JP2013257284A - 冗長型レゾルバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】どちらの励磁信号に異常が生じたのかを判別できるようにする。
【解決手段】励磁信号生成器12,22がそれぞれ生成する励磁信号の周波数ω1,ω2及びレゾルバ11,21の出力をA/D変換するA/Dコンバータ13,23のサンプルタイミング信号の周波数ω3を、ω2=k1×ω1,ω=k2×ω2(k1,k2:2以上の整数)とし、A/Dコンバータ13,23の出力にそれぞれ係数n1i,n2iを乗算する。n1i,n2iは、サンプルタイミング信号のサンプルタイミングをi(i=0,1,2,3,…)とした時、n1i=cos((2π/(k1×k2))×i+φ),n2i=cos((2π/k2)×i+φ)とする。
【選択図】図1

Description

この発明は冗長性を確保すべく、2つのレゾルバを用いてそれぞれ回転角を検出する構成とされた冗長型のレゾルバ装置に関する。
特許文献1にはこの種の冗長型レゾルバ装置が記載されている。特許文献1では、2つのレゾルバを2つの励磁手段により互いに非同期で励磁して、それらの励磁された各レゾルバの出力をそれぞれ所定サンプリング同期でサンプリングした結果に基づいて、それぞれ対象の回転角を演算するものとし、2つの励磁手段による各レゾルバの励磁周波数と、レゾルバ出力をサンプリングするサンプリング周波数とを、両励磁周波数の差がサンプリング周波数の整数倍になるように設定すると共に、2つの励磁手段により励磁された各レゾルバの出力のサンプリングを出力振幅のピークタイミングで行うものとなっている。
特許文献1ではこのようにレゾルバ出力のサンプリングを常にその出力振幅のピークタイミングで行うことにより、回転角の演算が常に均一かつ高い精度で行われるようにし、これにより2つのレゾルバが近接配置されて互いの励磁により磁気干渉が発生しても、回転角の検出精度を高く維持することができるようにしている。
特開2009−210281号公報
ところで、レゾルバにおいて、例えば励磁回路が短絡して故障した場合、励磁回路や励磁コイルに過大な電流が流れる可能性があるため、安全のために励磁回路の電源を遮断する必要があり、そのためには励磁信号の異常を検出する必要がある。
この点について言えば、上述した特許文献1に記載されている冗長型レゾルバ装置では、例えば故障により一方の励磁信号が消失した場合に、どちらの励磁信号が消失したのか検出することができないといった問題がある。
図14はこの様子を示したものであり、図14では特許文献1に記載されている条件に合致させ、励磁信号−1及び励磁信号−2の励磁周波数をそれぞれ10kHz,12kHzとし、サンプリング周波数を2kHz(0.5ms間隔)とし、レゾルバ出力信号は磁気干渉が発生している状態として示している。
特許文献1ではレゾルバ出力をサンプリングするタイミングは、励磁信号−1と励磁信号−2の両方がピークとなるタイミングであり、このため一方の励磁信号が消失しても、もう一方の励磁信号により角度を検出することが可能であり、励磁信号の消失を検出することができない。従って、励磁回路の電源を遮断することができず、例えば過大な電流が流れたままで使用することになり、これにより余計なエネルギを消費するばかりか、発火などの危険な状況になることも考えられる。
この発明の目的はこの問題に鑑み、レゾルバを2つ有する冗長型レゾルバ装置において、例えば一方のレゾルバの励磁信号が消失した場合に、どちらの励磁信号に異常が生じたのかを判別することができるようにした冗長型レゾルバ装置を提供することにある。
