JP2023002960A - 飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体の肩部と肩部材との間を衛生的に保つことを可能とした飲料用容器を提供する。【解決手段】内部に飲料を収容する飲料用容器1であって、上部が開口した容器本体2と、容器本体2の上部側において胴部2bよりも縮径された口頸部2cに嵌め付けられた肩部材8と、容器本体2と肩部材8との間に挟み込まれた肩パッキン9Bとを備え、肩パッキン9Bは、容器本体2の胴部2bから口頸部2cに向かって漸次縮径された肩部2dと、肩部材8の肩部2dと対向する面との間に少なくとも位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、飲料用容器に関する。
従来より、飲料用容器において、上部が開口した容器本体の口頸部に取り付けられる肩部材と、肩部材に着脱自在に取り付けられるキャップユニットとを備えたものがある(例えば、下記特許文献1を参照。)。
ところで、下記特許文献1に記載の飲料用容器は、容器本体の口頸部に被せられた状態で、容器本体と肩部材との間を密閉する口元パッキンを備えている。これにより、容器本体の口頸部と肩部材との間の隙間から容器本体内の飲料が漏れ出すことを防止している。
特開2014-31192号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の飲料用容器では、洗浄時などに容器本体と肩部材との間の隙間に外周面側から水などが浸入することある。この場合、容器本体の口頸部に嵌め付けられた肩部材を取り外すことができないため、隙間に残留した水などによって不衛生となるだけでなく、容器本体に錆が生じてしまう可能性もある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、容器本体の肩部と肩部材との間を衛生的に保つことを可能とした飲料用容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 内部に飲料を収容する飲料用容器であって、
上部が開口した容器本体と、
前記容器本体の上部側において胴部よりも縮径された口頸部に嵌め付けられた肩部材と、
前記容器本体と前記肩部材との間に挟み込まれた肩パッキンとを備え、
前記肩パッキンは、前記容器本体の胴部から口頸部に向かって漸次縮径された肩部と、前記肩部材の前記肩部と対向する面との間に少なくとも位置することを特徴とする飲料用容器。
〔2〕 前記肩部材は、前記肩部と対向する面に前記肩パッキンが嵌め込まれる嵌合凹部を有することを特徴とする前記〔1〕に記載の飲料用容器。
〔3〕 前記肩パッキンは、前記肩部と対向する面と前記肩部材と対向する面との少なくとも一方の面から全周に亘って突出された弾性リブ部を有し、
前記肩部と前記肩部材との間に前記肩パッキンが挟み込まれた状態において、前記弾性リブ部が弾性変形しながら、当該弾性リブ部と当接された面と全周に亘って密着した状態となることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の飲料用容器。
〔4〕 前記口頸部の上端部に被せられた状態で、前記容器本体と前記肩部材との間を密閉する口元パッキンを備えることを特徴とする前記〔1〕~〔3〕の何れか一項に記載の飲料用容器。
〔5〕 前記口元パッキンと前記肩パッキンとが一体に形成されていることを特徴とする前記〔4〕に記載の飲料用容器。
〔6〕 前記容器本体の上部開口部を閉塞するキャップユニットを備えることを特徴とする前記〔1〕~〔5〕の何れか一項に記載の飲料用容器。
〔7〕 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする前記〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の飲料用容器。
以上のように、本発明によれば、容器本体の肩部と肩部材との間を衛生的に保つことを可能とした飲料用容器を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係るキャップ付き容器の外観を示す斜視図である。 キャップ付き容器が備えるキャップユニットの閉塞状態を示す断面図である。 キャップ付き容器が備えるキャップユニットの開放状態を示す断面図である。 キャップ本体を下方側から見た斜視図である。 キャップユニットの構成を示す分解斜視図である。 キャップユニットの構成を示す分解断面図である。 キャップユニットが備えるキャップ本体の構成を示す斜視図である。 キャップユニットが備える蓋体の構成を示す分解斜視図である。 キャップユニットが備える中栓の構成を示す側面図である。 蓋体側の第1の保持部材に中栓側のスライド軸が螺合により取り付けられた状態を示す要部断面図である。 キャップユニットが備えるストッパー機構の係止部と被係止部との係止状態を示す要部斜視図である。 キャップユニットが備えるストッパー機構の栓体が止水パッキンから離間した状態を示す要部断面図である。 肩パッキンの構成を示し、(A)はその平面図、(B)は、(A)中に示す線分A-Aによる断面図、(C)は、(B)中に示す囲み部分Bを拡大した断面図である。 肩パッキンの別の構成を示し、(A)はその平面図、(B)は、(A)中に示す線分A-Aによる断面図、(C)は、(B)中に示す囲み部分Bを拡大した断面図である。 口元パッキンと肩パッキンとが一体に形成された構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一実施形態として、例えば図1~図15に示すキャップ付き容器1について説明する。
