JP2023146513A - キャップユニット及びキャップ付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外蓋に対して中栓を取り付ける構造を簡素化し、これら外蓋及び中栓の性を高めることを可能としたキャップユニットを提供する。【解決手段】上部が開口した容器本体2に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニット1Aであって、容器本体2の上部を囲む外蓋9と、容器本体2の上部開口部2aから容器本体2の内側に嵌め込まれる中栓10と、外蓋9に対して中栓10を着脱自在に取り付ける脱着機構11Aとを備え、脱着機構11Aは、外蓋9の中心軸が中栓10の中心軸に対して偏心する取外位置から、外蓋9の中心軸と中栓10の中心軸とが一致する取付位置まで、中栓10を軸回りに回動させることによって、中栓10が外蓋9に取り付けられる構造を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、キャップユニット及びキャップ付き容器に関する。
従来より、上部が開口した容器本体の口頸部に着脱自在に取り付けることによって、容器本体の上部開口部を閉塞するキャップユニット(栓体)を備えたキャップ付き容器がある(例えば、下記特許文献1,2を参照。)。
このようなキャップユニットは、容器本体の口頸部を覆う外蓋と、上部開口部から容器本体の内側に嵌め込まれる中栓とを有して、キャップ本体に対して外蓋又は中栓が螺合により取り付けられる構造となっている。
特開2019-001538号公報 特開2019-001539号公報
ところで、上述したキャップ付き容器では、キャップユニットを洗浄する際に、外蓋と中栓との間が非常に洗いづらくなっている。このため、キャップユニットでは、外蓋と中栓とに分割可能な構造を採用して、洗浄性を高めることが行われている。
しかしながら、従来のキャップユニットでは、外蓋と中栓とに分割可能な構造とした場合、外蓋に対して中栓を取り付けるための構造(脱着機構)が複雑となってしまうといった問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、外蓋に対して中栓を取り付ける構造を簡素化し、これら外蓋及び中栓の洗浄性を高めることを可能としたキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えることによって、更なる使い勝手の向上を可能としたキャップ付き容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
前記容器本体の上部を囲む外蓋と、
前記容器本体の上部開口部から前記容器本体の内側に嵌め込まれる中栓と、
前記外蓋に対して前記中栓を着脱自在に取り付ける脱着機構とを備え、
前記脱着機構は、前記外蓋の中心軸が前記中栓の中心軸に対して偏心する取外位置から、前記外蓋の中心軸と前記中栓の中心軸とが一致する取付位置まで、前記中栓を軸回りに回動させることによって、前記中栓が前記外蓋に取り付けられる構造を有することを特徴とするキャップユニット。
〔2〕 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
前記容器本体の上部を囲む外蓋と、
前記容器本体の上部開口部から前記容器本体の内側に嵌め込まれる中栓と、
前記外蓋に対して前記中栓を着脱自在に取り付ける脱着機構とを備え、
前記脱着機構は、前記外蓋の中心軸が前記中栓の中心軸に対して偏心する取外位置から、前記中栓を軸回りに回動させた後に、前記中栓を取付位置までスライドさせることによって、前記中栓が前記外蓋に取り付けられる構造を有することを特徴とするキャップユニット。
〔3〕 前記取外位置において、前記外蓋の上部に設けられた開口部に対して前記中栓を上側から挿入し、前記中栓の上端側の外周部から拡径方向に突出したフランジ部を前記外蓋の前記開口部の周囲に当接させることによって、前記外蓋に対して前記中栓が係合された状態となることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載のキャップユニット。
〔4〕 前記脱着機構は、前記外蓋に設けられた第1の係合部と、前記中栓に設けられた第2の係合部との係合により、前記外蓋に対して前記中栓を前記取外位置と前記取付位置との間で回動自在に案内するガイド係合部と、
前記取付位置まで前記中栓を回動させたときに、前記外蓋に設けられた第1の係止部と、前記中栓に設けられた第2の係止部との何れか一方の係止部に対して何れか他方の係止部が係止される回動係止部とを備えることを特徴とする前記〔3〕に記載のキャップユニット。
〔5〕 前記脱着機構は、前記外蓋に設けられた第1の係合部と、前記中栓に設けられた第2の係合部との係合により、前記外蓋に対して前記中栓を前記取外位置と前記取付位置との間で回動自在に案内するガイド係合部と、
前記取付位置まで前記中栓をスライドさせたときに、前記外蓋に設けられた第1の係止部と、前記中栓に設けられた第2の係止部との何れか一方の係止部に対して何れか他方の係止部が係止されるスライド係止部とを備えることを特徴とする前記〔3〕に記載のキャップユニット。
〔6〕 前記一方の係止部に対して前記他方の係止部が係止されたときにクリック感を付与することを特徴とする前記〔4〕又は〔5〕に記載のキャップユニット。
〔7〕 前記容器本体に対して前記中栓又は前記外蓋が螺合により取り付けられることを特徴とする前記〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔8〕 前記中栓の下端側の外周部に一体に取り付けられて、前記容器本体と前記中栓との間を密閉する止水パッキンを備えることを特徴とする前記〔1〕~〔7〕の何れか一項に記載のキャップユニット。
〔9〕 前記〔1〕~〔8〕の何れか一項に記載のキャップユニットと、
前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
以上のように、本発明によれば、外蓋に対して中栓を取り付ける構造を簡素化し、これら外蓋及び中栓の洗浄性を高めることを可能としたキャップユニット、並びにそのようなキャップユニットを備えることによって、更なる使い勝手の向上を可能としたキャップ付き容器を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るキャップユニットを備えたキャップ付き容器の外観を示す斜視図である。 図1に示すキャップユニットを備えたキャップ付き容器の構成を示す断面図である。 図2に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態を示す斜視図である。 図2に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。 図2に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態を示す下面図である。 図1に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を示す断面図である。 図6に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を示す斜視図である。 図6に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。 