JP5457523B2 - 飲料容器の栓体 - Google Patents

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Description

本発明は、魔法瓶等の飲料容器の栓体に係り、詳しくは、栓体に弁機構を有し、飲料容器に栓体を装着した状態のままで内容液を注出することのできる飲料容器の栓体に関する。
従来、飲料容器を傾けることで内容液を注出する注出路を備えた栓本体に、注出路を開閉可能に閉塞する弁機構を収納した飲料容器の栓体において、前記弁機構は、前記栓本体に上下動可能に設けられる弁棒と、該弁棒の下端に支持され、前記注出路を開閉可能に閉塞する弁体と、該弁体を閉方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段の付勢力に抗して前記弁棒を押し下げることにより弁体を開放させる操作レバーとを備え、前記栓本体は、操作レバーの押下部を外部に突出させる開口を天板に備えている。
このような飲料容器の栓体において、容器本体の開口部に着脱可能に装着される中栓本体の内側に、前記容器本体の内部に開口する入口から外部に開口する出口に至る流液経路を形成し、前記流液経路の入口を閉じる方向に付勢された弁体を設け、前記中栓本体の上端に該中栓本体の上部開口部を閉じるカバーを設け、前記カバーに前記弁体を開閉する操作スイッチを前後方向にスライド可能に設けた液体容器の中栓構造において、前記中栓本体と前記カバーのいずれか一方に第1係合部、他方に前記第1係合部に係合する第1被係合部を設け、前記中栓本体の上端に弾性片を設け、前記中栓本体の弾性片と前記カバーのいずれか一方に第2係合部、他方に前記第2係合部に係合する第2被係合部を設けた液体容器の中栓構造(例えば特許文献1)があり、この中栓構造では、従来のように中栓本体とカバーの全周に嵌合部を設けるものに比べて、構造が簡単となる。また、操作スイッチをスライドさせるときの操作力は水平であり、係合解除方向には作用しないため、意図せずに中栓が分解されてしまうことがない。
また、図10のように弁体101と弁棒102を別部材とし、弁体101と弁棒102に設けられた係止板103の間に弾性部材104を設けることで、容器本体に湯を入れたときなど容器内が加圧状態になったときに、弁棒102を先に押下げ、内圧を開放する構造も知られているが、このような構造では弾性部材104として例えば金属製ばねを使用した場合、流路に面しているため、金属製ばねが内溶液に接することになる。
特許第4514692号公報
解決しようとする問題点は、上記の問題を鑑みて、弁体から弾性部材をなくし、弁体と弁棒を簡単に分解することで、洗浄性を向上させ、より衛生的に、且つ部品点数を減らし、コストダウンを図った飲料容器の栓体を提供することを目的とする。
請求項1の飲料容器の栓体は、容器本体の開口部に着脱可能に装着される栓本体の内側に、前記容器本体の内部に開口する入口から外部に開口する出口に至る流液経路を形成し、前記流液経路の入口を閉じる弁体を設け、前記栓本体の上端に該栓本体の上開口部を閉じるカバーを設け、前記カバーに前記弁体を開閉する開閉装置に設けた飲料容器の栓体において、前記弁体には閉方向に付勢する弾性部材が取り付けられ、この弾性部材の抜け防止に弁体カバーが装着され、前記弁体と弁棒は個々の構成に別れ、該弁棒には前記弁体上部への流液経路の入口を閉じる弁棒側弁体を設け、前記流液経路の入口を閉じる弁体には係合突部を設け、前記弁棒には、前記流液経路の入口を閉じる弁体の前記係合突部が挿通する挿通溝及び前記流液経路の入口を閉じる弁体を回転方向に回すことで前記流液経路の入口を閉じる弁体の前記係合突部が乗り越え係合する被係合突部を設けたことを特徴とする。
請求項2の飲料容器の栓体は、前記流液経路の入口を閉じる弁体と前記弁棒が係合した状態で、前記弁棒が自由に上下動できるストロークを設けたことを特徴とする。
請求項3の飲料容器の栓体は、前記流液経路の入口を閉じる弁体の前記係合突部に弾性を持たせたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、弾性部材を無くすことで、弾性部材や係止板も無くすことができ、部品点数を減らし、コストダウンにつながるだけでなく、弁棒と流液経路の入口を閉じる弁体を回転方向に回すことで分解でき、さらに、例えば弾性部材が金属の場合などには流液経路に晒されない。
