JP2013248352A - 飲料容器の栓体 - Google Patents

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Abstract

【課題】栓体の分解を小さい力で容易に行うことができるようにする。
【解決手段】栓本体11の内側に流液経路8を形成し、流液経路8の入口15を閉じる方向に付勢された弁体21を設け、栓本体11の上端に該栓本体11の上部開口部を閉じるカバー25を設け、カバー25に弁体21を開閉する操作レバー24を下方向に押下げ可能に設ける。栓本体11の弾性片52に係合爪部53を設け、この係合爪部53が係合する横板上面54Uをカバー25に設け、操作レバー24には、操作レバー24を押下げると弾性片52に当接して該弾性片52を係合解除方向に移動させる突出片58を設けたから、操作レバー24を押下げると、操作レバー24の突出片58により、係合爪部53と横板上面54Uの係合が解除され、この際、弁体21により操作レバー24が上方に付勢されるため、栓本体11からカバー25を簡便に取り外すことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、魔法瓶等の飲料容器の栓体に係り、詳しくは、栓体に弁機構を有し、飲料容器に栓体を装着した状態のままで内容液を注出することのできる飲料容器の栓体に関する。
従来、この種のものとして、容器本体の開口部に着脱可能に装着される中栓本体の内側に、前記容器本体の内部に開口する入口から外部に開口する出口に至る流液経路を形成し、前記流液経路の入口を閉じる方向に付勢された弁体を設け、前記中栓本体の上端に該中栓本体の上部開口部を閉じるカバーを設け、前記カバーに前記弁体を開閉する操作スイッチを前後方向にスライド可能に設けた液体容器の中栓構造において、前記中栓本体と前記カバーのいずれか一方に第1係合部、他方に前記第1係合部に係合する第1被係合部を設け、前記中栓本体の上端に弾性片を設け、前記中栓本体の弾性片と前記カバーのいずれか一方に第2係合部、他方に前記第2係合部に係合する第2被係合部を設けた液体容器の中栓構造(例えば特許文献1)があり、この中栓構造では、従来のように中栓本体とカバーの全周に嵌合部を設けるものに比べて、構造が簡単となる。また、操作スイッチをスライドさせるときの操作力は水平であり、係合解除方向には作用しないため、意図せずに中栓が分解されてしまうことがない。
特許第4514692号公報
上記中栓構造では、従来の分解可能な液体容器の中栓構造において、中栓本体とカバーとの嵌合力が不安定で、レバー開閉操作時に意図せずにカバーが外れて中栓が分解さてしまうという問題に対して、中栓とカバーのいずれか一方に第1係合部、他方に第1被係合部を設け、中栓本体の上端に弾性片を設け、中栓本体の弾性片とカバーのいずれか一方に第2係合部、他方に第2被係合部を設けた構造を採用している。
しかしながら、上記のようなスライドレバー方式の中栓では、不意に転倒した場合などに容器内の液体が流出し、周囲を汚す虞がある。また、中栓を分解する際に、片方の手で弾性部材を押しながらカバーを外す必要があるため、分解作業が煩わしいといった欠点がある。
また、上記のような弾性部材を設けていない構造の場合には、カバーや栓本体の剛性あるいは寸法によって、カバーがきつくて取り外しにくかったり、逆に緩すぎてしまったりして、調整が難しかった。
解決しようとする問題点は、上記の問題を鑑みて、栓体の分解を小さい力で容易に行うことができ、加えて、通常使用時には誤使用により分解されることがない飲料容器の栓体を提供することを目的とする。
請求項1の飲料容器の栓体は、容器本体の開口部に着脱可能に装着される栓本体の内側に、前記容器本体の内部に開口する入口から外部に開口する出口に至る流液経路を形成し、前記流液経路の入口を閉じる方向に付勢された弁体を設け、前記栓本体の上端に該栓本体の上部開口部を閉じるカバーを設け、前記カバーに前記弁体を開閉する操作レバーを下方向に押下げ可能に設けた液体容器の栓体において、前記栓本体と前記カバーのいずれか一方に第1係合部、他方に前記第1係合部に係合する第1被係合部を設け、前記栓本体の上部に弾性片を設け、前記栓本体の弾性片と前記カバーのいずれか一方に第2係合部、他方に前記第2係合部に係合する第2被係合部を設け、前記操作レバーには、前記操作レバーを押下げると前記弾性片に当接して該弾性片を係合解除方向に移動させる突出片を設けたことを特徴とする。