なお、図1は、キャップ付き容器1の外観を示す斜視図である。図2は、キャップ付き容器1が備えるキャップユニット3の閉塞状態を示す断面図である。図3は、キャップ付き容器1が備えるキャップユニット3の開放状態を示す断面図である。図4は、キャップ本体10を下方側から見た斜視図である。図5は、キャップユニット3の構成を示す分解斜視図である。図6は、キャップユニット3の構成を示す分解断面図である。図7は、キャップユニット3が備えるキャップ本体10の構成を示す斜視図である。図8は、キャップユニット3が備える蓋体11の構成を示す分解斜視図である。図9は、キャップユニット3が備える中栓12の構成を示す側面図である。図10は、蓋体11側の第1の保持部材23に中栓12側のスライド軸30が螺合により取り付けられた状態を示す要部断面図である。図11は、キャップユニット3が備えるストッパー機構36の係止部36aと被係止部36bとの係止状態を示す要部斜視図である。図12は、キャップユニット3が備えるストッパー機構36の栓体29が止水パッキン20から離間した状態を示す要部断面図である。図13は、肩パッキン9Bの構成を示し、(A)はその平面図、(B)は、(A)中に示す線分A-Aによる断面図、(C)は、(B)中に示す囲み部分Bを拡大した断面図である。図14は、肩パッキン9Bの別の構成を示し、(A)はその平面図、(B)は、(A)中に示す線分A-Aによる断面図、(C)は、(B)中に示す囲み部分Bを拡大した断面図である。 図15は、口元パッキン9Aと肩パッキン9Bとが一体に形成された構成を示す断面図である。
本実施形態のキャップ付き容器1は、図1に示すように、容器本体2と、容器本体2に着脱自在に取り付けられるキャップユニット3とを備えている。キャップ付き容器1は、真空断熱構造を有する容器本体2によって、容器本体2に収容された飲料(内容物)を保温又は保冷することが可能な卓上ポット(飲料用容器)である。
なお、本実施形態のキャップ付き容器1では、後述する注ぎ口15が設けられた側を「前側」とし、注ぎ口15とは反対側に位置する取手部8bが設けられた側を「後側」として扱うものとする。
容器本体2は、図1~図3に示すように、例えばステンレス等からなる有底筒状の外容器4及び内容器5を有し、外容器4の内側に内容器5を収容した状態で互いの口元部を接合した二重構造の容器により構成されている。また、外容器4と内容器5との間には、真空断熱層6が設けられている。真空断熱層6は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器4の底面中央部に設けられた脱気孔を塞ぐことによって形成することができる。
容器本体2は、略円形状の底部2aと、底部2aの外周から略筒状に起立した胴部2bと、胴部2bの上部側において縮径された略円筒状の口頸部2cと、胴部2bから口頸部2cに向かって漸次縮径された肩部2dとを有している。また、口頸部2cの上端部は、容器本体2の上部開口部2eとして、円形状に開口している。また、口頸部2cの内周面は、胴部2bの内周面よりも縮径されている。さらに、口頸部2cの内周面には、リング状の張出部7が全周に亘って突出して設けられている。
なお、本実施形態の容器本体2は、全体として寸胴且つ胴部2bの上部側において縮径された略円筒状の外観形状を有しているが、容器本体2の外観形状については、特に限定されるものではなく、サイズやデザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。また、容器本体2の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
容器本体2は、口頸部2cに肩部材8が取り付けられた構造を有している。肩部材8は、例えばポリプロピレン(PP)やアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ポリアセタール(POM)等の樹脂成形体からなり、全体として略円筒状に形成されている。
肩部材8は、容器本体2の口頸部2cに口元パッキン9A及び肩パッキン9Bを介して取り付けられている。口元パッキン9A及び肩パッキン9Bは、容器本体2の口頸部2c及び肩部2dと肩部材8との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