請求項1の発明によれば、レゾルバを2つ有する冗長型レゾルバ装置は、第1のレゾルバの励磁コイルに供給する第1の励磁信号を生成する第1の励磁信号生成器と、第2のレゾルバの励磁コイルに供給する第2の励磁信号を第1の励磁信号に同期して生成する第2の励磁信号生成器と、第1のレゾルバの出力をA/D変換する第1のA/Dコンバータと、第1の係数を生成する第1の係数生成器と、第1のA/Dコンバータの出力と第1の係数を乗算する第1の乗算器と、第1の乗算器の出力を加算する第1のフィルタと、第1のフィルタの出力から角度を計算する第1の角度計算器と、第2のレゾルバの出力をA/D変換する第2のA/Dコンバータと、第2の係数を生成する第2の係数生成器と、第2のA/Dコンバータの出力と第2の係数を乗算する第2の乗算器と、第2の乗算器の出力を加算する第2のフィルタと、第2のフィルタの出力から角度を計算する第2の角度計算器と、第1及び第2のA/Dコンバータのサンプルタイミング信号を第1の励磁信号に同期して生成するサンプルタイミング生成器とを備え、第1及び第2の励磁信号の周波数をω1,ω2とし、サンプルタイミング信号の周波数をω3とした時、
ω2=k1×ω1
ω=k2×ω2 但し、k1,k2:2以上の整数
とし、サンプルタイミング信号のサンプルタイミングをi(i=0,1,2,3,…)、第1及び第2の係数をn1i,n2iとした時、
Figure 2013257284
とする。
請求項2の発明では請求項1の発明において、k1を偶数とし、sign[ ]を、
Figure 2013257284
と定義した時、n1i及びn2iを、
Figure 2013257284
とする。
請求項3の発明によれば、レゾルバを2つ有する冗長型レゾルバ装置は、第1のレゾルバの励磁コイルに供給する第1の励磁信号を生成する第1の励磁信号生成器と、第2のレゾルバの励磁コイルに供給する第2の励磁信号を第1の励磁信号に同期して生成する第2の励磁信号生成器と、第1のレゾルバの出力をA/D変換する第1のA/Dコンバータと、第1の係数を生成する第1の係数生成器と、第1の係数に基づき、第1のA/Dコンバータの出力の符号を切り替える第1の切替器と、第1の切替器の出力を加算する第1のフィルタと、第1のフィルタの出力から角度を計算する第1の角度計算器と、第2のレゾルバの出力をA/D変換する第2のA/Dコンバータと、第2の係数を生成する第2の係数生成器と、第2の係数に基づき、第2のA/Dコンバータの出力の符号を切り替える第2の切替器と、第2の切替器の出力を加算する第2のフィルタと、第2のフィルタの出力から角度を計算する第2の角度計算器と、第1及び第2のA/Dコンバータのサンプルタイミング信号を第1の励磁信号に同期して生成するサンプルタイミング生成器とを備え、第1及び第2の励磁信号の周波数をω1,ω2とし、サンプルタイミング信号の周波数をω3とした時、
ω2=k1×ω1 但し、k1:2以上の偶数
ω=k2×ω22:2以上の整数
とし、サンプルタイミング信号のサンプルタイミングをi(i=0,1,2,3,…)、第1及び第2の係数をn1i,n2iとし、sign[ ]を、
Figure 2013257284
と定義した時、
Figure 2013257284
とする。
この発明によれば、例えば一方の励磁信号生成器が故障し、励磁信号が消失した場合に、どちらの励磁信号生成器が故障したのかを判別することができる。よって、故障した方の励磁信号生成器の電源を遮断することができ、その点で安全性に優れた冗長型レゾルバ装置を提供することができる。
この発明による冗長型レゾルバ装置の一実施例の機能構成を示すブロック図。 図1におけるレゾルバ11の出力及びA/Dコンバータ13のサンプルタイミングの一例を示す図。 図1における係数生成器14が生成する係数n1iの一例を示す図。 各サンプルタイミングのA/Dコンバータ13の出力、係数n1i、乗算器15の出力の一例を示す表。 図1におけるレゾルバ21の出力及びA/Dコンバータ23のサンプルタイミングの一例を示す図。 図1における係数生成器24が生成する係数n2iの一例を示す図。 各サンプルタイミングのA/Dコンバータ23の出力、係数n2i、乗算器25の出力の一例を示す表。 図1におけるレゾルバ11の、レゾルバ21からの干渉成分のみによる出力及びA/Dコンバータ13のサンプルタイミングの一例を示す図。 図8の場合におけるA/Dコンバータ13の出力、係数n1i、乗算器15の出力の一例を示す表。 図1におけるレゾルバ21の、レゾルバ11からの干渉成分のみによる出力及びA/Dコンバータ23のサンプルタイミングの一例を示す図。 図10の場合におけるA/Dコンバータ23の出力、係数n2i、乗算器25の出力の一例を示す表。 この発明による冗長型レゾルバ装置の他の実施例の機能構成を示すブロック図。 図12における切替器の詳細を示す図。 従来の冗長型レゾルバ装置におけるレゾルバ出力のサンプリングのタイミングを示す図。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による冗長型レゾルバ装置の一実施例の構成を示したものである。