請求項2の飲料容器の栓体は、前記操作レバーは、前記栓本体が容器本体に装着された状態で押下げると、前記弁体の開閉は行えるが、前記操作レバーの操作部が肩部材に当接することにより、前記突出片が前記弾性片を係合解除するに至らないことを特徴とする。
請求項3の飲料容器の栓体は、前記弾性片は栓本体の最外径より内側に配置され、前記操作レバー押下げ時に前記突出片が前記カバーの内側に入り込むことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、操作レバーを押下げると、操作レバーの突出片が、栓本体の弾性片を係合解除方向に移動することにより、第2係合部と第2被係合部の係合が解除され、この際、弁体により操作レバーが上方に付勢されるため、栓本体からカバーを簡便に取り外すことができる。
請求項2の発明によれば、操作部を用いて初期位置の操作レバーを押下げると、弁体が開き、操作レバーを離すと、上方に付勢された弁体により操作レバーが初期位置に復帰して弁体が閉まり、さらに、容器本体に装着した状態で、操作レバーを押下げても、操作部が肩部材に当接することにより、第2係合部と第2被係合部の係合が解除されことがない。
請求項3の発明によれば、前記操作レバー押下げ時に前記突出片が前記カバーの内側に入り込むため、外観意匠性の向上が図られる。また、使用時に突出片に触れにくく、より安全である。
本発明の実施例1を示す全体断面図である。 同上、操作レバーが肩部材に当接した状態の全体断面図である。 同上、飲料容器の斜視図である。 同上、栓体の断面図であり、突出片により第2係合部と第2被係合部の係合を解除した状態を示す。 同上、栓本体の斜視図である。 同上、操作レバーの斜視図である。 同上、栓体の斜視図である。 同上、栓体の斜視図であり、操作レバーを押下げた状態を示す。 同上、栓本体の斜視図である。 同上、操作レバーの斜視図である。 同上、弁体の斜視図であり、図11(A)は弁棒の縦溝部に係止板の係入部を合わせた状態、図11(B)は係止板を略90度回して軸方向に位置決めした状態を示す。 同上、弁棒の斜視図である。 同上、係止板の斜視図である。 同上、第2係合部と第2被係合部の係合を解除した状態の栓体の斜視図である。 同上、弁棒の上端側の斜視図である。 同上、回転コマの斜視図である。 同上、弁棒の上端側と回転コマの斜視図であり、爪導入溝に係合爪部を合わせて回転コマを下げる状態を示す。 同上、弁棒の上端側と回転コマの斜視図であり、第1底面に係合爪部が係入した状態を示す。 同上、弁棒の上端側と回転コマの斜視図であり、第1上傾斜面に係合爪部が係合した状態を示す。 同上、弁棒の上端側と回転コマの斜視図であり、角部に係合爪部が係止下した状態を示す。 同上、弁体の断面図である。 同上、弁体の断面図であり、減圧手段が開いた状態を示す。 同上、弁体の断面図であり、弁体が開いた状態を示す。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な飲料容器の栓体を採用することにより、従来にない飲料容器の栓体が得られ、その飲料容器の栓体について記述する。
図1〜図23において、魔法瓶である飲料容器1は、容器本体2の上部開口部2Aに栓体3が着脱可能に装着されたもので、容器本体2は、上部を開口したステンレス製の内容器5と外容器4の上端同士を一体に接合して両容器4,5間を断熱層6とし、接合した両容器4,5の上部には合成樹脂製の肩部材7が一体に組み付けられている。肩部材7は、接合した両容器4,5の開口部分に垂設され、該開口部分に嵌め付けられる環状係止部7Aと、該環状係止部7Aの一側方から突出する嘴状の注ぎ部7Bと、該注ぎ部7Bと対向する位置に突設される把手7Cとを備えたもので、前記環状係止部7Aに合成樹脂製の前記栓体3が着脱可能に装着される。
栓体3は、飲料容器1を注ぎ部7B方向へ傾けることで、内容液を前記注ぎ部7Bを介して注出する流液経路8を備え、前記肩部材7に螺着される栓本体11と、該流液経路8を開閉可能に閉塞する弁機構12とを備える。
栓本体11は、前記肩部材7に螺合する筒体13を有し、この筒体13内に一側から他側に向かって低くなる壁状の中仕切り部14を設け、この中仕切り部14の下部に沿って前記流液経路8が形成されている。前記筒体13の下部開口である入口15から他側上部に開口する出口16に連続して前記流液経路8が形成されている。そして、前記中仕切り部14は、その他側14Bを入口15側に連結し、その一側14Aを筒体13の上部側面に連結し、この連結箇所の下部に前記出口16が形成されている。
