JP2011248139A - レンズ鏡筒、及びそれを用いた光学機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】光軸を基準として回転しながら進退するレンズ保持枠の光軸方向の変位量を精度良く検出する。
【解決手段】合焦若しくは変倍のための光学素子と、該光学素子を保持する保持枠9と、該保持枠9を、光軸を基準として光軸方向に回転移動させる案内筒と、光学素子と同期して、光軸を基準として回転する回転部材44と、該回転部材44を回転させる駆動手段とを有するレンズ鏡筒であって、更に、保持枠9の光軸方向の変位量を検出する位置検出手段61を備え、該位置検出手段61は、保持枠9と回転部材44とのいずれか一方から光軸方向に延設する部位60に固定され、他方に被位置検出部62が固定される。
【選択図】図3
【解決手段】合焦若しくは変倍のための光学素子と、該光学素子を保持する保持枠9と、該保持枠9を、光軸を基準として光軸方向に回転移動させる案内筒と、光学素子と同期して、光軸を基準として回転する回転部材44と、該回転部材44を回転させる駆動手段とを有するレンズ鏡筒であって、更に、保持枠9の光軸方向の変位量を検出する位置検出手段61を備え、該位置検出手段61は、保持枠9と回転部材44とのいずれか一方から光軸方向に延設する部位60に固定され、他方に被位置検出部62が固定される。
【選択図】図3
Description
本発明は、レンズ鏡筒、及びそれを用いた光学機器に関するものである。
交換レンズ、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ等の光学機器は、例えば、オートフォーカス(以下、「AF」と表記する)を制御するために、フォーカスレンズ、又は該フォーカスレンズに駆動力を伝達する構成要素の位置を検出する位置検出系を有する。具体的には、この位置検出系は、フォーカスレンズがAF演算によって算出された合焦位置に正確に移動したかどうかを判別する。この場合、位置検出系は、光軸方向に回転しながら進退するレンズ群を保持したレンズ保持枠の位置を、駆動手段である超音波モーターの出力により回転する回転部材にエンコーダを配置して、その回転成分を読み取ることで検出する。例えば、特許文献1は、駆動力の伝達系を構成する回転部材の回転位置を検出するための検出器を設けたレンズ鏡筒を開示している。
また、近年の撮像素子の高画素化に伴い、AF動作の高精度化が求められている。このAF動作を高精度化するためには、位置検出系の高分解能化が必要となる。そこで、特許文献2は、位置検出系にパルスエンコーダを採用し、分解能を向上させるエンコーダを開示している。更に、特許文献3は、エンコーダの小型化と光学機器への組込み性とに優れた反射式光学エンコーダを開示している。
しかしながら、上記特許文献に示す位置検出系では、エンコーダが配置された回転部材に嵌合ガタがあるために、センサーとのギャップが変動し、読み取り誤差が生じる場合がある。また、回転伝達手段とレンズ保持枠との係合部においても光軸周方向にガタがあるために、回転部材が回転しても、その回転に伴うレンズ保持枠の動き出しにガタ分の遅れが生じる場合がある。即ち、エンコーダがレンズ保持枠の光軸方向への移動量を正確に検知できず、特に、回転方向が反転する際には、実際に検出されるパルスと移動量とに差が生じやすい。更に、駆動手段として、DCモーターやステッピングモーターを採用し、ギア列を介して回転部材に駆動力を伝達するギアユニットを用いる場合にも、ギアのバックラッシュや部品の撓みの影響に起因し、実際に検出されるパルスと移動量とに差が生じる場合がある。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、光軸を基準として回転しながら進退するレンズ保持枠の光軸方向の変位量を精度良く検出するレンズ鏡筒、及びそれを用いた光学機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、合焦、若しくは変倍のための光学素子と、該光学素子を保持する保持枠と、該保持枠を、光軸を基準として光軸方向に回転移動させる案内筒と、光学素子と同期して、光軸を基準として回転する回転部材と、該回転部材を回転させる駆動手段とを有するレンズ鏡筒であって、更に、保持枠の光軸方向の変位量を検出する位置検出手段を備え、該位置検出手段は、保持枠と回転部材とのいずれか一方から光軸方向に延設する部位に固定され、他方に被位置検出部が固定されることを特徴とする。
本発明によれば、光軸を基準として回転しながら進退する保持枠の光軸方向の変位量を直接読み取るので、光学素子の位置制御を高精度に行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面等を参照して説明する。