肩部材8は、これら口元パッキン9A及び肩パッキン9Bを介して容器本体2の口頸部2c、肩部2d及び上部開口部2eを覆った状態で、容器本体2の胴部2bの外周面と面一となるように、容器本体2の口頸部2cに嵌め付けられている。
口元パッキン9Aは、口頸部2cの上端部に被せられた状態で、容器本体2の口頸部2cと肩部材8との間を密閉している。また、口元パッキン9Aの内周側は、肩部材8の内周側の下端付近まで延びている。これにより、容器本体2の口頸部2cと肩部材8との間の隙間へ容器本体2内の飲料が入り込むこと、並びにそこから漏れ出すことを防止している。
一方、肩パッキン9Bは、図13(A)~(C)に示すように、肩部2dと、肩部材8の肩部2dと対向する面(下面)との間に少なくとも位置した状態で、容器本体2の肩部2dと肩部材8との間を密閉している。これにより、洗浄時などに容器本体2の肩部2dと肩部材8との間の隙間に外部から水などが浸入することを防止している。
また、肩部材8は、肩部2dと対向する面(下面)に肩パッキン9Bが嵌め込まれる嵌合凹部8aを有している。一方、肩パッキン9Bは、肩部2dと対向する面(下面)と肩部材8と対向する面(上面)との少なくとも一方の面(本実施形態では上面及び下面)から全周に亘って突出された少なくとも1つ以上(本実施形態では4つ)の弾性リブ部9aを有している。4つの弾性リブ部9aは、肩パッキン9Bの上面及び下面における内周側と外周側とに位置して、互いに対向する位置から逆向きに突出して設けられている。
肩パッキン9Bは、肩部2dと肩部材8との間に挟み込まれた状態において、弾性リブ部9aが弾性変形しながら、この弾性リブ部9aと当接された面と全周に亘って密着した状態となっている。これにより、容器本体2及び肩部材8の成形条件による寸法の誤差が生じた場合においても、弾性リブ部9aが寸法差に応じて弾性変形することで、肩部2dと肩部材8との間を密閉することが可能となっている。
肩部材8の後側には、使用者が把持する取手部8bが設けられている。取手部8bは、肩部材8の外周部から後方に向かって突出し且つ下方に延長して設けられている。なお、取手部8bについては、上述した容器本体2の後側に設けられた構成に必ずしも限定されるものではなく、キャップユニット3の後側に取手部が設けられた構成とすることも可能である。
本実施形態のキャップユニット3は、図1~図9に示すように、キャップ本体10と、キャップ本体10の上部側に位置する蓋体11と、キャップ本体10の下部側に位置する中栓12とを備えている。
キャップ本体10は、図2~図7に示すように、例えばPPやABS、POM等の樹脂成形体からなり、上方に向かって凹ませた略円形状の底壁部10aと、底壁部10aの外周から略筒状に立ち上がる周壁部10bとを有している。
キャップ本体10は、肩部材8(容器本体2)に対して螺合により着脱自在に取り付けられている。このため、肩部材8の内周面には、雌ネジ部13が設けられている。一方、周壁部10b(キャップ本体10)の外周面には、この雌ネジ部13と螺合される雄ネジ部14が設けられている。キャップ本体10は、肩部材8(容器本体2)に取り付けられることによって、容器本体2の上部開口部2eを閉塞している。
なお、キャップ本体10は、上述した肩部材8に対して着脱自在に取り付けられた構成となっているが、肩部材8が省略された構成の場合、容器本体2の口頸部2cに対してキャップ本体10が螺合により着脱自在に取り付けられた構成とすればよい。
キャップ本体10の内側には、容器本体2の内側と連通される流路Rが設けられている。キャップ本体10は、周壁部10bの前側の上端部から前方に向かって突出された注ぎ口15と、周壁部10bの前側の内周面から後方に向かって突出された一対の仕切り壁16と、一対の仕切り壁16の下部側の間に底壁部10aを開口して設けられた通液口17と、底壁部10aの後側を開口して設けられた通気口18と、底壁部10aの中央部に設けられたスリーブ部19とを有している。
注ぎ口15は、容器本体2内の飲料を外部へと注ぎ出す部分であり、斜め上方に向かって傾斜しながら、前方に突出された溝部により構成されている。一対の仕切り壁16は、注ぎ口15と通液口17との間で流路Rの一部を幅方向に区画する部分であり、注ぎ口15と通液口17との間に亘って、互いに平行に突出して設けられている。通液口17は、容器本体2の内側と通液される部分であり、底壁部10aの前側を貫通する孔部により構成されている。通気口18は、容器本体2の内側と通気される部分であり、底壁部10aの後側を貫通する孔部により構成されている。スリーブ部19は、後述するスライド軸30を上下方向にスライド自在に軸支する部分であり、底壁部10aを貫通する軸孔19aを有して、上方に略円筒状に突出して設けられている。
なお、注ぎ口15については、キャップ本体10の前側の上端部に設けられた構成となっているが、肩部材8の前側の上端部に設けられた構成とすることも可能である。注ぎ口15が肩部材8に設けられた構成の場合、キャップユニット3が容器本体2に取り付けられた際に、後述する一対の上壁部10dが肩部材8に設けられた注ぎ口15の基端部と連続するように構成すればよい。