図6に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を示す下面図である。 図1に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置と取付位置との間にある状態を示す下面図である。 図1に示すキャップユニットが備える外蓋を上方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップユニットが備える外蓋の下面図である。 図1に示すキャップユニットが備える中栓の一方側を上方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップユニットが備える中栓の一方側を下方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップユニットが備える中栓の他方側を上方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップユニットが備える中栓の他方側を下方側から見た斜視図である。 図1に示すキャップユニットが備える中栓の上面図である。 図1に示すキャップユニットが備える中栓の下面図である。 本発明の第2の実施形態に係るキャップユニットを備えたキャップ付き容器の外観を示す斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態を示す斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態を示す下面図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態を示す水平断面図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態において、ガイド係合部の状態を下方側から見た要部斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取付位置にある状態において、スライド係止部の状態を下方側から見た要部斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を示す斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を示す下面図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態を示す水平断面図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態において、ガイド係合部の状態を下方側から見た要部斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が取外位置にある状態において、スライド係止部の状態を下方側から見た要部斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が中間位置にある状態を示す斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が中間位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が中間位置にある状態を示す下面図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が中間位置にある状態を示す水平断面図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が中間位置にある状態において、ガイド係合部の状態を下方側から見た要部斜視図である。 図19に示すキャップユニットの外蓋に対して中栓が中間位置にある状態において、スライド係止部の状態を下方側から見た要部斜視図である。 図19に示すキャップユニットが備える外蓋を上方側から見た斜視図である。 図19に示すキャップユニットが備える外蓋の一方側を下方側から見た斜視図である。 図19に示すキャップユニットが備える外蓋の他方側を下方側から見た斜視図である。 図19に示すキャップユニットが備える中栓の一方側を下方側から見た斜視図である。 図19に示すキャップユニットが備える中栓の他方側を下方側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1~図18に示すキャップユニット1Aを備えたキャップ付き容器100Aについて説明する。
なお、図1は、キャップユニット1Aを備えたキャップ付き容器100Aの外観を示す斜視図である。図2は、キャップユニット1Aを備えたキャップ付き容器100Aの構成を示す断面図である。図3は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態を示す斜視図である。図4は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。図5は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態を示す下面図である。図6は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を示す断面図である。図7は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を示す斜視図である。図8は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。図9は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を示す下面図である。図10は、キャップユニット1Aの外蓋9に対して中栓10が取外位置と取付位置との間にある状態を示す下面図である。図11は、キャップユニット1Aが備える外蓋9を上方側から見た斜視図である。図12は、キャップユニット1Aが備える外蓋9の下面図である。図13は、キャップユニット1Aが備える中栓10の一方側を上方側から見た斜視図である。図14は、キャップユニット1Aが備える中栓10の一方側を下方側から見た斜視図である。図15は、キャップユニット1Aが備える中栓10の他方側を上方側から見た斜視図である。図16は、キャップユニット1Aが備える中栓10の他方側を下方側から見た斜視図である。図17は、キャップユニット1Aが備える中栓10の上面図である。図18は、キャップユニット1Aが備える中栓10の下面図である。
本実施形態のキャップ付き容器100Aは、図1及び図2に示すように、上部が開口した容器本体2と、容器本体2に着脱自在に取り付けられるキャップユニット1Aとを備え、容器本体2に収容された飲料(内容物)を保温又は保冷することが可能な飲料用容器である。
具体的に、容器本体2は、例えばステンレス等からなる金属製の外容器3及び内容器4を有している。容器本体2は、一端が開口した外容器3の内側に一端が開口した内容器4を収容した状態で、互いの開口端付近同士が接合されると共に、これら外容器3と内容器4との間に真空断熱層5が設けられた真空断熱構造を有している。
真空断熱層5は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器3の底面中央部に設けられた脱気孔をろう材により封止することによって形成することができる。
