JP3193262U - 飲料容器の栓体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック操作部材を口栓部材の周方向にスライドさせることによって、蓋部材を閉状態にロックしたり、そのロックを解除したりするタイプの飲料容器の栓体において、ロック操作やロック解除操作を行いやすくした飲料容器の栓体を提供する。【解決手段】容器本体CBに螺着される内側部材及び内側部材を覆うように、所定間隔を開けて上下に配置された上側環状部13a及び下側環状部13bを有する外側部材13を備えた口栓部材10と、口栓部材10にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた蓋部材20と、蓋部材20を開閉させる開閉機構30と、蓋部材20を閉状態にロックする環状のロック操作部材41を有するロック機構40とを備え、ロック操作部材41は、外側部材13の上側環状部13aと下側環状部13bとに挟み込まれた状態で、ロック位置とロック解除位置との間で、内側部材の外周面を周方向にスライド可能に支持されている。【選択図】図1

Description

この考案は、携帯用魔法瓶や水筒等の携帯用飲料容器に採用されている、容器本体に装着される口栓部材にヒンジを介して蓋部材が開閉可能に取り付けられた、直飲みタイプの飲料容器の栓体に関する。
この種の栓体としては、例えば、特開2010−241461号公報に開示されたものがある。この栓体は、図7及び図8に示すように、容器本体61に装着される口栓部材62と、この口栓部材62の後部にヒンジを介して片開き可能に取り付けられた蓋部材63と、この蓋部材63を開閉させる開閉機構64と、蓋部材63を閉状態にロックするロック機構65とを備えている。
前記開閉機構64は、蓋部材63に設けられた係止部64aと、蓋部材63を閉じることによって係止部64aに係合して蓋部材63を全閉位置に位置決めする、口栓部材62に出没自在に取り付けられた開閉操作部材64bと、開閉操作部材64bの全体を、閉じた状態の蓋部材63の係止部64aに係合する方向に付勢するコイルバネ64cとを有しており、開閉操作部材64bを、コイルバネ64cの付勢力に抗して押し込むことによって係止部64aに対する係合が解除されるようになっている。
前記ロック機構65は、図9(a)、(b)に示すように、ロック位置とロック解除位置との間で、周方向にスライド可能に口栓部材62に取り付けられたロック操作部材65aを備えており、このロック操作部材65aは、開閉操作部材64bが蓋部材63の係止部64aに係合した状態でロック位置にスライドさせたときに、開閉操作部材64bの押込操作を阻止する押込規制部65bを有している。従って、ロック操作部材65aを周方向にスライドさせることで、蓋部材63を閉状態にロックしたり、そのロックを解除したりすることができるようになっている。
前記口栓部材62は、容器本体61に螺着される内側部材62aと、この内側部材62aを覆う外側部材62bとから構成されており、内側部材62aと外側部材62bとの間に形成される空間内に、ロック機構65を構成しているロック操作部材65aが収容されている。
前記外側部材62bには、ロック操作部材65aの操作窓Wが形成されており、この操作窓Wに露出したロック操作部材65aの操作部65cを操作することによって、ロック操作部材65aを、ロック位置とロック解除位置との間で、周方向にスライドさせるようになっている。
特開2010−241461号公報
しかしながら、外側部材62bに形成された操作窓Wは、指先の腹が接触する程度の大きさで比較的小さく、操作窓Wに露出している操作部65cを指先で周方向に動かすことによってロック操作部材65a全体をスライドさせなければならないので、指先にある程度の力が必要になり、ロック操作やロック解除操作がしづらいといった問題がある。
