JP2012111498A - 飲料用容器の栓本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック機構を備えた飲料用容器の栓本体において、操作性を向上すること、ロック状態、ロック解除状態の視認性を向上する。
【解決手段】栓本体8の前部8Fに設けられて栓本体8の内外方向に進退可能に取り付けられて上部に蓋体7の係合片14と係合する係合部24を有するボタン21を設ける。スライド式ストッパ22は、ボタン21の下方の栓本体8の外周壁側に上下方向にスライド可能に設けられると共に、ボタン21の後部に常時は非接触状態のストッパ片33を設ける。ストッパ22は、上位置状態でボタン21の後部側にストッパ片33が挿入してボタン21の係合解除方向への動きを規制する。そして、スライド式ストッパ22は、ストッパ片33と一体に該ストッパ片33の左右に延長する横向き部42、さらに縦向き部43を延長して設ける。この延長箇所に操作部45,46,48,49、51を設けることで、操作性や視認性を向上することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、栓本体の前部で蓋体を閉状態に保持するロック機構を備えた飲料用容器の栓本体に関するものである。
従来、ロック機構で蓋体の回動を規制するものとして、栓本体に回動自在に設けたU字型リングで蓋体に設けた受け部を係止する方式(例えば特許文献1)や、栓本体に上下動自在に設けた操作ボタンを蓋体に設けた係止片に係止させる方式(例えば特許文献2)が知られている。
また、ボタン部品にロックを取り付け、ボタンの回動を規制するものとして、ボタン操作部前面に上下スライドするスライドロックを配置し、スライドロックがスライドすることで栓本体に嵌まり込みボタンの回動を規制し、そしてスライドロックはボタン部の溝で作動規制されている方式(例えば特許文献3)、ボタン操作部裏側に上下スライドのスライドロックを配置し、ボタン下側に設けられたスライドロック操作部をスライドすることで栓本体に嵌まり込みボタンの回動を規制するものであって、スライドロックはボタン部の溝で作動規制されている方式(例えば特許文献4)、ボタン操作部裏側に上下スライドのスライドロックを配置し、ボタン下側に設けられたスライドロック操作部をスライドことで栓本体に嵌まり込みボタンの回動を規制するものであって、スライドロックはボタン回動軸ピンによって作動規制されている方式(例えば特許文献5)、ボタン操作部裏側に上下スライドのスライドロックを配置し、ボタン下側に設けられたスライドロック操作部をスライドすることで栓本体に嵌まり込みボタンの回動を規制するものであって、スライドロックはボタン回動軸ピンによって作動規制されており、常にロック状態となるようにコイルスプリングでロック方向に付勢されており、また、ボタンにはスプリングを使用せず、ボタンに弾性部を設けることでボタン爪が蓋体嵌合爪から外れないようにしている方式(例えば特許文献6)、またボタン操作部前面に上下スライドのスライドロックを配置し、スライドロックがスライドすることで栓本体に嵌まり込みボタンの回動を規制するもので、スライドロックはボタン部の溝で作動規制されている方式(例えば特許文献7)が知られている。
さらに、栓本体にロックを取り付け、ボタンの回動を規制するものとして、ボタン下側に上下スライドのスライドロックが配置され、ボタン裏面と栓本体の間にスライドロックを挿入することでボタンを回動規制する方式(例えば特許文献8)、ボタン下側に上下スライドのスライドロックが配置され、ボタン下端にスライドロックが当接することでボタンを回動規制する方式(例えば特許文献9)、ボタンの脇に離れて水平スライドのスライドロックが配置され、ボタン裏面と栓本体の間にスライドロックを挿入することでボタンを回動規制する方式(例えば特許文献10)が知られている。
また、蓋体にボタンを取り付け、かつボタンにロックを取り付けてボタンの回動を規制するものとして、蓋体前面に上下スライドのスライドロックを配置し、栓本体側に配置されたスライドボタンにストッパが入り込むことで、ボタンの作動を規制する方式が知られている。
また、蓋体にボタンを取り付け、かつボタンにはロックを取り付けてボタンの回動を規制するものとして、蓋体前面に上下スライドのスライドロックを配置し、栓本体側に配置されたスライドボタンにストッパが入り込むことで、ボタンの作動を規制する方式(例えば特許文献11)が知られている。
さらに、蓋体にボタンを取り付け、かつボタンにロックを取り付けてボタンの回動を規制するものとして、蓋体天面にボタンを配置し、さらにボタン上に左右スライドのスライドロックを配置し、ボタンを作動規制する方式(例えば特許文献12)が知られている。
