JP2011033456A - 磁気センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気センサの精度を向上させる。
【解決手段】磁気センサ30は、第1のMR素子31と第2のMR素子32と第3のMR素子33と第4のMR素子34とがこの順に環状に電気的に接続されてなるブリッジ35と、補正用抵抗器36と、を有する。補正用抵抗器36は、ブリッジ35の、第4のMR素子34と第1のMR素子31との間の点に接続されている。第1〜第4のMR素子31,32,33,34はTMR素子である。第2のMR素子および第4のMR素子の磁化固定層の磁化方向52,54が、第1のMR素子の磁化固定層の磁化方向51と反対に向いている。第3のMR素子の磁化固定層の磁化53が、第1のMR素子の磁化固定層の磁化方向51と同じである。補正用抵抗器の電気抵抗が、外部磁界の回転角に関して180度周期で変化する。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気抵抗効果素子によって構成されるブリッジ回路を有する磁気センサに関する。
磁気抵抗効果を発現する磁気抵抗効果(Magneto Resistance:MR)素子は、磁界に応じて抵抗値が変化するため、磁界を検出するセンサとして広く利用されている。そのようなセンサを応用したものとして、MR素子によって構成されるブリッジ回路を有する磁気センサがある(特許文献1および特許文献2参照。)。
図1は、MR素子によって構成されるブリッジ回路を有する、典型的な磁気センサの構成を示す概略図である。磁気センサ100は、第1のMR素子101と、第2のMR素子102と、第3のMR素子103と、第4のMR素子104と、を有する。
第1のMR素子101および第2のMR素子102、第2のMR素子102および第3のMR素子103、第3のMR素子103および第4のMR素子104、並びに第4のMR素子104および第1のMR素子101は、電導体によって相互に接続されている。このようにして、これらのMR素子101,102,103,104によってブリッジ回路が構成されている。
第2のMR素子102と第3のMR素子103との間、および第4のMR素子104と第1のMR素子101との間には、入力端子リード107が設置されている。2つの入力端子リード107の間に電圧が印加される。
第1のMR素子101と第2のMR素子102との間、および第3のMR素子103と第4のMR素子104との間には、出力端子リード108が設置されている。2つの出力端子リード108の間の電位差が、磁気センサ100の出力となる。
これらのMR素子101,102,103,104は、外部磁界に応じて磁化方向が変化する強磁性層(フリー層)114と、外部磁界に対して磁化方向が固定された磁化固定層(ピンド層)112と、磁化固定層112と強磁性層114との間に挟まれた非磁性中間層(スペーサ層)113と、磁化固定層112の磁化を固定する反強磁性層(ピンニング層)111と、を備えた積層体を有する。この積層体はスピンバルブ膜とも呼ばれる。強磁性層114の磁化は、外部磁界に応じて、積層体の膜面内で自由に回転する。
第1のMR素子の磁化固定層の磁化方向115は、第3のMR素子の磁化固定層の磁化方向117と同じ方向に向いている。また、第1のMR素子および第3のMR素子の磁化固定層の磁化方向115,117は、第2のMR素子および第4のMR素子の磁化固定層の磁化方向116,118と反対向きになっている。
MR素子の電気抵抗は、磁化固定層の磁化方向と強磁性層の磁化方向との間の角度に応じて変化する。強磁性層の磁化方向は外部磁界に応じて変化するため、MR素子の電気抵抗は外部磁界に応じて変化する。
したがって、外部磁界の方向に応じて、ブリッジ回路の、出力端子リード108の電位差(出力値)が変化する。この磁気センサの出力値は、おおむね、外部磁界の回転角に関して、余弦波または正弦波になる。ここで、外部磁界の回転角は、MR素子の積層体の膜面内での回転の角度のことを言う。