そこで、この考案の課題は、ロック操作部材を口栓部材の周方向にスライドさせることによって、蓋部材を閉状態にロックしたり、そのロックを解除したりするタイプの飲料容器の栓体において、ロック操作やロック解除操作を行いやすくすることにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る考案は、容器本体に装着される口栓部材と、前記口栓部材にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた蓋部材と、前記蓋部材を開閉させる開閉機構と、前記蓋部材を閉状態にロックするロック機構とを備え、前記ロック機構は、ロック位置とロック解除位置との間で、周方向にスライド可能に前記口栓部材に取り付けられたロック操作部材を有し、前記ロック操作部材の外周面は、前記口栓部材の全周の1/2以上が露出していることを特徴とする飲料容器の栓体を提供するものである。
また、請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案の飲料容器の栓体において、前記ロック操作部材は、外周面における露出部分に、凹部、凸部または凹凸部が形成されていることを特徴としている。
また、請求項3に係る考案は、請求項1または2に係る考案の飲料容器の栓体において、前記口栓部材は、前記容器本体に螺着される内側部材と、前記内側部材を覆う外側部材とを備えており、前記外側部材は、所定間隔を開けて上下に配置され、外周面側で部分的に連結された上側環状部及び下側環状部を有し、前記ロック操作部材は、前記外側部材の上側環状部と下側環状部とに挟み込まれた状態で前記内側部材の外周面をスライド可能に支持されていることを特徴としている。
また、請求項4に係る考案は、請求項1、2または3に係る考案の飲料容器の栓体において、前記ロック操作部材が、環状に形成されていることを特徴としている。
また、請求項5に係る考案は、請求項1、2、3または4に係る考案の飲料容器の栓体において、前記開閉機構は、前記蓋部材に設けられた係止部と、前記蓋部材を閉じることによって前記係止部に係合して前記蓋部材を全閉位置に位置決めする、前記係止部に対する係合を解除可能に前記口栓部材に取り付けられた開閉操作部材と、前記開閉操作部材の全体または一部を、閉じた状態の前記蓋部材の係止部に係合する方向に付勢する付勢手段とを有し、前記開閉操作部材は、前記付勢手段によって付勢されている全体または一部を、前記付勢手段の付勢力に抗して押し込むことによって前記係止部に対する係合が解除されるようになっており、前記ロック操作部材は、前記開閉操作部材が前記蓋部材の係止部に係合した状態でロック位置にスライドさせたときに、前記開閉操作部材の押込操作を阻止する押込規制部を有していることを特徴としている。
以上のように、請求項1に係る考案の飲料容器の栓体は、ロック機構を構成している、ロック位置とロック解除位置との間で、周方向にスライド可能に口栓部材に取り付けられたロック操作部材の外周面が、口栓部材の全周の1/2以上露出しているので、露出している外周面を親指と人差し指で掴んでロック操作部材をスライド操作することができ、ロック操作部材を指先でスライド操作しなければならない従来の飲料容器の栓体に比べて、ロック及びロック解除の操作性に優れている。
また、請求項2に係る考案の飲料容器の栓体は、ロック操作部材の外周面における露出部分に、凹部、凸部または凹凸部が形成されているので、露出している外周面を親指と人差し指で掴んでロック操作部材をスライド操作する際、凹部、凸部または凹凸部の存在によってロック操作部材が滑りにくく、確実にスライド操作を行うことができる。
また、請求項3に係る考案の飲料容器の栓体は、口栓部材の外側部材を構成している、所定間隔を開けて上下に配置され、外周面側で部分的に連結された上側環状部及び下側環状部に挟み込まれた状態で、ロック操作部材が内側部材の外周面をスライド可能に支持されているので、口栓部材を掴む感覚でロック操作部材を掴んでスライド操作でき、使い勝手が良い。
また、請求項4に係る考案の飲料容器の栓体は、ロック操作部材が環状に形成されているので、口栓部材の内側部材に嵌め込むことで、口栓部材に容易に取り付けることができるという利点がある。
また、請求項5に係る考案の飲料容器の栓体は、ロック操作部材をロック位置及びロック解除位置にそれぞれ位置決めする位置決め機構を備えているので、ロック操作部材がロック位置やロック解除位置から中間位置に容易に移動することがなく、知らないうちにロックが解除されて飲料が漏れ出すといった不測の事態を防止することができる。