容器本体2では、このような真空断熱構造を有することで、上述した保温又は保冷といった機能を持たせることが可能である。また、容器本体2では、このような真空断熱構造を有することで、内圧(真空圧)と外圧(大気圧)の差により外容器3及び内容器4に対して常に張力が加わった状態となり、これら外容器3及び内容器4の機械的強度が増すことになる。これにより、外容器3及び内容器4の板厚を薄くした場合でも、容器本体2の剛性を高めることが可能であり、この容器本体2の軽量化を図ることが可能である。
容器本体2は、略円形状の底面部2bと、底面部2bの外周から略円筒状に起立した胴部2cと、胴部2cの上部側から略円筒状に起立した口頸部2dとを有している。また、口頸部2dの上端部は、容器本体2の上部開口部2aとして、円形状に開口している。
口頸部2dの内周面には、雌ネジ部6が設けられている。さらに、雌ネジ部6の下方には、リング状の張出部7が内容器4の内周面から全周に亘って突出して設けられている。
なお、本実施形態のキャップ付き容器100Aは、全体として略円筒状の外観形状を有しているが、キャップ付き容器100Aの外観形状については、特に限定されるものではなく、サイズやデザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。また、容器本体2(外容器3)の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
本実施形態のキャップユニット1Aは、容器本体2の上部開口部2aを開閉する蓋体を構成するものである。具体的に、このキャップユニット1Aは、図2~図18に示すように、容器本体2の上部開口部2aから容器本体2の内側に嵌め込まれた状態で、容器本体2の上部開口部2aを閉塞するキャップ本体8を備え、このキャップ本体8が容器本体2に対して螺合により取り付けられる構造を有している。
キャップ本体8は、容器本体2の上部開口部2aを覆う外蓋9と、上部開口部2aから容器本体2の内側に嵌め込まれる中栓10と、外蓋9に対して中栓10を着脱自在に取り付ける脱着機構11Aとを有している。
外蓋9は、図2、図11及び図12に示すように、例えば耐熱性樹脂からなり、外観が容器本体2の胴部2cと連続するように略円筒状に形成された周壁部9aと、周壁部9aの上部外周側を閉塞する上壁部9bと、上壁部9bを略円形状に開口させた開口部9cとを有している。
中栓10は、図2及び図13~図18に示すように、例えば耐熱性樹脂からなり、略円形状の底壁部10aと、底壁部10aの周囲から略円筒状に立ち上がる周壁部10bと、周壁部10bの上部を閉塞する天壁部10cと、周壁部10bよりも天壁部10cが拡径方向に突出したフランジ部10dとを有している。
中栓10は、底壁部10a及び周壁部10bを形成する有底略円筒状の下側栓部材12と、天壁部10c及びフランジ部10dを形成する略円形状の上側栓部材13とを有して、上側栓部材13の下面に下側栓部材12が溶着等により一体に取り付けられた構成となっている。なお、中栓10の内部は、断熱層となる空気に限らず、断熱材Sを配置した構成としてもよい。
また、周壁部10b(中栓10)の外周面には、雄ネジ部14が設けられている。キャップ付き容器100Aでは、この雄ネジ部14と雌ネジ部6との螺合によって、容器本体2に対してキャップ本体8(キャップユニット1A)が着脱自在に取り付けられている。さらに、雌ネジ部6と雄ネジ部14とは、互いに相補形を為す二条ネジからなる。二条ネジを用いた場合、容器本体2に対してキャップ本体8(キャップユニット1A)を少ない回転操作(本実施形態では約180°)で着脱することが可能である。
中栓10の下端側の外周部には、止水パッキン15が一体に取り付けられている。止水パッキン15は、容器本体2の張出部7と中栓10との間を密閉するリング状のシール部材であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。止水パッキン15は、後述するインサート成形により中栓10(キャップ本体8)と一体に形成されている。
中栓10は、止水パッキン15の内周側の上端部から内側に向かって突出した第1の凸部15aに対応した形状の第1の凹部10eと、止水パッキン15の内周側の下端部から上方に向かって突出した第2の凸部15bに対応した形状の第2の凹部10fとを有している。また、中栓10は、止水パッキン15の第1の凸部15aと第2の凸部15bとの間に位置して、中栓10の第1の凹部10eと第2の凹部10fと間に形成された止水パッキン15の第3の凹部15cに対応した形状の第3の凸部10gとを有している。
本実施形態のキャップユニット1Aでは、止水パッキン15の内側に向かって突出された第1の凸部15aが中栓10の第1の凹部10eと一体に形成され、止水パッキン15の上方に向かって突出された第2の凸部15bが中栓10の第2の凹部10fと一体に形成される。さらに、止水パッキン15の第3の凹部15cと中栓10の第3の凸部10gとが一体に成形されることで、それぞれのアンカー効果により中栓10(キャップ本体8)に対して一体に取り付けられた止水パッキン15の密着強度を高めることが可能である。
また、中栓10の下面は、底壁部10aを上方に向かって凹ませた形状を有するものの、止水パッキン15の下面とは面一となっている。これにより、中栓10の下面と止水パッキン15の下面との境界で中栓10から止水パッキン15が剥離し難くなっている。また、境界付近に隙間がないため、水滴が溜まりにくく衛生的である。
また、止水パッキン15の外周面には、2つの弾性フランジ部15dが拡径方向に突出して設けられている。止水パッキン15は、容器本体2にキャップ本体8(キャップユニット1A)が取り付けられた際に、弾性フランジ部15dが弾性変形しながら、容器本体2の張出部7に全周に亘って密着した状態となる。これにより、張出部7(容器本体2)と中栓10(キャップ本体8)との間を密閉(止水)することが可能となっている。
なお、止水パッキン15については、上述した形状のものに必ずしも限定されるものではなく、例えば、弾性フランジ部15dの数については、上述した2つに限らず、1つ又は複数とすることが可能である。
また、止水パッキン15は、上述した弾性フランジ部15dが設けられた構成に必ずしも限定されるものではなく、その形状等について適宜変更を加えることが可能である。例えば、止水パッキン15の外周面の上端から下方に向かって湾曲しながら突出した形状を有する弾性フランジ部を設けた構成としてもよい。
脱着機構11Aは、図2~図18に示すように、外蓋9の中心軸AXが中栓10の中心軸BXに対して偏心する取外位置から、外蓋9の中心軸AXと中栓10の中心軸BXとが一致する取付位置まで、中栓10を軸回りに回動させることによって、中栓10が外蓋9に取り付けられる構造を有している。
中栓10の天壁部10cには、取外位置及び取付位置を示すための目印10hが設けられている。一方、外蓋9の周壁部9aには、取外位置を示す目印9dと、取付位置を示す目印9eとが設けられている。これにより、キャップ本体8では、外蓋9に対して中栓10が取外位置にあるとき、互いの目印9d,10hが一致し、外蓋9に対して中栓10が取付位置にあるとき、互いの目印9e,10hが一致するようになっている。
具体的に、この脱着機構11Aは、外蓋9に設けられた第1の係合部16と、中栓10に設けられた第2の係合部17との係合により、外蓋9に対して中栓10を取外位置と取付位置との間で回動自在に案内するガイド係合部18と、取付位置まで中栓10を回動させたときに、外蓋9に設けられた第1の係止部19と、中栓10に設けられた第2の係止部20との何れか一方の係止部(本実施形態では第2の係止部20)に対して何れか他方の係止部(本実施形態では第1の係止部19)が係止される回動係止部21とを備えている。