さらに、前記栓体3は、弁機構12の弁体21を常時上方へ引き上げて入口15を弁体21で塞ぐコイルスプリングなどの弾性部材22と、前記弁体21の弁棒23を下方へ押す操作レバー24と、栓本体11の上部を覆うカバー25とを備え、前記弁体21が前記筒体13の下端部13Kを水密に閉塞して前記入口15を塞いている。
前記弁機構12は、前記弁体21と、該弁体21の中央部から上方に延びる前記弁棒23と、該弁棒23と前記弁体21との間に形成される減圧手段26とを備えている。前記弁体21は、前記下端部13Kよりやや大径の円盤状に形成され、前記下端部13Kに装着した止水パッキン27に当接して入口15を閉塞する。また、弁体21の中央部には、弁棒23の装着孔21Aが穿設されている。
前記弁棒23は、下端に前記装着孔21Aより大径の円盤部28と、上方に延出する軸部29とを一体に備えたもので、この軸部29の下方には、係止部材たる合成樹脂製の係止板30が着脱可能に装着されている。
具体的には、前記軸部29の下部29Sは上部29Uより径大に形成され、その下部29Sの外周には、対向する位置に縦溝部31,31が凹設され、これら縦溝部31,31は軸方向に形成され、それら縦溝部31,31の底部の間隔が前記上部29Uの直径に略対応する。一方、前記係止板30は略長円形状をなし、その中央に貫通孔32が形成されており、この貫通孔32は、前記縦溝部31,31に係入する係入部32A,32Aを有し、前記下部29Sが挿通される。また、縦溝部31,31に連続する係止溝31A,31Aが周設され、この係止溝31Aは円周方向に略90度に形成され、図11(A)に示すように、前記縦溝部31,31に係入部32A,32Aを係入して係止板30を軸部29の下部29Sに配置した後、係止板30を平面略90度回すと、図11(B)に示すように、係入部32Aを係止溝31Aに係止し、軸部29の長さ方向に位置決めした状態で、弁棒23に係止板30が装着され、逆に取り外すこともできる。
また、図12に示すように、前記軸部29の下部29Sには、前記係止溝31Aの下方の外周に通気溝31T,31Tが凹設され、これら通気溝31T,31Tは対向する位置に縦設されており、それら通気溝31T,31Tを設けた下部29Sが、前記装着孔21Aに挿通される。
前記中仕切り部14には、その中央部14Sに前記弁棒23の軸部29を挿通する挿通孔33が形成され、該挿通孔33の上部周囲に、軸部29のガイド筒34が設けられている。また、中仕切り部14には、出口16と径方向に対向する位置である他側に空気孔35が形成されている。
前記ガイド筒34には、前記弾性部材22が外嵌されている。この弾性部材22は、中仕切り部14の中央部14Sの上面と、ガイド筒34から突出する弁棒23上部に着脱自在に設ける弁体カバー37との間に縮設され、前記弁体21を常時上方へ引き上げている。
前記弁体カバー37は、前記弾性部材22の上部を押えるものであって、この弁体カバー37は、前記弁棒23の軸部29の上部に上下方向から係脱自在に連結される回転コマ38を備え、この回転コマ38は弁体カバー37に回転自在に内嵌され、前記回転コマ38が前記弁棒23の上部に係脱自在に取り付けられる。
また、前記係止板30は、弁棒23と供に昇降し、係止板30の下面は、前記装着孔21Aの上部に突設した受筒部21Bの上端に当接可能になっている。また、中央部14Sの下面には、前記係止板30を収納可能な筒部14Tが突設されている。
また、前記円盤部23Aの外周には、減圧パッキン41が装着されている。
前記弁棒23は、軸部29を前記装着孔21Aに挿通し、前記弁体カバー37と前記中央部14Sの上面との間に縮設された弾性部材22により、弁体21の下面と前記減圧パッキン41とが密着して前記弁棒23と弁体21とが一体的に連結される。前記減圧手段26は、前記弁体21の装着孔21A、弁棒23の円盤部28、減圧パッキン41、弾性部材22及び係止板30とで構成されている。
また、弁体21の装着孔21Aは、弁棒23の軸部29より大径に形成され、弁体21から上方に突出した軸部29の上部29Uは、ガイド筒34の上部の径小内周面34Aに挿通され、筒部14Tに前記係止板30が収容されるとともに、弾性部材22をガイド筒34に外装した状態で軸部29の上部29Uに前記弁体カバー37を係止することにより、弁機構12が栓本体11に取り付けられる。