(a)はこの考案に係る栓体の一実施形態が容器本体に装着された飲料容器を示す部分正面図、(b)は同上の飲料容器を示す部分側面図である。 図1(a)のX−X線に沿った断面図である。 同上の栓体を示す分解斜視図である。 (a)は同上の栓体を構成している口栓部材とロック操作部材との関係(ロック解除状態)を示す横断面図、(b)は同上の口栓部材とロック操作部材との関係(ロック解除状態)を示す縦断面図である。 (a)は同上の栓体を構成している口栓部材とロック操作部材との関係(ロック状態)を示す横断面図、(b)は同上の口栓部材とロック操作部材との関係(ロック状態)を示す縦断面図である。 (a)は同上の栓体を構成しているロック操作部材の位置決め機構(ロック解除状態)を示す斜視図、(b)は同上の位置決め機構(ロック状態)を示す斜視図である。 従来の栓体が容器本体に装着された飲料容器を示す部分斜視図である。 同上の栓体を示す縦断面図である。 (a)は同上の栓体におけるロック解除状態を示す横断面図、(b)は同上の栓体におけるロック状態を示す横断面図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1(a)、(b)は、この考案に係る栓体1が容器本体CBに装着された飲料容器の上部を示している。
前記栓体1は、図1〜図3に示すように、容器本体CBに装着される口栓部材10と、この口栓部材10にヒンジ1aを介して開閉可能に取り付けられた蓋部材20と、この蓋部材20を開閉させる開閉機構30と、蓋部材20を閉状態にロックするロック機構40とを備えており、蓋部材20はヒンジ1a部分に取り付けられた一対のねじりバネ1bによって、常時、開方向に付勢されている。
前記口栓部材10は、同図に示すように、容器本体CBの小径の口部に取り付けられるベース部材11と、このベース部材11に嵌着された、上下に区画する隔壁15を有する筒状の口部材14とを備えており、隔壁15は、その前面側に容器本体CB内の液体飲料を注出するための注出孔16が形成されている。
前記ベース部材11は、容器本体CBの口部に螺合される円筒状の内側部材12と、この内側部材12の外周面を覆う外側部材13とを備えており、外側部材13は、所定間隔を開けて上下に配置された上側環状部13a及び下側環状部13bと、上側環状部13a及び下側環状部13bを前方側で部分的に連結する、上側環状部13a及び下側環状部13bの外周面から外側に張り出した正面略U字状の連結部13cとを有している。
前記口栓部材10を容器本体CBの口部に装着した状態では、口部材14の下半部が、容器本体CBの口部内に入り込んでおり、口部材14の下部外周面に形成されたフランジ部17と、容器本体CBの口部の基端部との間にリング状のパッキン18を挟み込むことによって、口栓部材10の口部材14と容器本体CBとがシールされるようになっている。
前記蓋部材20は、図1〜図3に示すように、円形状の天板の周縁部に周壁が連設された蓋本体21と、この蓋本体21の天板の内面に固着された、蓋部材20を閉じたときに口栓部材10の口部材14内に入り込む閉塞部22と、この閉塞部22に嵌着されるパッキン23とを備えており、蓋部材20を閉じたときに、パッキン23が嵌着された閉塞部22によって、口部材14の隔壁15に形成された注出孔16が密閉されるようになっている。
前記開閉機構30は、蓋部材20における蓋本体21の周壁の前面側に突出する円弧状の区画壁21aによって囲われた収容部の下端部に形成された係止爪31と、蓋本体21の区画壁21aに対応するように、口栓部材10のベース部材11を構成している外側部材13の上側環状部13a及び下側環状部13bの前面側に突出する連結部13cによって上部を除く三方が囲われた収容部内で、連結部13cに揺動自在に軸支された、係止爪31に係合可能な係合凹部33を上部に有する開閉操作部材32と、外側部材13の収容部と開閉操作部材32との間に配設された、開閉操作部材32における揺動軸34よりも下側部分を外側(前方側)に付勢するコイルバネ35とを備えており、開閉操作部材32は、その係合凹部33が形成された上部が外側部材13の連結部13cによって囲われた収容部の上方側に張り出している。