第1の係合部16は、図11及び図12に示すように、外蓋9の上壁部9bの一部を切り欠くことにより形成された一対の切欠凹部16a,16bと、一対の切欠凹部16a,16bの間から内側に向かって突出された一対のガイド壁16c,16dとを有している。
一対の切欠凹部16a,16bは、外蓋9の開口部9cを挟んで相対する位置に、外蓋9の中心軸AXから偏心した位置を円弧状に切り欠くように設けられている。
一対のガイド壁16c,16dは、一対の切欠凹部16a,16bの間に位置する上壁部9bの一部であり、外蓋9の開口部9cを挟んで相対する位置に設けられている。また、取付位置における中栓10の中心軸BXを中心とする円と、取外位置における中栓10の中心軸BXを中心とする円を足し合わせた長円形状に合わせて、一対のガイド壁16c,16dうち、一方のガイド壁16cが他方のガイド壁16dよりも外蓋9における径方向内側への突出量が大きくなっている。
一対のガイド壁16c,16dは、上壁部9bの下面の一部を周方向に切り欠くことによって形成されている。また、一対のガイド壁16c,16dの周方向の終端には、一対のストッパ16e,16fが設けられている。一方、ガイド壁16c,16dの切欠凹部16a,16bを挟んだ周方向の反対側には、ストッパ16g,16hが設けられている。
一方、第2の係合部17は、図13~図18に示すように、中栓10の周壁部10bから外側に向かって突出された一対のリブ壁17a,17bと、中栓10のフランジ部10dと一対のリブ壁17a,17bとの間に形成された一対のガイド溝17c,17dとを有している。
一対のリブ壁17a,17bは、中栓10の周壁部10bにおいて相対する位置に設けられている。また、一対の切欠凹部16a,16bの形状に合わせて、一対のリブ壁17a,17bのうち、一方のリブ壁17aが他方のリブ壁17bよりも中栓10の径方向外側への突出量が大きくなっている。
これにより、一対のガイド溝17c,17dのうち、中栓10のフランジ部10dと一方のリブ壁17aとの間に一方のガイド溝17cが形成され、中栓10のフランジ部10dと他方のリブ壁17bとの間に他方のガイド溝17dが形成されている。
ガイド係合部18では、図6~図9に示す取外位置において、一方の切欠凹部16aと一方のリブ壁17aとを一致させ、他方の切欠凹部16bと他方のリブ壁17bとを一致させながら、外蓋9の開口部9cに対して中栓10を上側から挿入する。これにより、中栓10のフランジ部10dを外蓋9の開口部9cの周囲にある上壁部9bに当接させながら、外蓋9に対して中栓10が係合された状態となる。また、図6~図9に示す取外位置においては、外蓋9の中心軸AXが中栓10の中心軸BXに対して偏心している。
ガイド係合部18では、この状態から、外蓋9に対して中栓10を、一対の切欠凹部16a,16bを切り欠く、外蓋9の中心軸AXから偏心した位置にある円弧の軸回りの一方側に向かって回動させることによって、一方のガイド溝17cに一方のガイド壁16cが係合され、他方のガイド溝17dに他方のガイド壁16dが係合された状態となる。このとき、外蓋9に対して中栓10を軸回りに回動させる方向は、容器本体2に対してキャップ本体8を取り付ける方向(閉栓方向)と一致している。
これにより、図10に示すように、第1の係合部16と第2の係合部17とが互いに係合された状態となる。ガイド係合部18では、この状態において、外蓋9に対して中栓10を取外位置と取付位置との間で回動自在に案内することが可能となっている。
第1の係止部19は、図4及び図12に示すように、上壁部9bの下面に位置して、一対のガイド壁16c,16dの周方向の中途部から内側に向かって突出された一対の凸部により構成されている。
一方、第2の係止部20は、図13~図16及び図18に示すように、一対のリブ壁17a,17bの周方向の中途部に位置して、リブ壁17a,17bの先端の一部を切り欠く一対の凹部により構成されている。
回動係止部21では、外蓋9に対して中栓10を図2~図5に示す取付位置まで回動させたときに、一対の第2の係止部20に対して一対の第1の係止部19が係止された状態となる。
すなわち、この脱着機構11Aでは、外蓋9に対して中栓10を取付位置まで回動させたときに、中栓10の一対のリブ壁17a,17bを弾性変形させながら、一対の第1の係止部19が一対の第2の係止部20を乗り越えた後に、これら一対の第2の係止部20に係止される。これにより、外蓋9と中栓10とが一体化された状態となる。
また、回動係止部21では、第1の係止部19と第2の係止部20との何れか一方の係止部(本実施形態では第2の係止部20)に対して何れか他方の係止部(本実施形態では第1の係止部19)が係止されたときにクリック感を付与することが可能となっている。
図2~図5に示す取付位置においては、外蓋9の中心軸AXと中栓10の中心軸BXとが一致している。また、外蓋9の周壁部9aと中栓のフランジ部10dとがキャップ本体8の外周面としてほぼ面一な状態となる。
以上のような構成を有する脱着機構11Aでは、図6~図9に示す取外位置において、一方の切欠凹部16aと一方のリブ壁17aとを一致させ、他方の切欠凹部16bと他方のリブ壁17bとを一致させながら、外蓋9の開口部9cに対して中栓10を上側から挿入し、中栓10のフランジ部10dを外蓋9の開口部9cの周囲にある上壁部9bに当接させることによって、外蓋9に対して中栓10が係合された状態となる。
この状態から、図10に示すように、外蓋9に対して中栓10を、上述した一対の切欠凹部16a,16bを切り欠く、外蓋9の中心軸AXから偏心した位置にある円弧の軸回りの一方側に向かって回動させることによって、一方のガイド溝17cに一方のガイド壁16cが係合され、他方のガイド溝17dに他方のガイド壁16dが係合された状態となり、外蓋9に対して中栓10が取外位置から取付位置へと回動される。
また、外蓋9に対して中栓10を図2~図5に示す取付位置まで回動させたときに、一対の第2の係止部20に対して一対の第1の係止部19が係止される。さらに、一対のリブ壁17a,17bの周方向の一端がストッパ16e,16fに当接されることによって、外蓋9に対する中栓10の回動が阻止される。これにより、外蓋9に対して中栓10を取り付けることが可能である。
脱着機構11Aでは、上述した外蓋9に対する中栓10の軸回りの一方側(取付方向)と、容器本体2に対してキャップ本体8を取り付ける方向(閉栓方向)とは一致している。したがって、外蓋9を把持してキャップ本体8(キャップユニット1A)を取り付ける方向へ軸回りに回動させた場合、一対のリブ壁17a,17bの周方向の一端がストッパ16e,16fに当接されることで、外蓋9に対する中栓10の回動が阻止され、外蓋9と中栓10とが一体化して回動する。この場合、中栓10を回動させることで、容器本体2に対してキャップ本体8を取り付けることが可能である。
ガイド係合部18では、この状態から、外蓋9に対して中栓10を一対の切欠凹部16a,16bを切り欠く、外蓋9の中心軸AXから偏心した位置にある円弧の軸回りの一方側(取付方向)に向かって回動させることによって、一方のガイド溝17cに一方のガイド壁16cが係合され、他方のガイド溝17dに他方のガイド壁16dが係合された状態となる。このとき、外蓋9に対して中栓10を軸回りに回動させる方向は、容器本体2に対してキャップ本体8を取り付ける方向(閉栓方向)と一致している。
