JP2006158729A - 片開きボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】 不用意なロック解除に対する安全性を確保した上で、ロック解除がロック解除部材の連続操作で簡易に行えるようにする。
【解決手段】 ボトル本体1に有した片開き蓋7をロック解除できるようにロックするロック機構8を、片開き蓋7を閉じ位置にロックするロック部材11と、ロック部材11のロック、ロック解除の動作方向Bとは異なった方向Aでの予備操作とロック解除動作方向Bでのロック部材11を伴っての本操作との連続操作でロック部材11によるロックを解除するロック解除部材12とを備えたことにより、上記の目的を達成する。
【選択図】 図4

Description

本発明はボトル本体の上端部片側を中心に開閉する片開き蓋を備えた片開きボトルに関するものである。
このようなボトルは、片手持ちして片開き蓋を開くとそのまま直飲みできるようなボトルに広く見られ、不用意な蓋開きを防止するために片開き蓋を閉じ位置にロックし、片手持ちしている手の指でロックを解除し片開き蓋を開けられるようにした片開きボトルが知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。これにより、ボトルは片手での簡易な取り扱いにより飲料を飲むことができ、携行中などに便利である。特許文献1に記載の片開き蓋は、樹脂ヒンジ部を中心に開閉でき、閉じ位置では自由端部側がボトル本体側の凹部に弾性係合して閉じ位置に保持され、片手持ちしている手の指で片開き蓋の自由端部にある突片に指を掛けて前記凹部との係合を解除することで片開き蓋を開くことができる。特許文献2に記載の片開き蓋はヒンジピンを中心に開閉でき、閉じられると自由端部側がボトル本体側にあるロック位置に付勢されているレバータイプのロックボタンに弾性係合して閉じ位置にロックされ、ロックボタンのボトル本体側へ付勢に抗して押動するロック解除操作で片開き蓋はロックが解除されて付勢により自動的に開かれる。従って、特許文献1に記載のものよりもさらに簡易に開き操作できる。しかし、ロックボタンはボトルの取り扱い上、他に当ったり、押圧されるなどボトル本体側へのロック解除方向の外力を受けやすいので、ロックボタンのロック解除操作側をそれよりも外方へ張り出したガード壁によって外力を受けにくくしているのに加え、ボトル本体の側に係止環を設け、これを閉じた片開き蓋の自由端部の突片に引っ掛けておくことで、ロックボタンがロック解除状態になって片開き蓋が不用意に開かないようにしている。
実開昭49−1358号公報 特開2003−212258号公報
しかし、特許文献1に記載のボトルでは、ボトルの取り扱い上閉じられた片開き蓋の自由端部にある突片に蓋開き方向の引っ掛かりなど外力を受けやすく、不用意に開いてしまいやすい。これは片開き蓋が半開きや全開しないまでもボトルの飲み口のシールが解除されてしまうことを意味し、携行中に漏れ出したりして衣服やバッグ内、バッグ類の中身を濡らしてしまう問題に繋がる。
特許文献2に記載のボトルは、ロック解除に対してガード壁と係止環とによる二重の安全が図られて不用意な漏れ出しの問題は解消されているが、ガード壁はロックボタンのロック解除操作の邪魔になって操作し難くする。特に、ガード壁はロックボタンの直下にあってボトル本体を片手持ちしている手指で操作するにはガード壁を越えてのロック解除操作となるので操作はよりし難く、他方の手でロック解除することになる。また、係止環はロックボタンよりも上に延びて片開き蓋を係止していてこの係止をボトル本体を片手持ちしている手の指で解くにはやはり困難であって、これも他方の手による操作になる。いずれにしても、特許文献2に記載のものは係止環の掛け外しと、ロックボタンのロック解除と2つの部材による2つの異なった操作を断続して行うしかなく、これだけでも蓋開き操作の簡易性が損なわれ、使用し難いものとなっている。
本発明の目的は、不用意なロック解除に対する安全性を確保した上で、ロック解除がロック解除部材の連続操作で簡易に行える片開きボトルを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の片開きボトルは、ボトル本体と、ボトル本体の上端部片側を中心に開閉する片開き蓋と、片開き蓋を閉じ位置にロックし、かつロックを解除できるようにしたロック機構とを備えた片開きボトルであって、ロック機構は、片開き蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、ロック部材のロック、ロック解除の動作方向とは異なった方向の予備操作とロック解除動作の方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作でロック部材によるロックを解除するロック解除部材とを備えたことを1つの特徴としている。
このような構成では、片開き蓋はロック機構のロック部材によって閉じ位置にロックすることができ、ロック部材による片開き蓋のロックは、ロック解除部材によるロック部材のロック解除動作方向とは異なった方向の予備操作、つまりロック部材によるロックの解除に関与しない余分な操作を先行させてしか解除できず、ロック解除部材にロック解除方向の不用意な外力が単に働いてもロックは解除されない。しかし、ロック解除はロック解除部材の前記予備操作と、ロック部材のロック解除動作方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作で解除できる。