請求項2の発明によれば、流液経路の入口を閉じる弁体と弁棒の嵌合状態で弁体にストローク幅を持たせることで、熱い湯などにより容器本体内の内圧が上昇した場合に、操作レバーを押したとき、流液経路の入口を閉じる弁体より先に径の小さい弁棒が先に押されることで、内圧を速やかに開放することができる。このとき弁棒に設けられた弁体の挿通溝が空気の通気溝として作用している。
請求項3の発明によれば、流液経路の入口を閉じる弁体の係合突部に弾性を持たせることで、弁体と弁棒の繰り返し着脱による係合突部の磨耗を軽減することができる。
本発明の実施例1を示す全体断面図である。 同上、弁体と弁棒の分解斜視図である。 同上、弁体に弁棒を挿入した状態の斜視図である。 同上、弁体に弁棒を組み付けた状態の斜視図である。 同上、弁体に弁棒を組み付けた状態の断面図である。 同上、弁棒と係合突部の係合状態を示す断面図である。 同上、栓体の断面図であり、弁体及び減圧手段が閉まった状態を示す。 同上、係合突部を断面にした栓体の断面図であり、弁棒が押されて減圧手段が開いた状態を示す。 同上、弁棒の挿通溝を断面した栓体の断面図であり、弁棒が押されて減圧手段が開いた状態を示す。 従来例の弁体の要部の断面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な飲料容器の栓体を採用することにより、従来にない飲料容器の栓体が得られ、その飲料容器の栓体について記述する。
図1〜図9において、魔法瓶である飲料容器1は、容器本体2の上部開口部2Aに栓体3が着脱可能に装着されたもので、容器本体2は、上部を開口したステンレス製の内容器5と外容器4の上端同士を一体に接合して両容器4,5間を断熱層6とし、接合した両容器4,5の上部には合成樹脂製の肩部材7が一体に組み付けられている。肩部材7は、接合した両容器4,5の開口部分に垂設され、該開口部分に嵌め付けられる環状係止部7Aと、該環状係止部7Aの一側方から突出する嘴状の注ぎ部7Bと、該注ぎ部7Bと対向する位置に突設される把手7Cとを備えたもので、前記環状係止部7A内に合成樹脂製の前記栓体3が着脱可能に装着される。
栓体3は、飲料容器1を注ぎ部7B方向へ傾けることで、内容液を前記注ぎ部7Bを介して注出する流液経路8を備え、前記肩部材7に螺着される栓本体11と、該流液経路8を開閉可能に閉塞する弁機構12とを備える。
栓本体11は、前記肩部材7に螺合する筒体13を有し、この筒体13内に一側から他側に向かって低くなる壁状の中仕切り部14を設け、この中仕切り部14の下部に沿って前記流液経路8が形成されている。前記筒体13の下部開口である入口15から一側上部に開口する出口16に連続して前記流液経路8が形成されている。そして、前記中仕切り部14は、その他側14Bを入口15側に連結し、その一側14Aを筒体13の上部側面に連結し、この連結箇所に出口16が形成されている。また、前記環状係止部7Aの外周に雄螺子9を設け、この雄螺子9に螺合する雌螺子9Aを前記筒体13に設けている。
さらに、前記栓体3は、弁機構12の弁体21を常時上方へ引き上げて入口15を弁体21で塞ぐコイルスプリングなどの弾性部材22と、前記弁体21の弁棒23を下方へ押す操作レバー24と、栓本体11の上部を覆うカバー25とを備え、前記弁体21が前記筒体13の下端部13Kを水密に閉塞して前記入口15を塞いでいる。
ここで、前記弁体21の弁棒23を下方へ押す方法は、操作レバー以外にもスライド部材、ボタン式等の方式が取れる。
前記弁機構12は、前記弁体21と、該弁体21の中央部から上方に延びる前記弁棒23と、該弁棒23と前記弁体21との間に形成される減圧手段26とを備えている。前記弁体21は、前記下端部13Kよりやや大径の円盤状に形成され、前記下端部13Kに装着した止水パッキン27に当接して入口15を閉塞する。また、弁体21の中央部には、弁棒23を挿通する挿通孔61が穿設されている。
前記弁棒23は、下端に前記挿通孔61より大径の円盤部28と、上方に延出する軸部29とを一体に備える。
前記軸部29の下部29Sは上部29Uより径大に形成され、下部29Sと上部29Uとの間には中間部29Tが設けられ、この中間部29Tは、下部29S及び上部29Uより径小であり、中間部29Tと下部29Sとの間に段部29Dが形成されている。その下部29Sの外周には、対向する位置に挿通溝31,31が凹設され、これら挿通溝31,31は軸方向に形成されており、それら挿通溝31,31の深さ方向(軸径方向)の底部の間隔が前記上部29Uの直径に略対応し、挿通溝31の上端は前記段部29Dに開口している。
