JP6947474B2 - 運動案内装置の状態診断装置 - Google Patents
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Description
する。
長手方向に沿って延在する軌道部材と、該軌道部材の長手方向に沿って相対的に移動可能な移動部材であって、該軌道部材に形成された転動面との間に複数の転動体を転動可能な状態で挟み込んで該軌道部材に対して係合され、且つ、その内部に形成された循環路を通って前記複数の転動体が循環するように構成されている移動部材と、を有する運動案内装置の状態を診断する状態診断装置であって、
前記運動案内装置において前記軌道部材の長手方向に沿って前記移動部材が移動する際に生じる摩擦力変動と相関のある所定の診断パラメータを取得するパラメータ取得部と、
前記パラメータ取得部によって取得された前記所定の診断パラメータに係る信号を処理する信号処理部であって、該所定の診断パラメータに係る信号から、第1所定周波数帯域の信号である第1診断用信号と、該第1所定周波数帯域よりも低い第2所定周波数帯域の信号である第2診断用信号とを抽出する信号処理部と、
前記信号処理部によって抽出された前記第1診断用信号および前記第2診断用信号に基づいて前記運動案内装置の状態を診断する診断部と、
を備える。
(システムの概略構成)
図1は、本実施例に係るリニアモータ式駆動システムの概略構成を示す図である。また、図2,3は、本実施例に係るリニアモータ式駆動システムが備える運動案内装置の概略構成を説明するための図である。
動に伴う該テーブル4の移動を案内するための装置である。運動案内装置3は、一対のレール31と、四つのブロック32とを有している。二本のレール31は、それぞれ、リニアモータ2の固定子21の軸方向に延び、該固定子21を挟んで互いに平行となるようにベース部材7に固定されている。各レール31には、該レール31の長手方向に沿って相対的に移動するブロック32が二つずつ取り付けられている。
る転動体に相当する。また、本実施例においては、リニアモータ2が本発明に係るアクチュエータに相当する。なお、本発明に係るアクチュエータは、リニアモータに限られるものではなく、ボールねじ等であってもよい。また、本実施例においては、制御装置10が本発明に係る制御装置に相当し、リニアスケール5が本発明に係る位置情報取得装置に相当する。
次に、診断装置200によって行われる運動案内装置3の状態診断について説明する。運動案内装置3では、リニアモータ2によってテーブル4が移動されることに伴ってレール31の長手方向に沿ってブロック32が移動する際に摩擦力変動が生じる。そして、運動案内装置3の状態が変化すると、この摩擦力変動に変化が生じる。そこで、診断装置200は、摩擦力変動と相関のある所定の診断パラメータに基づいて運動案内装置3の状態を診断する。
、第1摩擦力変動と相関のある第1診断用信号と、第2摩擦力変動と相関のある第2診断用信号とを抽出すべく、信号処理部220が該位置偏差に係る信号を処理する。
常範囲(すなわち、所定の下限値dPmin以上且つ所定の上限値dPmax以下の範囲)内の値となっている。つまり、この場合は、レール31の転動面31aのフレーキングに伴って、第1摩擦力変動の方が第2摩擦力変動よりも顕著に変化したと考えられる。このような場合であっても、第1診断用信号の振幅および第2診断用信号の振幅のそれぞれを所定の下限値dPminおよび所定の上限値dPmaxと比較することによる運動案内装置3の状態診断を行うことで、リニアモータ式駆動システム1の使用日数がD1を超えた直後に、運動案内装置3の状態が異常であると診断することができる。
ここで、診断装置200によって実行される運動案内装置3の状態診断のフローについて図11に示すフローチャートに基づいて説明する。本フローは、診断装置200によって所定の頻度(例えば、1日に1回)で実行される。
以下、診断装置200によって行われる運動案内装置3の状態診断の変形例1について説明する。上記実施例においては、運動案内装置3における摩擦力変動と相関のある所定の診断パラメータとして位置偏差を用いた。ここで、上述したように、リニアモータ2においては、該リニアモータ2の実際の推力が制御装置10にフィードバックされる。そして、リニアモータ2の実際の推力は運動案内装置3における摩擦力変動に応じて変動する。したがって、制御装置10にフィードバックされるリニアモータ2の推力(以下「フィードバック推力」と称する。)は運動案内装置3における摩擦力変動と相関がある。そこで、本変形例では、運動案内装置3の状態診断における所定の診断パラメータとして、位置偏差に代えて、フィードバック推力を用いる。
