JP3017838U - 魔法瓶用栓 - Google Patents

魔法瓶用栓

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JP3017838U
JP3017838U JP1994016675U JP1667594U JP3017838U JP 3017838 U JP3017838 U JP 3017838U JP 1994016675 U JP1994016675 U JP 1994016675U JP 1667594 U JP1667594 U JP 1667594U JP 3017838 U JP3017838 U JP 3017838U
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valve
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thermos
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JP1994016675U
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柱雄 朴
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株式会社ソウル保温
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 魔法瓶における内容物注出のための開閉操作
の容易性と保温効果の向上を図る。 【構成】 容器本体(1)の内方に押し込まれて容器本
体開口を解放するバルブ手段(7)を設け、バルブ作動
ボタン(9)の押し込み動作に連動して、バルブ手段
(7)が開放位置に移動し、注出口カバー部材(15)
が注出口(51)を開ける開位置に揺動し、さらに押し
込まれたバルブ作動ボタン(9)が栓ボディー部(5)
に対して係合して解放状態が維持されるように構成す
る。そして、この解放状態において注出口カバー部材
(15)のカバー部(14)を閉じ位置に押し込む操作
により、注出口カバー部材(15)がバルブ作動ボタン
(9)の係合状態を解除して、弾性部材(77)の復元
力によりバルブ手段(7)が逆に閉塞位置に戻るように
構成する。また内容物の注出は、栓ボディー部(5)の
外周部に形成した注出口(51)という最小限の空間に
より行うようする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は魔法瓶用栓に関し、より詳しくは、内容物の注出が容易であり、開閉 時外部空気との接触を最小にすることにより保温効果をさらに向上させることが できる魔法瓶用栓に関する。
【0002】
【従来の技術】
魔法瓶は容器本体に内容物を入れてこれを密閉させることにより、外部空気と の接触による熱伝導及び外部空気に対する対流熱伝達等を遮断して内容物の保温 を行なう。かかる魔法瓶は密閉用パッキンを有した栓を備えているので、内容物 の注入及び注出時には前記栓を開閉する。
【0003】 このとき、前記魔法瓶の栓が単に容器本体の開口を覆うように閉塞する密閉機 能のみを有していると、容器内の圧力低下により栓を容器本体側に押しつける力 が発生して栓が開けにくくなるという問題点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した問題点を解決したものとして、大韓民国実用新案公報第90-10690号(1 990.11.30)により提案された魔法瓶用栓がある。しかしながら、この魔法瓶用栓 は依然として内容物の注出時栓全体を開けなければならないという煩わしさがあ る。また、大韓民国実用新案公報第90-2428号(1990.3.26)には補助栓をある程度 開けるだけで内容物が注出できる魔法瓶用栓が提案されている。
【0005】 前記した魔法瓶用栓は容器内の空気と外部空気の対流及び接触による保温効果 の減少を勘案して、栓全体を完全に開放せずにある程度開けるだけでで内容物の 注出を行なっているが、これも依然と栓を回して開閉しなければならないという 煩わしさと、これに伴う保温効果の減少を随伴する。
