JP2013257253A - ボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法 - Google Patents

ボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ボールねじ軸を支持軸受で回転自在に支持して使用する場合であっても、1つの装置又は方法でボールねじ及び支持軸受の双方の異常を検出する。
【解決手段】ボールねじナット6に取付けられた振動センサ10で振動を検出し、検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯及び支持軸受異常検出周波数帯の夫々の振動データを濾波し、濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受の異常を検出し、その場合に、ボールねじ軸2の一次縦固有振動数以下の周波数帯を支持軸受3の異常検出周波数帯として濾波する。また、ボールねじナットの固有振動数以下の周波数帯をボールねじ9の異常検出周波数帯として濾波する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボールねじ軸とボールねじナットとの間のボール転動路で多数のボールを転動させてボールねじ軸又はボールねじナットを回転移動するボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法に関するものである。
一般に、ボールねじは、外周面に螺旋状のボール転動溝が形成されたボールねじ軸と、前記ボールねじ軸のボール転動溝と対向する螺旋状のボール転動溝を有するボールねじナットと、前記ボールねじ軸及びボールねじナットのボール転動溝間のボール転動路を当該ボールねじ軸又はボールねじナットの回転運動に伴って転動する多数のボールと、前記ボールの転がり方向を変更してボール戻し路に送給し且つボール戻し路からボールをボール転動路に戻すボール循環路とを備えて構成される。
転がり軸受などの異常を検出する方法としては、例えば下記特許文献1に記載されるように、振動センサによって軸受の振動を検出し、その検出信号に基づいて異常を判定する方法が提案されている。検出した振動信号を用いて異常を判定する方法としては、振動強度解析により異常を判定する方法や、振動周波数解析により異常を判定する方法がある。振動強度解析により異常を判定する際には、一般的に知られた方法として、例えば下記特許文献2に記載されるように、振動値の大きさの変化を追跡することによって異常を判定する方法がある。また、振動周波数解析により異常を判定する際には、例えば下記特許文献3に記載されるように、判定対象を駆動することにより発生する振動周波数のうち、幾何学的に計算される周波数(例えば転動体通過振動周波数や転動体自転周波数)などに着目し、その増減に基づいて異常を判定する方法がある。また、下記特許文献4に記載されるように、判定対象に異常が発生した場合には、計算周波数を基本周波数として、その自然数倍の高調波成分にも変化が表れるので、その高長波成分の変化を用いて異常の判定を行う方法もある。また、下記特許文献5では、ボールねじの異常を検出する場合、前述の高長波成分の変化が明確に表れる周波数範囲に制限のあることを明らかにしており、その周波数範囲を使用したボールねじの異常検出方法が記載されている。
特開2007−192828号公報 特開2006−133162号公報 特開2005−17128号公報 特開2004−212225号公報 特開2010−38567号公報
しかしながら、工作機械などではボールねじ軸を支持軸受で支持して使用することが多く、その場合、支持軸受とボールねじの双方に異常検出装置を備える必要がある。また、実質的に、支持軸受又はボールねじの何れか一方にのみ異常が生じた場合であっても、その双方を機械装置から取り外す必要がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ボールねじ軸を支持軸受で支持して使用する場合であっても、1つの装置又は方法でボールねじ及び支持軸受の双方の異常を検出することが可能なボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のボールねじの異常検出装置は、ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじ軸を回転自在に支持する支持軸受とを備えたボールねじ装置の異常検出装置において、前記ボールねじナットに取付けられ振動を検出する振動センサと、前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯及び支持軸受異常検出周波数帯の夫々の振動データを濾波する濾波部と、前記濾波部で濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受の異常を検出する異常検出部とを備え、前記濾波部は、前記ボールねじ軸の一次縦固有振動数以下の周波数帯を支持軸受の異常検出周波数帯として濾波する支持軸受異常検出周波数帯濾波部を備えたことを特徴とするものである。
なお、ボールねじナットにテーブルが堅固に取付けられている場合には、テーブルに振動センサを取付けてもよい。
また、前記濾波部は、前記ボールねじナットの固有振動数以下の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波するボールねじ異常検出周波数帯濾波部を備えたことを特徴とするものである。