本発明の片開きボトルは、また、ボトル本体と、ボトル本体の上端部片側を中心に開閉し開き方向に付勢された片開き蓋と、片開き蓋を閉じ位置にロックし、かつロックを解除できるようにしたロック機構とを備えた片開きボトルであって、ロック機構は、片開き蓋が閉じてくると付勢に抗し押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記付勢により復帰して片開き蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、ロック部材のロック、ロック解除の動作方向とは異なった方向の付勢に抗した予備操作とロック解除動作の方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作でロック部材によるロックを解除し、操作からの解放で付勢により復帰するロック解除部材と、を備えたことを別の特徴としている。
このような構成では、片開き蓋を付勢に抗して閉じると、ロック機構のロック部材は付勢に抗し一旦押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記付勢により復帰して片開き蓋を付勢に抗して閉じ位置に自動的にロックすることができ、ロック部材による片開き蓋のロックは、ロック解除部材によるロック部材のロック解除動作方向とは異なった方向の予備操作、つまりロック部材によるロックの解除に関与しない余分な操作を先行させてしか解除できず、ロック解除部材にロック解除方向の不用意な外力が単に働いてもロックは解除されない。しかし、ロック解除はロック解除部材の前記予備操作と、ロック部材のロック解除動作方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作で解除でき、ロック解除によって片開き蓋は付勢によって自動的に開く。
本発明の片開きボトルは、また、ボトル本体と、ボトル本体の上端部片側を中心に開閉し開き方向に付勢された片開き蓋と、片開き蓋を閉じ位置にロックし、かつロックを解除できるようにしたロック機構とを備えた片開きボトルであって、ロック機構は、片開き蓋が閉じてくると付勢に抗し押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記付勢により復帰して片開き蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、ロック部材に支持して設けられロック部材のロック、ロック解除の動作方向とは異なった方向の付勢に抗した予備操作とロック解除動作の方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作でロック部材によるロックを解除し、操作から解放すると付勢により復帰するロック解除部材とを備えたことを他の特徴としている。
このような構成では、片開き蓋を付勢に抗して閉じると、ロック機構のロック部材は付勢に抗し一旦押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記付勢により復帰して片開き蓋を付勢に抗して閉じ位置に自動的にロックすることができ、ロック部材による片開き蓋のロックは、ロック部材上でのロック解除部材によるロック部材のロック解除動作方向とは異なった方向の予備操作、つまりロック部材によるロックの解除に関与しない余分な操作を先行させてしか解除できず、ロック解除部材にロック解除方向の不用意な外力が単に働いてもロックは解除されない。しかし、ロック解除はロック解除部材の前記予備操作と、ロック部材のロック解除動作方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作で解除でき、ロック解除によって片開き蓋は付勢によって自動的に開く。
ロック解除部材が、予備操作前の初期位置にあるときはストッパと対向してロック解除部材のロック解除方向の本操作を阻止され、初期位置からのロック解除部材のロック解除動作方向とは異なった方向の予備操作でストッパから外れてロック部材のロック解除動作方向の本操作の阻止を解除される、さらなる構成では、
ロック解除部材とストッパとの2部材間の関係だけで、ロック解除部材の予備操作前の初期位置でのロック解除操作、本操作を阻止し、予備操作に続く本操作によってのみロック解除操作、本操作できるようにすることが実現する。
ロック部材が、予備操作前のロック解除部材との間にロック解除動作を邪魔されない関係を有している、さらなる構成では、
ロック解除部材が予備操作されず、ロック解除操作できない初期位置にあることに関係なく、片開き蓋が閉じられるときのロック部材の一時的なロック位置からの押し退けないしは退避とその後のロック位置への復帰を邪魔しないので、片開き蓋を閉じ位置にロックすることができる。
ロック解除部材が、ロック部材にロック解除操作が及ぶのを防止する位置および大きさで設けられている、さらなる構成では、
ロック部材に直接ロック解除力が及ぶのをロック解除部材によって邪魔し、ロック解除部材の操作によってだけロック解除されることを保証する。
ロック部材は、支点を中心に回動してロック、ロック解除を行うレバー部材であり、ロック解除部材が、ロック部材の支点を境にしたロック解除操作側を覆っている、さらなる構成では、
ロック部材の支点を中心にした単純で極く少ない動作により片開き蓋のロック、ロック解除ができ、ロック解除部材がロック部材の支点を境にしたロック解除操作側を覆うだけで、ロック解除部材以外によるロック解除が行われるのを阻止することができる。