キャップ本体10の上部には、周壁部10bの上端部から拡径方向に突出された上側フランジ部10cと、上側フランジ部10cの上面から上方に向かって突出された一対の上壁部10dとが設けられている。
上側フランジ部10cは、周壁部10bの外周面との間に全周に亘って段差部10eを形成している。一対の上壁部10dは、注ぎ口15の基端部と連続しながら、周壁部10bの上端部の周囲を囲んだ状態で、上側フランジ部10cよりも後側に突出して設けられている。
キャップ本体10の下部には、止水パッキン20が着脱自在に取り付けられている。止水パッキン20は、容器本体2の内側とキャップ本体10との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
キャップ本体10の下部には、底壁部10aから下方に向かって略円筒状に突出された下側周壁10fと、下側周壁10fの外周面から拡径方向に全周に亘って突出された下側フランジ部10gとが設けられている。
一方、止水パッキン20の内周面には、リング状の嵌合凹部20aが全周に亘って設けられている。止水パッキン20は、この嵌合凹部20aに下側フランジ部10gが嵌合された状態で、下側周壁10fの外周面に嵌め付けられることによって、キャップ本体10の下端側の外周部に着脱自在に取り付けられている。
また、止水パッキン20の外周面には、拡径方向に全周に亘って突出された弾性フランジ部20bが設けられている。止水パッキン20は、容器本体2にキャップ本体10が取り付けられた際に、弾性フランジ部20bが弾性変形しながら、容器本体2の張出部7に全周に亘って密着した状態となる。これにより、張出部7(容器本体2の内側)とキャップ本体10との間を密閉することが可能となっている。
一方、止水パッキン20は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、キャップ本体10から取り外すことが可能である。これにより、キャップ本体10と止水パッキン20とをそれぞれ別々に洗浄することができ、キャップ本体10と止水パッキン20との間を衛生的に保つことができる。
なお、止水パッキン20については、上述した形状のものに必ずしも限定されるものではなく、例えば、弾性フランジ部20bの数については、上述した1つに限らず、複数とすることも可能である。また、弾性フランジ部20bの形状についても適宜変更を加えることが可能である。
蓋体11は、図2~図6、図8及び図10に示すように、その内側に設けられた第1のコイルバネ21により上方側に付勢された状態で、キャップ本体10に対して上下方向に移動自在に取り付けられている。
具体的に、この蓋体11は、第1のコイルバネ21と、蓋部材22と、第1の保持部材23と、カバー部材24とを有している。第1のコイルバネ21は、第1の付勢部材として、例えばステンレス等の耐腐食性に優れた金属コイルからなる。蓋部材22、第1の保持部材23及びカバー部材24は、例えばPPやABS、POM等の樹脂成形体からなる。
蓋部材22は、キャップ本体10の一対の上壁部10dの内側に嵌め込まれた状態で、周壁部10bの上部を閉塞するように、全体として略楕円板状に形成されている。
蓋部材22(蓋体11)の前側には、流路Rの一部を形成する流路形成部25が設けられている。流路形成部25は、一対の仕切り壁16の上部側の間を覆う上部壁25aと、一対の仕切り壁16の後部側の間を覆う後部壁25bと、一対の仕切り壁16の外面を覆う一対の側部壁25cとを有している。一対の仕切り壁16と、上部壁25a、後部壁25b及び一対の側部壁25cとは、互いに係合しながら、通液口17から注ぎ口15に向かう流路Rを形成している。
また、蓋部材22は、一対の仕切り壁16の外面に形成された一対の係合溝16aと、一対の側部壁25cの内面に形成された一対の係合突起25dとの係合によって、キャップ本体10に対して着脱自在に取り付けられている。
第1の保持部材23は、略円形状の天壁部23aと、天壁部23aの外周から略筒状に立ち下がる周壁部23bと、天壁部23aを貫通する複数(本実施形態では3つ)の孔部23cとを有している。
また、第1の保持部材23は、一対のガイド突起26と、スリーブ部27とを有している。一対のガイド突起26は、周壁部23bの互いに対向する位置から外側に向かって突出して設けられている。
スリーブ部27は、後述するスライド軸30が螺合により着脱自在に取り付けられる部分であり、天壁部23aの中央部を貫通する軸孔27aを有して、下方に略円筒状に突出して設けられている。また、スリーブ部27の内側(軸孔27aの内周面)には、一対の螺合突起27bが突出して設けられている。
一方、蓋部材22には、第1のコイルバネ21を収容する収容凹部22aと、収容凹部22aの中央部を貫通する軸孔22bと、一対のガイド突起26を上下方向にスライド自在に案内する一対のガイド凹部22cと、一対のガイド凹部22cの上端部において一対のガイド突起26と当接される一対の当接部22dとが設けられている。
第1の保持部材23は、収容凹部22aと天壁部23aとの間で第1のコイルバネ21を圧縮させながら、一対のガイド突起26を一対のガイド凹部22cの内側に進入させることによって、蓋部材22に取り付けられている。
