JP2013254074A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】素早いフォーカシング動作が可能であり、かつ小型なレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】本発明は、複数のレンズ群からなるレンズ系を保持するレンズ鏡筒において、筒状の固定枠の両端に固定された物体側固定レンズ群及び像側固定レンズ群を配設し、固定枠内に、移動レンズ群である第1のフォーカシングレンズ群、第2のフォーカシングレンズ群及び単一のレンズからなるウォブリングレンズ群を配設した。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のレンズ群からなるレンズ系を保持するレンズ鏡筒に関する。
例えばカメラやビデオカメラ等に用いられる、複数のレンズ群からなるレンズ系を保持するレンズ鏡筒においては、電動アクチュエータによって一部のレンズ群を光軸に沿って移動可能に保持する構成が一般的である。たとえば、特開2005−234075号公報には、4つのレンズ群のうち、第2群及び第4群のレンズを移動可能に保持するレンズ鏡筒が開示されている。特開2005−234075号公報に開示の技術では、複数のレンズからなる第4レンズ群を動かすことにより、フォーカシング動作(合焦動作)を行っている。
特開2005−234075号公報
特開2005−234075号公報に開示の技術のように、複数のレンズからなるレンズ群を移動させることによってフォーカシング動作を行う場合、移動させるレンズ群の重量が比較的重いため、素早く動作を行うためには出力の高い大きなモータが必要となる。このため、レンズ鏡筒の小型化が困難である。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであって、素早いフォーカシング動作が可能であり、かつ小型なレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
本発明の一態様のレンズ鏡筒は、複数のレンズ群からなるレンズ系を保持するレンズ鏡筒であって、筒状の固定枠と、前記レンズ系の最も物体側のレンズ群であって、前記固定枠の物体側端部に固定された物体側固定レンズ群と、前記レンズ系の最も像側のレンズ群であって、前記固定枠の像側端部に固定された像側固定レンズ群と、前記レンズ系の前記物体側固定レンズ群よりも像側に配設されたレンズ群である第1のフォーカシングレンズ群と、前記第1のフォーカシングレンズ群を保持し、前記固定枠内において前記光軸に沿って移動可能に配設された第1移動レンズ保持枠と、前記レンズ系の前記第1のフォーカシングレンズ群よりも像側に配設されたレンズ群である第2のフォーカシングレンズ群と、前記第2のフォーカシングレンズ群を保持し、前記固定枠内において前記光軸に沿って移動可能に配設された第2移動レンズ保持枠と、前記レンズ系の前記第2のフォーカシングレンズ群よりも像側に配設された単一のレンズからなるレンズ群であるウォブリングレンズ群と、前記ウォブリングレンズ群を保持し、前記固定枠内において前記光軸に沿って移動可能に配設された第3移動レンズ保持枠と、前記第1移動レンズ保持枠、前記第2移動レンズ保持枠及び前記第3移動レンズ保持枠をそれぞれ独立して駆動する複数の駆動機構部と、を備え、前記ウォブリングレンズ群を光軸方向に振動させることによってウォブリング動作を行い、前記第1のフォーカシングレンズ群及び前記第2のフォーカシングレンズ群を光軸方向に移動させることによってフォーカシング動作を行うことが可能に構成されている。
本発明によれば、フォーカシング動作が素早く、かつ小型なレンズ鏡筒を実現可能である。
レンズ鏡筒の外観図である。 合焦距離を無限遠とした状態のレンズ鏡筒の断面図である。 合焦距離も最短にした状態のレンズ鏡筒1の断面図である。 レンズ鏡筒の分解図である。 光学系ユニットから駆動機構部を取り外した状態を示す分解図である。 第1固定レンズ保持枠が取り外された状態の固定枠を、光軸に沿って物体側から見た図である。 図6のVII-VII断面図である。 図6のVIII-VIII断面図である。 固定枠内における、第1移動レンズ保持枠、第2移動レンズ保持枠及び第3移動レンズ保持枠の支持機構に関わる部材のみを透視した斜視図である。 第1移動レンズ保持枠の正面図である。 第2移動レンズ保持枠の正面図である。 第3移動レンズ保持枠の正面図である。 第2固定レンズ保持枠の正面図である。 図7のXIV-XIV断面図である 図7のXV-XV断面図である。 図7のXVI-XVI断面図である。 第1駆動機構部のナットと、第1移動レンズ保持枠のナット係合部の形状を説明する部分断面図である。 第1駆動機構部を固定枠に組み付ける方法を説明するための図である。
以下に、本発明の好ましい形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図においては、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものであり、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
本実施形態のレンズ鏡筒1は、後述する複数のレンズを含むレンズ系を保持するように構成されている。図1に示すように、レンズ鏡筒1は、レンズ系の光軸を略中心軸とした筒状の外観を有している。
レンズ鏡筒1は一例として、図示しないカメラ本体に対して着脱可能に構成された、レンズ交換可能なカメラシステムにおけるいわゆる交換レンズの形態を有している。具体的には図1に示すように、レンズ鏡筒1は、基端部にバヨネット機構やねじ機構等によって、カメラ本体に係合可能に構成されたマウント部2を有している。なお、レンズ鏡筒1は、カメラ本体と分離できない形態であってもよいし、またレンズ鏡筒1は、レンズ系の像側に配設された撮像素子を含む形態であってもよい。
本実施形態のレンズ鏡筒1は、オートフォーカスに対応した形態を有するものであって、詳しくは後述するが、レンズ系の一部のレンズを光軸に沿って進退移動させる駆動機構部を有し、該一部のレンズの移動に伴い合焦距離を変化させることが可能に構成されている。
レンズ鏡筒1の外周部には、周方向に回転可能に配設された環状のフォーカスリング3が設けられている。図示しないが、レンズ鏡筒1は、フォーカスリング3の回転方向及び回転速度を検出するエンコーダを有しており、フォーカスリング3の回転方向及び回転速度の検出結果に応じて合焦距離を変化させるマニュアルフォーカス動作も可能である。なお、レンズ鏡筒1は、フォーカスリング3を備えない形態であってもよい。例えば、レンズ鏡筒1又はカメラ本体に設けられたレバースイッチ、ダイヤルスイッチ又はタッチセンサ等の他の形態のインターフェースを介した使用者からの入力に応じてマニュアルフォーカス動作を行う形態であってもよい。
