JPH0616569Y2 - 液体容器の栓 - Google Patents

液体容器の栓

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JPH0616569Y2
JPH0616569Y2 JP1988118907U JP11890788U JPH0616569Y2 JP H0616569 Y2 JPH0616569 Y2 JP H0616569Y2 JP 1988118907 U JP1988118907 U JP 1988118907U JP 11890788 U JP11890788 U JP 11890788U JP H0616569 Y2 JPH0616569 Y2 JP H0616569Y2
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JP
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宏 辻田
康明 谷本
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Zojirushi Corp
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Zojirushi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は魔法瓶等の液体容器の栓に関するものである。
(従来の技術) 従来、液体容器の栓として、実開昭61−2841号公
報にて、開閉操作部材の操作を忘れて開栓状態としたま
まであっても、蓋を装着することにより閉栓できるよう
にしたものが公知である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来のものでは、開閉操作部材であ
る押体の駆動如何にかかわらず、栓体に設けた注口は常
時開放しており、特に、屋外で使用する場合、注口から
栓体内の液体容器に塵埃が侵入しやすく衛生面で種々問
題を有する。
また、押体の押込状態(開栓状態)を保持するために、
押体に設けたストッパを突板に係止させて行なうもので
あり、このストッパは使用によって劣化し、長期の使用
に耐えられないという問題を有する。
本考案は、従来の開閉操作部材を操作し忘れても蓋を装
着するだけで液体流路が閉じられる液体容器の栓におけ
る前記問題点を解決する液体容器の栓を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案に係る栓は、内部に液
体流路を有し、容器本体の口部内側に嵌合する栓本体
と、該栓本体の液体流路を閉じる方向に付勢して設けた
弁体と、カム機構により前記弁体を駆動させて流出口を
開閉し、これと同時にカバーにより栓本体の注口を開閉
する開閉操作部材と、該開閉操作部材の開動作に連動し
て、その先端が容器本体の口部外側に嵌合する蓋体の内
周面よりばね力に抗して外方に突出するとともに、その
突出した先端が蓋体の内周面に押圧されて前記開閉操作
部材を閉方向に移動させる突出部材とから構成したもの
である。
(作用) 前記構成によれば、開閉操作部材を開方向に操作する
と、弁体がその付勢力に抗して開方向に移動し、流出口
と注口が開く。これにより、容器本体内の液体の流出が
可能となる。また、この開閉操作部材の開方向の操作に
より、突出部材の先端がばね力に抗して容器本体の口部
外側に嵌合する蓋体の内周面より外方に突出する。
そして、開閉操作部材を閉方向に操作することなく、蓋
体を容器本体の口部外側に被せてゆくと、蓋体の内周面
が突出部材の突出した先端を押圧する結果、突出部材は
内方に移動して開閉操作部材を閉方向に移動させる。こ
れにより、弁体がその付勢力により閉方向に移動し、流
出口と注口が閉じられる。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を添付図面に従って説明する。
第1図において、1は魔法瓶の容器本体、2は本考案に
係る栓、3はコップを兼用する蓋体である。
容器本体1は、ステンレス鋼製真空二重瓶で、その口部
4の上端縁から外側にかけて、肩体5がパッキン6を介
して強制嵌合されている。また、口部4の内面には、後
述する栓2の栓本体10が螺合する雌ねじ7と、シール
パッキン21が圧接する段部8とが形成され、肩体5の
上端部外面には、後述する蓋体3が螺合する雄ねじ9が
形成されている。
栓2は、大略、栓本体10と、栓キャップ11と、弁体
12と、開閉操作部材13と、突出部材14とからなっ
ている。
栓本体10は、筒状に形成され、上端は後述する栓キャ
ップ11で蓋されるとともに、後述する突出部材14を
支持する突部15が突設され、下端には後述する弁体1
2の弁座となる弁パッキン16が装着されている。栓本
体10の内部の中心線上には、後述する弁体12の弁棒
26が摺動自在に嵌合する管状の弁体支持部17が、十
字形に組まれたリブ18を介して栓本体10と一体に形
成されている。また、この弁体支持部17の外側には、
第2図に示すように、後述する開閉操作部材13の軸部
31a,31bを支持する一対の軸支持部19a,19
bが栓本体10と一体に設けられている。さらに、栓本
体10の外周面に鍔状に突設したパッキン押さえ部20
の真下にシールパッキン21が装着され、該シールパッ
キン21より下方には前記容器本体1の雌ねじ7と螺合
する雄ねじ22が形成されてる。
栓キャップ11は、第3図に示すように、後述する開閉
操作部材13が嵌入する矩形の切欠き部23と、後述す
