JP3171651U - 飲料用容器の栓体及びこれを有する飲料用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパー部材を安定した状態で保持できる飲料用容器の栓体を提供する。【解決手段】容器本体1の上部開口部を覆う蓋本体部20の上面に設けられる取り出し口230を開閉する開閉蓋21と、開閉蓋21に形成された係合爪21aと、開閉蓋21を開放位置へ付勢するバネと、水平な支軸5周りに回転し、ロック位置とロック解除位置に切換動作するロック部材3とを備える。さらに、該ロック部材と一体形成され、係合爪21aと係合可能な被係合爪30と、ロック部材3を付勢するバネ7と、水平な支軸6に対して上下方向にスライド移動し、ロック部材3がロック解除位置へ移動するのを阻止する阻止位置と、許容する許容位置に切り換え動作可能なストッパー部材4と、を備える。また、ストッパー部材4には、第2支軸6がガイドされるガイド孔が形成され、ストッパー部材4がスライド移動する時にクリック部43が第2支軸6を乗り越えるように構成し、かつ、クリック部43がストッパー部材4に一体形成される。【選択図】図3

Description

本考案は、飲料が収容される容器本体の上部に着脱自在に装着される飲料用容器の栓体及びこれを有する飲料用容器に関するものである。
マグボトル等の飲料用容器の容器本体の上部に取り付けられる栓体として、例えば、下記特許文献に開示される栓体が知られている。容器本体の上部の開口部には、ねじ機構により着脱自在な被嵌体(蓋本体部に相当)が取り付けられており、その上面に飲口部が形成されている。この飲口部を開閉するための開閉蓋が設けられており、開閉蓋を閉じた位置に係止するための解除押動部(ロック部材に相当)が設けられる。解除押動部を押すことで開閉蓋を開くことができるが、飲料用容器の携帯時に解除押動部に触れて、不意に開閉蓋が開いてしまい、場合によっては中身の飲料がこぼれることを防止するため、別にストッパー部(ストッパー部材に相当)が設けられている。
このストッパー部は、解除押動部に当接させることで、解除押動部の押動作動を阻止するものである。開閉蓋を開くときには、ストッパー部を下方にスライド移動させることで上記阻止状態を解除する。これにより、解除押動部を押すことができ、開閉蓋を開かせることができる。このように、ロック部材とストッパー部を設けることで、安全性を高めている。
特許第4143383号
上記ストッパー部は、上下方向にスライド移動でき、上の位置(解除押動部の押動作動を阻止する阻止位置)と下の位置(解除押動部の押動作動を許容する許容位置)の間を移動することができる。上の位置でストッパー部をどのように保持するのかは上記特許文献1には明示されていないが、ストッパー部を解除押動部に当接させることで、摩擦力により保持するものと推定される。また、ストッパー部を解除押動部に当接させることで、ユーザーも上記阻止位置にストッパー部を移動したものと認識できる。
しかしながら、ストッパー部を解除押動部に当接させる構成では、安定的にストッパー部を阻止位置に保持しておくことは難しい。この点は、許容位置についても同様である。
本考案は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、簡易な構成で、ストッパー部材を安定した状態で所定の位置に保持することができる飲料用容器の栓体及びこれを有する飲料用容器を提供することである。
上記課題を解決するため本考案に係る飲料用容器の栓体は、
飲料用容器の容器本体の上部に取り付けられる栓体であって、
容器本体の上部開口部を覆うように形成される蓋本体部と、
この蓋本体部の上面に設けられる飲料取り出し口と、
この飲料取り出し口を開放する位置と閉鎖する位置に切り換え動作可能な開閉蓋と、
この開閉蓋を回転可能に軸支する蓋支持部と、
開閉蓋に形成された係合部と、
開閉蓋を前記開放する位置へ付勢する第1付勢部材と、
前記蓋本体部の側面に設けられ、水平に設定された第1支軸周りに回転可能であり、ロック位置とロック解除位置に切り換え動作可能なロック部材と、
このロック部材に一体形成され、前記ロック位置において前記係合部と係合可能な被係合部と、