特許第4482940号公報 特開2009−23712号公報 特許第4449725号公報 特開2008−150058号公報 特開2007−126186号公報 特開2006−298449号公報 特開2008−125965号公報 特開2005−193944号公報 特許第4143383号公報 特開2006−141799号公報 意匠登録第1277635号公報 特開2008−222238号公報
ロック機構で蓋体の回動を規制する特許文献1においては、ロック操作の動作が大きく、ワンタッチでロック解除がややしずらい。また特許文献2においては、蓋体とロックで嵌合させることでロックが作用するため、蓋体、ロックの嵌合精度が必要とされる。
ボタン部品にロックを取り付け、ボタンの回動を規制する特許文献3〜7においては、ボタンとロックが一体で動くことから、ボタンを押した際にロックも押してしまいロック状態となってしまいボタンが動かないことがある。また、上下スライドでどちらの位置でロック状態となるのか目視で判別しにくい。例えば、特許文献4はロックを下げることでロックOFF状態となるのに対して、特許文献5はロックを下げることでロック状態となるが、外観上ではどちらの位置でロック状態となるか見分けるのは困難である。
栓本体にロックを取り付け、ボタンの回動を規制するもののうち特許文献8,9においては、スライドロックが土手の内側に配置されているため、操作部が小さく、ややロック操作しにくい。また、外観でのロックON/OFF状態がやや判別しにくい。さらにボタンを係止するためのピンが外観から見えてしまうのでやや外観が悪い。また、特許文献10においては、左右方向のスライドの配置がボタンから離れているため、ボタン操作とロック操作の連動性が劣る。また、ロックが左右どちらかに配置されてしまうため、利き手の操作ができない可能性がある。例えば、右利きの人に対して、ロックが左側にあるとロック操作しにくい。
蓋体にロックを取り付け、ボタンの回動を規制するものでは、蓋体を閉める際に誤ってロックを押してしまい蓋体が閉まらず、誤操作を招き易い。
蓋体にボタンを取り付け、かつボタンにロックを取り付けてボタンの回動を規制する特許文献11のようなものでは、ロックのON/OFF状態が正面から視認しにくく、ボタン操作部とロック操作部が離れているため、ボタン操作とロック操作の連動性が劣る。また、ボタンが蓋体に配置されているため、蓋体を開ける際にボタンを押して蓋体を持ち上げる動作となり、ワンタッチでフルオープンすることはできない。さらに、ロック操作部が蓋体に対して出っ張っているため、落下などで容易にロックが破損するおそれがある。
解決しようとする問題点は、栓本体の前部で蓋体を閉状態に保持するロック機構を備えた飲料用容器の栓本体において、操作性を向上すること、ロック状態、ロック解除状態の視認性を向上すること、またロック操作とボタン操作を可能な限り少ないアクションとさせるように操作連動性の向上すること、さらにボタン操作時に誤ってロックを操作しないようにロック誤作動の防止すること、また、ロック操作部のプロテクション、さらにロック作動の確実性を向上することである。
請求項1の発明は、飲料用容器本体の第一の上部開口部に被着される栓本体と、前記栓本体の後部にヒンジ軸支され前記栓本体の飲み口又は注ぎ口からなる第二の上部開口部の上方を開閉自在に開閉する蓋体と、前記栓本体の前部で前記蓋体を閉状態に保持するロック機構を備え、
前記ロック機構は、前記蓋体の前部に設けられた係合片と、
前記栓本体の前部に設けられ前記栓本体の内外方向に進退可能に取り付けられて上部に前記蓋体の係合片と係合する係合部を有するボタンと、
前記ボタンの下方の前記栓本体の外周壁側に上下方向にスライド可能に設けられると共に前記ボタンの後部に常時は非接触状態のストッパ片を設けて、上位置状態で前記ボタンの後部側にストッパ片が挿入して該ボタンの係合解除方向への動きを規制するスライド式ストッパとを備え、
前記スライド式ストッパは、ストッパ片と一体に該ストッパ片の左右の少なくとも一方に延長する延長部を設けると共に、この延長部に操作部を設けることを特徴とする飲料用容器の栓体である。
請求項2の発明は、飲料用容器本体の第一の上部開口部に被着される栓本体と、前記栓本体の後部にヒンジ軸支され栓本体の飲み口又は注ぎ口からなる第二の上部開口部の上方を開閉自在に開閉する蓋体と、前記栓本体の前部で前記蓋体を閉状態に保持するロック機構を備えた飲料用容器の栓体において、
前記ロック機構は、前記蓋体の前部に設けられた係合片と、
前記栓本体の前部に設けられ栓本体の内外方向に進退可能に取り付けられ上部に蓋体の係合片と係合する係合部を有するボタンと、
前記栓本体の外周壁にスライド可能に設けられたスライド式ストッパとを備え、
前記ボタンは、前記係合部を前記係合片との係合方向に付勢する付勢手段を有し、