磁気センサの出力波形が余弦波または正弦波になると仮定することで、磁気センサの出力値から外部磁界の向きを算出することができる。
特許第3017061号公報 特開2006−29792号
図1に示す磁気センサの精度を向上させるためには、磁気抵抗比(MR比)の大きいMR素子を利用することが好ましい。MR比が大きいMR素子としては、トンネル磁気抵抗(Tunnel Magneto-Resistance:TMR)効果を利用したトンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)がある。TMR素子は、非磁性中間層が絶縁層からなる。TMR素子では、素子の膜面と直交する方向に電流を流し、上記絶縁層をトンネル電流が流れる。
しかし、本願発明者は、図1に示す磁気センサのMR素子としてTMR素子を適用した場合、以下に述べる問題が生じることを明らかにした。
図2は発明者によって作成されたグラフであり、図2(a)にはTMR素子の抵抗の最大値および最小値の電圧依存性が示されており、図2(b)にはTMR素子のMR比の電圧依存性を示すグラフが示されている。TMR素子の抵抗値およびMR比は、TMR素子に印加される電圧に大きく依存し、電圧の増加とともにTMR素子のMR比は小さくなる。このため、ブリッジ回路を構成する各TMR素子に印加される電圧の大きさが変化すると、各TMR素子の抵抗特性が変化する。
したがって、外部磁界の向きに応じてフリー層の磁化が回転して、各MR素子の抵抗値が変化すると、これに応じて各MR素子に印加される電圧の大きさも変化する。この電圧の大きさの変化に依存して、さらにTMR素子の抵抗値が変化する。
このように、フリー層の磁化の回転に起因する抵抗値の変化以外に、TMR素子に印加される電圧値の大きさの変化に起因する抵抗値の変化が生じることは、磁気センサの出力波形が余弦波または正弦波からずれる一因となっている。
磁気センサの出力波形が余弦波または正弦波になると仮定して、磁気センサの出力値から外部磁界の向きを算出しているため、出力波形のずれは、磁気センサの精度が低下を引き起こす。
上記のように、本願発明者は、TMR素子のMR比の電圧依存性の影響により、磁気センサの出力波形が乱れ、磁気センサの精度が低下するという課題を見出した。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、精度が向上した磁気センサを提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の磁気センサは、第1の抵抗器と第2の抵抗器と第3の抵抗器と第4の抵抗器とが、この順に環状に電気的に接続されてなるブリッジと、ブリッジの、第4の抵抗器と第1の抵抗器との間の点に接続された補正用抵抗器と、を有する。第2の抵抗器と第3の抵抗器との間の点と、補正用抵抗器と、の間には電圧が印加される。第1の抵抗器、第2の抵抗器、第3の抵抗器および第4の抵抗器は、それぞれ第1の磁気抵抗効果素子、第2の磁気抵抗効果素子、第3の磁気抵抗効果素子および第4の磁気抵抗効果素子を有する。第1の磁気抵抗効果素子、第2の磁気抵抗効果素子、第3の磁気抵抗効果素子および第4の磁気抵抗効果素子は、外部磁界に対して磁化方向が固定された磁化固定層と、外部磁界に応じて磁化方向が回転する強磁性層と、前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれた非磁性中間層と、を含み、非磁性中間層が絶縁層からなるトンネル磁気抵抗効果素子である。第2の磁気抵抗効果素子および第4の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化が、第1の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化と反対の方向を向いている。第3の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化が、第1の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化と同じ方向を向いている。補正用抵抗器の電気抵抗が、外部磁界の回転角に関して180度周期で変化する。