ロック部材をロック位置に付勢する第2付勢部材と、
ロック部材の下方に設けられ、水平に設定された第2支軸に対して上下方向にスライド移動可能であり、前記ロック部材がロック解除位置へ移動するのを阻止する阻止位置と、ロック解除位置へ移動するのを許容する許容位置に切り換え動作可能なストッパー部材と、を備え、
前記ストッパー部材には、第2支軸がガイドされる上下長孔状のガイド孔が形成され、
前記ストッパー部材が阻止位置と許容位置の間を移動するときに、クリック部が前記第2支軸を乗り越えるように構成し、かつ、前記クリック部がストッパー部材に一体形成されていることを特徴とするものである。
この構成による飲料用容器の栓体の作用・効果を説明する。栓体は、容器本体の上部に取り付けられる。栓体は、飲料取り出し口が設けられた蓋本体部を有しており、この飲料取り出し口は、開閉蓋により開閉される。開閉蓋を閉じて飲料取り出し口を閉鎖する場合、ロック部材とによりロックされる。ロック部材は、ロック位置とロック解除位置に切り換え可能である。また、また、ストッパー部材が設けられており、阻止位置と許容位置に切り換え可能である。ストッパー部材が阻止位置にあるときは、ロック部材をロック位置からロック解除位置に切り換えることができない。ストッパー部材を許容位置に切り換えることで、ロック部材をロック解除位置に切り換えることができる。これにより、開閉蓋が開き方向に移動することができ、飲料取り出し口を露出させることができる。
また、ロック部材の下方にストッパー部材が配置されており、ロック部材は水平に設定された第1支軸周りに回転可能に取り付けられ、ストッパー部材は水平に設定された第2支軸に対して上下方向にスライド移動可能に取り付けられている。このストッパー部材が阻止位置と許容位置の間を移動する時にクリック部を第2支軸が乗り越えるように構成されている。従って、このクリック部を設けることで、ストッパー部材を阻止位置と許容位置で安定した状態で保持することができる。また、クリック部は、ストッパー部材に一体形成されている。従って、簡素な構成でクリック感触を実現することができる。その結果、簡易な構成で、ストッパー部材を安定した状態で所定の位置に保持することができる飲料用容器の栓体を提供することができる。
本考案に係る前記ガイド孔は、ストッパー部材の左右に一対形成され、第2支軸がガイド孔の上端に位置する時が許容位置に相当し、ガイド孔の下端に位置する時が阻止位置に相当し、前記クリック部により第2支軸が許容位置と阻止位置の夫々で安定的に保持されるように構成されることが好ましい。
上下長孔状のガイド孔に沿って第2支軸が相対的に移動する。ストッパー部材を下方に移動させた時は、第2支軸はガイド孔の上端に位置し、上方に移動させた時は、第2支軸はガイド孔の下端に位置する。それぞれの位置で、ストッパー部材はクリック部の機能により安定した状態で保持される。
本考案に係る前記クリック部は、根元部分から片持ち梁的に上方に延びた弾性変形腕部を有しており、ストッパー部材がスライド移動する時に、この弾性変形腕部の先端部分が第2支軸により変形し、かつ、第2支軸を乗り越えることでクリック感触を出すように構成したことが好ましい。
クリック部として、上記のように片持ち梁的に上方に延びた弾性変形腕部により形成することができる。この腕部が変形することで、第2支軸がクリック部を乗り越えることができる。このような弾性変形腕部をストッパー部材に一体形成することで、専用の部材を設けることなく、クリック機能を持たせることができる。
本考案において、前記弾性変形腕部の先端部分には、第1係合面と第2係合面が形成されており、前記許容位置においては、ガイド孔の上端と第1係合面により第2支軸を保持し、前記阻止位置においては、ガイド孔の下端と第2係合面により第2支軸を保持するように構成したことが好ましい。
かかる第1係合面と第2係合面を弾性変形腕部の先端部分に形成することで、ストッパー部材を阻止位置と許容位置の夫々で確実に保持することができる。