前記スライド式ストッパは、前記栓本体の外周壁に凸状に設けられた摺動係合部に取り付けられ前記ボタンの下部後部と前記栓本体の外周壁との隙間に挿入されたときに前記ボタンの係合解除方向への動きを規制し、非挿入位置へスライド移動したときにボタンの係合解除方向への動きの規制を解除するストッパ片と、該ボタンの下部後部に設けられ前記ストッパ片の挿入位置と非挿入位置とで前記栓本体の前記摺動係合部側に設けられた前記係止受け部に前記ストッパ片を選択的に保持する係止部とを有し、前記栓本体の前記摺動係合部側に係止受け部を設けることを特徴とする飲料用容器の栓体である。
請求項3の発明は、前記ボタンの外周を、前記スライド式ストッパと、前記蓋体の前部とで覆うことを特徴とする請求項2記載の飲料用容器の栓体である。
請求項4の発明は、前記スライド式ストッパの前部と、前記ボタンの前部とを略面一とし、前記スライド式ストッパの前部の下部に段差として凹部を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の飲料用容器の栓体である。
請求項5の発明は、前記スライド式ストッパの少なくとも左右いずれかの上部と、前記蓋体に前方へ突設した前記係合片の上部とを略面一とすると共に、前記スライド式ストッパの少なくとも左右いずれかの上部に操作部を設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓本体である。
請求項6の発明は、前記スライド式ストッパの下部に操作部を設け、前記スライド式ストッパの左右に上方へ幅大となる別の操作部を設けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓本体である。
請求項7の発明は、前記スライド式ストッパの前部の上下方向の中間部に段差として凹部を設けて操作部を設けたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓本体である。
請求項8の発明は、前記スライド式ストッパは、前記栓本体と係合・摺動を担う内部部品と、該内部部品と一体に設けられ前記ストッパ片を設ける剛性体の外部部品により構成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓体である。
請求項9の発明は、前記スライド式ストッパの前記内部部品は、前記栓本体及び前記外部部品にそれぞれ弾性的に係合することを特徴とする請求項8記載の飲料用容器の栓体である。
請求項1の発明によれば、延長部によってスライド式ストッパがボタンの下方の箇所以外にも設けられるので、操作位置が広がり操作性を向上することができる。
請求項2の発明によれば、ボタンとストッパが一体化されていないため、ボタンの操作時に誤ってストッパの操作をしないようにすることができる。
請求項3の発明によれば、ボタン周囲にスライド式ストッパを配置することで、連動性を向上できると共に、ロック操作部のプロテクション性を向上できる。
請求項4の発明によれば、ストッパの前部とボタンの前部を略面一にすることで、連動性を向上できる。
請求項5の発明によれば、スライド式ストッパの上部と係合片とを略面一とすることで、両者間の位置関係を確実に視認することができる。
請求項6の発明によれば、ストッパの下部の操作部だけではなくストッパの左右の操作部によっても操作することができる。
請求項7の発明によれば、ストッパの前部の操作部によっても操作をすることができる。
請求項8の発明によれば、ストッパを2部品化し、外側を剛性体とすることでストッパが容易に壊れないようにできる。
請求項9の発明によれば、ストッパを2部品化し、内側部品を作動に特化した弾性・摺動性の機能を持たせることで、ロック作動の確実性を向上できる。
本発明の実施例1を示す蓋体閉状態の縦断面図である。 同蓋体開状態の縦断面図である。 同蓋体閉状態でスライドストッパが作動時の斜視図である。 同蓋体閉状態でスライドストッパが非作動時の斜視図である。 同蓋体開状態の斜視図である。 同第一の平坦部まわりのスライド式ストッパを除去した状態の下方からの斜視図である。 同第一の平坦部まわりの上方からの斜視図である。 同スライドストッパの分解斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明を携帯用の魔法瓶1に適用した各形態例を、図に基づいて説明する。魔法瓶1は、金属製の容器本体2と、該容器本体2の第一の上部開口部3に装着される合成樹脂性の栓体4とを備えている。栓体4は、第一の上部開口部3を着脱自在に閉塞する栓本体5と、この栓本体5上の後部にヒンジ6にて開閉可能に連結される蓋体7を有する。栓本体5は容器本体2の第一の上部開口部3に外嵌する平面視円形の円筒状部8と、この円筒状部8の第一の天板部9に開口する飲み口又は注ぎ口からなる第二の上部開口部10とを有する。