また、前記異常検出部は、正常時の前記ボールねじ異常検出周波数帯の振動データ及び正常時の前記支持軸受異常検出周波数帯の振動データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較すると共に記憶されている前記正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを前記濾波された支持軸受異常検出周波数帯の振動データと比較する比較部と、前記比較部で比較された振動データの比較データに基づいて前記ボールねじの異常及び前記支持軸受の異常を判定する異常判定部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のボールねじ装置の異常検出方法は、ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじ軸を回転自在に支持する支持軸受とを備えたボールねじ装置の異常検出方法において、前記ボールねじナットに取付けられた振動センサで振動を検出し、前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯及び支持軸受異常検出周波数帯の夫々の振動データを濾波し、前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受の異常を検出し、前記ボールねじ軸の一次縦固有振動数以下の周波数帯を支持軸受の異常検出周波数帯として濾波することを特徴とするものである。
ここでも、ボールねじナットにテーブルが堅固に取付けられている場合には、テーブルに振動センサを取付けてもよい。
而して、本発明のボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法によれば、ボールねじのボールねじ軸を支持軸受で回転自在に支持する場合に、ボールねじナットに取付けられた振動センサで振動を検出し、検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯及び支持軸受異常検出周波数帯の夫々の振動データを濾波し、濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受の異常を検出し、その場合に、ボールねじ軸の一次縦固有振動数以下の周波数帯を支持軸受の異常検出周波数帯として濾波する。従って、1つの装置又は方法でボールねじ及び支持軸受の双方の異常を検出することができると共に、支持軸受の異常を正確に検出することができる。
また、ボールねじナットの固有振動数以下の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波することにより、ボールねじの異常を正確に検出することができる。
また、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データ及び正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを記憶し、記憶されている正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較すると共に記憶されている正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを濾波された支持軸受異常検出周波数帯の振動データと比較し、比較された振動データの比較データに基づいてボールねじの異常及び支持軸受の異常を判定する。そのため、ボールねじ及び支持軸受の異常を正確に検出することができる。
本発明のボールねじ装置の異常検出装置の一実施形態を示す概略構成図である。 図1の異常検出装置のブロック図である。 支持軸受異常検出周波数帯の振動データの説明図である。 ボールねじ異常検出周波数帯の振動データの説明図である。 濾波された振動データのサンプリングの説明図である。
次に、本発明のボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の異常検出装置が適用されたボールねじ装置の概略構成図であり、例えば工作機械などに適用されたものである。このボールねじ装置は、直動テーブル1を図1の左右方向に往復移動させるものであり、軸線を図の左右方向に向けてボールねじ軸2が配置されている。ボールねじ軸2の軸方向両端部は支持軸受3によって回転自在に支持されており、支持軸受3のボールねじ軸2との接触部位には図示しない転がり軸受などの軸受部材が内装されている。また、ボールねじ軸2の軸方向両端部のうち、図示右端部は継手4を介して電動モータ5に接続されている。
ボールねじ軸2にはボールねじナット6が被嵌されている。ボールねじ軸2の外周面には、断面がほぼ半円形のボール転動溝7が螺旋状に形成されており、これに対向するボールねじナット6の内周面にも、断面がほぼ半円形のボール転動溝が螺旋状に形成されている。このボールねじ軸2のボール転動溝7とボールねじナット6のボール転動溝との間にボール転動路が形成される。そして、このボール転動路には、ボールねじ軸2又はボールねじナット6の回転運動に伴って転動するボールが多数配設されている。また、ボールねじナット6の内部には、ボール転動路のボールを掬い上げて再びボール転動路に戻すためのボール戻し路も形成されている。
ボールねじナット6の軸方向一方の端部にはフランジ8が設けられ、このフランジ8が直動テーブル1に固定されている。直動テーブル1及びボールねじナット6のボールねじ軸2軸周りの回転が規制されている状態で、電動モータ5を回転するとボールねじ軸2が回転し、ボール転動路内のボールの転動に伴ってボールねじナット6及び直動テーブル1が図1の左右方向に直線移動する。ボールねじ軸2やボールねじナット6、ボールなどを備えて構成されるボールねじ9では、このボールの転動に伴って振動が生じる。本実施形態では、ボールねじナット6のフランジ8に振動センサ(振動加速度センサ)10を取付け、振動センサ10で検出される振動データからボールねじ装置の異常を検出する。なお、振動センサ10の取付箇所はボールねじナット6のフランジ8に限定されるものではなく、直動テーブル1の移動方向、つまりボールねじナット6の進行方向の振動加速度を検出することが可能な部位であればどこに取付けてもよい。但し、振動センサ10の取付可能部位は、ナット6又は直動テーブル1の何れかに限定する。