冗長型レゾルバ装置は第1及び第2の2つのレゾルバ11,21を有する。2つのレゾルバ11,21は同じ角度を検出する必要があるため、非常に近接して配置される。
第1の励磁信号生成器12はレゾルバ11の励磁コイルに供給する第1の励磁信号を生成し、第2の励磁信号生成器22はレゾルバ21に供給する第2の励磁信号を生成する。
レゾルバ11の出力は第1のA/Dコンバータ13に入力されてA/D変換される。A/Dコンバータ13の出力は第1の乗算器15に入力され、乗算器15はA/Dコンバータ13の出力と第1の係数生成器14から入力される第1の係数を乗算する。乗算器15の出力は第1のフィルタ16に入力されて加算される。フィルタ16の出力は第1の角度計算器17に入力され、角度計算器17はフィルタ16の出力からレゾルバ11の角度θを計算して出力する。
同様に、レゾルバ21の出力は第2のA/Dコンバータ23に入力されてA/D変換され、第2の乗算器25はA/Dコンバータ23の出力と第2の係数生成器24から入力される第2の係数を乗算する。乗算器25の出力は第2のフィルタ26に入力されて加算され、フィルタ26の出力は第2の角度計算器27に入力される。角度計算器27はフィルタ26の出力からレゾルバ21の角度θを計算して出力する。
一方、クロック発生器31が発生するクロックはカウンタ32に入力され、カウンタ32はクロックをカウントしてカウント値を励磁信号生成器12,22、係数生成器14,24及びA/Dコンバータ13,23のサンプルタイミング信号を生成するサンプルタイミング生成器33にそれぞれ入力する。励磁信号生成器12,22、係数生成器14,24及びサンプルタイミング生成器33はそれぞれ内部にテーブルを持ち、入力されるカウント値に対応してそれぞれ第1の励磁信号、第2の励磁信号、第1の係数、第2の係数及びサンプルタイミング信号を出力する。これにより、これら各信号は互いに同期した信号となる。
上記のような構成において、この例では第1の励磁信号の周波数ω1と第2の励磁信号の周波数ω2の関係を、
ω2=k1×ω1 但し、k1:2以上の整数
とし、さらに第2の励磁信号の周波数ω2とサンプルタイミング信号の周波数ω3の関係を、
ω=k2×ω2 但し、k2:2以上の整数
とする。また、サンプルタイミング信号のサンプルタイミングをi(i=0,1,2,3,…)で表した時、係数生成器14が生成する第1の係数n1i及び係数生成器24が生成する第2の係数n2iは位相差をφとし、
Figure 2013257284
とする。φはk=2のときは、+90°,−90°以外とする。kが3以上の場合は、どのような値でもかまわない。
このように、ω1,ω2,ω3の関係を規定し、また係数n1i,n2iを算出することにより、この例ではレゾルバ11,21の各出力からレゾルバ11,21相互の磁気干渉による干渉成分を除去することができるものとなっている。よって、例えば一方の励磁信号生成器が故障し、励磁信号が消失した場合、励磁信号生成器が故障した方のレゾルバの出力は0となるため、どちらの励磁信号生成器が故障したのかを判別することができる。
以下、この点について詳述する。
まず、最初にレゾルバ11,21相互に磁気干渉がないとして、レゾルバ11,21の出力からレゾルバ角度(回転角)θがそれぞれ得られることについて説明する。
(1−1)レゾルバ11
励磁信号をAcos(ω1t)(Aは振幅)とする。レゾルバ出力はsin出力とcos出力の2つがあり、下記となる。
sin出力:Bsinθcos(ω1t)
cos出力:Bcosθcos(ω1t)
θはレゾルバ角度であり、Bは励磁信号の振幅Aにレゾルバ変圧比を掛けたものである。
サンプルタイミング信号の周波数ω3は、
ω3=k1×k2×ω1
であり、励磁信号の周波数ω1のk1×k2倍となる。従って、サンプルタイミング間隔は励磁信号の1周期をT1とすると、T1/(k1×k2)となる。これを角度(rad)で表すと、2π/(k1×k2)となり、各iでのサンプルタイミングは、{2π/(k1×k2)}×iとなる。