また、弁体21の中央部には、弁棒23の軸部29を挿入する挿通孔61が穿設され、この挿通孔61の上部に連続して受筒部62が突設されている。この受筒部62には、対向する位置にそれぞれ一対の切欠き溝63,63を縦設すると共に、これら切欠き溝63,63の間に弾性片64が設けられ、この弾性片64の上端は自由端であって、弾性片64の上部の内側に係合突部65を突設しており、この係合突部65が前記挿通溝31に係入する。尚、係合突部65の先端は湾曲凸状に形成されている。
前記挿通溝31の溝下部31Tには周方向の係止溝66の始端が連結され、図6に示すように、前記係止溝66は軸部29の円周方向略90度に形成され、係止溝66の終端側には前記係合突部65が乗り越え係合する被係合突部たる突条67が縦設され、この突条67を乗り越えた前記係合突部65が係止溝66の終端66Tに係止する。また、係止溝66の上下高さ寸法は係合突部65の上下高さ寸法より大きく、これらの高さ寸法の寸法差だけ、弁体21に対して弁棒23が上下動可能となる。
また、前記軸部29の前記中間部29Tには、リング状の止水パッキン71が設けられ、この止水パッキン71には舌部72が周設され、この舌部72が前記ガイド筒34の内面に当接する。
そして、弁体21の下方から弁体21の挿通孔61に弁棒23の軸部29を挿入し、挿通溝31に係合突部65を合わせ、係合突部65が溝下部31Tに達したら、弁体21に対して弁棒23を回し、弾性片64が弾性変形して係合突部65が突条67を越えると、係合突部65が係止溝66の終端66Tに回り止め状態で係止する。このようにして弁体21に弁棒23を一体に装着することができる。
前記中仕切り部14には、その中央部14Sに前記弁棒23の軸部29を挿通する挿通孔33が形成され、該挿通孔33の上部周囲に、軸部29をガイドするガイド筒34が設けられている。また、中仕切り部14には、出口16と径方向に対向する位置である他側に空気孔35が形成されている。
前記ガイド筒34には、前記弾性部材22が外嵌されている。この弾性部材22は、中仕切り部14の中央部14Sの上面と、ガイド筒34から突出する弁棒23上部に着脱自在に設ける弁体カバー37との間に縮設され、前記弁体21を常時上方へ引き上げている。
前記弁体カバー37は、前記弾性部材22の上部を押えるものであって、この弁体カバー37は、前記弁棒23の軸部29の上部に上下方向から係脱自在に連結される回転コマ38を備え、この回転コマ38は弁体カバー37に回転自在に内嵌され、前記回転コマ38が前記弁棒23の上部に係脱自在に取り付けられる。
また、前記円盤部28の外周には、減圧パッキン41が装着されている。そして、弁体21に弁棒23を装着した状態で、弁体21に対する弁棒23の上限位置は、図5に示すように、弁体21の下面に前記減圧パッキン41の上部が密着する位置であり、一方、弁体21に対する弁棒23の下限位置は、係止溝66の上縁に係合突部65に当接した位置であり、前記上限位置と下限位置の間のストロークSで弁棒23が弁体21に対して上下動可能となる。
前記弁棒23の軸部29を前記挿通孔61に挿通し、前記弁体カバー37と前記中央部14Sの上面との間に縮設された弾性部材22により、弁体21の下面と前記減圧パッキン41とが密着して前記弁棒23と弁体21とが一体的に連結される。前記減圧手段26は、前記弁体21の挿通孔61、受筒部62、弁棒23の円盤部28、減圧パッキン41及び弾性部材22で構成されている。
また、弁体21から上方に突出した軸部29の上部29Uは、ガイド筒34の上部の径小内周面34Aに挿通され、弾性部材22をガイド筒34に外装した状態で軸部29の上部29Uに前記弁体カバー37を係止することにより、弁機構12が栓本体11に取り付けられる。
前記カバー25は、栓本体11の筒体13の上開口部42を覆うものであり、その筒体13に嵌合して上開口部42に着脱自在に設けられる。前記カバー25の中央には、他側である肩部材7側が開口する切欠き状の開口部25Aを設け、この開口部25Aに前記操作レバー24が配置され、この操作レバー24の一側が枢着部43によりカバー25に傾動可能に枢着され、また、操作レバー24の操作部44がカバー25の他側から外部に突出し、前記肩部材7の上方に位置している。また、操作レバー24の下面には、操作レバー24が回動時前記弁棒23の上端が当接する位置に、凸部24Aを設け、この凸部24Aの下面は平坦面に形成されている。