また、脱着機構11Aでは、中栓10の雄ネジ部14と容器本体2の雌ネジ部6との螺合により容器本体2に対してキャップ本体8(キャップユニット1A)が取り付けられることで、中栓10のフランジ部10dが外蓋9の上壁部9bを上面側から押さえつけることになる。これにより、外蓋9は上下方向のガタつきが規制され、容器本体2を確実に閉栓することが可能となる。
一方、脱着機構11Aでは、上述した動作とは逆の動作、すなわち、外蓋9に対して中栓10を上述した方向とは逆方向に回動させることによって、図10に示すように、第2の係止部20に対する第1の係止部19の係止状態を解除し、外蓋9に対して中栓10が取付位置から取外位置へと回動される。
また、外蓋9に対して中栓10を図6~図9に示す取外位置まで回動させたときに、一対のリブ壁17a,17bの周方向の他端がストッパ16g,16hに当接されることによって、外蓋9に対する中栓10の回動が阻止される。
このとき、一方の切欠凹部16aと一方のリブ壁17aとが一致し、他方の切欠凹部16bと他方のリブ壁17bとが一致することから、外蓋9の開口部9cから中栓10を上方へと引き抜くことができる。これにより、外蓋9から中栓10を取り外すことが可能である。
ここで、外蓋9から中栓10を取り外すことができるのは、キャップ本体8が容器本体2から取り外されている状態に限られる。すなわち、キャップ本体8が容器本体2に取り付けられている状態では、中栓10を上方へと引き抜く、若しくは外蓋9を下方へ引き下げることは不可能である。このため、キャップ本体8が容器本体2に取り付けられた状態では、不意に外蓋9から中栓10が取り外されることがない。
なお、容器本体2からキャップ本体8(キャップユニット1A)を取り外す際は、回動方向が逆となるだけで、取付時と同様である。すなわち、キャップ本体8の外蓋9を把持し、容器本体2に対して取り付け時と逆方向に回動させると、一対のリブ壁17a,17bの周方向の一端がストッパ16e,16fに当接されることによって、外蓋9に対して中栓10が一体化して回動する。これにより、容器本体2からキャップ本体8を取り外すことが可能である。
脱着機構11Aにおいて、キャップ本体8(キャップユニット1A)の取付位置では、外蓋9の中心軸AX及び中栓10の中心軸BXとが一致する。これは容器本体2の中心軸とも一致している。これに対して、外蓋9に対する中栓10の着脱時の回動軸は、取付位置における外蓋9の中心軸AX及び中栓10の中心軸BXから偏心した、一対の切欠凹部16a,16bを切り欠く円弧の軸である。すなわち、キャップ本体8(キャップユニット1A)を容器本体2に取り付ける際の回転軸と、外蓋9に対する中栓10の着脱時の回動軸は偏心している。
ここで、キャップ本体8(キャップユニット1A)を容器本体2に着脱する際の、中栓10の雄ネジ部14と容器本体2の雌ネジ部6との螺合による回動動作について説明する。キャップ本体8の外蓋9を把持し、容器本体2に対して回動動作を行った場合、取付位置における外蓋9の中心軸AX及び中栓10の中心軸BXの軸回りに回動し、容器本体2にキャップ本体8が取り付けられる。この場合、上述した外蓋9に対する中栓10の着脱時の回動軸は、容器本体2に対する取付時の回動軸とは偏心している。
通常、3つ以上の部品がそれぞれ螺合によって着脱される場合、回転軸が同じであると、一部品だけ着脱をしたくても、他方の部品も同時に着脱される、いわゆる供回りが発生する懸念がある。これに対して、本実施形態においては、上述した2つの回転軸が偏心しているため、容器本体2へのキャップ本体8の着脱動作中に意図せず、中栓10に対して外蓋9が着脱されてしまうといった供回りの発生を防ぐことが可能である。
本実施形態のキャップユニット1Aでは、外蓋9に対して中栓10を着脱自在に取り付ける構造とすることで、外蓋9と中栓10とをそれぞれ別々に洗浄することができ、外蓋9と中栓10との間を衛生的に保つことが可能である。
したがって、このようなキャップユニット1Aを備えたキャップ付き容器100Aでは、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図19~図42に示すキャップユニット1Bを備えたキャップ付き容器100Bについて説明する。
なお、図19は、キャップユニット1Bを備えたキャップ付き容器100Bの外観を示す斜視図である。図20は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態を示す斜視図である。図21は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。図22は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態を示す下面図である。図23は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態を示す水平断面図である。図24は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態において、ガイド係合部24の状態を下方側から見た要部斜視図である。図25は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取付位置にある状態において、スライド係止部27の状態を下方側から見た要部斜視図である。図26は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を示す斜視図である。図27は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。図28は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を示す下面図である。図29は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態を示す水平断面図である。図30は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態において、ガイド係合部24の状態を下方側から見た要部斜視図である。図31は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が取外位置にある状態において、スライド係止部27の状態を下方側から見た要部斜視図である。図32は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が中間位置にある状態を示す斜視図である。図33は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が中間位置にある状態を一部切り欠いて示す断面斜視図である。図34は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が中間位置にある状態を示す下面図である。図35は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が中間位置にある状態を示す水平断面図である。図36は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が中間位置にある状態において、ガイド係合部24の状態を下方側から見た要部斜視図である。図37は、キャップユニット1Bの外蓋9に対して中栓10が中間位置にある状態において、スライド係止部27の状態を下方側から見た要部斜視図である。図38は、キャップユニット1Bが備える外蓋9を上方側から見た斜視図である。図39は、キャップユニット1Bが備える外蓋9の一方側を下方側から見た斜視図である。図40は、キャップユニット1Bが備える外蓋9の他方側を下方側から見た斜視図である。図41は、キャップユニット1Bが備える中栓10の一方側を下方側から見た斜視図である。図42は、キャップユニット1Bが備える中栓10の他方側を下方側から見た斜視図である。また、以下の説明では、上記キャップユニット1Aと同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態のキャップユニット1Bは、図19に示すように、上記容器本体2に対して着脱自在に取り付けられることによって、キャップ付き容器100Bを構成するものである。