レゾルバ出力(sin出力)はBsinθcos(ω1t)であるので、A/Dコンバータ13の出力は、
Figure 2013257284
となる。よって、A/Dコンバータ13の出力に(1)式の係数n1iを乗算する乗算器15の出力は、
Figure 2013257284
となり、これを整理すると、
Figure 2013257284
となる。フィルタ16は乗算器15の出力をi=0〜(k1×k2−1)の1周期分k1×k2個加算する。k1,k2は2以上の整数であるから、
Figure 2013257284
となるので、フィルタ16の出力(sin出力)は、
(Bsinθ・cosφ/2)×k1×k2
となる。レゾルバ11のcos出力も同様の処理により、フィルタ16のcos出力は、
(Bcosθ・cosφ/2)×k1×k2
となる。フィルタ16の出力の値は、sin出力はsinθに、cos出力はcosθに比例しており、
Figure 2013257284
により、レゾルバ角度θを求めることができ、角度計算器17はこの計算を実行してレゾルバ角度θを出力する。
(1−2)レゾルバ21
基本的にレゾルバ11と同じであるが、励磁信号の周波数ω2とサンプルタイミング信号の周波数ω3の関係が異なる。
励磁信号をAcos(ω2t)とする。振幅はレゾルバ11の励磁信号の振幅と同じとしているが、異なっていてもよい。レゾルバ出力は下記となる。
sin出力:Bsinθcos(ω2t)
cos出力:Bcosθcos(ω2t)
サンプルタイミング信号の周波数ω3は励磁信号の周波数ω2のk2倍であり、サンプルタイミング間隔は励磁信号の1周期をTとすると、T/k2となる。これを角度(rad)で表すと、2π/k2となり、各iでのサンプルタイミングは、(2π/k2)×iとなる。
レゾルバ出力(sin出力)はBsinθcos(ω2t)であるので、A/Dコンバータ23の出力は、
Figure 2013257284
となる。よって、A/Dコンバータ23の出力に(2)式の係数n2を乗算する乗算器25の出力は、
Figure 2013257284
となり、これを整理すると、
Figure 2013257284
となる。フィルタ26は乗算器25の出力をi=0〜(k2−1)の1周期分k2個加算する。k2は2以上の整数であるから、
Figure 2013257284
となるので、フィルタ26の出力(sin出力)は、
(Bsinθ・cosφ/2)×k2
となる。レゾルバ21のcos出力も同様の処理により、フィルタ26のcos出力は、
(Bcosθ・cosφ/2)×k2
となる。角度計算器27は、
Figure 2013257284
により、レゾルバ角度θを求めて出力する。
次に、レゾルバ11,21相互に磁気干渉がある場合について説明する。
(2−1)レゾルバ11
レゾルバ出力は下記となる。
sin出力:Bsinθcos(ω1t)+Ccos(ω2t)
cos出力:Bcosθcos(ω1t)+Ccos(ω2t)
Ccos(ω2t)はレゾルバ21の励磁信号による干渉成分であり、Cは振幅である。信号成分は(1−1)項の場合と同じなので、以下、干渉成分のみを考える。
サンプルタイミング信号の周波数ω3は干渉成分の周波数ω2のk2倍であり、サンプルタイミング周期は励磁信号の1周期をTとすると、T/k2となる。これを角度(rad)で表すと、2π/k2となり、各iでのサンプルタイミングは、(2π/k2)×iとなる。
干渉成分(sin出力)はCcos(ω2t)であるので、A/Dコンバータ13の出力は、
Figure 2013257284
となる。よって、乗算器15の出力は、
Figure 2013257284
となり、これを整理すると、
Figure 2013257284
となる。フィルタ16は乗算器15の出力をi=0〜(k1×k2−1)の1周期分k1×k2個加算する。k1,k2は2以上の整数であるから、cosの項は0になるので、フィルタ16の出力は0となる。レゾルバ11のcos出力に含まれる干渉成分も同様にフィルタ16の出力では0となり、よってレゾルバ21の励磁信号によるレゾルバ11への干渉成分は除去される。
