JP6051606B2 - ボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法 - Google Patents

ボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法 Download PDF

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本発明は、ボールねじ軸とボールねじナットとの間のボール転動路で多数のボールを転動させてボールねじ軸又はボールねじナットを回転移動するボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法に関するものである。
一般に、ボールねじは、外周面に螺旋状のボール転動溝が形成されたボールねじ軸と、前記ボールねじ軸のボール転動溝と対向する螺旋状のボール転動溝を有するボールねじナットと、前記ボールねじ軸及びボールねじナットのボール転動溝間のボール転動路を当該ボールねじ軸又はボールねじナットの回転運動に伴って転動する多数のボールと、前記ボールの転がり方向を変更してボール戻し路に送給し且つボール戻し路からボールをボール転動路に戻すボール循環路とを備えて構成される。
転がり軸受などの異常を検出する方法としては、例えば下記特許文献1に記載されるように、振動センサによって軸受の振動を検出し、その検出信号に基づいて異常を判定する方法が提案されている。検出した振動信号を用いて異常を判定する方法としては、振動強度解析により異常を判定する方法や、振動周波数解析により異常を判定する方法がある。振動強度解析により異常を判定する際には、一般的に知られた方法として、例えば下記特許文献2に記載されるように、振動値の大きさの変化を追跡することによって異常を判定する方法がある。また、振動周波数解析により異常を判定する際には、例えば下記特許文献3に記載されるように、判定対象を駆動することにより発生する振動周波数のうち、幾何学的に計算される周波数(例えば転動体通過振動周波数や転動体自転周波数)などに着目し、その増減に基づいて異常を判定する方法がある。また、下記特許文献4に記載されるように、判定対象に異常が発生した場合には、計算周波数を基本周波数として、その自然数倍の高調波成分にも変化が表れるので、その高長波成分の変化を用いて異常の判定を行う方法もある。また、下記特許文献5では、ボールねじの異常を検出する場合、前述の高長波成分の変化が明確に表れる周波数範囲に制限のあることを明らかにしており、その周波数範囲を使用したボールねじの異常検出方法が記載されている。
特開2007−192828号公報 特開2006−133162号公報 特開2005−17128号公報 特開2004−212225号公報 特開2010−38567号公報
前記特許文献5によれば、ボールねじナット単体の固有振動数を境に、ボールねじナットの固有振動数以下の振動成分には高調波成分が明確に表れるのに対し、ボールねじナットの固有振動数以上の振動成分には高調波成分が現れにくい。そのため、ボールねじの異常検出のためには、ボールねじナットの固有振動数以下の周波数帯の高調波成分の変化を用いる。しかしながら、特に工作機械に用いられるボールねじの異常検出の場合に限っては、ボールねじナットの固有振動数以下の成分においても、高調波成分の出現に有為差があることが分かってきた。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、ボールねじナットの10倍以上の質量のテーブルにボールねじナットの端部が堅固に固定される場合に、ボールねじの異常を正確に検出することが可能なボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のボールねじの異常検出装置は、ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじナットの軸方向端部が堅固に固定され前記ボールねじナットの10倍以上の質量を有するテーブルとを備えたボールねじ装置の異常検出装置において、前記ボールねじナット又はテーブルに取付けられ振動を検出する振動センサと、前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波する濾波部と、前記濾波部で濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出する異常検出部とを備え、前記濾波部は、前記ボールねじナットの自由−自由一次固有振動数の1/2〜1倍の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波することを特徴とするものである。