これにより、第1の保持部材23は、蓋部材22との間で第1のコイルバネ21を圧縮した状態で保持している。また、第1の保持部材23は、第1のコイルバネ21により上方側に付勢された状態で、上下方向にスライド(移動)自在となっている。また、第1の保持部材23は、一対のガイド突起26が一対の当接部22dに当接されることによって、蓋部材22に対する上方側へのスライド(移動)が規制されている。
カバー部材24は、キャップ本体10の一対の上壁部10dの内側に嵌め込まれた状態で、蓋部材22及び第1の保持部材23の上部を覆うように、全体として略楕円板状に形成されている。また、カバー部材24の後端部には、後方に向かって突出された操作レバー24aが設けられている。
カバー部材24は、蓋部材22との間に設けられたヒンジ部28を介して上下方向に回動(移動)自在に取り付けられている。ヒンジ部28は、蓋部材22側に設けられた一対の係合溝25eと、カバー部材24側に設けられた一対の支軸24bとを有している。
一対の係合溝25eは、一対の側部壁25cの外面に位置して、一対の側部壁25cの上端部から斜め下方に向かい且つ後方に向かって切り欠き形成されている。一対の支軸24bは、カバー部材24の前側の下面から下方に向かって突出された一対のアーム部24cの内面から突出して設けられている。
ヒンジ部28は、一対の係合溝25eに一対の支軸24bを係合させながら、一対の係合溝25eの後端部に一対の支軸24bを位置させることによって、蓋部材22に対してカバー部材24を回動自在に支持している。また、カバー部材24は、このヒンジ部28を構成する一対の係合溝25eと一対の支軸24bとの係合によって、蓋部材22に対して着脱自在に取り付けられている。
また、カバー部材24は、後側の下面から下方に向かって突出された弾性片24dと、弾性片24dの先端部から前方に向かって突出された係止爪24eとを有している。一方、蓋部材22の後側には、係止孔22eが開口して設けられている。カバー部材24は、この係止孔22eに弾性片24dが挿入された状態で、係止爪24eが係止孔22eに係止されることによって、蓋部材22に対する上方側への回動(移動)が規制されている。
中栓12は、図2~図6及び図9に示すように、キャップ本体10に対して上下方向に移動自在に取り付けられている。
具体的に、この中栓12は、栓体29と、スライド軸30と、第2のコイルバネ31と、第2の保持部材32とを有している。第2のコイルバネ31は、第2の付勢部材として、例えばステンレス等の耐腐食性に優れた金属コイルからなる。栓体29、スライド軸30及び第2の保持部材32は、例えばPPやABS、POM等の樹脂成形体からなる。
栓体29は、キャップ本体10の下部側を閉塞するように、全体として略円板状に形成されている。また、栓体29は、上方に向かって凹ませた形状を有している。また、栓体29の下面側の外周部には、着脱時に掴むための一対の壁部29aが互いに対向する位置から下方に向かって突出して設けられている。
栓体29の中央部には、スリーブ部33が設けられている。スリーブ部33は、スライド軸30を上下方向にスライド自在に軸支する部分であり、栓体29を貫通する中心孔33aを有して、上方に略円筒状に突出して設けられている。また、スリーブ部33は、第2のコイルバネ31の内側に配置されている。
スライド軸30は、軸部30aと、軸部30aの下端部に頭部30bとを有して、軸部30aが中心孔33aを上方側に向かって貫通した状態で、栓体29に対して上下方向にスライド(移動)自在に取り付けられている。また、スライド軸30は、栓体29の下面に頭部30bが当接されることによって、栓体29に対する上側へのスライド(移動)を規制している。
さらに、スライド軸30は、軸部30aの基端側の周囲から突出された複数(本実施形態では4つ)のリブ壁30cを有している。一方、スリーブ部33の内側(中心孔33aの内周面)には、複数のリブ壁30cが係合される複数(本実施形態では4つ)のガイド溝33bが設けられている。これにより、中栓12は、軸部30a(スライド軸30)に対する栓体29の軸回りの回動を規制している。
また、軸部30aの外周面には、一対の螺合突起27bが螺合される一対の螺合溝30dと、一対の螺合突起27bが係止される一対の係止溝30eとが設けられている。一対の螺合溝30dは、軸部30aの上端側から下方に向かって螺旋状に切り欠き形成されている。一対の係止溝30eは、各螺合溝30dの下端部に連続して上向きに切り欠き形成されている。
軸部30aには、軸部パッキン34が着脱自在に取り付けられている。軸部パッキン34は、スリーブ部19の軸孔19aを貫通する軸部30a(スライド軸30)と軸孔19a(キャップ本体10)との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。
軸部パッキン34は、軸部30aの外周面に設けられたリング状の嵌合凹部30fに嵌合されている。また、軸部パッキン34の外周面には、軸孔19aの周囲と全周に亘って密着する弾性フランジ部34aが拡径方向に突出して設けられている。