まず、本実施形態のレンズ鏡筒1が保持するレンズ系について説明する。図2は、合焦距離を無限遠とした状態(無限遠合焦時、最小倍率時)のレンズ鏡筒1の断面図である。図3は、合焦距離も最短にした状態(最短合焦時、最大倍率時)のレンズ鏡筒1の断面図である。図2及び図3において、図面に正対して左側が物体側であり、右方向が像側である。図中の矢印Oは、物体側を示し、矢印Iは像側を示している。
レンズ系は、物体側から像側に向かって順に、第1群レンズ21、第2レンズ群22、第3レンズ群23、第4レンズ群24及び第5レンズ群の5つのレンズ群を有して構成されている。また、第2レンズ群22と第3レンズ群23との間には、絞り機構部26が配設されている。
第1レンズ群21は、物体側固定レンズ群であり、正の屈折力を有する。第1レンズ群21は、両凸正レンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ、両凹負レンズ、及び物体側に凸面を向けた平凸正レンズが物体側から像側に順に配設されて構成されている。
第2レンズ群22は、第1のフォーカシングレンズ群であり、負の屈折力を有する。第2レンズ群22は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、及び両凹負レンズと物体側に凸面を向けた平凸正レンズとの接合レンズが物体側から像側に順に配設されて構成されている。
第3レンズ群23は、第2のフォーカシングレンズ群であり、正の屈折力を有する。第3レンズ群23は、両凸正レンズ、及び両凸正レンズと両凹負レンズとの接合レンズが物体側から像側に順に配設されて構成されている。
第4レンズ群24は、ウォブリングレンズ群であり、負の屈折力を有する。第4レンズ群24は、1枚の両凹負レンズによって構成されている。第5レンズ群25は、像側レンズ群であり、負の屈折力を有する。第5レンズ群25は、像側固定レンズ群であり、両凹負レンズと両凸正レンズとの接合レンズによって構成されている。
レンズ系は、インナーフォーカス式の形態を有し、最も物体側に配設された第1レンズ群21の位置が固定されており、フォーカシング動作として第2レンズ群22及び第3レンズ群23を光軸方向に移動することによって合焦距離を変化させるように構成されている。第2群レンズ22及び第3レンズ群23は、独立して光軸方向に移動可能である。
レンズ系のフォーカシング動作において、光学系が無限遠から最短合焦距離へと合焦距離を変化させる場合には、第2レンズ群22は、第1レンズ群21との間隔を広げ、絞り機構部26との間隔を狭めながら、像側へ移動する。また、光学系が無限遠から最短合焦距離へと合焦距離を変化させる場合には、第3レンズ群23は、絞り機構部26との間隔を狭め、第4レンズ群24との間隔を広げながら、物体側へ移動する。なお、レンズ鏡筒1における、第2レンズ群22及び第3レンズ群23を光軸方向に移動させる構成については後述するものとする。
また、レンズ系は、第4レンズ群24がウォブリング動作として光軸方向に微少の振幅で振動するように構成されている。レンズ系のウォブリング動作において、第4レンズ群24は、所定の振幅で光軸方向に振動する。第4レンズ群24の移動の情報と、第4レンズ群24の移動による結像面上の結像状態の変化の情報とに基づき、レンズ鏡筒1を有するカメラ本体は、いわゆる山登り式のコントラスト検出式オートフォーカス動作における、第2レンズ群22及び第3レンズ群23の移動方向及び移動量を算出することが可能となる。なお、レンズ鏡筒1における、第4レンズ群24を光軸方向に移動させる構成については後述するものとする。
そして、レンズ系は、最も像側に配設された第5レンズ群25の位置が固定されている。また、絞り機構部26は、位置が固定されている。
以上のように、本実施形態のレンズ鏡筒1が保持するレンズ系は、ウォブリング動作用のレンズとして小径で軽量な単一のレンズからなる第4レンズ群24を設け、独立して移動するフローティング状の第2群レンズ23及び第3群レンズ24を、第1及び第2のフォーカシングレンズ群とした構成を有している。このような構成により、レンズ鏡筒1による合焦動作時には、まず軽量な第4レンズ群24によって、ウォブリング動作を行うため、ウォブリング動作を素早くかつ静かに行うことが可能である。この結果ウォブリング動作に基づいて、比較的重い複数のレンズからなる第2レンズ群25及び第3レンズ群23を、フォーカスの合う的確な方向に駆動することによって、素早くフォーカシング動作を完了することができる。
次に、前述したレンズ系を保持するレンズ鏡筒1の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、レンズ鏡筒1は、第1レンズ群21、第2レンズ群22、第3レンズ群23、第4レンズ群14及び第5レンズ群15をそれぞれ保持する、第1固定レンズ保持枠11、第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13、第3移動レンズ保持枠14及び第2固定レンズ保持枠15を有して構成されている。また、レンズ鏡筒1は、マウント部2、固定枠10及び外装部材4を有して構成されている。
固定枠10は、第1固定レンズ保持枠11、第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13、第3移動レンズ保持枠14、第2固定レンズ保持枠15及び絞り機構部26を支持するように構成された略筒形状の枠部材である。詳しくは後述するが、第1固定レンズ保持枠11、第2固定レンズ保持枠25及び絞り機構部26は、固定枠10に対して所定の位置に固定されている。また、第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13及び第3移動レンズ保持枠14は、固定枠10内において、光軸方向に移動可能に支持されている。
また、図4に示すように、固定枠10は、第1移動レンズ保持枠12を駆動するための第1駆動機構部32、第2移動レンズ保持枠13を駆動するための第2駆動機構部33及び第3移動レンズ保持枠14を駆動するための第3駆動機構部34も支持するように構成されている。