前記カバー25は、栓本体11の筒体13の上開口部42を覆うものであり、その筒体13に嵌合して上開口部42に着脱自在に設けられる。図3に示すように、前記カバー25の中央には、他側である肩部材7側が開口する切欠き状の開口部25Aを設け、この開口部25Aに前記操作レバー24が配置され、この操作レバー24の一側が枢着部43によりカバー25に傾動可能に枢着され、また、操作レバー24の操作部44がカバー25の他側から外部に突出し、前記肩部材7の上方に位置している。また、操作レバー24の下面には、前記弁棒23の上端が当接する位置に、凸部24Aを設け、この凸部24Aの下面は平坦面に形成されている。
図5などに示すように、前記栓本体11の上部には、筒体13の上部に上筒状部45が設けられると共に、図6などに示すように、前記カバー25の下面には、前記上筒状部45に外装する下筒状部46が形成されている。
そして、図5及び図9に示すように、前記上筒状部45の一側に左右方向の平面部45Hを設け、この平面部45Hの左右対称位置に上部が開口した切込み溝47,47を設けると共に、これら切込み溝47,47の間に突片部48を設け、この突片部48に第1係合部たる横孔部49を穿設している。また、図6及び図10に示すように、下筒状部46の一側に左右方向の平面部46Hを設け、この平面部46Hの内面には、第1被係合部たる横方向の突起部50を形成し、この突起部50が前記横孔部49に係合する。この場合、下部のみが筒体13に固定された突片部48に横孔部49を設けることにより、横孔部49に突起部50が段発的に係止する。
一方、図5及び図9に示すように、筒体13の他側上部には、該筒体13の内側に凹んだ凹部51を設け、この凹部51の底部に位置して弾性片52を上方に向かって突出し、この弾性片52は下端のみが筒体13に連結され、上端が自由端であり、その弾性片52の外面に第2係合部たる係合爪部53が形成され、この係合爪部53は、水平方向の係止面53Mを有し、この係止面53Mの中央から弾性片52の先端に向う中央傾斜面53Aを有し、この中央傾斜面53Aの両側に該中央傾斜面53Aより高さが低い側部傾斜面53B,53Bが形成されている。このように筒体13に内側に凹んだ凹部51を設け、この凹部51内に弾性片52を配置することにより、栓本体11の外径より内側に弾性片52が設けられている。
図6などに示すように、下筒状部46の他側には、前記第2被係合部たる横板部54の横板上面54Uが設けられ、この横板部54と前記下筒状部46の下端とが該下筒状部46から延設された延設部55により連結され、さらに、横板部54の左右は連結部56,56によりカバー25に連結され、横板部54はその下面が平面に形成されている。
また、前記操作レバー24の下面には突出片58が下方に突設され、この突出片58は一側に縦縁部59を有し、他側は傾斜した縁となり、側面視で略三角形状をなし、操作レバー24の操作時に前記弾性片52に係合する位置に前記縦縁部59が配置され、この縦縁部59の下部には、上から下に向って他側に傾斜した当接縁部59Aが設けられている。
そして、操作レバー24を下方に回動すると、当接縁部59Aが前記中央傾斜面53Aに当接し、弾性片52をその解除方向に押して横板上面54Uとの係合を解除する。
図2に示すように、容器本体2を栓体3に装着した状態で、突出片58とレバー24の操作部44と肩部材7とは、操作部44を押し下げると、操作部44の下部が、回動規制部たる肩部材7の上面に当接し、このように操作レバー24の回動範囲を規制することにより、弾性片52に突出片58が当接することがない。
また、図10などに示すように、操作レバー24の下端の左右には、位置決め部たる鍔状部61,61を設け、これら鍔状部61,61が当接する当接部62が前記カバー25に設けられている。そして、鍔状部61,61が当接部62に当接することにより、カバー25と操作レバー24の上面が略面一となる。
前記弁体カバー37は、前記弁棒23の軸部29を遊挿する筒部71と、この筒部71の下部に設けられ前記弾性部材22の上部を押える押え部71Aと、前記筒部71の左右に設けられた摘み部72,72と、これら左右の摘み部72,72に設けられ前記回転コマ38が回転可能に係合する係合開口部72A,72Aとを備える。この場合、係合開口部72A,72Aに回転コマ38を嵌入して回転可能に取り付けている。前記係合開口部72Aは略長方形形状をなし、前記回転コマ38の上下面を挟む上下の縁部72F,72Fを備え、これら上下の縁部72F,72Fは略水平方向で平行に配置されている。前記摘み部72は下部72Sが外側に広がり、これにより左右の摘み部72,72を摘んで弁体カバー37を押下げ易くなっている。また、回転コマ38は前記筒部71の上部に重ね合わされて配置され、該回転コマ38と筒部71に軸部29を挿通した状態で、回転コマ38は、左右が係合開口部72A,72Aに係入して弁体カバー37に対して回転可能に設けられると共に、弁体カバー37と同体的に軸方向に上下動する。