蓋体7は、栓本体5の円筒状部8の上側に連続する円筒状部11と、この円筒状部11の上部を閉塞する第二の天板部12とからなる逆有底筒状に形成され、ロック機構13が位置する前側が高く、ヒンジ6が位置する他側部側が低い傾斜形状となっている。円筒状部11は、前側下部にロック機構13の構成部材である係合片14が外周側に突設され、該係合片14の先端側下部14Dは、外周側が上昇するテーパ状に形成されている。円筒状部8の後部には、ヒンジ6が形成され、第二の天板部12の内側には、パッキン15と弾性部材(付勢手段)たるゴム製Oリング16とが設けられている。パッキン15は、第二の上部開口部10の上部10Uよりも大径な球面状に形成されており、蓋体7を閉じた際には、第二の上部開口部10の上部10Uに弾接して第二の上部開口部10を液密にシールするようになっている。また、前記ヒンジ6のゴム製Oリング16はヒンジ6に介在して蓋体7を180度以上の開位置に付勢するようになっている。
容器本体2は、内筒17と外筒18の上部開口縁を一体に接合して第一の上部開口部3が形成されており、内筒17と外筒18との間に真空の断熱層19を形成した断熱二重構造で、外筒18の上部外周には、栓本体5を螺着するための雄ねじ20が形成されている。
そして、ヒンジ6の反対側、すなわち前部に設けられ、蓋体7の閉状態の保持と解除とを行うロック機構13は、蓋体7の円筒状部11の前側下部に設けられた係合片14と、栓本体5の円筒状部8の外側部に設けたロックボタン21と、栓本体5の円筒状部8の外側部にスライド可能に設けられたスライド式ストッパ22とを備えており、ロックボタン21の上下方向の中間部は軸心が水平な軸部材23により軸支されて栓本体5の内外方向、すなわち後側と前側に回動可能に取り付けられてシーソー式になっている。
前記係合片14は、蓋体閉時において円筒状部11の前方へ水平方向となってやや突設する薄板状であって、その平面視及び正面視は矩形、ほぼ水平であって、その上部14Uは正面視で上向きの円弧状となっている。そして、係合片14と係合片の上部14Uの間には、係合部24が係合するように凹部14Cが形成されている。また、係合片14の上部14Uの左右辺とこれら左右辺が平面視で接続する蓋体7の円筒状部11との箇所は平面視で切り取られたような角部26に形成されている。
前記円筒状部8の前部の外側部に該外側部と平行となってやや前方へ突設するスライド式ストッパ22の摺動係合部となる突設平坦面27の上部に軸受け部28が前方へ突設しており、そして、この軸受け部28の前方にロックボタン21が縦向きに配置されると共に、このロックボタン21の上端に設けられた係合部24は後ろ向きの爪状となって閉蓋体状態の係合片14の凹部14Cと対向して、係合部24と係合片14は係合できるようになっている。一方、ロックボタン21の下端の前部には指で押すことが可能な押圧操作部29が設けられている。この押圧操作部29は縦向きであって、その前部29Fは上下左右方向において平坦に形成されている。
そして、ロックボタン21における係合部24と押圧操作部29との中間の左右縁に後ろ向きの腕部30が突設しており、これら左右一対の腕部30が軸受け部28を左右方向で外嵌すると共に、これら腕部30、軸受け部28に左右方向を長手方向とした軸部材23が貫通することで、ロックボタン21は軸部材23を回転中心として回動できるようになっている。さらに、軸部材23の下方において突設平坦面27と押圧操作部29の後部29Bの上部側との間には付勢手段たる弾性部材であるコイルスプリング31が介在しており、このコイルスプリング31によりロックボタン21は常時係合部24が係合片14に係合できるよう回動するように付勢されており、これにより係合部24が係合片14に係合するようになっている。そして押圧操作部29の後部29Bの下部側と突設平坦面27との隙間32に、この隙間32の真下にあって該隙間32に対向しているスライド式ストッパ22のストッパ片33が挿入することで、ロックボタン21は係合解除方向への動きを規制でき、一方スライド式ストッパ22のストッパ片33を隙間32の下方位置となる非挿入位置へスライド移動したときにロックボタン21の係合解除方向への動きの規制を解除することができるようになっている。
尚、図1に示すようにストッパ22が上位置にあってボタン21に対向していると共に、押圧操作部29が押圧操作されていない状態では、ストッパ22と押圧操作部29、ひいてはボタン21との間には僅かな隙間が形成されて、非接触状態にある。また、図2に示すようにボタン21とストッパ22との間には隙間32が形成されて非接触状態にある。この結果、押圧操作部29が押圧操作されていない常時は、ボタン21とストッパ22は非接触状態に形成されている。
