JP5858843B2 - 印刷プロセスのグレーバランス補正方法 - Google Patents

印刷プロセスのグレーバランス補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5858843B2
JP5858843B2 JP2012076322A JP2012076322A JP5858843B2 JP 5858843 B2 JP5858843 B2 JP 5858843B2 JP 2012076322 A JP2012076322 A JP 2012076322A JP 2012076322 A JP2012076322 A JP 2012076322A JP 5858843 B2 JP5858843 B2 JP 5858843B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
value
printing process
printing
tone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012076322A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012209946A (ja
Inventor
ベストマン ギュンター
ベストマン ギュンター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heidelberger Druckmaschinen AG
Original Assignee
Heidelberger Druckmaschinen AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heidelberger Druckmaschinen AG filed Critical Heidelberger Druckmaschinen AG
Publication of JP2012209946A publication Critical patent/JP2012209946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5858843B2 publication Critical patent/JP5858843B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0036Devices for scanning or checking the printed matter for quality control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6052Matching two or more picture signal generators or two or more picture reproducers
    • H04N1/6055Matching two or more picture signal generators or two or more picture reproducers using test pattern analysis
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6097Colour correction or control depending on the characteristics of the output medium, e.g. glossy paper, matt paper, transparency or fabrics
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2233/00Arrangements for the operation of printing presses
    • B41P2233/50Marks on printed material
    • B41P2233/51Marks on printed material for colour quality control

Description

本発明は、印刷プロセス(以下では目標印刷プロセスとも称する)のグレーバランス補正方法に関する。このために、基準印刷プロセスにおいて、基準印刷プロセスの色空間のグレー軸上もしくはグレー軸周辺に存在する第1の色値が求められる。
この場合、第1の色値は目標印刷プロセスの複数の色調値を求めるために利用され、当該の色調値は目標印刷プロセスの補正されたグレーバランスを表している。
グレーバランスは、マルチトーンのプロセスカラー、例えばシアン・マゼンタ・イエロー(CMY)に対する複数の色調値のセットとして定義される。当該のプロセスカラーに対して、印刷によって、設定された観察条件のもとでモノトーン色が形成される。設定された印刷条件とは、ここでは、オフセット印刷もしくはBVDM(ドイツ印刷メディア産業連合会)のMedienStandardDruckなどのプロセス規格において設定される。さらにこれは、相応のISO規格、例えばISO12647−2:2004の設定にも基づく。観察条件も同様にISOによって規格化されている。
印刷プロセスとして、オフセット印刷もしくはグラビア印刷その他が考察される。また、ディジタル印刷プロセス、例えば電子写真製版技術やその他の"ノンインパクトプリンティング"プロセスも可能である。なお、これらは単なる例示であるので、これ以上は列挙しない。
これらの印刷プロセスでは、複製技術において印刷すべき全ての要素(例えばテキスト、グラフィック、画像など)を含む印刷頁の印刷版が形成される。印刷版が電子的に形成される場合、各要素はディジタルデータの形態で存在する。例えば、各画像について、スキャナ内で画像が画点ごともしくは走査線ごとに走査され、各ピクセルが色成分へ分解され、当該の色成分がディジタル化されることによって、データが形成される。ふつう、画像は、スキャナ内で、赤・緑・青(RGB)の色成分すなわち3次元色空間の各成分へ分解される。ただし、カラー印刷の際には他の色成分も必要となる。この場合、一般に、種々に異なるマルチトーン印刷色および黒色が用いられ、相応のカラー印刷画像が被印刷材料上に形成される。4色印刷では、印刷色は、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック(CMYK)すなわち4次元色空間の各成分である。これに対して、画像データは、スキャナでのRGB色空間から使用される印刷プロセスのCMYK色空間へ変換される。
この変換の際には、各色値に対して、プロセスカラーの組み合わせ、すなわち、出力色空間での印刷色の組み合わせが1つずつ割り当てられる。各プロセスカラーに、本来の印刷版、いわゆる色分解像が対応づけられる。当該の色分解像に基づいて、続く印刷プロセスで、印刷フォームが形成される。オフセット印刷では刷版が形成される。
刷版を形成するために、まず、フィルムが露光され、このフィルムによって刷版が図版化される。こんにちのディジタル図版化プロセスでは、フィルム露光機においてフィルムを露光することにより、個々の色分解像に対応する複数の刷版が形成される。このために、いわゆるラスタイメージプロセッサRIPにより、まず、刷版上のどの点を露光しどの点を露光しないかを表すディジタルパターンビットマップが形成される。形成すべき色値のそれぞれにラスタイメージプロセッサRIPによって相応の色分解像の色調値が1つずつ割り当てられる。例えば、設定された色値は、色成分CMYKにより、8ビットでディジタル化して表示することができる。つまり、この場合、プロセスカラーのすべての色成分に対して、256の色調値段階が割り当てられる。或る網点の色調値は当該の網点に対応するパターンセル内で図版化された露光ピクセルの数によって定められる。1つのパターンセルはここでは例えば256個の個別ピクセルを含むことができる。どれだけの数のピクセルを刷版上でパターンセルとして露光するかに応じて、網点に対する色調値0%−100%が得られる。
それぞれ異なる色分解像によって所定の色調値を形成するために、設定された色値に対応するプロセスカラーの色調値組み合わせが色プロフィルとして格納されている。以下では、"色プロフィル"に代えて、単に"プロフィル"とも称する。相応のテーブルメモリの大きさを低減するために、色成分CMYKの可能なすべての組み合わせを記憶させるのでなく、CMYK色空間の交点の規則的な粗い格子を表す値の組み合わせのみを記憶させておくとよい。網点間に存在するCMYK色空間の値の組み合わせに対して、ないし、機器に依存しない色空間(例えばCIELab色空間)のそれぞれの色値に対しては、探索される色調値組み合わせもしくは色値が隣接する交点から補間される。
機器に依存しない色空間の個々の色値に相当する色値の組み合わせCMYKは複数存在するので、色値を色調値組み合わせに一義的に割り当てるために、割り当て用の相応のプロフィルを格納する手段にも、種々のものが存在する。
他方、色値を所定の方式でプロセスカラーの色調値組み合わせによって印刷プロセスにおいて形成しなければならないという要求だけでなく、使用される被印刷材料、特に色付け量、機器特性、色または他の境界条件によって、実際に印刷プロセスで被印刷材料上に形成される色調値が設定された目標値から偏差するという問題も存在している。独国公開第10226563号からは、刷版の製造前に、所定の目標色調値が割り当てられておりかつ種々の色調値組み合わせから成る印刷テストフォームを形成するプロセスが公知である。相応の印刷テストフォームを露光して所定の印刷プロセスで使用するため、被印刷材料上に形成される印刷テストフォームの測定によって、形成される実際色調値と設定された目標色調値とのあいだの関係が形成され、プロセスカラーの色調値と目標色調値との対応関係が、印刷プロセスに対する印刷フォームの露光のための色調値特性曲線にしたがって、プロセス較正部において補正されたうえで、記憶ないし格納される。
設定された色プロフィルでは、設定された印刷条件、すなわち、所定の印刷プロセスに対して、プロセス較正にしたがった色調値増大量が考慮される。ここで、印刷条件は、前述の印刷プロセスで使用される印刷色および使用される紙に関する情報を含む。このようにすると、例えば、FOGRA39に準拠した特徴データが、
オフセット紙タイプ1+2
つや出しおよびつや消しの枠なし紙
色調値増大量曲線A(CMY)およびB(K)
という印刷条件に対して準備される。ここで、オフセット印刷における相応の紙タイプおよび相応の印刷色に対する色調値増大量を考慮した対応する色プロフィルが形成される。
また、印刷プロセスにおける変動や偏差をインクゾーンキーの予設定ないし追従制御によって制御することもできる。これにより、境界部におけるプロセスカラーの層厚さが手動で変更され、印刷プロセス中に刷版の新規の図版化なしに所望の目標色調値への実際の色調値の適合化が達成される。
こうして、相応の色調値特性曲線が印刷フォームの図版化のために格納されており、目標色調値と所定の色調値組み合わせとの印刷プロセスにしたがった対応関係が存在することになり、刷版は、個々の印刷色分解像にしたがって図版化され、印刷機で使用される。