、上記実施例に係る第1診断用信号の振幅および第2診断用信号の振幅の変化の仕方と必ずしも同様とはならない。これは、制御装置10によって算出される位置偏差の変動周期と、リニアモータ2から制御装置10に入力されるフィードバック推力の変動周期とが必ずしも同様ではないためである。
限値Fminおよび所定の上限値Fmaxと比較することによる運動案内装置3の状態診断を行うことで、リニアモータ式駆動システム1の使用日数がD6を超えた直後に、運動案内装置3の状態が異常であると診断することができる。
以下、診断装置200によって行われる運動案内装置3の状態診断の変形例2について説明する。図16は、本変形例に係るリニアモータ式駆動システムの概略構成を示す図である。本変形例では、テーブル4に加速度センサ40が設置されている。そして、リニアモータ2が駆動されることでテーブル4が移動したときの該テーブル4の加速度が加速度センサ40によって検出される。そして、加速度センサ40の検出値が診断装置200に入力される。その他の構成は図1に示す構成と同様である。なお、運動案内装置3のブロック32はテーブル4と共に移動するため、加速度センサ40によって検出される加速度はブロック32の加速度として捉えることができる。
下限値および所定の上限値と比較することで運動案内装置3の状態診断を行う。これにより、上記実施例1および上記変形例1に係る運動案内装置3の状態診断と同様の効果を得ることができる。
Claims (6)
- 長手方向に沿って延在する軌道部材と、該軌道部材の長手方向に沿って相対的に移動可能な移動部材であって、該軌道部材に形成された転動面との間に複数の転動体を転動可能な状態で挟み込んで該軌道部材に対して係合され、且つ、その内部に形成された循環路を通って前記複数の転動体が循環するように構成されている移動部材と、を有する運動案内装置の状態を診断する状態診断装置であって、
前記運動案内装置において前記軌道部材の長手方向に沿って前記移動部材が移動する際に生じる摩擦力変動と相関のある所定の診断パラメータを取得するパラメータ取得部と、
前記パラメータ取得部によって取得された前記所定の診断パラメータに係る信号を処理する信号処理部であって、該所定の診断パラメータに係る信号から、第1所定周波数帯域の信号である第1診断用信号と、該第1所定周波数帯域よりも低い第2所定周波数帯域の信号である第2診断用信号とを抽出する信号処理部と、
前記信号処理部によって抽出された前記第1診断用信号および前記第2診断用信号に基づいて前記運動案内装置の状態を診断する診断部と、
を備える運動案内装置の状態診断装置。 - 前記第1所定周波数帯域が、前記運動案内装置において前記軌道部材の前記転動面上を前記転動体が転動することに起因して生じる摩擦力変動の周波数帯域であり、前記第2所定周波数帯域が、前記運動案内装置において前記軌道部材の前記転動面上と前記移動部材の前記循環路との間を前記転動体が出入りすることに起因して生じる摩擦力変動の周波数帯域である請求項1に記載の運動案内装置の状態診断装置。
- 前記診断部が、前記第1診断用信号の振幅および前記第2診断用信号の振幅のそれぞれを所定の閾値と比較することで前記運動案内装置の状態を診断する請求項1または2に記載の運動案内装置の状態診断装置。
- 前記運動案内装置が、前記軌道部材の長手方向に沿って前記移動部材を移動させる際のアクチュエータを制御する制御装置と、前記軌道部材上における前記移動部材の実際の位置に関する位置情報を取得する位置情報取得装置と、をさらに有し、
前記所定の診断パラメータが、前記制御装置から前記アクチュエータに対して出力される前記移動部材の位置に関する指令値と、前記位置情報取得装置によって取得される位置情報との差である請求項1から3のいずれか一項に記載の運動案内装置の状態診断装置。 - 前記運動案内装置が、前記軌道部材の長手方向に沿って前記移動部材を移動させる際のアクチュエータを制御する制御装置をさらに有し、
前記所定の診断パラメータが、前記アクチュエータから前記制御装置にフィードバックされる推力またはトルクである請求項1から3のいずれか一項に記載の運動案内装置の状態診断装置。 - 前記運動案内装置が、前記軌道部材の長手方向に沿って前記移動部材が移動する際の加速度を検出する加速度センサをさらに有し、
前記所定の診断パラメータが、前記加速度センサの検出値である請求項1から3のいずれか一項に記載の運動案内装置の状態診断装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012098213A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Nsk Ltd | 転がり直動要素用稼働状態監視装置および転がり直動要素の稼働状態監視方法 |
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