飲料用容器の外観構成を示す斜視図(開閉蓋を閉じた状態) 飲料用容器の外観構成を示す斜視図(開閉蓋を開いた状態) ロック機構の構成を示す縦断面図 ロック機構の構成を示す分解斜視図 ストッパー部材の(a)側面図および(b)中央断面図を示す拡大図 ロック解除した状態を示す栓体の縦断面図 ストッパー部材の動作を示す図
本考案に係る飲料用容器の栓体及びこれを有する飲料用容器の好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、飲料用容器の外観構成を示す斜視図(開閉蓋を閉じた状態)を示し、図2は、飲料用容器の外観構成を示す斜視図(開閉蓋を開いた状態)を示す。
<飲料用容器の外観>
飲料用容器Aは、容器本体1の上部に栓体2が取り付けられる。栓体2は、容器本体1の上部開口部を覆うように形成される第1蓋本体部20と、容器本体1に収容される飲料の取り出し口(図1、図2では不図示)と、この飲料取り出し口(以下、「取り出し口」と省略)を開閉する開閉蓋21を備えている。図1は、開閉蓋21を閉じて取り出し口を閉鎖した状態であり、図2は、開閉蓋21を開いて取り出し口を開放した状態である。
開閉蓋21を閉じた状態に保持するためのロック機構Bが設けられており、主としてロック部材3と、このロック部材3の下方に設けられるストッパー部材4を備えている。ロック部材3の押圧部30を押すことで、開閉蓋21との係合状態を解除し、開閉蓋21を開くことができる。開閉蓋21はヒンジ軸22周りに回転可能であり、開閉蓋21を開き方向に付勢する不図示のコイルスプリング(第1付勢部材に相当)がヒンジ軸22と同軸に設けられている。このヒンジ軸22を構成する部分は、開閉蓋22を回転可能に軸支する蓋支持部に相当する。
ストッパー部材4は、上下方向にスライド移動可能であり、ロック部材3によるロック解除を阻止する機能を有する。図1における上位置がロック部材3によるロック解除を阻止する阻止位置、下位置がロック解除を許容する許容位置に相当する。
<ロック機構の構成>
栓体2のロック機構Bの構成を説明する。図3は、ロック機構の構成を示す縦断面図である。図4は、ロック機構の構成を示す分解斜視図である。開閉蓋21のヒンジ軸22と反対側には、ロック部材3の被係合爪31(被係合部に相当)と係合可能な係合爪21a(係合部に相当)が形成されている。
ロック部材3は、水平に設定される第1支軸5周りに回転可能に軸支されている。ロック部材3の水平方向の左右両側には、第1支軸5を貫通させるための軸受部32が設けられている。また、ロック部材3の裏面側には、圧縮コイルスプリング7(第2付勢部材に相当)が設けられる。この圧縮コイルスプリング7により、図3において、ロック部材3は第1支軸5周りに時計方向に付勢される。すなわち、ロック部材3の被係合爪31が係合爪21aを係合(ロック)する方向に付勢する。
ロック部材3の押圧部30を指で押すことにより、ロック部材3を第1支軸5周りに反時計方向に回転させることで、上記係合状態を解除することができる。係合を解除することで、開閉蓋21はヒンジ軸22の位置に配置されたコイルスプリングの付勢力により、開き方向に回転し、図2に示す状態になる。以上のように、ロック部材3は開閉蓋21をロックしたロック位置(図3に示す位置)とロックを解除したロック解除位置に切り換え可能である。
図4には、蓋支持部20が示されており、ロック部材3とストッパー部材4を配置するために、垂直に一体形成された一対のガイド壁200を有する。一対のガイド壁200の間に、ロック部材3やストッパー部材4を配置するための空間部が形成される。ガイド壁200の上部側には、第1支軸5を取り付け支持するための支持穴201が形成される。突出部202は、ロック部材3の時計方向の回転を規制するものであり、ロック部材3の裏面側がこの突出部202に当接することで、これ以上時計方向に回転できないように構成される。バネ支持ボス203は、前述の圧縮コイルスプリング7を位置決めした状態で保持するためのものである。
ストッパー部材4は、水平に設定される第2支軸6に対して上下方向にスライド移動可能に取り付けられる。第2支軸6は、ガイド壁200の下部側に形成された支持穴204により取り付け支持される。ストッパー部材4には、指で操作する操作部40と、ロック部材3の操作を阻止する阻止部41が一体形成されている。