色設定およびレジスタを検査するために、使用される刷版が、縁領域でもしくは個々のページ間で、別のテストフォームによって図版化されるか、相応のプロセスコントロールストリップにそれぞれ異なる色フィールドが設けられる。EP1279502B1からは、例えば、グレーバランスフィールドが設けられることが公知である。このグレーバランスフィールドでは、カバー率40%の黒色Kでパターン化されたフィールドに、色プロフィルにしたがって40%ブラックフィールドと同じグレー色値を有する他の印刷色CMYのマルチトーンフィールドが直接に対応づけられる。当該のグレーバランスフィールドのマルチトーングレーフィールドのグレー色値とブラックフィールドのグレー色値との差が視覚的に認識されうる場合、精密な検査のために別のフルトーンフィールドの密度測定が提案される。
また、こうしたグレーバランスフィールドを色測定によって測定することもできる。ここで、実際色値が目標色値に相当しないことが検出された場合、インクゾーンキーが追従制御され、対応するプロセスカラーの層厚さが増減される。ただし、このようにすると、相応のプロセスカラーのフルトーンでの色付け量および相応の色調値増大量が変化し、ひいては、共通印刷特性全体が変化してしまう。層厚さの変更によって、すべての色値が大局的に変化するので、境界部のみでは所望の効果が達成され、実際値を目標値に対して補償することができるが、このようにすると、例えば所定の色調値領域におけるグレーバランスは所望のとおりに補正されるものの、これによって別の色調値領域において新たな色みが形成されてしまうので望ましくない。
例えば、1/4色調領域における赤い色みを抑える制御を行うには、シアンの層厚さを増大するかもしくはイエローおよびマゼンタの層厚さを低減する。これにより、関与するプロセスカラーの色付け量および色調値増大量が増減される。ここでも、1/4色調領域におけるグレー再生の誤りは当該の措置によって補正されるが、これにより3/4色調領域におけるグレー再生のずれが生じることがある。同時に、色付け量および色調値増大量の誤りも増大する。
層厚さの変更のたびに補正を行うという手段もあるが、別の誤りないし色付けミスの発生という妥協を甘受しなければならない。また、印刷過程ごとに補正を新たに行う必要がでてくる。
さらに、1つの印刷所において、較正特性曲線の形成に用いられたのとは異なる紙および/もしくは印刷色が使用されると、色付け量が正確に調整され、色調値増大量が正確に較正されたとしても、グレー再生において差が生じてしまう。この差は、前述した層厚さの変更によって補償できるものの、印刷物において望ましくない別の誤りや規則的な刷り損じを生じることがある。
グレーバランスに対する他の補正方法は、独国出願第102008031735号に提案されている。ここでは、マルチトーングレーフィールドはプロセスコントロールストリップとして印刷される。第1のマルチトーングレーフィールドは、設定条件にしたがった所定のグレー値に相当するマルチトーン印刷色の色調値組み合わせを含む。色調値組み合わせが第1のマルチトーングレーフィールドの色調値組み合わせにほぼ相応する他のマルチトーングレーフィールドは隣接して配置される。ここで、個々のマルチトーン印刷色はそれぞれ容易に変更される。個々のマルチトーングレーフィールドの色測定により、マルチトーンフィールドのうち機器に依存しない色空間のグレー軸上で最も高密度に存在するフィールドが求められる。このようにして、少なくとも、マルチトーン印刷色のうち、色空間において可能なグレー値を生じる幾つかの印刷色の色調値組み合わせが求められる。ただし、所望のグレー値と実際に印刷されたグレー値とのあいだの輝度差は考慮されない。
前述した方法において特に問題となるのは、実際の印刷時に、名目上は色プロフィルにおいて設定された印刷条件に基づく紙に対応するにもかかわらず、異なる色調を有する紙が使用される場合である。同様のことは、一般に所定の色みを有する印刷色としてブラックが用いられる場合にも当てはまる。したがって、マルチトーングレーフィールドの相応の色測定は、同じ被印刷材料上の相応の黒色フィールドの視覚的な感応を考慮しておらず、また、黒色の制御フィールドと同じ目標グレー値を有するマルチトーングレーフィールドとのあいだに生じうる輝度差も考慮していない。
独国公開第10226563号 欧州特許第1279502号 独国出願第102008031735号
本発明の課題は、規則的に生じる破れ(刷り損じ)を低減でき、望ましくない色付け量の変動の発生を回避できる補正方法を提供することである。
この課題は、基準印刷プロセスに対して第1の色値を、当該基準印刷プロセスの色空間のグレー軸上またはグレー軸周辺で求め、当該第1の色値を、前記目標印刷プロセスのマルチトーンの色調値を求めるために使用し、当該色調値は前記目標印刷プロセスの補正されたグレーバランスを少なくとも表す方法において、前記目標印刷プロセスの第2の色値を求め、当該第2の色値は前記目標印刷プロセスの補正されたグレーバランスを表し、当該第2の色値を前記第1の色値から導出し、目標印刷プロセスの第1の特徴データを特定し、当該第1の特徴データおよび前記第2の色値から前記目標印刷方法の色調値を特定し、当該目標印刷プロセスの色調値は前記第2の色値に相当し、前記色調値から補正関数を作成し、当該補正関数は、前記補正されたグレーバランスに従って、色値と色調値との補正された対応関係または前記目標印刷プロセスの第1の色調値と補正された色調値との対応関係を表し、および/または、前記色調値から補正された特徴データを求め、当該補正された特徴データは補正されたグレーバランスを含み、少なくとも1つの印刷フォームを、前記色調値対応関係の補正された対応関係に基づき、前記補正されたグレーバランスに従って作成し、かつ当該印刷フォームを用いて被印刷材料に像を形成する、ことを特徴とする、目標印刷プロセスのグレーバランス補正方法によって解決される。さらに、上述の課題は、印刷フォームを作成するための印刷フォーム作成装置と、当該作成された印刷フォームに基づいて、被印刷材料に像を形成するための印刷機と、基準印刷条件下での基準印刷プロセスの設定されたグレー値に基づいて、設定された目標印刷条件に従って目標印刷プロセスを較正するためのグレーバランス補正装置とを有している印刷システムにおいて、前記グレーバランス補正装置は、補正されたグレーバランスに従って前記目標印刷プロセスのマルチトーンのプロセスカラーの色調値を求める算出ユニットを有しており、当該算出ユニットは前記色調値を、前記基準印刷プロセスの色空間のグレー軸上またはグレー軸周辺の第1の色値に依存して、かつ前記目標印刷プロセスの第1の特徴データに依存して特定する、ことを特徴とする印刷システムおよび上記の方法を実行するためのコンピュータープログラムおよび当該コンピュータープログラムを記憶するための記憶手段によって解決される。
目標印刷プロセスのグレーバランス補正を実施するための印刷システムを示す。 テストエレメントを示す。 低減されたテストエレメントを示す。 グレーバランス補正値を算出し、且つ、第1の特徴データを形成するための複合ユニットを示す。 グレーバランス補正のフローチャートを示す。
基準印刷プロセスの第1の色値によってグレーバランスが設定される。このために、第1の色値は、基準印刷プロセスそのものの色空間のグレー軸上もしくは少なくともその周囲に位置する。これに代えて、色値を、基準印刷プロセスのマルチトーンプロセスカラーの第1の色調値を設定することによって定義してもよい。このために、マルチトーン印刷色の色調値組み合わせ、例えばCMYが設定され、これによって印刷されるグレーが近似的に形成される。これは例えばグレースケールCMY=25/19/19%,50/40/40%,75/66/66%などである。基準印刷プロセスでの設定された第1の色調値に対応する第1の色値は、グレー軸の少なくとも近傍における色特性を表している。第1の色調値に対応する第1の色値は、基準印刷プロセスの色プロフィルにしたがって、もしくは、基準印刷プロセスそのものの特徴データによって求められる。ここでの色値はLab色値と見なすことができる。
本発明のさらなる発展形態においては、そのつどの色座標における第1の色値が求められ、これらの第1の色値は色空間の輝度軸の方向で相互に設定された距離を有する。紙白色を表すL=LPapierの純白の色値、および、L=0の純黒の色値では、各印刷プロセスにおいて、グレーバランスが固定に設定される。ここでの補正は必要ない。したがって、基準印刷プロセスの第1の色値は、有利には、色空間の輝度軸の所定のインターバル内で選定される。ここでの輝度軸は純黒色(L=0)および紙白色(L=LPapier)の領域の下方閾値および上方閾値を有する。一般に、基準印刷プロセスのグレーバランスを設定するには、3つの第1の色値があれば充分である。当該の3つの第1の色値は色空間の輝度軸に沿って等間隔に分布している。
基準印刷プロセスによって設定されるグレーバランスは、目標印刷プロセスをグレーバランスに関して補正するため、つまり、目標印刷プロセスをグレーバランスに対して較正するために用いられる。このために、少なくとも、目標印刷プロセスの補正グレーバランスを表す複数のマルチトーン色調値が求められる。第1の色値は、少なくとも、目標印刷プロセスのマルチトーン色調値を求めるために用いられる。マルチトーン色調値とは、目標印刷プロセスのマルチトーンプロセスカラーの色調値であって、重ね印刷においてグレーすなわちモノトーンの色調を生じる値である。
目標印刷プロセスのマルチトーン色調値を求めるために、まず、目標印刷プロセスの第2の色値が基準印刷プロセスの第1の色値から導出される。このようにして導出された第2の色値によって、少なくとも、目標印刷プロセスの補正グレーバランスが設定される。
第2の色値から目標印刷プロセスの相応の色調値を求めるためには、まず、目標印刷プロセスの第1の特徴データが求められる。このようにして求められた第1の特徴データと目標印刷プロセスの第2の色値とから、目標印刷プロセスの複数の色調値が求められる。この場合、色調値は、目標印刷プロセスの第2の色値に対応し、補正グレーバランスを形成する。
ここで、目標印刷プロセスの色調値は、第2の色値から、例えば最初に目標印刷プロセスのマルチトーンプロセスカラーのそれぞれ1つずつの色調値組み合わせが設定されることにより、特には反復的に求められる。目標印刷プロセスの特徴データにより、当該の色調値組み合わせに色値が対応づけられ、マルチトーン印刷色の個々の色調値を順次に反復的に変更することによって、目標印刷プロセスにつき求められた第2の色値に相当する色調値組み合わせが定められる。
このようにすれば、目標印刷プロセスの色調値と色値との組み合わせを定め、この組み合わせに補正された特徴データを割り当てることができる。このようにして補正された特徴データは目標印刷プロセスの補正グレーバランスを含む。
これに代えてもしくはこれに加えて、第2の色値および求められた色調値に基づき補正グレーバランスにしたがって目標印刷プロセスの色値と色調値との補正された対応関係を表す補正関数を形成してもよい。こうした補正関数は、特に、対応関係のテーブル、例えばルックアップテーブルである。この場合も正確な値は反復によって求められる。
これに代えてもしくはこれに加えて、補正グレーバランスに基づいて、目標印刷プロセスのプロフィルも適合化されるかもしくは形成され、当該のプロフィルが補正グレーバランスにしたがった色調値特性を含むようになる。ここでの適合化とは、印刷フォーム形成もしくはフレーム形成の際に直接に個々の色調値もしくは個々の色調値と色値との対応関係を再算出することを含む。