本発明によれば、磁気センサの精度を向上させることができる。
MR素子によって構成されたブリッジ回路を有する、従来の磁気センサの構成を示す概略図である。 (a)はTMR素子の抵抗の最大値および最小値の電圧依存性を示すグラフであり、(b)はTMR素子のMR比の電圧依存性を示すグラフである。 第1の実施形態における磁気センサの構成を示す概略図である。 MR素子の構成の一例を示す概略図である。 従来の磁気センサの出力波形と、当該出力値の余弦波からのずれと、を示すグラフである。 第1の実施形態において、ブリッジに印加される電圧値および補正用抵抗器に印加される電圧値の、外部磁界依存性を示すグラフである。 第1の実施形態における磁気センサにおいて、補正用抵抗器のMR素子のジャンクション数と、磁気センサの角度誤差との間の関係を示すグラフ。 第2の実施形態における磁気センサの構成を示す概略図である。 第2の実施形態において、第5および第6の抵抗器に印加される電圧の大きさと、ブリッジ35に印加される電圧の大きさと、を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図3は、第1の実施形態における磁気センサの構成を示す概略図である。磁気センサ30は、第1の抵抗器と第2の抵抗器と第3の抵抗器と第4の抵抗器とがこの順に環状に電気的に接続されてなるブリッジ35と、補正用抵抗器36と、を含む。
本実施形態では、第1〜第4の抵抗器は、それぞれ第1〜第4の磁気抵抗効果(MR)素子31,32,33,34からなる。補正用抵抗器36は、ブリッジ35の、第4の抵抗器と第1の抵抗器との間の点に接続されている。
磁気センサ30の使用時には、第2の抵抗器と第3の抵抗器との間の点と、補正用抵抗器36と、の間に直流電圧が印加される。そのため、磁気センサ30は、第2の抵抗器と第3の抵抗器との間の点と、補正用抵抗器と、の間に電圧を印加する電源37を有していてもよい。
磁気センサ30は、第1の抵抗器と第2の抵抗器との間に接続された第1の出力ライン38と、第3の抵抗器と第4の抵抗器との間に接続された第2の出力ライン39と、を有する。
第1、第2、第3および第4のMR素子31,32,33,34は、トンネル磁気抵抗効果を発現するTMR素子である。図4は、MR素子31,32,33,34の構成の一例を示す概略図である。
MR素子31,32,33,34は、反強磁性層(ピンニング層)41と、外部磁界に対して磁化方向が固定された磁化固定層(ピンド層)42と、外部磁界に応じて磁化方向が回転する強磁性層(フリー層)44と、強磁性層44と磁化固定層42に挟まれた非磁性中間層(スペーサ層)43と、を備えた積層体40を有する。反強磁性層41は、磁化固定層42に接して設けられている。TMR素子では、非磁性中間層43が絶縁層から成り、TMR素子内を通る電流は、積層体40の膜面に直交する方向Tに流れる。
磁化固定層42の磁化方向は反強磁性層41によって固定されており、外部磁界によって回転しない。強磁性層44の磁化は、積層体40の膜面内で、外部磁界に応じて回転する。
本実施形態の磁気センサ30では、第3のMR素子33の磁化固定層の磁化方向53は、第1のMR素子31の磁化固定層の磁化方向51と同じ方向に向いている。第2のMR素子32および第4のMR素子34の磁化固定層の磁化方向52,54は、第1のMR素子31の磁化固定層の磁化方向51とは反対を向いている。
本実施形態の一例では、第1の出力ライン38は、第1の抵抗器と第2の抵抗器との間の電位を測定する第1の測定器55と接続されており、第2の出力ライン39は、第3の抵抗器と第4の抵抗器との間の電位を測定する第2の測定器56と接続されている。
磁気センサ30の使用時には、第1の出力ライン38および第2の出力ライン39の電位が測定され、これらの測定値から、第1の出力ライン38と第2の出力ライン39との間の電位差が算出される。