図5は、ストッパー部材4の(a)側面図および(b)中央断面図を示す拡大図である。ストッパー部材4の左右の両側面には、上下長孔状(長円状)のガイド孔42が形成されている。このガイド孔42が、第2支軸6に沿って相対的に上下方向に移動する。また、ストッパー部材4は左右方向の中央部でかつ裏面側に、弾性変形腕部として形成されているクリック部43が一体形成される。クリック部43は、根元部分44から上方に片持ち梁的に伸びており先端部分は弾性変形することができる。先端部分には、第1係合面43aと第2係合面43bが形成されている。第2支軸6が、先端部分の第1係合面43aまたは第2係合面43bを乗り越えるときにクリック部43が弾性変形し、クリック感触を出すようにしている。
ガイド孔42とクリック部43の側面から見た時の位置関係は図5(a)に示されている。長円状のガイド孔42の左側端縁からクリック部43の先端部分が少しのぞいている形になっている。ガイド孔42の幅と第2支軸6の直径はほぼ同じ寸法であるので、第2支軸6が相対的にガイド孔42の上端から下端(あるいはその逆)に移動する時に、クリック部43の先端部分を左方向に移動させる(弾性変形させる)ことになる。
ストッパー部材4の左右両側は、ロック部材3と同様に一対のガイド壁200によりガイドされる。また、ストッパー部材4の裏面側は、第1蓋本体部20に形成されたガイド面205によりガイドされる。
図3に示す状態では、ストッパー部材4の阻止部41は、ロック部材3の下部裏面側に入り込んでいる。従って、ロック部材3の押圧部30を押しても阻止部41が存在するため、ロック部材3を反時計方向に回転させることができない。すなわち、阻止部41により、ロック部材3をロック位置からロック解除位置へと切り換え動作させることができない。
ストッパー部材4を下方にスライド移動させると、阻止部41がロック部材3の裏面から退避するので、ロック部材3を回転操作できるようになる。従って、図3において示すストッパー部材4の位置は、ロック部材3がロック解除位置へ移動するのを阻止する阻止位置に相当し、下方に移動させた位置は、ロック解除位置へ移動するのを許容する許容位置に相当する。
また、図3において、ロック部材3とストッパー部材4とは必ず隙間が形成されている。すなわち、ストッパー部材4が阻止位置にあるとき、ロック部材3の最下面3aと阻止部41の上面41aには、わずかな隙間が形成され、ストッパー部材4を許容位置から阻止位置へ移動した時にストッパー部材4がロック部材3に当接しないように設定されている。また、阻止部41の阻止面41bもロック部材3の裏面に当接しないように設定されている。これにより、ストッパー部材4は、ロック部材3に干渉されることなく、上下方向にスライド移動することができる。
<ロック機構以外の構成>
次に、ロック機構B以外の構成について説明する。図4に示すように第1蓋本体部20の内壁面には雌ねじ206が形成されている。この雌ねじ206は、容器本体1の上部外壁面に形成された雄ねじ1aと螺合する。これにより、第1蓋本体部20すなわち、栓体2は容器本体1に対して着脱自在に取り付けられる。
図4に示すように、第1蓋本体部20は中央に開口部207が形成され、略円筒形となっている。また、ヒンジ軸22が取り付けられる箇所にはヒンジ取り付け部208が形成される。上記開口部207には、飲料取り出し口230等が形成される第2蓋本体部23が取り付けられており、第1蓋本体部20と第2蓋本体部23は、一体化した状態で結合される。これら第1蓋本体部20と第2蓋本体部23は、容器本体1の上部に取り付けられる蓋本体部に相当する。
第2蓋本体部23の上部には円筒形の突出壁231が形成される。突出壁231は、ヒンジ側が低く、ロック機構側に行くほど徐々に高くなるように形成されている。突出壁231の内側に底面232が形成され、その底面232の前方側(ロック機構側)に飲料取り出し口230が形成される。飲料取り出し口230は、円形の開口孔として形成される。