また、突設平坦面27の下端にコイルスプリング31の後部を位置する位置決め部34が前方へ突起状に設けられており、この位置決め部34の下方の円筒状部8の前部8Fにスライド式ストッパ22に設けられた係止部35が係止可能な係止受け部36が前方へ突起状に設けられている。さらに、突設平坦面27の左右両側の円筒状部8の外周壁である前部8Fにおいては、平面視において円における弦を描くように突設平坦面27の内側、すなわち栓体4の中心軸線37側に平坦面38が設けられる。この平坦面38の上端は突設平坦面27の上端に配置されると共に、下端は係止受け部36の近傍に配置されている。そして、平坦面38の左右方向の内側には、それぞれ突設平坦面27の左右側面を凹設するようにスライド式ストッパ22の上下方向案内路を形成する凹溝39が設けられており、この凹溝39の溝開口部40は左右方向の外側を向いている。尚、実施例では左右一対の凹溝39の上端相互は左右方向の貫通孔41によって連通している。
前記スライド式ストッパ22は、前記隙間32及び位置決め部34の下方にこれら隙間32及び位置決め部34と対向するように設けられたストッパ片33の左右方向に延長して設けられる横向きの延長部としての横向き部42と、この横向き部42の左右側からそれぞれ立設されロックボタン21の左右側面21S、突設平坦面27の左右側面27S、左右に配置された凹溝39に対向する縦向き延長部としての縦向き部43を有し、これら縦向き部43の間とその上方は空間部44となって、正面視でU字形状や上向きとなった倒コ字形状に形成されている。
そして、横向き部42の前部42Fは、上述の下位置状態にあるとき押圧操作部29の前部29Fとほぼ同一面状に配置されている。ここで、ほぼ同一面状とは、同一面或いは多少の段差があっても前部42Fに位置した指、例えば親指Fがその指先を上下方向、左右方向、さらには前後方向に移動しなくともそのまま前部29Fを押圧操作できる状態をいう。 横向き部42の上端には隙間32に挿入可能なストッパ片33が薄肉形状となって形成されている。また、前部42Fの下側のほぼ半分から横向き部42にかけて凹部22Aが形成され、この凹部22Aの下側の段差により横向き部42の前部42Fの下端、さらにはこれに連続してストッパ片33の真下には、操作用指掛け部により一番目の操作部である第一のストッパ押し下げ操作部45が設けられる。さらに、ストッパ片33の真下及び第一のストッパ押し下げ操作部45の下方に配置される横向き部42の下部によって操作用に指掛けできる二番目の操作部である第一のストッパ押し上げ操作部46が設けられている。
さらに、ストッパ片33の裏側、すなわち横向き部42の後部42Bの上端には係止部35が設けられており、この係止部35は後部42B上端に接続した片持ち状の突片を上向きに設けると共に、この突片の上端に後ろ向きに突設した係止部突起35Aを設けたもので、スライド式ストッパ22を係止部35と共に上にスライドして係止部35が係止受け部36を乗り越えて上位置になるとスライド式ストッパ22がその位置で係合して停止されると同時にストッパ片33が隙間32に挿入する。一方、スライド式ストッパ22を係止部35と共に下にスライドして係止部35が係止受け部36を乗り越えた下位置になるとスライド式ストッパ22がその位置で係合して停止されると同時にストッパ片33が隙間32より離脱するようになっている。
横向き部42の左右に立設される左右一対の縦向き部43における左右方向の内側部43Hは、上述した上位置では内側部43Hの上端43Tは角部26の上端に位置し、下位置では上端43Tは第一の天板部9と同じかやや低く配置されるようになっており、そして内側部43Hは、凹溝39の溝開口部40、突設平坦面27の左右方向の左右側面27S、腕部30及びロックボタン21の左右側面21Sに対向しており、そのうち凹溝39の溝開口部40に対向する箇所には左右方向において左右方向の内側向きに突設する縦長板状の摺動用突起47が設けられており、この摺動用突起47が溝開口部40を介して凹溝39にやや弾性的に係合状態で挿入して、摺動用突起47が凹溝39を上下方向に摺動することで、ロックボタン21に沿ってスライド式ストッパ22が上下動できるようになっている。
一方、左右一対の縦向き部43における左右方向の外側部43Sは、上下方向の中間部より上方へ向けて外側に広がるように傾斜しており、このため左右一対の外側部43S間の幅Wは上方へ次第に大きくなっており、この傾斜面によって三番目の操作部である第二のストッパ押し上げ操作部48が形成される。尚、外側部43Sの上端43T´は上端43より低く形成されている。
スライド式ストッパ22の縦向き部43の上部43Uは左右方向の内側(上端43T)より外側(上端43T´)が下方になるように傾斜しており、その下向き角度Aはほほ水平状態から60度より小さく形成されており、この上部43Uによって四番目の操作部である第二のストッパ押し下げ操作部49が形成されるようになっている。