従って、開いた状態の蓋部材20を閉じると、口栓部材10に取り付けた開閉操作部材32の係合凹部33よりも上端側が、蓋部材20に形成された係止爪31に接触することによって、開閉操作部材32の上端部が外側に押し広げられながら係止爪31を乗り越えて係合凹部33が係止爪31に係合し、これによって蓋部材20が全閉位置に位置決めされるようになっている(図2参照)。
また、蓋部材20が全閉位置に位置決めされた状態で、コイルバネ35の付勢力に抗して開閉操作部材32の下部を押し込むと、開閉操作部材32が回動して係止爪31に対する係合凹部33の係合が解除されるので、ねじりバネ1bの付勢力によって、蓋部材20が全開位置まで開くようになっている。
前記ロック機構40は、図3〜図6に示すように、口栓部材10のベース部材11を構成している内側部材12に外嵌めされた、外側部材13と略同一周長を有する環状のロック操作部材41を有しており、このロック操作部材41は、外側部材13の上側環状部13aと下側環状部13bとに挟み込まれた状態で、ロック位置とロック解除位置との間で周方向にスライド可能に支持されている。
前記ロック操作部材41は、その外周面が口栓部材10のベース部材11を構成している外側部材13の上側環状部13a及び下側環状部13bの外周面と略同一曲面を有しており、外側部材13の連結部13cを除く、上側環状部13a及び下側環状部13bに対応する部分(外側部材13の全周の90%弱)が露出している。
前記ロック操作部材41の外周面には、周方向に所定間隔を開けて形成された上下方向に延びる一対の凸部41aと、この一対の凸部41a間に形成された凹部41bとを備えており、この凸部41a及び凹部41bが、ロック操作部材41を周方向にスライド操作する際の滑り止めの機能を果たしている。
前記ロック操作部材41は、図3及び図6(a)、(b)に示すように、上端部及び下端部がそれぞれ内側に張り出しており、その張出部の先端縁がベース部材11を構成している内側部材12の外周面に摺接している。ロック操作部材41の上下の張出部には、図4(a)及び図5(a)に示すように、ロック操作部材41の後面側に所定幅の切欠凹部41cが形成されており、この切欠凹部41c内に内側部材12の外周面に連設された上下方向に延びる突条12aが張り出すことで、ロック操作部材41がロック位置とロック解除位置との間でスライドするように、ロック操作部材41のスライド範囲が規制されている。
前記ロック操作部材41は、蓋部材20の係止爪31が開閉操作部材32の係合凹部33に係合した状態でロック位置にスライドさせたときに、開閉操作部材32の押込操作を阻止する押込規制部42を有しており、この押込規制部42が開閉操作部材32の一側部に連設された内側に突出する凸部32aに当接することで、開閉操作部材32の押込操作が阻止されるようになっている(図5(a)、(b)参照)。
この栓体1は、ロック操作部材41の押込規制部42をロック位置及びロック解除位置にそれぞれ位置決めする位置決め機構50を備えており、この位置決め機構50は、ベース部材11を構成している内側部材12とロック操作部材41との間に収容された状態で内側部材12に保持された樹脂ばね51と、この樹脂ばね51に係合する、ロック操作部材41の内面から内側に突出する嵌合凸部53とから構成されている。
前記樹脂ばね51は、内側部材12の周方向の一端側に相互に接近離反可能に弾性変形する二股部52を有しており、この二股部52の内縁には、先端部に内側に張り出す対向する2組の突起52a、52bが形成されている。
従って、図4(a)、(b)及び図6(a)に示すように、ロック操作部材41をロック解除位置にスライドさせたときに、嵌合凸部53の上下端部が二股部52を変形させながら突起52aを乗り越えて突起52a、52b間の凹部に嵌合し、これによって、ロック操作部材41がロック解除位置(押込規制部42が開閉操作部材32の凸部32aから離反した位置)に位置決めされる。