ロック解除部材が、ボトル本体側方へ突出した操作部を有している、さらなる構成では、
ロック解除部材により片開き蓋のロックを解除するのに、ボトル本体側方へ突出した操作部によって方向の違う予備操作および本操作の連続操作を他の邪魔なく行える。
ロック部材のロック解除操作側を覆う大きさで、ロック部材を伴いロック解除動作方向に移動できる基材と、この基材に前記ロック部材のロック解除動作方向とは異なった方向に予備操作でき、ロック部材のロック解除動作方向には一体となるように支持され、ロック解除操作前の初期位置にあるときはストッパと対向してロック解除部材のロック解除方向の本操作を阻止され、ロック解除部材のロック解除動作方向とは異なった方向の予備操作でストッパから外れて前記本操作の阻止を解除されるロック解除操作部材とを備えた、さらなる構成では、
ロック解除部材は、その基材によってロック部材のロック解除操作側を十分な範囲で覆いながら、ロック解除操作部材を予備操作できるように支持して、予備操作後はロック部材と共に、ロック解除操作部材のロック解除操作に同動してロックが解除されるようにし、ロック解除操作部材はロック部材のロック解除操作側を覆う大きさや形状を持たなくてよいようにし、予備操作が他の邪魔になり難くする。
この場合も、ロック解除操作部材は、外方へ突出した操作部を有している、さらなる構成によって、ロック解除操作部材を小さくしても外部に突出する操作部によって予備操作、本操作の連続操作を容易に行えるようになる。
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。本発明の各特徴はそれ自体単独で、あるいは可能な限り種々な組合せで複合して採用することができる。
本発明の片開きボトルの1つの特徴によれば、片開き蓋を閉じ位置にロックでき、このロックは、ロック解除部材のロックの解除に関与しない余分な操作の先行なしにロック解除方向の不用意な外力が単に働いてもロックは解除されず安全であるし、ロック解除部材の前記予備操作と、ロック部材を伴ってするロック解除方向の本操作との連続操作で簡易に解除でき、片手持ち状態で片手操作するのに便利である。
本発明の片開きボトルの別の特徴によれば、片開き蓋を付勢に抗して閉じるとロック部材により自動的にロックでき、このロックは、ロック解除部材のロックの解除に関与しない余分な操作の先行なしにロック解除方向の不用意な外力が単に働いてもロックは解除されず安全であるし、ロック解除部材の前記予備操作と、ロック部材を伴ってするロック解除方向の本操作との連続操作で簡易に解除して片開き蓋を自動で開かれ、片手持ち状態で片手操作するのに便利である。
本発明の片開きボトルの他の特徴によれば、片開き蓋を付勢に抗して閉じるとロック部材により自動的にロックでき、このロックは、ロック解除部材のロックの解除に関与しない余分な操作の先行なしにロック解除方向の不用意な外力が単に働いてもロックは解除されず安全であるし、ロック解除部材の前記予備操作と、ロック部材を伴ってするロック解除方向の本操作との連続操作で簡易に解除して片開き蓋を自動で開かれ、片手持ち状態で片手操作するのに便利であり、ロック機構が1つのアッセンブリ部品として取り扱えボトル本体への組付の手間および構造共に簡略化する。
ロック解除部材の予備操作前後でのストッパとの位置関係の変化を利用しただけの簡単な構成によって、ロック解除部材の初期位置でのロック解除操作阻止と、予備操作後ロック解除操作阻止の解除とを実現できる。
ロック解除部材が予備操作されず、ロック解除操作できない初期位置にあっても、ロック部材は片開き蓋が閉じられたときのロック部材によるロック動作ができる。
ロック解除部材の存在でロック部材に直接ロック解除力を及ぼさせず、ロック解除部材の操作によってだけロック解除されることを保証し、不用意なロック解除に対する安全性が向上する。
ロック部材の支点による単純で極く少ない動作で片開き蓋のロック、ロック解除ができ、ロック部材のロック解除操作側が覆われるだけでロック解除部材のみによってロック解除されるようにできる。
ロック解除部材はボトル本体側方へ突出した操作部によって方向の違う予備操作および本操作の連続操作によるロック解除を他の邪魔なくさらに容易に行える。
ロック解除部材は非操作系の基材を有してロック部材のロック解除操作側を有利に覆って、しかも、ロック解除操作部材を支持して予備操作および本操作させ、この本操作時に基材およびロック部材共に同動してロックが解除されるようにし、ロック解除操作部材は基材よりも小さい予備操作しやすく他の邪魔になり難くいものとすることができる。
このようにロック解除操作部材を小さくしても、外部に突出する操作部によって予備操作、本操作の連続操作をより容易に行える。
以下、本発明の実施の形態に係る片開きボトルについて図1〜図8を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載の内容を限定するものではない。
本実施の形態の片開きボトルは、図1に示すように、内、外壁がステンレス製でそれらの間に真空断熱空間2を有した金属製のボトル本体1と、このボトル本体1の口部1aの外壁に形成した雄ねじ3に雌ねじ4をねじ合わせてシールパッキン9を介し装着した合成樹脂製の肩部材5と、この肩部材5の後部に開閉中心6を有して設けられた合成樹脂製の片開き蓋7と、片開き蓋7を閉じ位置にロックし、かつロックを解除できるようにしたロック機構8とを備えている。しかし、ボトル本体1の具体的な構造や肩部材5の有無、片開き蓋7を含む材質は本発明において特に限定されるものではない。