飲料取り出し口230の後方側、ヒンジ部の前方側に弁機構8が設けられる。弁機構8は、上下動可能な弁体80を備える。弁体80は、底面232に形成された貫通孔233に上下方向に摺動可能に嵌合されている。弁体80の下部にはパッキン部材81が取り付けられている。また、弁体80の上部にはバネ受け体82が取り付けられており、底面23とバネ受け体82の間にコイルバネ83が配置される。これにより、コイルバネ83の付勢力で弁体80は常時上方に付勢される。従って、パッキン部材81が底面232の裏面をふさぐ形になるので、弁は閉じた状態になる。なお、バネ受け体82の上面には、複数個の穴が形成されている。弁体80が開いた時は、この穴を介して内部空間と連通するように構成される。
開閉蓋21の裏面には、パッキン支持体24が一体的に取り付けられており(図6参照)このパッキン支持体24を覆うようにパッキン部材25がはめ込まれている。パッキン支持体24の飲料取り出し口230に対応する位置には突出部24aが形成されている。これに対応してパッキン部材25にも突出部25aが形成される。図3に示すように、開閉蓋21を閉じたときは、パッキン部材25の突出部25aが飲料取り出し口230に嵌り込み、容器内部を密封している。
また、開閉蓋21を閉じたとき、パッキン部材25の前方側の天面部25bは、突出壁231の上端面234に接しており、この部分を密封している(図3参照)。
この弁機構8は次のような場合に作用する。例えば、容器本体1の内部に熱い飲料を収容したとする。その後、開閉蓋21を閉じて長い時間が経過すると、熱い飲料も徐々に冷めて来る。そうすると、内部圧力が低下するので開閉蓋21が飲料取り出し口230の部分で吸引される方向に力が作用する。この状態でロック機構Bを解除しても、開閉蓋21が引っ張られている状態なので、開閉蓋21を開けにくい。そこで、上記のような弁機構を設けておけば、内部圧力が低下した時に、コイルバネ83の付勢力に抗して弁体80が下方に下がる。これにより、容器内部が弁体80の外側と通じるので圧力が上昇し、開閉蓋21を開けやすくなる。
第2蓋本体部23の最下部に設けられたリンク溝には、リング状のOリング9がはめ込まれる。栓体2を容器本体1に取り付けたときに、この部分を密閉する機能を果たす。
<ロック機構の動作>
次に、ロック機構Bの動作について説明する。図3の状態は、開閉蓋21がロックされている状態である。すなわち、ロック部材3はロック位置にあり、開閉蓋21の係合爪21aがロック部材3の被係合爪31により係合されロックされた状態にある。ロック解除するためには、ロック部材3を操作してロック解除する必要がある。そのためには、ストッパー部材4を阻止位置から許容位置へと移動させる必要がある。そのためには、ストッパー部材4を図3の位置から下方で移動させる。図7は、ストッパー部材4と第2支軸6の関係を示す図である。
図3と同じ状態を図7(a)に示している。第2支軸6は、ガイド孔42の下端とクリック部43の第2係合面43bにより保持されている。飲料用容器Aを通常の姿勢で載置した時、ストッパー部材4には下方に向かう重力が作用し、下方に移動しようとするが、上記のようにクリック部43で保持されているので、安定した状態で阻止位置に保持される。すなわち、ロック部材3の裏面側に阻止部41が位置している。
次に、ストッパー部材4の操作部40を指で操作して下方に移動させる。移動する途中で第2支軸6が第2係合面43bに沿って相対的に移動し、クリック部43を弾性変形させる。これを図7(b)に示す。さらにストッパー部材4を下方に移動させると、第2支軸6は第2係合面43bを乗り越え第1傾斜面43aに到達する。これを図7(c)に示す。クリック部43は、弾性復元力により元の姿勢に復帰する。この状態は、阻止部41がロック部材3の裏面側から離脱し、ストッパー部材4が許容位置に位置している状態である。許容位置では、第2支軸6は、ガイド孔42の上端とクリック部43の第1係合面43aにより保持されている。これにより、許容位置においても、ストッパー部材4はクリック部43により安定的に保持される。
図6は、ストッパー部材4を許容位置にスライド移動させてロック部材3によりロック解除を行った後の状態を示す図である。ロック部材3をロック解除位置に移動したときの状態は、図6に想像線で示している。