(2−2)レゾルバ21
レゾルバ出力は下記となる。
sin出力:Bsinθcos(ω2t)+Ccos(ω1t)
cos出力:Bcosθcos(ω2t)+Ccos(ω1t)
Ccos(ω1t)はレゾルバ11の励磁信号による干渉成分であり、Cは振幅である。信号成分は(1−2)項の場合と同じなので、以下、干渉成分のみを考える。
サンプルタイミング信号の周波数ω3は干渉成分の周波数ω1のk1×k2倍であり、サンプルタイミング周期は励磁信号の1周期をT1とすると、T1/(k1×k2)となる。これを角度(rad)で表すと、2π/(k1×k2)となり、各iでのサンプルタイミングは、{2π/(k1×k2)}×iとなる。
干渉成分(sin出力)はCcos(ω1t)であるので、A/Dコンバータ23の出力は、
Figure 2013257284
となる。よって、乗算器25の出力は、
Figure 2013257284
となり、これを整理すると、
Figure 2013257284
となる。フィルタ26は乗算器25の出力をi=0〜(k1×k2−1)の1周期分k1×k2個加算する。k1,k2は2以上の整数であるから、cosの項は0になるので、フィルタ26の出力は0となる。レゾルバ21のcos出力に含まれる干渉成分も同様にフィルタ26の出力では0となり、よってレゾルバ11の励磁信号によるレゾルバ21への干渉成分は除去される。
以上説明したように、レゾルバ11,21相互の磁気干渉による干渉成分は除去されるため、励磁信号生成器が故障し、励磁信号が消失した場合、励磁信号生成器が故障した方のレゾルバのフィルタ出力は0となる。
次に、上述した(1−1),(1−2),(2−1),(2−2)項の内容を数値例をもとに具体的に説明する。
ω1=10kHz,k1=k2=2,θ=30度,B=2とする。
(3−1)レゾルバ11(磁気干渉がない場合)
レゾルバ11のsin出力の振幅Bsinθは2×sin30°=1となり、cos出力の振幅Bcosθは2×cos30°=√3となる。sin出力を図2に示す。サンプルタイミング信号の周波数ω3はk1×k2×ω1=4×ω1であるから、1周期当たり4回のサンプリングが行われる。サンプルタイミングを図2中に●で示す。波形1周期分のサンプリング結果(A/Dコンバータ出力)は図4の表1に示したようになる。なお、2周期目以降(i=4以降)はi=0〜3の値の繰り返しとなる。
係数n1iは、φ=0とすると、
Figure 2013257284
であり、k1×k2=4であるから、1周期当たり4個のサンプリング点がある。このとき、n1i=cos((π/2)×i)となり、各iに対する値は図3に示したように0度から90度毎の値となり、波形1周期分における各iに対する値は図4の表1に示したようになる。なお、2周期目以降(i=4以降)はi=0〜3の値の繰り返しとなる。
乗算器15の出力はA/Dコンバータ13の出力と係数n1iの積であるから、図4の表1に示したようになる。乗算器15の出力を加算するフィルタ16の1周期分の値は表1より「2」となる。レゾルバ11のcos出力はsin出力の振幅を√3倍した波形であるから、この1周期分のフィルタ16のcos出力は「2√3」となる。
レゾルバ角度θは、
Figure 2013257284
となる。
(3−2)レゾルバ21(磁気干渉がない場合)
レゾルバ21のsin出力の振幅Bsinθは2×sin30°=1となり、cos出力の振幅Bcosθは2×cos30°=√3となる。sin出力を図5に示す。サンプルタイミング信号の周波数ω3はk2×ω2=2×ω2であるから、1周期当たり2回のサンプリングが行われる。サンプルタイミングを図5中に●で示す。波形1周期分のサンプリング結果(A/Dコンバータ出力)は図7の表2に示したようになる。なお、2周期目以降(i=2以降)はi=0,1の値の繰り返しとなる。
係数n2iは、φ=0とすると、
Figure 2013257284
であり、k2=2より1周期当たり2個のサンプリング点がある。このとき、n2i=cos(π×i)となり、各iに対する値は図6に示したように0度から180度毎の値となり、波形1周期分における各iに対する値は図7の表2に示したようになる。なお、2周期目以降(i=2以降)はi=0,1の値の繰り返しとなる。