目標印刷プロセスの補正関数もしくは補正された特徴データもしくは適合化ないし形成されたプロフィルに基づいて、少なくとも1つの印刷フォームが形成され、この印刷フォームに基づいて被印刷材料が図版化される。つまり、目標印刷プロセスの第1の特徴データを同時に目標印刷プロセスそのものの較正にも用いることができるのである。このようにすれば、1つの方法ステップにおいて、目標印刷プロセスの印刷画像の較正とグレーバランスの適合化とが行われ、その場合にも第1の特徴データの形成後にさらなるテストフォームを図版化したり評価したりする必要がない。
本発明の1つの実施形態によれば、目標印刷プロセスにしたがって、複数の測定フィールドを有する少なくとも1つのテストエレメントが被印刷材料上に印刷される。少なくとも1つのテストエレメントの各測定フィールドは分光写真測定計によって測定され、スペクトルデータ実際値が検出される。この場合、第1の特徴データは本発明によればスペクトルデータ実際値に基づいて求められる。被印刷材料上のスペースを節約するために、有利には、テストエレメント内の測定フィールドは第1の特徴データを求めたときよりも少ない数だけ印刷される。残りの第1の特徴データはスペクトルデータ実際値から算出される。このようにすれば、被印刷材料上もしくはこれを基準とした印刷フォーム上に、さらなるテストエレメントもしくはテストフィールドもしくはテスト画像を導入し、印刷プロセスの品質を簡単かつ迅速に改善するための充分なスペースが残る。
テストエレメントをできるだけ小さく維持するために、つまり、できるだけ小さい数の測定フィールドのみの形成で済ますために、本発明の実施形態によれば、印刷プロセスの色値を算出するモデルが使用され、第1の特徴データが各測定フィールドのスペクトルデータ実際値から算出される。ここでのモデルは、モデルの少なくとも1つのパラメータがスペクトルデータ実際値から算出されて、モデルが色調値と第1の特徴データの色値との対応関係を良好に記述するように形成される。
本発明のテストフィールドはここではテストフォームによるテスト印刷において形成することもできるし、一般にそうであるように、印刷版および印刷フォームの不使用領域に形成することもできる。
記憶されているデータ実際値の第1の部分量に基づいて、この第1の部分量の色フィールドの各色調値に対する第1の色調値増大量が求められる。これに代えてもしくはこれに加えて、第1の部分量の色調値曲線を求めることもできる。
色調値増大量は、最初、所定の個々の色調値に対して求められるので、各色調値に対応する第1の色調値増大量から、補間により、第1の色調値増大量曲線もしくは第1の色調値曲線を求めることができる。この場合、色調値曲線とは、特に、設定された色調値、すなわち、実際値と目標値との比較に依存して、スペクトルデータ実際値を表すための曲線である。
さらに、印刷プロセスの色値を算出するモデルの少なくとも1つのパラメータを求めるために、データ実際値の少なくとも1つの第2の部分量が利用される。モデルに基づいて算出された色値と測定された色値とを比較することにより、例えば、第2の部分量から、もしくは、1つないし複数のテストエレメントの複数の部分量から、適合化を反復して、比較の差が低減されるときにパラメータを最適化することができる。
さらに、第1の部分データ量から成る色調値増大量曲線ないし色調値曲線は、印刷色の色調値と印刷された色値もしくはそのスペクトルとの対応関係を補正するために用いられる。こうした補正値曲線は、印刷プロセスの相応の特徴データを算出するために用いられる。例えば、補正値曲線からテーブルメモリが形成される。特に、小さなテストエレメントを用いて特徴データの充分に正確な算出を行える、印刷プロセスの正確なモデルが得られる。
色調値ないし色調値増大量曲線の補間により色プロフィルを求めるという唯一の手段しかない従来技術とは異なり、印刷プロセスのモデルによって、個々には必ずしも既知でない、実際に存在する印刷プロセスそのものの物理的境界条件が、特徴データを求める際に考慮される。特に、色調値増大量はかなり正確に考慮される。
使用されるモデルにより物理的特性が考慮されるので、第1の色調値増大量曲線ないし第1の色調値曲線を求めるために、補間によって、特に多くの数の色フィールドを算出の基礎としなくて済むようになる。テストエレメント内の色フィールドの数は本発明の方法によって制限される。このことは必要な特徴データ全体を求めるについても当てはまる。
本発明の有利な実施形態では、モデルとして、スペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアーのモデル、有利にはセグメント化スペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアーのモデルが用いられ、少なくとも第1の部分量もしくは第2の部分量によって係数nが光学的な網点の拡張率をモデル化するパラメータとして反復して求められる。このように、反復方法により、光学的な網点の拡張率を表し、かつ、相応の色フィールドが印刷されない領域においても色調値と求められたスペクトル色値との正確な対応関係を表すモデルを求めることができる。
本発明によれば、スペクトルデータ実際値の第1の部分量から、密度測定もしくは色測定もしくはスペクトル測定による第1の色調値ないし第1の色調値増大量が算出される。特別色では、有利には、スペクトルの色調値ないし色調値増大量が算出される。特に、専ら、特別色の各色値を有する色フィールドでは、スペクトルの色調値ないし色調値増大量が算出され、他の色フィールドでは密度測定もしくは色測定もしくはスペクトル測定による色調値ないし色調値増大分が算出される。特に、このようにして求められたもしくは算出された色調値ないし色調値増大量から、相応の曲線が例えば補間により求められる。なお、一般には、算出されたスペクトル色調値のほうが有利である。
本発明の有利な実施形態では、第1の部分量がカラーウェッジによって記録されるスペクトルデータ実際値である。当該のスペクトルデータ実際値は、専ら、印刷色により、有利には間隔10%ずつの色調値を基礎としている色フィールドから成る複数の色フィールドから取得されると有利である。ゼロ%値の反復により、例えば4色印刷色に対して、全部で44個の色フィールドが形成される。6個の印刷色が用いられる場合、色フィールドの数は66個まで増大し、これらの色フィールドが第1の色調値増大量曲線もしくは色調値曲線を補間によって求めるために用いられる。
本発明の方法の別の態様では、第2の部分量は、使用される複数の印刷色の重ね印刷によって形成される色フィールドのデータである。このために用いられる印刷色は、設定されたサンプリング箇所集合体から選択される複数の色調値にしたがって印刷される。有利には、サンプリング箇所集合体は全体でk個のサンプリング箇所を有する。この場合、個々の色フィールドは、印刷色を複数のサンプリング箇所の可能な全ての組み合わせにしたがって重ね印刷することによって形成される。m個の印刷色が使用される場合、重ね印刷での印刷色カバー率のk個の組み合わせが生じる。
有利には、サンプリング箇所0%,40%,100%が選択のためにセットされ、これにより、4色プロセスに対して全部で81個のさらなる色フィールドが生じ、これを用いてスペクトルデータの第2の部分量が算出される。この場合、5色プロセスでは、付加的に243個の色フィールドが生じる。
したがって、4色印刷プロセスの特徴データを求めるには、全部で44個+81個=125個の色フィールドが必要となる。これらは従来技術の色フィールド(ISO12642−2に準拠した数;典型的には1617個の色フィールド)よりも格段に少ない。
本発明の方法の別の実施形態では、少なくとも1つのテストエレメントが、第1の部分量のデータを求めるためのカラーウェッジにおける色フィールドと、第2の部分量のデータを求めるための色フィールドとを有しており、第1の部分量もしくは第2の部分量を求めるための色フィールドの量は、第2の部分量もしくは第1の部分量を求めるために既に使用された色フィールドのぶんだけ低減される。これらの色フィールドは2つの量の一方のみにおいて印刷されるが、双方の部分量を求めるために利用される。これに代えて、同じ色調値に基づく第1の部分量もしくは第2の部分量を求めるための色フィールドを形成し、これを用いて第1の部分量および第2の部分量の双方を求めてもよい。この場合、特に、多数回印刷される色フィールドに対して平均値を形成する回路が設けられる。
こうして、テストエレメントにおいて必要な色フィールド数を低減できるか、もしくは、精度を増大できる。
4色印刷プロセスに対して、例えば、色カバー率0%の4つの白色フィールドが第1の部分量に対して塗布され、当該の0%値を求めるために、専ら、重ね印刷される全ての色の組み合わせに対する平面カバー率0%の白色フィールドが色フィールド量から取り出され、第2の部分量を求めるために用いられる。同様に、第2の部分量を求めるために、色フィールドのうち所定の印刷色、ここでは例えば40%および100%のみを有するものが取り出されて塗布される。
最小テストエレメントは、第1のデータを決定するための40個の色フィールドと、第2のデータを決定するための73個の色フィールドとから構成されており、ここでは、第2の色フィールド集合のうち、第1の部分集合を決定するための1個の色フィールド(白色)と、第1の色フィールド集合のうち、第2の部分集合を決定するための8個の色フィールド(4×40%および4×100%)とが一緒に使用される。この場合、その種の最小テストエレメントは4色印刷のために全部で113個の色フィールドから構成されている。
更には、一つの拡張形態においては、特徴データが記憶され、また少なくともこの特徴データを使用して、印刷プロセスの色プロフィルが作成される。この色プロフィルが印刷プロセスの印刷機の色制御のために使用されるべきである。
即ち、上述のように、目標印刷プロセスの全ての第1の特徴データを算出するために、最小テストエレメントを使用することができるか、または、冗長的なフィールドを有している僅かに拡張された最小テストエレメントを使用することができる。
本発明によれば、この第1の特徴データを用いて、または、第1の特徴データを算出するためのモデルを直接的に使用して、第2の色値に対応付けられている目標印刷プロセスの色調値を直接的に繰り返し求めることができる。
この方法は、所定の第2の色値(L222)と一時的に算出された色値(Lttt)との間の色間隔の最小化を基礎としている。色間隔dEは次式を用いて算出される:
Figure 0005858843
反復のための初期値を任意に選択することができるが、好適にはC=M=Y=50%の値で開始されるべきである。この初期値を用いて、第1の値Lttt並びに色間隔dE0が算出される。このような一時的な色値Ltttの算出は、第1の特徴データを用いて行なわれるか、または、この第1の特徴データから算出されるプロフィルを用いて行なわれる。
第1のステップにおいては、Cに関する色調値がdx=2%だけ増加され(C+)、且つ、dx=2%だけ減少される(C-)。dx=2%の値が好適であることが判明したが、別の値も選定することができる。それら2つの修正された値を用いて、色間隔dE+およびdE-が算出される。dE+がdE0よりも小さい場合には、Cに関する新たな値として、2%だけ増加された値が使用される。dE-がdE0よりも小さい場合には、Cに関して、2%だけ減少された値が使用される。2つの値dE+およびdE-がdE0よりも大きい場合には、Cは維持される。
第2のステップにおいては、Mに関する色調値が2%だけ増加され(M+)、且つ、2%だけ減少される(M-)。それら2つの修正された値を用いて、色間隔dE+およびdE-が算出される。dE+がdE0よりも小さい場合には、Mに関する新たな値として、2%だけ増加された値が使用される。dE-がdE0よりも小さい場合には、Mに関して、2%だけ減少された値が使用される。2つの値dE+およびdE-がdE0よりも大きい場合には、Mは維持される。