このように、本実施形態のレンズ鏡筒1は、全てのレンズ系を保持する第1固定レンズ保持枠11、第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13、第3移動レンズ保持枠14及び第2固定レンズ保持枠15と、絞り機構部26と、レンズを駆動する第1第3駆動機構部32〜34が、単一の部材である固定枠10によって支持されるように構成されている。この、固定枠10と、固定枠10によって支持された全てのレンズ系と該レンズ系を駆動するための機構とからなるユニットを光学系ユニット5と称するものとする。
固定枠10は、一つ又は複数の部材からなる固定枠10の周囲を囲う略円筒形状の外装部材4内に収容され、マウント部2に対して所定の位置に固定されている。
図2及び図3に示すように、固定枠10の物体側の端部近傍の外周と外装部材4との間には、両者に密接するシール部材4aが配設されている。また、図示しないが、外装部材4の像側の端部の内周とマウント部2との間にも両者に密接するシール部材が配設されている。したがって、固定枠10(光学系ユニット5)の外周部は、第1レンズ群21及び第5レンズ群15が露出する光軸方向の両端の開口部を除き、外装部材4、マウント部2及びシール部材によって水密に覆われている。
すなわち、本実施形態のレンズ鏡筒1は、光学系ユニット5内への液体や塵埃の侵入を防止する、いわゆる防滴・防塵構造を有している。また、このように、レンズ系を駆動するための機構を有する光学系ユニット5を、外装部材4、マウント部2及びシール部材によって覆うことによって、光学系ユニット5の作動音がレンズ鏡筒1の外部に漏れることを防止することができる。
そして、図4に示すように、固定枠10は、全てのレンズ系と該レンズ系を駆動するための機構を支持した光学系ユニット5の状態のままで、外装部材4及びマウント部2から取り外すことが可能である。
本実施形態のレンズ鏡筒1は、このように単一の部材である固定枠10によって、全てのレンズ系と該レンズ系を駆動するための機構を支持された光学系ユニット5を有することによって、組み立て及び調整の作業を容易に行うことができる。例えば、単一の部材である固定枠10に、全てのレンズ系と該レンズ系を駆動するための機構の相対的な位置を調整しながら組み付ける作業は、複数の部材からなる枠部材に全てのレンズ系と該レンズ系を駆動するための機構の相対的な位置を調整しながら組み付ける作業よりも、容易である。また、光学系ユニット5は、レンズ鏡筒1の光学的な性能に関する全ての部材を含むものであることから、レンズ鏡筒1全体の組み立て作業とは異なる行程で光学系ユニット5を所定の性能を有するように組み立てておけば、レンズ鏡筒1全体の組み立て作業を簡素化することが可能である。
また、光学系ユニット5は、単一の部材である略筒形状の固定枠10の光軸方向の両端に、固定枠10に対して位置が固定された第1レンズ群21及び第5レンズ群25を保持している。すなわち、略筒形状の固定枠10の両端の開口部は、位置が固定された第1レンズ群21及び第5レンズ群25によって塞がれている。
このように、固定枠10の光軸方向の両端に位置が固定された第1レンズ群21及び第5レンズ群25を配設することにより、光学系ユニット5の光軸方向の両端部から光学系ユニット5内に液体や塵埃が入り込むことを防止することができる。
また、固定枠10が単一の部材であることから、光学系ユニット5の全長は変化することがない。このような、光軸方向の両端部が固定されたレンズによって塞がれており、全長に変化のない光学系ユニット5の内部への液体や塵埃の侵入の防止は、前述のように、外周を外装部材4、マウント部2及びシール部材によって囲う単純な構成で容易時実現することが可能である。
次に、光学系ユニット5の詳細な構成について説明する。
図5は、固定枠10から、第1固定レンズ保持枠11、第1駆動機構部32、第2駆動機構部33及び第3駆動機構部34を取り外した状態を示している。図6は、第1固定レンズ保持枠11が取り外された状態の固定枠10を、光軸に沿って物体側から見た図である。
第1固定レンズ保持枠11は、第1レンズ群21を保持する略筒状の枠部材であり、固定枠10の物体側端部10aに、複数のネジ11aによって固定される。ネジ11aは、固定枠10に設けられた複数のネジ穴10bに螺合する。
図5に一例として示すように、本実施形態の光学系ユニット5は、第1駆動機構部32、第2駆動機構部33及び第3駆動機構部34を、固定枠10に対して固定枠10の外から取り付け可能である。詳しくは後述するが、第1駆動機構部32、第2駆動機構部33及び第3駆動機構部34は、それぞれ回転する出力軸を有する電動モータ32a、33a及び34aを具備して構成されている。また、絞り機構部26は、絞りを駆動するための電動モータである絞り駆動モータ26aを具備して構成されている。
すなわち本実施形態の光学系ユニット5には、4つの電動モータが配設されている。そして、本実施形態では、図6に示すように、これらの4つの電動モータである、電動モータ32a、33a及び34aと絞り駆動モータ26aを、光学系ユニット5の外周部において、光軸に沿う方向から見た場合に互いに重ならないように周方向に分散して配置している。光軸に直交する平面への投影面積が比較的大きな電動モータ32a、33a及び34aと絞り駆動モータ26aを、光軸に沿う方向から見た場合に互いに重ならないように周方向に分散して配置することによって、複数の電動モータを具備して構成されるレンズ鏡筒1の大径化を防止することができる。
図5に示すように、第1駆動機構部32は、回転する出力軸を有する電動モータ32a、電動モータ32aの出力軸とともに回動可能に設けられたスクリュー32b、スクリュー32bに螺合するナット32c、及び電動モータ32a及びスクリュー32bを支持する支持部32dを有して構成されている。
固定枠10の外周部には、第1駆動機構部32を収容するための貫通孔である開口部10cが形成されている。また、固定枠10の近傍には、複数のネジ32eが螺合する複数のネジ穴10dが形成されている。第1駆動機構部32の支持部32dは、複数のネジ32eによって外側から固定枠10に固定される。支持部32dが固定枠10に固定された状態において、電動モータ32a、スクリュー32b及びナット32cは、開口部10cを介して固定枠10の内側に位置する。また、支持部32dが固定枠10に固定された状態において、スクリュー32bの回転軸は、光軸と略平行となる。
ナット32cは、支持部32dが固定枠10に固定された状態において、スクリュー32bの回転軸周りの回転が規制されている。ナット32cは、支持部32d、固定枠10又は第1移動レンズ保持枠12と接することによって、その回転が規制される。ナット32cの回転を規制する構成は特に限定されるものではない。ナット32cは、回転が規制されていることにより、スクリュー32bの回転に伴って光軸に沿う方向に直線的に移動する。すなわち、第1駆動機構部32は、電動モータ32aの回転運動を、ナット32cの直線運動に変換する機構を有している。