前記筒体13の一側上部には、突片部48を設け、この突片部48に第1係合部たる横孔部49を設け、この横孔部49に係合する第1被係合部たる突起部50を前記カバー25の一側に設け、前記突起部50は他側向きに突設され、横孔部49に突起部50が段発的に係止する。
一方、筒体13の他側上部には、弾性片52を上方に向かって突出し、この弾性片52は下端のみが筒体13に連結され、上端が自由端であり、その弾性片52の外面に第2係合部たる係合爪部53が形成されている。
前記カバー25の他側下部には、第2被係合部たる横板部54の横板上面54Uが一体に設けられている。
また、前記操作レバー24の下面には突出片58が下方に突設され、この突出片58は一側に縦縁部59を有し、他側は傾斜した縁となり、側面視で略三角形状をなし、操作レバー24の操作時に前記弾性片52に係合する位置に前記縦縁部59が配置され、この縦縁部59の下部には、上から下に向って他側に傾斜した当接縁部59Aが設けられている。
そして、操作レバー24を下方に回動すると、当接縁部59Aが前記中央傾斜面53Aに当接し、弾性片52をその解除方向に押して横板上面54Uとの係合を解除する。
また、容器本体2を栓体3に装着した状態で、突出片58とレバー24の操作部44と肩部材7とは、操作部44を押し下げると、操作部44の下部が、回動規制部たる肩部材7の上面に当接し、このように操作レバー24の回動範囲を規制することにより、弾性片52に突出片58が当接することがない。
次に前記構成についてその作用を説明する。栓体3の組み立てにあっては、まず、一側において、横孔部49に突起部50を挿入して係合する。この係合箇所を中心として、カバー25の他側を押し下げると、横板部54が係合爪部53の外面に当接し、弾性片52が内側に弾性変形し、係合爪部53に横板部54が係止し、栓本体11にカバー25が固定される。
また、別の方法として、突起部50の下部に斜面を持たせると、突片部48も弾性があるため、カバー25を栓本体11に上方から押えるだけで、栓本体11にカバー25を固定することができる。
そして、容器本体2に栓体3を螺合して装着した状態で、操作レバー24の操作部44を押し下げると、操作レバー24は、一端の枢着部43を支点に回動する。操作レバー24の回動に伴って、操作レバー24の凸部24Aが弁棒23の上端を下方に押し下げ、弁棒23と弁体21とが弾性部材22の付勢力に抗して、一体となって下方に移動する。これに伴って、止水パッキン27から弁体21が離れ、流液経路8が開放され、飲料容器1を注ぎ部7B方向へ傾けると、内容液が流液経路8,注ぎ部7Bを通って注出される。また、操作レバー24は、操作部44の下部が、回動規制部たる肩部材7の上面に当接することによって回動が規制され、横板部54は弾性片52に係合した状態に保持され、この位置が回動規制位置である。
一方、容器本体2内に、熱湯や熱い飲料物が注入されていると、水蒸気によって容器本体2内が昇圧している場合がある。この場合、弁棒23はストロークSだけ降下可能であり、操作レバー24を回動させると、弁体21は容器内の圧力によって止水パッキン27に押し付けられた状態のまま、弁棒23の下降によって面積の小さな減圧パッキン41が弁体21の下面から離れ、容器本体2内の圧力が逃げる。この場合、受筒部62と軸部29の下部29Sと間の隙間、挿通溝61及び切欠き溝63により、容器本体2内の圧力をスムーズに逃がすことができる。そして、容器本体2内の圧力が開放されることにより、弁体21の上方への加圧保持力が無くなり、重力により下方に下がると共に、更に操作レバー24を押し込むと前記係止溝66がなくなり係止溝66の上縁に係合突部65に当接して弁棒23が弁体21を押し下げ、より大きく弁体21が開状態となる。
また、容器本体2内に熱湯や熱い飲料物が注入され、吐出により一度弁体21を開放し、容器本体2内の内圧を開放したあと放置した場合など、容器本体2内が減圧状態になっている場合がある。この場合、減圧力が弾性部材22の弾性復元力より強くなると、自動的に弁棒23が下降し、減圧パッキン41が弁体21の下面から離れ、容器本体2内の圧力が大気と同圧に開放される。容器本体2内の圧力と大気が同圧となると再び弾性部材22の力により挿通孔61は閉状態となる。