頭部30bには、頭部パッキン35が着脱自在に取り付けられている。頭部パッキン35は、スリーブ部33の中心孔33aの周囲に当接される頭部30b(スライド軸30)と、中心孔33a(栓体29)との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。頭部パッキン35は、頭部30bの外周部に被せられている。
第2の保持部材32は、略円形状の天壁部32aと、天壁部32aの外周から略筒状に立ち下がる周壁部32bと、天壁部32aの中央部を貫通するスライド孔32cとを有している。
第2の保持部材32は、栓体29と天壁部32aとの間で第2のコイルバネ31を圧縮させながら、スライド孔32cに軸部30aを貫通させることによって、スライド軸30に取り付けられている。
また、第2の保持部材32は、複数のリブ壁30cの上端部の間に設けられた当接部30gと当接されることによって、スライド軸30に対する上側へのスライド(移動)が規制されている。
これにより、第2の保持部材32は、栓体29との間で第2のコイルバネ31を圧縮した状態で保持している。また、第2の保持部材32は、第2のコイルバネ31により上方側に付勢された状態で、上下方向にスライド(移動)自在となっている。また、第2のコイルバネ31は、スライド軸30に対して栓体29を下方側に付勢している。
さらに、スライド孔32cの内周面には、複数のリブ壁30cが係合される複数(本実施形態では4つ)のガイド溝32dが設けられている。これにより、中栓12は、軸部30a(スライド軸30)に対する第2の保持部材32の軸回りの回動を規制している。
本実施形態のキャップユニット3では、図2、図3、図6及び図10に示すように、蓋体11側の第1の保持部材23に対して中栓12側のスライド軸30が螺合により着脱自在に取り付けられている。
具体的には、スライド軸30の軸部30aがキャップ本体10、蓋部材22及び第1の保持部材23に設けられた軸孔19a,22b,27aをそれぞれ貫通しながら、軸部30aの先端部が第1の保持部材23よりも上方に突出した状態で、第1の保持部材23(蓋体11)に対してスライド軸30(中栓12)が螺合により着脱自在に取り付けられている。
中栓12は、栓体29と一体にスライド軸30を一の方向の軸回り(本実施形態では右回り)に回動しながら、一対の螺合溝30dに一対の螺合突起27bを螺合させた後、一対の螺合突起27bが一対の係止溝30eに係止されることによって、第1の保持部材23(蓋体11)に対して取り付けることが可能となっている。
これにより、本実施形態のキャップユニット3では、キャップ本体10に対して蓋体11及び中栓12を取り付けることが可能である。また、本実施形態のキャップユニット3では、栓体29が止水パッキン20に対して全周に亘って密着することによって、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を閉塞している。
一方、中栓12は、栓体29と一体にスライド軸30を一の方向とは反対方向の軸回り(本実施形態では左回り)に回動させることによって、第1の保持部材23(蓋体11)に対して取り外すことが可能となっている。これにより、本実施形態のキャップユニット3では、キャップ本体10に対して蓋体11及び中栓12を取り外して分解することが可能である。
また、本実施形態のキャップユニット3は、図11及び図12に示すように、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を閉塞した状態において、キャップ本体10に対して栓体29(中栓12)が軸回りに回動されることを規制するストッパー機構36を備えている。
ストッパー機構36は、栓体29のキャップ本体10と対向する面(上面)側に設けられた少なくとも1つ又は複数(本実施形態では2つ)の係止部36aと、キャップ本体10の栓体29と対向する面(下面)側に設けられた少なくとも1つ又は複数(本実施形態では2つ)の被係止部36bとを有している。
係止部36aは、栓体29の上面側から突出された壁部により構成されている。係止部36aは、栓体29の径方向に延在し、且つ、栓体29の傾斜する上面に対して上端が径方向に同じ高さとなるように突出して設けられている。また、係止部36aは、栓体29の中心孔33aを挟んで対称となる位置に設けられている。
被係止部36bは、キャップ本体10の下面側から突出された下側周壁10fの一部を切り欠く溝部により構成されている。被係止部36bは、一の方向における一端(左端)が垂直面により構成され、他端(右端)が傾斜面により構成されている。また、被係止部36bは、キャップ本体10の軸孔19aを挟んで対称となる位置に設けられている。
ストッパー機構36では、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を閉塞した状態において、係止部(壁部)36aが被係止部(溝部)36bに係止されることによって、キャップ本体10に対して栓体29(中栓12)が軸回りに回動されることを規制している。