前記回転コマ38は、円筒状をなす本体38Hの内周に、係合部たる係合爪部73が膨出形成され、この係合爪部73は、対向する位置で2箇所に設けられている。前記係合爪部73は、軸部29の軸方向の縦縁部73Tと、この縦縁部73Tの下部に一端が設けられ、該縦縁部73Tと交差方向の横縁部73Yと、前記縦縁部73Tの上端と横縁部73Yの他端との間に設けた斜めの傾斜縁部73Kとを備える。
一方、前記弁棒23の軸部29の上端側には、前記係合爪部73,73に対応して、爪導入溝74,74が軸方向に設けられ、隣合う爪導入溝74の間には、前記係合爪部73が係合して前記回転コマ38を回転させる段差たる段差溝75が周設されている。前記爪導入溝74は、軸部29の上端が開口し、前記係合爪部73が軸方向から挿入可能であり、前記爪導入溝74の一側面74Aと他側面74Bの間隔は、前記横縁部73Yより僅かに幅広に形成されている。尚、一側面74Aと他側面74Bは、軸部29の周方向一側と他側に位置する。また、爪導入溝74は、円周方向等間隔で、前記係合爪部73と同数或いは整数倍だけ設けることができる。
次に、前記段差溝75の構成について軸部29の先端側を上、基端側を下として説明する。前記段差溝75には、対を成す一方の前記爪導入溝74の下部に、前記係合爪部73を周方向一側に移動する第1下傾斜面76が形成され、この第1下傾斜面76は一側が他側より低く形成され、これら第1下傾斜面76の一側と他側は、前記一側面74Aと他側面74Bの略延長線上で下方に位置する。前記第1下傾斜面76の一側(下端)には前記横縁部73Yが係合する横方向の第1底面77が形成され、この第1底面77の一側には軸方向の第1上案内面78が上側に向けて設けられ、前記第1底面77の上方には、前記傾斜縁部73Kが係合して前記係合爪部73を周方向一側に移動する第1上傾斜面79が形成されている。この第1上傾斜面79は一側が他側より高く形成され、第1上傾斜面79の一側と他側は前記第1上案内面78と第1底面77の他端の略延長線上で下方に位置する。尚、前記傾斜縁部73Kと第1上傾斜面79とは軸方向に対して略同一角度で斜設されている。
また、前記段差溝75は、第1上傾斜面79の一側に、第1上案内面80が上側に向けて設けられ、この第1上案内面80は前記第1上案内面78の略延長線上に位置し、前記第1上案内面80の一側に中間傾斜面81が設けられ、この中間傾斜面81は一側に向って高くなるように形成され、その中間傾斜面81の一側に下案内面82が下側に向けて設けられている。前記中間傾斜面81に対応して、前記第1上案内面78の一側には、該第1上案内面78の上端から一側に向って低くなる第2下傾斜面76Aと第2底面77Aとが連続して設けられ、前記下案内面82は前記第2の底面77Aの範囲に対応した位置にある。さらに、前記第2底面77Aの一側には第2上案内面78Aが設けられ、この第2上案内面78Aの略延長線上に、対を成す他方の前記爪導入溝74の他側面74Bが位置し、この他側面74Bの下端と前記下案内面82の下端との間に、第2上傾斜面79Aが設けられている。
ここで弁体カバー37の使用方法について、回転コマ38を一点鎖線で図示した図17〜図20を用いて説明する。図17に示すように、爪導入溝74,74に係合爪部73,73を位置合わせし、弁体カバー37を摘んで弾性部材22の付勢に抗して押し下げると、図18に示すように、第1下傾斜面76に係合爪部73が案内されて回転コマ38が一側に回転し、係合爪部73の横縁部73Yが第1底面77に係入する。ここで弁体カバー37を押下げる力を抜くか、手を離すと、弾性部材22の弾性復元力により弁体カバー37が上昇し、回転コマ38は係合爪部73の傾斜縁部73Kが中間傾斜面81に係合して一側に回転し、中間傾斜面81と下案内面82の角部に係合爪部73が係止して上昇が止まり、軸部29に弁体カバー37が装着される。
この場合、弾性部材22により付勢されているため、弁体カバー37を押下げない限り、弁体カバー37が外れることがない。また、弁体カバー37の上端から突出した軸部29の上端が、操作レバー24に接触し、弁体カバー37は接触していないから、操作レバー24の操作の影響を受けることがない。