具体的に、このキャップユニット1Bは、上記脱着機構11Aの代わりに、図19~図42に示すように、外蓋9に対して中栓10を着脱自在に取り付ける脱着機構11Bを備える以外は、上記キャップユニット1Aとは基本的に同じ構成を有している。
脱着機構11Bは、外蓋9の中心軸AXが中栓10の中心軸BXに対して偏心する取外位置から、中栓10を軸回りに回動させた後に、外蓋9の中心軸AXと中栓10の中心軸BXとが一致する取付位置まで、中栓10をスライドさせることによって、中栓10が外蓋9に取り付けられる構造を有している。
具体的に、この脱着機構11Bは、図20~図42に示すように、外蓋9に設けられた第1の係合部22と、中栓10に設けられた第2の係合部23との係合により、外蓋9に対して中栓10を取外位置と取付位置との間で回動自在に案内するガイド係合部24と、取付位置まで中栓10をスライドさせたときに、外蓋9に設けられた第1の係止部25と、中栓10に設けられた第2の係止部26との何れか一方の係止部(本実施形態では第2の係止部26)に対して何れか他方の係止部(本実施形態では第1の係止部25)が係止されるスライド係止部27とを備えている。
第1の係合部22は、図38~図40に示すように、外蓋9の上壁部9bの一部を切り欠くことにより形成された3つの切欠凹部22a,22b,22cと、3つの切欠凹部22a,22b,22cの各間から内側に向かって突出された3つのガイド壁22d,22e,22fとを有している。
3つの切欠凹部22a,22b,22cは、外蓋9の開口部9cの周囲に並んで設けられている。このうち、切欠凹部22aは、上壁部9bの上面から突出された目印凸部28とは周方向の一方側にずれた位置に設けられている。一方、切欠凹部22b,22cは、切欠凹部22aを挟んだ周方向の両側に位置して、開口部9cを挟んで相対するように設けられている。
目印凸部28は、上壁部9bの開口部9cが偏心する側とは反対側に位置して、周壁部9aと連続しながら、中栓10のフランジ部10dの厚みと同程度の高さで上方へ突出して設けられている。本実施形態では、目印凸部28が平面視で略半円形状を有しているが、このような形状に必ずしも限定されるものではなく、目印となるような形状であればよい。
3つのガイド壁22d,22e,22fは、3つの切欠凹部22a,22b,22cの各間に位置する上壁部9bの一部であり、外蓋9の開口部9cの周囲に並んで設けられている。このうち、ガイド壁22dは、切欠凹部22a,22cの間に位置し、ガイド壁22eは、切欠凹部22a,22bの間に位置し、ガイド壁22fは、切欠凹部22b,22cの間に位置している。
また、3つのガイド壁22d,22e,22fは、上壁部9bの下面の一部を周方向に切り欠くことによって形成されている。このうち、ガイド壁22fの周方向の一方側(取付方向)には、ストッパ22gが設けられている。また、ガイド壁22dの切欠凹部22aを挟んだ反対側には、ストッパ22hが設けられている。
一方、第2の係合部23は、図41及び図42に示すように、中栓10の周壁部10bから外側に向かって突出された3つのリブ壁23a,23b,23cと、中栓10のフランジ部10dと3つのリブ壁23a,23b,23cとの間に形成された3つのガイド溝23d,23e,23fとを有している。
3つのリブ壁23a,23b,23cは、周壁部10bの周囲に並んで設けられている。このうち、リブ壁23aは、フランジ部10dの一部を切り欠く目印凹部29と一致した位置に設けられている。一方、リブ壁23b,23cは、リブ壁23aを挟んだ周方向の両側に位置して、周壁部10bを挟んで相対するように設けられている。
これにより、3つのガイド溝23d,23e,23fのうち、中栓10のフランジ部10dとリブ壁23aとの間にガイド溝23dが形成され、中栓10のフランジ部10dとリブ壁23bとの間にガイド溝23eが形成され、中栓10のフランジ部10dとリブ壁23cとの間にガイド溝23fが形成されている。
目印凹部29は、上述した目印凸部28の形状に合わせて、平面視で略半円状に切り欠かれた形状を有している。
ガイド係合部24では、図26~図31に示す取外位置において、切欠凹部22aとリブ壁23aとを一致させ、切欠凹部22b,22cとリブ壁23b,23cとを一致させながら、外蓋9の開口部9cに対して中栓10を上側から挿入する。これにより、中栓10のフランジ部10dを外蓋9の開口部9cの周囲にある上壁部9bに当接させながら、外蓋9に対して中栓10が係合された状態となる。また、図26~図31に示す取外位置においては、外蓋9の中心軸AXが中栓10の中心軸BXに対して偏心している。
また、ガイド係合部24では、外蓋9に対する中栓10の位置合わせを容易とするため、切欠凹部22aに上述した目印凸部28の形状に合わせた突出部30が設けられている。これにより、外蓋9側の突出部30と中栓10側の目印凹部29とを位置合わせすることで、外蓋9の開口部9cに対して中栓10を上側から容易に挿入することが可能である。
ガイド係合部24では、この状態から、外蓋9に対して中栓10を軸回りの一方側に向かって回動させることによって、ガイド溝23dにガイド壁22dが係合され、ガイド溝23eにガイド壁22eが係合され、ガイド溝23fにガイド壁22fが係合された状態となる。このとき、外蓋9に対して中栓10を軸回りに回動させる方向は、容器本体2に対してキャップ本体8を取り付ける方向(閉栓方向)と一致している。
これにより、第1の係合部22と第2の係合部23とが互いに係合された状態となる。ガイド係合部24では、この状態において、外蓋9に対して中栓10を取外位置と中間位置との間で回動自在に案内することが可能となっている。
また、ガイド係合部24では、図32~図37に示す中間位置において、リブ壁23cがストッパ22gに当接されることによって、外蓋9に対する中栓10の中間位置を越える一方側(取付方向)への回動、並びに、外蓋9に対する中栓10の他方側(取外方向)へのスライドが阻止される。一方、ガイド係合部24では、図26~図31に示す取外位置において、リブ壁23aがストッパ22hに当接されることによって、外蓋9に対する中栓10の他方側(取外方向)への取外位置を越える回動が阻止される。これにより、外蓋9に対して中栓10を回動させた際に、外蓋9に対して中栓10を中間位置と取外位置とに確実に位置決めすることが可能である。
図32~図37に示す中間位置においては、外蓋9の中心軸AXが中栓10の中心軸BXに対して偏心している。また、図32~図37に示す中間位置においては、外蓋9側の目印凸部28と中栓10側の目印凹部29とが互いに向かい合った状態となる。