本考案のようなクリック部43をストッパー部材4に一体形成することで、専用のクリック機構を設けることなく、クリック感触を得ることができる。
<別実施形態>
本実施形態では、蓋本体部を第1蓋本体部20と第2蓋本体部23の2つの部材に分けているが、これに限定されるものではなく、1つの部材で構成してもよく、3つ以上の部材で構成してもよい。
飲料取り出し口230の形状については、本実施形態のように単なる貫通孔の形状に限定されるものではない。例えば、筒状の突起部を形成して取り出し口としてもよい。
第1係合面43aと第2係合面43bの具体的な形状は特定の形状に限定されるものではない。例えば、平面でもよいし曲面に形成してもよい。クリック感触等を考慮しながら、適宜決めることができる。
A 飲料用容器
B ロック機構
1 容器本体
2 栓体
3 ロック部材
4 ストッパー部材
5 第1支軸
6 第2支軸
7 圧縮コイルスプリング
20 第1蓋本体部
21 開閉蓋
21a 係合爪
23 第2蓋本体部
30 押圧部
31 被係合爪
40 操作部
41 阻止部
42 ガイド孔
43 クリック部
43a 第1係合面
43b 第2係合面
44 根元部分
230 飲料取り出し口

Claims (5)

  1. 飲料用容器の容器本体の上部に取り付けられる栓体であって、
    容器本体の上部開口部を覆うように形成される蓋本体部と、
    この蓋本体部の上面に設けられる飲料取り出し口と、
    この飲料取り出し口を開放する位置と閉鎖する位置に切り換え動作可能な開閉蓋と、
    この開閉蓋を回転可能に軸支する蓋支持部と、
    開閉蓋に形成された係合部と、
    開閉蓋を前記開放する位置へ付勢する第1付勢部材と、
    前記蓋本体部の側面に設けられ、水平に設定された第1支軸周りに回転可能であり、ロック位置とロック解除位置に切り換え動作可能なロック部材と、
    このロック部材に一体形成され、前記ロック位置において前記係合部と係合可能な被係合部と、
    ロック部材をロック位置に付勢する第2付勢部材と、
    ロック部材の下方に設けられ、水平に設定された第2支軸に対して上下方向にスライド移動可能であり、前記ロック部材がロック解除位置へ移動するのを阻止する阻止位置と、ロック解除位置へ移動するのを許容する許容位置に切り換え動作可能なストッパー部材と、を備え、
    前記ストッパー部材には、第2支軸がガイドされる上下長孔状のガイド孔が形成され、
    前記ストッパー部材が阻止位置と許容位置の間を移動するときにクリック部が前記第2支軸を乗り越えるように構成し、かつ、前記クリック部がストッパー部材に一体形成されていることを特徴とする飲料用容器の栓体。
  2. 前記ガイド孔は、ストッパー部材の左右に一対形成され、第2支軸がガイド孔の上端に位置する時が許容位置に相当し、ガイド孔の下端に位置する時が阻止位置に相当し、前記クリック部により第2支軸が許容位置と阻止位置の夫々で安定的に保持されるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器の栓体。
  3. 前記クリック部は、根元部分から片持ち梁的に上方に延びた弾性変形腕部を有しており、ストッパー部材がスライド移動する時に、この弾性変形腕部の先端部分が第2支軸により変形し、かつ、第2支軸を乗り越えることでクリック感触を出すように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の飲料用容器の栓体。
  4. 前記弾性変形腕部の先端部分には、第1係合面と第2係合面が形成されており、前記許容位置においては、ガイド孔の上端と第1係合面により第2支軸を保持し、前記阻止位置においては、ガイド孔の下端と第2係合面により第2支軸を保持するように構成したことを特徴とする請求項2を引用する請求項3に記載の飲料用容器の栓体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の栓体を有する飲料用容器。
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