JP2013257314A - 反射型エンコーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】エッチング手法とは異なる斬新な手法を用いてスケール反射板を作製することにより、超小型で且つ分解能が極めて高い反射型エンコーダを提供する。
【解決手段】光の反射部2と非反射部5とを交互に有するスケール反射板1に発光素子からの光を反射させて受光素子で検出するようにした反射型エンコーダであって、前記非反射部5の表面に複数の凸部3及び/又は凹部4を形成することにより非反射部5をスケール反射板1に作製したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば回転又は移動する物体の変位量を検出するために用いられる反射型エンコーダに関する。
従来、光の反射部と非反射部とを交互にスケール反射板に形成した反射型エンコーダとして、例えば金属基板を反射面にし、この反射面を粗面加工してこの反射面よりも反射率の低い領域(非反射部)を形成した目盛りパターンが構成されたものが提示されている(特許文献1参照)。
特開2009−8457号公報
上記特許文献1に係る反射型エンコーダでは、スケール反射板の反射面を例えば、エッチング技術を用いた作製方法で粗面加工して非反射部を形成している。このエッチング技術を用いた作製方法を図9に基づいて説明する。
図9(a)に示すように、先ず、金属製基板100にフォトレジスト101を塗布する。次に(b)に示すように、スリットのパターン102が描画されたフォトマスク103をフォトレジスト101の上方に配置させ、上方から矢印のとおり紫外光を照射して露光をし、フォトレジスト101にスリットのパターン102を焼き付ける。そして、(c)に示すように、現像することでレジストパターン104を形成し、(d)に示すように、レジストの開口された部分105を金属のエッチング液によって腐食させて粗面加工する。然る後、(e)に示すように、フォトレジスト101を除去すると、反射部106と非反射部107とを有するスケール反射板108が作製される。
このように、エッチング技術を用いた作製方法では、図10に示すように、非反射部107で光を確実に反射させないようにするためには、エッチングによる深さ寸法D3を十分に確保する必要があった。このため、反射部106と非反射部107の境界部分では図9(d)に矢印で示すように、横方向にエッチングされてサイドエッチ109が発生する現象が生じ、この現象を避けることができないため、反射部106と非反射部107の境界エッジをシャープに形成することができなかった。又、サイドエッチ109の発生により、図10に示すように反射部106と非反射部107のスリット幅S3、S4の寸法がエッチング時間の長短で変化されるため、反射部106のスリット幅S3と非反射部107のスリット幅S4の寸法精度が劣っていた。このため、反射型エンコーダとしての分解能が低いという課題があった。
また、エッチング技術による手法では、サイドエッチ109による幅変動を見込んでエッチング幅のマスク寸法を細かく調整する等の必要があるため、反射部106と非反射部107のスリット幅S3、S4を25μm以下の寸法に形成することはできず、分解能を高めることができないという課題があった。
本発明は、上記課題に着目し、エッチング手法とは異なる斬新な手法を用いてスケール反射板を作製することにより、超小型で且つ分解能が極めて高い反射型エンコーダを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、光の反射部と非反射部とを交互に有するスケール反射板に発光素子からの光を反射させて受光素子で検出するようにした反射型エンコーダであって、前記非反射部はその表面に複数の凸部及び/又は凹部を形成することにより作製されるようにしたものである。
請求項1に記載の反射型エンコーダでは、例えば紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いることにより、スケール反射板の非反射部の表面に複数の凸部及び/又は凹部を形成できたので、複数の凸部及び/又は凹部の間に入り込んだ光源からの光は乱反射して減衰し、非反射部から反射することはない。
請求項2の発明は、請求項1に記載の反射型エンコーダにおいて、前記凸部は円錐、円柱、多角柱、多角錐、多面体の何れかの突起形状で、前記凹部は円錐、円柱、多角柱、多角錐、多面体の何れかの窪み形状でそれぞれ形成するようにしたものである。
請求項2に記載の反射型エンコーダでは、例えば紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いることにより、スケール反射板の非反射部に円錐、円柱、多角柱、多角錐、多面体の何れかの凸部及び/又は凹部を容易に形成することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の反射型エンコーダにおいて、前記反射部と前記非反射部のスリット幅を1μm〜20μmの寸法に設定にしたものである。