上記実施形態に限定されず、第1の出力ライン38と第2の出力ライン39との間の電位差は、電圧計によって直接測定されても良い。また、第1の出力ライン38と第2の出力ライン39との間の電圧差としての出力値を、差動増幅回路によって増幅させて、増幅された信号が出力値として用いられても良い。
第1〜第4の抵抗器は、それぞれ、1つのMR素子から成っていても良く、複数のMR素子から成っていても良い。各抵抗器が複数のMR素子から成る場合、複数のMR素子は、直列に接続される。この場合、1つの抵抗器に属する複数のMR素子の磁化固定層42の磁化は同一の方向に向けられる。そして、ブリッジ35を構成する抵抗器のうちの、隣り合う抵抗器のMR素子の磁化固定層の磁化は、互いに逆向きである。
このように、各抵抗器が複数のMR素子を有することで、各素子の抵抗特性のばらつきが抑制され、磁気センサの精度の向上を図ることができる。各抵抗器が有するMR素子の数(以下、ジャンクション数と呼ぶ。)は、磁気抵抗効果素子の抵抗特性に応じて任意に設定すれば良い。
第1〜第4の抵抗器は、同一の構成からなるMR素子を同数有することが好ましい。これにより、ブリッジ35を構成する各抵抗器の抵抗特性が同一になり、精度の高い磁気センサ30を提供することができる。
補正用抵抗器36の電気抵抗は、外部磁界の回転角に関して180度周期で変化する。ここで、本明細書では、外部磁界の回転角Aは、積層体40の膜面内での回転の角度のことを言い、外部磁界66が第2のMR素子32の磁化固定層の磁化方向を向いているときを基準(0°)として、図中の反時計回りするとともに増大するものとする(図3も参照。)。
図3には、補正用抵抗器36の一例が示されている。図3に示された補正用抵抗器36は、第5の抵抗器57と、第5の抵抗器57と並列に接続された第6の抵抗器58と、を有する。第5および第6の抵抗器57,58は、MR素子から成ることが好ましい。
第5および第6の抵抗器57,58を構成するMR素子は、上述したように、反強磁性層と、磁化固定層と、非磁性中間層と、強磁性層と、を備えた積層体を有する。ただし、第5および第6の抵抗器57,58を構成するMR素子は、TMR素子に限定されず、任意の素子であって良い。例えば、非磁性中間層が導電層から成る巨大磁気抵抗効果素子であっても良い。
第5の抵抗器57のMR素子の磁化固定層の磁化方向61は、第6のMR素子58の磁化固定層の磁化方向62と反対に向けられている。これにより、補正用抵抗器36の電気抵抗は、外部磁界の方向に関して180°の周期で変化する。
本実施形態では、第5および第6の抵抗器57,58のMR素子の磁化固定層の磁化方向61,62は、第1〜第4の抵抗器のMR素子の磁化固定層の磁化方向51,52,53,54と直交している。
本実施形態の磁気センサ30では、外部磁界が印加されると、MR素子の強磁性層の磁化が、外部磁界と同じ方向に向く。外部磁界の回転角が90度および270度であるとき、外部磁界は、第1〜第4のMR素子31,32,33,34の磁化固定層の磁化方向51,52,53,54と直交している。この場合、第1〜第4のMR素子31,32,33,34の抵抗値が互いに等しくなり、第1の出力ライン38と第2の出力ライン39との間の電位差が零になる。
外部磁界の回転角が0度であるとき、外部磁界は、第2および第4のMR素子32,34の磁化固定層の磁化と同じ方向に向く。この場合、第1および第3のMR素子31,33の抵抗値が最大になり、第2および第4のMR素子32,34の抵抗値が最小になる。したがって、磁気センサ30の出力値は最大になる。また、外部磁界の回転角が180度であるとき、磁気センサ30の出力値は最小になる。
このようにして、磁気センサ30の出力波形は、外部磁界の角度に関して、概ね余弦波になる。したがって、磁気センサ30の出力値から、外部磁界の回転角を逆算することができる。
次に、補正用抵抗器36を有する本実施形態の磁気センサ30の利点について説明する。前述したように、補正用抵抗器36を含まない従来の磁気センサにTMR素子を用いた場合、図2に示すようにTMR素子の抵抗値が電圧に依存するため、磁気センサの出力波形が余弦波からずれる。このずれが、磁気センサの検出誤差を生じさせる。
図5は、従来の磁気センサの出力波形と、当該出力値の余弦波からのずれと、を示すグラフである。外部磁界の回転角が90度および270度のとき、第1〜第4の抵抗器の抵抗値は互いに実質的に一致する。したがって、出力値は実質的に零となり、磁気センサの検出誤差は小さいと考えられる。また、従来の磁気センサにおいて、外部磁界の回転角が0度および180度のとき、磁気センサの出力値は極値をとるため、この場合にも磁気センサの精度の低下は小さい。したがって、外部磁界の回転角が0度、90度、180度および270度以外の領域において、磁気センサの出力波形が余弦波からずれると考えられる。
図5に示すグラフから、本願発明者は、出力値のずれの絶対値が、おおむね、外部磁界の回転角に関して180度の周期で変化することを見出した。そのため、ブリッジ35に印加する電圧値を、外部磁界の回転角に関して180度の周期で変化させることで、磁気センサの出力値を余弦波に近づけることが可能である。
本実施形態では、補正用抵抗器36の抵抗値が、外部磁界の回転角に応じて180度の周期で変化する。そしたがって、図6に示すように、ブリッジ35に印加される電圧値および補正用抵抗器36に印加される電圧値が、外部磁界の回転角に関して180度の周期で変化する。したがって、磁気センサの誤差の低減を図ることができる。
磁気センサの出力値を余弦波に近づけるためには、図6に示すように、補正用抵抗器の抵抗値は、外部磁界の回転角に関して連続的に変化することが好ましい。なお、補正用抵抗器の抵抗値は、外部磁界の回転角が0度および180度のときに極大値をとり、90度270度のときに極小値を取ることが好ましいが、これに限定されるものではない。
補正用抵抗器36の抵抗値の位相や振幅などは、補正用抵抗器36を含まない磁気センサの出力波形に応じて適宜設定されることが好ましい。すなわち、磁気センサの出力波形が余弦波(または正弦波)に近づくように、補正用抵抗器36の抵抗値の位相や振幅などが設定される。
第5の抵抗器57および第6の抵抗器58は、それぞれ1つのMR素子から成っていても良く、複数のMR素子が直列に接続されて成っていても良い。第5の抵抗器57および第6の抵抗器58が有するMR素子の数(以下、「ジャンクション数」と呼ぶ。)は、ブリッジ35の出力波形に応じて任意に決定される。
補正用抵抗器36の電気抵抗が、外部磁界に関して180度の周期で変化するために、第5の抵抗器57のジャンクション数と第6の抵抗器58のジャンクション数は同一であることが好ましい。
図7は、補正用抵抗器36のMR素子のジャンクション数と、磁気センサ30の最大角度誤差との関係を示すグラフである。本明細書において、磁気センサの出力値から算出された外部磁界の角度と、実際の外部磁界の角度との間の誤差を角度誤差と言う。そして、外部磁界の回転角を適宜変化させた場合の、磁気センサの角度誤差の最大値を最大角度誤差と呼ぶ。なお、電源37が印加する直流電圧は5Vとする。
図7に示すグラフ中、横軸は補正用抵抗器36のジャンクション数であり、縦軸は磁気センサ30の最大角度誤差を示している。このグラフにおいて、補正用抵抗器のジャンクション数が零である点は、補正用抵抗器36が無い従来の磁気センサを示している。本グラフにおいて、第1〜第4の抵抗器のMR素子のジャンクション数は10である。
グラフを参照すると、従来の磁気センサと比較して、補正用抵抗器を有する磁気センサでは、最大誤差が低減されている。特に、ジャンクション数が1から10までの間では、補正用抵抗器が無い従来の磁気センサと比較して有意な効果が得られている。さらに、ジャンクション数が5〜6のときには、磁気センサの最大誤差が最も小さくなり、より好ましい。
上記のように、第5および第6の抵抗器57,58のMR素子の磁化固定層の磁化方向61,62は、第1〜第4の抵抗器のMR素子の磁化固定層の磁化方向51,52,53,54と直交することが好ましい。
しかしながら、実質的に直交していれば良く、磁気センサの精度を向上させることができれば、第5および第6の抵抗器57,58のMR素子の磁化固定層の磁化方向61,62は、第1〜第4の抵抗器のMR素子の磁化固定層の磁化方向51,52,53,54と必ずしも直交していなくても磁気センサの出力波形を余弦波に近づけることが可能である。
第5の抵抗器57のMR素子と第6の抵抗器58のMR素子とは、同じ構成であることが好ましい。これにより、第5の抵抗器57と第6の抵抗器58の抵抗特性が実質的に一致し、補正用抵抗器36の電気抵抗が外部磁界に関して180度の周期で変化する。
第1の出力ライン38および第2の出力ライン39には、抵抗値の大きい抵抗器59が接続されていることが好ましい。これは、第1の出力ライン38および第2の出力ライン39に流れる電流を小さくするためである。
第1の実施形態では、補正用抵抗器36は、互いに並列に接続されたMR素子を有している。しかし、補正用抵抗器36はこの態様に限定されない。補正用抵抗器36は、出力波形が正弦波に近づくように、外部磁界の角度に関して180度の周期で抵抗値が変化するものであれば良い。
図8は、第2の実施形態における磁気センサの構成を示す概略図である。第2の実施形態の磁気センサ80は、第1の実施形態と比較して、補正用抵抗回路の構成のみが異なっている。その他の構成は、第1の実施形態の磁気センサと同様である。
第2の実施形態において、補正用抵抗回路86は、第5の抵抗器87と第6の抵抗器88とが直列に接続されてなる。第5の抵抗器87および第6の抵抗器は88、1つまたは複数のMR素子からなる。
第5のMR素子の磁化固定層の磁化方向81は、第6のMR素子の磁化固定層の磁化方向82と反対に向いている。これにより、補正用抵抗器86の電気抵抗は、外部磁界に関して180度の周期で変化する。
図9は、電源37の電圧が5Vであるときに、第5および第6の抵抗器87,88に印加される電圧の大きさと、ブリッジ35に印加される電圧の大きさを示すグラフである。
第5および第6の抵抗器87,88が直列に接続された結果、補正用抵抗器36の電圧は、外部磁界の方向に関して180度の周期で変化する。その結果として、ブリッジ35に印加される電圧も180度の周期で変化する。このようにして、第1の実施形態と同様に、磁気センサの検出誤差の低減を図ることができる。
第1の実施形態の磁気センサと同様に、第5および第6の抵抗器87,88が有するMR素子の構成や数が同一であることが好ましい。また、第1の実施形態の磁気センサと同様に、第5のMR素子および第6のMR素子の磁化固定層の磁化方向81,82は、第1〜第4のMR素子の磁化固定層の磁化方向51,52,53,54と直交することが好ましいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
第1の実施形態の磁気センサと同様に、第5および第6のMR素子の磁化固定層の磁化方向81,82と、第1〜第4のMR素子の磁化固定層の磁化方向51,52,53,54との間の角度が90度からずれていても、磁気センサの出力波形を余弦波に近づけることが可能である。
上記実施形態では、1つのブリッジを有する磁気センサについて詳細に説明したが、磁気センサは複数のブリッジを有していても良い。例えば、磁気センサは、第1の実施形態で述べたブリッジ35と同様のブリッジを2つ有することが好ましい。
2つのブリッジのうちの一方のブリッジを構成するMR素子の磁化固定層の磁化方向は、他方のブリッジを構成するMR素子の磁化固定層の磁化方向と直交することが好ましい。これにより、一方のブリッジの出力波形はおおむね余弦波になり、他方のブリッジの出力波形はおおむね正弦波になる。
1つのブリッジから得られる出力波形は、外部磁界の角度に関して2価の関数であるが、一方のブリッジ35aの出力波形の位相が、他方のブリッジ35bの出力波形の位相とずれているため、2つのブリッジの出力を利用すると、外部磁界の回転角を一意的に特定することができる。