る突出部材14が嵌入する切欠き部24が形成された略
コ字形のもので、第2図に示すように、栓本体10の上
端に強制嵌合されている。この栓キャップ11の内面に
は、第2図に示すように、後述する開閉操作部材13の
軸部31a,31bを押圧する一対の軸押さえ部25
a,25bが下方に突設されている。この軸押さえ部2
5a,25bは、前記栓本体10の軸支持部19a,1
9bとともに、開閉操作部材13の軸部31a,31b
に対する軸受けを構成している。
弁体12は、前記弁パッキン16に下方から圧接する円
盤状のもので、その中央上方に突設した弁棒26が前記
弁体支持部17に上下方向に摺動自在に嵌合されてい
る。そして、弁棒26の上部に装着したばね受け27
に、前記弁体支持部17の外側に挿着したコイルばね2
8が圧接して、上方に、すなわち弁パッキン16に圧接
する方向に付勢されて取り付けられている。
開閉操作部材13は、第2図に示すように、栓キャップ
11の切欠き部23を塞ぐカバー29と、該カバー29
の先端を折曲して設けた押圧部30(第1図参照)と、
前記カバー29の両端より下方に門形に突設して下端に
軸部31a,31bを有する脚32a,32bと、該脚
32a,32b間の中央に突設した押圧片33と、該押
圧片33の両側に突設したガイド片34a,34bとか
らなっている。前記押圧片33の先端には、第1図に示
すように、傾斜部35と凹部36が形成されている。
そして、この開閉操作部材13は、第2図に示すよう
に、栓キャップ11を被せる前の栓本体10にその脚3
2a,32b側から嵌入して、その先端の軸部31a,
31bを栓本体10の軸支持部19a,19bに載置し
た後、栓キャップ11を栓本体10に強制嵌合して組み
付けられている。すなわち、その軸部31a,31b
が、栓本体10の軸支持部19a,19bと栓キャップ
11の軸押さえ部25a,25bとを軸受けとして回動
自在に組み付けられるとともに、ガイド片34a,34
bが弁棒26の先端部を挾持し、押圧片33の傾斜部3
5が弁棒26の上端に圧接している。
突出部材14は、第3図に示すように、中央に長孔37
を穿設した矩形板状のものである。そして、第1図に示
すように、その長孔7に栓本体10の突部15が嵌入す
るようにして突出部材14を栓本体10の上端に載置
し、長孔37の端部と突部15の間にコイルばね38を
装着して内方に付勢した後、栓キャップ11を栓本体1
0に嵌着することにより、栓本体10と栓キャップ11
の間に摺動自在に組み付けられている。
そして、前記栓2には、第4図に示すように、開栓状態
にある弁体12と弁パッキン16の間に形成される環状
の流出口Aから、栓本体10内部を通って栓本体10と
栓キャップ11の切欠き部23と開閉操作部材13のカ
バー29とで形成される注口Bに至る液体流路Cが形成
されるようになっている。
蓋体3は、第1図に示すように、把手39を有するコッ
プ状のもので、容器本体1の肩体5の外面に嵌合すると
ともに、奥底近傍に形成した雌ねじ40肩体5の上端部
に形成した雄ねじ9に螺合するようになっている。
以上の構成からなる魔法瓶において、第1図〜第3図に
示す閉栓状態では、弁体12がコイルばね28により上
方に付勢されて弁パッキン16に圧接し、流出口A(第
4図参照)が閉じられるとともに、開閉操作部材13の
押圧片33の傾斜部35が弁棒26の上端に押圧される
ことにより開閉操作部材13は第1図において反時計回
りに回動していて、カバー29により注口B(第4図参
照)が閉じられている。
この閉栓状態から、開閉操作部材13の押圧部30を斜
め上方に押圧すると、開閉操作部材13は軸部31a,
31bを中心に第1図において時計回りに回動して注口
Bが開口してゆくとともに、その押圧片33の傾斜部3
5が弁棒26の上端と摺接しつつ当該弁棒26をコイル
ばね28の付勢力に抗して押し下げる。これにより、弁
パッキン16と弁体12とが離隔して流出口Aが開口し
てゆく。また、開閉操作部材13のカバー29の後端
(第1図において右端)がコイルばね38の付勢力に抗
して突出部材14の第1図において左端を押圧し、突出
部材14は栓本体10の上端の外周面より外方に突出し
てゆく。
そして、第4図に示すように、注口Bが完全に開口し、
押圧片33の凹部36に弁棒26の上端がスナップ的に
嵌入して係止すると、開閉操作部材13は注口Bが開口
した状態に保持されるとともに、弁体12は流出口Aが
開口した状態に保持され、開栓状態となる。また、突出
部材14は、第4図に示すように、肩体5の外面に嵌合
する蓋体3の内周面より外方に突出する。この状態で
は、容器本体1の内部は液体流路Cを介して外気と連通
するため、容器本体1を傾ければ、注口Bから内部の湯
等を注ぎ出すことが可能となる。
流出口A及び注口Bを閉じて閉栓状態とするには、開閉
操作部材13の押圧部30を斜め下方に軽く押圧すれば
よい。すなわち、開閉操作部材13の押圧部30が押圧
されると、押圧片33のカム機構である傾斜部35と凹
部36との変曲部Dによって弁棒26は僅かに押し下げ
られて凹部36との係止がスナップ的に解除されるた
め、その後弁棒26はコイルばね28の付勢力により押
圧片33の傾斜部35を摺接しつつ押し上げる。これに
より、開閉操作部材13は、第4図において反時計回り
方向に回動してカバー29が注口Bを閉じる一方、弁体
12は弁パッキン16と圧接して流出口Aを閉じる。ま
た、前記開閉操作部材13の回動によりカバー29の後
端が突出部材14から離れるため、突出部材14はコイ
ルばね38の付勢力により内方に引き戻され、第1図に
示す状態に復帰する。