まず、本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るレンズ鏡筒の構成を示す概略断面図である。このレンズ鏡筒は、CCDセンサー等の撮像素子を備えたデジタル一眼レフカメラ、若しくはフィルムを使用する一眼レフカメラに対して着脱可能な交換レンズである。特に、本実施形態のレンズ鏡筒1は、図1に示すように、撮像素子2を備えたデジタル一眼レフカメラ(以下、「カメラ本体」と表記する)3に適用され、光学素子である第1〜7群レンズL1〜7を有し、焦点距離範囲が24〜105mmのズームレンズとする。
第1群レンズL1は、第1保持枠(第1群鏡筒)4に保持された被写体側の第1レンズユニットである。第1保持枠4は、その外周に配置された移動筒5に一体的に固定されている。また、移動筒5は、直進筒6に固定されている。更に、レンズ鏡筒1は、この直進筒6に一体的に固定された直進カムフォロワが係合するように、光軸方向に延びる直進溝が形成された案内筒7と、第1カム溝が形成されたカム環8とを備える。即ち、移動筒5に保持された第1群レンズL1は、カム環8の回転に伴い、WIDE端とTELE端との間で光軸方向に移動する。
第2群レンズL2は、第2保持枠(第2群鏡筒)9に保持された合焦のための第2レンズユニットである。第2保持枠9は、その外周部に、カムフォロワ部とキー連動部とを有し、それぞれフォーカスカム環(回転案内筒)10の内周部に形成されたカムと、フォーカスユニット40内のフォーカスキー60とに係合する。即ち、第2保持枠9に保持された第2群レンズL2は、フォーカスユニット40の出力によりフォーカスキーが回転した際にカムとカムフォロワ部とが連動することで、光軸を基準として光軸方向に回転移動する。このように、本実施形態のレンズ鏡筒1は、所謂インナーフォーカスレンズであり、焦点距離に応じて焦点調節のためにフォーカスカムの使用位置、即ち、第2群レンズL2の移動量が変化する。なお、フォーカスユニット40の詳細については後述する。
第3群レンズL3及び第4群レンズL4は、絞りユニット14を挟んで互いに固定された開口径を調節するための第3レンズユニットである。このうち、第3群レンズL3は、第3保持枠(第3群鏡筒)11に保持され、前側(被写体側)には、副絞りユニット12が設置されている。一方、第3群レンズL3に対向する第4群レンズL4は、第4保持枠(第4群鏡筒)13に保持され、前側(第3群レンズL3との間)には、開口径を決定する絞りユニット14が設置されている。また、第4保持枠13は、その後側(像面側)に周方向に等間隔で後部に向けて延設された3本の接続部を備え、該接続部の後端には、後述の第7群レンズL7を保持する第7保持枠17が固定されている。更に、第4保持枠13は、案内筒7に形成された直進溝と、カム環8に形成された第2カム溝とに係合するように、その外周面に、周方向等間隔で3箇所に設置されたカムフォロワを有する。即ち、第3、4、及び7群レンズL3、L4、L7は、カム環8の回転に伴い、一体的に光軸方向に移動する。また、案内筒7に設置されたカムにより副絞りユニット12内の回転部材を回転させることで、副絞りの開口径が焦点距離によって変化し、Fナンバーの変動を抑えることができる。
第5群レンズL5及び第6群レンズL6は、防振ユニット15に保持されたシフトレンズユニットである。防振ユニット15は、コイルとマグネットとで構成されるアクチュエータにより、第5群レンズL5を光軸に対して略直交方向に駆動することで、手ぶれ補正動作等を行う。この防振ユニット15を支持するベース部材の後側には、第6保持枠(第6群鏡筒)16が固定されている。また、防振ユニット15は、その外周部に、周方向3箇所に設置されたカムフォロワを有する。このカムフォロアは、上記第3群レンズL3等と同様に、案内筒7に形成された直進溝と、カム環8に形成された第3カム溝とに係合する。即ち、第5群レンズL5及び第6群レンズL6は、カム環8の回転に伴い、一体的に光軸方向に移動する。更に、第7群レンズL7は、第7保持枠(第7群鏡筒)17に保持された撮像素子側の第4レンズユニットである。
このレンズ鏡筒1は、ズームリング24の回転操作に連動して、カム環8が案内筒7に対して光軸を基準として回転することにより、焦点距離が変化する。このとき、カム環8は、案内筒7とバヨネット結合しているので案内筒7に対して定位置で回転する。案内筒7は、固定継筒、外装環、及びカメラ本体3に装着するためのマウントを一体的に備え、レンズ鏡筒1における固定部18を構成する。また、この案内筒7は、所謂振動型モーターを駆動手段とするフォーカスユニット40も固定する。更に、固定部18の前側端面には、フォーカスリング22が配置されている。このフォーカスリング22は、その後端部をフォーカスユニット40内の連結部(後述の第2連結環45)に係合している。即ち、フォーカスリング22を回転させることでフォーカスキーが回転し、第2群レンズL2を光軸方向に移動させるマニュアルフォーカスを行うことができる。