振動センサ10は異常検出装置11に接続されている。この異常検出装置11は、振動センサ10の振動データを読込んで所定の演算処理を行う演算処理部12、種々のプログラムやデータ、演算結果などを記憶する記憶部13、演算処理部12の演算処理結果や指示内容を表示する表示部14を備えて構成される。図2には、異常検出装置11の構成をブロック図で示す。振動センサ10で検出される振動データは波形データである。この異常検出装置11は、振動センサ10からの振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データと支持軸受異常検出周波数帯の振動データを濾波する濾波部15と、濾波部15で濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじ9の異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受3の異常を検出し、場合によっては、その異常検出結果を表示部14に表示指示する異常検出部16とを備えて構成される。
濾波部15は、図2bに示すように、後述するボールねじナット6の固有振動数以下の周波数帯の振動データを振動センサ10からの振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データとして濾波するボールねじ異常検出周波数帯濾波部17と、後述するボールねじ軸2の一次縦固有周波数以下の周波数帯の振動データを振動センサ10からの振動データから支持軸受異常検出周波数帯の振動データとして濾波する支持軸受異常検出周波数帯濾波部18を備えて構成される。また、記憶部13には、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データ及び正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データが記憶されている。
そこで、本実施形態の異常検出部16は、記憶部13に記憶されている正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データをボールねじ異常検出周波数帯濾波部17で濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較すると共に記憶されている正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを支持軸受異常検出周波数帯濾波部18で濾波された支持軸受異常検出周波数帯の振動データと比較する比較部19と、比較部19で比較された振動データの比較データに基づいてボールねじ9の異常及び支持軸受3の異常を判定する異常判定部20を備えて構成される。なお、比較部19では、例えば正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データから閾値を設定し、その閾値と濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データを比較すると共に、正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データから閾値を設定し、その閾値と濾波された支持軸受異常検出周波数帯の振動データを比較する。
ボールねじ軸2などの棒材の縦固有振動数は下記1式で求められる。式中のlは軸方向の長さ、Eは縦弾性係数、ρは密度である。また、式中のλnは、境界条件と振動モードによって決まる無次元の定数である。ボールねじナット6の固有振動数も同式で得られる。支持軸受3に異常が発生したときの支持軸受3起因の振動成分は、異常が発生した支持軸受3からボールねじ軸2を介しボールねじナット6へと伝播する。工作機械などで用いられるボールねじ装置の支持軸受3とボールねじナット6間の長さは700〜1200mm程度であるから、その長さ範囲のボールねじ軸2の縦固有振動数は約2kHz〜3.6kHz程度となる。一方、ボールねじナット6の長さは150〜200mm程度であるから、その長さ範囲のボールねじナット6の固有振動数は6.5kHz程度以上となる。
Figure 2013257253
前述したように、支持軸受3に異常が発生したときの支持軸受3起因の振動成分は、異常が発生した支持軸受3からボールねじ軸2を介しボールねじナット6へと伝播する。その際、ボールねじナット6のバネ効果によりボールねじナット6の固有振動数以上の振動周波数成分が伝播しないのは当然として、ボールねじ軸2の縦固有振動数以上の振動周波数成分も伝播しない。このことから、支持軸受3に異常が発生した際の振動成分は、ボールねじ軸2の縦固有振動数以下の振動成分となり、その成分を監視することによって支持軸受3に発生する異常を検出することが可能となる。図3には、支持軸受3が正常なときのボールねじナット6の振動データと支持軸受3が損傷したときのボールねじナット6の振動データを示す。図中の楕円で囲んだ範囲(約3kHz以下の周波数帯)で、支持軸受損傷有無の差異が顕著に確認でき、表れた周波数ピークは計算結果に一致している。
一方、ボールねじにおいては、循環するボールが非負荷圏から負荷圏に進入する際に軌道面と衝突し、その衝突による軌道面側部材の自由振動が励起されて部材の固有振動周波数を周波数とする振動が発生する。このボールねじの異常を、ボールねじナット6の振動データから検出しようとする際、ボールねじナット6の固有振動数以上の周波数成分では、高長波成分が隠れてしまい、一般的な転がり軸受などと同じように部材の固有振動成分を含む振動データでは、正常時と異常時の変化割合が小さくなってしまい、異常を判定しにくくしてしまう。これに対し、図4に示すように、ボールねじナット6の固有振動数以下の周波数帯域では、図に楕円で囲んだ範囲(約6kHz以下の周波数帯)で、ボールねじ損傷有無の差異が顕著に確認できる。
このことから、本実施形態では、約6kHz以下の周波数帯をボールねじ異常検出周波数帯とし、約3kHz以下の周波数帯を支持軸受異常検出周波数帯とし、ボールねじ9の正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データ及び支持軸受3の正常時の支持軸受異常検出体の振動データを記憶部13に記憶する。濾波部15では、ボールねじ異常検出周波数帯濾波部17によって振動センサ10の振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波し、支持軸受異常検出周波数帯濾波部18によって振動センサ10の振動データから支持軸受異常検出周波数帯の振動データを濾波する。そして、比較部19では、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較すると共に正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを濾波された支持軸受異常検出周波数帯の振動データと比較し、異常判定部20では、比較された振動データの比較データに基づいてボールねじ9の異常及び支持軸受3の異常を判定する。異常判定方法としては、例えば図5に示すように、濾波された夫々の異常検出周波数帯の振動データと正常時の夫々の検出周波数帯の振動データから得られた閾値とを比較し、その結果、濾波された異常検出周波数帯の振動データが閾値以上である場合に、異常であると判定する方法などがある。この例では、濾波された夫々の異常検出周波数帯の振動データを時系列的にサンプリングし、各サンプリング時刻の振動データを夫々の異常検出周波数帯の閾値と比較するようにしている。