これにより、容器本体2に対してキャップユニット3を軸回りに回動しながら脱着する際に、栓体29(中栓12)が軸回りに回動されて、第1の保持部材23(蓋体11)に対するスライド軸30(中栓12)の螺合が解除されることを防ぐことが可能である。
一方、ストッパー機構36では、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を開放した状態において、係止部(壁部)36aが被係止部(溝部)36bに係止された状態が解除される。これにより、キャップ本体10に対して栓体29(中栓12)を軸回りに容易に回動させることが可能である。
また、ストッパー機構36では、キャップ本体10に対して栓体29(中栓12)を軸回りに回動させたときに、係止部(壁部)36aが下側周壁10fの下端部と摺接しながら、栓体29が止水パッキン20から離間した状態となる。これにより、栓体29(中栓12)が止水パッキン20に接触することなく、キャップ本体10に対して栓体29(中栓12)を軸回りに容易に回動させることが可能である。
なお、ストッパー機構36では、上述した係止部36aが被係止部36bに係止される構成であれば、係止部36aが壁部により構成され、被係止部36bが溝部により構成された場合に限らず、これら係止部36a及び被係止部36bの構成を適宜変更することも可能である。
以上のような構成を有する本実施形態のキャップユニット3では、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を閉塞することによって、流路Rが閉塞された状態となっている。この状態から、取手部8bを片手で把持したまま、親指等により操作レバー24aを下方に向けて押圧操作する。
このとき、カバー部材24にスライド軸30の先端部が当接された状態から、第1のコイルバネ21の付勢に抗してカバー部材24(蓋体11)が下方側に向かって回動(移動)することで、スライド軸30(中栓12)が下方側にスライド(移動)する。これにより、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を開放し、流路Rが開放された状態となる。
また、栓体29(中栓12)が容器本体2内の圧力を受けているときに、スライド軸30(中栓12)が下方側にスライド(移動)することで、第2のコイルバネ31の付勢に抗して頭部30bが中心孔33aの下部側を開放し、通気口18を介して容器本体2の内側と通気される。
本実施形態のキャップユニット3では、この状態から、容器本体2を前方に傾けることによって、開放された流路Rを通して容器本体2に収容された飲料を注ぎ口15から注ぎ出すことが可能である。
一方、本実施形態のキャップユニット3では、上述した操作レバー24aの押圧操作を解除することによって、第1のコイルバネ21により付勢されたカバー部材24(蓋体11)が上方側に向かって回動(移動)する。また、第1のコイルバネ21により付勢されたスライド軸30(中栓12)が上方側にスライド(移動)する。これにより、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を閉塞し、流路Rが閉塞された状態となる。
また、スライド軸30(中栓12)が上方側にスライド(移動)することで、第2のコイルバネ31により付勢された頭部30bが中心孔33aの下部側を閉塞する。
本実施形態のキャップユニット3では、上述した肩パッキン9Bが容器本体2の肩部2dと肩部材8との間を密閉している。これにより、洗浄時などに容器本体2の肩部2dと肩部材8との間の隙間に外部から水などが浸入することを防止し、容器本体2の肩部2dと肩部材8との間を衛生的に保つことが可能である。
また、本実施形態のキャップユニット3では、上述した蓋部材22(蓋体11)に流路Rの一部を形成する流路形成部25が設けられている。これにより、流路R内の飲料が蓋体11の内側(具体的には蓋部材22とカバー部材24との間)に流入することを防ぐことができ、なお且つ、流路Rの衛生を保つことが可能である。
また、本実施形態のキャップユニット3では、上述した中栓12が流路Rを開放した状態において、蓋体11に対して中栓12が着脱自在とされている。具体的には、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を開放した状態において、蓋体11側の第1の保持部材23に対して中栓12側のスライド軸30が螺合により着脱自在とされている。
これにより、本実施形態のキャップユニット3では、栓体29(中栓12)がキャップ本体10の下部側を開放した状態において、キャップ本体10から蓋体11及び中栓12を取り外し、このキャップユニット3を容易に分解することが可能である。
したがって、このキャップユニット3では、キャップ本体10、蓋体11及び中栓12を分解した状態で、流路Rを洗浄し易くすることが可能である。また、これらを分解した状態で別々に洗浄できるため、キャップ本体10、蓋体11及び中栓12の間を衛生的に保つことが可能である。