ロック機構8は図1〜図5に最良の例を示しているが、図6の例、図7の例を含め、ボトル本体1と片開き蓋7の自由端との割線部のボトル本体1側、具体的には肩部材5の側面に設けられて、一部が片開き蓋7側に跨った部分でロックするようにしており、片開き蓋7を閉じ位置にロックするロック部材11と、ロック部材11のロック、ロック解除の動作方向Bとは異なった方向Aでの予備操作とロック解除動作の方向Bでのロック部材11を伴っての本操作との連続操作でロック部材11によるロックを解除するロック解除部材12とを備えたことを共通の構成としている。これにより、片開き蓋7はロック部材11によって図1、図6、図7に示すように閉じ位置にロックすることができる。
ロック部材11による片開き蓋7のロックは、ロック解除部材12による図1の状態から図4(a)の状態への変化で示し、図6の実線の状態から破線の状態への変化で示し、図7の実線の状態から破線の状態への変化で示すようなロック部材11のロック解除動作方向Bとは異なった方向Aでの予備操作、つまりロック部材11によるロックの解除に関与しない余分な操作を先行させてしか解除できない。従って、ロック解除部材12にロック解除方向Aの不用意な外力が単に働いても片開き蓋7のロック部材11によるロックは解除されない。しかし、このような不用意なロック解除に対する安全を確保しながらも、ロック解除はロック解除部材12による前記予備操作と、ロック部材11を伴った図4(a)の状態から図4(b)の状態への変化で示し、図6の実線の状態から仮想線の状態の変化で示し、図7の実線の状態から仮想線の状態の変化で示すような、ロック部材11のロック解除動作方向Bの本操作と、の連続操作で容易に解除できる。
このように、各例に共通した基本的な構成によっても、片開き蓋7を閉じ位置にロックでき、このロックは、ロック解除部材12のロックの解除に関与しない余分なA方向での予備操作の先行なしにロック解除部材12にロック解除方向Bの不用意な外力が単に働いてもロックは解除されず安全であるし、ロック解除部材12の前記予備操作と、ロック部材11を伴ってするロック解除方向Bの本操作との連続操作で簡易に解除でき、片手持ち状態で片手操作するのに便利である。
これに関連して、本実施の形態の片開きボトルのボトル本体1は、片手持ちできる程度にスリム化した胴部1bを有し、口部1aは肩部材5を装着してボトル本体1の胴部1bよりもやや小径の首部1cをなし、胴部1bおよび首部1cの間のくびれ部1dを片手持ちして、片手持ちしている手の指で片開き蓋7のロック機構8によるロック解除を伴う開き操作やそれによる直飲みなどするのに扱いやすくしている。特に、片開き蓋7は口部1aの後部側にヒンジピンなどによる開閉中心6を持ち、ロック機構8は口部1aの前部側で片開き蓋7の自由端部7a側をボトル本体1側から閉じ位置にロックするようにしてあるので、ボトル本体1を片手持ちしながらその前部で片手持ちしている手の親指でロック解除部材12を解除操作して片開き蓋7を後方へ開けられるようになり、そのままボトル本体1を前側に傾けて直飲みできる便利なものとしている。しかも、片開き蓋7は肩部材5の肩部に装着した弾性体13によって開き方向の付勢を受けるようにしてあり、ロックが解除されると自動的に半開きないしは前開状態になり直ぐに直飲みなどできるようにしている。半開きでもボトル本体1を後方へ振れば片開き蓋7は自重によるモーメントによって難なく全開状態に至り直飲みなどの邪魔になることはない。また、直飲みしやすいように肩部材5はボトル本体1の口部1aよりも小さく絞った飲み口部14を一体形成しており、片開き蓋7は閉じ位置にてこの飲み口部14を自身の天井部内面に設けたシールパッキン16によって密閉できるようにしている。このシールパッキン16を利用して片開き蓋7を飲み口部14との間で開き方向に付勢することもできる。弾性体13は片開き蓋7の開閉中心の近くに位置しているので、片開き蓋7に対する小さな押圧代で大きく開かせられる利点がある。
さらに、各例に共通してロック部材11は、図1〜図4に示し、図6に示し、図7に示すようにロック位置に向け付勢するばね21を働かせ、片開き蓋7が閉じてくると図4(c)に示すように、ロック爪11aが片開き蓋7の係合部7bによってばね21の付勢に抗し一旦押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記ばね21の付勢によりロック爪11aが図4(a)のロック位置に復帰して係合部7bに係合して片開き蓋7を閉じ位置にロックするようにしている。これにより、片開き蓋7を付勢に抗して閉じると、ロック機構8のロック部材11は付勢に抗し一旦押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記付勢により復帰して片開き蓋7をその開き方向の付勢に抗して閉じ位置に自動的にロックすることができる。従って、ボトル本体1を片手持ちして他方の手で片開き蓋7をボトル本体1に対して閉じるだけで不用意なロック解除に対する安全を確保したロック状態とすることができ、そのまま携行したり、収納したりするのに安心して取り扱える。上記のような自動ロックのために係合部7bとロック爪11aの対向部には蓋閉じの際にロック爪11aを押し退けるための斜面やアール面とした滑り面7b、11bを形成している。