ナット32cは、固定枠10内において光軸方向に移動可能に支持された後述する第1移動レンズ保持枠12のナット係合部12aと係合することにより、第1移動レンズ保持枠12を光軸に沿って少なくとも物体側に向かって押すことが可能に配設されている。
第2駆動機構部33は、第1駆動機構部32と同様に、回転する出力軸を有する電動モータ33a、電動モータ33aの出力軸とともに回動可能に設けられたスクリュー33b、スクリュー33bに螺合するナット33c、及び電動モータ33a及びスクリュー33bを支持する支持部33dを有して構成されている。
第2駆動機構部33は、固定枠10の複数のネジ穴10fに螺合する複数のネジ33eによって外側から固定枠10に固定され、固定枠10の外周部に設けられた開口部10eを介して固定枠10の内側に収容される。ここで、支持部33dが固定枠10に固定された状態において、スクリュー33bの回転軸は、光軸と略平行である。
第2駆動機構部33のナット33cは、固定枠10内において光軸方向に移動可能に支持された後述する第2移動レンズ保持枠13のナット係合部13aと係合することにより、第2移動レンズ保持枠13を光軸に沿って少なくとも物体側に向かって押すことが可能に配設されている。
また、第3駆動機構部34も、第1駆動機構部32と同様に回転する出力軸を有する電動モータ34a、電動モータの出力軸とともに回動可能に設けられたスクリュー34b、スクリューに螺合するナット34c、及び電動モータ34a及びスクリューを支持する支持部34dを有して構成されている。そして、第3駆動機構部34は、支持部34dがネジ34eによって、外側から固定枠10に固定され、固定枠10の外周部に設けられた図示しない開口部を介して固定枠10の内側に収容される。ここで、支持部が固定枠10に固定された状態において、スクリュー34bの回転軸は、光軸と略平行となる。
第3駆動機構部34のナット34cは、固定枠10内において光軸方向に移動可能に支持された後述する第3移動レンズ保持枠14のナット係合部14aと係合することにより、第3移動レンズ保持枠14を光軸に沿って少なくとも像側に向かって押すことが可能に配設されている。
以上のように、本実施形態では、第1駆動機構部32、第2駆動機構部33及び第3駆動機構部44を、それぞれが組み立てられた状態で固定枠10の外側から、固定枠10に組み付けることが可能である。このように、複数の部品からなる第1駆動機構部32、第2駆動機構部33及び第3駆動機構部44を、予め組み立てたユニット状態としておき、これらを固定枠10の外側から固定可能とすることにより、光学系ユニット5の組み立て作業を容易に行うことが可能となる。
次に、固定枠10内において、光軸方向に移動可能に支持された第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13及び第3移動レンズ保持枠14の構成について説明する。図7は、図6のVII-VII断面図であり、第1移動レンズ保持枠12及び第3移動レンズ保持枠14の支持機構について説明する図である。図8は、図6のVIII-VIII断面図であり、第2移動レンズ保持枠13の支持機構について説明する図である。また、図9は、固定枠10内における、第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13及び第3移動レンズ保持枠14の支持機構に関わる部材のみを透視した斜視図である。
また、図10、図11、図12及び図13は、それぞれ第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13、第3移動レンズ保持枠14及び第2固定レンズ保持枠15を、光軸に沿って物体側から見た図である。また、図14は、図7のXIV-XIV断面図である。図15は、図7のXV-XV断面図である。図16は、図7のXVI-XVI断面図である。
固定枠10内には、図6及び図9に示すように、4本の直線状の丸軸状(円柱形状)の部材である第1案内軸41、第2案内軸42、第3案内軸43及び第4案内軸44が、固定枠10の内周面近傍に配設されている。これらの第1案内軸41、第2案内軸42、第3案内軸43及び第4案内軸44は、それぞれ光軸に対して略平行となるように固定されている。
これらの4本の案内軸のうち、一対の第1案内軸41及び第2案内軸42は、光軸に関して略軸対称となる位置に配設されており、また他の一対の第3案内軸43及び第4案内軸44も、光軸に関して略軸対称となる位置に配設されている。
具体的には、図7に示すように、一対の第1案内軸41及び第2案内軸42は、物体側の端部が固定枠10の内面に形成された穴10g及び10h内に嵌合しており、像側の端部が固定枠10に固定された第2固定レンズ保持枠15に形成された穴15g及び15h内に嵌合することによって、固定枠10内に固定されている。
また、図8に示すように、一対の第3案内軸43及び第4案内軸44は、物体側の端部が固定枠10に形成された穴10i及び10k内に嵌合しており、像側の端部が固定枠10に固定された第2固定レンズ保持枠15に形成された穴15i及び15k内に嵌合することによって、固定枠10内に固定されている。
第1移動レンズ保持枠12及び第3移動レンズ保持枠14は、一対の第1案内軸41及び第2案内軸42に沿って摺動し、光軸に略平行に案内されるように構成されている。また、第2移動レンズ保持枠13は、一対の第3案内軸43及び第4案内軸44に沿って摺動し、光軸に略平行に案内されるように構成されている。
より詳細には、図10に示すように、第1移動レンズ保持枠12は、第2レンズ群22を保持する略円筒状の保持部12bと、保持部12bから径方向外側に向かって光軸を挟んで反対方向に延出する一対のフランジ部12c及び12eを有して構成されている。
一方のフランジ部12cには、上述した第1駆動機構部32のナット32cと係合するナット係合部12a、及び第1案内軸41に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔12dが形成されている。摺動孔12dと第1案内軸41との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。図7に示すように、摺動孔12dは、板状のフランジ部12cから光軸に沿って像側に向かって突出するスリーブ内に形成されており、摺動孔12dと第1案内軸41との嵌合長は比較的長い。