以上のように、本実施形態のキャップユニット3は、構造を簡素化し、洗浄性を高めることが可能である。したがって、本実施形態のキャップ付き容器1では、このようなキャップユニット3を備えることによって、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記肩パッキン9Bについては、上述した図13(A)~(C)に示すような構成に必ずしも限定されるものではなく、図14(A)~(C)に示すような構成とすることも可能である。
具体的に、この図14(A)~(C)に示す構成では、肩パッキン9Bの上面を嵌合凹部8aの形状に合わせて平坦化すると共に、肩パッキン9Bの下面における内周端と外周端との位置から2つの弾性リブ部9aが下方に向かって突出して設けられている。
この構成の場合も、洗浄時などに容器本体2の肩部2dと肩部材8との間の隙間に外部から水などが浸入することを防止し、容器本体2の肩部2dと肩部材8との間を衛生的に保つことが可能である。
また、上述した口元パッキン9Aと肩パッキン9Bとは、別体に構成されているが、図15に示すように、これら口元パッキン9Aと肩パッキン9Bとが一体に形成された構成であってもよい。
なお、上記実施形態では、上述した卓上ポットに適用したキャップ付き容器1を例示しているが、容器本体の肩部と肩部材との間に隙間が形成される飲料用容器に対して、本発明を幅広く適用することが可能である。
具体的に、上記実施形態では、上述した容器本体2の口頸部2cに肩部材8が嵌め付けられた構成となっているが、肩部材として、キャップ本体10の一部が容器本体2の口頸部2cに嵌め付けられる構成に対して、上述した肩パッキン9Bを用いることで、洗浄時などに容器本体2の肩部2dとキャップ本体10との間の隙間に外部から水などが浸入することを防止することが可能である。
また、上記実施形態では、上述した真空断熱構造を有する容器本体2によって保温・保冷機能を持たせたキャップ付き容器1を例示しているが、真空断熱構造を持たない容器本体を備えたキャップ付き容器(飲料用容器)に対して、本発明を適用することが可能である。
1…キャップ付き容器(飲料用容器) 2…容器本体 3…キャップユニット 8…肩部材 8a…嵌合凹部 8b…取手部 9A…口元パッキン 9B…肩パッキン 9a…弾性リブ部 10…キャップ本体 11…蓋体 12…中栓 15…注ぎ口 16…仕切り壁 17…通液口 21…第1のコイルバネ(第1の付勢部材) 22…蓋部材 23…第1の保持部材 24…カバー部材 24a…操作レバー 25…流路形成部 25a…上部壁 25b…後部壁 28…ヒンジ部 29…栓体 30…スライド軸 31…第2のコイルバネ(第2の付勢部材) 32…第2の保持部材 36…ストッパー機構 36a…係止部 36b…被係止部 R…流路

Claims (7)

  1. 内部に飲料を収容する飲料用容器であって、
    上部が開口した容器本体と、
    前記容器本体の上部側において胴部よりも縮径された口頸部に嵌め付けられた肩部材と、
    前記容器本体と前記肩部材との間に挟み込まれた肩パッキンとを備え、
    前記肩パッキンは、前記容器本体の胴部から口頸部に向かって漸次縮径された肩部と、前記肩部材の前記肩部と対向する面との間に少なくとも位置することを特徴とする飲料用容器。
  2. 前記肩部材は、前記肩部と対向する面に前記肩パッキンが嵌め込まれる嵌合凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器。
  3. 前記肩パッキンは、前記肩部と対向する面と前記肩部材と対向する面との少なくとも一方の面から全周に亘って突出された弾性リブ部を有し、
    前記肩部と前記肩部材との間に前記肩パッキンが挟み込まれた状態において、前記弾性リブ部が弾性変形しながら、当該弾性リブ部と当接された面と全周に亘って密着した状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料用容器。
  4. 前記口頸部の上端部に被せられた状態で、前記容器本体と前記肩部材との間を密閉する口元パッキンを備えることを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の飲料用容器。
  5. 前記口元パッキンと前記肩パッキンとが一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の飲料用容器。
  6. 前記容器本体の上部開口部を閉塞するキャップユニットを備えることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の飲料用容器。
  7. 前記容器本体は、真空断熱構造を有することを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の飲料用容器。
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