また、栓体3を容器本体2から外し、操作レバー24の操作部44を前記回動規制位置よりも更に押し下げると、弾性片52の外面に、突出片58の当接縁部59Aが当接し、ここから、操作レバー24を下げると、突出片58により弾性片52が内側に弾性変形し、係合爪部53が横板上面54Uから外れる。
このようにして係合爪部53が横板上面54Uから外れると、弾性部材22により弁棒23が操作レバー24を上方に押し、操作レバー24が上方に回動し、カバー25の他側が栓本体11から外れる。
栓本体11からカバー25を外したら、弁棒23の上部から弁体カバー37を外し、弁棒23,弾性部材22,弁体21を栓本体11から取り外すことができる状態となり、栓本体11の流液経路8や弁機構12を別々に洗浄することができる。
この場合、弁体21に対して弁棒23を回すと、弾性片64が径方向外側に弾性変形して係合突部65が突条67を通過し、係合突部65を上下方向の挿通溝31に合わせることにより、弁体21から弁棒23を引き抜き、弁体21と弁棒23とを分離して洗浄することができる。
洗浄後の弁機構12を栓本体11に装着する際には、逆に、弁棒23の軸部29を弁体21に挿入し、弁体21に対して弁棒23を回し、係合突部65が弾性変形して突条67を越え、係合突部65が係止溝66の終端66Tに回り止め状態で係止し、これにより弁体21に弁棒23が組み込まれ、さらに、軸部29を挿通孔33とガイド筒34に挿通し、このガイド筒34に弾性部材22を外装し、弾性部材22の上に弁体カバー37を被せ、弁体カバー37に軸部29の上部29Uに係止する。
以上のように、弁体21と弁棒23を個々の別部材にし、弁棒23に弁体21の上部への流液経路8の入口15を閉じる弁体21を設けることで、弁棒23の方が弁体21より径が小さくなることから、湯などにより容器本体2内の内圧が高くなっているときでも、先に弁棒23側の弁体である円盤部28を押し下げ、内圧を開放できるため、内圧により弁体21が押下げ不能になることを防ぎ、確実に内溶液を吐出させることができる。このとき弁棒23には挿通溝31があり、弁体21の挿通孔61及び受筒部62との間に隙間を作ることで、確実に内圧を排気することができる。このようにして内圧を解放すると、弁体21の上方への加圧保持力が無くなり、重力により下方に下がり、弁体21が開状態となる。
一方、容器本体2内が減圧状態になった場合、その減圧力が弾性部材22の弾性復元力より強くなると、自動的に弁棒23が下降し、減圧パッキン41が弁体21の下面から離れ、容器本体2内の圧力が大気と同圧に開放される。容器本体2内の圧力と大気が同圧となると再び弾性部材22の力により挿通孔61は閉状態となる。
さらに、中仕切り部14の下方に配置する従来の弾性部材104を無くすことで、例えば、従来、流液経路8に設けていた金属製のコイルスプリングが不要となり、衛生的で、部品点数を減らしてコストダウンを図ることができる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、容器本体2の開口部2Aに着脱可能に装着される栓本体11の内側に、容器本体2の内部に開口する入口15から外部に開口する出口16に至る流液経路8を形成し、流液経路8の入口15を閉じる弁体21を設け、栓本体11の上端に該栓本体11の上開口部42を閉じるカバー25を設け、カバー25に弁体21を開閉する開閉装置たる操作レバー24を設けた飲料容器の栓体において、弁体21には閉方向に付勢する弾性部材22が取り付けられ、この弾性部材22の抜け防止に弁体カバー37が装着され、弁体21と弁棒23は個々の構成に別れ、該弁棒23には弁体21上部への流液経路8の入口15を閉じる弁棒側弁体たる円盤部28を設け、流液経路8の入口15を閉じる弁体21には係合突部65を設け、弁棒23には、流液経路8の入口15を閉じる弁体21の係合突部65が挿通する挿通溝31及び流液経路8の入口15を閉じる弁体21を回転方向に回すことで流液経路8の入口15を閉じる弁体21の係合突部65が乗り越え係合する被係合突部たる突条67を設けたから、弾性部材104や係止板103も無くすことができ、部品点数を減らし、コストダウンにつながるだけでなく、弁棒23と流液経路8の入口15を閉じる弁体21を回転方向に回すことで分解でき、さらに、例えば弾性部材104が金属の場合などには流液経路に晒されることがない。