他方のフランジ部12eには、第2案内軸42に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔12fが形成されている。摺動孔12fと第2案内軸42との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。図7に示すように、摺動孔12fは板状のフランジ部12eを貫通する孔部であり、摺動孔12fと第2案内軸42との嵌合長は、摺動孔12dと第1案内軸41との嵌合長に比して短い。
本実施形態では、嵌合長の長い摺動孔12dと第1案内軸41との嵌合によって、第1移動レンズ保持枠12の光軸に対する倒れを規制し、嵌合長の短い摺動孔12fと第2案内軸42との嵌合によって、第1移動レンズ保持枠12の第1案内軸41周りの回動を規制している。
また、フランジ部12cに形成されたナット係合部12aは、ナット32cが当該ナット係合部12aを光軸に沿って物体側に向かって押圧可能に構成された部位である。言い換えれば、ナット係合部12aは、ナット32cに対して、少なくとも光軸に沿って物体側から当接するように構成されている。
また、フランジ部12cには、バネ係止部12gが形成されている。バネ係止部12gは、引っ張りコイルバネ45の一端が係止されるフック状の部位である。図9に示すように、引っ張りコイルバネ45は、光軸に沿って延在し、一端が第1移動レンズ保持枠12のバネ係止部12gに係止されており、他端が第2固定レンズ保持枠15に形成されたバネ係止部15aに係止されている。
すなわち、引っ張りコイルバネ45は、第1移動レンズ保持枠12のナット係合部12aを、ナット32cに向かって付勢する力を発生する。この引っ張りコイルバネ45の付勢力によって、ナット32cとスクリュー32bとの間のバックラッシが除去され、かつ第1移動レンズ保持枠12がナット32cの移動に追従する。以上のような構成により、第1移動レンズ保持枠12は、第1駆動機構部32によって、光軸方向に駆動される。
また、第1移動レンズ保持枠12の保持部12bの外周部には、磁石12hが固定されている。磁石12hは、第1移動レンズ保持枠12を光軸に沿う方向から見た場合に、一対の摺動孔12d及び12fの中心を結ぶ直線と光軸の近傍で略直交する直線上に配設されている。
図14に示すように、固定枠10内に第1移動レンズ保持枠12が支持された状態において、固定枠10には、該磁石12hに対向する位置に磁性を有する材料である鉄やステンレス鋼製の板状の磁性部材10mが固定されている。磁性部材10mは、図9に示すように光軸に略平行に延在しており、第1移動レンズ保持枠12の光軸方向の位置に関わらず、磁石12hから略一定の所定の距離だけ離間するように配設されている。
この磁石12hと固定枠10に固定された磁性部材10mとが引き合う磁力によって、第1移動レンズ保持枠12は、第1案内軸41及び第2案内軸42の所定の径方向に付勢される。すなわち、磁石12hと磁性部材10mとの間の磁力によって、第1移動レンズ保持枠12の一対の摺動孔12d及び12fと、これに嵌合する第1案内軸41及び第2案内軸42との間のがたつきが取り除かれる方向に第1移動レンズ保持枠12は付勢される。
従来の技術では、丸軸に沿って摺動する移動レンズ保持枠のがたつきを取り除くために、引っ張りコイルバネを用いて付勢することが一般的であるが、この従来の技術では、コイルバネの変形量によって付勢力の強さが変化してしまうため、移動レンズ保持枠の移動量を大きくした場合には、移動レンズ保持枠の駆動力を強くしなければならない。しかし、本実施形態では、第1移動レンズ保持枠12の光軸方向の位置に関わらず、磁性部材10mと磁石12hとの距離は略一定であり、発生する付勢力は略一定である。このため、本実施形態によれば、出力の低い小型な電動モータ32aによって第1移動レンズ保持枠12を駆動することが可能となる。
また、従来の技術のように引っ張りコイルバネを配設する場合、がたつきを取り除く方向の付勢力を発生させるためには、引っ張りコイルバネを光軸の径方向に沿って配設する必要があるため、引っ張りコイルバネを配設するための空間によって光学系ユニット5が大径化してしまう。このような従来の技術に比して、本実施形態であれば、光学系ユニット5が大径化してしまうことがない。
また、第1移動レンズ保持枠12の保持部12bの外周部には、径方向外側に向かって突出するドグ12iが形成されている。ドグ12iは、図14に示すように、固定枠10に固定されたフォトインタラプタ10nの検出範囲に進退可能に配設されている。レンズ鏡筒1は、フォトインタラプタ10nによるドグ12iの検出結果に基づいて、第1駆動機構部32の電動モータ32aの初期位置を検出することが可能に構成されている。
また、本実施形態では、図14に示すように、第1移動レンズ保持枠12を駆動する第1駆動機構部32のスクリュー32bは、第1移動レンズ保持枠12を支持し案内する第1案内軸41に対して、光軸からの距離が同じ位置又は光軸により近い位置に配設されている。言い換えれば、光軸から第1駆動機構部32の電動モータ32aの回転軸への距離は、光軸から第1案内軸41への距離と同等か短い。
このように、第1駆動機構部32のスクリュー32bの光軸からの距離を、第1案内軸41の光軸からの距離と同等又は短くすることによって、光軸方向から見た場合において比較的大きな面積を有する部材である電動モータ32aの固定枠10からの外側への突出量を少なくすることができ、レンズ鏡筒1の大径化を防止することができる。
なお、本実施形態のレンズ鏡筒1では、第1駆動機構部32のスクリュー32bの光軸からの距離を第1案内軸41の光軸からの距離と同等又は短くするために、ナット32cが、ナット係合部12aに対して光軸の周方向に沿う方向から係合するように構成されている。具体的には、図17及び図18に示すように、固定枠10の開口部10cは、第1案内軸41及びナット係合部12cを、光軸の周方向の一方向に向かって露出させるように開口している。
ナット係合部12cには、この開口部10cの開口方向と略同一方向に開口する穴部12aaが形成されている。すなわち、ナット係合部12aの穴部12aaは、光軸の周方向の一方向に向かって開口している。言い換えれば、ナット係合部12aの穴部12aaは、第1案内軸41の径方向外側に向かって開口している。一方、ナット32cには、スクリュー32bの回転軸から径方向外側に延出し、穴部12aa内に挿入可能に構成された腕部32caが設けられている。このナット32cから延出する腕部32caが、ナット係合部12aの穴部12aa内に挿入されることによって、ナット32cとナット係合部12aとが係合する。