また、図5(a)、(b)及び図6(b)に示すように、ロック操作部材41をロック位置にスライドさせたときには、嵌合凸部53の上下端部が二股部52を変形させながら突起52bを乗り越えて突起52bにおける二股部52の基端部側の側縁に係合し、これによって、ロック操作部材41がロック位置(押込規制部42が開閉操作部材32の凸部32aに当接した位置)に位置決めされる。
以上のように、この飲料容器の栓体1は、ロック機構40を構成している、口栓部材10の外側部材13と略同一周長を有する環状のロック操作部材41の外周面が、外側部材13の連結部13cを除く、上側環状部13a及び下側環状部13bに対応する部分(外側部材13の全周の90%弱)が露出しているので、露出しているロック操作部材41の外周面を親指と人差し指で掴んでロック操作部材をスライド操作することができ、ロック操作部材を指先でスライド操作しなければならない従来の飲料容器の栓体に比べて、ロック及びロック解除の操作性に優れている。
また、この栓体1は、ロック操作部材41の外周面における露出部分に、一対の凸部41a及び凹部41bが形成されているので、露出している外周面を親指と人差し指で掴んでロック操作部材をスライド操作する際、凸部41a及び凹部41bの存在によってロック操作部材41が滑りにくく、確実にスライド操作を行うことができると共に、例えば、親指の腹を凹部41bに沿わせることで、指一本でのスライド操作も可能である。
また、この栓体1は、口栓部材10の外側部材13を構成している上側環状部13a及び下側環状部13bに挟み込まれた状態で、ロック操作部材41が内側部材12の外周面をスライド可能に支持されているので、口栓部材10を掴む感覚でロック操作部材41を掴んでスライド操作でき、使い勝手が良い。
また、ロック操作部材が上下方向にスライドするタイプの口栓では、飲料容器をかばん等に入れる際、ロック操作部材がかばん内の収容物品等に引っかかってスライドし、ロックが解除されるおそれがあるが、この栓体1では、ロック操作部材41が口栓部材10の周方向にスライドするようになっているので、飲料容器をかばん等に入れる際にロック操作部材41のロックが解除されにくく、かばん内で飲料が漏れ出すといった不測の事態を最小限に抑えることができる。
また、この栓体1は、ロック操作部材41が環状に形成されているので、口栓部材10の内側部材12に嵌め込むことで、口栓部材10に容易に取り付けることができ、栓体1の構造が単純化されるという利点がある。
また、この栓体1は、ロック操作部材41をロック位置及びロック解除位置にそれぞれ位置決めする位置決め機構50を備えているので、ロック操作部材41がロック位置やロック解除位置から中間位置に容易に移動することがなく、知らないうちにロックが解除されて飲料が漏れ出すといった不測の事態を防止することができる。
なお、上述した実施形態では、ロック操作部材41の外周面が、上側環状部13a及び下側環状部13bに対応する部分(外側部材13の全周の90%弱)が露出しているが、これに限定されるものではなく、親指と人差し指で掴んでロック操作部材41をスライド操作することができるためには、ロック操作部材41の外周面は口栓部材10の全周の少なくとも1/2が露出していればよい。
また、上述した実施形態では、環状のロック操作部材41を採用しているが、これに限定されるものではなく、円弧状のロック操作部材を採用することも可能である。ただし、ロック操作部材41の外周面を口栓部材10の全周の1/2以上露出させる必要があるので、その全長は、口栓部材10の周長の1/2を上回っていなければならないことはいうまでもない。
また、上述した実施形態では、ロック操作部材41をスライド操作する際に滑りにくくするために、ロック操作部材41の外周面に、周方向に所定間隔を開けて上下方向に延びる一対の凸部41aを形成すると共に、この一対の凸部41a間に凹部41bを形成しているが、これに限定されるものではなく、凹部及び凸部のいずれか一方を形成してもよく、露出している外周面全体に細かい凹凸を形成してもよい。
