイスに伝送される印刷方法群と理解される。それは望ましくはインクジェット印刷デバイス又は、望ましくは高部数用に構成されたレーザープリンタなどの電子写真式印刷システムである。もちろんその他のデジタル印刷デバイスも考慮することができる。

上位の手法の好適な実施形態及び目的に合った発展形は従属請求項に記載されており、また、図を参照しながら以下の実施例の詳細な説明から理解できる。

デジタル印刷機の、従来技術によるワークフロー図である。 デジタル印刷機の、本発明によるワークフロー図である。 デジタル印刷機の、本発明によるさらなるワークフロー図である。

図１には従来の技術によるデジタル印刷機のワークフローが図示されており、このワークフローではプリプレス１ａから開始し、プリプレス１ａでは印刷製品の構成、つまりテキスト又は画像といった内容の配置ならびにカラーの構成が規定される。プリプレス１ａのこのクリエーティブな部分は、印刷製品がどの印刷デバイスで生産されるかには関係がない。

次にプリプレスのさらなるステップ１ｂにおいては、印刷方法とは関係なく、また、どの印刷デバイスで印刷製品が生産されるかに関係なくデータが決定され、このデータを用いて、印刷デバイスは、特に所望の、つまりプリプレス１ａで規定された色再現が印刷製品上で達成されるよう制御される。

そこにはいわゆる色分解３も含まれ、この色分解３は、カラーのオリジナルが例えば４つの印刷プロセスカラー、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック（ＣＭＹＫ）に分解されたものであり、また、絵柄のどの部位に各印刷プロセスカラーをどの割合で印刷すべきかを規定している。

印刷デバイス２においてはプリプレス１ｂから供給された色分解３を基に、濃度及びカラー設定４が実施される。この設定に基づいて印刷製品６が印刷され、色再現に関しては実際の色度を調べるために、印刷製品６は手動で又は機械的に、相応の測定デバイス７内で、又は相応の測定デバイス７を用いて測定／検査される。外乱影響５により所与の設定色度に対する色再現の偏差が認められた場合、オペレータは印刷デバイス２に修正介入することによりこの偏差に対処することができる。

しかしながらこのとき印刷デバイス２において変更可能であるのは、まだ、例えばインクジェット印刷デバイスにおける滴サイズなど、印刷プロセス特有のパラメータのみである。エレクトログラフィーにおいては印刷結果又は印刷品質に影響を与えるために、例えば光導電体の帯電電位、照射ユニットによる放電深度、現像剤システムの直流電位又はトナー濃度を調節することができる。

しかしながら、色再現に影響を与えるための、印刷デバイス２において通常調節可能な制御及び調整パラメータは局所的にコントロールされるのではなく、印刷されたエリア全体に作用する。そのためこの設定可能性を用いて絵柄内の個々の要素にカラーに関して個別に影響を与えることはできない。

図２には本発明による流れが図示されている。図１の従来の技術と同様、プリプレス１０ａにおいて印刷製品１６の構成が規定される。さらなるステップ１１ａにおいて可変のデータ／印刷内容を設けることができる。可変のデータ／印刷内容とは、一定の部数が印刷された後に、その他の内容に交換される内容であり、印刷内容のその他の部分は不変／静的のままである。可変の内容とは例えば、住所データなど、一部印刷されるごとに他のデータに交換されるものである。

静的データも可変データも、次のステップ１０ｂ又は１１ｂにおいていわゆるＩＣＣリファレンスプロファイル９ａ又は９ｂ、及びＩＣＣ目標プロファイル２０を介して印刷データに変換され、その印刷データにより印刷デバイス１２を制御することができる。ＩＣＣプロファイル又は同意語でカラープロファイルは、規格化されたデータセットであり、例えばモニタ、プリンタ、スキャナなど色入力機器又は色再現機器の色空間を記述するものである。このデータセットにより、所与のカラー表現を印刷製品上に実現できるようにする際に基となる、とりわけ印刷デバイス用の制御データを決定することができる。それにはいわゆる色分解１３も含まれており、色分解１３は、カラーのオリジナルを４つの印刷プロセスカラーであるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック（ＣＭＹＫ）に分解したもので、絵柄のどの部位に各印刷プロセスカラーをどの割合で印刷すべきかを規定するものである。