第3のステップにおいては、Yに関する色調値が2%だけ増加され(Y+)、且つ、2%だけ減少される(Y-)。それら2つの修正された値を用いて、色間隔dE+およびdE-が算出される。dE+がdE0よりも小さい場合には、Yに関する新たな値として、2%だけ増加された値が使用される。dE-がdE0よりも小さい場合には、Yに関して、2%だけ減少された値が使用される。2つの値dE+およびdE-がdE0よりも大きい場合には、Yは維持される。上記の3つのステップは、CMYに関する値がそれ以上変化しなくなるまで、また、色間隔がそれ以上小さくならなくなるまで、反復的に繰り返される。新たなCMY色調値は結果に関するより良好な近似値を表す。
後続のステップにおいては、値dxが減少され、好適には半分にされる。この新たな値を用いて、結果が改善されなくなるまで、上述の3つのステップが繰り返される。値dxは、所定の結果精度が達成されるまで、繰り返し減少される。所定の結果精度は通常の場合、0.05%のdx値において達成される。それよりも精度が高くなっても本発明による方法はもはや改善されず、より長い時間が掛かることになる。
このように所定の第2の色値について色調値を算出するために、また、色調値について所定の第2の色値を算出するためにプロフィルまたはテーブルは必要とされず、この算出をテストエレメントのスペクトル的に測定された色フィールドから直接的に実施することができる。上述のように、このことは例えばセグメント化されたスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアのモデルを用いて行なわれる。
基準印刷プロセスの第1の色値を求めるために、代替的な実施の形態においては、それら第1の色値が紙白色の値から、装置に依存しない色空間、例えばLab色空間において、減衰率Dを使用して求められる。
このために、基準印刷プロセスの紙白色の色値(L*RW,a*RW,b*RW)から、所定の輝度値L1の第1の色値(L111)を、a1およびb1についての次式(1)に従い決定することができる。
Figure 0005858843
減衰率Dを実験により決定することができる。実質的に、基準印刷プロセスの色空間のグレー軸上、または少なくともグレー軸周辺にある第1の色値を求めるために、減衰率DとしてD=0.85%の値が非常に有用であることが実験により明らかになった。
本発明の一つの発展形態においては、基準印刷プロセスおよび目標印刷プロセスの紙白色に関する紙色値が先ず検出される。これは例えば使用されるテストエレメントを用いて実施することができる。本発明によれば、続いて、紙白値の差を考慮して、目標印刷プロセスの第2の色値が求められるべきである。ここでは、種々の紙白色値または種々の被印刷材料の紙の色値への人間の目の適合を考慮することができる。
本発明によれば、基準印刷プロセスの紙白色(L*RW,a*RW,b*RW)を目標印刷プロセスの紙白色(L*ZW,a*ZW,b*ZW)に適合させるためにも式(1)を使用することができる。差分
Figure 0005858843
を用いて、基準印刷プロセスの一般的な色値(L*a*b*)および目標印刷プロセスの相応の色値(L*'a*'b*')についての関係
Figure 0005858843
が得られる。
このようにして、特に、基準印刷プロセスの紙白色(L*RW,a*RW,b*RW)および目標印刷プロセスの紙白色(L*ZW,a*ZW,b*ZW)から第1の色値(L111)としてグレー色値を決定して、また減衰率Dを考慮して、目標印刷プロセスの第2の色値(L222)を求めることができる。分かり易くするために、減衰率Dは式3において実験的に有利な値0.85に既に置換されている。
本発明の課題は、更に、請求項6の上位概念に記載されている印刷システムによって解決され、この印刷システムは、目標印刷プロセスのマルチトーンプロセスカラーの色調値を求めるための少なくとも1つの算出ユニットを備えているグレーバランス補正装置を有している。この算出ユニットは、補正されたグレーバランスに従い色調値を求めることができるように実施されている。算出ユニットは更に、基準印刷プロセスの色空間のグレー軸上またはグレー軸周辺にある第1の色値と目標印刷プロセスの第1の特徴データとに依存して色調値を検出するように構成されている。
印刷システムの一つの発展形態においては、この印刷システムが付加的に本発明に従い、テストエレメントの測定フィールドをスペクトル的に測定するためのスペクトル測定装置を有している。この測定装置を用いることにより、スペクトルデータ実際値を求めることができるべきである。
更に有利には、スペクトルデータ実際値から第1の特徴データを算出するための換算機構が設けられるべきである。このようにして、スペクトル測定装置と換算機構との相互作用によって、第1の特徴データを簡単に算出することができる。スペクトル測定装置は例えばスペクトロフォトメータで良い。
独立した権利保護は、本発明による方法の実施に適しているコンピュータプログラムに対しても要求される。
更には、このコンピュータプログラムを記憶するための独立した記憶手段も要求されている。
本発明の実施例が添付の図面に示されているが、この実施例に本発明が限定されているものではなく、また、この実施例から本発明の別の特徴も得ることができる。
図1には印刷システム1が示されており、この印刷システム1は実質的に目標印刷システムを表している。印刷システム1は印刷プロセス条件によって表されている。印刷プロセス条件は、例えば、網点技法、スクリーン角度、スクリーン幅、刷版露光機、2つの印刷色CMYK、または、使用される印刷シート6のような印刷プロセスの特性を含む。
印刷プロセス条件の全ての要素は、印刷されるシート6上での色再現に作用する。
印刷機5におけるシート6の画像形成のために、先ず、電子的な印刷版11がラスタイメージプロセッサ(RIP)を用いてラスタ化される。このようにして、電子的な印刷版11からラスタ化された色分解像14が形成される。この色分解像14は印刷プロセスの個々の印刷色CMYKに対応付けられている。電子的な色分解像14は刷版露光機2に供給され、この刷版露光機2は色分解像14のデータに基づき刷版3に画像を形成する。刷版3は印刷機5の印刷ユニット4において緊張され、この印刷ユニット4において、使用される印刷色CMYKでシート6に画像を形成する。シート6はこのためにフィーダ8内でシートスタック7によって個別化され、搬送方向9において印刷機5を通過して案内される。印刷されたシート6は印刷機5から取り出される。印刷システム1を較正するために、シート6にはテストエレメント15が印刷された。その種のテストエレメント15、または、これに関して縮小された形態のテストエレメント15’が図2および図3に示されている。
テストエレメント15はスペクトロフォトメータ16によって測定される。このようにして、スペクトルデータ実際値が形成される。このスペクトルデータ実際値は複合ユニット20に供給される。複合ユニット20は目標印刷プロセスの第1の特徴データを形成するための形成装置17と、目標印刷システムに関するグレーバランス補正値を算出するための算出ユニット18とから構成されている。印刷機5の外側においてシート6を測定する代わりに、この測定を印刷機5においてインラインで実施することも可能である。
複合ユニット20を用いて、目標印刷プロセスのための第1の特徴データもグレーバランス補正データも形成される。それらの値を、後続の印刷プロセスにおいてRIP12において使用されるプロフィル13を形成または補正するために使用することができる。択一的に、印刷版11のラスタ化のために、データをRIP12に直接的に伝送することもできる。これは破線19によって示唆されている。
複合ユニット20を用いて目標印刷システムのグレーバランス補正を実施するために、プロセスデータ28が複合ユニット20に供給される。プロセスデータ28は基準印刷プロセスのデータである。基準印刷プロセスは実質的に、目標印刷プロセスの印刷システム1によって表されている印刷プロセスに類似する印刷プロセスである。基準印刷プロセスは例えば、グレーバランスに関して評価されており、且つ、目標印刷プロセスの達成すべきグレーバランスに関する印刷版を表す、較正された印刷プロセスである。基準印刷プロセスのプロセスデータ28は例えば基準印刷プロセスの第1の色値(L111)で良く、それらの第1の色値(L111)は基準印刷プロセスのグレー軸上のカラー印刷色から成る組み合わせのグレー値を表す。プロセスデータ28は更に、基準印刷プロセスの紙白色の色値L*RWa*RWb*RWと、基準印刷プロセスの別の必要印刷プロセス条件を含むことができる。これに代替的にまたは付加的に、プロセスデータ28は基準印刷プロセスの色プロフィルまたは基準印刷プロセスの特徴データを含むことができる。基準印刷プロセスの特徴データを例えば、以下において説明するものと同じテストエレメント15,15’および同じ方法を用いて求めることができる。
図2には、テストエレメント15の本発明による第1の実施例が示されている。このテストエレメント15は、色CMYKを用いる4色システムのための一例である。
ここではテストエレメント15が2つの部分領域21および22に分割されている。テストエレメント15のそれらの部分領域21,22にはそれぞれ色フィールド23が対応付けられており、1つの部分領域21,22に対応付けられている、色フィールド23の集合には、後に測定される実際データにおける固有の部分集合54,54が対応付けられる。
部分領域21は色フィールド23を含んでおり、この色フィール23はステップウェッジを形成する。このために各色フィールド23は専ら、異なる色調値を有する印刷色(CMYK)から構成されている。色調値がそれぞれ0%であると、4つの白色フィールド24が形成される。100%の色調値では、4つの全色調色(黒色)フィールド26が生じる。残りの色フィールド23は、色調値のそれぞれ10%の間隔を有する色調値の変化によって生じ、ここでは全部で36個の色調値フィールド27が生じている。
部分領域21はステップウェッジの形態で44個の色フィールドから構成されているが、部分領域22は全部で81個の色フィールド23から構成されている。ここでは、考えられるあらゆる組み合わせで種々の印刷色(CMYK)を重ねて印刷することによって色フィールド23が形成される。考えられる組み合わせは、個々の印刷色(CMYK)の色調値が設定されるサンプリング箇所の数から得られる。ここで図示されている例においては、サンプリング箇所として、値0%、40%および100%の値の色値が使用されるべきであるので、各印刷色CMYKに対して3つの異なる色調値が提供される。従って、重なって印刷される印刷色CMYKの組み合わせの数は、式kmに応じて(ここでkは印刷個所の数を表し、mは印刷色の数を表す)81となる。
重ねて印刷される印刷色CMYKのこの考えられる組み合わせにおいても、1つの白色色フィールド24と、ただ1つの印刷色CMYKしか用いていない、それぞれ100%の被覆率を有する全部で4つの全色調色フィールド26と、ただ1つの印刷色CMYKしか用いていない、40%の被覆率を有する4つの別の色調値色フィールド27とを備えたフィールドが生じる。残りの72個の色フィールド23は混合色フィールド25によって生じる。混合色フィールド25とは、少なくとも2つの異なる印刷色CMYKを用いて印刷された色フィールド23であると解される。