そして、ストッパ片33が隙間32に挿入するスライド式ストッパ22の上位置においては、蓋体閉状態であってスライド式ストッパ22の上部43Uが、係合片14の上部14Uと同一面状に連なるように配置され、これにより係合片14の上部14Uから上部43U、上部43Uから係合片14の上部14Uに指が触れながら移動しても指に大きな違和感が生じないようになっている。一方、スライド式ストッパ22の下位置においては、スライド式ストッパ22の上部43Uが、閉蓋体状態であっては係合片14の上部14Uより下方、実施例では上部43Uは第一の天板部9と同じかやや低い位置に配置される。このため係合片14の上部14Uとスライド式ストッパ22の上部43Uとの間には上部43Uから係合片14の上部14Uに指が触れながら移動したとき指に段差が気づくようになっている。
また、縦向き部43における前部43Fは、凹部22Aの上端にある段部50を介して上部が下部より前方にやや突設しており、この段部50によって五番目の操作部である第三のストッパ押し上げ操作部51が設けられている。
さらにスライド式ストッパ22の縦向き部43の後部43Bは平坦面38に対向すると共に、閉蓋体状態で上位置にあるときには縦向き部43の後部43Bの上部は、角部26に対向できるようになっている。
そして、スライド式ストッパ22は、プラスチックによる一体成形ではなく、外部部品53の内側に内部部品52を弾性的に係合して一体に固定したものであり、内部部品52はスライド式ストッパ22の後側と左右方向の内側に配置された正面視でU字形状或いは上方を開口した倒コ字形状であり、一方外部部品53は内部部品52の前側、上側、左右方向外側、下側を覆う正面視がU字形状或いは上方を開口した倒コ字形状である。これら内部部品52と外部部品53とは嵌着することで一体化しており、このため外部部品53の後側で左右方向の内側には、凹所54が設けられており、この凹所54に内部部品52の前部、左右方向の両側面、底面が嵌着している。さらに内部部品52と外部部品53との嵌着するために凹所54の左右両側に縦向き方向の固定用突起55が形成され、この固定用突起55が内部部品52の左右方向の外面に形成した縦溝56に係止している。
この外部部品53と内部部品52のうち栓本体5と係合・摺動を担う内部部品52は外部部品53の材料より弾性に優れるプラスチック材料、例えばPOMにより成形し、一方外側に表れ指掛けされる外部部品53は内部部品52より剛性に優れるプラスチック材料、例えばABSにより成形され、さらに表面にめっき層(図示せず)が形成される。尚、他の部品、栓本体5、蓋体7、ロックボタン21は汎用プラスチック材料、例えばPPにより成形されている。
上述のように構成された魔法瓶1は、開いた状態の蓋体7を閉方向に押圧すると、蓋体7の係合片14は、テーパ状に形成された先端側下部14Dが、ロックボタン21のテーパ状の係合部24にガイドされながら下降する。これにより、ロックボタン21の係合部24が栓本体5の外側に回動し、係合片14を係合部24に係合させると共に、ロックボタン21の上部がコイルスプリング31によって、栓本体5の内方向に付勢されることから、係合片148と係合部24との係合を保持し、蓋体7を確実に閉じることができる。
次いで、横向き部42にある第一のストッパ押し上げ操作部46に指を上向きに掛けたり、左右一対の縦向き部43の外側部43Sにそれぞれある第二のストッパ押し上げ操作部48に片指或いは両指を上向きに掛けたり、或いは左右一対の縦向き部43の前部42Fにそれぞれある第三のストッパ押し上げ操作部51に両指を上向きに掛けてスライド式ストッパ22を上方にスライドさせ、ロックボタン21と円筒状部8の前部8Fとの隙間32にストッパ片33を挿入させる。これにより、ロックボタン21は回動が規制されると共に、係止部35が係止受け部36を乗り越えた係止状態によって、ストッパ片33の挿入位置を保持することから、係合片14と係合部24との係合状態が確実に保持され、蓋体7が不用意に開くことがない。
このような閉蓋体状態において、スライド式ストッパ22によりロックボタン21が固定された状態にあっては、スライド式ストッパ22の上部43Uが係合片14の上部14Uと同一面状に配置されることで、この同一面状を視認することにより閉蓋体状態であって、しかもスライド式ストッパ22によりロックボタン21が固定状態にあることを簡単に把握することができる。
一方、蓋体7を開けて飲料を飲む場合には、第一のストッパ押し下げ操作部45に指を下向きに掛けたり、或いはストッパ22の左右一対の縦向き部43の第二のストッパ押し下げ操作部49に片指或いは両指を下向きに掛けたりして、スライド式ストッパ22を下方にスライドさせ、ロックボタン21の下部(押圧操作部29の後部29B)と円筒状部8の前部8F(突設平坦面27)との隙間32からストッパ片33を抜け出す。そして、ロックボタン21の押圧操作部29を、コイルスプリング31の弾発力に抗して内側に押し、ロックボタン21の係合部24を外側に回動させて、係合片14と係合部24との係合を解除する。これにより、蓋体7がゴム製Oリング16の弾発力によって開口方向へ付勢されて開いて、栓本体5の上方が開放される。