【0006】 本考案は上述した従来の技術の問題点を解決したものとして、開閉操作の容易 化を図り、良好な保温効果を得ることに目的がある。なお、本考案は、内容物の 注出を可能にするバルブ体を分解可能として、バルブ体の周辺に累積し易い異物 等を随時掃除して常時良好な衛生状態が維持できるようにすることも、目的とし ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために本考案は、容器の内方に押し込まれることによ り容器本体開口を解放するバルブ手段を設け、バルブ作動ボタンの押し込み動作 に連動して、このバルブ手段のバルブ体が開放位置に移動し、同時に、注出口カ バー部材が注出口を開ける開位置に揺動するように構成するとともに、押し込ま れたバルブ作動ボタンが栓ボディー部に対して係合してこのような解放状態が維 持されるように構成している。
【0008】 また、前記バルブ手段を弾性部材で閉塞位置側に付勢する構成とするとともに 、上記解放状態において前記注出口カバー部材のカバー部を閉じ位置に押し込む 操作により、前記注出口カバー部材がバルブ作動ボタンの係合状態を解除して、 前記弾性部材の復元力により前記バルブ手段が逆に閉塞位置に戻るように構成し ている。また、内容物の注出は、栓ボディー部の中空部の外周に形成した注出口 という最小限の空間により行うようにしている。
【0009】 さらに、前記バルブ手段は、ラッチ部の係合により前記バルブ体を前記バルブ ロッドの先端に着脱自在に取り付ける締結部材を備え、使用者の意図によってバ ルブ体が分解可能な構成としている。
【0010】
【作用】
上記のような構成による本考案は、栓全体を開け、またはある程度開放して内 容物を注出させる従来の技術と相違して、バルブ作動ボタンの単純な押し込み操 作により、バルブ手段のバルブ体が解放位置に移動するとともに、注出口カバー 部材が開位置に揺動して注出口が解放された状態に維持され、また、注出口カバ ー部材を単純に押し込む操作により、開放された注出口が閉じ状態に戻り、バル ブ体は閉塞位置に戻る。しかも、バルブ手段のバルブ体が容器本体の内方に移動 することにより容器本体開口を解放するものであるため、容器本体内の圧力が低 下しても、この圧力低下によりバルブ体に加わる力は、バルブ体を解放位置に向 かわせる向きに働き、バルブ作動ボタンを押し込むのに必要な力を増加させず、 かえって減少させる。このため、栓全体を開けることなく、しかも煩わしい操作 を必要とすることなく、内容物を前記注出口から注出できる。さらに、内容物の 注出は、栓ボディー部の中空部の外周に形成した注出口という最小限の空間によ り行うようにしているため、外部空気との接触が極小化されて、保温効果の増大 を実現できる。
【0011】 また、前記バルブ手段を、前記バルブ体を前記バルブロッドの先端に着脱自在 に取り付ける締結部材を備える構成とした場合には、使用者の意図によってバル ブ体が分解可能となり、いつでも前記バルブ体を分解して内部の異物やごみ等を 掃除できる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を具現するための望ましい実施例を添付図面に基づいて説明する 。
【0013】 図1は本考案の実施例である魔法瓶用栓を図示した分解斜視図であり、仮想線 で図示された符号1は魔法瓶の容器本体を示す。
【0014】 容器本体(1)の内容物を注出するための開口には、本考案の実施例である栓 が螺合により取り付けられている。すなわちこの実施例の栓は、容器本体(1) の開口の外周に螺合可能なボディーカバー部(3)を有し、このボディーカバー 部(3)を螺合させることで前記開口に取り付けられる。このボディーカバー部 (3)の内部には、容器本体(1)を開閉させるバルブ手段(7)を備えた栓ボ ディー部(5)が設置されている。ここで、栓ボディー部(5)は、図5に示す ように、ボディーカバー部(3)が容器本体(1)の開口の外周に螺合させられ る際に、容器本体(1)の開口内に下端側を内方にして密に挿入される。
【0015】 また、栓ボディー部(5)には内容物の注出通路になる注出口(51)が形成 されており、ほぼ中央部位に形成された中空部(53)にはバルブ手段(7)が 配置されている。ここで、注出口(51)は、図5に示すように、中空部(53 )の外周に中空部(53)とは隔絶されて設けられ、栓ボディー部(5)の下端 側開口に連通し上端側に開口している。
