JP2016206021A - 磁気センサおよび磁気センサの製造方法 - Google Patents

磁気センサおよび磁気センサの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016206021A
JP2016206021A JP2015088331A JP2015088331A JP2016206021A JP 2016206021 A JP2016206021 A JP 2016206021A JP 2015088331 A JP2015088331 A JP 2015088331A JP 2015088331 A JP2015088331 A JP 2015088331A JP 2016206021 A JP2016206021 A JP 2016206021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic sensor
sensor element
magnetic
characteristic
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015088331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6711560B2 (ja
Inventor
文人 小池
Fumito Koike
文人 小池
一郎 徳永
Ichiro Tokunaga
一郎 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2015088331A priority Critical patent/JP6711560B2/ja
Publication of JP2016206021A publication Critical patent/JP2016206021A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6711560B2 publication Critical patent/JP6711560B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

【課題】過大な環境負荷が磁気センサに加わり、主系統のセンサが故障するような場合であっても、全体として高い信頼性を示す磁気センサを提供する。
【解決手段】第1磁気センサ素子と、前記第1磁気センサ素子とは種類が異なる第2磁気センサ素子と、を有し、前記第1磁気センサ素子および前記第2磁気センサ素子の測定対象空間領域が同じであり、第1特性における前記第1磁気センサ素子の性能が、前記第2磁気センサ素子より高く、前記第1特性とは異なる第2特性における前記第2磁気センサ素子の性能が、前記第1磁気センサ素子より高い磁気センサを提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁気センサおよび磁気センサの製造方法に関する。
磁気センサは、複数の磁気抵抗素子等でブリッジ回路を構成し、外部磁界の方向を当該ブリッジ回路の出力で検出する回転角センサ等に応用されている。当該回転角センサが車載用である場合等、高い信頼性が要求される場合には、故障に備えた冗長性を高める必要が生じつつある。
たとえば、特許文献1は、冗長性の向上を目的とした「回転角センサ」の発明が開示されている。当該回転角センサは、回転軸の回転角に応じた検出信号を出力し、当該検出信号は、回転軸の回転角に対して正弦波状に変化するとともに位相がそれぞれ異なる第1〜第4の検出信号からなり、第1〜第4の検出信号のそれぞれの位相差は、その値をφとするとき、「0°<φ<180°」あるいは「180°<φ<360°」に設定される、とされている。このように構成することで、第1〜第4の検出信号のいずれか一つが異常となった場合には、残りの正常な3つの検出信号に基づいて逆正接値を演算することが可能なため、回転軸の回転角を検出することができ、3つの検出信号のいずれか一つがさらに異常となった場合でも、残りの正常な2つの検出信号に基づいて逆正接値を演算することが可能なため、回転軸の回転角を検出することができ、冗長性がさらに向上する、とされている。
特開2013−257231号公報
特許文献1に記載の方法や、同じ機能を有する磁気センサを、バックアップとして、もう1つ備えることで、故障を速やかに検知し、バックアップの磁気センサを稼働させて、磁気センサとしての機能を全体として維持することができる。
しかし、バックアップのための副系統の磁気センサが、主系統の磁気センサと同じ素子である場合、主系統と副系統の信頼性能は同等であり、同じ環境負荷によって主副二系統がともに故障してしまう可能性が高くなる。
本発明の目的は、過大な環境負荷が磁気センサに加わり、主系統のセンサが故障するような場合であっても、全体として高い信頼性を示す磁気センサを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、第1磁気センサ素子と、前記第1磁気センサ素子とは種類が異なる第2磁気センサ素子と、を有し、前記第1磁気センサ素子および前記第2磁気センサ素子の測定対象空間領域が同じであり、第1特性における前記第1磁気センサ素子の性能が、前記第2磁気センサ素子より高く、前記第1特性とは異なる第2特性における前記第2磁気センサ素子の性能が、前記第1磁気センサ素子より高い磁気センサを提供する。