次に、レンズ鏡筒1内のフォーカスユニット40の構成について詳説する。図2は、フォーカスユニットの構成を示す概略図である。特に、図2(a)は、フォーカスユニット40を入光側から見た平面図であり、図2(b)は、図2(a)におけるA―A´断面を示す図である。フォーカスユニット40は、ユニット本体41に設置された、駆動機構42と、第1連結環43と、コロリング44と、第2連結環(マニュアル連結環)45とを備える。ユニット本体41は、筒状に形成されたフォーカスユニット40の固定部(本体部)であり、ユニット本体41の後端部41aに形成された内側突起部において、上述のように、図1に示す案内筒7に固定される。
駆動機構42は、ユニット本体41の外周部に設置され、外形が環状のステータ42aとロータ42bとを有する振動型モーターで構成される駆動手段である。ステータ42aは、その後端に設置された圧電素子PZTを駆動源とする。この圧電素子PZTは、給電用FPC(フレキシブルプリント配線基板)46と一体で形成され、該給電用FPC46から入力される電気信号によりステータ42aに対して振動を励起する。このとき、ステータ42aの前端面の質点には、楕円運動の振動が発生し、この振動に起因して、ステータ42aの前端面に圧接されたロータ42bが回転駆動する。また、ステータ42aは、その後部(ロータ42bの対向側)に設置された加圧バネ48及び加圧リング49によりフェルト部材47を介してロータ42bに対して加圧された状態でユニット本体41に保持される。これにより、ステータ42aは、ロータ42bに圧接し、後述する第1連結環43の前端面が、コロ50に圧接する。
第1連結環43は、駆動機構42に隣設された環状部材である。第1連結環43の前端面(前壁面)は、後述するコロリング44に設置されたコロ50に当接する。一方、第1連結環43の後端面は、ゴムリング51を介してロータ42bに固定される。
コロリング44は、第1連結環43に隣設された、光軸を基準としてユニット本体41の外周で回転可能な環状の回転部材である。このコロリング44の外周面における等間隔3箇所には、図2(b)に示すように、光軸に直交する方向に延びる軸44aが形成されている。この軸44aは、コロ50を止め輪52により係止しつつ回動自在に保持する。更に、コロリング44は、その内側端から前方(第2保持枠9の設置方向)に向かうフォーカスキー60を備える。
ここで、本発明の特徴であるフォーカスキー60の構成について詳説する。図3は、図2に示したコロリング44、フォーカスキー60、及び該フォーカスキー60と係合する第2保持枠9を抜粋した分解斜視図である。フォーカスキー60は、フォーカスユニット40からの回転出力を第2保持枠9に伝達する板状の回転伝達部(部位)である。フォーカスキー60の先端部60aは、図3(a)に示すように、第2保持枠9の外周部において先端部60aに向けて延伸するように形成されたキー連動部9aと係合する。なお、先端部60aは、回転方向、即ち、先端部60aの側面60bと、キー連動部9aを形成する側壁部9bとが接する方向において、光軸方向の移動を許容した状態でキー連動部9aと係合する。即ち、先端部60aとキー連動部9aとが係合した状態では、先端部60aの一方の側面60bと、キー連動部9aの一方の側壁部9bとの間には、常時微小な隙間が存在する。また、フォーカスキー60の先端部60aは、図3(b)に示すように、第2保持枠9のキー連動部9aと対向する位置に略直方体形状のセンサー61を備える。一方、キー連動部9aは、その内壁面においてセンサー61と対向する位置に反射スケール62を備える。まず、センサー61は、第2保持枠9の光軸方向の変位量を検出するためのフォーカスユニット40における位置検出手段であり、特に、本実施形態では、反射式光学エンコーダを採用する。このセンサー61は、発光部61aと受光部61bとで一体的に構成されたセンシング部を有し、更に、該センシング部は、発光部61aからの光が直接受光部61bに到達しないように、隔壁61cにより分離される。ここで、センサー61は、その配線部が直接外部に露出しないように、不図示であるがアクリルやガラス等の透過素材で覆われている。また、センサー61のセンシング面の裏面には、不図示であるが端子が形成されており、該端子は、図2に示すセンサー用FPC53に対して半田付け等により直接実装され電気的に接続される。なお、センサー用FPC53には、位置検知手段であるセンサー61の他に制御用の電気素子も複数実装されている。このように、センサー61は、センサー用FPC53に実装された状態で、フォーカスキー60に両面テープ等により固定される。なお、本実施形態では、センサー61として反射式光学エンコーダを採用するが、このような位置検出手段として、フォトセンサー、MRセンサー、SRセンサー、ポジショニングセンサー、又は可変抵抗器等を採用しても良い。一方、反射スケール62は、センサー61の発光部61aから発せられた光を反射する被位置検出部であり、センサー61に対向する表面には、スリットが設けられた反射面が光軸方向に多数形成されている。この反射スケール62も、キー連動部9aの内壁面に両面テープ等により固定される。