乗算器25の出力はA/Dコンバータ23の出力と係数n2iの積であるから、図7の表2に示したようになる。乗算器25の出力を加算するフィルタ26の1周期分の値は表2より「2」となる。レゾルバ21のcos出力はsin出力の振幅を√3倍した波形であるから、この1周期分のフィルタ26のcos出力は「2√3」となる。
よって、レゾルバ角度θは、(3−1)項の場合と同様、30度となる。
(4−1)レゾルバ11(磁気干渉がある場合)
干渉成分Ccos(ω2t)の振幅CをC=1とする。干渉成分を図8に示す。サンプルタイミングは図2と同じであり、図8中に●で示す。波形2周期分のサンプリング結果(A/Dコンバータ出力)は図9の表3に示したようになる。なお、干渉成分はi=0,1で1周期であるが、係数n1i(図3参照)がi=0〜3の繰り返しであるため、2周期分を示す。係数n1iは図4の表1と同じであり、図9の表3に示したようになる。2周期目以降(i=4以降)はi=0〜3の値の繰り返しとなる。
乗算器15の出力はA/Dコンバータ13の出力と係数n1iの積であるから、図9の表3に示したようになる。乗算器15の出力を加算するフィルタ16の1周期分の値は表3より「0」となる。即ち、レゾルバ21からレゾルバ11への干渉成分はフィルタ出力では「0」となる。
(4−2)レゾルバ21(磁気干渉がある場合)
干渉成分Ccos(ω1t)の振幅CをC=1とする。干渉成分を図10に示す。サンプルタイミングは図5と同じであり、図10中に●で示す。波形1周期分のサンプリング結果(A/Dコンバータ出力)は図11の表4に示したようになる。係数n2は図7の表2と同じであるが、干渉成分がi=0〜3で1周期であるため、2周期分を示す。係数n2iは図11の表4に示したようになる。
乗算器25の出力はA/Dコンバータ23の出力と係数n2iの積であるから、図11の表4に示したようになる。乗算器25の出力を加算するフィルタ26の1周期分の値は表4より「0」となる。即ち、レゾルバ11からレゾルバ21への干渉成分はフィルタ出力では「0」となる。
上記においては、係数生成器14が生成する係数n1i及び係数生成器24が生成する係数n2iは、それぞれ(1)式及び(2)式により算出するものとしているが、k1が偶数の場合は、下記のようにしてもよい。
Figure 2013257284
n1i及びn2iをこのようにすれば、乗算器15,25は符号を切り替えるだけでよく、処理を簡略化することができる。
一方、係数n1i及びn2iを(3)式及び(4)式によって算出するものとし、つまり係数n1i,n2iが1,0,−1のみの場合は、図12に示したような構成とすることができる。図12は乗算器15,25に替えて切替器18,28を用いるものとなっている。
図13は切替器18の構成例を示したものであり、切替器18は2の補数生成器18aと0生成器18bとを備え、係数(1,0,−1のいずれか)に応じて入力の符号を切り替えて出力するものとなっている。即ち、係数が1の場合は入力をそのまま出力し、係数が−1の場合は入力の符号を正負切り替えて出力する。また、係数が0の場合は0を出力する。切替器28も同様の構成とされる。
乗算器15,25は通常、回路規模が大きくなるため、係数n1i,n2iを1,0,−1のみとすれば、乗算器15,25に替えてこのような簡易な構成の切替器18,28を用いることができる。
以上、この発明の実施例について説明したが、この発明によれば、レゾルバ同士が漏れ磁界により磁気干渉しても干渉成分は除去されるため、一方の励磁信号生成器が故障して励磁信号が消失した場合に、本来の信号成分、干渉成分ともフィルタ出力が0となるため、どちらの励磁信号生成器が故障したのか判別することができ、加えて干渉成分が除去されるため、干渉成分による角度検出誤差を排除することができ、よって検出精度に優れた冗長型レゾルバ装置を得ることができる。
11,21 レゾルバ 12,22 励磁信号生成器
13,23 A/Dコンバータ 14,24 係数生成器
15,25 乗算器 16,26 フィルタ
17,27 角度計算器 18,28 切替器
18a 2の補数生成器 18b 0生成器
31 クロック発生器 32 カウンタ