請求項3に記載の反射型エンコーダでは、例えば紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いることにより、スケール反射板の反射部と非反射部のスリット幅を20μm以下の、しかも1μmと極めて小さい寸法にまで形成することができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の反射型エンコーダにおいて、前記凸部及び/又は凹部のパターンピッチを50nm〜10μmの寸法に設定にしたものである。
請求項4に記載の反射型エンコーダにおいては、スケール反射板の非反射部における凸部及び/又は凹部のパターンピッチPの最大値は発光素子の波長をλ、空気の屈折率をn(n=1)とすると、P≦λ/nの式から求められることに本発明者等は着目した。
この式に基づき、発光素子として長波長1300nmの発光ダイオードを用いた場合のパターンピッチPを求めると1.3μmとなるが、本発明者等は光の反射部と非反射部のコントラスト比が、例えば60%以上の十分の比率が得られれば、パターンピッチPは1.3μm以上でも非反射部では反射されないことを見出し、パターンピッチPの最大値を10μmに設定したのである。
また、最小値50nmは、紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いて作製できる限界値から設定したものである。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の反射型エンコーダにおいて、前記凸部の高さ又は凹部の深さを80nm〜20μmの寸法に設定にしたものである。
請求項5に記載の反射型エンコーダにおいては、スケール反射板の非反射部における凸部の高さH又は凹部の深さD1の最小値は発光素子の波長をλとすると、RCWA(Rigorous
Coupled Wave Analysis)法からH(D1)は式H(D1)≧0.4λから求められることに本発明者等は着目した。
この式に基づき、発光素子として最短長200nmの可視光を用いた場合の凸部の高さH又は凹部の深さD1を求めると80nmとなることから80nmに設定したのである。
また、最小値20μmは、紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いて作製できる限界値から設定したものである。
請求項6の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の反射型エンコーダにおいて、前記反射部と前記非反射部との段差を0〜10μmの寸法に設定したものである。
請求項6に記載の反射型エンコーダでは、例えば紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いることにより、スケール反射板の反射部と非反射部との境界エッジをシャープに作製できるため、反射部と非反射部との段差を10μm以下に、特に段差なしで形成しても高い分解能を得ることができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の反射型エンコーダによれば、スケール反射板の非反射部の表面に複数の凸部及び/又は凹部を設けることにより非反射部を形成したので、複数の凸部及び/又は凹部の間に入り込んだ発光素子からの光は乱反射して減衰し、非反射部から反射することがないため、非反射部としての機能を発揮することができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の反射型エンコーダによれば、凸部を円錐、円柱、多角柱、多角錐、多面体の何れかの突起形状に、凹部を円錐、円柱、多角柱、多角錐、多面体の何れかの窪み形状に、それぞれ発光素子からの光を乱反射させて減衰させるのに適している形状に形成したので、非反射部としての機能を充分発揮することができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の反射型エンコーダによれば、スケール反射板の反射部と非反射部のスリット幅を20μm以下の、しかも1μmと極めて小さい寸法にまで形成したので、超小型で且つ分解能が高いスケール反射板を得ることができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載の反射型エンコーダによれば、スケール反射板の非反射部における凸部又は凹部のパターンピッチを10μm以下の、しかも50nmと極めて小さい寸法にまで形成したので、超小型で且つ分解能が高いスケール反射板を得ることができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載の反射型エンコーダによれば、スケール反射板の非反射部における凸部の高さ又は凹部の深さを20μm以下の、しかも80nmと極めて小さい寸法にまで形成したので、超小型で且つ分解能が高いスケール反射板を得ることができる、という優れた効果が得られる。
請求項6に記載の反射型エンコーダによれば、反射部と非反射部との段差を10μm以下に、特に段差なしで形成しても反射部と非反射部との境界エッジをシャープに作製できるため、超小型で且つ分解能が高いスケール反射板を得ることができる、という優れた効果が得られる。