開閉操作部材13押圧部30を指で押圧する替わりに、
突出部材14の先端を押圧して開閉操作部材13を回動
させても、前記同様に開栓することができる。
ところで、以上のような開閉操作部材13又は突出部材
14による閉栓操作をし忘れたまま、蓋体3を被せたと
する。このとき、突出部材14の先端が、肩体5の外面
に嵌合される蓋体3の内周面より外方に突出しているた
め、第4図に示すように、蓋体3の内面に突出部材14
の先端が当接して、蓋体3の中心線が容器本体1の口部
4の中心線から偏り、このままでは蓋体3を肩体5に嵌
合装着することができない。
そこで、第4図中1点鎖線で示すように、蓋体3を斜め
上方から肩体5に被せてゆき、蓋体3の縁内面が肩体5
に嵌合して、第4図中2点鎖線で示すように、蓋体3の
中心線が口部4の中心線と合致する(センタリングされ
る)と、蓋体3の内面が突出部材14の先端を押圧す
る。これにより、突出部材14が内方に移動して開閉操
作部材13を第4図において反時計回りに回動させる結
果、前記同様に閉栓される。
そして、蓋体3の奥底近傍に形成した雌ねじ40が肩体
5の上端に形成した雄ねじ9に達した時点で蓋体3を回
すことにより、雌ねじ40と雄ねじ9が螺合して蓋体3
は肩体5に装着される。
なお、前記実施例では、蓋体3の奥底近傍に雌ねじ40
を形成する一方、肩体5の上端部に雄ねじ9を形成し、
蓋体3の縁がまず肩体5に嵌合した時点で蓋体3がセン
タリングされて、蓋体3の内周面が突出部材14を押圧
するようにしたものであるが、蓋体3の縁近傍に雌ねじ
を、肩体5の下部に雄ねじをそれぞれ形成して、蓋体3
を肩体5に被せて蓋体3を回し、蓋体3の雌ねじと肩体
5の雄ねじが螺合した時点で蓋体3がセンタリングさ
れ、蓋体3の内周面が突出部材14を押圧するようにし
てもよい。
なお、実施例では蓋体3は容器本体1に螺合した外装蓋
であるが、外装蓋の内側に収納される内蓋を有するもの
においては、その内蓋の内周面が突出部材14を押圧す
るようにすればよい。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、開閉
操作部材を操作し忘れて開栓状態のまま蓋体を装着した
としても、蓋体の内周面が突出部材を押圧し、該突出部
材が開閉操作部材を閉方向に移動させるため、単に蓋体
を装着するだけで液体流路が閉じられて閉栓状態とな
り、漏出したり、蓋体を外した際に溢れ出ることがな
く、安全である。また、開閉操作部材の操作に対応して
注口も開閉するため、すなわち、使用時のみ注口が開口
するため衛生的である。さらに、弁体の開閉は開閉操作
部材に設けたカム機構で行なうものであり、しかも、開
閉操作部材の閉動作を行なわせる突出部材もばね力によ
り栓本体に保持されていることと相俟って、長期にわた
って確実に弁本体を動作させることができるという効果
を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る栓を備えた閉栓状態の魔法瓶の分
解断面図、第2図は第1図のI−I線断面図、第3図は
第1図に示す栓の平面図、第4図は開栓状態の魔法瓶の
断面図である。 1…容器本体、3…蓋体、 4…口部、10…栓本体、 12…弁本体、13…開閉操作部材、 14…突出部材、C…液体流路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に液体流路を有し、容器本体の口部内
    側に嵌合する栓本体と、該栓本体の液体流路を閉じる方
    向に付勢して設けた弁体と、カム機構により前記弁体を
    駆動させて流出口を開閉し、これと同時にカバーにより
    栓本体の注口を開閉する開閉操作部材と、該開閉操作部
    材の開動作に連動して、その先端が容器本体の口部外側
    に嵌合する蓋体の内周面よりばね力に抗して外方に突出
    するとともに、その突出した先端が蓋体の内周面に押圧
    されて前記開閉操作部材を閉方向に移動させる突出部材
    とからなることを特徴とする液体容器の栓。
JP1988118907U 1988-09-09 1988-09-09 液体容器の栓 Expired - Lifetime JPH0616569Y2 (ja)

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JP1988118907U JPH0616569Y2 (ja) 1988-09-09 1988-09-09 液体容器の栓

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Publication Number Publication Date
JPH0240347U JPH0240347U (ja) 1990-03-19
JPH0616569Y2 true JPH0616569Y2 (ja) 1994-05-02

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ID=31363671

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS612841U (ja) * 1984-06-12 1986-01-09 株式会社日立ホームテック 魔法瓶の栓構造

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JPH0240347U (ja) 1990-03-19

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