印刷デバイス１２では、プリプレス１０ｂ及び１１ｂから提供された色分解１３に基づいて濃度及びカラー設定１４が行われる。これらの設定に基づいて印刷製品１６が印刷され、印刷製品１６はセンサシステム１９により色再現に関する測定、つまり、実際の色度が調べられ、プリプレス１０ａ及び１１ａのそれぞれの設定色度と比較される。センサシステム１９は印刷デバイス１２内に統合されているのが望ましいが、後置することもできる。

外乱影響１５のために色再現が設定値から偏差している場合、本発明のこの実施形態においては、プリプレス１０ｂ，１１ｂから受け取ったデータが印刷デバイス１２内で修正され、その修正の結果として、適応させた新しい色分解１３が計算される。そのためには、取得された測定値から、現在の印刷のカラー再現特性を記述する新たなＩＣＣプロファイル２０（目標プロファイル）が生成される。

所与のリファレンスプロファイル９ａ／９ｂ、及び、この新たに生成された目標プロファイル２０を使用することにより、リファレンスプロファイル９ａ／９ｂ及び目標プロファイル２０から成る、一つの閉じたカラーマネジメント区間が形成される。それにより、受注参照データ（カラー画像データ）が、与えられた印刷条件に適応される。スキャナ、デジタルカメラ、モニタ、プリンタ、フィルムセッター、プレートセッターなど異なる入出力機器は、カラーマネジメントにより互いに調和させることができる。

センサシステム１９により望ましくはインラインで、つまり印刷プロセス中に印刷結果が把握され、オペレータの手動介入なしでデータが自動的に修正される。

これとは無関係に、オペレータは追加的に、手動で又は機械的に相応の測定デバイス１７内で又は相応の測定デバイス１７を用いて印刷製品を測定／検査することができ、色再現に何らかの偏差があった場合には印刷デバイス１２の濃度／カラー設定デバイス１４に修正介入１８することにより対処できる。

図３の実施形態が図２の実施形態と異なるところは、外乱影響３５により生じた色再現における偏差が、直接、プリプレス３０ｂ，３１ｂ内で処理され、そこで、印刷デバイス特有の印刷データを決定する際、特に色分解３３を作成する際に考慮されるところである。これは望ましくは本刷りの印刷中に継続的に行うことができ、また、行うべきである。このときデータは望ましくは直ちに修正され、新たに計算された色分解は現在進行中の印刷物生産のために使用される。この方法の特に好適な実施形態においては、データのこの修正及び、新たに計算された色分解の現在進行中の印刷物生産への使用はリアルタイムで、つまり即時に行うことができる。

この実施例においてはこの時、望ましくは可変の印刷内容の印刷デバイス特有のデータも修正される。

以下、図２又は図３に示された、本発明のさらなる好適な実施可能性について説明する。

本発明においてそれぞれのプリプレスデータ／画像データの修正は、印刷デバイスの中又は外で取得された測定値に基づいて行うことができる。同様に、画像データの修正を印刷デバイスの中又は外で行うことも可能である。

修正はカラーマネジメントに基づいて行うこともできる。この場合、取得された測定値から新たなＩＣＣプロファイルを計算するか、又は、既存のＩＣＣプロファイルを変更することができる。画像データの修正のためのカラーマネジメント区間は一般的に、ソースプロファイル及び目標プロファイルから成っている。ソースプロファイルは、受注参照データに含まれているエリアカバレッジ値の、重ね刷りにおいてあるべきカラーの見え方のための設定基準値と考えることができる。目標プロファイルは、当該の印刷方法の実際の印刷条件を記述するものである。上述の、本発明により実施される修正がカラーマネジメントに基づいて行われる場合、目標プロファイルは望ましくは新たに作成されるか又は変更される。