【0016】 バルブ手段(7)は、中空部(53)に沿って栓ボディー部(5)の中心軸線 方向に滑動可能に設置されて、その上側に配置されているバルブ作動ボタン(9 )の押し込み操作により下方に移動する。ここでバルブ手段(7)は、図5に示 すように、中空部(53)の底部に滑動可能に支持され、上端がバルブ作動ボタ ン(9)のプッシロッド(91)の下端に接してバルブ作動ボタン(9)の下降 動作に連動するバルブロッド(71)と、このバルブロッド(71)の下端に取 り付けられて、栓ボディー部(5)の下端側開口の周縁に取り付けられたパッキ ン部材(55)と密着する閉塞位置に移動することにより容器本体(1)を密閉 させるバルブ体(73)と、バルブロッド(71)の上部外周に取り付けられ、 中空部(53)の底部との間に弾性部材(77)が設置されて前記バルブ体(7 3)に復元力を加える円盤状のワッシャ部材(75)とからなる。このバルブ手 段(7)は、バルブ作動ボタン(9)の下降動作に伴い、バルブロッド(71) がプッシロッド(91)により押し下げられることで、前記閉塞位置からバルブ 体73が栓ボディー部(5)の下端側開口から下方に離れる解放位置まで移動で きるようにその滑動範囲が設定されている。
【0017】 なお、バルブ作動ボタン(9)は図1に示すごとく、上側面がほぼ直四角形状 になっているが、本考案の技術はその形状に限られない。
【0018】 また、バルブ作動ボタン(9)は、プッシロッド(91)の両側から逆L字状 に延設され、後述するガイド(24)内に摺接するアーム部(95)を有してお り、このアーム部(95)の下端には、外向に突出して後述するガイド(24) の下端に係合するストッパ(93)と、内方下側に延びる傾斜部(97)が設け られ、これらストッパ(93)と傾斜部(97)の間には案内凹部(99)が形 成されている。
【0019】 一方、栓ボディー部(5)の上側には、注出口(51)を覆うカバー部(14 )を有する注出口カバー部材(15)が設置される。この注出口カバー部材(1 5)は、カバー部(14)の基端両側にヒンジ部(16)を備えており、このヒ ンジ部(16)が注出口(51)と中空部(53)の連結部位に形成された凹部 (57)及び後述する凹部(27)に回転可能に軸支されることにより、カバー 部(14)が注出口(51)を閉じる閉位置から注出口(51)を開ける開位置 まで揺動可能となっている。
【0020】 かかる注出口カバー部材(15)は、中空部(53)内の下方に延長形成され る延長部(21)を保有しており、この延長部(21)はカバー部(14)に対 してほぼ鈍角で斜めに形成される。延長部(21)の先端部両側からは、ほぼ直 角方向に延びるロッキング解除プッシャ(19)が形成されている。図2は、注 出口カバー部材(15)を図1におけるX−X線に沿って切断し、ロッキング解 除プッシャ(19)のみを示した図である。両方のロッキング解除プッシャ(1 9)の内面には、図2に示すごとく、内側に向かって幅が増加する方向に傾斜す る傾斜面(22)が傾斜されている。ここで、ロッキング解除プッシャ(19) は、前述したバルブ作動ボタン(9)の案内凹部(99)内に滑動可能に係合し 、傾斜面(22)が傾斜部(97)に緊密に接触するようになっている。
【0021】 また逆に、この注出口カバー部材(15)は、バルブ作動ボタン(9)の動作 時に、すなわち下方への押し込み操作時に、ロッキング解除プッシャ(19)が アーム部(95)により下方に押されることで、このバルブ作動ボタン(9)の 動きに連動してヒンジ部(16)を中心に図5において時計回りに回動して注出 口(51)を開放する開位置に移動する。
【0022】 また、注出口(51)の閉鎖は注出口カバー部材(15)のカバー部(14) を押下することにより達成されるように構成されている。すなわち、カバー部( 14)が閉位置に押し込まれると、ロッキング解除プッシャ(19)が図5にお いて反時計方向に回動して、傾斜面(22)が傾斜部(97)を中心部側、すな わちプッシロッド(91)方向に押し、各アーム部(95)を内側に撓ませてス トッパ(93)のガイド(24)への係合状態を解除するように、傾斜面(22 )の形状寸法等が設定されている。
【0023】 上述したように構成されたバルブ作動ボタン(9)と注出口カバー部材(15 )は、これらの作動をガイドするとともに支持する栓キャップ部(17)が栓ボ ディー部(5)の上側に嵌合させて取り付けられることにより、栓ボディー部( 5)に対して組み付けられる。このとき、バルブ作動ボタン(9)のボタン部分 は栓キャップ部(17)の中央に形成された孔(23)を貫通して外側、すなわ ち栓の上方に突出する。
【0024】 また、栓キャップ部(17)は孔(23)の両側にバルブ作動ボタン(9)の アーム部(95)が滑動可能に係合されるガイド(24)を保有しており、その 外側には補強部(25)が形成されている。このガイド(24)は、バルブ作動 ボタン(9)の滑動をガイドする機能とともに、その下端が押し下げられたバル ブ作動ボタン(9)のストッパ(93)に係合することにより、バルブ体73を 解放位置に保持する機能を有する。