図3はテストエレメントの代替的なヴァージョン15’を示す。この図3では、部分領域21’,22’において冗長的な色フィールド23がそれぞれ消去されている。
テストエレメント15の2つの部分領域21,22においては白色色フィールド24が存在していたので、テストエレメント15’においては部分領域21の白色色フィールド24が消去されており、その結果、ここでは冗長的な部分領域21’が4個の全色調色フィールド26と36個の色調値色フィールド27とを有している。これに対して、部分領域22’においては、部分領域21’の全色調色フィールド26と同一である4個の全色調色フィールド26と、部分領域21’の色調値色フィールド27と同一である色調値色フィールド27とが消去されているので、ここでは、72個の混合色フィールド25と1個の白色色フィールド24が使用されており、従って、依然として全部で73個の色フィールド23が使用される。
この場合、全体として低減されたテストエレメント15’は依然として113個の色フィールド23を含んでいるが、それにも拘らず、目標印刷プロセスの必要な第1の特徴データを求めるための出発点として使用される。
それどころか、この低減されたテストエレメント15’を僅かに拡張させることによって、更にはテストエレメント15自体を既に僅かに拡張させることによって、それらのテストエレメント15,15’を例えば印刷プロセスの間に、シートの使用されていない縁部領域に印刷することができる。しかしながら有利には、それらのテストエレメントは確定的なテストフォームで使用される。4色印刷のために部分領域22はkm=34=81個の色フィールド23を含んでいるが、6色印刷のためのテストエレメント15の相応の部分領域22は、同様に3個のサンプリング箇所では36=729個の色フィールド23を有することになる。
色フィールド23の更なる低減を、特に色空間分離によって4つより多くの印刷色を使用するために、DE1020024001937号に記載されているように実施することができる。この場合、6色印刷についても色空間は相応に、3つの印刷色しか有していない領域に分離される。色空間のこの分割、即ち前述の分離に関するDE1020024001937号の記述を参照すると、分離された色空間領域の各々に関して、ここでもまたkm(但し、mは考察される領域において使用される印刷色を表し、kはサンプリング箇所の数を表す)、即ち、異なる印刷色を重ねて印刷する場合に使用される値に応じて全体で3倍のkm=3・81=243個の色フィールドが使用されなければならない。色空間の各部分領域またはセグメントにおいては3つのサンプリング箇所しか使用されず、また、4つの印刷色が重ねて印刷される。4つより多くの印刷色を重ねて印刷することは予定されていない。
上述したようなテストエレメント15,15’を目標印刷プロセスにおいて、印刷システム1の特徴データを求めるためにも、刷版3におけるグレーバランス補正のためにも露光して、印刷機5においてシート6に載せることができる。択一的に、テストエレメント15,15’の大きさに基づき、それらのテストエレメント15,15’をシート6の縁部領域に印刷することも考えられる。
図4は、第1の特徴データを形成するため、またグレーバランス補正を行なうための複合ユニット20の相応の構造を示す。以下では、低減されたテストエレメント15’の使用を前提とする。拡張されたテストエレメント15の使用、特に平均値の形成は、当業者にとって相応に容易に実施できることであり、また、必要に応じて精度を向上させるために有利であると考えられる。
スペクトロフォトメータ16によって求められた測定結果はスペクトルデータ実際値54,54’として記憶装置53に記憶される。スペクトルデータ実際値は第1の部分集合54と第2の部分集合54’とから構成されており、それらの部分集合54,54’を低減されたテストエレメント15’の部分領域21’および22’にそれぞれ対応付けることができる。テストエレメント15をそれぞれの部分領域21,22における低減されたテストエレメント15’に低減するために省略された色フィールド23は2つの部分集合54,54’に対応付けられる。このことは特に、相応のデータを二重にすることによって達成することができる。
記憶されているスペクトルデータ実際値の第1の部分集合54は色調値増大量算出装置55に転送される。択一的に、色調値増大量算出装置55が部分データ集合54に直接的にアクセスすることもできる。このスペクトルデータを基礎として、公知の方法に従い、密度測定もしくは色測定もしくはスペクトル測定による色調値および/または色調値増大量を、特に低減されたテストエレメント15’の部分領域21’のカラーウェッジから取得することができ、特に、低減された部分エレメント15’の部分領域22’から白色フィールド24が求められる。
部分領域21’または部分領域21のカラーウェッジに従い個々の印刷色CMYKに関してそのようにして求められた色調値増大量から、適切な内挿法によって、個々の印刷色CMYKに関する相応の色調値増大量補正曲線が求められる。一般的に、このカラーウェッジ21’によって、使用される全ての印刷色に関して、即ち多色印刷システムにおいて使用される全ての印刷色に関して、また特に特別色に関しても色調値増大量補正曲線、色調値補正曲線を求めることができる。特別色が使用される場合には、有利には、スペクトル色調値増大量が記憶されているスペクトルデータ54の第1の部分集合から算出される。スペクトル色調値増大量を使用することによって、一般的に全ての色に対して精度を高めることができる。
更に、スペクトル算出装置56がメモリ53に記憶されているスペクトルデータ実際値の第2の部分集合54’にアクセスする。実質的にテストエレメント15’の低減された部分領域22’に相当するこの第2の部分集合54’を使用することによって、また、テストエレメント15’を低減するためにもはや部分領域22’においては使用されずに専ら部分領域21’において使用される、第1の部分集合54に属する色フィールド23のデータを考慮して、スペクトル算出装置56に格納されているモデルを用いて、種々の印刷色の考えられる全ての重ね印刷に関するスペクトルを算出することができる。
有利には、印刷色を種々に重ねて印刷したもののスペクトルを算出するためのモデルとして、いわゆるセグメント化されたスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアのモデル(英語:CYNSN Cellular Yule-Nielsen modified spectral Neugebauer model)が使用される。測定されたサンプリングポイントの設定からスペクトルを算出するための別のモデルも使用することができる。
セグメント化されたスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアの式によれば、使用される印刷色によって張られるボディのセグメントにおける印刷色の組み合わせに関するスペクトルが次式に従い算出される。
Figure 0005858843
通常の場合、印刷色のボディの個々のセグメントの頂点である、使用されるサンプリング箇所Riは、テストエレメント15,15’の部分領域22または22’における印刷色の所定のパーセンテージ値によって規定される。従って、使用される例においては、3つのサンプリング箇所0%、40%および100%が規定される。サンプリング箇所Riはそれらの点における色フィールド23のスペクトルデータ実際値に対応する。一般的に、印刷プロセスにおいてm個の印刷色が使用される場合には、使用される印刷色によってm次元のボディが張られる。ボディの軸はそれぞれ、ただ1つの印刷色の色調値に対応するスペクトル値から形成される。このボディをセグメント化することによって、やはり、印刷色のボディ内の選択されたサンプリング箇所によって規定されているボディが得られる。
通常のノイゲバウアのモデルでは、サンプリング箇所として紙白色と全色調色フィールドとが使用される。従ってこの場合には、印刷時に特徴付けのために、重ね印刷の全ての組み合わせが付加的に作成される。これは、3色を用いる印刷では23=8個の組み合わせであり、4色を用いる印刷では24=16個の組み合わせである。一般的に組み合わせの数は、色成分の数が累乗された色成分毎のサンプリングポイントの数から得られる。つまり、NP=km
前述のセグメント化されたスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアのモデルのように別のサンプリングポイント(k=23)を導入することによって、4色を用いる印刷時には、既述のように81個の組み合わせが生じる。各色成分に関するサンプリングポイントの数および分布は、視覚的に可能な限り均等な被覆が行なわれるように選定されることが望ましい。これは提案されるサンプリングポイント0%、40%および100%によって得られている。このことは、実験による考察によって証明された。但し、40%の代わりに、50%を用いても非常の良好な結果が達成される。
使用される印刷色に依存して、即ち、印刷色の数およびサンプリングポイントの数に依存して、セグメント化されたモデルのセグメントおよびセルの数についてZ=(k−1)mが得られ、ここでもまた各セルはNP=2m個のサンプリングポイントを有している。この場合、それらの各セグメントに関しては、簡単なスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアのモデル、従って式(4)が有効であり、インデクスiはセグメントの頂点値を表す。セグメントの頂点値の数NPはNP=2m(但し、は印刷色の数である)に従い得られる。即ち、サンプリング箇所は考えられる2つの印刷色の重ね印刷によって規定される。
値αiはいわゆるデミシェル(Demichel)係数である。この係数は例えば3つの印刷色、例えばCMYを使用する場合に次式により得られる。
Figure 0005858843
ハーフトーンの実効面占有率cI,mIおよびyIは算出のために正規化されなければならない:
Figure 0005858843
但し、Cs,Ms,Ysはセグメント化の色調値を表す。
より見やすくするために、ここでは3つの印刷色に制限されている。4つまたはそれよりも多くの印刷色を使用する場合、例えば、上述の例におけるように、付加的に印刷色Kを使用する場合には、係数kIおよび(1−kI)が相応にこれに加わる。従ってサンプリング箇所Riが12個の場合には、全体として16個のデミシェル係数αiが設定される。
ハーフトーンの実効面占有率cI,mIおよびyIは、相応するセグメント内に位置しているであろう印刷ドットの相対的な面占有率を表している。ここで、式(1)を用いて、テストエレメント15または15’の部分領域22または22’の色フィールド24、25、26および27で求められたk個のサンプリングポイントのサンプリング箇所Riの測定されたスペクトルに基づいて、セグメント内で任意の色調値組み合わせのスペクトルが算出される。
上述のように容易に4つおよびより多くの色に拡張可能なこの過程を用いて、次に、セグメント内の全ての印刷色組み合わせに対してスペクトル値R(λ)が算出される。式(4)に従ったこの係数nによって、網点の拡張率が考慮される。
ここに提示された例では、係数nは、部分領域21、21’および/または22、22’の色調値色フィールド27のスペクトルの算出によって、セグメント化されたスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアのモデルに従って特定される。さらなるカラーウェッジまたはテストエレメントが同じテストフォームまたは印刷フォーム上で使用される場合には、付加的または択一的に、このテストエレメントの色フィールドも、係数nを特定するために使用される。