前記第1特性が、感度(出力)、位相精度、波形歪み(直線性)、耐熱性、磁場中耐熱性、静電破壊耐性、外乱磁場耐性、外乱ノイズ耐性、製造容易性および製造コストからなる特性群から選択された何れかの特性であり、前記第2特性が、前記特性群から選択された前記第1特性以外の特性であってもよい。
前記第1磁気センサ素子が、巨大磁気抵抗効果素子、異方性磁気抵抗効果素子、トンネル磁気抵抗効果素子、ホール素子、磁気インピーダンス素子および渦電流式磁気測定素子からなる素子群から選択された何れかの素子を用いた磁気センサであり、前記第2磁気センサ素子が、前記素子群から選択された前記第1磁気センサ素子で用いる素子以外の素子を用いた磁気センサであってもよい。この場合、前記第1磁気センサ素子で用いる素子が、巨大磁気抵抗効果素子またはトンネル磁気抵抗効果素子であり、前記第2磁気センサ素子で用いる素子が、異方性磁気抵抗効果素子またはホール素子であることが好ましい。
前記第1磁気センサ素子および前記第2磁気センサ素子が単一基板上に形成されているものであってもよい。前記第1磁気センサ素子を構成する層の全部または一部が、前記第2磁気センサ素子を構成する層の全部または一部の形成工程と同様の工程で形成されたものであってもよい。前記第1磁気センサ素子が巨大磁気抵抗効果素子であり、前記第2磁気センサ素子が異方性磁気抵抗効果素子であり、前記巨大磁気抵抗効果素子のフリー層に含まれる強磁性層が、前記異方性磁気抵抗効果素子の強磁性層を形成した工程と同様の工程で形成されたものであってもよい。
本発明の第2の態様においては、上記した磁気センサの製造方法であって、前記第1磁気センサ素子に含まれる強磁性層を形成する第1工程と、前記第2磁気センサ素子に含まれる強磁性層を形成する、前記第1工程と同様の第2工程と、を有する磁気センサの製造方法を提供する。
前記第1磁気センサ素子が巨大磁気抵抗効果素子であり、前記第2磁気センサ素子が異方性磁気抵抗効果素子であり、固定磁性層、非磁性中間層およびフリー磁性層を含む大磁気抵抗効果素子形成用の第1積層膜を形成し、前記第1積層膜をパターニングして前記巨大磁気抵抗効果素子を形成する工程と、前記巨大磁気抵抗効果素子を形成する工程を、印加する磁場の方向を変えて繰り返す工程と、強磁性層を含む異方性磁気抵抗効果素子形成用の第2積層膜を形成し、前記第2積層膜をパターニングして前記異方性磁気抵抗効果素子を形成する工程と、を有し、前記第1積層膜に含まれる前記フリー磁性層の成膜工程と、前記第2積層膜に含まれる前記強磁性層の成膜工程が、成膜時間を除き同一の工程のものであってもよい。前記繰り返す工程で形成された少なくとも4つの前記巨大磁気抵抗素子によってブリッジ回路が構成されてもよく、この場合、前記ブリッジ回路において同一ブリッジに属する巨大磁気抵抗素子は、前記繰り返す工程において連続して形成されてもよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
磁気センサ100を用いた磁気センサモジュールを示す。 磁気センサ100の平面図である。 磁気センサ100の一部断面図である。 磁気センサ100の回路図である。 磁気センサ100の出力の一例を示す。 磁気センサ100の出力の一例を示す。 磁気センサ100の製造途中の一例を示した平面図である。 磁気センサ100の製造途中の一例を示した平面図である。 磁気センサ100の製造途中の一例を示した平面図である。 磁気センサ100の製造途中の一例を示した平面図である。 磁気センサ100の製造途中の一例を示した平面図である。 他の磁気センサの例を示した平面図である。 磁気センサに用いることができる磁気センサ素子の長所および短所の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、磁気センサ100を用いた磁気センサモジュールを示す。図1に示す磁気センサモジュール10は、基板12上に演算処理装置14およびチップコンデンサ等の電子部品16を有し、外部接続用のリード18を有する。なお基板12は一般に銅製のリードフレームであり、回路を形成するために、プレスまたはエッチングにより加工されているが、本図では詳細を省略している。また、基板12の中央部に磁気センサ100を有する。磁気センサモジュール10は、たとえば回転磁場中に配置され、あるいは固定磁場中で回転する部材に設置され、磁界の回転状態等を検出する。測定対象である回転磁場等は、磁気センサ100の全体とほぼ同じであり、磁気センサ100に複数の磁気センサ素子を備える場合は、各磁気センサ素子の測定対象空間領域は同じであるといえる。
図2は、磁気センサ100の平面図であり、図3は、磁気センサ100の一部断面図である。磁気センサ100は、第1磁気センサ素子120と、第1磁気センサ素子120とは種類が異なる第2磁気センサ素子140とを有する。第1磁気センサ素子120および第2磁気センサ素子140の測定対象空間領域は、前記したとおり同じである。