第1の係止部25は、図38~図40に示すように、一対の係止凸部25a,25bを有している。一対の係止凸部25a,25bは、上壁部9bの目印凸部28を挟んだ周方向の両側のガイド壁22e,22fに位置して、これらガイド壁22e,22fよりも内側に向かって突出して設けられている。
一方、第2の係止部26は、図41及び図42に示すように、一対の係止凹部26a,26bを有している。一対の係止凹部26a,26bは、一対の係止凸部25a,25bに対応して、ガイド溝23e,23fの内側に位置して、周壁部10bの一部を内側に向かって凹ませて設けられている。
また、スライド係止部27は、図38~図42に示すように、ガイド壁22dに設けられたスライド溝31a及び一対のスライド凸部31bと、リブ壁23aと、リブ壁23aに設けられたスライドリブ31cとを有している。
スライド溝31aは、ガイド壁22dの目印凸部28と一致した位置を径方向に切り欠くように設けられた縦溝である。一対のスライド凸部31bは、リブ壁23aに対応して、ガイド壁22dの下面から突出されると共に、スライド溝31aを挟んだ両側から径方向に沿って下方へ凸状に設けられている。スライドリブ31cは、縦方向のリブであり、スライド溝31aに対応して、フランジ部10dとリブ壁23aとの間を連結すると共に、目印凹部29と一致した位置から径方向に沿って設けられている。
スライド係止部27では、図32~図37に示す中間位置から、外蓋9に対して中栓10を押し込むことで取付位置までスライドし、スライド溝31aにスライドリブ31cが係止され、且つ、一対のスライド凸部31bの間にリブ壁23aが係止される。
スライド係止部27では、図20~図25に示す取付位置において、一対の係止凹部26a,26bに対して一対の係止凸部25a,25bが係止された状態となる。これにより、第2の係止部26に対して第1の係止部25を係止することが可能である。
また、スライド係止部27では、第1の係止部25と第2の係止部26との何れか一方の係止部(本実施形態では第2の係止部26)に対して何れか他方の係止部(本実施形態では第1の係止部25)が係止されたときにクリック感を付与することが可能となっている。
図20~図25に示す取付位置においては、外蓋9の中心軸AXと中栓10の中心軸BXとが一致している。また、外蓋9の周壁部9aと中栓のフランジ部10dとがキャップ本体8の外周面としてほぼ面一な状態となる。さらに、目印凸部28と目印凹部29とが一致することで、取付位置であることを視認することが可能となっている。
以上のような構成を有する脱着機構11Bでは、図26~図31に示す取外位置において、切欠凹部22aとリブ壁23aとを一致させ、切欠凹部22b,22cとリブ壁23b,23cとを一致させながら、外蓋9の開口部9cに対して中栓10を上側から挿入し、中栓10のフランジ部10dを外蓋9の開口部9cの周囲にある上壁部9bに当接させることによって、外蓋9に対して中栓10が係合された状態となる。
この状態から、外蓋9に対して中栓10を軸回りの一方側に向かって回動させることによって、ガイド溝23dにガイド壁22dが係合され、ガイド溝23eにガイド壁22eが係合され、ガイド溝23fにガイド壁22fが係合された状態となり、外蓋9に対して中栓10が取外位置から中間位置へと回動される。
また、外蓋9に対して中栓10を取外位置から、図32~図37に示す中間位置まで回動させたときに、リブ壁23cがストッパ22gに当接されることによって、外蓋9に対する中栓10の中間位置を越える一方側(取付方向)への回動が阻止される。
この状態から、スライド溝31aにスライドリブ31cを係止し、且つ、一対のスライド凸部31bの間にリブ壁23aを係止しながら、外蓋9に対して中栓10を押し込むことで、取付位置までスライドさせる。これにより、取付位置からの外蓋9に対する中栓10の回動は不可能となり、取り外す際のスライド方向(取付位置から中間位置)への移動のみが可能となる。
このとき、一対の係止凹部26a,26bに対して一対の係止凸部25a,25bが係止されることによって、第2の係止部26に対して第1の係止部25が係止された状態となる。これにより、外蓋9に対して中栓10を取り付けることが可能である。
また、脱着機構11Bでは、中栓10の雄ネジ部14と容器本体2の雌ネジ部6との螺合により容器本体2に対してキャップ本体8(キャップユニット1B)が取り付けられることで、中栓10のフランジ部10dが外蓋9の上壁部9bを上面側から押さえつけることとなる。これにより、外蓋9は上下方向のガタつきが規制され、容器本体2を確実に閉栓することが可能となる。
なお、容器本体2からキャップ本体8(キャップユニット1B)を取り外す際は、回動方向が逆となるだけで、取付時と同様である。すなわち、キャップ本体8の外蓋9を把持し、容器本体2に対して取り付け時と逆方向に回動させると、リブ壁23bがストッパ22hに当接されること、並びにスライド凸部31bにリブ壁23aが当接されることによって、外蓋9に対して中栓10が一体化して回動する。これにより、容器本体2からキャップ本体8を取り外すことが可能である。
一方、脱着機構11Bでは、上述した動作とは逆の動作、すなわち、外蓋9に対して中栓10を上述した方向とは逆方向にスライドさせることによって、スライド溝31aとスライドリブ31cとの係止状態が解除され、且つ、一対のスライド凸部31bとリブ壁23aとの係止状態が解除される。同様に、第2の係止部26に対する第1の係止部25の係止状態を解除し、外蓋9に対して中栓10が取付位置から中間位置へとスライドされる。
このとき、上述した取付時と同様にクリック感が付与される。これにより、不用意なスライド方向への移動を防止することが可能である。また、取付位置から中間位置へとスライドした際には、クリック感によってスライドしたことを認識することが可能である。
この状態から、外蓋9に対して中栓10を取外位置まで回動させる。また、外蓋9に対して中栓10を取外位置まで回動させたときに、リブ壁23aがストッパ22hに当接されることによって、外蓋9に対する中栓10の取外位置を越える他方側(取外方向)への回動が阻止される。
このとき、切欠凹部22aとリブ壁23aとが一致し、切欠凹部22b,22cとリブ壁23b,23cとが一致することから、外蓋9の開口部9cから中栓10を上方へと引き抜くことができる。これにより、外蓋9から中栓10を取り外すことが可能である。
ここで、外蓋9から中栓10を取り外すことができるのは、キャップ本体8が容器本体2から取り外されている状態に限られる。すなわち、キャップ本体8が容器本体2に取り付けられている状態では、中栓10を上方へと引き抜く、若しくは外蓋9を下方へ引き下げることが不可能である。このため、キャップ本体8が容器本体2に取り付けられた状態では、不意に外蓋9から中栓10が取り外されることがない。
本実施形態のキャップユニット1Bは、上述した第1の実施形態のキャップユニット1Aと比較した場合、スライド係止部27を追加した構成となっている。このため、中栓10が外蓋9に対して取付位置から取外位置へと移動する前に、スライドすることで中間位置へと移動することが必要となる。すなわち、取付位置から中間位置へと中栓10をスライドさせるという動作が、実質的なロック解除動作に相当し、スライド動作をしない限り、中栓10に対して外蓋9が取付位置から回動してしまうことがない。