ロック部材11による片開き蓋7のロックを解除するロック解除部材12は、図1〜図5の例、図6の例で示すようにロック部材11に支持して設けることができ、これにより、ロック部材11による片開き蓋7のロックは、ロック部材11上であるが、既述の場合と同様にロック解除部材12によるロック部材11のロック解除動作方向Bとは異なった方向Aでの予備操作を先行させてしか解除できず、ロック解除部材12にロック解除方向の不用意な外力が単に働いてもロックは解除されないし、ロック解除はロック解除部材12の前記予備操作と、ロック部材11のロック解除動作方向Bのロック部材11を伴っての本操作との連続操作で解除できる。特に、ロック機構8が1つのアッセンブリ部品として取り扱えボトル本体1への組付の手間および構造共に簡略化する。しかし、図7に示す例のようにボトル本体1側に設けたガイド溝22などによって支持し働かせることもできる。
ロック部材11のロック、ロック解除は、スライド方式でロック爪11aが進退するようにしてもよいが、図1〜図5に示す例、図6に示す例、図7に示す例のように、支点23を中心とした回動によってロック爪11aの蓋閉じ時の片開き蓋7における係合部7bに対する退避と、蓋閉じ後のばね21の付勢による復帰との進退を行わせるレバータイプにすると、ロック部材11の支点23を中心にした単純で極く少ない動作により片開き蓋7のロック、ロック解除ができる。また、ロック解除部材12がロック部材11の支点23を境にしたロック解除操作側、つまり図示するようにロック部材11の支点23の下側を覆うだけで、ロック部材11にロック解除方向Bの外力が直接作用するようなことが回避され、ロック解除部材12の操作以外によるロック解除が行われるのを阻止することができる。これには、ロック解除部材12はロック部材11のロック解除操作側部分11cを十分に覆う位置および大きさ、形状を有していることが必要である。このようにすると、ロック部材11に直接ロック解除力が及ぶのをロック解除部材12によって邪魔し、ロック解除部材12の操作によってだけロック解除されることを保証することができ、不用意なロック解除に対する安全性が高まる。
しかし、ロック部材11のロック爪11aにボトル本体1からの引き離し側、つまり後退側への外力が万一にも働けば片開き蓋7のロックが解除されてしまうので、ロック部材11が片開き蓋7をロックした状態では図1、図6、図7に示すように片開き蓋7の側周面とロック爪11aの外面とがほぼ面一になるようにして、そのような引き離し側、後退側への外力が働かないようにしている。具体的には片開き蓋7の係合部7bを形成している部分を、ロック爪11aが片開き蓋7の側周面と面一になるまで入り込んで係合する凹部7dに形成している。
ロック解除部材12が、図1、図6の実線、図7の実線に示すように予備操作前の初期位置にあるとき、ロック部材11に対するロック解除の操作ができなくするのに、図1、図6に示す例ではボトル本体1側、具体的には肩部材5に一体成形するなどしてもうけた突起状のストッパ24に図2などで示すように対向させて、図7に示す例ではガイド溝22のストッパ部22aによって、ロック解除部材12のロック解除方向Bの本操作を阻止するようにしてあり、初期位置からのロック解除部材12のロック解除動作方向Bとは異なった方向Aでの予備操作でストッパ24やストッパ部22aとの対向位置から外れて、ロック部材11のロック解除動作方向Bでの本操作の阻止を解除されるようにしている。これにより、ロック解除部材12とストッパ24やストッパ部22aとの2部材間の関係だけで、ロック解除部材12の予備操作前の初期位置でのロック解除操作、本操作を阻止し、予備操作に続く本操作によってのみロック解除操作、本操作できるようにすることが実現する。
また、以上のような構成においてロック部材11が、ばね21の付勢によって片開き蓋7を自動ロックするには、予備操作前のロック解除部材12との間にロック部材11自体のロック解除動作、つまり蓋閉じ時の片開き蓋7によるロック解除位置への押し退けを邪魔されない関係を有している必要がある。このため、ロック解除部材12はロック解除操作が阻止される予備操作前の初期位置では、ロック部材11との間にロック部材11のロック解除動作を拘束しない遊び構造を有したものとしている。これにより、ロック解除部材12が予備操作されず、ロック解除操作できない初期位置にあることに関係なく、片開き蓋7が閉じられるときのロック部材11の一時的なロック位置からの押し退けないしは退避とその後のロック位置への復帰を邪魔しないので、片開き蓋7を閉じ位置にロックすることができ、ロック部材11にばね21などによる付勢を働かせてあるときは自動ロックすることができる。
さらに、ロック解除部材12は、ボトル本体1の側方へ突出した操作部12bを有し、このボトル本体1の側方へ突出した操作部12bによって方向の違う予備操作および本操作の連続操作によるロック解除を他の邪魔なくさらに容易に行える。