33 サンプルタイミング生成器

Claims (3)

  1. レゾルバを2つ有する冗長型レゾルバ装置であって、
    第1のレゾルバの励磁コイルに供給する第1の励磁信号を生成する第1の励磁信号生成器と、
    第2のレゾルバの励磁コイルに供給する第2の励磁信号を前記第1の励磁信号に同期して生成する第2の励磁信号生成器と、
    前記第1のレゾルバの出力をA/D変換する第1のA/Dコンバータと、
    第1の係数を生成する第1の係数生成器と、
    前記第1のA/Dコンバータの出力と前記第1の係数を乗算する第1の乗算器と、
    前記第1の乗算器の出力を加算する第1のフィルタと、
    前記第1のフィルタの出力から角度を計算する第1の角度計算器と、
    前記第2のレゾルバの出力をA/D変換する第2のA/Dコンバータと、
    第2の係数を生成する第2の係数生成器と、
    前記第2のA/Dコンバータの出力と前記第2の係数を乗算する第2の乗算器と、
    前記第2の乗算器の出力を加算する第2のフィルタと、
    前記第2のフィルタの出力から角度を計算する第2の角度計算器と、
    前記第1及び第2のA/Dコンバータのサンプルタイミング信号を前記第1の励磁信号に同期して生成するサンプルタイミング生成器とを備え、
    前記第1及び第2の励磁信号の周波数をω1,ω2とし、前記サンプルタイミング信号の周波数をω3とした時、
    ω2=k1×ω1
    ω=k2×ω2 但し、k1,k2:2以上の整数
    とされ、
    前記サンプルタイミング信号のサンプルタイミングをi(i=0,1,2,3,…)、前記第1及び第2の係数をn1i,n2iとした時、
    Figure 2013257284
    とされていることを特徴とする冗長型レゾルバ装置。
  2. 請求項1記載の冗長型レゾルバ装置において、
    前記k1を偶数とし、sign[ ]を、
    Figure 2013257284
    と定義した時、前記n1i及びn2iを、
    Figure 2013257284
    とすることを特徴とする冗長型レゾルバ装置。
  3. レゾルバを2つ有する冗長型レゾルバ装置であって、
    第1のレゾルバの励磁コイルに供給する第1の励磁信号を生成する第1の励磁信号生成器と、
    第2のレゾルバの励磁コイルに供給する第2の励磁信号を前記第1の励磁信号に同期して生成する第2の励磁信号生成器と、
    前記第1のレゾルバの出力をA/D変換する第1のA/Dコンバータと、
    第1の係数を生成する第1の係数生成器と、
    前記第1の係数に基づき、前記第1のA/Dコンバータの出力の符号を切り替える第1の切替器と、
    前記第1の切替器の出力を加算する第1のフィルタと、
    前記第1のフィルタの出力から角度を計算する第1の角度計算器と、
    前記第2のレゾルバの出力をA/D変換する第2のA/Dコンバータと、
    第2の係数を生成する第2の係数生成器と、
    前記第2の係数に基づき、前記第2のA/Dコンバータの出力の符号を切り替える第2の切替器と、
    前記第2の切替器の出力を加算する第2のフィルタと、
    前記第2のフィルタの出力から角度を計算する第2の角度計算器と、
    前記第1及び第2のA/Dコンバータのサンプルタイミング信号を前記第1の励磁信号に同期して生成するサンプルタイミング生成器とを備え、
    前記第1及び第2の励磁信号の周波数をω1,ω2とし、前記サンプルタイミング信号の周波数をω3とした時、
    ω2=k1×ω1 但し、k1:2以上の偶数
    ω=k2×ω22:2以上の整数
    とされ、
    前記サンプルタイミング信号のサンプルタイミングをi(i=0,1,2,3,…)、前記第1及び第2の係数をn1i,n2iとし、sign[ ]を、
    Figure 2013257284
    と定義した時、
    Figure 2013257284
    とされていることを特徴とする冗長型レゾルバ装置。
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