第1磁気センサ素子120および第2磁気センサ素子140として、ここでは、巨大磁気抵抗効果素子(GMR:以下単に「GMR素子」と言う場合がある。)および異方性磁気抵抗効果素子(AMR:以下単に「AMR素子」と言う場合がある。)をそれぞれ示す。第1磁気センサ素子120および第2磁気センサ素子140を構成する各センサ素子は、単一の基板110上に形成されている。
第1磁気センサ素子120は、固定磁性層の磁化方向が異なる4種のGMR素子120a〜dを有し、第2磁気センサ素子140は、基板110上に配置された角度が異なる4種のAMR素子140a〜dを有する。GMR素子120a〜dおよびAMR素子140a〜dのそれぞれは、配線150によって接続され、ブリッジ回路が構成される。
図3に示すように、第1磁気センサ素子120は、シード層122、固定磁性層124、非磁性中間層126、フリー磁性層128およびキャップ層130を有し、第2磁気センサ素子140は、シード層142、強磁性層144およびキャップ層146を有する。固定磁性層124は、Synthetic−Ferri−Pin構造を有し、第1強磁性層124a、非磁性中間層124bおよび第2強磁性層124cを有する。フリー磁性層128は、エンハンス層128aおよびフリー層128bを有する。フリー層128bと強磁性層144とは同一の材料で構成されてもよい。
固定磁性層124は、セルフピン止め型の固定磁性層であり、図2および後に示す図面における白抜き矢印は、固定磁性層124の磁化方向である。フリー磁性層128は、外部磁場によって磁化方向が変化し、固定磁性層124の磁化方向とフリー磁性層128の磁化方向の角度に応じて第1磁気センサ素子120であるGMR素子の抵抗値が変化する。第2磁気センサ素子140であるAMR素子は、ミアンダ形状に形成された強磁性層144の長手方向に一軸磁気異方性の容易軸を有し、配置方向が異なるAMR素子の組み合わせによって外部磁界を検知する。
図4は、磁気センサ100の回路図を示す。図4は、第1磁気センサ素子120であるGMR素子についてのみ示すが、第2磁気センサ素子140であるAMR素子の回路も同様である。固定磁性層の磁化方向が異なる8個のGMR素子120a〜dで2つのブリッジ回路を構成し、Out4端子およびOut1端子間に出力されるOut4−Out1差動出力と、Out3端子およびOut2端子間に出力されるOut3−Out2差動出力とから、外部磁界の回転角を計算することができる。図5は、磁気センサ100の出力の一例であり、図2における紙面水平右方向を基準とした場合の回転角に対する図4のブリッジ回路の出力を示す。Out4−Out1差動出力とOut3−Out2差動出力とからアークタンジェントを計算すれば、外部磁界の角度を知ることができる。
なお、第2磁気センサ素子140であるAMR素子についても同様に8個のAMR素子140a〜dで2つのブリッジ回路を構成し、Out6端子およびOut5端子間に出力されるOut6−Out5差動出力と、Out8端子およびOut7端子間に出力されるOut8−Out7差動出力とから、外部磁界の回転角を計算することができる。図6は、磁気センサ100の出力の一例であり、図2における紙面水平右方向を基準とした場合の回転角に対する図4同様のブリッジ回路からの出力を示す。Out6−Out5差動出力とOut8−Out7差動出力とからアークタンジェントを計算すれば、外部磁界の角度を知ることができる。
上記したように、本実施形態の磁気センサ100は、第1磁気センサ素子120および第2磁気センサ素子140から、同じ外部磁界について、独立に二つの出力が得られる。この結果、磁気センサ100の信頼性が高まる。しかも、第1磁気センサ素子120と第2磁気センサ素子140とは種類が異なるので、故障モードが異なり、同時に故障するリスクが極めて小さい。このため、磁気センサ100の信頼性はより高くなる。
図7〜図11は、磁気センサ100の製造途中の一例を示した平面図である。図7に示すように、まず紙面垂直下方向に磁界を加えた状態で、GMR素子120aを形成する。GMR素子120aは、図3に示したシード層122、固定磁性層124、非磁性中間層126、フリー磁性層128およびキャップ層130の各層を、たとえばスパッタ法で成膜し、マスクをパターニングした後にエッチングする方法あるいは、予めパターニングされたマスクをリフトオフする方法によってパターニングし、形成する。
次に図8に示すように、紙面垂直上方向に磁界を加えた状態で、GMR素子120cをGMR素子120aと同様な方法で形成する。さらに、図9に示すように、紙面水平右方向に磁界を加えた状態で、GMR素子120bをGMR素子120a、cと同様な方法で形成し、図10に示すように、紙面水平左方向に磁界を加えた状態で、GMR素子120dをGMR素子120a〜cと同様な方法で形成する。