【0025】 また、ガイド(24)は栓キャップ部(5)に設けられた切欠部(54)に係 合される。また、栓キャップ(17)には、栓ボディー部(5)の凹部(57) と同様の凹部(27)であって、栓キャップ部(17)が栓ボディー部(5)の 上側に取り付けられた状態において、凹部(57)と対向してヒンジ部16の軸 受け孔を構成する凹部(27)が形成されている。
【0026】 次に、図3によりバルブ手段7におけるバルブ体73の取付構造について説明 する。図3は本実施例の魔法瓶用栓のバルブ手段7を拡大図示した斜視図である 。
【0027】 図3に示すごとく、バルブ手段(7)は使用者の意図により分解可能に設置さ れている。すなわち、バルブ手段(7)におけるバルブロッド(71)及びバル ブ体(73)はバルブロッド(71)の下側に設けられた締結部材(72)によ り互いに着脱可能に組合されている。この締結部材(72)は、両側に延びるラ ッチ部(72´)を保有する。
【0028】 そして、バルブ体(73)の中央部位には締結部材(72)の外形と同一形状 の貫通口(74)が穿設されており、バルブ体(73)は、図3に示すようにこ の貫通口(74)に締結部材(72)を挿入した後、ほぼ90度回転させられる ことにより、裏面に締結部材(72)のラッチ部(72´)が係合することでバ ルブロッド(71)の下端に取り付けられている。
【0029】 なお、バルブ体(73)の底面には、図4に示すごとく貫通口(74)に直角 な方向に凹溝(73´)が形成されて、ここに回転したバルブ体(73)のラッ チ部(72´)がはまり込んで確実かつ安定的に係合するようになっている。
【0030】 また、バルブロッド(71)の下部には、円盤状のフランジ部(81)が設け られており、このフランジ部(81)の下面には、取り付けられたバルブ体(7 3)の上面に密着し、このバルブ体(73)の取付部分を密閉するパッキン部材 (76)が配設されている。
【0031】 なお、バルブロッド(71)はバルブ作動ボタン(9)の押し込み操作により 栓ボディー部(5)の内側で上下に滑動するわけであるが、バルブロッド(71 )の断面形状が四角形状とされることにより、このバルブロッド(71)の回転 が阻止されており、これによりバルブ体73を上述のごとく回転させて取り付け るときに、締結部材(72)が空回りしないようになっている。
【0032】 ただし、バルブロッド(71)の断面形状は四角形状に限らず、任意の多角形 状で形成できる。
【0033】 上述したように、バルブ手段(7)のバルブ体(73)は締結部材(72)の 係合解除により解体される。したがって、本実施例によれば、バルブ体(73) を随時分解して栓ボディー部(5)の内側の露出されない空間や注出口(51) を清掃し清潔に維持できる。
【0034】 次に、図5及び図6により本実施例の魔法瓶用栓の動作を説明する。図5,図 6は、図1におけるA−A線またはB−B線に沿った魔法瓶用栓の側断面図であ る。図5は栓の閉ざされた状態を、図6は開いた状態を示している。
【0035】 魔法瓶用栓の閉ざされた状態では、注出口カバー部材(15)が閉じる位置に あってカバー部(14)が注出口(51)を閉塞しており、この注出口カバー部 材(15)のロッキング解除プッシャ(19)はバルブ作動ボタン(9)のスト ッパ(93)と傾斜部(97)の間に形成された案内部(99)に挿入されてい る。
【0036】 また、バルブ作動ボタン(9)のプッシロッド(91)の下端にはバルブ手段 (7)のバルブロッド(71)の上端が当接しており、このバルブロッド(71 )はワッシャ部材(75)が弾性部材(77)により上方に押されることにより 常時上方に付勢されている。
【0037】 したがって、バルブロッド(71)に取り付けられたバルブ体(73)はこの 付勢力により栓ボディー部(5)に結合されたパッキン部材(55)に密着され て容器本体(1)を閉塞する閉塞位置に保持される。
【0038】 そして魔法瓶用栓の開いた状態は、バルブ作動ボタン(9)を押し下げる操作 により達成される。すなわち、バルブ作動ボタン(9)のプッシロッド(91) がバルブロッド(71)を押し下げると、バルブ体(73)が弾性部材(77) の付勢力に抗してパッキン部材(55)から下方に離れ、解放位置に移動する。 このとき、バルブ作動ボタン(9)のストッパ(93)が栓キャップ部(17) に形成されたガイド(24)の下端に係合することにより、バルブ体(73)が 解放位置に保持される。