ここで、図1〜図5に示す例について詳述すると、ロック解除部材12は、ロック部材11のロック解除操作側を覆う大きさで、ロック部材11を伴いロック解除動作方向Bに移動できる基材121と、この基材121に前記ロック部材11のロック解除動作方向Bとは異なった方向Aに予備操作でき、ロック部材11のロック解除動作方向Bには一体となるように支持され、ロック解除操作前の初期位置にあるときはストッパ24と対向してロック解除部材12のロック解除方向Bの本操作を阻止され、ロック解除部材12のロック解除動作方向Bとは異なった方向Aでの予備操作でストッパ24との対向位置から外れて前記本操作の阻止を解除されるロック解除操作部材122とを備えたものとしている。これにより、ロック解除部材12は、その基材121によってロック部材11のロック解除操作側を十分な範囲で覆いながら、ロック解除操作部材122を予備操作できるように支持して、予備操作後はロック部材11と共に、ロック解除操作部材122のロック解除操作に同動してロックが解除されるようにし、ロック解除操作部材122はロック部材11のロック解除操作側を覆う大きさや形状を持たなくてよいようにし、予備操作が他の邪魔になり難くする。ここに、ロック解除部材12は非操作系の基材121を有してロック部材11のロック解除操作側を有利に覆って、しかも、ロック解除操作部材122を支持して予備操作および本操作させ、この本操作時に基材121およびロック部材11共に同動してロックが解除されるようにし、ロック解除操作部材122は基材121よりも小さい予備操作しやすく他の邪魔になり難くいものとすることができる。
さらに具体的には、ロック機構8は図2、図3に示すようなロック部材11と、基材121およびロック解除操作部材122からなるロック解除部材12との組合せよりなる。基材121はU字形枠121aとその左右の上端部に設けた取付孔121bとを有し、この取付孔121bの内側開口のまわりにはロック部材11の取付孔11dと嵌まり合って支点23を与える支点軸121cを形成している。この取付孔11dと支点軸121cとの嵌め合いによってロック部材11と基材121とが互いに回動し合えるように組み合わされる。一方、ロック解除操作部材122は平坦な背面に、基材121のU字形枠121aの内側に表裏に段差を有して形成している支持板121dの左右にあるスリット121eに弾性係合して上下にスライドできるように支持されるフック片122aが一体形成され、正面には前記操作部12bが一体成形されている。このスリット121eとフック片122aとの係合によって基材121にロック解除操作部材122が組みつけられる。以上でロック機構8は1つのアッセンブリ部品となり単体で取り扱える。
このアッセンブリ部品をなすロック機構8はボトル本体1の側面、具体的には肩部材5の側面に有した図1、図2、図4に示すような凹部31内に配置して軸32により取付孔121bにて回動できるように支持され、図1、図4に示すようにロック部材11のロック爪11aと基材121と、ロック解除操作部材122の操作部12bまわりとがボトル本体1の側面、具体的には肩部材5の側面とほぼ面一になり、操作部12bがボトル本体1の側面から側方に突出するようになる。これには基材121の表裏の段差、ロック部材11のロック爪11aとロック解除操作側部分11cとの段差が働いている。
凹部31の底面のばね受31aとロック部材11のロック解除操作側部分11cのばね受11eとの間には図1、図2、図4に示すようにばね21が働かされ、ロック部材11をその上部背面11fが凹部31の上部ストッパ縁31bに当接するロック位置に付勢するようにしている。従って、片開き蓋7が開いていて閉じ位置になくてもロック部材11は図1に示すロック位置に安定しており、片開き蓋7が閉じられてくると既述したように自動的にロックすることができる。また、基材121はこのロック部材11のロック位置への移動に際し、そのロック解除操作側部分11cによって押動されて同動し上部背面121hがストッパ縁31bに当接し、肩部材5の側面から張り出す側への回動を阻止されている。
以上から、基材121はそれに支持しているロック解除操作部材122とロック解除部材12を構成して、図1、図4(a)に示す肩部材5の側面にほぼ面一となる通常位置に常時安定することになる。また、ロック部材11はこのロック解除部材12に対し、それがロック解除操作を阻止される初期位置にあっても、片開き蓋7が閉じられてくるときの、押し退けによる図4(c)に示す単独でのロック解除動作と、蓋閉じ後のロック位置への単独の復帰動作とを邪魔されない関係、ロック解除部材12と関係なく単独でロック解除、ロックの往復動ができる関係を満足している。
一方、ロック解除操作部材122は基材121に対してそのスリット121eにフック片122aが沿って上下に摺動でき、図1に示すようにフック片122aが凹部31の底部に一体成形されたストッパ24と対向してロック解除操作が阻止される上部の初期位置から、図4(a)(b)に示すようにフック片122aがストッパ24との対向位置から外れて、図4(a)の状態から図4(b)の状態にロック解除操作できる下部位置までロック部材11のロック解除動作方向Bと異なる下向きな方向Aに予備操作できるようにしている。ロック解除操作部材122は前記の初期位置へ上動復帰できるのは勿論である。ここに、ロック解除部材12はロック解除操作部材122の図1から図4(a)への予備操作によって、基材121とロック解除操作部材122が一体となってロック部材11のロック解除操作側部分11cを伴うばね21に抗した図4(a)から図4(b)へのロック解除動作ができ、ロック解除部材12ないしはロック解除操作部材122を操作から解放すると、ロック部材11のばね21によるロック位置への復帰とともにロック解除部材12、従って、基材121およびロック解除操作部材122は図1、図4(a)のロック解除の本操作前の状態に押し戻される。