以上の通り、GMR素子120a〜dは、印加する磁場の方向を変えて繰り返す工程により形成され、当該GMR素子120a〜dによってブリッジ回路が構成される。当該ブリッジ回路において、GMR素子120aとGMR素子120cは同一ブリッジに属し、GMR素子120bとGMR素子120dは他の同一ブリッジに属することになるが、同一ブリッジに属するGMR素子(GMR素子120aとGMR素子120c、および、GMR素子120bとGMR素子120d)は、前記した繰り返す工程において連続して形成することができる。同一ブリッジに属するGMR素子を連続して形成することで、磁気特性を揃えることができ、センサ特性のバラツキを低く抑えることができる。
次に、図11に示すように、AMR素子140a〜dを形成する。AMR素子140a〜dは、図3に示したシード層142、強磁性層144およびキャップ層146の各層を、たとえばスパッタ法で成膜し、マスクをパターニングした後にエッチングする方法あるいは、予めパターニングされたマスクをリフトオフする方法によってパターニングし、形成する。
ここで、強磁性層144の成膜は、フリー磁性層128のフリー層128bの成膜と同じプロセスを利用することができる。この結果、プロセスに必要な装置等が共用でき、製造コストの低減を図ることができる。
最後に配線150を形成し、パッド領域等にメッキを施して、パッド領域以外には保護膜を施して、図2に示す磁気センサ100を製造することができる。
以上説明した磁気センサ100によれば、同一の故障モードで全てが故障するようなことが生じない高い信頼性を有する磁気センサを得ることができる。たとえば、過大な環境負荷が磁気センサに加わり、主系統のセンサが故障するような場合であっても、全体として高い信頼性を示す磁気センサを提供することができる。また、製造プロセスの一部を共用して、コストを削減することができる。
なお、上記した実施形態では、第1磁気センサ素子120としてGMR素子を、第2磁気センサ素子140としてAMR素子を例示したが、図12に示すように、第2磁気センサ素子210として、ホール素子を用いることもできる。その他、GMR素子と組み合わせる磁気センサ素子として、トンネル磁気抵抗効果素子(TMR素子)、磁気インピーダンス素子(MI素子)、渦電流式磁気測定素子を挙げることができる。また、第1磁気センサ素子および第2磁気センサ素子として、上に示した素子から任意に二つの磁気センサ素子を選択してもよい。さらに3種以上の磁気センサ素子を組み合わせてもよい。この場合、さらに信頼性を高めることができる。
図13は、選択可能な磁気センサ素子の例を示し、各磁気センサ素子の長所および短所を示す。これら磁気センサ素子は、互いに性能を補完する関係にあるものを選択することが好ましい。つまり、ある特性(第1特性)における第1磁気センサ素子120の性能が、第2磁気センサ素子140より高く、他の特性(第2特性)における第2磁気センサ素子140の性能が、第1磁気センサ素子120より高いことが好ましい。第1特性および第2特性として、感度(出力)、位相精度、波形歪(直線性)、耐熱性、磁場中耐熱性、静電破壊耐性、外乱磁場耐性、外乱ノイズ耐性、製造容易性および製造コストを示すことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…磁気センサモジュール、12…基板、14…演算処理装置、16…電子部品、18…リード、100…磁気センサ、110…基板、120…第1磁気センサ素子、120a〜d…GMR素子、122…シード層、124…固定磁性層、124a…第1強磁性層、124b…非磁性中間層、124c…第2強磁性層、126…非磁性中間層、128…フリー磁性層、128a…エンハンス層、128b…フリー層、130…キャップ層、140…第2磁気センサ素子、140a〜d…AMR素子、142…シード層、144…強磁性層、146…キャップ層、150…配線、210…第2磁気センサ素子

Claims (10)

  1. 第1磁気センサ素子と、前記第1磁気センサ素子とは種類が異なる第2磁気センサ素子と、を有し、
    前記第1磁気センサ素子および前記第2磁気センサ素子の測定対象空間領域が同じであり、
    第1特性における前記第1磁気センサ素子の性能が、前記第2磁気センサ素子より高く、
    前記第1特性とは異なる第2特性における前記第2磁気センサ素子の性能が、前記第1磁気センサ素子より高い
    磁気センサ。
  2. 前記第1特性が、感度(出力)、位相精度、波形歪(直線性)、耐熱性、磁場中耐熱性、静電破壊耐性、外乱磁場耐性、外乱ノイズ耐性、製造容易性および製造コストからなる特性群から選択された何れかの特性であり、
    前記第2特性が、前記特性群から選択された前記第1特性以外の特性である
    請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記第1磁気センサ素子が、巨大磁気抵抗効果素子、異方性磁気抵抗効果素子、トンネル磁気抵抗効果素子、ホール素子、磁気インピーダンス素子および渦電流式磁気測定素子からなる素子群から選択された何れかの素子を用いた磁気センサであり、
    前記第2磁気センサ素子が、前記素子群から選択された前記第1磁気センサ素子で用いる素子以外の素子を用いた磁気センサである
    請求項1または請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記第1磁気センサ素子で用いる素子が、巨大磁気抵抗効果素子またはトンネル磁気抵抗効果素子であり、