このようなストッパ片33が隙間32より抜け出ている状態では、スライド式ストッパ22の上部43Uは第一の天板部9と同一高さ或いはやや低い状態となって、スライド式ストッパ22の上部43Uと係合片14の上部14Uとの間には段差57が形成されることにより、スライド式ストッパ22が隙間32より抜け出ていることを簡単に把握することができる。
以上のように、前記実施例においては、ロックボタン21は、係合部24を係合片14との係合方向に付勢する付勢手段をコイルスプリング31により形成し、スライド式ストッパ22は、栓本体5の前部8Fに凸状に設けられた突設平坦面27に取り付けられロックボタン21の下部にある押圧操作部29の後部29Bと栓本体5の円筒状部8の前部8F側との間に挿入されたときにロックボタン21の係合解除方向への動きを規制し、非挿入位置へスライド移動したときにロックボタン21の係合解除方向への動きの規制を解除するストッパ片33と、該ストッパ片33の後部に設けられストッパ片33の挿入位置と非挿入位置とで栓本体5の突設平坦面27側に設けられた係止受け部36にストッパ片33を選択的に保持する係止部35とを有し、栓本体5の突設平坦面27側に係止受け部36を設けることにより、ロックボタン21とストッパ22が一体化されていないため、ロックボタン21操作時に誤ってストッパ22の操作をしないようにすることができる。
また、ロックボタン21の外周を、スライド式ストッパ22と、蓋体7の前部である係合片14の上部14Uとで覆うことで、スライド式ストッパ22が大きいため、スライド式ストッパ22の視認性を向上することができる。また、ロックボタン21の周囲にスライド式ストッパ22を配置することで、連動性を向上できる。しかも、スライド式ストッパ22が大きいため、視認性、連動性に優れ、しかもスライド式ストッパ22はボタン21の周囲に配置されるため、落下時などにボタン21への衝撃を防ぐことができるなどのプロテクション性に優れる。
さらに、スライド式ストッパ22の前部42Fと、ロックボタン21の前部29Fとを略面一とし、スライド式ストッパ22の前部42Fの下部に前方に突設する第一のストッパ押し下げ操作部45を設けたことにより、第一のストッパ押し下げ操作部45に押し当てた指Fの先を動かさずに、或いはやや動かしたままロックボタン21を簡単に操作することができる。
また、スライド式ストッパ22の左右の上部43Uと、蓋体7に前方へ突設した係合片14の上部14Uとを略面一とすると共に、スライド式ストッパ22の少なくとも左右の上部に第二のストッパ押し下げ操作部49を設けたことにより、ストッパ22の左右の上部43Uを蓋体7の前部、すなわち係合片14の上部14Uと面一化させることで、ストッパ22のOFF時に段差57などの差異がわかりやすい。しかも、スライド式ストッパ22の前部42Fをボタン21の前部29Fとほぼ面一化したことで、いっそうストッパ22のOFF時に段差57などの差異がわかりやすいようにした。また、スライド式ストッパ22が第一、二のストッパ押し下げ操作部45,49、第一〜三のストッパ押し上げ操作部46,48,51と複数あることでストッパ22の操作の自由度が向上し、操作がしやすくなる。また、ストッパ22が大きくなることで使い勝手を向上させた。
さらに、前記スライド式ストッパ22の下部下方に第一のストッパ押し上げ操作部46を設け、スライド式ストッパ22の左右に上方へ幅大となる第二のストッパ押し上げ操作部48を設けたことにより、第一のストッパ押し上げ操作部46や第二のストッパ押し上げ操作部48に指を上向きに掛けてストッパ22を押し上げることができる。
また、前記スライド式ストッパ22の前部の上下方向の中間部に前方へ突設する第三のストッパ押し上げ操作部51を設けたことにより、第三のストッパ押し上げ操作部51に指を上向きに掛けてストッパ22を押し上げることができる。
さらに、前記スライド式ストッパ22は、栓本体5と係合・摺動を担う弾性体の内部部品52と、該内部部品52と一体に設けられストッパ片33を設ける剛性体の外部部品53により構成されることで、押圧操作部29の保護を図り、さらにストッパ22を2部品化し、外側を剛性体とすることでストッパ22が容易に壊れないようにできる。
しかも、内部部品52は、栓本体5及び外部部品53にそれぞれ弾性的に係合することにより、ストッパ22を2部品化し、内側部品52を作動に特化した弾性・摺動性の機能を持たせることで、ロック作動の確実性を向上できる。
以上のように本発明に係る飲料用容器の栓体は、各種の用途に適用できる。
2 容器本体
3 第一の上部開口部
5 栓本体
6 ヒンジ
7 蓋体
8 栓本体
8F 栓本体の前部
10 第二の上部開口部
13 ロック機構
14 係合片
14U 係合片の上部