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、流液経路8の入口15を閉じる弁体21と弁棒23が係合した状態で、弁棒23が自由に上下動できるストロークSを設けたから、流液経路8の入口15を閉じる弁体21と弁棒23の嵌合状態で流液経路8の入口15を閉じる弁体21にストローク幅を持たせることで、熱い湯などにより容器本体2内の内圧が上昇した場合に、操作レバー24を押したとき、弁体21より先に径の小さい弁棒23が先に押されることで、内圧を速やかに開放することができる。このとき弁棒23に設けられた弁体21の挿通溝31が空気の通気溝として作用し、内圧を逃がすことができる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、流液経路8の入口15を閉じる弁体21の係合突部65に弾性を持たせたから、流液経路8の入口15を閉じる弁体21と弁棒23の繰り返し着脱による係合突部65の磨耗を軽減することができる。
また、実施例上の効果として、軸部29の前記中間部29Tに、リング状の止水パッキン71を設けられ、この止水パッキン71に舌部72を周設され、この舌部72が前記ガイド筒34の内面に当接するから、止水パッキン71によりガイド筒34内を上下に止水することができ、中仕切り部14の上部への液体の漏れを防止できる。また、係止溝66の上下高さ寸法を係合突部65の上下高さ寸法より大きく、係合突部65が係止溝66の上縁に当接する前に、弁体21の下面に前記減圧パッキン41の上部が密着するから、減圧パッキン41により止水性を確保することができると共に、弁棒23が弁体21に対してストロークSで上下動可能となる。
また、弁体21と弁棒23が別体であり、弁棒23には弁体21上部の流液経路8の入口15を閉じる弁体たる円盤部28を設けたから、弁体21と弁棒23を個々の別部材にし、弁棒23に弁体21上部への流液経路8の入口15を閉じる円盤部28を設けることで、弁棒23の方が弁体21より径が小さくなることから、湯などにより容器本体2内の内圧が高くなっているときでも、先に弁棒23側の弁体を押下げ、内圧を開放できるため、内圧により弁体21が押下げ不能になることを防ぎ、確実に内溶液を吐出させることができる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、魔法瓶に適用される栓体に限るものではなく、水筒等にも適用でき、容器本体はガラス製のもの、合成樹脂製のものなどいずれのものでも良く、特に断熱構造を有していないものでも良い。
1 飲料容器
2 容器本体
2A 上部開口部
3 栓体
8 流液経路
11 栓本体
12 弁機構
13 筒体
15 入口
16 出口
21 弁体
22 弾性部材
23 弁棒
24 操作レバー(開閉装置)
28 円盤部(弁棒側弁体)
61 挿通孔
62 受筒部
64 弾性片
65 係合突部
66 係止溝
67 突条(被係合突部)
S ストローク

Claims (3)

  1. 容器本体の開口部に着脱可能に装着される栓本体の内側に、前記容器本体の内部に開口する入口から外部に開口する出口に至る流液経路を形成し、前記流液経路の入口を閉じる弁体を設け、前記栓本体の上端に該栓本体の上開口部を閉じるカバーを設け、前記カバーに前記弁体を開閉する開閉装置に設けた飲料容器の栓体において、
    前記弁体には閉方向に付勢する弾性部材が取り付けられ、この弾性部材の抜け防止に弁体カバーが装着され、
    前記弁体と弁棒は個々の構成に別れ、該弁棒には前記弁体上部への流液経路の入口を閉じる弁棒側弁体を設け、
    前記流液経路の入口を閉じる弁体には係合突部を設け、前記弁棒には、前記流液経路の入口を閉じる弁体の前記係合突部が挿通する挿通溝及び前記流液経路の入口を閉じる弁体を回転方向に回すことで前記流液経路の入口を閉じる弁体の前記係合突部が乗り越え係合する被係合突部を設けたことを特徴とする飲料容器の栓体。
  2. 前記流液経路の入口を閉じる弁体と前記弁棒が係合した状態で、前記弁棒が自由に上下動できるストロークを設けたことを特徴とする請求項1記載の飲料容器の栓体。
  3. 前記流液経路の入口を閉じる弁体の前記係合突部に弾性を持たせたことを特徴とする請求項1又は2記載の飲料容器の栓体。
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