    前記第2磁気センサ素子で用いる素子が、異方性磁気抵抗効果素子またはホール素子である
    請求項3に記載の磁気センサ。
  5. 前記第1磁気センサ素子および前記第2磁気センサ素子が単一基板上に形成されている
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の磁気センサ。
  6. 前記第1磁気センサ素子を構成する層の全部または一部が、前記第2磁気センサ素子を構成する層の全部または一部の形成工程と同様の工程で形成されたものである
    請求項5に記載の磁気センサ。
  7. 前記第1磁気センサ素子が巨大磁気抵抗効果素子であり、前記第2磁気センサ素子が異方性磁気抵抗効果素子であり、
    前記巨大磁気抵抗効果素子のフリー層に含まれる強磁性層が、前記異方性磁気抵抗効果素子の強磁性層を形成した工程と同様の工程で形成されたものである
    請求項6に記載の磁気センサ。
  8. 請求項1から請求項7の何れか一項に記載の磁気センサの製造方法であって、
    前記第1磁気センサ素子に含まれる強磁性層を形成する第1工程と、
    前記第2磁気センサ素子に含まれる強磁性層を形成する、前記第1工程と同様の第2工程と、を有する磁気センサの製造方法。
  9. 前記第1磁気センサ素子が巨大磁気抵抗効果素子であり、前記第2磁気センサ素子が異方性磁気抵抗効果素子であり、
    固定磁性層、非磁性中間層およびフリー磁性層を含む巨大磁気抵抗効果素子形成用の第1積層膜を形成し、前記第1積層膜をパターニングして前記巨大磁気抵抗効果素子を形成する工程と、
    前記巨大磁気抵抗効果素子を形成する工程を、印加する磁場の方向を変えて繰り返す工程と、
    強磁性層を含む異方性磁気抵抗効果素子形成用の第2積層膜を形成し、前記第2積層膜をパターニングして前記異方性磁気抵抗効果素子を形成する工程と、を有し、
    前記第1積層膜に含まれる前記フリー磁性層の成膜工程と、前記第2積層膜に含まれる前記強磁性層の成膜工程が、成膜時間を除き同一の工程である
    請求項8に記載の磁気センサの製造方法。
  10. 前記繰り返す工程で形成された少なくとも4つの前記巨大磁気抵抗素子によってブリッジ回路が構成され、
    前記ブリッジ回路において同一ブリッジに属する巨大磁気抵抗素子は、前記繰り返す工程において連続して形成される
    請求項9に記載の磁気センサの製造方法。
JP2015088331A 2015-04-23 2015-04-23 磁気センサの製造方法 Active JP6711560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015088331A JP6711560B2 (ja) 2015-04-23 2015-04-23 磁気センサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015088331A JP6711560B2 (ja) 2015-04-23 2015-04-23 磁気センサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016206021A true JP2016206021A (ja) 2016-12-08
JP6711560B2 JP6711560B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=57487583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015088331A Active JP6711560B2 (ja) 2015-04-23 2015-04-23 磁気センサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6711560B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121253A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Hitachi Metals Ltd 磁気エンコーダー
JP2011033456A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Tdk Corp 磁気センサ
JP2013109554A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Nidec Sankyo Corp 相互認証システム及び相互認証方法
US20130200909A1 (en) * 2010-09-24 2013-08-08 Infineon Technologies Ag Sensor self-diagnostics using multiple signal paths
JP2013242299A (ja) * 2012-04-23 2013-12-05 Denso Corp 磁気センサ