一方、弁体カバー37を取り外す際には、装着位置にある弁体カバー37を押下げると、係合爪部73の下部が第2下傾斜面76Aに係合して回転コマ38が一側に回転し、係合爪部73が第2底面77Aに係入する。ここで弁体カバー37を押下げる力を抜くか、手を離すと、弾性部材22の弾性復元力により弁体カバー37が上昇し、回転コマ38は係合爪部73の傾斜縁部73Kが第2上傾斜面79Aに係合して一側に回転し、係合爪部73が隣の爪導入溝74に沿って上昇し、軸部29から弁体カバー37を取り外すことができる。
また、弁体カバー37を押下げて軸部29から取り外すために、以下の構成を備える。弁体カバー37のストロークAは、軸部29に装着した状態の弁体カバー37の下端とガイド筒34の上端との間隔である。弁体21と係止板30のストロークBは、閉状態の弁体21の受筒部21Bの上端と、係止板30の下面との間隔である。装着位置における係合爪部73のストロークCは、角部83における係合爪部73の横縁部73Yと第2底面77Aとの間隔である。
ここで間隔A、間隔B、間隔Cは、A>(B+C)の関係であり、これにより、弁体カバー37を弁棒23から取り外す際に、栓本体11と弁体カバー37が当接し回転コマ38が係止解除位置まで回らないことを防ぐことができる。
次に前記構成についてその作用を説明する。栓体3の組み立てにあっては、まず、一側において、横孔部49に突起部50を挿入して係合する。この係合箇所を中心として、カバー25の他側を押し下げると、横板部54が係合爪部53の外面に当接し、弾性片52が内側に弾性変形し、係合爪部53に横板部54が係止し、栓本体11にカバー25が固定される。
また、別の方法として、突起部50の下部に斜面を持たせると、突片部48も弾性があるため、カバー25を栓本体11に上方から押えるだけで、栓本体11にカバー25を固定することができる。
そして、容器本体2に栓体3を螺合して装着した状態で、操作レバー24の操作部44を押し下げると、操作レバー24は、一端の枢着部43を支点に回動する。操作レバー24の回動に伴って、操作レバー24の凸部24Aが弁棒23の上端を下方に押し下げ、弁棒23と弁体21とが弾性部材22の付勢力に抗して、一体となって下方に移動する。これに伴って、止水パッキン27が筒体13の下端部13Kを離れ、流液経路8が開放され、飲料容器1を注ぎ部7B方向へ傾けると、内容液が流液経路8,注ぎ部7Bを通って注出される。また、操作レバー24は、操作部44の下部が、回動規制部たる肩部材7の上面に当接することによって回動が規制され、横板部54は弾性片52に係合した状態に保持され、この位置が回動規制位置である。
一方、容器本体2内に、熱湯や熱い飲料物が注入されていると、水蒸気によって容器本体2内が昇圧している場合がある。この場合、操作レバー24を回動させると、弁体21は容器内の圧力によって止水パッキン27が筒体13の下端部13Kに押し付けられた状態のまま、図22に示すように、弁棒23の下降によって面積の小さな減圧パッキン41が弁体21の下面から離れ、容器本体2内の圧力が逃げる。この場合、軸部29の下部29Sには、縦方向の通気溝31Tが周設されているから、装着孔21Aと通気溝31Tとの間から容器本体2内の圧力をスムーズに逃がすことができる。そして、容器本体2内の圧力が開放されることにより、弁体21の上方への加圧保持力が無くなり、重力により下方に下がり、図23に示すように、弁体21が開状態となる。
また、容器本体2内に熱湯や熱い飲料物が注入され、吐出により一度弁体21を開放し、容器本体2内の内圧を開放したあと放置した場合など、容器本体2内が減圧状態になっている場合がある。この場合、減圧力が弾性部材22の弾性復元力より強くなると、自動的に弁棒23が下降し、減圧パッキン41が弁体21の下面から離れ、容器本体2内の圧力が大気と同圧に開放される。
図4は、容器本体2から取り外した栓体3を示すもので、栓体3を容器本体2に装着した時の操作レバー24の回動規制位置まで、操作レバー24を回動させた状態では、係合爪部53が横板上面54Uに係合している。操作部44を前記回動規制位置よりも更に押し下げると、弾性片52の外面に、突出片58の当接縁部59Aが当接し、ここから、図4に示すように、操作レバー24を下げると、突出片58により弾性片52が内側に弾性変形し、係合爪部53が横板上面54Uから外れる。
このようにして係合爪部53が横板上面54Uから外れると、弾性部材22により弁棒23が操作レバー24を上方に押し、操作レバー24が上方に回動し、カバー25の他側が栓本体11から外れる。
栓本体11からカバー25を外したら、弁棒23の上部から弁体カバー37を外し、弁棒23,弾性部材22,弁体21,係止板30を栓本体11から取り外すことができる状態となり、栓本体11の流液経路8や弁機構12を別々に洗浄することができる。
