JP2013500469A - 磁界センサの診断動作モードを生成するための回路および方法 - Google Patents

磁界センサの診断動作モードを生成するための回路および方法 Download PDF

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Abstract

磁界センサは、磁界センサの中で使用される磁界検知素子のセルフテストを含めて磁界センサの回路の大部分またはすべてのセルフテストを可能にする診断回路を含む。磁界センサは、磁界センサが応答する診断磁界を発生することができる。

Description

本発明は、一般に磁界センサに関し、より詳細には、通常動作モードと診断動作モードの両方を有する磁界センサに関する。
知られているように、ホール効果素子、磁気抵抗素子、および磁気トランジスタを含むがこれらに限定されない様々なタイプの磁界検知素子が存在する。例えば平面状のホール素子、垂直のホール素子、円形のホール素子といった様々なタイプのホール効果素子が存在することも既知である。例えば、異方性磁気抵抗(AMR)素子、巨大磁気抵抗(GMR)素子、トンネリング磁気抵抗(TMR)素子、アンチモン化インジウム(InSb)素子、磁気トンネル接合(MTJ)素子といった様々なタイプの磁気抵抗素子が存在することも既知である。
ホール効果素子は、磁界に比例した出力電圧を発生する。それと対照的に、磁気抵抗素子は磁界に比例して抵抗が変化する。ある回路では、磁気抵抗素子を通して電流を導くことができ、それによって磁界に比例した電圧出力信号が発生する。
磁界検知素子を使用する磁界センサは、電流搬送導体によって搬送される電流によって発生した磁界を検知する電流センサと、強磁性体または磁性体の接近を検知するマグネチックスイッチ(本明細書では近接検出器とも称される)と、通過する強磁性の物、例えば歯車の歯を検知する回転検出器と、磁界の磁界密度を検知する磁界センサとを含むがこれらに限定されない様々な用途に使用される。本明細書では、マグネチックスイッチが実例として使用される。しかし、本明細書で説明される回路および技法は、いかなる磁界センサにも適合する。
知られているように、いくつかの集積回路は内部ビルトイン・セルフテスト(BIST:組込み型自己テスト)能力を有する。ビルトイン・セルフテストは、集積回路の内部機能のすべてまたは一部分を確認することができる機能である。いくつかのタイプの集積回路は、集積回路のダイ上に直接構築されたビルトイン・セルフテスト回路を有する。一般に、ビルトイン・セルフテストは、外部手段により、例えば集積回路の外から集積回路の専用ピンまたはポートに通信される信号によって作動される。例えば、メモリ部分を有する集積回路は、ビルトイン・セルフテスト回路を含むことができ、これは、集積回路の外から通信されるセルフテスト信号によって作動され得る。ビルトイン・セルフテスト回路は、セルフテスト信号に応答して集積回路のメモリ部分を試験することができる。
磁界センサに使用される従来型のビルトイン・セルフテスト回路は、磁界センサに使用される磁界検知素子を試験しない傾向がある。従来型のビルトイン・セルフテスト回路は、磁界センサを有する回路のすべてを試験するとは限らない傾向もある。
磁界センサに使用される磁界検知素子を試験するためのセルフテスト機能を可能にする、磁界センサのビルトイン・セルフテスト回路および技法を提供することが望ましいであろう。磁界センサ内のすべての回路のセルフテストを可能にする、磁界センサのビルトイン・セルフテスト回路および技法を提供することも望ましいであろう。外部磁界の大きさにかかわらずセルフテストを遂行することができることも望ましいであろう。
本発明は、磁界センサに使用される磁界検知素子を試験するためのセルフテストを可能にする、磁界センサのビルトイン・セルフテスト(診断)回路および技法を提供する。本発明は、磁界センサ内のすべての回路のセルフテストを可能にする、磁界センサのビルトイン・セルフテスト回路および技法を提供する。本発明は、外部磁界の大きさに関係なくセルフテストを遂行することができる、磁界センサのビルトイン・セルフテスト回路および技法も提供する。
本発明の一態様によれば、磁界センサは、少なくとも2つの磁界検知素子を含む。磁界センサは、これら少なくとも2つの磁界検知素子に結合されたスイッチング回路も含む。スイッチング回路は、磁界センサが通常動作モードにあるとき、少なくとも2つの磁界検知素子を通常モードの構成へと結合し、磁界センサが診断動作モードにあるとき、少なくとも2つの磁界検知素子を診断モードの構成へと結合するように構成される。少なくとも2つの磁界検知素子は、通常モードの構成に結合されたとき、測定される磁界に応答する測定磁界応答信号部分と、診断モードの構成に結合されたとき、診断磁界に応答する診断磁界応答信号部分とを含む磁界信号を発生するように構成される。
本発明の別の態様によれば、磁界センサのセルフテストを生成する方法は、磁界センサが通常動作モードにあるとき、少なくとも2つの磁界検知素子を通常モードの構成に結合するステップと、磁界センサが診断動作モードにあるとき、少なくとも2つの磁界検知素子を診断モードの構成に結合するステップとを含む。少なくとも2つの磁界検知素子は、通常モードの構成に結合されたとき、測定される磁界に応答する測定磁界応答信号部分と、診断モードの構成に結合されたとき、診断磁界に応答する診断磁界応答信号部分とを含む磁界信号を発生するように構成される。
本発明の前述の特徴ならびに本発明自体が、以下の、図面の詳細な説明から、より十分に理解されよう。
従来技術の磁界センサ、具体的には、チョッピングまたはスイッチングされるホール効果素子を有するマグネチックスイッチおよび関連するスイッチング回路のブロック図である。 従来技術の磁界センサの様々なポイントにおける周波数スペクトルを示す一連のグラフである。 図1の磁界センサのホール効果素子およびスイッチング回路として、また、以下の磁界センサのホール効果素子およびスイッチング回路として使用され得る、ホール効果素子およびスイッチング回路を有するスイッチングされるホール素子を示すブロック図である。 図2のスイッチングされるホール素子向けのクロック信号を示すグラフである。 図2のスイッチングされるホール素子によって供給される変調オフセット成分を示すグラフである。 図2のスイッチングされるホール素子によって供給される非変調磁界信号成分を示すグラフである。 図1のセンサのホール効果素子およびスイッチング回路として、また、以下の磁界センサのホール効果素子およびスイッチング回路として使用され得る、ホール効果素子およびスイッチング回路を有するスイッチングされるホール素子を示すブロック図である。 図3のスイッチングされるホール素子向けのクロック信号を示すグラフである。 図3のスイッチングされるホール素子によって供給される非変調オフセット成分を示すグラフである。 図3のスイッチングされるホール素子によって供給される変調磁界信号成分を示すグラフである。 自動車のギアシフト機構に使用される複数の磁界センサを示す図である。 外部磁界の存在下では協働で応答する傾向を有することになる、通常モードの構成で並列に配置された2つのホール効果素子を示すブロック図である。 図5の2つのホール効果素子が、図5の外部磁界と、例えば2つのそれぞれのコイルによって2つの反対方向に発生され得る2つの診断磁界との存在下で、診断モードの構成になるように再接続された状態を示すブロック図である。 図5の2つのホール効果素子が、図5の外部磁界と、例えば2つのそれぞれのコイルによって2つの反対方向に発生され得る2つの交流診断磁界との存在下で、診断モードの構成になるように再接続された状態を示すブロック図である。 すべてが通常動作モードで動作する、磁界センサ、具体的には、図5のように並列に結合された2つのホール効果素子であって一緒にチョッピング(またはスイッチング)されるホール効果素子を有するマグネチックスイッチと、関連するスイッチング回路とのブロック図である。 図7の磁界センサの様々なポイントにおける信号の周波数スペクトルを示す一連のグラフである。 すべてが第1バージョンの診断動作モードで動作する、図7の磁界センサ、具体的には、図6または図6Aの診断モードの構成になるように再構成された2つのホール効果素子を有し、図6Aに示されたような反対方向の診断磁界を発生するための2つのコイルを含む、マグネチックスイッチのブロック図である。 図8の磁界センサの様々なポイントにおける信号の周波数スペクトルを示す一連のグラフである。 すべてが第2バージョンの診断動作モードで動作する、図7および図8の磁界センサ、具体的には、図6または図6Aの診断モードの構成になるように再構成された2つのホール効果素子を有し、図6Aに示されたような反対方向の診断磁界を発生するための2つのコイルを含む、マグネチックスイッチのブロック図である。 図8Bの磁界センサの様々なポイントにおける信号の周波数スペクトルを示す一連のグラフである。 すべてが第3バージョンの診断動作モードで動作する、図7、図8、および図8Bの磁界センサ、具体的には、図6または図6Aの診断モードの構成になるように再構成された2つのホール効果素子を有し、図6Aに示されたような反対方向の診断磁界を発生するための2つのコイルを含む、マグネチックスイッチのブロック図である。 図8Dの磁界センサの様々なポイントにおける信号の周波数スペクトルを示す一連のグラフである。 すべてが第4バージョンの診断動作モードで動作する、図7、図8、図8B、および図8Dの磁界センサ、具体的には、図6または図6Aの診断モードの構成になるように再構成された2つのホール効果素子を有し、図6Aに示されたような反対方向の診断磁界を発生するための2つのコイルを含む、マグネチックスイッチのブロック図である。 図8Fの磁界センサの様々なポイントにおける信号の周波数スペクトルを示す一連のグラフである。 ほとんどのタイプがページに対して垂直な最大応答軸を有する2つのホール効果素子と、ホール効果素子に近接して反対方向に診断磁界を発生するための電流を搬送する導体とを示すブロック図である。 2つのホール効果素子と、ホール効果素子に近接して反対方向に診断磁界を発生するための電流を搬送する別の導体とを示すブロック図である。 2つのホール効果素子と、ホール効果素子に近接して反対方向に診断磁界を発生するための電流を搬送する2つのそれぞれの導電性コイルとを示すブロック図である。 特定の方向の外部磁界に応答して協働する傾向を有することになる、通常モードの構成に直列結合された2つの磁気抵抗素子を示す概略図である。図10Aは特定の方向の外部磁界に対して協働する傾向を有することになる、別の通常モードの構成に並列結合された2つの磁気抵抗素子を示す概略図である。図10Bは診断モードの構成になるように再接続された2つの磁気抵抗素子を示す概略図である。 ほとんどのタイプがページに対して平行な最大応答軸を有する2つの磁気抵抗素子と、磁気抵抗素子に近接して反対方向に診断磁界を発生するための電流を搬送する導体とを示すブロック図である。図11Aは2つの磁気抵抗素子と、磁気抵抗素子に近接して反対方向に診断磁界を発生するための電流を搬送する2つのそれぞれの導電性コイルとを示すブロック図である。 図9Bの磁界検知素子のうちの1つとコイルのうちの1つとの、電磁シールドを含む1つの例示的機構を表す断面を示すブロック図である。 図9Bの磁界検知素子のうちの1つとコイルのうちの1つとの、電磁シールドを含む別の例示的機構を表す断面を示すブロック図である。 図11Aの磁界検知素子のうちの1つとコイルのうちの1つとの、1つの例示的機構を表す断面を示すブロック図である。 図11の磁界検知素子のうちの1つと導体との、電磁シールドを含む1つの例示的機構を表す断面を示すブロック図である。 図11の磁界検知素子のうちの1つと導体との、電磁シールドを含むさらに別の例示的機構を表す断面を示すブロック図である。 磁界センサの機構を示すブロック図である。 磁界センサの機構を示すブロック図である。 磁界センサの機構を示すブロック図である。 図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサの一部分を形成することができて、図12、図12A、図12C、および図12Dの電磁シールドとして使用され得る例示的電磁シールドの上面図である。 図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサの一部分を形成することができて、図12、図12A、図12C、および図12Dの電磁シールドとして使用され得る別の例示的電磁シールドの上面図である。 図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサの一部分を形成することができて、図12、図12A、図12C、および図12Dの電磁シールドとして使用され得るさらに別の例示的電磁シールドの上面図である。 図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサの一部分を形成することができて、図12、図12A、図12C、および図12Dの電磁シールドとして使用され得るさらに別の例示的電磁シールドの上面図である。 2つのホール効果素子および図5の通常モードの構成から図6の図6Aの診断モードの構成へと再構成を達成することができるスイッチング機構を示す概略図である。 図17のスイッチの、図7で表された通常動作モード、図8および図8Aで表された第1バージョンの診断動作モード、図8Bおよび図8Cで表された第2バージョンの診断動作モード、図8Dおよび図8Eで表された第3バージョンの診断動作モード、ならびに図8Fおよび図8Gで表された第4バージョンの診断動作モードにおける位置を示す図である。 通常動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図7の回路を示す概略図である。図19Aは、通常動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図7の回路を示す概略図である。 診断動作モードで一般的に用いられる図17のスイッチ位置を示す図7の回路を表す概略図である。図20Aは、診断動作モードで一般的に用いられる図17のスイッチ位置を示す図7の回路を表す概略図である。 第1バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8の回路を示す概略図である。図21Aは、第1バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8の回路を示す概略図である。 第2バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8Bの回路を示す概略図である。図22Aは、第2バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8Bの回路を示す概略図である。 第3バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8Dの回路を示す概略図である。図23Aは、第3バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8Dの回路を示す概略図である。 第4バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8Fの回路を示す概略図である。図24Aは、第4バージョンの診断動作モードに用いられる図17のスイッチ位置を示す図8Fの回路を示す概略図である。
本発明を述べる前に、いくつかの予備的な概念および用語が説明される。本明細書で用いられる用語「磁界検知素子」は、磁界を検知することができる電子的素子の様々なタイプを説明するのに用いられる。磁界検知素子は、ホール効果素子、磁気抵抗素子、または磁気トランジスタであり得るが、これらに限定されない。知られているように、例えば平面状のホール素子、垂直のホール素子、円形のホール素子といった様々なタイプのホール効果素子が存在する。例えば、異方性磁気抵抗(AMR)素子、巨大磁気抵抗(GMR)素子、トンネリング磁気抵抗(TMR)素子、アンチモン化インジウム(InSb)素子、磁気トンネル接合(MTJ)素子といった様々なタイプの磁気抵抗素子が存在することも既知である。
知られているように、前述の磁界検知素子のいくつかは、磁界検知素子を支持する基板に対して平行な最大感度の軸を有する傾向があり、また、その他の前述の磁界検知素子は、磁界検知素子を支持する基板に対して垂直な最大感度の軸を有する傾向がある。具体的には、すべてではないがほとんどのタイプの磁気抵抗素子は、基板に対して平行な最大感度の軸を有する傾向があり、また、すべてではないがほとんどのタイプのホール素子は、基板に対して垂直な感度の軸を有する傾向がある。
本明細書で用いられる用語「磁界センサ」は、磁界検知素子を含む回路を説明するのに用いられる。磁界センサは、電流搬送導体によって搬送される電流によって発生した磁界を検知する電流センサと、強磁性体または磁性体の接近を検知するマグネチックスイッチ(本明細書では近接検出器とも称される)と、通過する強磁性の物、例えば歯車の歯を検知する回転検出器と、磁界の磁界密度を検知する磁界センサとを含むがこれらに限定されない様々な用途に使用される。本明細書では、マグネチックスイッチ(近接検出器)が実例として使用される。しかし、本明細書で説明される回路および技法は、磁界を検出することができるあらゆる磁界センサにも適合する。
本明細書で用いられる用語「磁界信号」は、磁界検知素子によって経験された磁界に起因するあらゆる回路信号を説明するのに用いられる。
以下で説明される診断動作モードは、一般に、機能している磁界センサと機能していない磁界センサの対比を示す。すなわち、診断動作モード中に出力信号が発生しなければ(あるいは、リニア磁界センサでは出力信号が小さすぎるかまたは大きすぎる場合には)、磁界センサは故障したものと見なされる。しかし、診断動作モードは、以下で、機能している磁界センサと機能していない磁界センサの対比を示すものとして説明されるが、磁界センサの感度を測定するかまたは磁界センサの較正を遂行するのに、類似の技法が用いられ得ることを理解されたい。したがって、本明細書で用いられる用語「診断」は、感度測定および較正を包含するように用いられる。
図1を参照して、従来技術の磁界センサ10は、スイッチング回路12の中に結合されるホール効果素子13を含む。スイッチング回路12は、外部磁界に応答して差動出力信号12a、12bを発生するように構成される。以下で説明される多くの信号は差動信号であり得るが、すべての場合に用語「差動」が用いられるわけではない。他の実施形態では、信号のうちのいくつかまたはすべてがシングルエンド信号である。
スイッチング回路12は、図3〜図3Cとともに以下でより十分に説明される。ここでは、スイッチング回路12は、ホール効果素子12に対する駆動信号(図示せず)をfのクロック周波数でスイッチングすると述べるだけで十分であろう。
磁界センサ10は、スイッチング回路14も含み、これは、信号12a、12bを受け取るように結合され、チョッピングされた信号14a、14bを発生するように構成されている。スイッチング回路14も、fのクロック周波数でスイッチングされる。スイッチング回路14の動作も、図3〜図3Cとともに以下でより十分に説明される。
増幅器16は、チョッピングされた信号14a、14bを受け取るように結合され、増幅された信号16a、16bを発生するように構成されている。スイッチング回路18は、増幅された信号16a、16bを受け取るように結合され、また、逆多重化された信号18a、18bを発生するように構成されている。スイッチング回路18は、周波数fでクロッキングされる。低域通過フィルタ20は、逆多重化された信号18a、18bを受け取るように結合され、フィルタリングされた信号20a、20bを発生するように構成されている。sinx/x(sinc)フィルタ22は、フィルタリングされた信号20a、20bを受け取るように結合され、フィルタリングされた信号22a、22bを発生するように構成されている。ここではシュミットトリガ24である比較器24がフィルタリングされた信号22a、22bを受け取るように結合され、磁界センサの出力信号24aを発生するように構成されている。
いくつかの実施形態では、sincフィルタ22は、周波数fに第1のノッチを有するスイッチドキャパシタフィルタである。しかし、他の実施形態では、sincフィルタ22はデジタル的に生成される。さらに別の実施形態では、sincフィルタ22は、クロックを用いないアナログフィルタである。
sincフィルタ22に供給されるクロック周波数は、周波数fにノッチをもたらすために、示されるようにfの周波数に存在し得ることが理解されよう。しかし、sincフィルタ22は、周波数fにノッチを有するが、クロック信号を異なる周波数で用いるように設計され得ることも理解されよう。以下の図(例えば図7〜図8G)とともに、sincフィルタ22に供給されるクロックは周波数fであると説明される。しかし、望まれるのは、周波数fにおけるノッチ周波数である。
磁界センサの出力信号24aが2状態信号であり、磁界センサ10がマグネチックスイッチであることが理解されよう。しかし、他の実施形態では、比較器24は線形増幅器またはバッファと置換され、磁界出力信号は線形信号である。いくつかの実施形態では、フィルタ20、22のうち1つだけが使用されることも理解されよう。
図1の磁界センサの動作が、以下で図1Aとともに説明される。
次に図1Aを参照すると、グラフ26は、それぞれが、任意の単位で周波数の単位を有する横軸と任意の単位で電力の単位を有する縦軸とを含む。
グラフ28は、信号12a、12b(すなわち信号12a、12bの周波数スペクトル))を表しており、外部磁界信号Bexternalと残留オフセット信号ResOffの和を示し、直流の外部磁界を示すゼロ周波数であり得る周波数が見られる。ホール効果のオフセット信号HallOffは、クロック周波数fによる別の周波数にある。この効果は、図3〜図3Cとともにさらに説明される。
ホール効果のオフセット信号HallOffは、ホール効果素子13の出力信号12a、12bに存在することになる直流電圧誤差に相当するが、スイッチング回路12がスイッチングしていないとき、すなわち、ホール効果素子104、106を通る電流が、ある特定のそれぞれの方向に向けられるときのことである。グラフ28に示されるように、ホール効果のオフセット信号HallOffは、スイッチング回路12のスイッチング動作により、差動信号12a、12bにおいて、より高い周波数へシフトされる(また、グラフ30とともに以下で説明されるように、スイッチ回路14の動作により、シフトして直流へ戻される)。残留オフセット信号ResOffは、スイッチング回路12がスイッチングしているときでさえ差動信号12a、12bにおいて直流に残る残留オフセット信号に相当する(また、グラフ30とともに以下で説明されるように、スイッチング回路14の動作によってより高い周波数へシフトされる)。
グラフ30は、チョッピング後の信号14a、14bを表す。ホールオフセット信号HallOffは、スイッチング回路14の動作によって直流へシフトされ、信号Bexternal+ResOffは周波数fに存在する。
グラフ32は、信号16a、16bを表す。グラフ32では、増幅器16の直流オフセットが直流でホールオフセット信号に付加され、直流における信号HallOff+AmpOffをもたらす。
グラフ34は、スイッチング回路18の後の信号18a、18bを表す。見られるように、このとき、信号Bexternal+ResOffは直流にあり、信号HallOff+AmpOffは周波数fにある。
グラフ36は、フィルタ20の後の信号20a、20bを表す。フィルタ20の遮断周波数は、周波数f未満に選択される。信号HallOff+AmpOffは、望み通りに低減される。
グラフ38は、sincフィルタ22の後の信号22a、22bを表す。sincフィルタ22のノッチは、周波数f(すなわちsincフィルタ22のナイキスト周波数)に選択される。外部磁界信号(それにいくらかの残留オフセットを加えたもの)だけが、グラフ38および信号22a、22bに残っている。ホール効果素子のオフセット(HallOff)は除去されている。
次に図2〜図2Cを参照して、ホールオフセット成分(例えば58)を変調するタイプのスイッチングされるホール素子50は、ホール素子(またはホールプレート)52および変調回路54を含む。ホール素子52は、示されるように、それぞれのスイッチ56a、56b、56c、および56dの第1の端子にそれぞれ結合された4つの接点52a、52b、52c、および52dを含む。スイッチの第2の端子56bと56cが結合されて、スイッチングされたホール出力信号のプラスのノードをもたらし、ここではVo+とラベルが付けられ、スイッチの第2の端子56aと56dが結合されて、スイッチングされたホール出力信号のマイナスのノードをもたらし、ここではVo−とラベルが付けられている。
追加のスイッチ60a、60b、60c、および60dは、ホール接点52a、52b、52c、52dを、供給電圧Vsおよびアースに選択的に結合するように構成される。より詳細には、示されるように、スイッチ56b、56d、60a、および60cは、クロック信号CLKによって制御され、スイッチ56a、56c、60b、および60dは、相補的クロック信号CLK/によって制御される。クロック信号CLKおよびCLK/は、図2Aに示されるように、2つの状態または相のΦ0°状態およびΦ90°状態を有する。
作動中、相Φ0°を通じて、電流が端子52aから端子52cへ流れ、スイッチングされたホール出力信号VoはV+Vopに等しく、Vopはホール素子のオフセット電圧またはホールオフセット成分であり、Vは磁界信号成分である。相Φ90°を通じて、電流が端子52bから端子52dへ流れ、スイッチングされたホール出力信号Voは、V−Vopに等しい。したがって、変調回路54がホールオフセット成分Vopを変調し、これは、図2Bにゼロガウスの磁界として示されている。磁界信号成分Vは、図2Cに示されるように、実質的に不変のままである。
図2のチョッピング回路50は、図1のスイッチング回路12、14として使用され得るが、図1のグラフ26は、以下で図3〜図3Cとともに説明されるチョッピング回路の動作を表す。
次に図3〜図3Cを参照して、磁界信号成分を変調するタイプの代替のスイッチングされるホール素子70(図1のスイッチング回路12、14に使用され得る)は、ホール素子72および変調回路74を含む。ホール効果素子72は、図2のホール効果素子52と同一であり、4つの接点72a、72b、72c、および72dを含み、そのそれぞれが、それぞれのスイッチ76a、76b、76c、および76dの第1の端子に結合される。スイッチの第2の端子76aと76bが結合されて、スイッチングされたホール出力信号のVo+とラベルを付けられたプラスのノードをもたらし、スイッチの第2の端子56cと56dが結合されて、スイッチングされたホール出力信号のVo−とラベルを付けられたマイナスのノードをもたらす。したがって、図2と図3を比較すれば、Φ90°相の期間中、ホール素子の出力接点が交替されることが判明する。
追加のスイッチ80a、80b、80c、および80dは、ホール接点72a、72b、72c、および72dを、供給電圧Vsおよびアースに選択的に結合するように構成される。示されるように、スイッチ76b、76d、80a、および80cはクロック信号CLKによって制御され、スイッチ76a、76c、80b、および80dは相補的クロック信号CLK/によって制御される。クロック信号CLKおよびCLK/は、図2の類似の信号と同一であり、したがってΦ0°とΦ90°の2つの状態または相を有する。
作動中、相Φ0°を通じて、電流が端子72aから端子72cへ流れ、スイッチングされたホール出力信号Voは、V+Vopに等しい。相Φ90°を通じて、電流が端子72bから端子72dへ流れ、スイッチングされたホール出力信号Voは、−V+Vopに等しい。したがって、変調回路74が磁気信号成分を変調して変調された磁気信号成分Vをもたらし、これは、図3Cにゼロガウスの磁界として示されている。図3Bに示されるように、オフセット成分Vopは実質的に不変のままである。
スイッチ80a〜80dは、図1のスイッチング回路12と同一または類似のスイッチング回路を形成し得ることが理解されよう。スイッチ76a〜76dは、図1のスイッチング回路14と同一または類似のスイッチング回路を形成し得ることも理解されよう。
いくつかの実施形態では、図1のスイッチング回路12とスイッチング回路14との組合せは、上記で図2〜図2Cとともに説明されたタイプのものではなく、上記で図3〜図3Cとともに説明されたタイプのものである。
次に図4を参照すると、自動車の中に変速装置が配置され得る。変速装置の下端には磁石が配置され得る。変速装置のポジション、したがって選択されたギアを検知する位置に、複数の磁界センサが配置され得る。
自動車のコンピュータシステムが、磁界センサを時々試験することができるように、セルフテスト能力を有する磁界センサを提供することが望ましいであろう。いくつかの実施形態では、故障した磁界センサは、表示灯またはコンピュータインタフェースによって自動車の運転者または整備士に報告され得て、例えば、自動車には1996年ごろから既に米国で販売されているOBD−IIコンピュータインタフェースがあるが、現在、変速装置に関連する故障した磁界センサのこのような表示はない。
次に図5を参照すると、2つのホール効果素子が一緒に並列に結合され得る。並列に結合された2つのホール効果素子は、上記で図1〜図3Cとともに説明された単一のホール効果素子のうち任意のものの代わりに使用され得る。したがって、2つの並列のホール効果素子の出力(プラスおよびマイナス)が、1つのホール効果素子からのプラスおよびマイナスの出力の代わりに用いられ得る。駆動信号(図5には示されていない)は、上記の図面の任意の1つのホール効果素子を駆動する通りに2つの並列のホール効果素子を駆動することができる。
本明細書では、ホール効果素子の並列の配置は、以下でより十分に説明される診断モードの構成とは対照的に、通常モードの構成と称される。
次に図6を参照すると、図5の2つのホール効果素子が、診断モードの構成に一緒に結合され得る(すなわち再接続され得る)。この機構で、診断モードに構成された2つのホール効果素子の組合せは、2つのホール効果素子の各1つによって経験されるのと同一方向において、外部磁界Bexternalに対して実質的に応答しないことを理解されたい。外部磁界に対する残留応答は、2つのホール効果素子の不一致によるものであり得て、これが残留外部磁界信号をもたらすことになる。
しかし、2つの磁界検知素子の組合せは、診断モードに構成された2つのホール効果素子の各1つによって経験されるのと異なる方向において、2つの診断磁界Bcoilに応答して出力信号VBcoilを発生することも理解されたい。
次に図6Aを参照すると、2つのホール効果素子が、診断モードに構成されて再び示されている。ここでは、2つの診断磁界Bcoilのそれぞれの2つの相(方向)が示されている。本質的には、出力信号VBcoilは、交流診断磁界に応答して交流信号である。しかし、2つのホール効果素子が診断モードに構成されているとき、この出力信号には、外部磁界が直流磁界であろうと交流磁界であろうと、両方のホール効果素子において同一方向の外部磁界からの寄与は実質的にゼロである。
以下の図面を参照すると、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサは、同一の磁界センサであるが、それぞれ通常動作モード、第1バージョンの診断動作モード、第2バージョンの診断動作モード、第3バージョンの診断動作モード、および第4バージョンの診断動作モードに構成されて動作させられる。したがって、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの回路ブロックは同一であるが、これらの図面における信号の少なくともいくつかは同一ではないことが理解されよう。
次に図7を参照すると、図1のものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、通常動作モードでは、磁界センサ100が、上記で図5に示されたものと同様に、通常モードに構成された2つのホール効果素子104、106を有することを除けば、磁界センサ100は図1の磁界センサ10に類似のものであり得る。
磁界センサはスイッチング回路102を含み、同回路は、2つのホール効果素子104、106に結合され、差動出力信号102a、102bを発生するように構成されている。スイッチング回路108は、信号102a、102bを受け取るように結合され、出力信号108a、108bを発生するように構成されている。
スイッチング回路102および108は、図17とともに以下でより十分に説明される。ここでは、スイッチング回路102が、2つのホール素子104、106を図5の通常モードに構成し、2つのホール効果素子104、106を図6および図6Aの診断モードの構成にも再接続するように構成され、また、いくつかの動作モードでは、駆動信号(図示せず)を、ホール効果素子102、104に対してある周波数のクロックでスイッチングして、変調された(周波数シフトされた)信号をもたらすようにも構成されると述べるだけで十分であろう。通常動作モードでは、2つのホール効果素子104、106に対する駆動信号は、周波数fのクロックでスイッチングされる。ここでも、スイッチング回路108は、回路102と同一の回路または別の回路によって発生し得る別の変調(または復調)を表すと述べるだけで十分であろう。ここでは、明確にするために、スイッチング回路108は別個に示されている。
図17から、スイッチング回路102は、図1のスイッチング回路12と同一または類似のものであり得ることが理解されよう。しかし、スイッチング回路102により、2つのホール効果素子104、106は、図5の通常モードの構成に接続され、また図6および図6Aの診断モードの構成に再接続され得る。
2つのコイル124、126およびスイッチング回路122は、図7の通常動作モードで使用されることはなく、図8〜図8Gとともに以下で論じられる診断動作モードのいくつかの形態で使用される。
図1と比較すると、信号102a、102bが信号12a、12bに対応し、信号108a、108bが信号14a、14bに対応し、信号110a、110bが信号16a、16bに対応し、信号112a、112bが信号18a、18bに対応し、信号114a、114bが信号20a、20bに対応し、信号116a、116bが信号22a、22bに対応し、信号118が信号24aに対応する。対応する信号は、図7では1つのホール効果素子13からではなく2つのホール効果素子104、106から信号が生じることを除けば、基本的に同一の信号である。
図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの回路では、様々な周波数を有する様々なクロック信号が示されて説明される。しかし、すべての回路において、sincフィルタ22のノッチ周波数は、周波数fで一定に保たれることが、以下の議論から明らかになるであろう。
次に図7Aを参照すると、図1Aのものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、通常モードの構成では、すべての信号が、上記で図1Aとともに説明されたものと同一である。
図1と比較して、グラフ28は信号102a、102bに対応し、グラフ30は信号108a、108bに対応し、グラフ32は信号110a、110bに対応し、グラフ34は信号112a、112bに対応し、グラフ36は信号114a、114bに対応し、グラフ38は信号116a、116bに対応する。
いくつかの実施形態では、図7の通常モードの構成のとき、電流Icoilはゼロであり得る。しかし、いくつかの実施形態では、図7の通常モードの構成であるときさえ、電流Icoilは、スイッチング回路122によって発生し、かつスイッチングされる。図5を参照すると、2つのホール効果素子104、106が図7の通常モードの構成で反対方向の診断磁界にのみさらされるとき、図5および図7の2つのホール効果素子の出力信号は実質的にゼロであることを理解されたい。したがって、いくつかの実施形態では、電流Icoilは、通常動作モードおよび以下で説明される診断動作モードの両方を通じて発生する。
次に図8を参照すると、図1および図7のものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、磁界センサ150は、図7の磁界センサ100と同一または類似のものであるが、ここでは、上記で図6および図6Aとともに説明された診断モードの構成に再接続されている2つのホール効果素子104、106を有して示されている。スイッチング回路102は、ホール効果素子104、106を、図5および図7の通常モードの構成から図6および図6Aの診断のモード構成へと再接続することができる。
磁界センサ150は、第1バージョンの診断動作モードを説明するために用意されている。
磁界センサ150は、スイッチング回路102の中で結合された2つのホール効果素子104、106を含む。スイッチング回路102は、差動出力信号152a、152bを発生するように構成され、同信号は、図7の信号102a、102bとは異なり、2つのコイル124、126によって発生する診断磁界に応答し、外部磁界には応答しない。
スイッチング回路102は、以下で図17とともにより十分に説明される。第1バージョンの診断動作モードにおける磁界センサ150の動作では、スイッチング回路102は、2つのホール効果素子104、106を図6および図6Aの診断モードの構成にも再構成するように構成され、また、ホール効果素子102、104に対して駆動信号(図示せず)をスイッチングしない、すなわちf=0とするように構成されると述べるだけでここでは十分であろう。
以下で図8Aとともにより十分に説明される信号152a、152b、154a、154b、156a、156b、158a、158b、160a、160b、162a、162b、および164は、図7の信号102a、102b、104a、104b、106a、106b、108a、108b、110a、110b、112a、112b、114a、114b、116a、116b、および118とは異なるものであり、というのは、2つのホール効果素子104、106が図8では図7と異なって結合されるためであり、ホール効果素子104、106が以下でより十分に説明される診断磁界に応答して外部磁界には応答しないためであり、また、磁界センサ150が第1バージョンの診断動作モードで動作するためである。
2つの診断モードコイル124、126は電流Icoilを受け取るように結合され得て、同電流の方向は、2つの診断モードコイル124、126とコイル電流Icoilの間に結合されたスイッチング回路122によって周波数fを有するクロックを用いて前後にスイッチングされる。
磁界センサ150は、第1バージョンの診断動作モードを表すクロック機構を有して示されている。具体的には、第1バージョンの診断動作モードでは、スイッチング回路122およびスイッチング回路18は、周波数fでクロッキングされ、sincフィルタ22は周波数fにノッチを有する。しかし、スイッチング回路108は全くスイッチングされず、所定の構成に固定されていて、信号152a、152bがスイッチング回路108を通るのみである。また、スイッチング回路102は、スイッチングされず、ホール効果素子を通常モードの構成から診断モードの構成へと再接続するのみである。
第1バージョンの診断動作モードのとき、スイッチング回路122によってもたらされるスイッチングが、図7の通常動作モードにあるときスイッチング回路102によってもたらされるスイッチングに取って代わることが理解されよう。第1バージョンの診断動作モードは、スイッチング回路108の動作を除いて、磁界センサ150のすべての部分のセルフテストを遂行することができる。
次に図8Aを参照すると、グラフ170は、それぞれが、任意の単位で周波数の単位を有する横軸と任意の単位で電力の単位を有する縦軸とを含む。
グラフ172は、信号152a、152b、および信号154a、154bを表し、また、2つの診断コイル124、126から生じる、スイッチング回路122のクロック周波数fに一致した周波数の交流診断磁界Bdiagnosticsを示す。外部磁界ResBextによる何らかの残留信号と合計されたホール効果素子のオフセット信号HallOffは、別の周波数にあり、ゼロであり得る。信号ResBextは、2つのホール効果素子104と106の、図6および図6Aの診断モードの構成に結合されたときの不一致に起因するものであり得る。
グラフ174は、増幅器16の後の信号156a、156bを表す。グラフ174は、増幅器のオフセット電圧AmpOffが直流で付加されることを除けば、グラフ172に似ている。
グラフ176は、スイッチング回路18の後の信号158a、158bを表す。見られるように、診断磁界信号Bdiagnosticsは直流へシフトされ、このとき、信号HallOff、ResBext、およびAmpOffの合計の周波数は、スイッチング回路18のクロック周波数fである。
グラフ178は、フィルタ20の後の信号160a、160bを表す。フィルタ20の遮断周波数は、周波数f未満に選択される。残留オフセットおよび増幅器のオフセットが低減される。
グラフ180は、sincフィルタ22の後の信号162a、162bを表す。sincフィルタ22のノッチは、周波数fに選択される。グラフ180および信号162a、162bには、診断磁界信号だけが残っている。
次に図8Bを参照すると、図1、図7、および図8のものと同じ要素は同じ参照記号を有し示されており、磁界センサ200は、図7および図8の磁界センサ100、150と同一または類似のものである。図8と同様に、2つのホール効果素子104、106は、スイッチング回路102の動作により、図6、図6Aとともに上記で説明された診断モードの構成へと、ここでも再接続される。
磁界センサ200は、第2バージョンの診断動作モードを説明するために用意されている。
磁界センサ200は、スイッチング回路102の中で結合された2つのホール効果素子104、106を含む。スイッチング回路102は、ホール効果素子104、106に対して駆動信号をスイッチングして差動出力信号201a、201bを発生するように構成され、同信号は、図7の信号102a、102bとは異なり、2つのコイル124、126によって発生する診断磁界に応答し、外部磁界には応答しない。また、差動信号201a、201bは、図8の信号152a、152bとは異なって、スイッチング回路122、102の異なる動作により、異なる信号コンテンツを有する。
スイッチング回路102は、以下で図17とともにより十分に説明される。第2バージョンの診断動作モードにおける磁界センサ200の動作では、スイッチング回路102は、図8の磁界センサ150と同様に、2つのホール素子104、106を、図5の通常モードの構成から図6および図6Aの診断モードの構成へと再接続するように構成されるが、図8の磁界センサ150とは異なって、ホール効果素子102、104に対して、駆動信号(図示せず)を、周波数fのクロックを用いてスイッチングするように構成されると述べるだけでここでは十分であろう。
以下で図8Cとともにより十分に説明される信号201a、201b、202a、202b、203a、203b、204a、204b、205a、205b、206a、206b、および207は、図7の信号102a、102b、104a、104b、106a、106b、108a、108b、110a、110b、112a、112b、114a、114b、116a、116b、および118a、ならびに図8の信号152a、152b、154a、154b、156a、156b、158a、158b、160a、160b、162a、162b、および164とは異なるものであり、というのは、磁界センサ200が第2バージョンの診断動作モードで動作するためである。
2つの診断モードコイル124、126は電流Icoilを受け取るように結合され得て、同電流の方向は、2つの診断モードコイル124、126とコイル電流Icoilの間に結合されたスイッチング回路122によって周波数2fを有するクロックを用いて前後にスイッチングされる。
磁界センサ200は、第2バージョンの診断動作モードを表すクロック機構を有して示されている。具体的には、第2バージョンの診断動作モードでは、スイッチング回路122およびスイッチング回路18は、周波数2fでクロッキングされ、一方、スイッチング回路102およびスイッチング回路108は、周波数fでクロッキングされ、sincフィルタ22は周波数fにノッチを有する。
第2バージョンの診断動作モードは、スイッチング回路102、108の動作を含めて、磁界センサ200のすべての部分のセルフテストを遂行することができる。
次に図8Cを参照すると、グラフ208は、それぞれが、任意の単位で周波数の単位を有する横軸と任意の単位で電力の単位を有する縦軸とを含む。
グラフ209は、差動信号202a、202bを表し、また、2つの診断コイル124、126から生じる、スイッチング回路122のクロック周波数2fに一致した周波数の交流診断磁界Bdiagnosticsを示す。グラフ209は、スイッチング回路102をクロッキングするクロック周波数fに一致した周波数に現われる、ホール素子のオフセット電圧HallOffに対応するスペクトルの成分も示す。外部磁界ResBextによる何らかの残留信号と合計されたホール効果素子の残留オフセット信号ResOffは、別の周波数にあり、ゼロであり得る。前述のように、信号ResBextは、2つのホール効果素子104と106の、図6および図6Aの診断モードの構成に結合されたときの不一致に起因するものであり得る。
第2バージョンの診断動作モードでは、スイッチング回路108は、信号201a、201bを変調する動作をしないことが理解されよう。換言すれば、スイッチング回路108は、いかなる信号周波数もシフトしない。本質的には、スイッチング回路102が2つのホール効果素子に対して駆動信号をスイッチングするとき、2つのホール効果素子からの出力信号は極性が逆転する。スイッチング回路108は、増幅器16に入る2つの差動出力信号201a、201bをスイッチングし、結果として、プラスの信号は常に増幅器16の同一のノード(例えばプラスの入力ノード)に入り、マイナスの信号は常に増幅器16の同一のノード(例えばマイナスの入力ノード)に入る。したがって、スイッチング回路108の第2バージョンの診断動作モードにおける動作から周波数シフトが生じることはない。
グラフ210は、増幅器16の後の信号203a、203bを表す。グラフ210は、増幅器のオフセット電圧AmpOffが直流で付加されることを除けば、グラフ209に似ている。
グラフ211は、スイッチング回路18の後の信号204a、204bを表す。見られるように、診断磁界信号Bdiagnosticsは直流へシフトされ、信号ResBext、ResOff、およびAmpOffの合計の周波数はこのとき2fであり、信号HallOffの周波数はfのままである。
グラフ212は、フィルタ20の後の信号205a、205bを表す。フィルタ20の遮断周波数は、周波数f未満に選択される。残留オフセット信号、増幅器のオフセット信号、およびホール素子のオフセット信号が低減される。
グラフ213は、sincフィルタ22の後の信号206a、206bを表す。sincフィルタ22のノッチは、周波数fに選択される。グラフ213および信号206a、206bには、診断磁界信号だけが残っている。
次に図8D参照すると、図1、図7、図8、および図8Bのものと同じ要素は同じ参照記号を有し示されており、磁界センサ220は、図7、図8、および図8Bのそれぞれの磁界センサ100、150、200と同一または類似のものである。図8および図8Bと同様に、2つのホール効果素子104、106は、スイッチング回路102の動作により、図6、図6Aとともに上記で説明された診断モードの構成へと、ここでも再接続される。
磁界センサ220は、第3バージョンの診断動作モードを説明するために用意されている。
磁界センサ220は、スイッチング回路102の中で結合された2つのホール効果素子104、106を含む。スイッチング回路102は、2つのホール効果素子104、106に対して駆動信号をスイッチングして差動出力信号221a、221bを発生するように構成され、同信号は、図7の信号102a、102bとは異なり、2つのコイル124、126によって発生する診断磁界に応答し、外部磁界には応答しない。信号221a、221bは、図8の信号152a、152bおよび図8Bの信号201a、201bとも異なって、スイッチング回路122、102の異なる動作により、異なる信号コンテンツを有する。
スイッチング回路102は、以下で図17とともにより十分に説明される。第3バージョンの診断動作モードにおける磁界センサ220の動作では、スイッチング回路102は、図8の磁界センサ150および図8Bの磁界センサ200と同様に、それぞれ2つのホール素子104、106を、図5の通常モードの構成から図6および図6Aの診断モードの構成へと再接続するように構成されるが、図8の磁界センサ150および図8Bの磁界センサ200とは異なって、ホール効果素子102、104に対して、駆動信号(図示せず)を、周波数2fのクロックを用いてスイッチングするように構成されると述べるだけでここでは十分であろう。
以下で図8Eとともにより十分に説明される信号221a、221b、222a、222b、223a、223b、224a、224b、225a、225b、226a、226b、および227は、図7の信号102a、102b、104a、104b、106a、106b、108a、108b、110a、110b、112a、112b、114a、114b、116a、116b、および118a、図8の信号152a、152b、154a、154b、156a、156b、158a、158b、160a、160b、162a、162b、および164、ならびに図8Bの信号201a、201b、202a、202b、203a、203b、204a、204b、205a、205b、206a、206b、および207とは異なるものであり、というのは、磁界センサ220が第3バージョンの診断動作モードで動作するためである。
2つの診断モードコイル124、126は電流Icoilを受け取るように結合され得て、同電流の方向は、2つの診断モードコイル124、126とコイル電流Icoilの間に結合されたスイッチング回路122によって周波数fを有するクロックを用いて前後にスイッチングされる。
磁界センサ220は、第3バージョンの診断動作モードを表すクロック機構を有して示されている。具体的には、第3バージョンの診断動作モードでは、スイッチング回路122およびスイッチング回路18は、周波数fでクロッキングされ、sincフィルタ22は周波数fにノッチを有し、一方、スイッチング回路102およびスイッチング回路108は周波数2fのクロックでクロッキングされる。
第3バージョンの診断動作モードは、スイッチング回路102、108の動作を含めて、磁界センサ220のすべての部分のセルフテストを遂行することができる。
次に図8Eを参照すると、グラフ228は、それぞれが、任意の単位で周波数の単位を有する横軸と任意の単位で電力の単位を有する縦軸とを含む。
グラフ229は、信号221a、221bを表し、また、2つの診断コイル124、126から生じる、スイッチング回路122のクロック周波数fに一致した周波数の交流診断磁界Bdiagnosticsを示す。グラフ229は、スイッチング回路102をクロッキングするクロック周波数2fに一致した周波数に現われる、ホール素子のオフセット電圧HallOffに対応するスペクトルの成分も示す。外部磁界ResBextによる何らかの残留信号と合計されたホール効果素子の残留オフセット信号ResOffは、別の周波数にあり、ゼロであり得る。前述のように、信号ResBextは、2つのホール効果素子104と106の、図6および図6Aの診断モードの構成に結合されたときの不一致に起因するものであり得る。
第3バージョンの診断動作モードでは、スイッチング回路108は、図8Cとともに上記で説明された理由のために、信号221a、221bを変調する動作をしないことが理解されよう。
グラフ230は、増幅器16の後の信号223a、223bを表す。グラフ230は、増幅器のオフセット電圧AmpOffが直流で付加されることを除けば、グラフ229に似ている。
グラフ231は、スイッチング回路18の後の信号224a、224bを表す。見られるように、診断磁界信号Bdiagnosticsは直流へシフトされ、信号ResBext、ResOff、およびAmpOffの合計の周波数はこのときfであり、信号HallOffの周波数はfのままである。前述のことが起こるためには、スイッチング回路18を制御する信号の特定の相が必要とされる。
グラフ232は、フィルタ20の後の信号225a、225bを表す。フィルタ20の遮断周波数は、周波数f未満に選択される。残留オフセット信号、増幅器のオフセット信号、およびホール素子のオフセット信号が低減される。
グラフ233は、sincフィルタ22の後の信号226a、226bを表す。フィルタ22のノッチは、周波数fに選択される。グラフ233および信号226a、226bには、診断磁界信号だけが残っている。
次に図8Fを参照すると、図1、図7、図8、図8B、および図8Dのものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、磁界センサ240は、図7、図8、図8B、および図8Dのそれぞれの磁界センサ100、150、200、220と同一または類似のものである。図8、図8B、および図8Dと同様に、2つのホール効果素子104、106は、スイッチング回路102の動作により、図6、図6Aとともに上記で説明された診断モードの構成へと、ここでも再接続される。
磁界センサ240は、第4バージョンの診断動作モードを説明するために用意されている。
磁界センサ240は、スイッチング回路102の中で結合された2つのホール効果素子104、106を含む。スイッチング回路102は、2つのホール効果素子104、106に対して駆動信号をスイッチングして差動出力信号241a、241bを発生するように構成され、同信号は、図7の信号102a、102bとは異なり、2つのコイル124、126によって発生する診断磁界に応答し、外部磁界には応答しない。信号221a、221bは、図8の信号152a、152bおよび図8Dの信号221a、221bとも異なって、スイッチング回路122、102の異なる動作により、異なる信号コンテンツを有する。
スイッチング回路102は、以下で図17とともにより十分に説明される。第4バージョンの診断動作モードにおける磁界センサ240の動作では、スイッチング回路102は、図8の磁界センサ150、図8Bの磁界センサ200、および図8Dの磁界センサ220と同様に、2つのホール素子104、106を、図5の通常モードの構成から図6および図6Aの診断モードの構成へと再接続するように構成されるが、図8の磁界センサ150および図8Dの磁界センサ220とは異なって、ホール効果素子102、104に対して、駆動信号(図示せず)を、周波数fのクロックを用いてスイッチングするように構成されると述べるだけでここでは十分であろう。
以下で図8Gとともにより十分に説明される信号241a、241b、242a、242b、243a、243b、244a、244b、245a、245b、246a、246b、および247は、図7の信号102a、102b、104a、104b、106a、106b、108a、108b、110a、110b、112a、112b、114a、114b、116a、116b、および118a、図8の信号152a、152b、154a、154b、156a、156b、158a、158b、160a、160b、162a、162b、および164、図8Bの信号201a、201b、202a、202b、203a、203b、204a、204b、205a、205b、206a、206b、および207、ならびに図8Dの信号221a、221b、222a、222b、223a、223b、224a、224b、225a、225b、226a、226b、および227とは異なるものであり、というのは、磁界センサ240が第4バージョンの診断動作モードで動作するためである。
2つの診断モードコイル124、126は電流Icoilを受け取るように結合され得て、同電流の方向は、2つの診断モードコイル124、126とコイル電流Icoilの間に結合されたスイッチング回路122によって周波数f/2を有するクロックを用いて前後にスイッチングされる。
磁界センサ240は、第4バージョンの診断動作モードを表すクロック機構を有して示されている。具体的には、第4バージョンの診断動作モードでは、スイッチング回路122およびスイッチング回路18は、周波数f/2でクロッキングされ、一方、スイッチング回路102およびスイッチング回路108は周波数fのクロックでクロッキングされ、sincフィルタ22はf/2の周波数にノッチを有し、この周波数は、sincフィルタ22に対するfの周波数または別の周波数を有するクロック信号に由来するものであり得る。
第4バージョンの診断動作モードは、スイッチング回路102、108の動作を含めて、磁界センサ240のすべての部分のセルフテストを遂行することができる。
次に図8Gを参照すると、グラフ248は、それぞれが、任意の単位で周波数の単位を有する横軸と任意の単位で電力の単位を有する縦軸とを含む。
グラフ249は、信号241a、241bを表し、また、2つの診断コイル124、126から生じる、スイッチング回路122のクロック周波数f/2に一致した周波数の交流診断磁界Bdiagnosticsを示す。グラフ249は、スイッチング回路102をクロッキングするクロック周波数fに一致した周波数に現われる、ホール素子のオフセット電圧HallOffに対応するスペクトルの成分も示す。外部磁界ResBextによる何らかの残留信号と合計されたホール効果素子の残留オフセット信号ResOffは、別の周波数にあり、ゼロであり得る。前述のように、信号ResBextは、2つのホール効果素子104と106の、図6および図6Aの診断モードの構成に結合されたときの不一致に起因するものであり得る。
第4バージョンの診断動作モードでは、スイッチング回路108は、信号221a、221bを変調する働きをすることが理解されよう。
グラフ250は、スイッチング回路108の後の信号242a、242bを表す。グラフ250は、信号成分HallOffとResBext+ResOffとの周波数が交換されていることを除けばグラフ249に似ている。
グラフ251は、増幅器16の後の信号243a、243bを表す。グラフ251は、増幅器のオフセット電圧AmpOffが直流で付加されることを除けば、グラフ250に似ている。
グラフ252は、スイッチング回路18の後の信号244a、244bを表す。見られるように、診断磁界信号Bdiagnosticsは直流へシフトされ、信号ResBextとResOffの合計の周波数はこのときf/2であり、信号HallOffとAmpOffの合計の周波数もf/2である。前述のことが起こるためには、スイッチング回路18を制御する信号の特定の相が必要とされる。