このためにまずは、nに対してランダムな値が使用される。ここで開始点としては値n=2が有利である。係数ないしはパラメータnを繰り返し変えることによって、係数nは次のように整合される。すなわち、部分領域21、21’および/または22、22’の色フィールド27ないしは全ての色フィールド23の算出されたスペクトルR(λ)と測定されたスペクトルとの間の差が最小になるように整合される。nはここで全体的に、部分領域の全ての色フィールド23にわたってまたは部分領域21、21’の個々の色に対して最小化される。ここでは次に、平均値形成が行われる。
このようにして求められた係数nは、依然として、モデルであるので、上述した方法によっては依然として、印刷プロセスを特徴付ける全てのデータは十分正確に算出されない。
部分領域21、21’の色フィールド23から分かるように、色調値増大量または色調値ないしは色調値増大量曲線を付加的に考慮することによって、式(1)に従って、このセグメント化されたスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアの式が整合され、印刷プロセスを特徴付ける全てのデータが十分な精度で算出される。すなわち、モデル内で使用されているスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアの式が共同で、部分領域21、21’の色フィールド23に従った色調値増大量曲線の修正を考慮して、印刷プロセスの全ての必要な特徴データを算出するためにのみに使用される。従って、小さいテストエレメント15、15’は、印刷プロセスを特徴付けるのに十分である。これらをその後、さらに別のテストエレメントとともに、さらなる特定のために、テストフォームに相応して準備することができる。小さいテストエレメント15、15’は、精度を犠牲にすることなく完全に、有利には大きいテストエレメントの代わりになる。
色調値増大量修正曲線は部分領域21、21’に従って、上述したように、色調値増大量算出装置55内で求められる。印刷色、例えばCMYKの設定された色調値組み合わせの場合には、本発明と相応に、この色調値が直接的にユール‐ニールセン・ノイゲバウアの式内でデミシェル係数の構成部分として式5および6に相応して使用されるのではなく、この色調値CMYKはまずは確定されたおよび算出された色調値増大量曲線に従って補正される。これは、色調値増大量修正装置57内で行われる。この色調値増大量修正装置は、このようにして修正された色調値C’M’Y’K’を、ユール‐ニールセン・ノイゲバウアの式のデミシェル係数の実効面占有率cI,mIおよびyIおよびkIに対する入力量として、算出装置56に伝送する。次に、このような色調値増大量修正された色調値C’M’Y’K’に基づいてはじめて、算出装置56によって、上述したモデルに従って、所定の印刷色組み合わせのスペクトルが求められる。このようにして算出された、色調値組み合わせCに対するスペクトルR(λ)は次に、所定の色調値組み合わせCMYKとともに、特徴データとして、記憶装置58内に供給される。このような特徴データによって次に、算出装置59内で印刷プロセスのプロファイリングが実行され、プロセス較正またはプロセスコントロールが使用される。
上述したように、この方法は、デミシェル係数およびサンプリングポントRiの相応の整合によって容易に、殊に特別色を有する多色システムにも拡張可能である。
従って容易に、印刷プロセスのスペクトルモデル(ここでは、セグメント化されたスペクトルのユール‐ニールセン・ノイゲバウアのモデル)内の種々の印刷色の設定されている色値の使用に対して、色調値増大量算出装置55内の色調値増大量修正曲線を使用することによって、テストエレメント15、15’の色フィールド23の必要数が格段に低減され、簡易化される。なぜなら、経験に基づいて次のことが明らかだからである。すなわち、付加的な色調値増大量修正曲線とのこの相互作用によって、殊にテストエレメントの全てのスペクトル値が従来技術に相応に十分正確に算出され、これによってこの間にある全ての色調値組み合わせも相応に正確に特定される、ということが明らかだからである。従ってこのようなデータは完全に、目標印刷プロセスを特徴付けるのに十分である。色調値増大量修正曲線を使用する代わりに、当然ながら、所定の色調値も、求められた色値から求められた色調値も、相応する算出の基になり得る。
目標印刷プロセスの上述したスペクトルモデルを用いて目標印刷プロセスの第1の特徴データの完全なセットを算出することに対して同時にまたは択一的に、このモデルまたは第1の特徴データのセットが使用されて、これによって、目標印刷プロセスのグレーバランス補正が行われる。目標印刷プロセスのグレーバランス補正値を特定するための相応する方法の経過が図5に示されている。
まずは、ステップS1においてシート6に、目標印刷プロセス条件に従って、テストエレメント15が図版化される。テストエレメント15’が図版化されてもよい。しかしテストエレメント15が有利である。なぜならこの場合には平均化を介して、より正確な値が得られるからである。シート6に像を形成するために、まずは、刷版露光機2内で刷版3に画像を形成することが必要である。全体として、目標印刷プロセスの使用されている印刷色CMYKに対して使用されている色分解像14と同じ数の刷版3に画像が形成されなければならない。このために色分解像14が事前に、RIP12を用いて、印刷版11に基づいて作成される。この印刷版11は、テストエレメント15用のデータに対して付加的に、別のテストエレメントまたは試し刷りに対するデータも有することができる。
従ってシート6にはステップS1において、印刷機5内で、個々の印刷色CMYKが加えられる。従って、印刷されたシート6は、印刷されたテストエレメント15ないしは15’を有する。
次に、ステップS2において、印刷されたテストエレメント15がスペクトロフォトメータ16によって測定される。ここでスペクトルデータ実際値54、54’が求められる。このスペクトルデータ実際値54、54’から、後続のステップS5において、目標印刷プロセスの第1の特徴データが求められる。目標印刷プロセスのこの第1の特徴データから、殊に、目標印刷プロセスの使用されているシート6の紙色値(L*ZWa*ZWb*ZW)も特定される。択一的にこの紙色値(L*ZWa*ZWb*ZW)、すなわち目標印刷プロセスの紙白色が、色値として直接的にステップS2においてスペクトルデータ実際値54、54’から求められてもよい。なぜならここでは殊に、印刷色CMYKを用いていないフィールドが設定されているからである。このような紙白値(L*ZWa*ZWb*ZW)は次に、別のステップS4において、目標印刷プロセスの第2の色値(L222)を求めるために使用される。目標印刷プロセスのこのような第2の色値(L222)は、基準印刷プロセスからの適応された色値である。これはここでマルチトーンのグレーフィールドに相応する。従ってステップS4では、目標印刷プロセスの紙白色(L*ZWa*ZWb*ZW)および基準印刷プロセスの紙白色(L*RWa*RWb*RW)に基づいて設定された、基準印刷プロセスの第1の色値(L111)が(これはここでグレーのマルチトーンフィールドに相応する)、目標印刷プロセスの第2の色値(L222)に変換される。このために事前にステップS3において、基準印刷プロセスの第1のグレー色値(L111)並びに基準印刷プロセスの紙白色(L*RWa*RWb*RW)が求められる。基準印刷プロセスのこのようなグレーの第1の色値(L111)として、上述のように、基準印刷プロセスのグレートーンの色値が意図されている。これは主に、黒を用いていないマルチトーンの印刷色から形成される。これはステップS3において、輝度値Lの設定によって得られる。この輝度値に対しては、式(1)に従って、それぞれ中立的なab値が特定される。
ステップS4では、基準印刷プロセスの第1の色値(L111)および紙白色(L*RWa*RWb*RW)および目標印刷プロセスの紙白色(L*ZWa*ZWb*ZW)から、式(2)に従って、目標印刷プロセスの第2の色値(L222)が特定される。
ステップS5で求められた、目標印刷プロセスの第1の特徴データおよび、ステップS4で求められた目標印刷プロセスの第2の色値(L222)が次のステップS6へ伝送される。このステップでは目標印刷プロセスのマルチトーンのプロセスカラーの色調値が特定される。これは第2の色値(L222)に相応する。このようにして、目標印刷プロセスの色調値組み合わせが求められる。これは、目標印刷プロセスの補正されたグレーバランスに相応する。
ステップS5の特徴データから、ステップS4の第2の色値(L222)に対応する色調値を求めるために、反復的な方法が用いられる。ここではまず色調値組み合わせが設定され、特徴データからないしは択一的にここから形成されたプロフィルから、Lab空間内の色値が算出される。次に第2の色値(L222)に対するこのようにして算出された色値の差から、まずは色調値の可能な整合が推測される。続いて次の色調値が変えられ、新たに色値が特定され、この色調値の整合の方向が特定される。これは反復して全ての色調値に対して実行され、殊にさらなるステップにおいて、色調値の変化に対する跳躍幅が低減される。これによって次に、色調値組み合わせのできるだけ正確な値が得られる。これは、所定の第2の色値(L222)に相応する。このようにしてステップS6において、目標印刷プロセスの色調値の組み合わせが求められる。これは、目標印刷プロセスの第2の色値(L222)ひいては基準印刷プロセスのマルチトーンのグレートーン(L111)に相応する。ステップS7では、この色調値組み合わせから、目標印刷プロセスの全体的なグレーバランスの補正が行われる。これは例えば次のように行われる。すなわち所定の程度の紙白色に対するグレーバランスが色調値組み合わせの際に(0/0/0)に位置し、黒値に対するグレーバランスが同様に所定で(100/100/100)に位置するように行われる。ここで挿入されたステップS6からの色調値組み合わせは次に、2つの提示された限界の間の色調値組み合わせの経過を生じさせる。次に補間方法によって、相応する色調値曲線上の別のマルチトーンのグレートーンが求められる。基準印刷プロセスのマルチトーングレーフィールドが多くなるほど、目標印刷プロセスのための、ステップS7におけるグレーバランス補正値もより正確になる。Kに対する純粋に黒いグレー値の相応の補正は、当然ながらアナログ方法によっても実行可能である。
ステップS8では次に、このようにして求められた、ステップS7からのグレーバランス補正値が、ステップS5からの特徴データとともに使用され、これによって印刷プロセスが目標印刷プロセスに相応して較正され、さらに択一的または付加的に、目標印刷方法ないしは目標印刷プロセスのプロフィル13が作成ないしは補正される。このプロフィルは、目標印刷プロセスの特性曲線および目標印刷プロセスのグレーバランスを考慮している。
このような補正によって次に、RIP12において、印刷版の相応のラスター化が行われ、露光される刷版3の質がまさにグレーバランスに関して格段に改善される。しかも、目標印刷プロセスの特徴データの作成後に、グレーバランス補正値を求めるための新たな印刷は必要ではなく、かつグレーバランスを求めるために大きいテストエレメントは必要ではないだろう。このためにテストエレメント15,15’によって本発明に相応して、それぞれ測定されたスペクトルデータ実際値が用いられる。これはさらに、目標印刷プロセスの較正にも使用される。