【0039】 さらにこのとき、バルブ作動ボタン(9)は案内凹部(99)に挿入及び接触 されているロッキング解除プッシャ(19)を押下して回動させるため、注出口 カバー部材(15)はヒンジ部(16)を支点にして図5において時計方向に回 動して容器を開放する開位置に移動する。
【0040】 したがって、容器本体(1)に内在された内容物はパッキン部材(55)とバ ルブ体(73)の隙間から注出口(51)を通って外部に注出させることができ る。 そして反対に、注出口カバー部材(15)のカバー部(14)を押し込むと、 ロッキング解除プッシャ(19)はヒンジ部(16)を支点にして図5において 反時計回りに回動する。このとき、ロッキング解除プッシャ(19)の傾斜面( 22)が両側アーム部(95)の傾斜部(97)を中心の方へ押し、ガイド(2 4)へのストッパ(93)の係合状態を解除する。これによって、弾性部材(7 7)の付勢力が働いてバルブ手段(7)とバルブ作動ボタン(9)は前述の閉塞 状態に戻り容器本体(1)は閉塞される。
【0041】
【考案の効果】
以上説明した実施例を通じてわかるように、本考案の魔法瓶用栓によれば、ワ ンタッチの操作、すなわちバルブ作動ボタンの押し込み操作、あるいは注出口カ バー部材の押し込み操作により、容器本体の開閉が容易に行なえるので、従来の 方式において問題となっていた栓開閉時の煩わしさを新たな方式で完全に解決で きる。
【0042】 また、本考案によれば、内容物の注出時最小限の必要空間のみを開放して、外 部空気との接触を極小化することにより、保温効果の増大を実現できる。したが って、従来の技術による魔法瓶用栓より向上された保温効果及び開閉操作の容易 性を得ることができる。また、バルブ手段のバルブ体を分解可能に構成した場合 には、内部の異物等を随時容易に掃除できるので、常時清潔な衛生状態が維持で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である魔法瓶用栓を示す分解
斜視図である。
【図2】図1におけるX−X線に沿って同実施例の注入
口カバー部材を切断し、ロッキング解除プッシャのみを
示した図である。
【図3】本考案の一実施例である魔法瓶用栓のバルブ手
段を示す斜視図である。
【図4】本考案の一実施例である魔法瓶用栓のバルブ体
の裏面を示す斜視図である。
【図5】本考案の一実施例である魔法瓶用栓の動作状態
を説明する図であって、図1におけるA−A線断面図で
ある。
【図6】本考案の一実施例である魔法瓶用栓の動作状態
を説明する図であって、図1におけるB−B線断面図で
ある。
【符号の説明】
1:容器本体 5:栓ボディー部 7:バルブ手段 9:バルブ作動ボタン 14:カバー部 15:注出口カバー部材 16:ヒンジ部 17:栓キャップ部 19:ロッキング解除プッシャ 21:延長部 22:傾斜面 23:孔 24:ガイド 27、57:凹部 53:中空部 54:切欠部 71:バルブロッド 72:締結部材 72′:ラッチ部 73:バルブ体 73′:凹溝 74:貫通口 75:ワッシャ部材 77:弾性部材 91:プッシロッド 93:ストッパ 95:アーム部 97:傾斜部 99:案内凹部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心軸線上に中空部が形成され、この中
    空部の外周に一端側開口に連通し他端側に開口する注出
    口が設けられ、魔法瓶を構成する容器本体の開口内に一
    端側を内方にして密に挿入される筒状の栓ボディー部
    と、 前記栓ボディー部の中空部において前記栓ボディー部の
    中心軸線方向に滑動自在に支持され、先端に設けられた
    バルブ体が、前記栓ボディー部の一端側開口を閉塞する
    閉塞位置と、この閉塞位置よりも前記容器本体の内方で
    あって前記一端側開口を開く解放位置とに移動すること
    により、前記容器本体の開口を開閉するバルブ手段と、 前記バルブ手段を前記バルブ体が前記閉塞位置に向かう
    方向に付勢する弾性部材と、 一対のガイドが両側に設けられた孔が中央に穿設されて
    前記栓ボディー部の上側に嵌合される栓キャップ部と、 前記栓キャップ部の孔にはめ込まれて前記ガイドに沿っ
    て前記中心軸線方向に滑動可能とされ、前記容器本体の
    内方に押し込まれることにより前記バルブ手段を押し下
    げ、前記バルブ体が前記解放位置になると前記中空部に