グラフ253は、フィルタ20の後の信号245a、245bを表す。フィルタ20の遮断周波数は、周波数f未満に選択される。残留オフセット信号、増幅器のオフセット信号、およびホール素子のオフセット信号が低減される。
グラフ254は、sincフィルタ22の後の信号246a、246bを表す。フィルタ22のノッチは、周波数fに選択される。グラフ254および信号226a、226bには、診断磁界信号だけが残っている。
明確にするために、図8A、図8C、図8E、および図8Gのグラフから高調波成分が省略されていることを理解されたい。
診断動作モードの4つの例示的バージョンに対応する図8、図8B、図8D、および図8Fは、様々な回路ブロック向けのクロック間の4つの例示的関係を示すことも理解されたい。他の実施形態では、他のクロックおよび他の相対的なクロックの関係が用いられ得る。
また、上記のスイッチング回路102、108によってホール効果素子の2相のチョッピングがもたらされることが示されている。しかし、他の実施形態では、4つの相または他の相のチョッピングが用いられ得る。
回路16、18、20、22、および24は、第1の期間を通じて、測定磁界応答信号部分を表すセンサ出力信号例えば118)を生成するように構成され、また、別の第2の期間を通じて、診断磁界応答信号部分を表すセンサ出力信号(例えば164、207、227、247)を生成するように構成されている処理回路の一形態に対応する。第1の期間は、図7による通常動作モードが選択されている期間に対応する。別の第2の期間は、図8〜図8Gによる診断動作モードが選択されている期間に対応する。
図9〜図9Bは、上記の図7、図8、図8B、および図8Dの診断コイル124、126を表す。
次に図9を参照すると、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、2つの診断コイル124、126は、2つのホール効果素子104と106の間に延びる1つの導体260から成り得る。導体260によって矢印の方向に搬送される電流は、2つのホール効果素子104、106が図6および図6Aの診断モードの構成に結合されるとき望まれるように、ページに対して出入りする、2つのホール効果素子104、106のそれぞれにおいて反対方向の磁界260aを発生する傾向があることが理解されよう。
次に図9Aを参照すると、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、2つの診断コイル124、126は、2つのホール効果素子104と106のまわりおよび間に延びる1つの導体262から成り得る。導体262によって矢印の方向に搬送される電流は、2つのホール効果素子104、106が図6および図6Aの診断モードの構成に結合されるとき望まれるように、ホール効果素子104においてページに入る磁界262a、262b、262cを発生する傾向があって、ホール効果素子106においてページから出る磁界262d、262e、262fを発生する傾向があり、すなわち、2つのホール効果素子104、106のそれぞれにおいて反対方向に磁界を発生する傾向があることが理解されよう。
次に図9Bを参照すると、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、2つの診断コイル124、126は、2つのホール効果素子104と106のまわりおよび間に延びる、2つのホール効果素子104、106に対して反対方向に巻かれた2つの結合されたコイル264、266から成り得る。コイル264によって矢印の方向に搬送される電流は、ホール効果素子104においてページに入る磁界を発生する傾向があることが理解されよう。コイル266によって矢印の方向に搬送される電流は、2つのホール効果素子104、106が図6および図6Aの診断モードの構成に結合されるとき望まれるように、ホール効果素子106においてページから出る磁界、すなわち2つのホール効果素子104、106のそれぞれにおいて反対方向の磁界を発生する傾向があることが理解されよう。
次に図10〜図10Bを参照すると、同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、磁気抵抗素子284、286が、直列回路280の中、並列回路300の中、および反対方向の回路320の中に示されている。回路280および300がそれぞれの出力信号288a、308aを発生し、出力信号288a、308aは、図5のホール効果素子の通常モードの構成と同様に、外部磁界に応答するが、磁気抵抗素子284、286によって別々の方向に経験される診断磁界には応答しないことが理解されよう。回路320が出力信号330aを発生し、出力信号330aは、図6および図6Aのホール効果素子の診断モードの構成と同様に、磁気抵抗素子284、286によって別々の方向に経験される診断磁界に応答するが、外部磁界には応答しないことが理解されよう。
図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのホール効果素子104、106は磁気抵抗素子で置換され得るが、スイッチング回路102、108に対する変更またはスイッチング回路102、108の除去を伴うことがさらに理解されよう。
次に図11を参照して、ほとんどのタイプの磁気抵抗素子が、それらの下にある基板に対して平行な最大応答軸を有するので、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの2つの診断コイル124、126と同等の診断コイルは、別々に配置されなければならない。いくつかの実施形態では、コイル124、126は、2つの磁気抵抗素子340、342の頂部または下に配置された導体344から成り得る。磁界344a、344bは、反対方向であって、磁気抵抗素子340、342の面に対して平行になる傾向がある。
次に図11Aを参照すると、図11のものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの2つの診断コイル124、126は、磁気抵抗素子340、342の最大応答軸に対して平行な磁界346a、348aを反対方向に発生するようにそれぞれが構成されたコイル346、348から成り得る。
図12〜図12Dは、様々な集積回路の構成を示す。理解しやすいように、これらの図には1つの磁界検知素子および1つの診断コイル(または導体)だけが示されている。しかし、当業者なら、2つの磁界検知素子および2つの診断コイルを有する集積回路を製作する方法を理解するであろう。図12〜図12Dの磁界センサのうちのいくつかが、電磁シールドを有して示されていることが理解されよう。しかし、他の実施形態では、電磁シールドが省略されている。同様に、電磁シールドなしで示されている図12〜図12Dの磁界センサは、他のいくつかの実施形態では電磁シールドを有することができる。
次に図12を参照して、磁界センサ370の一部分の断面が、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの2つのホール効果素子104、106のうちの1つおよび診断コイル124、126のうちの1つを表す。磁界センサ370は、面382aを有する基板382によって支持された磁界検知素子392を含む。磁界検知素子392は、ホール効果素子の製造に関して知られているように、基板382の面382aの中へ浸透させられるか、または面382aの中および面382aの下へ拡散され得る。磁界検知素子392は、一般に、基板382の面382aに対して全体的に垂直な最大応答軸396を有することができる。
磁界センサ370は、絶縁層376、378、380によって分離された金属層384、386、388を含むことができる。絶縁層376と金属層384の間に他の金属層および絶縁層(図示せず)が配置され得る。電磁シールド372が、別の絶縁層374の上に配置され得る。
部分394a〜394cは、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの診断コイル124、126のうちの1つなどの診断コイルを表す。部分394a〜394cは、ここでは別々の金属層384、386、388の上に配置され、バイア390a、390bで結合されて1つの連続したセルフテスト導体を形成することができる。セルフテスト導体394a〜394cによって搬送されるセルフテスト電流は、最大応答軸396に沿ってセルフテスト磁界を形成する傾向がある。
次に図12Aを参照すると、図12のものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、磁界センサ400は、図12の磁界センサ370のすべての層および図12の磁界検知素子392も含むことができるが、図12のセルフテスト導体394a〜394cは連続した外部コイルのセルフテスト導体402で置換され得て、セルフテスト導体402は、いくつかの実施形態では、回路基板404上に配置され得る。外部セルフテスト導体402は、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの診断コイル124、126のうちの1つを表す。回路基板404の1つの金属層上に示されたセルフテスト導体402は、代わりに、回路基板404上に複数の金属層から形成され得る。セルフテスト導体402によって搬送されるセルフテスト電流は、最大応答軸396に沿ってセルフテスト磁界を形成する傾向がある。
次に図12Bを参照すると、この図では、図12および図12Aのものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、磁界センサ410は、図12の磁界センサ370および図12Aの磁界センサ400のすべての層を含むことができるが、図12Aの外部セルフテスト導体402は、連続した外部コイルのセルフテスト導体414で置換され得る。さらに、図12および図12Aの磁界検知素子392は、基板382(例えば磁気抵抗素子)の面382aに対して全体的に平行な最大応答軸416を有する磁界検知素子412で置換され得る。外部セルフテスト導体414は、図10〜図10Bの磁気抵抗素子の機構がなければ、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの診断コイル124、126のうちの1つを表す。
磁界検知素子412は、磁気抵抗素子の製造に関して知られているように、基板382の面382aの上または近くに配置されてよい。磁界検知素子392は、一般に、基板382の面382aに対して全体的に平行な最大応答軸416を有することができる。セルフテスト導体414によって搬送されるセルフテスト電流は、最大応答軸416に沿ってセルフテスト磁界を形成する傾向がある。
次に図12Cを参照すると、図12〜図12Bと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、磁界センサ420は、図12の磁界センサ370、図12Aの磁界センサ400、および図12Bの磁界センサ410のすべての層、ならびに図12Bの磁界検知素子412も含むことができるが、図11から明らかなように、図12Bの外部セルフテスト導体414は、内部の単一導体のセルフテスト導体422で置換され得る。セルフテスト導体422は、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの診断コイルのうちの1つを表す。1つのセルフテスト導体422が示されているが、他の実施形態では、複数のセルフテスト導体が使用され得て、複数のセルフテスト導体は、最大応答軸416と全体的に整列された複数のセルフテスト導体から生じる磁界を磁界検知素子412に供給するように構成される。
セルフテスト導体422によって搬送されるセルフテスト電流は、最大応答軸416に沿ってセルフテスト磁界を形成する傾向がある。