また、前記異常検出部は、正常時の前記ボールねじ異常検出周波数帯の振動データを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較する比較部と、前記比較部で比較された振動データの比較データに基づいて前記ボールねじの異常を判定する異常判定部とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のボールねじ装置の異常検出方法は、ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじナットの軸方向端部が堅固に固定され前記ボールねじナットの10倍以上の質量を有するテーブルとを備えたボールねじ装置の異常検出方法において、前記ボールねじナット又はテーブルに取付けられた振動センサで振動を検出し、前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波し、前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出し、前記ボールねじナットの自由−自由一次固有振動数の1/2〜1倍の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波することを特徴とするものである。
而して、本発明のボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法によれば、ボールねじのボールねじナットの10倍以上の質量のテーブルに当該ボールねじナットの端部が堅固に固定される場合に、ボールねじナット又はテーブルに取付けられた振動センサで振動を検出し、検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波し、濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出し、その場合に、ボールねじナットの固定−自由一次固有振動数以下の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波する。ボールねじナットの10倍以上の質量のテーブルにボールねじナットの端部が堅固に固定される場合には、ボールねじナットの固定−自由一次固有振動数以下の周波数帯に高調波成分が現れやすい。従って、ボールねじナットの固定−自由一次固有振動数以下の周波数帯の高調波成分の変化からボールねじの異常を正確に検出することができる。
また、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを記憶し、記憶されている正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較し、比較された振動データの比較データに基づいてボールねじの異常の異常を判定する。そのため、ボールねじの異常をより一層正確に検出することができる。
本発明のボールねじ装置の異常検出装置の一実施形態を示す概略構成図である。 図1の異常検出装置のブロック図である。 ボールねじナットの固有振動数の説明図である。 ボールねじナットの自由−自由固有振動数以下の振動データの説明図である。 ボールねじ異常検出周波数帯の振動データの説明図である。
次に、本発明のボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の異常検出装置が適用されたボールねじ装置の概略構成図であり、例えば工作機械などに適用されたものである。このボールねじ装置は、直動テーブル1を図1の左右方向に往復移動させるものであり、軸線を図の左右方向に向けてボールねじ軸2が配置されている。ボールねじ軸2の軸方向両端部は支持軸受3によって回転自在に支持されており、支持軸受3のボールねじ軸2との接触部位には図示しない転がり軸受などの軸受部材が内装されている。また、ボールねじ軸2の軸方向両端部のうち、図示右端部は継手4を介して電動モータ5に接続されている。
ボールねじ軸2にはボールねじナット6が被嵌されている。ボールねじ軸2の外周面には、断面がほぼ半円形のボール転動溝7が螺旋状に形成されており、これに対向するボールねじナット6の内周面にも、断面がほぼ半円形のボール転動溝が螺旋状に形成されている。このボールねじ軸2のボール転動溝7とボールねじナット6のボール転動溝との間にボール転動路が形成される。そして、このボール転動路には、ボールねじ軸2又はボールねじナット6の回転運動に伴って転動するボールが多数配設されている。また、ボールねじナット6の内部には、ボール転動路のボールを掬い上げて再びボール転動路に戻すためのボール戻し路も形成されている。
ボールねじナット6の軸方向一方の端部にはフランジ8が設けられ、このフランジ8が直動テーブル1に堅固に固定されている。本実施形態の直動テーブル1は、ボールねじナット6の10倍以上の質量を有する。直動テーブル1及びボールねじナット6のボールねじ軸2軸周りの回転が規制されている状態で、電動モータ5を回転するとボールねじ軸2が回転し、ボール転動路内のボールの転動に伴ってボールねじナット6及び直動テーブル1が図1の左右方向に直線移動する。ボールねじ軸2やボールねじナット6、ボールなどを備えて構成されるボールねじ9では、このボールの転動に伴って振動が生じる。本実施形態では、ボールねじナット6のフランジ8に振動センサ(振動加速度センサ)10を取付け、振動センサ10で検出される振動データからボールねじ装置の異常を検出する。なお、振動センサ10の取付箇所はボールねじナット6のフランジ8に限定されるものではなく、直動テーブル1の移動方向、つまりボールねじナット6の進行方向の振動加速度を検出することが可能な部位であればどこに取付けてもよい。但し、振動センサ10の取付可能部位は、ナット6又は直動テーブル1の何れかに限定する。