また、上述した実施形態では、開閉操作部材32が、口栓部材10のベース部材11を構成している外側部材13の連結部13cに揺動自在に軸支されているが、これに限定されるものではなく、開閉操作部材全体が口栓部材に出没自在に取り付けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、ロック操作部材41を反時計回りにスライドさせるとロックされ、時計回りにスライドさせるとロックが解除されるようになっているが、これに限定されるものではなく、ロック操作部材41を時計回りにスライドさせるとロックされ、反時計回りにスライドさせるとロックが解除されるように構成することも可能である。
本考案は、携帯用魔法瓶や水筒等の携帯用飲料容器等の飲料容器の栓体として利用することができる。
1 栓体
1a ヒンジ
1b ねじりバネ
10 口栓部材
11 ベース部材
12 内側部材
12a 突条
13 外側部材
13a 上側環状部
13b 下側環状部
13c 連結部
14 口部材
15 隔壁
16 注出孔
17 フランジ部
18 パッキン
20 蓋部材
21 蓋本体
21a 区画壁
22 閉塞部
23 パッキン
30 開閉機構
31 係止爪(係止部)
32 開閉操作部材
32a 凸部
33 係合凹部
34 揺動軸
35 コイルバネ
40 ロック機構
41 ロック操作部材
41a 凸部
41b 凹部
41c 切欠凹部
42 押込規制部
50 位置決め機構
51 樹脂ばね
52 二股部
52a、52b 突起
53 嵌合凸部
CB 容器本体

Claims (6)

  1. 容器本体に装着される口栓部材と、
    前記口栓部材にヒンジを介して開閉可能に取り付けられた蓋部材と、
    前記蓋部材を開閉させる開閉機構と、
    前記蓋部材を閉状態にロックするロック機構とを備え、
    前記ロック機構は、ロック位置とロック解除位置との間で、周方向にスライド可能に前記口栓部材に取り付けられたロック操作部材を有し、
    前記ロック操作部材の外周面は、前記口栓部材の全周の1/2以上が露出していることを特徴とする飲料容器の栓体。
  2. 前記ロック操作部材は、外周面における露出部分に、凹部、凸部または凹凸部が形成されている請求項1に記載の飲料容器の栓体。
  3. 前記口栓部材は、前記容器本体に螺着される内側部材と、前記内側部材を覆う外側部材とを備えており、
    前記外側部材は、所定間隔を開けて上下に配置され、外周面側で部分的に連結された上側環状部及び下側環状部を有し、
    前記ロック操作部材は、前記外側部材の上側環状部と下側環状部とに挟み込まれた状態で前記内側部材の外周面をスライド可能に支持されている請求項1または2に記載の飲料容器の栓体。
  4. 前記ロック操作部材は、環状に形成されている請求項1、2または3に記載の飲料容器の栓体。
  5. 前記ロック操作部材をロック位置及びロック解除位置にそれぞれ位置決めする位置決め機構を備えている請求項1、2、3または4に記載の飲料容器の栓体。
  6. 前記開閉機構は、
    前記蓋部材に設けられた係止部と、
    前記蓋部材を閉じることによって前記係止部に係合して前記蓋部材を全閉位置に位置決めする、前記係止部に対する係合を解除可能に前記口栓部材に取り付けられた開閉操作部材と、
    前記開閉操作部材の全体または一部を、閉じた状態の前記蓋部材の係止部に係合する方向に付勢する付勢手段と
    を有し、
    前記開閉操作部材は、前記付勢手段によって付勢されている全体または一部を、前記付勢手段の付勢力に抗して押し込むことによって前記係止部に対する係合が解除されるようになっており、
    前記ロック操作部材は、前記開閉操作部材が前記蓋部材の係止部に係合した状態でロック位置にスライドさせたときに、前記開閉操作部材の押込操作を阻止する押込規制部を有している請求項1、2、3、4または5に記載の飲料容器の栓体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017036058A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 三菱製鋼株式会社 ロック付き飲料用容器の栓体

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