また、2つのブリッジによって、正弦波と余弦波が得られるため、2つの出力値の比の逆正接を計算することで、容易に外部磁界の回転角を算出することができる。
上記態様に限らず、一方のブリッジを構成するMR素子の磁化固定層の磁化方向は、他方のブリッジを構成するMR素子の磁化固定層の磁化方向とずれていれば良い。これにより、2つのブリッジ回路からの出力値から、外部磁界の方向を特定することが可能である。
上記実施形態で述べた磁気センサは、例えば車のステアリングの回転角度を検出する角度センサとして好適に利用される。このような角度センサは、上述した磁気センサと、磁石と、を有する。磁石は磁気センサに対向して設けられている。
磁気センサと磁石とは、互いに相対的に回転可能になっている。つまり、磁気センサが回転可能になっていても良く、磁石が回転可能になっていても良い。
磁気センサと磁石との相対角度が変化することで、磁気センサに印加される磁界の方向が変化する。上述したように、磁気センサの出力値は、この磁界の角度に応じて変化する。この出力値の変化から、磁石と磁気センサとの間の相対角度が測定される。
また、上記の角度センサは、地磁気を利用して回転角度を測定するものであっても良い。この場合、角度センサは磁石を有する必要は無い。
以上、本発明の望ましい実施形態について提示し、詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない限り、さまざまな変更及び修正が可能であることを理解されたい。
30,80 磁気センサ
31 第1のMR素子
32 第2のMR素子
33 第3のMR素子
34 第4のMR素子
35 ブリッジ
36,86 補正用抵抗器
37 電源
38 第1の出力ライン
39 第2の出力ライン
40 積層体
41 反強磁性層(ピンニング層)
42 磁化固定層(ピンド層)
43 非磁性中間層(スペーサ)
44 強磁性層(フリー層)
51 第1のMR素子の磁化固定層の磁化方向
52 第2のMR素子の磁化固定層の磁化方向
53 第3のMR素子の磁化固定層の磁化方向
54 第4のMR素子の磁化固定層の磁化方向
55 第1の測定器
56 第2の測定器
57,87 第5の抵抗器
58,88 第6の抵抗器
59 抵抗器
61,81 第5の抵抗器のMR素子の磁化固定層の磁化方向
62,82 第6の抵抗器のMR素子の磁化固定層の磁化方向
T 膜面に直交する方向

Claims (11)

  1. 第1の抵抗器と第2の抵抗器と第3の抵抗器と第4の抵抗器とが、この順に環状に電気的に接続されてなるブリッジと、
    前記ブリッジの、前記第4の抵抗器と前記第1の抵抗器との間の点に接続された補正用抵抗器と、を有し、
    前記第2の抵抗器と前記第3の抵抗器との間の点と、前記補正用抵抗器と、の間に電圧が印加される磁気センサであって、
    前記第1の抵抗器、前記第2の抵抗器、前記第3の抵抗器および前記第4の抵抗器は、それぞれ第1の磁気抵抗効果素子、第2の磁気抵抗効果素子、第3の磁気抵抗効果素子および第4の磁気抵抗効果素子を有し、
    前記第1の磁気抵抗効果素子、前記第2の磁気抵抗効果素子、前記第3の磁気抵抗効果素子および前記第4の磁気抵抗効果素子は、外部磁界に対して磁化方向が固定された磁化固定層と、外部磁界に応じて磁化方向が回転する強磁性層と、前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれた非磁性中間層と、を含み、前記非磁性中間層が絶縁層からなるトンネル磁気抵抗効果素子であり、
    前記第2の磁気抵抗効果素子および前記第4の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化が、前記第1の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化と反対の方向を向いており、
    前記第3の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化が、前記第1の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化と同じ方向を向いており、
    前記補正用抵抗器の電気抵抗が、外部磁界の回転角に関して180度周期で変化する、磁気センサ。
  2. 前記補正用抵抗器は、第5の抵抗器と、該第5の抵抗器と並列に接続された第6の抵抗器と、を有し、
    前記第5の抵抗器および前記第6の抵抗器は、それぞれ第5の磁気抵抗効果素子および第6の磁気抵抗効果素子を有し、
    前記第5の磁気抵抗効果素子および前記第6の磁気抵抗効果素子は、外部磁界に対して磁化方向が固定された磁化固定層と、外部磁界に応じて磁化方向が回転する強磁性層と、前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれた非磁性中間層と、を含み、
    前記第6の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化が前記第6の磁気抵抗効果素子の前記磁化固定層の磁化と反対に向いている、請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記第5の抵抗器は、前記第5の磁気抵抗効果素子が複数直列に接続されて成っており、
    前記第6の抵抗器は、前記第6の磁気抵抗効果素子が複数直列に接続されて成っている、請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記第5の磁気抵抗効果素子の数は、前記第6の磁気抵抗効果素子の数と同じである、請求項3に記載の磁気センサ。
  5. 前記第5の磁気抵抗効果素子および前記第6の磁気抵抗効果素子の数は、2以上10以下である、請求項4に記載の磁気センサ。
  6. 前記第5の磁気抵抗効果素子および前記第6の磁気抵抗効果素子の前記磁化固定層の磁化方向は、前記第1の磁気抵抗効果素子、前記第2の磁気抵抗効果素子、前記第3の磁気抵抗効果素子および前記第4の磁気抵抗効果素子の前記磁化固定層の磁化方向と直交する、請求項2から5のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  7. 前記補正用抵抗器は、第5の抵抗器と、該第5の抵抗器と直列に接続された第6の抵抗器と、を有し、
    前記第5の抵抗器および前記第6の抵抗器は、それぞれ第5の磁気抵抗効果素子および第6の磁気抵抗効果素子を有し、
    前記第5の磁気抵抗効果素子および前記第6の磁気抵抗効果素子は、外部磁界に対して磁化方向が固定された磁化固定層と、外部磁界に応じて磁化方向が回転する強磁性層と、前記磁化固定層と前記強磁性層との間に挟まれた非磁性中間層と、を含み、
    前記第6の磁気抵抗効果素子の磁化固定層の磁化が前記第6の磁気抵抗効果素子の前記磁化固定層の磁化と反対に向いている、請求項1に記載の磁気センサ。
  8. 前記第5の抵抗器は、前記第5の磁気抵抗効果素子が複数直列に接続されて成っており、
    前記第6の抵抗器は、前記第6の磁気抵抗効果素子が複数直列に接続されて成っている、請求項7に記載の磁気センサ。
  9. 前記第5の磁気抵抗効果素子の数は、前記第6の磁気抵抗効果素子の数と同じである、請求項8に記載の磁気センサ。
  10. 前記第5の磁気抵抗効果素子および前記第6の磁気抵抗効果素子の前記磁化固定層の磁化方向は、前記第1の磁気抵抗効果素子、前記第2の磁気抵抗効果素子、前記第3の磁気抵抗効果素子および前記第4の磁気抵抗効果素子の前記磁化固定層の磁化方向と直交する、請求項7から9のいずれか1項に記載の磁気センサ。
  11. 前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器との間の点と、前記第3の抵抗器と前記第4の抵抗器との間の点と、の間の電圧差を測定する測定器をさらに有する、請求項1から10のいずれか1項に記載の磁気センサ。
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