本発明による方法を実施する際、カラー測定値は好適には、あらかじめ定義されて印刷製品上に追加的に印刷されたコントロールパッチ内で、又は印刷画像内で直接的に測定することができる。

その際好適には、測定値についてそれぞれそれに付属する、測定場所に関する情報も把握され、必要であれば一緒に供給され、また、実際値と設定値との比較のために使用される。

印刷結果の評価又は測定は、例えばカメラに基づくシステムなど、光学的測定システムにより行うことができる。

得られた測定値は、比色分析値に換算することができる。このときルックアップテーブルなど既知の技術、又は、例えばベクトルに基づく色空間変換など数学的な方法を用いることができる。

印刷プロセスの調整に関連する設定色度は望ましくは、印刷デバイスの、あらかじめ作成された校正カラープロファイルから導き出される。

設定色度はまた、例えばプルーフなど、提供された参照用の印刷見本を測定することにより決定又は導き出すことができる。設定値はまた、例えばオフセット印刷にとって現在有効なＩＳＯ標準など、ある印刷方法にとっての標準から導き出された色度とすることも可能である。

調整に関連する、カラーを記述する設定値は、プリプレスから得ることができる。

本発明による方法により特に好適に、カラー調整を、印刷製品の個々のページ又は個々のページオブジェクトに基づいて、又は、これらのグループ分けに基づいて個別に実施することが可能である。

本発明による方法においては特に好適に、調整に関連する目標／設定色度の少なくともいくつかを手動介入により変更することも可能である。このような修正は例えば目視検査により行うことができる。プロダクションプリント中に顧客から個々の希望を考慮するよう求められることがあるため、そのような手動の修正は例えば所与の設定値があっても必要になる可能性がある。

目視検査のためには、既存の設定色度に基づいてカラーの正確な表現を可能にする、校正され、場合によってはプロファイルされた、当業者に既知のいわゆるソフトプルーフモニタが好適に使用される。さらにこれに関連して、設定値の少なくともいくつかは好適に局所的に表示される。

本発明による前述の修正は、望ましくは使用されたカラープロファイルに作用し、その際、既存のプロファイルを変更するか、又はその他のプロファイルを選択することができる。

好適には調整に対する本発明による介入、又は、調整の修正は、時間的区間にわたって記録され、これらの情報は調整プロセスの最適化のために利用することができる。

本発明による方法は、静的及び可変の印刷データ内容に適用することができる。その際、静的及び可変の内容は、調整に関して同一又は異なる取扱いをすることができる。そのため、静的及び可変の内容を個別に、場合によっては別個の調整回路で調整することが可能である。

本発明による修正は、画像データの分解の前又は後に行うことができる。修正は、一つの又は複数の色分解に関して行うことができる。

本発明による調整は好適には、既存の、用意されている、ドット配置及びそれに結びついている印刷エリアカバレッジに対する、階調値のマッピングの変更により行われる。

ドット配置とは、周期的なラスター、非周期的なラスター、又は周期的・非周期的ラスターの組み合わせとすることができる。修正は、ＲＩＰシステムにおけるデータ計算中に行うことができる。そのためには、例えば使用すべきＩＣＣ目標プロファイルなど、ＲＩＰプロセスの入力パラメータを相応に変更することができる。ラスターイメージプロセッサ（ＲＩＰ）によりファイルの値は印刷デバイスが理解可能な言語に変換され、それによりそれぞれの個々のドットの生成が制御される。