このように本実施形態のボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法では、ボールねじ9のボールねじ軸2を支持軸受3で回転自在に支持する場合に、ボールねじナット6に取付けられた振動センサ10で振動を検出し、検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯及び支持軸受異常検出周波数帯の夫々の振動データを濾波し、濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受の異常を検出し、その場合に、ボールねじ軸2の一次縦固有振動数以下の周波数帯を支持軸受3の異常検出周波数帯として濾波する。従って、1つの装置又は方法でボールねじ9及び支持軸受3の双方の異常を検出することができると共に、支持軸受3の異常を正確に検出することができる。
また、ボールねじナット6の固有振動数以下の周波数帯をボールねじ9の異常検出周波数帯として濾波することにより、ボールねじ9の異常を正確に検出することができる。
また、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データ及び正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを記憶し、記憶されている正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較すると共に記憶されている正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを濾波された支持軸受異常検出周波数帯の振動データと比較し、比較された振動データの比較データに基づいてボールねじ9の異常及び支持軸受3の異常を判定する。そのため、ボールねじ9及び支持軸受3の異常を正確に検出することができる。
1は直動テーブル
2はボールねじ軸
3は支持軸受
4は継手
5は電動モータ
6はボールねじナット
7はボール転動溝
8はフランジ
9はボールねじ
10は振動センサ
11は異常検出装置
12は演算処理部
13は記憶部
14は表示部
15は濾波部
16は異常検出部
17はボールねじ異常検出周波数帯濾波部
18は支持軸受異常検出周波数帯濾波部
19は比較部
20は異常判定部

Claims (4)

  1. ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじ軸を回転自在に支持する支持軸受とを備えたボールねじ装置の異常検出装置において、前記ボールねじナットに取付けられ振動を検出する振動センサと、前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯及び支持軸受異常検出周波数帯の夫々の振動データを濾波する濾波部と、前記濾波部で濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受の異常を検出する異常検出部とを備え、前記濾波部は、前記ボールねじ軸の一次縦固有振動数以下の周波数帯を支持軸受の異常検出周波数帯として濾波する支持軸受異常検出周波数帯濾波部を備えたことを特徴とするボールねじ装置の異常検出装置。
  2. 前記濾波部は、前記ボールねじナットの固有振動数以下の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波するボールねじ異常検出周波数帯濾波部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置の異常検出装置。
  3. 前記異常検出部は、正常時の前記ボールねじ異常検出周波数帯の振動データ及び正常時の前記支持軸受異常検出周波数帯の振動データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較すると共に記憶されている前記正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データを前記濾波された支持軸受異常検出周波数帯の振動データと比較する比較部と、前記比較部で比較された振動データの比較データに基づいて前記ボールねじの異常及び前記支持軸受の異常を判定する異常判定部とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のボールねじ装置の異常検出装置。
  4. ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじ軸を回転自在に支持する支持軸受とを備えたボールねじ装置の異常検出方法において、前記ボールねじナットに取付けられた振動センサで振動を検出し、前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯及び支持軸受異常検出周波数帯の夫々の振動データを濾波し、前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出すると共に支持軸受異常検出周波数帯の振動データに基づいて支持軸受の異常を検出し、前記ボールねじ軸の一次縦固有振動数以下の周波数帯を支持軸受の異常検出周波数帯として濾波することを特徴とするボールねじ装置の異常検出方法。
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