US20150108972A1 (en) * 2013-10-18 2015-04-23 Infineon Technologies Ag Sensor device and method
JP2016109554A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社ジェイテクト 回転角検出装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121253A (ja) * 2005-09-30 2007-05-17 Hitachi Metals Ltd 磁気エンコーダー
JP2011033456A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Tdk Corp 磁気センサ
US20130200909A1 (en) * 2010-09-24 2013-08-08 Infineon Technologies Ag Sensor self-diagnostics using multiple signal paths
JP2013109554A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Nidec Sankyo Corp 相互認証システム及び相互認証方法
JP2013242299A (ja) * 2012-04-23 2013-12-05 Denso Corp 磁気センサ
US20150108972A1 (en) * 2013-10-18 2015-04-23 Infineon Technologies Ag Sensor device and method
JP2016109554A (ja) * 2014-12-05 2016-06-20 株式会社ジェイテクト 回転角検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6711560B2 (ja) 2020-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6017461B2 (ja) 単一パッケージ磁気抵抗角度センサ
US9618589B2 (en) First and second magneto-resistive sensors formed by first and second sections of a layer stack
JP6422391B2 (ja) 磁気センサ、磁気センサの製造方法および磁気センサの設計方法
US9297635B2 (en) Magnetic sensor system including two detection circuits
JP5686635B2 (ja) 磁気センサ及びその製造方法
US9810748B2 (en) Tunneling magneto-resistor device for sensing a magnetic field
US11313923B2 (en) Method for measuring a magnetic field using a magnetic field sensor device having a second magnetic field sensor between parts of a first magnetic field sensor
JP5843079B2 (ja) 磁気センサおよび磁気センサシステム
WO2012116657A1 (zh) 推挽桥式磁电阻传感器
US7064537B2 (en) Rotation angle detecting device
JP2021516333A (ja) 磁場角度センサに関する角度誤差を低減するためのシステム及び方法
US20230251331A1 (en) Sensor unit
US11047709B2 (en) Magnetic field sensor and magnetic field sensing method
JP2017072375A (ja) 磁気センサ
JP2015219227A (ja) 磁気センサ
WO2019167598A1 (ja) 磁気センサ
US6111403A (en) Magnetic detector wherein the magnetic flux crosses the sensing elements at a predetermined angle
JP2015108527A (ja) 磁気センサ
JP6482023B2 (ja) 磁気センサ
JP6711560B2 (ja) 磁気センサの製造方法
WO2015125699A1 (ja) 磁気センサ
JP2010056260A (ja) 磁気スイッチ、および磁界検出方法
US9869730B2 (en) Magnetic detection apparatus
JP2019138865A (ja) 磁気センサおよび電流センサ
JP6563564B2 (ja) センサユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6711560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150