次に図12Dを参照すると、図12〜図12Cと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、磁界センサ430は、図12の磁界センサ370、図12Aの磁界センサ400、図12Bの磁界センサ410、および図12Cの磁界センサ420のすべての層を含むことができるが、図12Cの内部セルフテスト導体422は外部の単一導体のセルフテスト導体432で置換され得て、セルフテスト導体432は、いくつかの実施形態では、回路基板434上に配置され得る。セルフテスト導体432は、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの診断コイルのうちの1つを表す。1つのセルフテスト導体432が示されているが、他の実施形態では、複数のセルフテスト導体が使用され得て、複数のセルフテスト導体は、最大応答軸416と全体的に整列された複数のセルフテスト導体から生じる磁界を磁界検知素子412に供給するように構成される。
セルフテスト導体432によって搬送されるセルフテスト電流は、最大応答軸416に沿ってセルフテスト磁界を形成する傾向がある。
図12〜図12Dは、図7図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサに関連した様々な代替実施形態を示しているが、示された構成の組合せを含むものの、それらに限定されない他の多くの可能な構成もあることが理解されよう。
図12〜図12Dは、磁界センサ370、400、410、420、430の一部分を表しているが、磁界検知素子およびセルフテスト電流の導体は、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサの他の一部分と同一基板上に、または他の実施形態では、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサのその他の部分とは別の第2の基板上に配置され得ることを理解されたい。
次に図12Eを参照すると、磁界センサ444は、ここではパッケージ442に入れられており、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサと同一または類似のものであり得る。磁界センサ444は、リード446を有するリードフレームに結合され得る。リード446は、回路基板450に電気的に結合され得る。磁界センサ444は、例えば強磁性物体である磁界源440の接近によって生成され得る磁界など、磁界センサ444の主要面に対して垂直な磁界448に応答することができる。
次に図12Fを参照すると、磁界センサ456は、ここではパッケージ454に入れられており、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサと同一または類似のものであり得る。磁界センサ456は、リード460a、460bを代表とするリードを有するリードフレームに結合され得る。例えば460a、460bといったリードは、回路基板466に電気的に結合され得る。磁界センサ456は、例えば強磁性物体である磁界源(または磁束源)452の接近によって生成され得る磁界など、磁界センサ456の主要面に対して平行な磁界464に応答することができる。
いくつかの代替実施形態では、リードは、リード460a、460bを別の部分とするリードフレームの一部分として形成され得る、測定される導体458と結合され得ることも示される。測定される導体458によって搬送される測定される電流は、同電流の方向次第で、ページに入るかまたはページから出る磁界462を形成する傾向がある。これらの機構に関して、磁界センサ456は電流センサであり得て、磁界センサ456は、磁界464ではなく、代わりに磁界センサ456の主要面に対して(すなわち電流に対して)垂直な磁界462に応答することができる。
図12Fには特定の集積回路パッケージ(例えばSIP)が示されているが、例えばDIP、フリップチップ、MLPのパッケージといった他の集積回路パッケージで同じ挙動が達成され得ることを理解されたい。これらのパッケージのいくつかを用いて、あるいは曲げて使うのであればSIPパッケージを用いて、磁界センサ456は、回路基板466に対して平行な主要面を有して配置され得る。
次に図12Gを参照すると、磁界センサ470は、ここではパッケージ468に入れられており、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサと同一または類似のものであり得る。磁界センサ470は、リード474を代表とするリードを有するリードフレームに結合され得る。例えば474であるリードは、回路基板476に電気的に結合され得る。磁界センサ470は、パッケージ468内の磁界源472の接近によって発生した磁界に応答することができる。例えば、磁界源472は、図12Fの測定される電流の導体458に類似の測定される電流の導体であり得る。
次に図13を参照すると、例示的電磁シールド800は、図12の電磁シールド372と同一または類似のものであり得る。電磁シールド800は、全体的に、図12の磁界検知素子392と同一または類似のものであり得る磁界検知素子816の上に設置される。電磁シールド800は、細長い孔806によって分離された第1の部分802および第2の部分804を含む。第1の部分802および第2の部分804は、導電性領域808と結合される。ボンディングパッド810は、電磁シールド800が、直流電圧、例えばアース電圧に結合されることを可能にする。
電磁シールド800は、磁界センサ、例えば図7、図8、図8B、図8D、および図8Fの磁界センサの製造中に、金属層から形成され得る。金属層は、例えばアルミニウム、銅、金、チタン、タングステン、クロム、ニッケルといった様々な材料から成り得る。ニッケル層は、特に電磁シールドが細長い孔または溝を有する場合、磁束の集中がホールプレートから離れすぎないように、薄くなければならないことになる。
電磁シールドは、磁気シールドと同一ではないことが理解されよう。電磁シールドは、電磁界を阻止するように意図される。磁気シールドは、磁界を阻止するように意図される。
交流磁界(例えば電流搬送導体を取り巻く磁界)の存在下では、電磁シールド800内に交流渦電流812、814が誘起され得ることが理解されよう。渦電流812、814は、示されるような閉ループを形成する。閉ループ渦電流812、814は、渦電流812、814を誘起する磁界より小さな磁界を、電磁シールド800に近接してもたらす傾向がある。したがって、電磁シールド800が、磁界検知素子、例えば図12の磁界検知素子392の近くに設置されると、磁界検知素子392は、そうでない場合より小さな磁界を経験し、より低感度の磁界センサをもたらすことになり、これは、一般に望ましくないことである。さらに、渦電流に関連した磁界が磁界検知素子392のまわりで不均一または非対称であると、磁界検知素子392が、望ましくないオフセット電圧も発生する可能性がある。
細長い孔806は、渦電流812、814が伝わる閉ループのサイズ(すなわち直径または経路の長さ)を縮小する傾向がある。渦電流812、814が伝わる閉ループのサイズが縮小されると、渦電流812、814がより小さくなり、渦電流を誘起する交流磁界に対する局所的影響がより小さくなることが理解されよう。したがって、渦電流がより小さくなることにより、磁界検知素子816と電磁シールド800とが使用される磁界センサの感度への影響が、より小さくなる。
さらに、細長い孔806が磁界検知素子816の上を通るように、電磁シールド800を、磁界検知素子816に対して、示されるように設置することにより、渦電流812、814のいずれに関連した磁界も、磁界検知素子816を2つの方向に通過する磁界を形成する傾向があり、磁界検知素子816の領域の少なくとも一部分にわたって相殺することが理解されよう。
次に図14を参照すると、別の例示的電磁シールド850は、図12の電磁シールド372と同一または類似のものであり得る。電磁シールド850は、4つの細長い孔860〜866によって分離された4つの部分852〜858を含む。4つの部分852〜858は、導電性領域876と結合される。ボンディングパッド878は、電磁シールド850が、直流電圧、例えばアース電圧に結合されることを可能にする。
磁界の存在下では、電磁シールド850内に渦電流868〜874が誘起され得ることが理解されよう。4つの細長い孔860〜866により、閉ループ渦電流866〜874のサイズ(すなわち直径または経路の長さ)は、図11の閉ループ渦電流812、814のサイズより小さくなる傾向があることが理解されよう。渦電流868〜874が伝わる閉ループのサイズが縮小されると、渦電流868〜874がより小さくなり、渦電流を誘起する交流磁界に対する局所的影響が、図13の電磁シールド800に由来するものより小さくなることが理解されよう。したがって、渦電流868〜874がより小さくなることにより、磁界検知素子880と電磁シールド850とが使用される磁界センサの感度への影響は、図13の電磁シールド800を使用する電流センサの感度への影響より小さくなる。
さらに、細長い孔860〜866が磁界検知素子880の上を通るように、電磁シールド850を、磁界検知素子880に対して、示されるように設置することにより、渦電流868〜874のいずれに関連した磁界も、磁界検知素子880を2つの方向に通過する磁界を形成する傾向があり、磁界検知素子880の領域の少なくとも一部分にわたって相殺することが理解されよう。
次に図15を参照すると、別の例示的電磁シールド900は、図12の電磁シールド372と同一または類似のものであり得る。電磁シールド900は、部材902aが唯一の実例である互いに組み合わされた部材を有するシールド部分902を含む。互いに組み合わされた部材が、導体部分904によってボンディングパッド906に結合されることにより、電磁シールド900が、直流電圧、例えばアース電圧に結合されることが可能になる。
電磁シールド900が、図14の電磁シールド850または図13の電磁シールド800よりはるかに小さなサイズ(すなわち経路の長さの直径)を有する渦電流を維持することができることが理解されよう。したがって、電磁シールド900は、磁界センサの感度に対する悪影響が前述のものよりさらに小さくなる傾向がある。
次に図16を参照すると、電磁シールド950は、図12の電磁シールド372と同一または類似のものであり得る。電磁シールド950は、部材952aが唯一の実例である複数の部材を有するシールド部分952を含む。これらの部材が、導体部分954によってボンディングパッド956に結合されることにより、電磁シールド950が、直流電圧、例えばアース電圧に結合されることが可能になる。上記の議論から、電磁シールド950の利点が明らかであろう。
渦電流を低減する特徴を有するシールドが上記で説明されているが、図12、図12A、図12C、および図12Dのシールド372に渦電流を低減する特徴を与えないことも可能である。
次に図17を参照すると、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのものと同じ要素は同じ参照記号を有して示されており、スイッチS1〜S8は、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのスイッチング回路102に対応し得る。作動中、スイッチS1〜S4は、印加された電流の方向を2つのホール効果素子104、106へスイッチングすることができ、図2のスイッチ60a〜60dまたは図3のスイッチ80a〜80dによってもたらされるのと同等の第1の信号の変調をもたらす。作動中、スイッチS5〜S8は、各スイッチS5〜S8に対して入力ノードの特定のものを選択することにより、ホール効果素子104、106を通常動作モードまたは診断動作モードに接続する機能と、また、いくつかの実施形態において、入力ノードの特定のものと各スイッチS5〜S8の間でスイッチングすることにより、2つのホール効果素子104、106からの信号を変調(または復調)する機能との2つを遂行する。スイッチS5〜S8の再接続およびスイッチングは、以下で図18とともにより十分に説明され、4つの前述の診断動作モードのそれぞれに関して異なる。