振動センサ10は異常検出装置11に接続されている。この異常検出装置11は、振動センサ10の振動データを読込んで所定の演算処理を行う演算処理部12、種々のプログラムやデータ、演算結果などを記憶する記憶部13、演算処理部12の演算処理結果や指示内容を表示する表示部14を備えて構成される。図2には、異常検出装置11の構成をブロック図で示す。振動センサ10で検出される振動データは波形データである。この異常検出装置11は、振動センサ10からの振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波する濾波部15と、濾波部15で濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじ9の異常を検出し、場合によっては、その異常検出結果を表示部14に表示指示する異常検出部16とを備えて構成される。
記憶部13には、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データ及び正常時の支持軸受異常検出周波数帯の振動データが記憶されている。そこで、本実施形態の異常検出部16は、記憶部13に記憶されている正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較する比較部19と、比較部19で比較された振動データの比較データに基づいてボールねじ9の異常を判定する異常判定部20を備えて構成される。なお、比較部19では、例えば正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データから閾値を設定し、その閾値と濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データを比較する。
ボールねじ軸2やボールねじナット6などの棒材の縦固有振動数は下記1式で求められる。式中のlは軸方向の長さ、Eは縦弾性係数、ρは密度である。また、式中のλnは、境界条件と振動モードによって決まる無次元の定数で、棒材の両端部が自由支持(自由−自由)の場合には、棒材の両端部で定常波が腹となるため、例えばλ1=π、λ2=2π、λ3=3π、…となる。一方、棒材の一方の端部が固定支持、他方の端部が自由支持(固定−自由)の場合には、固定支持側で定常波が節となるため、例えばλ1=π/2、λ2=3π/2、λ3=5π/2、…となる。つまり、自由−自由一次固有振動数に対して固定−自由一次固有振動数は1/2となる。
Figure 0006051606
ボールねじナット6の自由−自由一次固有振動数を測定した実測例を図3に示す。ボールねじナット6の長さは150〜200mm程度であるから、その長さ範囲のボールねじナット6の固有振動数は6.5kHz程度以上となる。本発明の対象となる工作機械に使用される一般的なボールねじ装置においては概ね5kHz以上の周波数範囲にボールねじナットの自由−自由一次固有振動数が存在する。
ボールねじにおいては、循環するボールが非負荷圏から負荷圏に進入する際に軌道面と衝突し、その衝突による軌道面側部材の自由振動が励起されて部材の固有振動周波数を周波数とする振動が発生する。このボールねじの異常を、ボールねじナット6の振動データから検出しようとする際、ボールねじナット6の固有振動数以上の周波数成分では、高長波成分が隠れてしまい、一般的な転がり軸受などと同じように部材の固有振動成分を含む振動データでは、正常時と異常時の変化割合が小さくなってしまい、異常を判定しにくくしてしまう。そこで、自由−自由一次固有振動数を測定したボールねじナット6を剛性の低い(質量の小さい)直動テーブルに取付け、異常発生前後のボールねじ9の振動測定を行った。測定結果を図4に示す。同図から明らかなように、ボールねじナット6の固有振動数以下の周波数帯では、図に楕円で囲んだ範囲(約6kHz以下の周波数帯)で、ボールねじ損傷有無の差異が顕著に確認できる。
しかしながら、本実施形態の直動テーブル1は、質量がボールねじナット6の10倍以上で剛性が高い。この剛性の高い直動テーブル1にボールねじナット6の軸方向端部を堅固に固定し、異常発生前後のボールねじ9の振動測定を行った。測定結果を図5に示す。同図から明らかなように、ボールねじナット6の固有振動数よりも低い周波数帯、即ち図に楕円で囲んだ範囲(約4kHz以下の周波数帯)で、ボールねじ損傷有無の差異が顕著に確認できる。
図4と図5の違いは、ボールねじナット6を保持する直動テーブル1の剛性の高低によるものであると考えられる。即ち、剛性の低い直動テーブル1に保持されたボールねじナット6は、前記1式の自由−自由支持により近く、剛性の高い直動テーブル1に保持されたボールねじナット6は、前記1式の固定−自由支持に近い。何れの場合も、ボールねじナット6の一次固有振動数以下の周波数帯で損傷有無の差異を顕著に確認できるが、両者では一次固有振動数そのものが異なるため、損傷有無の差異を顕著に確認できる周波数帯が異なる。