基材121における支持板121dの左右のスリット121eを形成している部分の内側が図2、図3に示すような上方へ延びる左右一対の樹脂ばね121fとなっていて、これら樹脂ばね121fの内側に屈曲した左右一対のツマミ突起121g、121gが、ロック解除操作部材122の背面の図3に示すような左右方向中央に形成した下向きの三角形をなす凸条122eを図5に示すように左右から弾性的につまむ状態にしてある。ツマミ突起121g間は、図5(a)に示すように基材121上で上動した初期位置にあるロック解除操作部材122の凸条122eと向する下部分の小さな幅程度で、ロック解除操作部材122が図5(a)の初期位置からロック解除方向Bとは異なった方向Aに図5(b)の下動位置まで本操作されるとき、ツマミ突起121gの間隔が図5(a)の状態から図5(b)の状態に樹脂ばね121fの弾性変形を伴って左右に押し広げられる。この結果、ロック解除操作部材122をロック解除操作から解放すると、樹脂ばね121fの弾性復帰力によるツマミ圧が凸条122eの両側に働いているので、凸条122eの三角形側面を上方へ滑り逃がす付勢作用をする。このためロック解除操作部材122は操作からの解放と同時に、基材121がロック解除操作部材122を伴って図4(b)のロック解除位置から図4(a)の通常位置にばね21の付勢で復帰するのに併せ、前記ツマミ突起121gの付勢作用によって基材121上の上方へスライドされて図4(a)の予備操作終了位置から図1の初期位置に復帰させられる。しかし、このようなロック部材11、ロック解除部材12、基材121、ロック解除操作部材122の復帰のための付勢手段や構造は特に限定されるものではない。
なお、弾性体13はシリコンゴムなどで肩部材5の肩部の突起5cに嵌め合わされたキャップ形状をなし、突起5cへの嵌め合わせ部がバックアップとなってそれよりも細く斜め後方に向け突出し、弾力性に富んだ先端部13aをなし、片開き蓋7の側の突片7fとの間で片開き蓋7を開き、90°を超えた安定角度に片開き蓋7自体のストッパ7eなどにより肩部材5との間で安定するようにしてある。しかし、安定角度を180°以上とすることもできる。このような自動開きのために、片開き蓋7の蓋閉じに際しては突片7fが弾性体13の先端部13aに優先的に圧接して、所定の圧接代の押圧を達成した後に、片開き蓋7のシールパッキン16が飲み口部14に圧着していくようにしいる。しかし、シールパッキン16の復元力も弾性体13に併せ片開き蓋7の押し開きに関与する。また、飲み口部14はロック機構8の側に傾けたり偏心させたりすると、片開き蓋7側による邪魔を軽減することができる。
図6に示す例について詳述する。ロック解除部材12は単体よりなり、ロック部材11に対しその窓41に脚部12dを嵌め合わせるなどして、ロック解除方向Bとは異なる方向Aでの実線の初期位置から破線の位置への予備操作ができ、かつストッパ24によってロック解除操作を阻止される実線の初期位置において、ロック部材11が蓋閉じ時の自動ロックのために、ロック解除動作およびロック動作が単独でできる遊びを持つように支持してある。一方、ロック解除部材12とロック部材11との間に図示するようなばね42を働かせれば、ロック解除操作から解放すると同時にロック解除部材12はロック部材11上で初期位置まで戻される。
図7に示す例について詳述する。ロック解除部材12は単体で、左右の角軸51をボトル本体1側に鉤型に形成したガイド溝22に嵌め入れてロック解除方向Bとは異なる方向Aでの予備操作に続いてロック解除方向Bでの本操作ができるように支持して、ロック部材11のロック解除操作側部分11cに対向させてある。これにより、実線で示す初期位置では角軸51がガイド溝22の縦向き部に位置してストッパ部22aと対向し、ロック解除方向Bの操作を阻止されているが、ガイド溝22の縦向き部に沿ってロック解除方向Bと異なる下向きの方向Aに破線位置まで予備操作されると、角軸51はストッパ部22aとの対向位置から外れてガイド溝22の横向き部に位置しロック解除方向Bに仮想線位置まで本操作できるようになる。この予備操作に連続した本操作によってロック解除部材12のロック解除操作側部分11cを押動してロック解除することができる。ロック解除部材12をロック解除操作から解放すると、ロック解除部材12はボトル本体1との間にガイド溝22の縦向き部および横向き部に対して斜め方向に働かせたばね52によって、仮想線の位置から破線の位置へ、破線の位置から実線の位置への順次に戻され初期位置に自動復帰される。ロック部材11はそのロック解除操作側部分11cがロック解除部材12と対向しているだけで、それを支持していず全く独立して蓋閉じ時の自動ロックのためのロック解除動作、ロック動作ができる。
片開き蓋7は図8に示すように片開き蓋7の側に設けた弾性体13とボトル本体1側との押圧代によって開き方向に付勢するようにもできる。この場合、片開き蓋7の開閉中心側に弾性体13が位置していることにより、片手持ちして飲料を直飲みするような場合片開き蓋7の内面が直飲みする人の顔に対面するが、邪魔にならない位置となる。
なお、本実施の形態では、ロック解除方向Bがボトル本体1の外面から内側に向き、これと異なる方向Aが下向きの縦方向であるが、どのような方向の組合せでもよいし、両方向A、Bが必ずしも直角の関係にならなくてもよい。
本発明は、片開き蓋を持った片開きボトルに実用でき、蓋のロックの安全を確保しながらもロック解除が容易に行える。