また、外蓋9と中栓10とが取付位置にあるキャップ本体8を容器本体2に着脱する際に、スライド係止部27によって中間位置を経由するため、容器本体2に対するキャップ本体8の着脱の際の回動軸に対して、中栓10に対する外蓋9の回動軸が回動前にすでに偏心している。このため、容器本体2に対するキャップ本体8の着脱の際の回動によって、中栓10に対して外蓋9が回動してしまう、いわゆる供回りの発生をより確実に抑制することが可能である。
本実施形態のキャップユニット1Bでは、外蓋9に対して中栓10を着脱自在に取り付ける構造とすることで、外蓋9と中栓10とをそれぞれ別々に洗浄することができ、外蓋9と中栓10との間を衛生的に保つことが可能である。
したがって、このようなキャップユニット1Bを備えたキャップ付き容器100Bでは、使い勝手の更なる向上を図ることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記キャップユニット1A,1Bについては、上述した容器本体2の上部開口部2aから内側に嵌め込まれた状態で、容器本体2に対して中栓10が螺合により取り付けられる構成となっているが、このような構成に必ずしも限定されるものではない。例えば、上記キャップユニット1A,1Bについては、容器本体2の上部開口部2aを外側から覆った状態で、容器本体2に対して外蓋9が螺合により取り付けられる構成とすることも可能である。
この構成の場合、上述した雌ネジ部6及び雄ネジ部14の代わりに、口頸部2dの外周面に設けられた雄ネジ部と、外蓋9を構成する周壁部9aの内周面に設けられた雌ネジ部との螺合によって、容器本体2に対して外蓋9(キャップ本体8)が着脱自在に取り付けられる構成とすればよい。
また、上記キャップ付き容器100A,100Bについては、上述した容器本体2の上部開口部2aを直接開閉する構成となっているが、このような構成に必ずしも限定されるものではない。例えば、容器本体2に取り付けられた肩部材に対してキャップユニット1A,1Bを着脱自在に取り付けた構成とすることも可能である。
さらに、容器本体2に取り付けられたキャップ本体に対して蓋体を開閉自在に取り付けた構成とすることも可能である。この構成の場合、キャップ本体に対して蓋体が螺合により取り付けられた構成であってもよく、キャップ本体に対してヒンジ部を介して蓋体が回動自在に取り付けられた構成であってもよい。
なお、上記実施形態では、上述した真空断熱構造を有する容器本体2によって保温機能(又は保冷機能)を持たせた飲料用容器に本発明を適用した場合を例示しているが、容器本体と、容器本体に着脱自在に取り付けられる蓋体とを備えた蓋付き容器に対して、本発明を幅広く適用することが可能である。
1A,1B…キャップユニット 2…容器本体 3…外容器 4…内容器 5…真空断熱層 6…雌ネジ部 7…張出部 8…キャップ本体 9…外蓋 9c…開口部 10…中栓 10d…フランジ部 10e…第1の凹部 10f…第2の凹部 10g…第3の凸部 11A,11B…脱着機構 12…下側栓部材 13…上側栓部材 14…雄ネジ部 15…止水パッキン 16…第1の係合部 16a,16b…切欠凹部 16c,16d…ガイド壁 16e,16f,16g,16h…ストッパ 17…第2の係合部 17a,17b…リブ壁 17c,17d…ガイド溝 18…ガイド係合部 19…第1の係止部 20…第2の係止部 21…回動係止部 22…第1の係合部 22a,22b,22c…切欠凹部 22d,22e,22f…ガイド壁 22g,22h…ストッパ 23…第2の係合部 23a,23b,23c…リブ壁 23d,23e,23f…ガイド溝 24…ガイド係合部 25…第1の係止部 25a,25b…係止凸部 26…第2の係止部 26a,26b…係止凹部 27…スライド係止部 28…目印凸部 29…目印凹部 30…突出部 31a…スライド溝 31b…スライド凸部 31c…スライドリブ 100A,100B…キャップ付き容器

Claims (9)

  1. 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
    前記容器本体の上部を囲む外蓋と、
    前記容器本体の上部開口部から前記容器本体の内側に嵌め込まれる中栓と、
    前記外蓋に対して前記中栓を着脱自在に取り付ける脱着機構とを備え、
    前記脱着機構は、前記外蓋の中心軸が前記中栓の中心軸に対して偏心する取外位置から、前記外蓋の中心軸と前記中栓の中心軸とが一致する取付位置まで、前記中栓を軸回りに回動させることによって、前記中栓が前記外蓋に取り付けられる構造を有することを特徴とするキャップユニット。
  2. 上部が開口した容器本体に対して着脱自在に取り付けられるキャップユニットであって、
    前記容器本体の上部を囲む外蓋と、
    前記容器本体の上部開口部から前記容器本体の内側に嵌め込まれる中栓と、
    前記外蓋に対して前記中栓を着脱自在に取り付ける脱着機構とを備え、
    前記脱着機構は、前記外蓋の中心軸が前記中栓の中心軸に対して偏心する取外位置から、前記中栓を軸回りに回動させた後に、前記中栓を取付位置までスライドさせることによって、前記中栓が前記外蓋に取り付けられる構造を有することを特徴とするキャップユニット。
  3. 前記取外位置において、前記外蓋の上部に設けられた開口部に対して前記中栓を上側から挿入し、前記中栓の上端側の外周部から拡径方向に突出したフランジ部を前記外蓋の前記開口部の周囲に当接させることによって、前記外蓋に対して前記中栓が係合された状態となることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャップユニット。
  4. 前記脱着機構は、前記外蓋に設けられた第1の係合部と、前記中栓に設けられた第2の係合部との係合により、前記外蓋に対して前記中栓を前記取外位置と前記取付位置との間で回動自在に案内するガイド係合部と、
    前記取付位置まで前記中栓を回動させたときに、前記外蓋に設けられた第1の係止部と、前記中栓に設けられた第2の係止部との何れか一方の係止部に対して何れか他方の係止部が係止される回動係止部とを備えることを特徴とする請求項3に記載のキャップユニット。
  5. 前記脱着機構は、前記外蓋に設けられた第1の係合部と、前記中栓に設けられた第2の係合部との係合により、前記外蓋に対して前記中栓を前記取外位置と前記取付位置との間で回動自在に案内するガイド係合部と、
    前記取付位置まで前記中栓をスライドさせたときに、前記外蓋に設けられた第1の係止部と、前記中栓に設けられた第2の係止部との何れか一方の係止部に対して何れか他方の係止部が係止されるスライド係止部とを備えることを特徴とする請求項3に記載のキャップユニット。
  6. 前記一方の係止部に対して前記他方の係止部が係止されたときにクリック感を付与することを特徴とする請求項4又は5に記載のキャップユニット。
  7. 前記容器本体に対して前記中栓又は前記外蓋が螺合により取り付けられることを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載のキャップユニット。
  8. 前記中栓の下端側の外周部に一体に取り付けられて、前記容器本体と前記中栓との間を密閉する止水パッキンを備えることを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載のキャップユニット。
  9. 請求項1~8の何れか一項に記載のキャップユニットと、
    前記キャップユニットが取り付けられた容器本体とを備えるキャップ付き容器。
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