1 印刷システム、 2 刷版露光機、 3 刷版、 4 印刷ユニット、 5 印刷機、 6 シート、 7 シートスタック、 8 フィーダ、 9 搬送方向、 11 印刷版、 12 RIP、 13 プロフィル、 14 色分解像、 15、15’ テストエレメント、 16 スペクトロフォトメータ、 17 形成装置、 18 算出ユニット、 19 破線、 20 複合ユニット、 21、22 部分領域、 21’、22’ 部分領域、 23 色フィールド、 24 白色フィールド、 25 混合色フィールド、 26 全色調色フィールド、 27 色調値色フィールド、 28 プロセスデータ、 53、58 記憶装置、 54、54’ 記憶されているデータの部分集合、 55 色調値増大量算出装置、 56 スペクトル算出装置、 57 色調値増大量修正装置、 59 算出装置

Claims (9)

  1. 目標印刷プロセスのグレーバランス補正方法であって、
    基準印刷プロセスに対して第1の色値(L111)を、当該基準印刷プロセスの色空間のグレー軸上またはグレー軸周辺で求め、
    当該第1の色値(L111)を、前記目標印刷プロセスのマルチトーンの色調値を求めるために使用し、当該色調値は前記目標印刷プロセスの補正されたグレーバランスを少なくとも表す方法において、
    前記目標印刷プロセスの第2の色値(L222)を求め、当該第2の色値は前記目標印刷プロセスの補正されたグレーバランスを表し、
    当該第2の色値(L222)を前記第1の色値(L111)から導出し、
    前記基準印刷プロセスの第1の色値(L 1 1 1 )および前記目標印刷プロセスの第2の色値(L 2 2 2 )を求める際に減衰率Dを考慮し、
    目標印刷プロセスの第1の特徴データを特定し、
    当該第1の特徴データおよび前記第2の色値(L222)から前記目標印刷プロセスの色調値を特定し、当該目標印刷プロセスの色調値は前記第2の色値(L222)に相当し、
    前記色調値から補正関数を作成し、当該補正関数は、前記補正されたグレーバランスに従って、色値と色調値との補正された対応関係または前記目標印刷プロセスの第1の色調値と補正された色調値との対応関係を表し、および/または、
    前記色調値から補正された特徴データを求め、当該補正された特徴データは補正されたグレーバランスを含み、
    少なくとも1つの印刷フォーム(3)を、前記色調値対応関係の補正された対応関係に基づき、前記補正されたグレーバランスに従って作成し、かつ当該印刷フォーム(3)を用いて被印刷材料に像を形成する、
    ことを特徴とする、目標印刷プロセスのグレーバランス補正方法。
  2. 前記目標印刷プロセスによって、測定フィールド(23−27)を有する少なくとも1つのテストエレメント(15、15’)を被印刷材料(6)上に印刷し、前記測定フィールド(23−27)をスペクトル測定することによってスペクトルデータ実際値(54、54’)を検出し、当該スペクトルデータ実際値(54、54’)に基づいて前記第1の特徴データを求め、
    前記第1の特徴データを求めたときよりも少ない数の測定フィールド(23−27)を印刷して、少なくとも、残りの第1の特徴データを前記スペクトルデータ実際値(54、54’)から算出する、請求項1記載の方法。
  3. 前記第1の特徴データを算出するために、印刷プロセスの色値を算出するためのモデルを使用し、ここで当該モデルの少なくとも1つのパラメータを前記スペクトルデータ実際値から算出する、請求項2記載の方法。
  4. 前記基準印刷プロセスおよび目標印刷プロセスの紙白色に対する各紙色値(L*RWa*RWb*RW)、(L*ZWa*ZWb*ZW)を特定し、前記第2の色値(L222)を、前記紙白色に対する各紙色値(L*RWa*RWb*RW)、(L*ZWa*ZWb*ZW)の差を考慮して求める、請求項1記載の方法。
  5. 機器に依存しない色空間の輝度軸(L)に沿った、設定された距離を相互に有している複数の第1の色値(L111)を色座標で求める、ここで殊に1つの選択された輝度領域のみが前記色値(L111)を求めるために定められる、請求項1記載の方法。
  6. 請求項1から5までの少なくとも1項記載の方法を実行するための、被印刷材料(6)に像を形成するための印刷システムであって、
    印刷フォーム(3)を作成するための印刷フォーム作成装置(2)と、
    当該作成された印刷フォーム(3)に基づいて、被印刷材料(6)に像を形成するための印刷機(5)と、
    基準印刷条件下での基準印刷プロセスの設定されたグレー値(L111)に基づいて、設定された目標印刷条件に従って目標印刷プロセスを較正するためのグレーバランス補正装置(20)とを有している印刷システムにおいて、
    前記グレーバランス補正装置(20)は、補正されたグレーバランスに従って前記目標印刷プロセスのマルチトーンのプロセスカラー(CMYK)の色調値を求める算出ユニット(18)を有しており、当該算出ユニットは前記色調値を、前記基準印刷プロセスの色空間のグレー軸上またはグレー軸周辺の第1の色値(L111)に依存して、かつ前記目標印刷プロセスの第1の特徴データに依存して特定する、
    ことを特徴とする印刷システム。
  7. スペクトルデータ実際値(54、54’)を求めるためのテストエレメント(15、15’)の測定フィールド(23−27)をスペクトル測定するためのスペクトル測定装置(16)と、前記スペクトルデータ実際値(54、54’)から前記第1の特徴データを算出するための換算機構(56)とが設けられている、請求項6記載の印刷システム。
  8. 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法を実行するためのコンピュータープログラム。
  9. 請求項8記載のコンピュータープログラムを記憶するための記憶手段。
JP2012076322A 2011-03-29 2012-03-29 印刷プロセスのグレーバランス補正方法 Expired - Fee Related JP5858843B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102011015306.3 2011-03-29
DE102011015306A DE102011015306A1 (de) 2011-03-29 2011-03-29 Verfahren zur Graubalancekorrektur eines Druckprozesses

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012209946A JP2012209946A (ja) 2012-10-25
JP5858843B2 true JP5858843B2 (ja) 2016-02-10

Family

ID=45811333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012076322A Expired - Fee Related JP5858843B2 (ja) 2011-03-29 2012-03-29 印刷プロセスのグレーバランス補正方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8810857B2 (ja)
EP (1) EP2506559B1 (ja)
JP (1) JP5858843B2 (ja)
CN (1) CN102729611B (ja)
DE (1) DE102011015306A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5896689B2 (ja) * 2011-11-10 2016-03-30 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム
DE102014011151A1 (de) 2013-08-23 2015-02-26 Heidelberger Druckmaschinen Ag Mehrstufiges Regeln und Messen von Deckweiß
CN103465624B (zh) * 2013-09-03 2015-09-16 天津市汇源印刷有限公司 一种新型印刷油墨优化法
CN104553302B (zh) * 2013-10-17 2017-01-04 北大方正集团有限公司 一种灰平衡校准方法及装置
DE102014002509A1 (de) * 2014-02-21 2015-08-27 Heidelberger Druckmaschinen Ag Umrechnung spektraler Charakterisierungsdaten
CN103895375B (zh) * 2014-03-03 2017-03-15 深圳市科彩印务有限公司 平版胶印色度控制方法及平版胶印方法
CN103963453B (zh) * 2014-04-21 2016-07-06 杭州电子科技大学 一种印刷灰平衡预置方法
DE102014011664B3 (de) 2014-08-04 2015-08-13 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zur dynamischen Druckprozesskalibrierung
WO2016050300A1 (en) 2014-10-01 2016-04-07 Hewlett-Packard Development Company L.P. Control data for production of a three-dimensional object
DE102014221207B3 (de) 2014-10-20 2015-09-24 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zur Berechnung einer Sonderfarben-Datenbank
JP2018054462A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 セイコーエプソン株式会社 測定装置、及び測定方法
WO2018199882A1 (en) 2017-04-24 2018-11-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Transforming a color space vector into a neugebauer primary area coverage vector
US10356872B2 (en) 2017-06-28 2019-07-16 Centurylink Intellectual Property Llc Method and system for implementing data transmission utilizing techniques used for transient state computing with optics
US10085321B1 (en) * 2017-06-28 2018-09-25 Centurylink Intellectual Property Llc Method and system for implementing transient state computing with optics