スイッチS5〜S8の通常動作モードまたは診断動作モードへの接続(ならびにスイッチS1〜S4の動作)は、上記で図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのスイッチング回路102の中で表されている。しかし、明確にするために、スイッチS5〜S8の変調機能は、図7、図8、図8B、図8D、および図8Fのスイッチング回路108によって別個に表されている。2つのスイッチング回路102、108は、2つのスイッチング回路102、108として示されているが、図17に示されるような1つのスイッチング回路であり得ることが理解されよう。しかし、他の機構では、上記でスイッチS5〜S8とともに説明された2つの機能は、2つの別々のスイッチの組によって遂行され得る。
回路1000は、前述の通常モードの構成と、前述の4つの診断モードの構成とをもたらし、また、前述のスイッチング回路102、108のクロッキング機能または非クロッキング機能、すなわち、通常動作モードならびに第1バージョンの診断動作モード、第2バージョンの診断動作モード、第3バージョンの診断動作モード、および第4バージョンの診断動作モード用の機能も可能にする。
差動出力信号V+、V−は、図7、図8、図8B、図8D、または図8Fのスイッチング回路108からの出力信号を表し、この出力信号は、図7、図8、図8B、図8D、または図8Fの磁界センサのそれぞれに対して異なるものである。別々の出力信号は、スイッチ位置および以下で図18とともに論じられるスイッチのクロッキングによって決定される。
次に図18を参照すると、図17のスイッチS1〜S8が示されており、表は、通常動作モード、ならびに第1バージョンの診断動作モード、第2バージョンの診断動作モード、第3バージョンの診断動作モード、および第4バージョンの診断動作モード向けのスイッチ位置を表す。「状態」とラベルを付けられた列は、これらのスイッチが、クロック信号の2つの相を通じて、上記で図7〜図8Gとともに説明された相対的周波数を有するクロック信号に対してどのように変化するかを表す。
次に図19および図19Aを参照すると、回路は、通常動作モードで動作するときの2つの相(すなわち、図7のスイッチング回路102によってもたらされる2つの駆動方向向けのスイッチ位置(図17)および相対的クロック周波数を示す。
次に図20および図20Aを参照すると、回路は、一般的に診断動作モードで動作している図7の回路100の2つの相(すなわち、図7のスイッチング回路102によってもたらされる2つの駆動方向)向けのスイッチ位置(図17)および相対的クロック周波数を示す。
次に図21および図21Aを参照すると、回路は、第1バージョンの診断動作モードで動作している図8の回路150の2つの相(すなわち、図8のスイッチング回路102によってもたらされる2つの駆動方向)向けのスイッチ位置(図17)および相対的クロック周波数を示す。
次に図22および図22Aを参照すると、回路は、第2バージョンの診断動作モードで動作している図8Bの回路200の2つの相(すなわち、図8Bのスイッチング回路102によってもたらされる2つの駆動方向)向けのスイッチ位置(図17)および相対的クロック周波数を示す。
次に図23および図23Aを参照すると、回路は、第3バージョンの診断動作モードで動作している図8Dの回路220の2つの相(すなわち、図8Dのスイッチング回路102によってもたらされる2つの駆動方向)向けのスイッチ位置(図17)および相対的クロック周波数を示す。
次に図24および図24Aを参照すると、回路は、第4バージョンの診断動作モードで動作している図8Fの回路240の2つの相(すなわち、図8Fのスイッチング回路102によってもたらされる2つの駆動方向)向けのスイッチ位置(図17)および相対的クロック周波数を示す。
本明細書に引用されたすべての参考文献は、参照によってその全体が本明細書に組み込まれる。
本発明の好ましい実施形態を説明してきたが、それらの概念を組み込む他の実施形態が用いられ得ることが、ここで当業者には明らかであろう。したがって、これらの実施形態は、開示された実施形態に限定されるべきでなく、むしろ添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲によってのみ限定されるべきであると考えられる。

Claims (25)

  1. 磁界センサであって、
    少なくとも2つの磁界検知素子と、
    前記少なくとも2つの磁界検知素子に結合されたスイッチング回路であって、前記磁界センサが通常動作モードにあるとき、前記少なくとも2つの磁界検知素子を通常モードの構成へと結合し、前記磁界センサが診断動作モードにあるとき、前記少なくとも2つの磁界検知素子を診断モードの構成へと結合するように構成されたスイッチング回路とを備え、前記少なくとも2つの磁界検知素子は、
    前記通常モードの構成に結合されたとき、測定される磁界に応答する測定磁界応答信号部分、および
    前記診断モードの構成に結合されたとき、診断磁界に応答する診断磁界応答信号部分を含む磁界信号を発生するように構成される、
    磁界センサ。
  2. 前記スイッチング回路は、前記少なくとも2つの磁界検知素子を、前記診断モードの構成に結合されたとき磁界に対して反対の応答を有するように結合するように構成される、請求項1に記載の磁界センサ。
  3. それぞれが前記少なくとも2つの磁界検知素子に近接した少なくとも2つの診断導体部分を備える診断回路であって、前記少なくとも2つの診断導体部分は、前記診断磁界を発生するための電流を搬送するように構成され、前記診断磁界が、反対方向に向けられたそれぞれの磁界方向を有する少なくとも2つの診断磁界部分を含む診断回路をさらに備える、請求項1に記載の磁界センサ。
  4. 前記少なくとも2つの磁界検知素子は、基板によって支持され、前記少なくとも2つの診断導体部分が、前記基板によって支持されて前記磁界検知素子に近接している導体を備える、請求項3に記載の磁界センサ。
  5. 前記少なくとも2つの診断導体部分は、前記基板によって支持された複数の金属層に及ぶ、請求項4に記載の磁界センサ。
  6. 前記少なくとも2つの診断導体部分は、前記基板から分離されているが前記基板に近接した導体を備える、請求項4に記載の磁界センサ。
  7. 前記少なくとも2つの磁界検知素子に近接した回路基板であって、前記少なくとも2つの診断導体部分が前記回路基板によって支持された導体を備える回路基板をさらに備える、請求項3に記載の磁界センサ。
  8. 前記少なくとも2つの診断導体部分が、前記回路基板によって支持された複数の金属層に及ぶ、前記回路基板によって支持されたコイルを備える、請求項7に記載の磁界センサ。
  9. 前記少なくとも2つの磁界検知素子が前記通常モードの構成に結合されるとき、前記測定磁界応答信号部分を表す信号を受け取るように結合され、前記少なくとも2つの磁界検知素子が前記診断モードの構成に結合されるとき、前記診断磁界応答信号部分を表す信号を受け取るように結合される処理回路であって、第1の期間を通じて、前記測定磁界応答信号部分を表すセンサ出力信号を生成し、別の第2の期間を通じて、前記診断磁界応答信号部分を表すセンサ出力信号を生成するように構成された処理回路をさらに備える、請求項3に記載の磁界センサ。
  10. 前記診断回路は、
    セルフテスト電流パルスが発生する出力ノードを有する定電流源回路であって、前記少なくとも2つの診断導体部分が、前記セルフテスト電流パルスを受け取るように結合されて、磁界パルスを有する前記診断磁界をもたらす定電流源回路をさらに備える、請求項3に記載の磁界センサ。
  11. 前記少なくとも2つの診断導体部分に近接した電磁シールドをさらに備える請求項3に記載の磁界センサ。
  12. 前記電磁シールドは、前記電磁シールドが交流磁界にさらされたとき前記電磁シールドの渦電流を低減するように構成された少なくとも1つのフィーチャを備える、請求項11に記載の磁界センサ。
  13. 前記測定される磁界が、測定される電流の導体によって搬送される電流によって発生する、請求項3に記載の磁界センサ。
  14. 複数のリードを備え、前記リードの少なくとも2つの結合が前記磁界センサに近接するリードフレームであって、前記測定される電流の導体が、前記リードの少なくとも2つの結合を備えるリードフレームをさらに備える、請求項3に記載の磁界センサ。
  15. 前記少なくとも2つの磁界検知素子は、少なくとも2つのホール効果素子を備える、請求項3に記載の磁界センサ。
  16. 前記少なくとも2つの磁界検知素子は、少なくとも2つの磁気抵抗素子を備える、請求項3に記載の磁界センサ。
  17. 前記スイッチング回路は、クロック信号に応答してスイッチングして、前記測定磁界応答信号部分または前記診断磁界応答信号部分のうち少なくとも1つの周波数シフトをもたらすように構成される、請求項1に記載の磁界センサ。
  18. 磁界センサのセルフテストを生成する方法であって、
    前記磁界センサが通常動作モードにあるとき、少なくとも2つの磁界検知素子を通常モードの構成に結合するステップと、
    前記磁界センサが診断動作モードにあるとき、前記少なくとも2つの磁界検知素子を診断モードの構成に結合するステップとを含み、前記少なくとも2つの磁界検知素子は、
    前記通常モードの構成に結合されたとき、測定される磁界に応答する測定磁界応答信号部分、および
    前記診断モードの構成に結合されたとき、診断磁界に応答する診断磁界応答信号部分を含む磁界信号を発生するように構成される方法。
  19. 前記少なくとも2つの磁界検知素子を前記診断モードの構成へと結合する前記ステップは、前記少なくとも2つの磁界検知素子を磁界に対して反対の応答を有するように結合するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  20. それぞれが前記少なくとも2つの磁界検知素子に近接した少なくとも2つの診断導体部分を備える診断回路内に電流を発生するステップであって、前記少なくとも2つの診断導体部分が、前記診断磁界を発生するための前記電流を搬送するように構成され、前記診断磁界が、反対方向に向けられたそれぞれの磁界方向を有する少なくとも2つの診断磁界部分を含むステップをさらに含む、請求項18に記載の方法。
  21. 前記少なくとも2つの結合された磁界検知素子が基板によって支持され、前記少なくとも2つの診断導体部分は、前記基板によって支持されて前記少なくとも2つの磁界検知素子に近接している導体を備える、請求項20に記載の方法。
  22. 前記少なくとも2つの診断導体部分は、前記基板によって支持された複数の金属層に及ぶ、前記基板によって支持されたコイルを備える、請求項21に記載の方法。
  23. 前記測定磁界応答信号部分を表すセンサ出力信号を発生するステップと、
    前記診断磁界応答信号部分を表すセンサ出力信号を発生するステップとをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  24. 前記少なくとも2つの診断導体部分を電磁シールドするステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  25. 前記電磁シールドが交流磁界にさらされたとき前記電磁シールドの渦電流を低減するように構成された電磁シールドを設けるステップをさらに含む、請求項24に記載の磁界センサ。
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