JP2010096569A - 磁気センサ - Google Patents

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真次 杉原
Hideto Ando
秀人 安藤
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Abstract

【課題】 特に、センシング部とリファレンス部とを同一プロセスで形成できるようにした磁気センサを提供することを目的としている。
【解決手段】 共通の基板23上に、同じ層構成の磁気抵抗効果素子A1,A2,B1,B2,MR1,MR2が形成されている。このうち、A1,A2,B1,B2はセンシング部を構成する磁気抵抗効果素子であり、MR1,MR2はリファレンス部を構成する磁気抵抗効果素子である。このように、センシング部及びリファレンス部を全て同じ磁気抵抗効果素子で形成している。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部磁界の変化を検出する磁気センサに関する。
例えば、磁気センサは、基板上に、外部磁界の変化に伴う検出信号を生成するためのセンシング部と、リファレンス電位を生成するためのリファレンス部とが形成された構成となっている。
上記のセンシング部は、外部磁界の変化に対して電気抵抗値が変化するGMR素子等で形成されている。
一方、従来では、前記リファレンス部を、前記センシング部と異なり、外部磁界に対して抵抗変化しない固定抵抗素子で形成していた。
このため、従来では、センシング部とリファレンス部とを別々の工程で形成することが必要であった。その結果、製造工程の煩雑化及び製造コストが高騰する等の問題があった。
特開2007−220367号公報 特開2000−171539号公報
そこで本発明は上記従来課題を解決するためのものであり、特に、センシング部とリファレンス部とを同一プロセスで形成できるようにした磁気センサを提供することを目的としている。
本発明における磁気センサは、同一基板上に、外部磁界の変化により電気特性が変化する複数の磁気検出素子を備え、これら前記磁気検出素子は全て同じ層構成で形成されており、
これら前記磁気検出素子にて、前記外部磁界の変化に伴う検出信号を生成するためのセンシング部と、リファレンス電位を生成するためのリファレンス部とが構成されていることを特徴とするものである。
上記のように本発明では、センシング部及びリファレンス部を全て同じ磁気検出素子で形成している。よって同一基板上に、全ての磁気検出素子を同じ工程で形成でき、従来のように、センシング部とリファレンス部とを別々の工程で形成する必要がない。したがって本発明では、従来に比べて、製造工程を容易化でき且つ製造コストの低減を図ることが出来る。
本発明では、前記リファレンス部を構成する各磁気検出素子にほぼ同じ外部磁界が作用するように、前記各磁気検出素子が近接配置されていることが好ましい。これにより、リファレンス部を構成する各磁気検出素子はほぼ同じ電気特性変化となる。よって、リファレンス部からは常に安定したリファレンス電位を得ることが出来る。
また本発明では、前記磁気検出素子は、前記外部磁界に対して磁気抵抗効果を発揮する磁気抵抗効果素子であることが好ましい。
本発明の磁気センサによれば、センシング部及びリファレンス部を全て同じ磁気検出素子で形成している。よって同一基板上に、全ての磁気検出素子を同じ工程で形成でき、従来のように、センシング部とリファレンス部とを別々の工程で形成する必要がない。したがって本発明では、従来に比べて、製造工程を容易化でき且つ製造コストの低減を図ることが出来る。
図1は、本実施形態の磁気エンコーダの部分斜視図、図2は、図1に示す本実施形態の磁気センサの平面図、図3は、本実施形態の磁気センサの回路構成図、図4は、磁気センサに設けられる磁気抵抗効果素子の積層構造を示す断面図、である。
各図におけるX1−X2方向、Y1−Y2方向、及びZ1−Z2方向の各方向は残り2つの方向に対して直交した関係となっている。Y1−Y2方向は、磁石及び磁気センサの相対移動方向である。Z1−Z2方向は磁石と磁気センサとが所定の間隔を空けて対向する高さ方向である。
図1に示すように磁気エンコーダ20は、磁石21と磁気センサ22を有して構成される。
磁石21は図示Y1−Y2方向に延びる棒形状であり、その上面21aが図示Y1−Y2方向に所定幅にてN極とS極とが交互に着磁された着磁面である。N極とS極は等間隔で着磁され、N極とS極との中心間距離(ピッチ)はλである。前記磁石21の下面21bは、前記上面21aに対して異極に着磁されている(図示しない)。
磁気センサ22は、前記磁石21の上面21aの上方に所定の間隔を空けて配置されている。
図1に示すように磁気センサ22は、基板23と、共通の前記基板23の表面(磁石21との対向面)23aに設けられた複数の磁気抵抗効果素子A1,A2,B1,B2,MR1,MR2とを有して構成される。以下では、磁気抵抗効果素子A1,A2を「A相磁気抵抗効果素子」、磁気抵抗効果素子B1,B2を「B相磁気抵抗効果素子」、磁気抵抗効果素子MR1,MR2を、「リファレンス用磁気抵抗効果素子」と称することがある。
図1及び図2に示すように、A相磁気抵抗効果素子A1,A2及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2は、Y1−Y2方向に間隔を空けて一列に配列されている。図2に示すようにY1−Y2方向にて隣り合う各磁気抵抗効果素子A1,A2,B1,B2の中心間距離はλ/4である。またA相磁気抵抗効果素子A1,A2同士、及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2の中心間距離は夫々、λ/2である。