第1駆動機構部32を、固定枠10に外側から固定する場合には、図17及び図18に示すように、開口部10c内において、腕部32caを穴部12aa内に差し込むようにしながら、第1駆動機構部32を固定枠10の外周部に近づけ、ネジ32eによって固定する。 第3移動レンズ保持枠14は、図12に示すように、第4レンズ群24を保持する略円筒状の保持部14bと、保持部14bから径方向外側に向かって光軸を挟んで反対方向に延出する一対のフランジ部14c及び14eを有して構成されている。
一方のフランジ部14cには、第3駆動機構部34のナットと係合するナット係合部14a、及び第2案内軸42に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔14dが形成されている。摺動孔14dと第2案内軸42との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。図7に示すように、摺動孔14dは、板状のフランジ部14cから光軸に沿って物体側に向かって突出するスリーブ内に形成されており、摺動孔14dと第2案内軸42との嵌合長は比較的長い。
他方のフランジ部14eには、第1案内軸41に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔14fが形成されている。摺動孔14fと第1案内軸41との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。図7に示すように、摺動孔14fは板状のフランジ部14eを貫通する孔部であり、摺動孔14fと第1案内軸41との嵌合長は、摺動孔14dと第2案内軸42との嵌合長に比して短い。
本実施形態では、嵌合長の長い摺動孔14dと第2案内軸42との嵌合によって、第3移動レンズ保持枠14の光軸に対する倒れを規制し、嵌合長の短い摺動孔14fと第1案内軸41との嵌合によって、第3移動レンズ保持枠14の第2案内軸42周りの回動を規制している。
以上のように、第1移動レンズ保持枠12と第3移動レンズ保持枠14とは、共通の一対の第1案内軸41及び第2案内軸42によって光軸方向に移動するように案内されるものであるが、それぞれの嵌合長の長い摺動孔12d及び14dは、異なる第1案内軸41及び第2案内軸42と嵌合するように構成されている。このように、共通の一対の案内軸にそって摺動する一対の移動レンズ保持枠において、それぞれの嵌合長の長い摺動孔を、異なる案内軸と嵌合するようにすることによって、それぞれの移動可能距離を長く保ちつつ、摺動孔の嵌合長をより長くすることが可能となる。
また、第3移動レンズ保持枠のフランジ部14cに形成されたナット係合部14aは、第3駆動機構部34のナット34cが当該ナット係合部14aを光軸に沿って像側に向かって押圧可能に構成された部位である。
また、フランジ部14cには、バネ係止部14gが形成されている。図9に示すように、バネ係止部14gは、引っ張りコイルバネ47の一端が係止されるフック状の部位である。引っ張りコイルバネ47は、光軸に沿って延在し、一端が第3移動レンズ保持枠14のバネ係止部14gに係止されており、他端が固定枠10に形成されたバネ係止部10pに係止されている。
引っ張りコイルバネ47は、第3移動レンズ保持枠14のナット係合部14aを、ナット34cに向かって付勢する力を発生する。この引っ張りコイルバネ47の付勢力によって、第3駆動機構部34のナット34cとスクリューとの間のバックラッシが除去され、かつ第3移動レンズ保持枠14がナット34cの移動に追従する。以上のような構成により、第3移動レンズ保持枠14は、第3駆動機構部34によって、光軸方向に駆動される。
また、第3移動レンズ保持枠14の保持部14bの外周部には、バネ係止部14hが形成されている。図16に示すように、固定枠10に固定された第2固定レンズ保持枠15には、固定枠10内に第3移動レンズ保持枠14が支持された状態においてバネ係止部14hの径方向外側において、バネ係止部15bが形成されている。この第3移動レンズ保持枠14のバネ係止部14h及び第2固定レンズ保持枠15のバネ係止部15には、引っ張りコイルバネ48の両端部が係止されている。この引っ張りコイルバネ48の付勢力によって、第3移動レンズ保持枠14の一対の摺動孔14d及び14fと、これに嵌合する第2案内軸42及び第1案内軸41との間のがたつきが取り除かれる。第3移動レンズ保持枠14が保持する第4レンズ群24は、ウォブリングレンズ群であり光軸方向の移動量が微少であるため、引っ張りコイルバネ48を用いて付勢することによる付勢力の変動量は微少である。また、ウォブリングレンズ群である第4レンズ群24の外径は、光学系ユニット5の外径に比して比較的小さいため、引っ張りコイルバネ48を径方向に沿って配設したとしても、引っ張りコイルバネ48を4本の案内軸41〜44よりも内側に収めることができるため、光学系ユニット5が大径化してしまうこともない。
また、第3移動レンズ保持枠14のフランジ部14cには、外側に向かって突出するドグ14iが形成されている。ドグ14iは、図16に示すように、固定枠10に固定されたフォトインタラプタ10rの検出範囲に進退可能に配設されている。レンズ鏡筒1は、フォトインタラプタ10rによるドグ14iの検出結果に基づいて、第3駆動機構部34の電動モータ34aの初期位置を検出することが可能に構成されている。
また、本実施形態では、図16に示すように、第3移動レンズ保持枠14を駆動する第3駆動機構部34のスクリュー34bは、第3移動レンズ保持枠14を支持し案内する第2案内軸42に対して、光軸からの距離がほぼ同じ位置に配設されている。このように、第1駆動機構部32と同様に、第3駆動機構部34を光軸に近づけることによって、光軸方向から見た場合において比較的大きな面積を有する部材である電動モータ34aの固定枠10からの外側への突出量を少なくすることができ、レンズ鏡筒1の大径化を防止することができる。
第2移動レンズ保持枠13は、図8及び図9に示すように、一対の第3案内軸43及び第4案内軸44に沿って摺動し、光軸に略平行に案内されるように構成されている。図11に示すように、第2移動レンズ保持枠13は、第3レンズ群23を保持する略円筒状の保持部13bと、保持部13bから径方向外側に向かって光軸を挟んで反対方向に延出する一対のフランジ部13c及び13eを有して構成されている。
一方のフランジ部13cには、上述した第2駆動機構部33のナット33cと係合するナット係合部13a、及び第3案内軸43に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔13dが形成されている。摺動孔13dと第3案内軸43との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。図8に示すように、摺動孔13dは、板状のフランジ部13cから光軸に沿って物体側に向かって突出するスリーブ状の円筒形状部13kに形成されており、摺動孔13dと第3案内軸43との嵌合長は比較的長い。