洗浄後の弁機構12を栓本体11に装着する際には、逆に、弁棒23の軸部29に係止板30を装着し、軸部29を弁体21の装着孔21Aに挿通し、さらに、軸部29を挿通孔33とガイド筒34に挿通し、このガイド筒34に弾性部材22を外装し、弾性部材22の上に弁体カバー37を被せ、弁体カバー37に軸部29の上部29Uに係止する。
以上のように、本実施例では、操作レバー24を下に押し下げるだけで、操作レバー24に設けられた突出片58が、栓本体11の弾性片52を係止解除方向FKに移動させ、栓本体11とカバー25とを係止解除状態とすることができる。
また、このとき操作レバー24は、流液経路8の入口15を閉じる方向に付勢された弁体21の弁棒23により、栓本体11とカバー25が係止解除状態になると同時に、操作レバー24及びカバー25に栓本体11との解除方向FIに力が働くため、操作レバー24を操作して容易に分解することができる。
また、容器本体2に栓体3が装着された状態では、操作レバー24により弁体21の開閉操作を行えるが、操作レバー24が肩部材7に当接する回動規制位置では、操作レバー24に設けた突出片58が弾性片52を係止解除するに至らないため、誤操作により栓本体11とカバー25が分解されることがない。
さらに、弾性片52が栓本体11の最大外径より内側に配置され、また、操作レバー24の押下げ時に突出片58がカバー25の内側に入り込むことで、突出片58をカバー25の内側に隠すことができ、外観を向上させることができ、また操作時に突出片58に触れることがなく安全であり、さらに、カバー25の下部に横板部54を持たせることができ、係止解除操作時に操作レバー24と前記横板部54とで挟み込む操作をすることで、操作レバー24を押す力FPがカバー25をつまむ力FTと相殺され、操作レバー24及びカバー25には弁体21を閉じる力のみがかかるため、栓本体11とカバー25の分解が容易にできるようになる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、容器本体2の開口部2Aに着脱可能に装着される栓本体11の内側に、容器本体2の内部に開口する入口15から外部に開口する出口16に至る流液経路8を形成し、流液経路8の入口15を閉じる方向に付勢された弁体21を設け、栓本体11の上端に該栓本体11の上部開口部を閉じるカバー25を設け、カバー25に弁体21を開閉する操作レバー24を下方向に押下げ可能に設けた液体容器の栓体において、栓本体11とカバー25のいずれか一方に第1係合部たる横孔部49、他方に第1係合部に係合する第1被係合部たる突起部50を設け、栓本体11の上部に弾性片52を設け、栓本体11の弾性片52とカバー25のいずれか一方に第2係合部たる係合爪部53、他方に第2係合部に係合する第2被係合部たる横板上面54Uを設け、操作レバー24には、操作レバー24を押下げると弾性片52に当接して該弾性片52を係合解除方向に移動させる突出片58を設けたから、操作レバー24を押下げると、操作レバー24の突出片58が、栓本体11の弾性片52を係合解除方向に移動することにより、係合爪部53と横板上面54Uの係合が解除され、この際、弁体21により操作レバー24が上方に付勢されるため、栓本体11からカバー25を簡便に取り外すことができる。
また、突起部50の下部に案内斜面を形成するようにしてもよく、この場合、横孔部49を設けた突片部48は弾性を有するため、カバー25を栓本体11に上方から押えるだけで、栓本体11の前後にカバー25を略同時に係止して固定することができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、操作レバー24は、栓本体11が容器本体2に装着された状態で押下げると、弁体21の開閉は行えるが、操作レバー24の操作部44が肩部材7に当接することにより、突出片58が弾性片52を係止解除するに至らないから、操作部44を用いて初期位置の操作レバー24を押下げると、弁体21が開き、操作レバー24を離すと、上方に付勢された弁体21により操作レバー24が初期位置に復帰して弁体21が閉まり、容器本体2に装着した状態で、操作レバー24を押下げても、操作部44が肩部材7に当接することにより、係合爪部53と横板上面54Uの係合が解除されことがなく、使用時に操作レバー24を押してもカバー25が外れることがない。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、弾性片52は栓本体11の最外径より内側に配置され、操作レバー24の押下げ時に突出片58がカバー25の内側に入り込むから、突出片58がカバー25の内側に入り込むことにより、使用状態における外観意匠性の向上を図ることができる。