図2に示すように、各磁気抵抗効果素子A1,A2,B1,B2は、例えば、ミアンダ形状で形成されている。なお磁気抵抗効果素子A1,A2,B1,B2をミアンダ形状で形成することで限られた領域内にて最大限に電気抵抗値を増大させることができるというメリットがある。
各磁気抵抗効果素子A1,A2,B1,B2,MR1,MR2は、図4に示すように基板23の表面23a側から反強磁性層11、固定磁性層12、非磁性層13、フリー磁性層14及び保護層15の順に積層されている。固定磁性層12は第1固定磁性層12aと第2固定磁性層12cが非磁性中間層12bを介して積層された積層フェリ構造を有している。反強磁性層11はその結晶配向性を向上させるため、下地層11aの上に積層されている。前記反強磁性層11は例えばIrMnで形成され、下地層11aはシード層として機能するNiFeCrで形成され、前記第1固定磁性層12aおよび第2固定磁性層12cはCoFeで、非磁性中間層12bはRuで形成され、前記非磁性層13はCuで形成され、前記フリー磁性層14はCoFeとNiFeの積層で形成され、前記保護層15はTaで形成される。上記した磁気抵抗効果素子は、巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)と呼ばれる。GMR素子の層構成は、上記以外の構成であってもよいが、固定磁性層12、非磁性層13及びフリー磁性層14を必須層としている。この場合、固定磁性層12は積層フェリ構造でなくてもよい。また前記非磁性層13がAl23等の絶縁材料で形成されるとき、前記磁気抵抗効果素子はトンネル型磁気抵抗効果素子(TMR素子)として構成される。磁気抵抗効果素子がTMR素子の場合は、電流を積層膜に対して垂直方向に流すように電極を形成する。
前記反強磁性層11と前記第1固定磁性層12aとの間には磁場中熱処理により交換結合磁界が生じており、非磁性中間層12bを介した層間の交換バイアス磁界により前記第2固定磁性層12cの磁化方向m12は所定方向に固定されている。この実施形態では、前記第2固定磁性層12cの磁化方向m12は図示X1方向に固定されている。なお、第1固定磁性層12aの磁化方向は、第2の固定磁性層12cの磁化方向と反対方向であるため図示X2方向に固定される。
一方、フリー磁性層14の磁化は固定磁性層12と違って固定されておらず外部磁界に対して変動可能となっている。
図2に示す実施形態では、A相磁気抵抗効果素子A1,A2及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2の間に軟磁性体30が設けられている。前記軟磁性体30の形成は必須でない。軟磁性体30は外乱磁場耐性の向上や、磁石21からの外部磁界の増幅効果のために設けられる。
図2,図3に示すように2個のA相磁気抵抗効果素子A1,A2は、直列に接続される。図2に示すようにA相磁気抵抗効果素子A1,A2同士は、配線層32により接続されており、前記配線層32から分岐した配線層33の先端に、第1出力端子(Vout1)が接続されている。また図2,図3に示すように、一方のA相磁気抵抗効果素子A1は配線層34を介して入力端子(Vdd)に接続されている。また、図2,図3に示すように、他方のA相磁気抵抗効果素子A2は配線層35を介してグランド端子(GND)に接続されている。
また、図2,図3に示すように2個のB相磁気抵抗効果素子B1,B2は、直列に接続される。図2に示すようにB相磁気抵抗効果素子B1,B2同士は、配線層36により接続されており、前記配線層36から分岐した配線層37の先端に、第2出力端子(Vout2)が接続されている。また図2,図3に示すように、一方のB相磁気抵抗効果素子B1は上記した配線層34を介して入力端子(Vdd)に接続されている。図2に示すように、配線層34の素子側端部は、二股に分かれ、一方が、A相磁気抵抗効果素子A1に、もう一方がB相磁気抵抗効果素子B1に接続されているが、入力端子(Vdd)を別々に設け、A相磁気抵抗効果素子A1及びB相磁気抵抗効果素子B1の夫々に別の配線層を介して各入力端子(Vdd)と接続する構成としてもよい。
また、図2,図3に示すように、他方のB相磁気抵抗効果素子B2は上記した配線層35を介してグランド端子(GND)に接続されている。図2に示すように、配線層35の素子側端部は、二股に分かれ、一方が、A相磁気抵抗効果素子A2に、もう一方がB相磁気抵抗効果素子B2に接続されているが、グランド端子(GND)を別々に設け、A相磁気抵抗効果素子A2及びB相磁気抵抗効果素子B2の夫々に別の配線層を介して各グランド端子(GND)と接続する構成としてもよい。
図1,図2に示すようにリファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2が、A相磁気抵抗効果素子A1,A2及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2よりもX1側に離れた位置に設けられる。リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2はX1−X2方向に所定の間隔を空けて近接配置されている。この実施形態では、前記リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2は、図示Y1−Y2方向に細長い直線状で形成されている。
図2、図3に示すように、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2は、直列に接続されている。リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2は配線層38にて接続され、配線層38はその先端で二股に分かれて、2個のリファレンス端子(Vref)に接続されている。一方のリファレンス端子(Vref)はA相用として他方のリファレンス端子(Vref)はB相用として用いられる。なお、リファレンス端子(Vref)は1個でもよい。
図2,図3に示すように、一方のリファレンス用磁気抵抗効果素子MR1は配線層39及び前記配線層39と繋がる前記配線層34を介して入力端子(Vdd)に接続されている。また、他方のリファレンス用磁気抵抗効果素子MR2は、配線層40を介してグランド端子(GND)に接続されている。
図2に示すように各端子(Vdd,GND,Vout1,Vout2,Vref)は、Y1−Y2方向に間隔を空けて一列に配列されている。これによりIC側との接続を容易にできる。
本実施形態の特徴的部分は、センシング部を構成するA相磁気抵抗効果素子A1,A2、及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2と同じ層構成の磁気抵抗効果素子MR1,MR2でリファレンス部を構成している点にある。
すなわちリファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2はA相磁気抵抗効果素子A1,A2、及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2と同じ図4の層構成で形成されている。また固定磁性層(第2固定磁性層12c)の磁化方向m12もA相磁気抵抗効果素子A1,A2、及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2と同じである。図2において、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2が、A相磁気抵抗効果素子A1,A2、及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2と異なっているのは平面形状だけである。なお平面形状を同一にすることもできるが、少なくとも本実施形態においては、磁気抵抗効果素子A1,A2,B1,B2をミアンダ形状とし、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を直線形状とすることが好適である。
リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2は、外部磁界の変化に対し同じ電気抵抗変化を示すことが必要である。これにより、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2は常にほぼ同じ電気抵抗値となり、リファレンス端子(Vref)からは常にほぼ一定のリファレンス電位(中点電位)を得ることが出来る。
本実施形態では、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2に、ほぼ同じ外部磁界が作用するように、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を近接配置している。ほぼ同じ外部磁界が作用することで、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2は常にほぼ同じ電気抵抗値となる。
一方、センシング部を構成するA相磁気抵抗効果素子A1,A2同士は、相対移動方向(Y1−Y2方向)にλ/2の間隔を空けて配置されているので、各A相磁気抵抗効果素子A1,A2には異なる外部磁界成分が流入し、各A相磁気抵抗効果素子A1,A2の電気抵抗変化は夫々異なるものとなる。したがって、第1出力端子(Vout1)からは、外部磁界の変化に伴い変動する電圧値として表される検出信号を得ることが出来る。なおもう一つのセンシング部を構成するB相磁気抵抗効果素子B1,B2についてもA相と同様であるが、第2出力端子(Vout2)から得られる検出信号と、第1出力端子(Vout1)から得られる検出信号とでは位相差が生じている。このような位相差は磁気センサ22から得られる出力に反映され、移動速度や移動距離のみならず、移動方向を検出することができる。
なお本実施形態では、図3に示すように、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を備えて成るリファレンス部は、A相及びB相に対して共通である。すなわちリファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2は、A相磁気抵抗効果素子A1,A2とA相用のブリッジ回路を構成するとともに、B相磁気抵抗効果素子B1,B2とB相用のブリッジ回路を構成している。
従来、リファレンス部を構成する抵抗素子は、外部磁界に対して電気抵抗が変化しない固定抵抗素子であった。固定抵抗素子の層構成は問わないが、少なくとも外部磁界に対しては電気抵抗値が変動していけないため磁気抵抗効果素子と異なる層構成であった。よって、従来では、前記固定抵抗素子と、A相磁気抵抗効果素子A1,A2及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2とを別々の製造プロセスで形成することが必要であったが、本実施形態では、全て同じ層構成の磁気抵抗効果素子にて、センシング部とリファレンス部を形成している。よって共通の基板23上に、センシング部及びリファレンス部を構成する全ての磁気抵抗効果素子を同じ工程で形成でき、従来に比べて製造工程を容易化でき、且つ製造コストの低減を図ることが出来る。
リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2の形状や配置は図2に限定されるものでないが、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2にほぼ同じ外部磁界が作用するように、形状や配置を決定することが必要である。例えば、図2では、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を相対移動方向(Y1−Y2方向)に対して直交方向(X1−X2方向)に間隔を空けて配置したが、例えば、図2の状態から90度反転させて、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を相対移動方向(Y1−Y2方向)に間隔を空けて配置すると、各リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2には磁石21から異なる外部磁界が流入しやすくなる。よって、磁気エンコーダ20に使用する場合には、相対移動方向に対して直交する方向に間隔を空けてリファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を配置したほうが好ましい。また、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2の間隔が広がっても異なる外部磁界が各リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2に流入しやすくなるので、各リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を近接配置することが好適である。例えば、各リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を5〜100μm程度の微小間隔にて対向配置する。また、図2では、リファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2をY1−Y2方向に細長い直線状で形成しているが、蛇行形状や、ミアンダ形状等であってもよい。ただし図2のようにリファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2を直線状で形成したほうが、その方向に形状異方性を付与しやすく、外部磁界の変化に対するリニア特性を向上できる。これにより、より安定して、ほぼ一定のリファレンス電位を得ることが出来る。
上記に挙げた磁気エンコーダ20は、図1に示すように磁気センサ22あるいは磁石21の一方、又は双方が直線移動するものであったが、図5に示すように、側面80aにN極とS極とが交互に着磁された回転ドラム型の磁石(磁界発生部材)80と前記磁気センサ22とを有する回転型の磁気エンコーダであってもよい。
また、図2に示すA相磁気抵抗効果素子A1,A2及びB相磁気抵抗効果素子B1,B2の配置(中心間距離)は一例であってこれに限定されるものでない。
製造方法について簡単に説明すると、本実施形態では、共通の基板23上に例えば図4に示す積層構造の多層膜を成膜し、続いて、レジストパターンを用いて、前記多層膜を、A相磁気抵抗効果素子A1,A2、B相磁気抵抗効果素子B1,B2及びリファレンス用磁気抵抗効果素子MR1,MR2の形状が残るようにエッチングする。そして図2に示すパターンの配線層32〜40や各端子を形成する。
また、本実施形態では、センシング部及びリファレンス部を構成する磁気抵抗効果素子は、巨大磁気抵抗効果素子(GMR素子)やトンネル型磁気抵抗効果素子(TMR素子)以外に、異方性磁気抵抗効果素子(AMR素子)であってもよい。あるいは、外部磁界の変化により電気特性が変化する磁気検出素子としては、磁気抵抗効果素子以外にホール素子等も提示できる。
上記の実施形態では、磁気センサの用途として磁気エンコーダを例に挙げたが、それ以外の用途、例えば地磁気センサや磁気スイッチとして用いることもできる。用途に応じて、磁気検出素子の配置や形状等は種々変更されるが、リファレンス部には、センシング部に使用される磁気検出素子と同じ層構成の磁気検出素子を使用する点は変わらない。
なお本実施形態では、当然に、変動が無い一定のリファレンス電位が安定して得られるように調整することが最も好ましい。ただし用途によっては多少の誤差がリファレンス電位に生じても許容できる場合があるため、上記では「ほぼ」なる表現を用いた。なお許容誤差は、0.5%以下(無磁場状態で生じるリファレンス電位を100%としたとき)とする。
本実施形態の磁気エンコーダの部分斜視図、 図1に示す本実施形態の磁気センサの平面図、 本実施形態の磁気センサの回路構成図、 磁気センサに設けられる磁気抵抗効果素子の積層構造を示す断面図、 図1とは別の構成を示す本実施形態の磁気エンコーダの部分平面図、
符号の説明
11 反強磁性層
12 固定磁性層
13 非磁性層
14 フリー磁性層
15 保護層
20 磁気エンコーダ
21、80 磁石
22 磁気センサ
23 基板
32〜40 配線層
A1、A2 A相磁気抵抗効果素子
B1、B2 B相磁気抵抗効果素子
MR1、MR2 リファレンス用磁気抵抗効果素子

Claims (3)

  1. 同一基板上に、外部磁界の変化により電気特性が変化する複数の磁気検出素子を備え、これら前記磁気検出素子は全て同じ層構成で形成されており、
    これら前記磁気検出素子にて、前記外部磁界の変化に伴う検出信号を生成するためのセンシング部と、リファレンス電位を生成するためのリファレンス部とが構成されていることを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記リファレンス部を構成する各磁気検出素子にほぼ同じ外部磁界が作用するように、前記各磁気検出素子が近接配置されている請求項1記載の磁気センサ。
  3. 前記磁気検出素子は、前記外部磁界に対して磁気抵抗効果を発揮する磁気抵抗効果素子である請求項1又は2に記載の磁気センサ。
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