他方のフランジ部13eには、第4案内軸43に所定の隙間を有して嵌合する摺動孔13fが形成されている。摺動孔13fと第4案内軸44との嵌合は、いわゆるすきま嵌めの状態である。図8に示すように、摺動孔13fは板状のフランジ部13eを貫通する孔部であり、摺動孔13fと第4案内軸44との嵌合長は、摺動孔13dと第3案内軸43との嵌合長に比して短い。
本実施形態では、嵌合長の長い摺動孔13dと第3案内軸43との嵌合によって、第2移動レンズ保持枠13の光軸に対する倒れを規制し、嵌合長の短い摺動孔13fと第4案内軸44との嵌合によって、第2移動レンズ保持枠13の第3案内軸43周りの回動を規制している。
また、フランジ部13cに形成されたナット係合部13aは、ナット33cが当該ナット係合部13aを光軸に沿って物体側に向かって押圧可能に構成された部位である。言い換えれば、ナット係合部13aは、ナット33cに対して、少なくとも光軸に沿って物体側から当接するように構成されている。
また、フランジ部13cから物体側に向かって突設された円筒形状部13kの、物体側の端部近傍には、バネ係止部13gが形成されている。バネ係止部13gは、引っ張りコイルバネ46の一端が係止されるフック状の部位である。図9に示すように、引っ張りコイルバネ46は、光軸に沿って延在し、一端が第2移動レンズ保持枠13のバネ係止部13gに係止されており、他端が固定枠10に形成された第2固定レンズ保持枠15のバネ係止部15cに係止されている。
すなわち、引っ張りコイルバネ46は、第2移動レンズ保持枠13のナット係合部13aを、ナット33cに向かって付勢する力を発生する。この引っ張りコイルバネ46の付勢力によって、ナット33cとスクリュー33bとの間のバックラッシが除去され、かつ第2移動レンズ保持枠13がナット33cの移動に追従する。以上のような構成により、第2移動レンズ保持枠13は、第2駆動機構部33によって、光軸方向に駆動される。
また、第2移動レンズ保持枠13の保持部13bの外周部には、磁石13hが固定されている。磁石13hは、第2移動レンズ保持枠13を光軸に沿う方向から見た場合に、一対の摺動孔13d及び13fの中心を結ぶ直線と光軸の近傍で略直交する直線上に配設されている。
図15に示すように、固定枠10内に第2移動レンズ保持枠13が支持された状態において、固定枠10には、該磁石13hに対向する位置に磁性を有する材料である鉄やステンレス鋼製の板状の磁性部材10qが固定されている。磁性部材10qは、図9に示すように光軸に略平行に延在しており、第2移動レンズ保持枠13の光軸方向の位置に関わらず、磁石13hから略一定の所定の距離だけ離間するように配設されている。
この磁石13hと固定枠10に固定された磁性部材10qとが引き合う磁力によって、第2移動レンズ保持枠13は、第3案内軸43及び第4案内軸44の所定の径方向に付勢される。すなわち、磁石13hと磁性部材10qとの間の磁力によって、第2移動レンズ保持枠13の一対の摺動孔13d及び13fと、これに嵌合する第3案内軸43及び第4案内軸44との間のがたつきが取り除かれる方向に第2移動レンズ保持枠13は付勢される。この効果は、第1移動レンズ保持枠12の場合と同様である。
また、第2移動レンズ保持枠13の円筒形状部13kの物体側の端部近傍には、突出するドグ13iが形成されている。ドグ13iは、固定枠10に固定された図示しないフォトインタラプタの検出範囲に進退可能に配設されている。レンズ鏡筒1は、フォトインタラプタによるドグ13iの検出結果に基づいて、第2駆動機構部33の電動モータ33aの初期位置を検出することが可能に構成されている。
また、本実施形態では、図15に示すように、第2移動レンズ保持枠13を駆動する第2駆動機構部33のスクリュー33bは、第2移動レンズ保持枠13を支持し案内する第3案内軸43に対して、光軸からの距離がほぼ同じ位置に配設されている。このように、第1駆動機構部32と同様に、第2駆動機構部33を光軸に近づけることによって、光軸方向から見た場合において比較的大きな面積を有する部材である電動モータ33aの固定枠10からの外側への突出量を少なくすることができ、レンズ鏡筒1の大径化を防止することができる。
以上に説明したように、本実施形態では、4本の丸軸状の案内軸である第1案内軸41、第2案内軸42、第3案内軸43及び第4案内軸44を用いて、3つの移動レンズ保持枠である第1移動レンズ保持枠12、第2移動レンズ保持枠13及び第3移動レンズ保持枠14を、光軸に沿って移動可能に支持する構成を有している。ここで、本実施形態では、比較的移動量の大きい第1移動レンズ保持枠12及び第2移動レンズ保持枠13を、それぞれ異なる対の案内軸によって支持するように構成されている。具体的には、第1移動レンズ保持枠12を、第1案内軸41及び第2案内軸42によって支持し、第2移動レンズ保持枠13を第3案内軸43及び第4案内軸44によって支持している。このような構成を有する本実施形態では、1つの組の案内軸によって、2つの移動レンズ保持枠を支持することによって、案内軸の数を減らしてレンズ鏡筒1を小型化することが可能であり、さらに比較的移動量の大きい第1移動レンズ保持枠12及び第2移動レンズ保持枠13を異なる組の案内軸によって支持することによりそれぞれの移動レンズ保持枠の案内軸との嵌合長を可能な限り長くし、かつ両者の光軸方向の移動量を大きくとることが可能である。移動レンズ保持枠と案内軸との嵌合長が長くなれば、両者間の隙間によって生じる案内軸に対する移動レンズ保持枠の倒れ角度が小さくなるため、移動レンズ保持枠の駆動時における像の揺れを抑えることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うレンズ鏡筒もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係るレンズ鏡筒は、上述の実施形態で説明したような、カメラに着脱可能ないわゆる交換レンズとしての形態に限らず、カメラやビデオカメラと一体の形態であってもよい。また、本発明に掛かるレンズ鏡筒は、双眼鏡、録音機器、携帯通信端末、ゲーム機、デジタルメディアプレーヤー、時計、ナビゲーション装置等に設けられる撮像装置のレンズを保持するレンズ鏡筒であってもよい。
前述のように、本発明は、複数の移動レンズ群を保持するレンズ鏡筒に対して好適である。
1 レンズ鏡筒、