また、実施例上の効果として、栓本体11の一側に設けた横孔部49に、カバー25の他側向きに突出した突起部50が横孔部49の一側から係入するから、この係入箇所を支点として、カバー25の他側を押下げることにより、他側における栓本体11とカバー25の係合を簡便に行うことができる。また、横孔部49は横方向に形成されているから、横方向に形成した突起部50を係合することにより、この係合箇所を回動支点として安定して回動することができる。さらに、突出片58の一側には、操作レバー24の操作時に前記弾性片52に係合する位置に前記縦縁部59が配置され、この縦縁部59の下部には、上から下に向って他側に傾斜した当接縁部59Aが設けられ、係合爪部53には、他側に中央傾斜面53Aを設けたから、突出片58が降下すると、当接縁部59Aが中央傾斜面53Aに当接して弾性片52をスムーズに一側に弾性変形させ、他側における係合解除を円滑に行うことができる。
また、弁体21と弁棒23を個々の別部材にし、弁棒23に弁体21の上部への流液経路8の入口15を閉じる弁体21を設けることで、弁棒23の方が弁体21より径が小さくなることから、湯などにより容器本体2内の内圧が高くなっているときでも、先に弁棒23側の弁体である円盤部28を押し下げ、内圧を開放できるため、内圧により弁体21が押下げ不能になることを防ぎ、確実に内溶液を吐出させることができる。このとき弁棒23には通気溝31Tがあり、弁体21の装着孔21Aとの間に隙間を作ることで、確実に内圧を排気することができる。このようにして内圧を開放すると、弁体21の上方への加圧保持力が無くなり、重力により下方に下がり、弁体21が開状態となる。一方、容器本体2内が減圧状態になった場合、その減圧力が弾性部材22の弾性復元力より強くなると、自動的に弁棒23が下降し、減圧パッキン41が弁体21の下面から離れ、容器本体2内の圧力が大気と同圧に開放される。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、弁体に対して弁棒を昇降可能に設けたが、弁体に弁棒を一体に設けてもよい。また、魔法瓶に適用される栓体に限るものではなく、水筒等にも適用でき、容器本体はガラス製のもの、合成樹脂製のものなどいずれのものでも良く、特に断熱構造を有していないものでも良い。
1 飲料容器
2 容器本体
2A 上部開口部
3 栓体
7 肩部材
8 流液経路
11 栓本体
12 弁機構
15 入口
16 出口
21 弁体
22 弾性部材
23 弁棒
24 操作レバー
25 カバー
49 横孔部(第1係合部)
50 突起部(第1被係合部)
52 弾性片
53 係合爪部(第2係合部)
54 横板部
54U 横板上面(第2被係合部)

Claims (3)

  1. 容器本体の開口部に着脱可能に装着される栓本体の内側に、前記容器本体の内部に開口する入口から外部に開口する出口に至る流液経路を形成し、前記流液経路の入口を閉じる方向に付勢された弁体を設け、前記栓本体の上端に該栓本体の上部開口部を閉じるカバーを設け、前記カバーに前記弁体を開閉する操作レバーを下方向に押下げ可能に設けた液体容器の栓体において、
    前記栓本体と前記カバーのいずれか一方に第1係合部、他方に前記第1係合部に係合する第1被係合部を設け、
    前記栓本体の上部に弾性片を設け、
    前記栓本体の弾性片と前記カバーのいずれか一方に第2係合部、他方に前記第2係合部に係合する第2被係合部を設け、
    前記操作レバーには、前記操作レバーを押下げると前記弾性片に当接して該弾性片を係合解除方向に移動させる突出片を設けたことを特徴とする飲料容器の栓体。
  2. 前記操作レバーは、前記栓本体が容器本体に装着された状態で押下げると、前記弁体の開閉は行えるが、前記操作レバーの操作部が肩部材に当接することにより、前記突出片が前記弾性片を係合解除するに至らないことを特徴とする請求項1記載の飲料容器の栓体。
  3. 前記弾性片は栓本体の最外径より内側に配置され、前記操作レバー押下げ時に前記突出片が前記カバーの内側に入り込むことを特徴とする請求項1又は2記載の飲料容器の栓体。
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