また、コロリング44は、その外周部に、該コロリング44の回転位相ゾーンを検知するためのフォーカスブラシを取り付ける台座54を備える。本実施形態のフォーカスユニット40は、第2保持枠9の位置検出に際し、上記センサー61による位置検出(回転量検知)と、この不図示のフォーカスブラシによる回転位相ゾーンの検知とを組み合わせて用いるので、より高い回転検出分解能を有する。また、コロリング44は、その内側前方の複数箇所に、ユニット本体41を回転方向に摺動する摺動部44bを備える。更に、ユニット本体41は、図2(a)に示すように、その内周部側面に、フォーカスキー60の移動方向左右のストッパー部60cと当接することでフォーカスキー60の回動範囲を制限するストッパー端面41bを備える。
更に、第2連結環45は、コロリング44に隣設され、該コロリング44に設置されたコロ50と当接する壁面を有する環状部材である。この第2連結環45は、図2(b)に示すように、その外周部には、上述のフォーカスリング22の後側凹部と係合する突起部45aを備える。これにより、ユーザーによるフォーカスリング22の回転入力をフォーカスユニット40に伝達することができる。この第2連結環45は、その内周面に設置され、ユニット本体41に回転が阻止された状態で結合しているマニュアル摺動部材55により、周方向及び光軸方向において摺動可能である。
次に、フォーカスユニット40の作用について説明する。まず、駆動機構42によりロータ42b及び該ロータ42bに接続された第1連結環43が回転すると、コロリング44に設置されたコロ50は、第2連結環45の前記壁面(後壁面)上を転動する。これにより、コロリング44は、図2に示す光軸(レンズ鏡筒1の光軸)AXLを基準として回転する。同時に、コロリング44に設置されたフォーカスキー60は、上記回動範囲内で回動し、第2保持枠9を同期して回転させる。この第2保持枠9の回転により、フォーカスカム環10に形成されたカムと第2保持枠9に設けられたカムフォロワ部とにカム作用が働き、第2保持枠9は、光軸方向に移動する。一方、マニュアルフォーカス操作を行う場合は、まず、上述のようにフォーカスリング22を回転操作することで、第2連結環45を回転させる。この第2連結環45の回転により、コロ50が第1連結環43の前壁面上を転動し、コロリング44は、光軸AXLを基準として回転する。これの伴い、フォーカスキー60は、上記回動範囲内で回動し、第2保持枠9を回転させる。このように、フォーカスユニット40は、2系統の入力に対して1系統の出力を実施することができる。
上記駆動機構42の制御(AF制御)は、図1に示すメイン回路基板23に構成された制御回路により、カメラ本体3から送信された焦点検出情報と、センサー61からの位置検出出力とに基づいて実行される。このとき、駆動機構42の駆動力がコロリング44に作用すると、フォーカスキー60は、図3に示す矢印Bの方向に回転し、上述のように、第2保持枠9は、光軸回りで回転しながら光軸方向に移動する。この場合、センサー61は、フォーカスキー60と一体化されており、また、フォーカスキー60もコロリング44に固定されているため、光軸方向へ変位しない。即ち、センサー61は、第2保持枠9の光軸方向の移動量(変位量)を直接読み取ることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、フォーカスキー60にセンサー61を設置することにより、第2保持枠9の光軸方向の変位量を直接読み取ることができるので、ガタやギアのバックラッシュ、若しくは部品の撓み等の影響に起因した読み取り誤差を発生しない。したがって、AF制御の高精度化を達成することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、センサー61を一方の回転部材側のフォーカスキー60上に設置し、反射スケール62を他方のレンズ保持枠である第2保持枠9に設置したが、本発明はこれに限定しない。即ち、上記構成とは逆に、センサー61をレンズ保持枠側に設置し、反射スケール62を回転部材側に設置する構成もあり得る。また、上記実施形態では、センサー61をフォーカスキー60の先端部60aに設置したが、例えば、フォーカスキー60の後端部、即ち、コロリング44の内周部に設置する構成もあり得る。この場合、反射スケール62を有する第2保持枠9のキー連動部9aは、コロリング44の内周部にまで延設されることになる。