21 ロックボタン
22 ストッパ
22A 凹部
24 係合部
27 突設平坦面(摺動係合部)
29F ロックボタンの前部
31 コイルスプリング(付勢手段)
33 ストッパ片
35 係止部
36 係止受け部
42 横向き部(横向きの延長部)
42F スライド式ストッパの前部
43 縦向き部(縦向き延長部)
43U ストッパの左右の上部
45 第一のストッパ押し下げ操作部
46 第一のストッパ押し上げ操作部
48 第二のストッパ押し上げ操作部
49 第二のストッパ押し下げ操作部
51 第三のストッパ押し上げ操作部
52 内部部品
53 外部部品

Claims (9)

  1. 飲料用容器本体の第一の上部開口部に被着される栓本体と、前記栓本体の後部にヒンジ軸支され前記栓本体の飲み口又は注ぎ口からなる第二の上部開口部の上方を開閉自在に開閉する蓋体と、前記栓本体の前部で前記蓋体を閉状態に保持するロック機構を備え、
    前記ロック機構は、前記蓋体の前部に設けられた係合片と、
    前記栓本体の前部に設けられ前記栓本体の内外方向に進退可能に取り付けられて上部に前記蓋体の係合片と係合する係合部を有するボタンと、
    前記ボタンの下方の前記栓本体の外周壁側に上下方向にスライド可能に設けられると共に前記ボタンの後部に常時は非接触状態のストッパ片を設けて、上位置状態で前記ボタンの後部側にストッパ片が挿入して該ボタンの係合解除方向への動きを規制するスライド式ストッパとを備え、
    前記スライド式ストッパは、ストッパ片と一体に該ストッパ片の左右の少なくとも一方に延長する延長部を設けると共に、この延長部に操作部を設けることを特徴とする飲料用容器の栓体。
  2. 飲料用容器本体の第一の上部開口部に被着される栓本体と、前記栓本体の後部にヒンジ軸支され栓本体の飲み口又は注ぎ口からなる第二の上部開口部の上方を開閉自在に開閉する蓋体と、前記栓本体の前部で前記蓋体を閉状態に保持するロック機構を備えた飲料用容器の栓体において、
    前記ロック機構は、前記蓋体の前部に設けられた係合片と、
    前記栓本体の前部に設けられ栓本体の内外方向に進退可能に取り付けられ上部に蓋体の係合片と係合する係合部を有するボタンと、
    前記栓本体の外周壁にスライド可能に設けられたスライド式ストッパとを備え、
    前記ボタンは、前記係合部を前記係合片との係合方向に付勢する付勢手段を有し、
    前記スライド式ストッパは、前記栓本体の外周壁に凸状に設けられた摺動係合部に取り付けられ前記ボタンの下部後部と前記栓本体の外周壁との隙間に挿入されたときに前記ボタンの係合解除方向への動きを規制し、非挿入位置へスライド移動したときにボタンの係合解除方向への動きの規制を解除するストッパ片と、該ボタンの下部後部に設けられ前記ストッパ片の挿入位置と非挿入位置とで前記栓本体の前記摺動係合部側に設けられた前記係止受け部に前記ストッパ片を選択的に保持する係止部とを有し、前記栓本体の前記摺動係合部側に係止受け部を設けることを特徴とする飲料用容器の栓体。
  3. 前記ボタンの外周を、前記スライド式ストッパと、前記蓋体の前部とで覆うことを特徴とする請求項2記載の飲料用容器の栓体。
  4. 前記スライド式ストッパの前部と、前記ボタンの前部とを略面一とし、前記スライド式ストッパの前部の下部に段差として凹部を設けたことを特徴とする請求項2又は3記載の飲料用容器の栓体。
  5. 前記スライド式ストッパの少なくとも左右いずれかの上部と、前記蓋体に前方へ突設した前記係合片の上部とを略面一とすると共に、前記スライド式ストッパの少なくとも左右いずれかの上部に操作部を設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓本体。
  6. 前記スライド式ストッパの下部に操作部を設け、前記スライド式ストッパの左右に上方へ幅大となる別の操作部を設けたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓本体。
  7. 前記スライド式ストッパの前部の上下方向の中間部に段差として凹部を設けて操作部を設けたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓本体。
  8. 前記スライド式ストッパは、前記栓本体と係合・摺動を担う内部部品と、該内部部品と一体に設けられ前記ストッパ片を設ける剛性体の外部部品により構成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の飲料用容器の栓体。
  9. 前記スライド式ストッパの前記内部部品は、前記栓本体及び前記外部部品にそれぞれ弾性的に係合することを特徴とする請求項8記載の飲料用容器の栓体。
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