本発明の実施形態に係る反射型エンコーダにおけるスケール反射板の平面図である。 図1に示すスケール反射板の一部斜視図である。 図2に示すスケール反射板における非反射部の異なる形態を示す一部斜視図である。 図2に示すスケール反射板の異なる形態を示す一部断面図である。 図4に示すスケール反射板を作製するプロセス図である。 図5に示すプロセスにより作製した非反射部の一実施例を示す写真である。 図5のプロセスと異なるプロセスにより作製した非反射部の他実施例を示す写真である。 本発明の実施形態に係る反射型エンコーダの概略図である。 従来例を示すスケール反射板を作製するプロセス図である。 従来例を示すスケール反射板を示す一部断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図1乃至図8に基づき説明する。この実施形態では、反射型エンコーダとしてロータリーエンコーダを例にして説明するが、リニアエンコーダでも適用することができる。尚、各図において、同一の構成部分については同じ符合を付している。
図1において、1はニッケル又はニッケル合金から作製されたスケール反射板であり、光を反射させる反射部2と、後述する凸部3又は凹部4で形成され光を反射させない非反射部5とが交互に形成されている。この反射部2のスリット幅S1と非反射部5のスリット幅S2は何れも1μm〜20μmの寸法に設定されている。6はスケール反射板1を回転させるモータ駆動軸(図示しない)が貫通する貫通穴である。
図2はスケール反射板1の一部を示す斜視図であり、非反射部5は複数の凸部3で形成されている。この複数の凸部3は、例えば、図3(a)に示す円錐形状の突起31、図3(b)に示す円柱形状の突起32、図3(c)に示す多角柱形状の突起33である。これらの突起31、32、33は、パターン幅WとパターンピッチPとがそれぞれ50nm〜10μm、高さHが80nm〜20μmの寸法にそれぞれ設定されている。
このパターンピッチPを設定するにあたり、パターンピッチPの最大値は後述する発光素子の波長をλ、空気の屈折率をn(n=1)とすると、P≦λ/nの式から求められることに本発明者等は着目した。
この式に基づき、発光素子として長波長1300nmの発光ダイオードを用いた場合のパターンピッチPを求めると1.3μmとなるが、本発明者等は反射部2と非反射部5のコントラスト比が、例えば60%以上の十分の比率が得られれば、パターンピッチPは1.3μm以上でも非反射部5では反射されないことを見出し、パターンピッチPの最大値を10μmに設定したのである。
尚、発光素子として波長850nmの面発光半導体レーザー(VCSEL可干渉レーザー)を用いた場合、パターンピッチPの最大値はP≦λ/nの式から0.85μmに設定することになる。
また、最小値50nmは、紫外線又はX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いて製作できる限界値から設定したものである。
尚、図示していないが、凸部3は多角錐、多面体の形状であっても良い。
次に、スケール反射板1の非反射部5における凸部3の高さHの最小値は発光素子の波長をλとすると、RCWA(Rigorous
Coupled Wave Analysis)法からHは式H≧0.4λから求められることに本発明者等は着目した。
この式に基づき、発光素子として最短長200nmの可視光を用いた場合の凸部3の高さHを求めると80nmとなることから80nmに設定したのである。
また、最小値20μmは、紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いて製作できる限界値から設定したものである。
又、非反射部5を複数の凸部3で作製せず、複数の凹部4で作製しても良い。例えば、図3(d)に示す円錐形状の窪み41、図3(e)に示す円柱形状の窪み42、図3(f)に示す多角柱形状の窪み43であり、これらの窪み41、42、43は、上述した凸部3と同様に、パターン幅WとパターンピッチPとがそれぞれ50nm〜10μm、深さD1を80nm〜20μmの寸法にそれぞれ設定されている。尚、図示していないが、凹部4は多角錐、多面体の形状であっても良い。
又、非反射部5を作製する他実施例として、複数の凸部3と凹部4とを混在させて作製しても良い。
このように、非反射部5はこの表面に複数の凸部3及び/又は凹部4を設けることにより形成されており、後述する作製プロセスにより作製されている。
反射部2と非反射部5は、図4(a)に示すように、非反射部5を反射部2よりも高くして段差D2を設けるか、逆に図4(b)に示すように、非反射部5を反射部5よりも低くして段差D2を設けている。また、反射部2と非反射部5とを同一高さにして段差を設けなくても良く、段差D2を0〜10μmの寸法に設定している。
尚、図4(a)には、反射部2のスリット幅S1と非反射部5のスリット幅S2を示している。