また、上記実施形態では、上記位置検出手段を、合焦のための第2群レンズの光軸方向の変位量を検出するために適用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、変倍のためのレンズ群に適用することも可能である。また、焦点距離に応じて焦点調節のための第2群レンズL2の移動量を異ならせる必要がない場合は、フォーカスカム環(カム筒)10をヘリコイド筒に置き換えてもよい。更に、上記実施形態では、レンズ鏡筒1をデジタル一眼レフカメラ用の交換レンズに採用するものとして説明したが、本発明は、レンズ一体型のカメラやビデオカメラ等の光学機器のレンズ鏡筒部にも採用することができる。
1 レンズ鏡筒
7 案内筒
9 第2保持枠
42 駆動機構
44 コロリング
60 フォーカスキー
61 センサー
62 反射スケール
L2 第2群レンズ
7 案内筒
9 第2保持枠
42 駆動機構
44 コロリング
60 フォーカスキー
61 センサー
62 反射スケール
L2 第2群レンズ
Claims (7)
- 合焦、若しくは変倍のための光学素子と、
前記光学素子を保持する保持枠と、
前記保持枠を、光軸を基準として光軸方向に回転移動させる案内筒と、
前記光学素子と同期して、光軸を基準として回転する回転部材と、
前記回転部材を回転させる駆動手段と、を有するレンズ鏡筒であって、
更に、前記保持枠の光軸方向の変位量を検出する位置検出手段を備え、
前記位置検出手段は、前記保持枠と前記回転部材とのいずれか一方から光軸方向に延設する部位に固定され、他方に被位置検出部が固定されることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記被位置検出部は、前記位置検出手段に対向し、かつ、光軸方向に延伸して位置することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 前記位置検出手段は、反射式光学エンコーダであり、
前記被位置検出部は、前記反射式光学エンコーダの発光部から発光される光を反射する反射スケールであることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。 - 前記位置検出手段は、フォトセンサー、MRセンサー、SRセンサー、ポジショニングセンサー、若しくは可変抵抗器のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記案内筒は、カム筒、若しくはヘリコイド筒であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
- 前記回転部材は、前記保持枠に回転出力を伝達する回転伝達部と、前記位置検出手段と前記被位置検出部とのいずれか一方を固定する固定部とを兼ねることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする光学機器。
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JP2010121930A JP2011248139A (ja) | 2010-05-27 | 2010-05-27 | レンズ鏡筒、及びそれを用いた光学機器 |
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KR200460465Y1 (ko) | 2012-03-07 | 2012-05-25 | 에이치디씨 주식회사 | 가변초점렌즈와 촬상장치의 결합홀더 |
JP2014087151A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Nikon Corp | 振動アクチュエータ及び光学機器 |
JP2015025964A (ja) * | 2013-07-26 | 2015-02-05 | キヤノン株式会社 | レンズ鏡筒及び光学装置 |
JP2015215481A (ja) * | 2014-05-12 | 2015-12-03 | キヤノン株式会社 | 光学機器および撮像装置 |
JP2018151507A (ja) * | 2017-03-13 | 2018-09-27 | 株式会社リコー | レンズ鏡筒 |
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2010
- 2010-05-27 JP JP2010121930A patent/JP2011248139A/ja active Pending
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