CN112073594B (zh) * 2019-05-25 2023-03-21 森大(深圳)技术有限公司 灰平衡调节方法、装置及计算机可读存储介质
CN112040088B (zh) * 2020-09-08 2022-08-12 杭州电子科技大学温州研究院有限公司 一种用于打样的模拟设备特性文件的修正方法
EP4094944A1 (de) * 2021-05-23 2022-11-30 GMG GmbH & Co. KG Verfahren zur bestimmung eines übereinstimmungsfaktors hinsichtlich der farblichen übereinstimmung eines erstellten druckerzeugnisses mit vorgegebenen sollwerten für farben

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE58908748D1 (de) * 1989-10-02 1995-01-19 Grapho Metronic Mes Und Regelt Verfahren zur Steuerung der Farbführung bei einer Druckmaschine.
JPH0969960A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Brother Ind Ltd 印刷出力装置
JPH10341348A (ja) * 1997-06-09 1998-12-22 Toppan Printing Co Ltd カラーマネージメント方法およびその装置
US7307752B1 (en) * 2000-05-05 2007-12-11 Xerox Corporation On-line calibration system for a dynamically varying color marking device
DE10226563B4 (de) 2001-07-09 2012-08-30 Heidelberger Druckmaschinen Ag Bestimmung einer Formtonwert-Kennlinie zur Bebilderung einer Druckform
EP1279502B1 (de) * 2001-07-12 2007-08-15 Alcan Technology & Management AG Verfahren zur Kontrolle eines Tiefdruckverfahrens
US7375849B2 (en) * 2002-10-15 2008-05-20 Xerox Corporation Balancing grays on color printers
JP4194363B2 (ja) * 2002-12-24 2008-12-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
US7453591B2 (en) 2003-07-14 2008-11-18 Xerox Corporation Color saturation adjustment
JP4259245B2 (ja) * 2003-09-12 2009-04-30 ブラザー工業株式会社 測色データ補正方法、変換テーブル作成方法及びプログラム
JP4227492B2 (ja) * 2003-09-19 2009-02-18 Npo 法人印刷 Oem 研究会 印刷物の品質管理方法および装置
DE102004001937B4 (de) 2004-01-14 2013-09-26 Heidelberger Druckmaschinen Ag Verfahren zur Reproduktion von Sonderfarben mit Primärdruckfarben und Sekundärdruckfarben
US8014024B2 (en) * 2005-03-02 2011-09-06 Xerox Corporation Gray balance for a printing system of multiple marking engines
JP3930518B2 (ja) * 2005-04-07 2007-06-13 三菱重工業株式会社 印刷機の色調制御方法及び装置
JP2007150757A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
EP1916100B1 (de) * 2006-10-26 2014-03-05 Heidelberger Druckmaschinen Aktiengesellschaft Druckplattenerzeugung für Aniloxdruckmaschinen
DE102008031735B4 (de) * 2007-07-10 2019-11-07 Heidelberger Druckmaschinen Ag Graubalancekorrektur eines Druckverfahrens
DE102008056170B4 (de) * 2007-11-30 2022-11-10 Heidelberger Druckmaschinen Ag Farbmessgerät mit automatischer Seitenerkennung
JP2009178883A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Ryobi Ltd カラー印刷機の印刷画像品質管理方法及び印刷画像品質管理装置
JP2009278264A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Fuji Xerox Co Ltd 色処理装置およびプログラム
EP2295256A4 (en) * 2008-05-26 2013-09-04 Wing King Tong Printing Ltd NEUTRAL GRAY BALANCE CONTROL METHOD
CA2684261A1 (en) * 2008-11-03 2010-05-03 Robert L. Hallam Systems and methods for proof/press substrate difference adjustments
US8194288B2 (en) * 2009-04-24 2012-06-05 Xerox Corporation Adjusting the neutral behavior of a color marking device
DE102011012806B4 (de) 2010-03-24 2022-07-07 Heidelberger Druckmaschinen Ag Graubalancekorrektur eines Druckverfahrens

Also Published As

Publication number Publication date
EP2506559B1 (de) 2018-11-14
DE102011015306A1 (de) 2012-10-04
EP2506559A3 (de) 2013-07-31
CN102729611A (zh) 2012-10-17
EP2506559A2 (de) 2012-10-03
JP2012209946A (ja) 2012-10-25
CN102729611B (zh) 2016-06-01
US8810857B2 (en) 2014-08-19
US20120250095A1 (en) 2012-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5858843B2 (ja) 印刷プロセスのグレーバランス補正方法
US8654395B2 (en) Method and test element for determining characterization data of a printing process and apparatus for carrying out the method
JP5014812B2 (ja) ハーフトーン独立色ドリフト補正
US10659660B2 (en) Determination of tone value increase from a printed image
EP2629978B1 (en) Image processing apparatus and image processing method
US20080239344A1 (en) Color printer characterization or calibration to correct for spatial non-uniformity
US7307755B2 (en) Method for correcting unadjusted printing data on the basis of colormetrically measured reference sheet
JP6665657B2 (ja) 画像形成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法
CN106004037B (zh) 用于校正所测量的图像数据的偏差的方法
US9774763B2 (en) Method for controlling a printing process
CN105522822B (zh) 用于计算专色数据库的方法
JP2009001017A (ja) 被印刷物上で色測定するための改善された印刷コントロールストリップ
US8537420B2 (en) Method for gray balance correction of a printing process
US20100208304A1 (en) Image correction method and image correction system
JP2004536731A (ja) システム混合を補償するシステムと方法
US20080068625A1 (en) Image control system and method incorporating a graininess correction
JP4165071B2 (ja) 印刷機プロファイルの作成方法、カラーマッチング方法、色管理方法、印刷物、および色管理装置
JP2016019288A (ja) 特色の代替色を算出するための方法
EP2296364B1 (en) Methods and system for improved color characterization
WO2016031632A1 (ja) 印刷システム及び管理装置並びに管理方法
EP1302328A2 (en) Method to determine a characteristic of a printing system
JP2005318460A (ja) プロファイル作成装置およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141009

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5858843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees