JP4780316B2 - 画像出力制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、所定の印刷装置による印刷用画像の出力(印刷)を制御する画像出力制御装置に関し、特にプルーフ(色認証の証明書)の作成に用いて好適な画像出力制御装置に関する。
一般に、カラープリンタ(印刷装置)により画像を印刷する場合、印刷環境(例えば温度や湿度)による色の変動(変色)や、該印刷装置の不調(例えばノズル詰まり、色材(例えばインク)の変色、用紙の不適合、さらには色変換の誤差、等々)、さらにはプリンタの個体差による製造ばらつき、などに起因して、ユーザの意図する色彩(正しい色彩)が再現(印刷)されないことがある。そこで従来、例えば特許文献1に記載されるように、目的物(認証画像)と共に、色票(カラーチャート)も付けて、同一用紙内に(もしくは複数の用紙にわたってひと続きに)印刷することにより、いわゆるプルーフ(色認証の証明書)を作成し、これをもって、正しい色彩で印刷されていることを証明(もしくは確認)する(ひいては印刷物の品質を保証する)ようにしている。
より詳しくは、この特許文献1に記載される画像出力制御装置においては、所定の色票からなるカラーチャートを印刷装置に印刷させ、適宜の測色装置により、この印刷されたカラーチャートを測色する。そして、目的物である任意の画像を印刷しつつ、上記測色の結果が正常であるか否かを判定する。こうすることにより、単一の用紙(印刷用紙)内に、上記カラーチャートや目的物(認証画像)と共に、この判定の結果(良否)も印刷されたもの(印刷物)を得ている。すなわち、上記測色の結果が正常であるときには、これにより、単一の用紙内に、カラーチャート(色票)、目的物(認証画像)、認証の表示(正しい色彩で印刷されていることの表示)が、ひと続きに印刷され、もって、上記印刷物として上述のプルーフ(色認証の証明書)が作成されることになる。
特開2005−275855号公報
このように、上記特許文献1に記載される画像出力制御装置によれば、認証の表示(正しい色彩で印刷されていることの表示)のなされたプルーフ(色認証の証明書)についてはこれを、確かに得ることができる。しかしながら近年、印刷技術の向上に伴い、上記保証の内容、すなわちプルーフ(色認証の証明書)に記載すべき情報としても、正しい色彩で印刷されているか否かだけではなく、より詳細に、しかも的確に、印刷結果を示す情報、特に印刷評価の指標となり得るような情報の提示が望まれるようになってきている。このため、今、こうしたプルーフの作成を効率よく行うことのできる画像出力制御装置の開発が待望される実情にある。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、印刷評価の指標となり得る情報として、より充実した色情報を提示するプルーフ(色認証の証明書)を、効率よく作成することのできる画像出力制御装置を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、所定の印刷装置による印刷用画像の出力(印刷)を制御する画像出力制御装置として、一乃至複数の色票からなるカラーチャート、並びに任意に設定可能な認証画像を含めた任意の画像を印刷する印刷装置と、前記カラーチャートの印刷後、同一用紙内に前記印刷装置が他の画像を印刷している時であれ、この印刷と同時に前記カラーチャートに対して測色を行うことができるように配設されてなる測色装置と、を直接的もしくは間接的に制御可能にして、前記認証画像の色認証を行う際には、前記印刷装置により所定の印刷用紙に前記カラーチャートを印刷するとともに、この印刷されたカラーチャートを、前記測色装置をもって測色し、少なくとも該測色による測色値が正常であるときには、前記カラーチャートおよび前記認証画像と共に、前記測色値と所定の基準色彩値(目標色彩値)との色差を、前記印刷用紙の搬送方向に、「カラーチャート」、「認証画像(認証対象の画像)」、「色差」の順で、単一の用紙内もしくは複数の用紙にわたってひと続きに印刷するにあたり、前記測色時の印刷装置の印刷ヘッド走査時間と前記測色装置の走査時間との何れか長い方の走査時間へ他方の走査時間を同期させるような構成とする。
画像出力制御装置としてのこのような構成によれば、上述の一連の流れをもって、例えば印刷物の品質証明等に用いられる色認証の証明書(プルーフ)が、容易且つ的確に作成されるようになる。しかも、「カラーチャート(色票)」や「認証画像」と共に、「色差」も印刷されることになるため、この装置により作成されたプルーフを見れば、どの程度の色のずれ(色差)があるかが一目瞭然となる。すなわち、こうしたプルーフであれば、上記測色値の良否判定(例えば許容色範囲内にあるか否かの判定)を行うことは必須ではなくなり、この判定自体を割愛することも可能になる。
また、許容色範囲等を定めて測色値の良否判定(色認証)を行う場合にあっても、この色認証の結果が正常であったとき(適合判定時)に、良否の判定結果だけではなく色差もプルーフ上に印刷されることになるため、この色差(色のずれ度合)を参照して、どの程度の色のずれ(色差)があるかを把握することが可能になる。すなわち、例えばさらなる厳しい許容レベル(許容色範囲)による認証の実施を検討する判断材料としたり、あるいは印刷部品(印刷用紙やインクの種類)を選択する上での判断材料に用いたりすることも可能になる。
さらに、上記構成においては、印刷用紙の搬送方向に、「カラーチャート」、「認証画像(認証対象の画像)」、「色差」の順で、印刷するようにしているため、「カラーチャート」の印刷後に該カラーチャートについて測色を行い、「認証画像」を印刷している間に、上記測色値に基づいて「色差」を算出することができるようになる。すなわち、このような構成によれば、演算負荷の高い色差を算出する場合であれ、演算待ちのために搬送を停止させる必要はなくなり(もしくは待ち時間が短縮され)、円滑な搬送で迅速に上記プルーフが作成されるようになる。
また、上記構成にかかる前記測色装置についてはこれを、前記カラーチャートの印刷後、同一用紙内に前記印刷装置が他の画像を印刷している時であれ、この印刷と同時に前記カラーチャートに対して測色を行うことができるように配設する(例えば前記印刷装置に取り付ける)ことが望ましい。
このような構成の印刷システム(印刷と測色を同時に実行することが可能なシステム)では、印刷および測色が効率よく行われる。このため、同システムは、上述の色認証の証明書(プルーフ)を、より容易且つ迅速に作成する用途に用いて、特に有効である。
また、上記構成においては、上記測色時の前記印刷装置における印刷ヘッド走査時間と上記測色装置の走査時間とのいずれか長い方を走査時間へ他方の走査時間を同期(整合)させることが望ましい。
このような構成の印刷システムでは、短いほうの走査時間を長いほうの走査時間へ合わせる(すなわち、印刷ヘッドもしくは測色装置に対して待ち時間を設定する)ことにより、測色時の印刷ヘッド走査時間と測色装置の走査時間とを同期させることができる。
このように、上記請求項1に記載の装置によれば、印刷評価の指標となり得る情報として、より充実した色情報を提示するプルーフ(色認証の証明書)を、効率よく作成することができるようになる。
また、上記請求項1に記載の画像出力制御装置に関しては、請求項2に記載の発明によるように、前記測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、該色判定手段により前記測色の結果が正常ではないと判定されたときには、前記カラーチャートの印刷後に予定されている、もしくは前記カラーチャートの印刷後に印刷中の、前記認証画像の印刷を中止し、該色判定手段により前記測色の結果が正常であると判定されたときには、該判定の結果を、少なくとも前記認証画像の後に印刷する構成とすることが有効である。
このように、測色だけでなく色認証の判定(良否判定)も行う構成にあっては、上記測色装置による測色の結果が正常でない(認証不適合である)ときに、上記認証画像についてはこれを最後まで印刷しないまま終了することで、上記印刷装置に係るインク等の消耗品の節約を図ることができるようになる。また、少なくとも測色の結果が正常(適合)であるときには、上記色認証の判定結果(適合もしくは不適合)も、目的物(認証画像)と併せて印刷することによって、上記色認証が行われたプルーフか否かが一目瞭然となる(不適合のときも認証の結果を印刷すれば、なお明確になる)。このため、色認証の証明書(プルーフ)の管理が容易となり、ひいてはミスの削減にもつながり、また太鼓判が押されることで、顧客に安心感を与えることができる。しかも、この判定の結果を前記認証画像の後に印刷することによって、この判定に係る演算についてもこれを、上記「認証画像」を印刷している間に行うことができる。すなわち、上記構成によれば、こうした付加価値の高いプルーフを自動的に、しかも円滑に作成することが可能になる。
また、上記請求項1または2に記載の画像出力制御装置に関しては、請求項3に記載の発明によるように、前記測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、少なくとも該色判定手段により前記測色の結果が正常でないと判定されたときには、その正常でない部分を、正常でない部分であることが視覚的に認識可能であるように印刷する(例えば、測定値(測色値)ごとに「OK」「NG」を表示する、または正常でない部分を枠で囲う、もしくはそこだけ囲わない、あるいは色を変える、印をつける(マーキング)等々)構成とすることがより有効である。こうすることで、測色の結果が多数ある場合であれ、容易に不適合部分を確認する(視覚的に認識する)ことが可能になる。
また、上記請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像出力制御装置において、前記印刷される測色値と所定の基準色彩値との色差についてはこれを、例えば請求項4に記載の発明によるように、前記カラーチャートの構成要素である色票ごとに個別に算出するとともに、それら色票ごとに個別にその算出値を印刷するように構成すれば、前記カラーチャート上の各色票について、どの程度の色のずれ(色差)があるかを、容易に把握することが可能になる。
また、上記請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像出力制御装置に関しては、前記印刷される測色値と所定の基準色彩値との色差を、例えば請求項5に記載の発明によるように、
・前記カラーチャートの構成要素である全色票の平均値として算出されたもの。
あるいは請求項6に記載の発明によるように、
・前記カラーチャートの構成要素である全色票の最大値として算出されたもの。
として、特に有効である。こうした構成であれば、上記測色値の良否判定(例えば許容色範囲内にあるか否かの判定)を、容易且つ適切に行うことが可能になる。
また、請求項7に記載の発明では、上記請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像出力制御装置に関し、前記カラーチャートの印刷に先立って、同カラーチャートの色票色彩値の、ユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行い、該ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記カラーチャートを、前記印刷装置により前記所定の印刷用紙に印刷するように構成する。
このような構成によれば、認証に用いられる上記カラーチャートの色票色彩値が、ユーザの任意に、あるいは印刷要件等に応じて自動的に、最適なものとして設定されるようになり、ユーザの嗜好を反映させたり、測色の精度や信頼性を向上させたり、用途に応じて最適なかたちでプルーフが作成されることになる。さらに、上記印刷装置や測色装置をはじめとする各種ハードウェア(部品)の変更(例えば機種変更)等があった場合にあっても、この請求項7に記載の上記構成であれば、これに柔軟に対応することができるようになる。
以下、図1〜図6を参照して、この発明に係る画像出力制御装置を具体化した一実施の形態について説明する。なお、この実施の形態に係る画像出力制御装置としても、先の特許文献1に記載される装置と同様、上述の色認証の証明書(プルーフ)を作成するために用いられる装置を想定している。
はじめに、図1を参照して、この画像出力制御装置に係る画像出力(印刷)システムの概要(概略構成)について説明する。なお、この図1は、該システムの概略構成を示すブロック図である。
同図1に示されるように、このシステムは、大きくは、例えばコンピュータ(ここではコンピュータ10)の表示装置として用いられるモニタ18と、例えばインクジェット式のカラープリンタ17と、これら画像出力機器の各出力について所定の画像処理を行うコンピュータ10(画像出力制御装置)とを有して構成されている。
また、サーバ11は、各種の画像(認証対象の目的物)や、それら画像ごとの許容色範囲情報(認証にて使用)、あるいは各種の色票(カラーチャート)、などといった諸々の情報を、データ(デジタルデータ)として、例えば番号などを振って種類(項目)別に、もしくは個別に管理しているものであり、これらのデータについてのダウンロードを一部のユーザのみに(あるいは全てのユーザに)許可することにより、ユーザの所望するデータを、適宜に提供することを可能にして構成されている。また、入力装置16は、例えばマウスやキーボード等からなるものであり、ユーザがこの入力装置16を操作することによって、上記コンピュータ10の動作へユーザの意思を適宜に反映させることができるようになっている。
また、より詳しくは、上記コンピュータ10(画像出力制御装置)は、例えばハードディスクおよびROM(リードオンリーメモリ)等からなる記憶装置12を内蔵している。そして、この記憶装置12には、例えばOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトウェアと共に、プリンタドライバやモニタドライバをはじめ、上記入力装置16のドライバ等も含めた各種のドライバ(ソフトウェア)のほか、例えばRGB(赤・緑・青)の各階調に対してそれぞれ同一色を再現するようなCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)階調が関連付けられた色変換テーブル(LUT:ルックアップテーブル)等が格納されている。また、上記サーバ11により提供される各種情報も、適宜のインターフェースを介して、この記憶装置12に取り込まれるようになっている。
さらに、同コンピュータ10は、この記憶装置12に加え、例えばCPU(基本処理装置)やRAM(ランダムアクセスメモリ)等からなる演算装置13と、適宜の回路からなるプリンタ駆動回路14、およびモニタ駆動回路15とを有し、これらの構成要素を通じて、上記プリンタ17およびモニタ18を制御することができるように構成されている。
またここで、上記プリンタ17は、例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、c(ライトシアン)、m(ライトマゼンタ)の6色のインクをもって、所定の印刷用紙に対して、任意の画像を印刷することができるように構成されている。詳しくは、このプリンタ17により印刷が行われる際には、上記記憶装置12に格納されている色変換テーブル(LUT)を参照しつつ、RGB色空間からCMY(CMYK)色空間への色変換処理が行われることになる。
また、このプリンタ17には、例えばCPUおよびRAM等からなる制御回路17aと、適宜のセンサからなる温度センサ17bおよび湿度センサ17cと、例えば分光測色計からなる測色機17d(測色装置)と、例えばハードディスクおよびROM等からなる記憶装置17eと、が搭載されており、上記コンピュータ10との通信のもと、上記制御回路17aにより、これらの構成要素が所望に制御されるようになっている。すなわち、このプリンタ17においては、上記温度センサ17bおよび湿度センサ17cによって測定(取得)される印刷環境情報(温度・湿度)も加味しつつ、上述の色変換処理が行われることになる。また、当該プリンタ17には、印刷すべき画像として、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理、等々の周知の前処理の施された画像が取り込まれるようになっている。
図2は、上記プリンタ17の構成をより詳細に示す図であり、(a)は同プリンタ17の斜視図、(b)は同プリンタ17の平面図、(c)は同プリンタ17の側面図である。
同図2に示されるように、このプリンタ17は、印刷用紙RPを受けるために設けられたエプロンEPに対して、所定のレールRLが取り付けられ、さらにこのレールRLに対して、上記測色機17dが取り付けられて構成されている。そして、印刷を行う際には、例えばロール紙からなる上記印刷用紙RPが所定の位置にセットされ、この印刷用紙を所定の方向(搬送方向)へ所定の距離ずつ搬送しつつ、同用紙RPの搬送が止まったときには、図示しない印刷ヘッド(インクジェットヘッド)を、該印刷用紙RPの幅方向(搬送方向と直交する方向)へ走査することにより、該用紙RPに対して印刷を行い、これら搬送および印刷を、上記用紙RPの幅方向のラインごとに繰り返しながら、任意の画像を上記印刷用紙RPに対して印刷していく。他方、測色を行う際には、上記レールRLをガイドにして測色機17dが上記印刷用紙RPの幅方向へスライド移動(走査)しつつ、該印刷用紙RP上に印刷された色票を、すなわち例えば図2(b)に示されるようなカラーチャートCP(色相や階調の異なる複数の色票(パッチ)PTからなるチャート)を順次、上記幅方向へ測色していくことになる。
ここで、上記測色機17dは、同図2にも示されるように、例えば上記カラーチャートCPの印刷後、同一用紙(印刷用紙RP)内に上記プリンタ17が他の画像(例えば認証対象の目的物)を印刷している時であれ、この印刷と同時に、例えば上記カラーチャートCPに対して測色を行うことができるように配設されている。そして、上記測色を行う際には、こうして印刷と同時に測色を行うことにより、これら印刷および測色について、それぞれ処理の効率化が図られ、ひいてはこれが、これら各処理(印刷および測色)についての、処理時間(所要時間)の短縮(時間短縮)へつながることになる。
次に、図3〜図6を併せ参照して、上記システムにより実行される画像処理の一例、詳しくは、上記プルーフ(色認証の証明書)作成処理の一例について説明する。なお、この一連の処理は、例えば上記演算装置13や上記制御回路17a(図1)、さらには適宜のプログラム等の協働のもとに実行される。
図3は、この画像処理(プルーフ作成処理)の基本的な処理手順を示すフローチャートである。
同図3に示されるように、この一連の処理に際しては、まず、ステップS1にて、認証対象となる画像(目的物)、および、印刷・測色条件、並びに、カラーチャート(色票)の種類が、詳しくは、同カラーチャートの印刷位置、同カラーチャートの色票レイアウト、および同カラーチャートの色票色彩値が、ユーザにより選択、設定される。具体的には、例えば適宜のアプリケーションソフトウェアを立ち上げ、このソフトウェア上で、これらパラメータが選択(設定)可能とされ(例えばモニタ18の画面上に複数の選択肢(設定画面)が表示され、ユーザが上記入力装置16を通じてそのいずれかを選ぶことができるような状態とされ)、ユーザにより、所定の終了指示処理(例えば画面上の「決定」ボタンを選択する等)がなされるまで、この状態のまま待機する(ただし、ユーザにより、モニタ画面上の「キャンセル」ボタンが選択された場合には強制的にこの一連の処理を終了する)。そして、ユーザにより、上記各パラメータが選択、設定され、所定の終了指示処理がなされたときには、次のステップS2に移行する。
なお、上記画像(目的物)、および、印刷条件(例えば印刷内容(認証結果も印刷するか否か等)や、通常印刷時における印刷速度、測色時の印刷速度、記録方法(単方向印刷か双方向印刷か等)、印刷解像度、カラー/モノクロ、印刷用紙の大きさ、印刷枚数など)、および、測色条件(例えば許容色範囲情報や測色速度など)は、例えばサーバ11からダウンロード、あるいはユーザにより任意に設定される。そしてこれにより、上記認証対象となる画像(目的物)は、上記カラーチャート(色票)共々、印刷用画像として設定されることになる。
図4は、このステップS1において、ユーザにより、選択、設定されるカラーチャートの一例を示す模式図である。
同図4に示されるように、この実施の形態においては、上記カラーチャートCPが、印刷用紙RPにあって、上記目的物(画像)PCT1およびPCT3の上方(先に出力(印刷)される側)に印刷されるように、該カラーチャートCPの印刷位置が設定される(また、この印刷位置に合わせて測色開始位置も設定(自動最適化)される)。ただし、上記ステップS1においては、用紙短手端(図における上端)からの距離X1、および、用紙長手端(図における右端)からの距離Y1が、いずれもユーザにより任意に設定(例えば数値入力、あるいは予め用意(例えばサーバ11からダウンロード)された選択肢からの選択等)可能とされるため、該カラーチャートCPを印刷用紙RPの下方に配置することも可能である。
また、同図4に示されるように、このカラーチャートCPは、複数種の色票群(同種の色票PTの群れ)を有して構成されている。具体的には、このカラーチャートCPは、
・基本色(例えば白)に対する単色相の色比率(割合)で規定される2つの色票群、詳しくは、例えばプリンタ17で用いられるインクの色相(C、M、Y)およびRGB(赤・緑・青)についてそれぞれ色比率「35%」「65%」「100%」に設定された各色相領域、並びに、任意に設定された各異なる階調(グレー値)の灰色からなるグレー領域。
・上記各色相領域における単色相同士を一定の割合(例えば「1:1」)で混合した混色領域(例えば「C+M」「C+Y」「M+Y」「R+G」「R+B」「G+B」など)。
・人物画で重要となる各種肌色(重要色)の色彩値からなる肌色領域(例えば「赤みの強い肌色」「黒っぽい肌色」「白っぽい肌色」など)。
・ユーザにより任意に指定される色票群、詳しくは、例えばコーポレート色に相当する色彩値や、各種の色見本帳(例えば各印刷・デザインメーカから発行されているもの)による色彩値、または各種の色票集(例えばJIS標準色票や色彩調和便覧等)による色彩値、あるいはユーザが任意に作成(数値入力)した色彩値、などからなるユーザ指定パッチ領域。
によって構成されている。
なお、上記ステップS1においては、同カラーチャートCPの色票色彩値が、すなわち上記色票の種類が、ユーザにより任意に設定(例えば色彩値を数値入力、あるいは予め用意(例えばサーバ11からダウンロード)された選択肢(各種色票)からの選択等)可能とされるため、この実施の形態の上記一例に限られず、任意の色票色彩値を有するカラーチャートを作成(設定)することができる。
また、ここでは上記カラーチャートCPの色票レイアウトとして、正方形からなる各種の色票(パッチ)PTがそれぞれ隣接配置されて細長い矩形(2行、22列)をなすようなレイアウトを採用している(図4)が、上記ステップS1においては、こうしたレイアウトについてもこれが、ユーザにより任意に設定(例えばGUI(グラフィカルユーザインターフェース)上で作成、あるいは予め用意(例えばサーバ11からダウンロード)された選択肢からの選択等)可能とされる。すなわち、ここに図示しないレイアウト、例えば上記色票PTを、矩形状ではなく、三角形状、あるいは円環状に配置したものなども、上記カラーチャートCPの色票レイアウトとして、適宜に採用することができる。さらに、色票(パッチ)の形状・数・大きさについてもこれは、ユーザの任意に設定することができる。そして、このカラーチャートCPの色票レイアウトを設定すると、該設定された色票レイアウトに合わせて測色範囲が設定(自動最適化)されることになる。
このように、この実施の形態においては、上記カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値が、ユーザにより選択、設定され、さらに、これらパラメータの設定に併せて、上記測色条件(測色開始位置、測色範囲など)の自動最適化が行われるようになっている。
次に、ステップS2(図3)では、上記コンピュータ10から上記プリンタ17へ、上記設定された印刷データおよび測色データが送信される(プリンタ17は受信)。なお、上記コンピュータ10から上記プリンタ17へ送信されるに先立ち、印刷すべき画像データ(カラーチャートCP(色票画像)や目的物(認証画像))に対しては、上記プリンタドライバ(ソフトウェア)を通じて、前述した周知の前処理(解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理、等々)が施されることになる。そして、この処理済の画像データに対して、上記印刷条件および上記測色条件が付加(関連付け)され、これが1つのジョブとして、上記プリンタ17へ送信されることになる。
次に、ステップS3では、通常の印刷速度(通常印刷時における印刷速度)で、上記プリンタ17により、上記カラーチャートCPが印刷される。次いで、続くステップS4では、測色開始位置および測色範囲を、さらに続くステップS5では、測色時の印刷速度を、それぞれ確認し、これらを上記目的物(認証画像)の内容と照らし合わせることにより、測色時の印刷ヘッド走査時間(印刷用紙RPの搬送が止まった状態での印刷時間)を求める。そして、続くステップS6において、上記測色時の印刷ヘッド走査時間が、上記測色機17dの走査時間(同測色機17dが印刷用紙RPの幅方向の1ラインを走査するために要する時間)よりも短いか否かが判断されることになる(ちなみにこの判断手段は、例えば上記演算装置13や適宜のソフトウェア等によって実現)。
ここで、同ステップS6において、短いと判断されたときには、次に、続くステップS61で、上記測色時の印刷ヘッド走査時間のほうを変更(更新)してこれを、上記測色機17dの走査時間へ同期(整合)させる。他方、上記ステップS6において、短くない(長い、もしくは同じ)と判断されたときには、続くステップS62で、上記測色機17dの走査時間のほうを変更(更新)してこれを、上記測色時の印刷ヘッド走査時間へ同期(整合)させる(ちなみに初めから同一の場合は、実質的に、この処理は割愛されることになる)。すなわち、ここでは、短いほうの時間を長いほうの時間へ合わせる(すなわち、印刷ヘッドもしくは測色機17dに対して待ち時間を設定する)ことにより、測色時の印刷ヘッド走査時間と測色機17dの走査時間とを同期させるようにしている。ちなみに、印刷インクを乾燥(安定化)させるための待ち時間を設定する場合などには、おのずと上記印刷ヘッド走査時間が長くなるため、ステップS62において、上記測色機17dに対して乾燥待ち時間が設定されることになる。
そして、続くステップS7では、こうして設定された測色時の印刷ヘッド走査時間および測色機17dの走査時間により、上記目的物(認証画像)の印刷、および、上記カラーチャートCPの測色が、同時に行われることになる。図5に、上記プリンタ17および測色機17dにより、印刷と測色とが同時に行われるときの一態様を示す。
同図5に示されるように、測色時にあっては、上記測色機17dにより上記カラーチャートCPの測色(測色値を例えばL*a*b*値として取得)が行われつつ、上記プリンタ17の印刷ヘッドPHDにより、目的物(画像)PCT1〜PCT3の印刷が行われることになる。なお、この測色においては、例えば上記測色機17dにより、所定周期で測色値を取得し、走査中に取得されるこの周期的な測色値に基づいて、印刷用紙RP(紙地)と色票(パッチ)PTとの切り替わり、ひいては測色対象とする色票(パッチ)PTの切り替わりを検出することにする。こうすることで、測色機17dの走査方向(用紙短手方向)については、上記周期的な測色値から測色開始位置を検出することが可能になり、印刷用紙RPの搬送方向(用紙長手方向)についての測色開始位置さえ分かっていれば、測色開始位置を特定することができるようになる。また、測色開始後においては、上記周期的な測色値に基づいて、いずれの色票(パッチ)PTを対象にして測色を行っているかを、すなわち測色中の色票PTのアドレスを、常に把握することができるようになる。また、さらに上記カラーチャートCPの色票の形状・数・大きさ等を予め把握しておけば、測色中(走査中)、これらの情報に基づいて、次に測色される色票を逐次予測し、予期される色票と異なる色票を認識したときには、異常である旨の判定(異常検出)をして、当該測色を停止させることもできる。すなわち、こうすることで、信頼性の高い測色を実現することも可能である。
そして、このステップS7における測色が終了すると、印刷の終了を待つことなく、続くステップS8に移行し、その測色結果の良否(適合/不適合)を判定するか否かが判断される。具体的には、この判定の「実行/非実行」は、例えばアプリケーションソフトウェア上で、上記入力装置16を通じてユーザにより選択(設定)される。すなわち、同ステップS8においては、このときユーザにより「実行/非実行」のいずれが選択されたかが判断されることになる。
そして、このステップS8において、上記判定を実行すると判断されたときには、続くステップS811において、上記測色の結果である測色値(プリンタ17の色再現特性に相当)が許容色範囲内にあるか否かに基づいて、同結果が正常であるか否かの判定(測色結果の良否判定)が行われる。具体的には、例えば測色された全ての色票(カラーチャートCP上の全ての色票)について、それぞれ正規の色彩値(基準色彩値)と上記測色値(測色色彩値)との色差(ΔE)を求め(例えば演算装置13もしくは制御回路17aにより演算)、これら色差の平均値が、所定の許容色範囲(例えば「ΔE≦3」)にあるか否かが判定される。そして、この判定(色認証)は、例えば上記制御回路17a(図1)と、上記記憶装置17eに搭載されたソフトウェアとの協働のもとに行われる。すなわち、この実施の形態においては、これら制御回路17a等が、色判定手段に相当する。
なお、ここで示した判定態様はあくまで一例であり、用途等に応じて任意の判定態様を採用することができる。
例えば、上記判定の対象は、上記カラーチャートCP上の全ての色票についての色差の平均値に限定されることなく、例えばこれら色票の全ての色差について、それぞれ上記所定の許容色範囲内にあるか否かを判定するようにしてもよい。また、上記平均値だけではなく最大値についてもこれを、上記判定の対象にすることもできる。さらに、上記判定に用いられる許容色範囲も、上記色差の範囲に限定されることなく、例えば色彩値などで指定する(例えば三刺激値についてそれぞれ許容色範囲(基準色彩値から許容される誤差範囲)を設定する)ことができる。そしてこの場合は、上記カラーチャートCPの色票色彩値を設定したとき(ステップS1)に、該設定された色票色彩値(基準値)に合わせて上記許容色範囲を設定(自動最適化)する構成なども有効である。
そして、このステップS811における判定で、上記測色の結果が正常である(測色値が許容色範囲内にある)旨の判定がなされたときには、続くステップS812において、印刷(通常の印刷速度による印刷)および測定(測色値の計算(演算)等)が終了するまで待機し、この処理の完了をもって、上記一連の処理を終了することになる。
図6は、このステップS812の完了をもって作成されたプルーフ(色認証の証明書)の一例を示す模式図である。
同図6に示されるように、上記ステップS812においては、上記印刷用紙RP上に、上記カラーチャートCP、上記目的物(認証画像)PCT1〜PCT3、上記測色の結果としての色差(算出値としての色差・平均値・最大値など)が、同印刷用紙RPの搬送方向に、「カラーチャートCP」、「目的物(認証画像)PCT1〜PCT3」、「色差」の順で、ひと続きに印刷される。またこのとき、上記ステップS811における良否判定(色認証)の結果(OK(オーケー)/NG(ノーグッド))などについてもこれが、上記「色差」と共に印刷される。具体的には、測色日時「06/01/12」、プリンタ17の機種名「PX−xx」、プリンタ17のシリアル番号(S/No)「XXXX」、この色認証結果の格納先(例えば測色後にサーバ11へ出力)「XXX.txt」、そして認証結果(判定結果)「OK」、並びに、カラーチャートCP上の全ての色票PT(「1〜44」はアドレスに相当)についてそれぞれの測色値(色差)、および、同色票PTのグループ(ここでは単色・混色・全体)ごとの平均値(Ave)・最大値(Max)、印刷用紙RPの測色値などが印刷され、これが上記プルーフ(色認証の証明書)として、例えば印刷物の品質証明等に用いられることになる。
すなわち、この実施の形態においては、上記ステップS811にて、上記測色機17dによる測色値と所定の基準色彩値(目標色彩値)との色差が、上記カラーチャートCPの構成要素である色票ごとに個別に算出され、また上記ステップS812において、それら色票ごとに個別にその算出値が印刷されることになる。また、同カラーチャートCP上の全色票の平均値(Ave)および最大値(Max)についてもこれが、それぞれ算出、印刷されることになる。
また一方、上記ステップS8において、上記判定を実行しないと判断されたときには、ステップS821に進み、同ステップS821において、測定(色認証に係る処理)を終了するとともに、続くステップS822にて、通常の印刷速度で、目的物(認証画像)が印刷され、この処理(印刷)の完了(ステップS823)をもって、上記一連の処理を終了することになる。
他方、上記ステップS811における判定で、上記測色の結果が正常でない旨の判定がなされたときには、ステップS831に進み、同ステップS831において、測定(色認証に係る処理)を終了するとともに、続くステップS832にて、上記目的物(認証画像)の印刷が途中であっても、その印刷処理が中断(中止)される(ちなみに、目的物の印刷が始まる前であれば、次に予定されている目的物の印刷が中止される)。そして次に、ステップS833に進み、例えば図7に示されるように、上記測色結果の良否判定の結果(例えば「NG(ノーグッド)」)が印刷されて、この処理(印刷)の完了(ステップS834)をもって、上記一連の処理を終了することになる。
以上説明したように、この実施の形態に係る画像出力制御装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)任意に設定された目的物(認証画像)PCT1〜PCT3の色認証を行う際に、上記プリンタ17により、所定の印刷用紙にカラーチャートCPを印刷するとともに、この印刷されたカラーチャートCPを、上記測色機17d(測色装置)をもって測色する。そうして、少なくとも該測色による測色値が正常であるときには、上記カラーチャートCPおよび目的物(認証画像)PCT1〜PCT3と共に、上記測色値と所定の基準色彩値(目標色彩値)との色差を、印刷用紙の搬送方向に、「カラーチャート」、「認証画像(認証対象の画像)」、「色差」の順で、単一の用紙内にわたってひと続きに印刷するようにした。これにより、印刷評価の指標となり得る情報として、より充実した色情報を提示するプルーフ(色認証の証明書)を、効率よく作成することができるようになり、ひいては演算負荷の高い色差を算出する場合であれ、演算待ちのために搬送を停止させる必要はなくなり(もしくは待ち時間が短縮され)、円滑な搬送で迅速に上記プルーフ(色認証の証明書)が作成されるようになる。
(2)測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を設け(例えば上記制御回路17aや適宜のソフトウェア等によって実現)、該色判定手段により測色の結果が正常ではないと判定されたときには、上記カラーチャートCPの印刷後に予定されている、もしくは同カラーチャートCPの印刷後に印刷中の、目的物(色認証の対象とする画像)の印刷を中止し(図3のステップS832)、該色判定手段により測色の結果が正常であると判定されたときには、該判定の結果を、少なくとも上記目的物(認証画像)の後に印刷する(図3のステップS812)構成とした。このように、測色の結果が正常でないときに、上記目的物についてはこれを印刷しないまま終了することで、上記プリンタ17に係るインク等の消耗品の節約が図られることになる。また、測色の結果が正常であるときには、上記色認証の判定結果(適合もしくは不適合)も、目的物(色認証の対象とする画像)と併せて印刷することによって、付加価値の高いプルーフが自動的に作成されることになる。ただし、この印刷を中止する構成は、本発明にとって必須の要件ではなく、あくまで一実施の形態である。
(3)また、上記判定の結果を上記目的物(認証画像)の後に印刷した(図6参照)ことによって、この判定に係る演算についてもこれを、上記「認証画像」を印刷している間に行うことができる。すなわちこれにより、こうした付加価値の高いプルーフを自動的に、しかも円滑に作成することが可能になる。
(4)上記測色値と所定の基準色彩値との色差についてはこれを、上記カラーチャートCPの構成要素である色票ごとに個別に算出するとともに、それら色票ごとに個別にその算出値を印刷するようにした(図6参照)。これにより、上記カラーチャートCP上の各色票について、どの程度の色のずれ(色差)があるかを、容易に把握することが可能になる。
(5)また、上記測色値と所定の基準色彩値との色差として、上記カラーチャートCPの構成要素である全色票の平均値として算出されたもの、および、上記カラーチャートCPの構成要素である全色票の最大値として算出されたものも、上記目的物(認証画像)の後に印刷するようにした。これにより、上記測色値の良否判定(例えば許容色範囲内にあるか否かの判定)を、容易且つ適切に行うことが可能になる。
(6)任意に設定された目的物(色認証の対象とする画像)PCT1〜PCT3の色認証を行う際に、カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値、のユーザ設定に係る処理を行い、該ユーザ設定に基づく印刷条件に従って印刷されたカラーチャートCPを、上記測色機17d(測色装置)をもって測色する構成とした。これにより、用途に応じて最適なかたちで上記色認証が行われることになり、ひいては上記色認証の証明書(プルーフ)が、より容易且つ的確に作成されるようになる。
(7)しかも、認証に用いられる上記カラーチャートCPの、印刷位置や、色票レイアウト、色票色彩値が、ユーザの任意に最適に設定されることで、ユーザの嗜好が反映されることになる。
(8)さらに、上記カラーチャートCPの各パラメータをユーザの任意に設定することができるため、上記プリンタ17や上記測色機17dをはじめとする各種ハードウェア(部品)の変更(例えば機種変更)等があった場合にあっても、これに柔軟に対応することができるようになる。
(9)また、これらパラメータの設定に併せて、さらに測色条件(測色開始位置、測色範囲、許容色範囲など)の自動最適化を行うようにしたことで、上記カラーチャートに係る各パラメータ(印刷位置、色票レイアウト、色票色彩値)に応じて最適な測色条件が自動的に設定されることになる。
(10)上記カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値、のユーザ設定に係る処理を、これらパラメータのユーザ設定が可能な状態で所定の終了指示があるまで待機するような処理(図3のステップS1)とすることとした。これにより、設定に必要な最小限の時間(ユーザが適宜に判断することができるため、無駄な時間を費やさなくて済む)をもって、より円滑に、次の処理へ移行することが可能になる。ただし、この構成は必須ではなく、例えばユーザからの終了指示を待つことなく、適宜のタイマー設定により、所定時間の経過をもって、このユーザ設定に係る処理を終了するように構成してもよい。
(11)上記カラーチャートCPの色票色彩値のユーザ設定に係る処理において、基本色(例えば白)に対する単色相の色比率(割合)で規定される色票群、および、任意に定められた特定の色彩値からなる色票群、を含んだ選択肢の中から、任意の組み合わせの色彩値が、上記カラーチャートCPの色票色彩値として選択されるように構成した。これにより、これら色票群のいずれ(もしくは両方)を必要とする場合(用途)にあっても、柔軟に対応することができることになる。
(12)上記測色機17dを、上記カラーチャートCPの印刷後、同一用紙(印刷用紙RP)内に上記プリンタ17が他の画像(例えば認証対象の目的物)を印刷している時であれ、この印刷と同時にカラーチャートCPに対して測色を行うことができるように配設した。これにより、上記印刷および測色が効率よく行われるようになり、もって、上述の色認証の証明書(プルーフ)についてもこれを、より容易且つ迅速に作成することができるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記ステップS811(図3)における判定で、上記測色の結果が正常でない旨の判定がなされたときに、上記プリンタ17に対して所定の色回復処理(キャリブレーション)を実行するようにしてもよい。このような構成は、上記プリンタ17の色再現特性を適正に保つ上で有益である。
・上記作成されるプルーフ(色認証の証明書)は、先の図6に例示したものに限られることはない。例えば、同図6における色認証結果印刷部分を、図8(a)〜(d)および図9(a)〜(d)に示されるような態様に変更するようにしてもよい。
すなわち、例えば同図8(a)に示されるように、測色結果の良否判定(色認証)の結果(OK/NG)を割愛するようにしてもよい。なおここでは、各色票(パッチ)PTの種類を上記カラーチャートCP上のアドレス(「A1〜V1」「A2〜V2」)によって区別して表示している。また、上記ユーザ指定パッチについては、その色を特定するための情報(例えば色見本の種類と色票の種類「色見本A オレンジ」「色見本B ダークブルー」、あるいは表色系の種類と色彩値「L*a*b*(50、−70、20)」「L*a*b*(20、30、−40)」など)も表示するようにしている。さらに、このユーザ指定パッチ以外の色票(定義パッチ)については、予めファイル(ファイル名「PX−9xxx_PGPP_2814_Standard」)として用意されているものを、上記サーバ11からダウンロードする(プルーフにはこのファイル名も印刷する)ようにしている。
また、図8(b)〜(d)に示されるように、不必要な情報については、適宜に割愛するようにしてもよい。例えば、図8(b)および(c)に示すように、所定の色票群(全体、グレー、肌色、C、M、Y、R、G、B)ごとの平均値や最大値のみを表示することもできる。あるいは、図8(d)に示すように、全体(カラーチャートCP上の全ての色票)の平均値および最大値だけを表示するようにしてもよい。
また、図9(a)〜(d)は、それぞれ図3のステップS811における判定で上記測色の結果が正常でない旨の判定がなされた場合のプルーフ(色認証の証明書)の一例を示す模式図である。
この場合、例えば図9(a)および(b)に示すように、正常でない部分(V1、Y)を枠(図中に破線で示す)で囲って視覚的に認識可能なように明示すれば、測色の結果が多数ある場合であれ、容易に不適合部分を確認する(視覚的に認識する)ことが可能になる。また、図9(c)に示すように、正常な部分(全体(Ave))のほうを枠(図中に破線で示す)で囲うことにより、正常でない部分を視覚的に認識可能なように明示することもできる。さらに、図9(d)に示すように、正常でない部分(全体(Max))に印「(H1)」をつけるようにしてもよい。そしてこの場合、測色値が許容色範囲よりも大きい(上限値以上)ときには、例えば印「(H1)」(2以上ある場合は「(H2)」「(H3)」…)を、測色値が許容色範囲よりも小さい(下限値以上)ときには、例えば印「(L1)」(2以上ある場合は「(L2)」「(L3)」…)を、といったように、測色値の大小を明示することも有効である。また、ここには図示しないが、印刷の色を変える(例えば正常な部分を「黒色」、正常でない部分を「赤色」で印刷する等)ことによって、正常でない部分を視覚的に認識可能なように明示することもできる。
・上記実施の形態では、カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値が、ユーザによって設定されるようにした。しかし、これらパラメータの全てが設定可能である必要はなく、これらパラメータの少なくとも1つが設定可能な構成であれば、前記(6)の効果に準ずる効果は得ることができる。
・また、これらパラメータのユーザ設定に係る処理ではなく、例えば印刷要件等に応じて自動最適化に係る処理を行うようにして、これらパラメータを最適なものに自動設定するようにしてもよい。そして、この自動最適化に係る処理は、例えば、予め定められた複数の条件に対してそれぞれ所定の処理が一意的に定められている処理テーブルを設け、これら複数の条件のいずれに該当するかを判断する(この判断手段は、例えば上記演算装置13や適宜のソフトウェア等によって実現)とともに、上記処理テーブルを参照して、上記判断により該当するとされた条件について定められた所定の処理を実行する構成とすることによって実現することができる。なお、上記処理テーブルにおける条件に係る情報(顧客情報等)は、例えば認証対象となる画像(目的物)に付けて、上記サーバ11からダウンロードすることができる。もっとも、上記処理テーブルにおいてこれら各条件に一意的に定められる処理についてもこれを、上記画像(目的物)に付けて、上記サーバ11からダウンロードするようにすれば、こうしたテーブル自体を必要とすることなく、上記自動最適化に係る処理を好適に実現(実行)することも可能になる。
・上記実施の形態では、印刷用紙RPとしてロール紙を採用するようにした。しかし、この発明に使用する印刷用紙の種類は任意であり、例えば所定サイズ(A4、B5など)の印刷用紙を採用するようにしてもよい。そしてこの場合、上記カラーチャートCPおよび目的物(色認証の対象とする画像)PCT1〜PCT3、さらには認証結果(測色結果や判定結果等)などを、単一の用紙内ではなく、複数の用紙にわたってひと続きに印刷することによっても、上記色認証の証明書(プルーフ)を作成することができる。ただし、単一の用紙内に収めたほうが見栄えは良い。
・上記実施の形態では、コンピュータ10(画像出力制御装置)が、上記プリンタ17を介して間接的に測色機17dを制御可能とするような構成であった(図1)。しかし、直接的であっても、あるいは間接的であっても、該コンピュータ10により上記プリンタ17および測色機17dが制御可能な構成であれば足りる。すなわち、例えばこれらプリンタ17および測色機17dが上記コンピュータ10に直接的に通信可能に接続され、該コンピュータ10により各装置がそれぞれ直接的に制御される構成であってもよい。
・上記画像出力制御装置(コンピュータ10)を、上記プリンタ17に搭載する(例えば一体的に内蔵する)ようにしてもよい。
・上記プリンタ17は、インクジェット式のカラープリンタに限定されることはなく、任意の印刷装置で代替することができる。
・また、測色機17dも、上記分光測色計に限定されることはなく、任意の測色装置で代替することができる。
・上記測色値の良否判定(例えば許容色範囲内にあるか否かの判定)を行うことは必須ではない。この判定を割愛しても、上記プルーフ上に印刷された色差を(顧客やユーザが)見れば、どの程度の色のずれがあるかは把握することができる。
この発明に係る画像出力制御装置の一実施の形態について、この装置に係る画像出力(印刷)システムの概要(概略構成)を模式的に示すブロック図。 上記システムに用いられるプリンタの構成を模式的に示す図であって、(a)は同プリンタの斜視図、(b)は同プリンタの平面図、(c)は同プリンタの側面図。 同実施の形態に係る画像処理(プルーフ作成処理)の基本的な処理手順を示すフローチャート。 図3のステップS1において、ユーザにより、選択、設定されるカラーチャートの一例を示す模式図。 印刷と測色とが同時に行われるときの一態様を示す模式図。 図3のステップS812の完了をもって作成されたプルーフ(色認証の証明書)の一例を示す模式図。 図3のステップS834の完了をもって作成されたプルーフ(色認証の証明書)の一例を示す模式図。 上記作成されるプルーフ(色認証の証明書)の変形例を示す模式図。 上記作成されるプルーフ(色認証の証明書)の変形例を示す模式図。
符号の説明
10…コンピュータ、11…サーバ、12…記憶装置、13…演算装置、14…プリンタ駆動回路、15…モニタ駆動回路、16…入力装置、17…カラープリンタ、17a…制御回路、17b…温度センサ、17c…湿度センサ、17d…測色機、17e…記憶装置、18…モニタ、CP…カラーチャート、EP…エプロン、PT…色票(パッチ)、PHD…印刷ヘッド、PCT1〜PCT3…目的物(認証画像)、RL…レール、RP…印刷用紙。

Claims (7)

  1. 一乃至複数の色票からなるカラーチャート、並びに任意に設定可能な認証画像を含めた任意の画像を印刷する印刷装置と、前記カラーチャートの印刷後、同一用紙内に前記印刷装置が他の画像を印刷している時であれ、この印刷と同時に前記カラーチャートに対して測色を行うことができるように配設されてなる測色装置と、を直接的もしくは間接的に制御可能にして、前記認証画像の色認証を行う際には、前記印刷装置により所定の印刷用紙に前記カラーチャートを印刷するとともに、この印刷されたカラーチャートを、前記測色装置をもって測色し、少なくとも該測色による測色値が正常であるときには、前記カラーチャートおよび前記認証画像と共に、前記測色値と所定の基準色彩値との色差を、前記印刷用紙の搬送方向に、「カラーチャート」、「認証画像」、「色差」の順で、単一の用紙内もしくは複数の用紙にわたってひと続きに印刷するにあたり、前記測色時の印刷装置の印刷ヘッド走査時間と前記測色装置の走査時間との何れか長い方の走査時間へ他方の走査時間を同期させる
    ことを特徴とする画像出力制御装置。
  2. 前記測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、該色判定手段により前記測色の結果が正常ではないと判定されたときには、前記カラーチャートの印刷後に予定されている、もしくは前記カラーチャートの印刷後に印刷中の、前記認証画像の印刷を中止し、該色判定手段により前記測色の結果が正常であると判定されたときには、該判定の結果を、少なくとも前記認証画像の後に印刷する
    請求項1に記載の画像出力制御装置。
  3. 前記測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、少なくとも該色判定手段により前記測色の結果が正常でないと判定されたときには、その正常でない部分を、正常でない部分であることが視覚的に認識可能であるように印刷する
    請求項1または2に記載の画像出力制御装置。
  4. 前記印刷される測色値と所定の基準色彩値との色差は、前記カラーチャートの構成要素である色票ごとに個別に算出されたものであり、それら色票ごとに個別にその算出値が印刷される
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像出力制御装置。
  5. 前記印刷される測色値と所定の基準色彩値との色差は、前記カラーチャートの構成要素である全色票の平均値として算出されたものである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像出力制御装置。
  6. 前記印刷される測色値と所定の基準色彩値との色差は、前記カラーチャートの構成要素である全色票の最大値として算出されたものである
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像出力制御装置。
  7. 前記カラーチャートの印刷に先立って、同カラーチャートの色票色彩値の、ユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行い、該ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記カラーチャートを、前記印刷装置により前記所定の印刷用紙に印刷する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像出力制御装置。
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