2 マウント部、
3 フォーカスリング、
4 外装部材、
4a シール部材、
5 光学系ユニット、
10 固定枠、
10a 物体側端部、
10b ネジ穴、
10c 開口部、
10d ネジ穴、
10e 開口部、
10f ネジ穴、
10g 穴、
10h 穴、
10i 穴、
10k 穴、
10m 磁性部材、
10n フォトインタラプタ、
10p バネ係止部、
10q 磁性部材、
10r フォトインタラプタ、
11 第1固定レンズ保持枠、
11a ネジ、
12 第1移動レンズ保持枠、
12a ナット係止部、
12aa 穴部、
12b 保持部、
12c フランジ部、
12d 摺動孔、
12e フランジ部、
12f 摺動孔、
12g バネ係止部、
12h 磁石、
12i ドグ、
13 第2移動レンズ保持枠、
13a ナット係止部、
13b 保持部、
13c フランジ部、
13d 摺動孔、
13e フランジ部、
13f 摺動孔、
13g バネ係止部、
13h 磁石、
13i ドグ、
13k 円筒形状部、
14 第3移動レンズ保持枠、
14a ナット係止部、
14b 保持部、
14c フランジ部、
14d 摺動孔、
14e フランジ部、
14f 摺動孔、
14g バネ係止部、
14h バネ係止部、
14i ドグ、
15 第2固定レンズ保持枠、
15a バネ係止部、
15b バネ係止部、
15c バネ係止部、
15g 穴、
15h 穴、
15i 穴、
15k 穴、
21 第1レンズ群(物体側固定レンズ群)、
22 第2レンズ群(第1のフォーカシングレンズ群)、
23 第3レンズ群(第2のフォーカシングレンズ群)、
24 第4レンズ群(ウォブリングレンズ群)、
25 第5レンズ群(像側固定レンズ群)、
26 絞り機構部、
26a 絞り駆動モータ、
32 第1駆動機構部、
32a 電動モータ、
32b スクリュー、
32c ナット、
32ca 腕部、
32d 支持部、
32e ネジ、
33 第2駆動機構部、
33a 電動モータ、
33b スクリュー、
33c ナット、
33d 支持部、
33e ネジ、
34 第3駆動機構部、
33a 電動モータ、
34b スクリュー、
34c ナット、
34d 支持部、
34e ネジ、
41 第1案内軸、
42 第2案内軸、
43 第3案内軸、
44 第4案内軸、
45 引っ張りコイルバネ、
46 引っ張りコイルバネ、
47 引っ張りコイルバネ、
48 引っ張りコイルバネ。

Claims (6)

  1. 複数のレンズ群からなるレンズ系を保持するレンズ鏡筒であって、
    筒状の固定枠と、
    前記レンズ系の最も物体側のレンズ群であって、前記固定枠の物体側端部に固定された物体側固定レンズ群と、
    前記レンズ系の最も像側のレンズ群であって、前記固定枠の像側端部に固定された像側固定レンズ群と、
    前記レンズ系の前記物体側固定レンズ群よりも像側に配設されたレンズ群である第1のフォーカシングレンズ群と、
    前記第1のフォーカシングレンズ群を保持し、前記固定枠内において前記光軸に沿って移動可能に配設された第1移動レンズ保持枠と、
    前記レンズ系の前記第1のフォーカシングレンズ群よりも像側に配設されたレンズ群である第2のフォーカシングレンズ群と、
    前記第2のフォーカシングレンズ群を保持し、前記固定枠内において前記光軸に沿って移動可能に配設された第2移動レンズ保持枠と、
    前記レンズ系の前記第2のフォーカシングレンズ群よりも像側に配設された単一のレンズからなるレンズ群であるウォブリングレンズ群と、
    前記ウォブリングレンズ群を保持し、前記固定枠内において前記光軸に沿って移動可能に配設された第3移動レンズ保持枠と、
    前記第1移動レンズ保持枠、前記第2移動レンズ保持枠及び前記第3移動レンズ保持枠をそれぞれ独立して駆動する複数の駆動機構部と、
    を備え、
    前記ウォブリングレンズ群を光軸方向に振動させることによってウォブリング動作を行い、前記第1のフォーカシングレンズ群及び前記第2のフォーカシングレンズ群を光軸方向に移動させることによってフォーカシング動作を行うことが可能に構成されたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記固定枠の外周を覆う外装部材を備え、
    前記固定枠は、前記レンズ系及び前記複数の駆動機構部を保持した状態で、前記外装部材から取り外し可能であることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 複数の前記駆動機構部は、前記レンズ系を保持した状態の前記固定枠に対して、前記固定枠の外周部から組み付け可能であり、前記固定枠の外周部に設けられた開口部を介して前記第1移動レンズ保持枠、前記第2移動レンズ保持枠及び前記第3移動レンズ保持枠のそれぞれに係合するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1移動レンズ保持枠、前記第2移動レンズ保持枠及び前記第3移動レンズ保持枠のそれぞれは、前記固定枠内において前記光軸に沿って配設された一対の丸軸状の案内軸によって、光軸方向に案内されて移動可能に配設されており、
    前記第1移動レンズ保持枠、前記第2移動レンズ保持枠及び前記第3移動レンズ保持枠のうちの少なくとも一つは、外周部に磁石を備え、当該磁石と前記固定枠に固定された磁性を有する材料からなる磁性部材との間の磁力によって、前記案内軸の所定の径方向に付勢されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記複数の駆動機構部のそれぞれは、電動モータによって光軸に沿った回転軸周りに回転されるスクリューと、前記スクリューに螺合し、前記スクリューの回転に伴って前記スクリューの回転軸に沿って進退移動するナットを備え、前記ナットが前記移動レンズ保持枠に設けられたナット係合部に係合することによって前記移動レンズ保持枠を駆動するように構成されており、
    前記複数の駆動機構部のうちの一つ又は全部は、前記スクリューの回転軸が、それぞれが駆動する前記移動レンズ保持枠を案内する前記案内軸に対して、光軸からの距離が同じ位置又は光軸により近い位置に配設されることを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記ウォブリングレンズ群は、負の屈折力を持つ単レンズからなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
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