また、データ修正は例えばＰＤＦベースのページ記述に基づいてＲＩＰプロセスの前に行うこともできる。

本発明による方法では特に、印刷物生産中にカラー調整が行われる。本発明による修正をリアルタイムで行えるようにするには、専用色計算機を用いることが有意義又はむしろ必要となる可能性がある。リアルタイム又はほぼリアルタイムの調整が必要とされない場合は、相応により長い調整時間で、すでにあるハードウェアを使用して本発明による修正を行うことができる。

１ａ プリプレス（クリエーティブな部分）
１ｂ プリプレス
２ 印刷デバイス
３ 色分解
４ 濃度／カラー設定
５ 外乱量
６ 印刷製品
７ 測定デバイス
８ 修正介入
９ａ 静的データ用リファレンスプロファイル（ソースプロファイル）
９ｂ 可変データ用リファレンスプロファイル（ソースプロファイル）
１０ａ プリプレス（クリエーティブな部分、静的データ）
１０ｂ プリプレス（静的データ）
１１ａ プリプレス（クリエーティブな部分、可変データ）
１１ｂ プリプレス（可変データ）
１２ 印刷デバイス
１３ 色分解
１４ 濃度／カラー設定
１５ 外乱量
１６ 印刷製品
１７ 測定デバイス
１８ 修正介入
１９ センサシステム
２０ ＩＣＣプロファイル（目標プロファイル）
３０ａ プリプレス（クリエーティブな部分、静的データ）
３０ｂ プリプレス（静的データ）
３１ａ プリプレス（クリエーティブな部分、可変データ）
３１ｂ プリプレス（可変データ）
３２ 印刷デバイス
３３ 色分解
３４ 濃度／カラー設定
３５ 外乱量
３６ 印刷製品
３７ 測定デバイス
３８ 修正介入
３９ センサシステム

Claims (12)

1. プリプレスからのデータ（１３，３３）に基づいて印刷デバイス（１２，３２）を用いて被印刷物を印刷する印刷プロセスの調整方法であって、前記被印刷物上の印刷結果が設定値と比較され、そこから修正値が導き出される方法において、前記プリプレスの前記データ（１３，３３）が前記修正値により修正されることを特徴とする方法。
2. 前記印刷デバイス（１２，３２）がデジタル印刷機であり、前記調整が印刷物生産中に行われることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記修正が前記印刷デバイス（１２，３２）の中又は外で得られた測定値に基づいて行われることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の方法。
4. 画像データの修正が前記印刷デバイス（１２，３２）の中又は外で行われることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記データ（１３，３３）を決定するためにリファレンスプロファイル（９ａ／９ｂ）が与えられ、前記修正値により目標プロファイル（２０）が生成されることを特徴とする請求項１から請求項３のいずれか一項に記載の方法。
6. 前記修正値が、調べた実際の色度と所与の設定色度との比較に基づいて得られることを特徴とする請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記調整が、印刷製品の個々のページ又は個々のページオブジェクトに基づいて、又は、これらのグループ分けに基づいて個別に行われることを特徴とする請求項１から請求項６のいずれか一項に記載の方法。
8. 前記調整の介入が、時間にわたって記録され、この情報が前記調整プロセスの最適化のために使用されることを特徴とする請求項１から請求項７のいずれか一項に記載の方法。
9. 前記データ修正が、まだ分解されていない画像データに基づいて、又は、分解された画像データに基づいて、又は、カラーチャンネル選択的に行われることを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか一項に記載の方法。
10. 前記調整が、既存の、用意されたドット配置及びそれに結びついている印刷エリアカバレッジに対する階調値のマッピングの変更により行われることを特徴とする請求項１から請求項９のいずれか一項に記載の方法。
11. 前記データ修正が、例えばＰＤＦベースなどページ記述に基づいて、及び／又は、ＲＩＰレベルで行われることを特徴とする請求項１から請求項１０のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記修正のために、専用の色計算機が使用されることを特徴とする請求項１から請求項１１のいずれか一項に記載の方法。

Images