本発明の実施の形態に係る片開きボトルを示す上部の断面図である。 図1のボトルのロック機構をボトル本体のロック機構装着部とともに表側から見た分解斜視図である。 図2のロック機構の裏側から見た分解斜視図である。 図1のボトルのロック機構部を、予備操作状態と、予備操作後のロック解除を行う本操作状態と、蓋閉じ時の自動ロックのためのロック部材の単独退避状態とで示す断面図である。 図2、図3のロック機構のロック解除部材における基材とロック解除操作部材との、呼び操作前の関係状態と、予備操作後の関係状態とを示す外観正面図および一部取り除き正面図である。 本発明の片開きボトルの別のロック機構例を示す断面図である。 本発明の片開きボトルの他のロック機構例を示す断面図である。 本発明の片開きボトルの別の例を示す一部断面図である。
符号の説明
1 ボトル本体
1a 口部
5 肩部材
7 片開き蓋
7a 自由端部
7b 係合部
8 ロック機構
11 ロック部材
11a ロック爪
11c ロック解除操作側部分
11d 取付孔
12 ロック解除部材
12b 操作部
121 基材
121b 取付孔
121c 支点軸
121f 樹脂ばね
122 ロック解除操作部材
122e 凸条
13 弾性体
14 飲み口
21、52 ばね
22 ガイド溝
22a ストッパ部
23 支点
24 ストッパ
31 凹部
32 軸
41 窓
51 角軸

Claims (10)

  1. ボトル本体と、ボトル本体の上端部片側を中心に開閉する片開き蓋と、片開き蓋を閉じ位置にロックし、かつロックを解除できるようにしたロック機構とを備えた片開きボトルであって、
    ロック機構は、片開き蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、ロック部材のロック、ロック解除の動作方向とは異なった方向の予備操作とロック解除動作の方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作でロック部材によるロックを解除するロック解除部材とを備えたことを特徴とする片開きボトル。
  2. ボトル本体と、ボトル本体の上端部片側を中心に開閉し開き方向に付勢された片開き蓋と、片開き蓋を閉じ位置にロックし、かつロックを解除できるようにしたロック機構とを備えた片開きボトルであって、
    ロック機構は、片開き蓋が閉じてくると付勢に抗し押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記付勢により復帰して片開き蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、ロック部材のロック、ロック解除の動作方向とは異なった方向の付勢に抗した予備操作とロック解除動作の方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作でロック部材によるロックを解除し、操作からの解放で付勢により復帰するロック解除部材と、を備えたことを特徴とする片開きボトル。
  3. ボトル本体と、ボトル本体の上端部片側を中心に開閉し開き方向に付勢された片開き蓋と、片開き蓋を閉じ位置にロックし、かつロックを解除できるようにしたロック機構とを備えた片開きボトルであって、
    ロック機構は、片開き蓋が閉じてくると付勢に抗し押し退けられて蓋閉じを可能とし、蓋閉じ後前記付勢により復帰して片開き蓋を閉じ位置にロックするロック部材と、ロック部材に支持して設けられロック部材のロック、ロック解除の動作方向とは異なった方向の付勢に抗した予備操作とロック解除動作の方向のロック部材を伴っての本操作との連続操作でロック部材によるロックを解除し、操作から解放すると付勢により復帰するロック解除部材とを備えたことを特徴とする片開きボトル。
  4. ロック解除部材は、予備操作前の初期位置にあるときはストッパと対向してロック解除部材のロック解除方向の本操作を阻止され、初期位置からのロック解除部材のロック解除動作方向とは異なった方向の予備操作でストッパから外れてロック部材のロック解除動作方向の本操作の阻止を解除される請求項1〜3のいずれか1項に記載の片開きボトル。
  5. ロック部材は、予備操作前のロック解除部材との間にロック解除動作を邪魔されない関係を有している請求項2〜4のいずれか1項に記載の片開きボトル。
  6. ロック解除部材は、ロック部材にロック解除操作が及ぶのを防止する位置および大きさで設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の片開きボトル。
  7. ロック部材は、支点を中心に回動してロック、ロック解除を行うレバー部材であり、ロック解除部材は、ロック部材の支点を境にしたロック解除操作側を覆っている請求項6に記載の片開きボトル。
  8. ロック解除部材は、ボトル本体側方へ突出した操作部を有している請求項1〜7のいずれか1項に記載の片開きボトル。
  9. ロック部材のロック解除操作側を覆う大きさで、ロック部材を伴いロック解除動作方向に移動できる基材と、この基材に前記ロック部材のロック解除動作方向とは異なった方向に予備操作でき、ロック部材のロック解除動作方向には一体となるように支持され、ロック解除操作前の初期位置にあるときはストッパと対向してロック解除部材のロック解除方向の本操作を阻止され、ロック解除部材のロック解除動作方向とは異なった方向の予備操作でストッパから外れて前記本操作の阻止を解除されるロック解除操作部材とを備えた請求項7に記載の片開きボトル。
  10. ロック解除操作部材は、外方へ突出した操作部を有している請求項9に記載の片開きボトル。
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