次に、反射部2と非反射部5を紫外線またはX線を利用したリソグラフィー技術と電鋳技術とを用いて作製するプロセスを図5に基づいて説明する。先ず、図5の(a)に示すように、フォトレジスト基板7を準備する。次に(b)に示すように、スリット部分81に微細なパターンを搭載したマスク8をフォトレジスト基板7の上に配置させ、上方から矢印のとおり紫外線またはX線を照射して露光をし、フォトレジスト基板7にスリットのパターンを焼き付ける。そして、(c)に示すように、現像することでパターン71を形成し、(d)に示すように、パターン71を形成したフォトレジスト基板7から電鋳技術を用いてニッケルまたはニッケル合金9を転写する。然る後、(e)に示すように、フォトレジスト基板7を除去して上下反転すると微細なパターン91が転写され、例えば、図3(b)に示すような円柱形状の突起32が形成された非反射部5と反射部2とを有するニッケルまたはニッケル合金製のスケール反射板1が作製される。
図6は上述したプロセスにより作製した1実施例を示す非反射部5の写真であり、この写真の右下に記載されている1μmのスケールから、例えば、凸部3のパターン幅WとパターンピッチPが1μm以下であることがわかる。
この図6の写真から、リソグラフィー技術と電鋳技術とを用いて非反射部5を作製することにより、凸部3のパターン幅WとパターンピッチPとを50nm〜10μm、高さHを80nm〜20μmの寸法に作製できることが理解できる。
図7は電鋳析出における金属結晶粒子を利用して凹部4を形成した他実施例を示す非反射部5の写真であり、この写真の右下に記載されている5μmのスケールから、例えば、クレータ形窪みである凹部4のパターン幅が5μm以下であることがわかる。
この図7の写真から、電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いて非反射部5を作製することにより、凹部4のパターン幅WとパターンピッチPとを50nm〜10μm、深さD1を80nm〜20μmの寸法に作製できることが理解できる。
尚、スケール反射板1の作製方法として、紫外線光等を用いた干渉露光によりパターンを形成する方法、アルミニウムの陽極酸化処理によるマイクロポーラスを利用する方法であっても良い。
しかしながら、好ましくは、上述したリソグラフィー技術と電鋳技術、又は電鋳析出における金属結晶粒子の利用技術を用いてスケール反射板1を作製する方法が最適であり、凸部3又は凹部4をナノメートルからミクロンメートルオーダーの超微細な形状で高精度に作製できるために、反射部2と非反射部5の境界がシャープで且つスリット幅が20μm以下の微細形状にでき、超小型で且つ分解能が極めて高いスケール反射板1を得ることができる。
このスケール反射板1を用いた反射型エンコーダ10について、図8に基づいて説明する。11は基板であり、発光ダイオードや面発光半導体レーザー(VCSEL可干渉レーザー)である発光素子12と、フォトダイオードである受光素子13と、集光レンズ14、15、16と、偏光反射板17とが設けられている。そして、この基板11と対向してスケール反射板1が配置されている。
次に、作用について説明する。発光素子12からの光が集光レンズ14で平行光となってスケール反射板1を照射する。このスケール反射板1の非反射部5に照射された光は凸部3又は凹部4により乱反射して減衰されるため反射されず、反射部2に照射された光のみが反射される。
この反射光が集光レンズ15を通って偏光反射板17で直角に偏向され、集光レンズ16を通って受光素子13で受光する。この受光素子13からの出力(パルス信号)をカウントすることにより、スケール反射板1の貫通穴6を貫通しこのスケール反射板1を回転させているモータ駆動軸(図示しない)の回転角度や回転速度が検出される。
このように、本発明によれば、従来の反射型エンコーダと比較して、超小型で且つ分解能が極めて高い反射型エンコーダ10を得ることができ、工業的価値が高く、産業上極めて有用である。
1 スケール反射板
2 反射部
3 凸部
4 凹部
5 非反射部
10 反射型エンコーダ
12 発光素子
13 受光素子

Claims (6)

  1. 光の反射部と非反射部とを交互に有するスケール反射板に発光素子からの光を反射させて受光素子で検出するようにした反射型エンコーダであって、前記非反射部はその表面に複数の凸部及び/又は凹部を形成することにより作製されたことを特徴とする反射型エンコーダ。
  2. 前記凸部は円錐、多角錐、多面体の何れかの突起形状で、前記凹部は円錐、円柱、多角柱、多角錐、多面体の何れかの窪み形状でそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1に記載の反射型エンコーダ。
  3. 前記反射部と前記非反射部のスリット幅を1μm〜20μmの寸法に設定したことを特徴とする請求項1に記載の反射型エンコーダ。
  4. 前記凸部又は凹部のパターンピッチを50nm〜10μmの寸法に設定したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の反射型エンコーダ。
  5. 前記凸部の高さ又は凹部の深さを80nm〜20μmの寸法に設定したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の反射型エンコーダ。
  6. 前記反射部と前記非反射部との段差を0〜10μmの寸法に設定したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の反射型エンコーダ。

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