このことから、剛性の高いテーブルの工作機械に用いられるボールねじの異常検出には、剛性の高い案内テーブルを含んだボールねじナット系の一次固有振動数以下の周波数帯の振動成分を抽出することが必要となり、その範囲は、ボールねじナット6の自由−自由一次固有振動数の1/2〜1倍となる。本実施形態では、直動テーブル1はボールねじナット6の質量の10倍以上と剛性が高いので、ボールねじナット6の固定−自由一次固有振動数以下の周波数帯、約4kHz以下の周波数帯をボールねじ異常検出周波数帯と設定した。そして、ボールねじ9の正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを記憶部13に記憶する。濾波部15では、振動センサ10の振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波する。比較部19では、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較し、異常判定部20では、比較された振動データの比較データに基づいてボールねじ9の異常を判定する。異常判定方法としては、例えば濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データが正常時のボールねじ検出周波数帯の振動データから得られた閾値以上である場合に、異常であると判定する方法などがある。
このように本実施形態のボールねじ装置の異常検出装置及び異常検出方法では、ボールねじ9のボールねじナット6の10倍以上の質量の直動テーブル1に当該ボールねじナット6のフランジ(端部)8が堅固に固定される場合に、ボールねじナット6に取付けられた振動センサ10で振動を検出し、検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波し、濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじ8の異常を検出し、その場合に、ボールねじナットの固定−自由一次固有振動数以下の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波する。ボールねじナット6の10倍以上の質量の直動テーブル1にボールねじナット6の端部が堅固に固定される場合には、ボールねじナット6の固定−自由一次固有振動数以下の周波数帯に高調波成分が現れやすい。従って、ボールねじナット6の固定−自由一次固有振動数以下の周波数帯の高調波成分の変化からボールねじ9の異常を正確に検出することができる。
また、正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを記憶し、記憶されている正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較し、比較された振動データの比較データに基づいてボールねじ9の異常の異常を判定する。そのため、ボールねじ9の異常をより一層正確に検出することができる。
1は直動テーブル
2はボールねじ軸
3は支持軸受
4は継手
5は電動モータ
6はボールねじナット
7はボール転動溝
8はフランジ
9はボールねじ
10は振動センサ
11は異常検出装置
12は演算処理部
13は記憶部
14は表示部
15は濾波部
16は異常検出部
19は比較部
20は異常判定部

Claims (3)

  1. ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじナットの軸方向端部が堅固に固定され前記ボールねじナットの10倍以上の質量を有するテーブルとを備えたボールねじ装置の異常検出装置において、
    前記ボールねじナット又はテーブルに取付けられ振動を検出する振動センサと、
    前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波する濾波部と、
    前記濾波部で濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出する異常検出部とを備え、
    前記濾波部は、前記ボールねじナットの自由−自由一次固有振動数の1/2〜1倍の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波することを特徴とするボールねじ装置の異常検出装置。
  2. 前記異常検出部は、
    正常時の前記ボールねじ異常検出周波数帯の振動データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記正常時のボールねじ異常検出周波数帯の振動データを前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データと比較する比較部と、
    前記比較部で比較された振動データの比較データに基づいて前記ボールねじの異常を判定する異常判定部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のボールねじ装置の異常検出装置。
  3. ボールねじ軸及びボールねじナットを備えたボールねじと、前記ボールねじナットの軸方向端部が堅固に固定され前記ボールねじナットの10倍以上の質量を有するテーブルとを備えたボールねじ装置の異常検出方法において、
    前記ボールねじナット又はテーブルに取付けられた振動センサで振動を検出し、
    前記振動センサで検出された振動データからボールねじ異常検出周波数帯の振動データを濾波し、
    前記濾波されたボールねじ異常検出周波数帯の振動データに基づいてボールねじの異常を検出し、
    前記ボールねじナットの自由−自由一次固有振動数の1/2〜1倍の周波数帯をボールねじの異常検出周波数帯として濾波することを特徴とするボールねじ装置の異常検出方法。
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