    対して弾力的に係合するバルブ作動ボタンと、 前記栓ボディー部の注出口を覆うカバー部を有し、この
    カバー部が前記注出口を閉じる閉位置から前記注出口を
    開ける開位置まで揺動可能になるように前記栓ボディー
    部に対して支持され、前記バルブ作動ボタンが押し込ま
    れる動きに連動して前記開位置に揺動するとともに、前
    記カバー部が閉位置に押し込まれる際の揺動により、前
    記バルブ作動ボタンの前記中空部に対する係合状態を解
    除する注出口カバー部材とからなることを特徴とする魔
    法瓶用栓。
  2. 【請求項2】 前記バルブ手段は、前記中空部に滑動自
    在に支持されるバルブロッドと、前記バルブロッドの先
    端に設けられ、前記バルブ体を前記バルブロッドの先端
    に着脱自在に取り付ける締結部材とを備え、 前記締結部材は、前記バルブ体に形成された貫通口に挿
    通自在で、前記バルブ体の裏面に係合可能なラッチ部を
    有し、このラッチ部の係合により前記バルブ体を着脱自
    在に取り付けるものであることを特徴とする請求項1に
    記載の魔法瓶用栓。
  3. 【請求項3】 前記バルブ体の裏面には、前記ラッチ部
    がはまり込んで係合する凹溝が形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の魔法瓶用栓。
  4. 【請求項4】 前記バルブロッドは断面が多角形状とさ
    れていることを特徴とする請求項2に記載の魔法瓶用
    栓。
  5. 【請求項5】 前記バルブ作動ボタンは、前記中心軸線
    方向に延びて先端がバルブロッドの基端に接するプッシ
    ロッドと、前記プッシロッドの両側から延設されて前記
    ガイドに摺接するアーム部と、前記アーム部の先端外側
    に突設されて、前記バルブ体が前記解放位置になると前
    記栓キャップ部のガイド先端に弾力的に係合するストッ
    パと、前記アーム部の先端内側に形成されて、前記スト
    ッパとの間に案内凹部を形成する傾斜部とを具備してな
    り、 前記注出口カバー部材は、前記カバー部の基端両側に突
    設されて、前記栓ボディー部と前記栓キャップ部とに対
    向させて形成された凹部内に回動可能に挿通されるヒン
    ジ部と、前記カバー部の基端から前記中空部の内方に延
    びるように形成された延長部と、前記延長部の先端両側
    から延設されて、前記バルブ作動ボタンの両側の案内凹
    部にそれぞれ滑動可能に係合し、前記カバー部が閉位置
    に押し込まれる際の揺動により、各アーム部を内側に撓
    ませて前記ストッパの前記ガイド先端への係合状態を解
    除するロッキング解除プッシャとを具備してなることを
    特徴とする請求項2に記載の魔法瓶用栓。
  6. 【請求項6】 前記ロッキング解除プッシャの対向する
    両内面は、前記カバー部が閉位置に押し込まれる際の揺
    動に伴い、前記バルブ作動ボタンの傾斜部に圧接して前
    記アーム部を内側に撓ませる傾斜面とされていることを
    特徴とする請求項5に記載の魔法瓶用栓。
  7. 【請求項7】 前記栓ボディー部の中空部には、前記栓
    キャップ部のガイドがはまり込む切欠部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の魔法瓶用栓。
JP1994016675U 1994-07-14 1994-12-20 魔法瓶用栓 Expired - Lifetime JP3017838U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
KR9417438 1994-07-14
KR9418694 1994-07-26
KR1994/U/17438 1994-07-26
KR1994/U/18694 1994-07-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0916442A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Nec Corp Cpu保守システム
JP7408106B1 (ja) 2022-09-02 2024-01-05 株式会社アトラス 飲料容器

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